JPH09243693A - コンデンサのリーク電流の測定方法およびその装置 - Google Patents

コンデンサのリーク電流の測定方法およびその装置

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JPH09243693A
JPH09243693A JP8047502A JP4750296A JPH09243693A JP H09243693 A JPH09243693 A JP H09243693A JP 8047502 A JP8047502 A JP 8047502A JP 4750296 A JP4750296 A JP 4750296A JP H09243693 A JPH09243693 A JP H09243693A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数のコンデンサのリーク電流測定を1つの
電源で検査する場合にも、その測定誤差を低減して正し
い検査を行うことができ、かつ、リーク電流の不良品の
選別の確度を向上させ、信頼性の高い検査をすることが
できるコンデンサのリーク電流の測定方法およびその測
定装置を提供する。 【解決手段】 1個の電源7に複数個のコンデンサ1を
並列に接続してそれぞれのコンデンサに電圧を印加して
から所定時間後のリーク電流を測定するコンデンサのリ
ーク電流の測定方法であって、前記それぞれのコンデン
サに直列に可変入力抵抗回路13を接続し、電圧を印加
してから前記所定時間より短い一定時間後に前記可変入
力抵抗回路の抵抗を大きくすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタンタルコンデン
サ、アルミ電解コンデンサ、フィルム系コンデンサなど
のコンデンサの両端に電流制限抵抗を介して一定の電圧
を印加し、所定時間後の電流を測定することによりリー
クの良否を検査するコンデンサのリーク電流の測定方法
およびその測定装置に関する。さらに詳しくは、電源を
共通にして1個の電源に複数個のコンデンサを並列に接
続してリーク電流を測定する場合に、いずれかのコンデ
ンサにショート不良品がある場合にも、他のコンデンサ
のリーク電流をショート不良品の影響を受けることなく
正確に測定することができるコンデンサのリーク電流の
測定方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンデンサのリーク電流の測定方法は、
基本的には図3(a)に示されるように、コンデンサC
の両端にたとえば1kΩ程度の電流制限抵抗R、電流計
A、スイッチSW、一定電圧を供給する電源Vを直列に
接続し、スイッチSWをオンにしてから所定時間(通常
はコンデンサの種類に応じてその規格で定まる)t後の
電流Iを測定し、一定範囲に入っているか否かを検査す
る。この場合、コンデンサが大量生産されるラインにお
いては、設備のコストダウンの観点から図3(b)に示
されるように、数個〜数百個を並列に接続して1個の電
源Vで測定を行うことがある。図3(b)において、サ
フィックス1、2、・・・nはそれぞれ並列に接続され
たn個の番号を示し、他のC、R、A、Vは図3(a)
と同じものを示し、R0 は電源Vの内部出力抵抗を示
す。
【0003】なお、電流計Aで測定する電流は非常に微
小であるため、入力抵抗は一定で高感度の計測を可能に
すべく、電流計Aの部分を図3(c)に示されるよう
に、オペアンプ(増幅器)OPとスキャナとからなる電
流検出器6で構成し、スキャナにより観測することもで
きる。図3(c)において、Dx はオペアンプOPの保
護とオペアンプOPの飽和領域での入力インピーダンス
を一定に保つためのダイオード、Rf は電流を電圧に変
換するための抵抗である。
【0004】この測定回路で、コンデンサC1 、C2 ・
・・Cn にショート不良が発生した場合、そのコンデン
サは図4(a)に示されるような等価回路になる。すな
わち、リーク電流の原因となる高抵抗RISO に対してシ
ョート不良の原因となる絶縁体層が破れた状態を低抵抗
x の並列接続とすれば、ショート不良のときはその低
抵抗Rx のスイッチSWx がオンになった状態と考えら
れる。低抵抗Rx は不良の状況にもよるが、通常数Ω〜
数百Ω程度である。コンデンサと直列に1kΩ程度の電
流制限抵抗R(図3(a)参照)が接続されており、高
抵抗RISO は通常数十MΩ以上であるため、ショート不
良の発生の際には良品のリーク電流に対して1万〜10
0万倍程度の一瞬に大きな電流が流れる。
【0005】従来の測定回路で、たとえば図4(b)に
示されるように、第2のコンデンサC2 がショートした
場合、良品の第1のコンデンサC1 においては、電源V
の共通インピーダンス(電源の内部インピーダンスおよ
びラインのインピーダンス)R0 の存在により、電源V
の電圧がΔVだけ一瞬電圧降下する。そのため、第2の
コンデンサC2 がショート不良になった瞬間には、リー
ク電流の方向とは逆方向に電流iが流れたり、またはリ
ーク電流が小さい表示となる。このリーク電流の変化の
様子を図2(b)に示す。図2(b)において、Bは第
1のコンデンサC2 が破壊してリーク電流が大幅に大き
くなったときを示し、第1のコンデンサC1 には逆方向
の電流が流れる。その後、リーク電流は正常値に近ずく
ように戻る。しかし、長時間を経ても正常値との差Eが
残存し、リーク電流が少なく測定され、リーク電流不良
でも良品として検査される場合がある。なお、波線Dは
リーク不良が発生しない正常な状態のときのリーク電流
の推移を示し、矢印の直線Fは理論充電電流を示してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の測定回路では、
前述の誤差Eを小さくするためには、測定部の両端のセ
ンス電圧V0 (図4(b)参照)を測定し、電源Vの電
圧を大きくしたり、電源Vの内部抵抗R0 を小さくする
程度の対策しか採られていない。しかし、発生するショ
ート不良品の数が多くなると、ショート不良品に流れる
過渡応答的な突入電流が他の誤差要因である熱雑音、温
度ドリフトに比べて無視できない程大きくなり、しかも
ショート不良品の数によってその測定値が異なる。その
結果、ショート不良品が存在すると近接する他の良品の
リーク電流の測定の誤差要因となり、正確なリーク電流
を測定することが確率的にできない。
【0007】本発明はこのような問題を解決し、多数の
コンデンサのリーク電流測定を1つの電源で検査する場
合にも、その測定誤差を低減して正しい検査を行うこと
ができ、かつ、リーク電流の不良品の選別の確度を向上
させ、信頼性の高い検査をすることができるコンデンサ
のリーク電流の測定方法およびその測定装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるリーク電流
の測定方法は、1個の電源に複数個のコンデンサを並列
に接続してそれぞれのコンデンサに電圧を印加してから
所定時間後のリーク電流を測定するコンデンサのリーク
電流の測定方法であって、前記それぞれのコンデンサに
直列に可変入力抵抗回路を接続し、電圧を印加してから
前記所定時間より短い一定時間後に前記可変入力抵抗回
路の抵抗を大きくすることを特徴とする。
【0009】入力抵抗を変更するまでの一定時間は、理
論充電電流が電流測定器の測定範囲の下限の近傍まで下
がる程度の時間で、測定するコンデンサの種類や電流制
限抵抗の大きさにより異なるが、通常数秒程度である。
【0010】前記可変入力抵抗回路を高抵抗と短絡スイ
ッチとの並列接続で構成し、前記短絡スイッチをオンオ
フさせることにより入力抵抗を切り替えることが、光結
合型FETスイッチング素子やリレースイッチなどを用
いて簡単に切り替えられるため好ましい。
【0011】本発明のリーク電流の測定装置は、(a)
測定されるコンデンサの端子が接続される1組の接続端
子、(b)電流制限抵抗、(c)可変入力抵抗回路、お
よび(d)電流測定器がそれぞれ直列に接続される測定
部と、該測定部を複数個並列に接続するバスバーと、該
バスバーを介して前記測定部のそれぞれに一定電圧を供
給する電源とからなっている。
【0012】前記並列に接続された測定部のそれぞれの
可変入力抵抗回路の抵抗を制御し、かつ、検出されるリ
ーク電流により良否を判定する制御部が設けられている
ことが、大量のコンデンサをコンピュータにより自動的
に検査することができるため好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、図面を参照しながら本発
明のコンデンサのリーク電流を検査する方法およびその
装置について説明をする。
【0014】図1は本発明のn個のコンデンサを1個の
電源で同時に検査する場合の等価回路図(図1では3個
のみ図示されている)である。図1において、並列に接
続された同じ部品にはサフィックス1、2・・・nを付
してある。
【0015】1はたとえばタンタルコンデンサなどの測
定されるコンデンサC1 、C2 ・・・Cn で、1組の接
続端子11(Ta1 、Ta2 ・・・Tan )、12(T
b1、Tb2 ・・・Tbn)に各コンデンサ1の両端子
がそれぞれ接続される。2は電流制限抵抗R1 、R2 ・
・・Rn で、充電電流の初期値を決定すると共に充電の
時定数を決定する抵抗で、たとえばタンタルコンデンサ
の場合、JISで1kΩと定められている。3は電流測
定器6の入力抵抗を上げるための高抵抗r1 、r2 ・・
・rn で、充電電流制限抵抗2の抵抗値より10倍以上
程度に設定される(たとえばRn =1kΩに対して、r
n =100kΩ)。
【0016】4は電流計(電流測定器)の入力抵抗を切
り替えるスイッチSW1 、SW2 ・・・SWnで、たと
えば図1(b)に詳細図が示されるようにLEDを用い
た光結合型FETスイッチング素子やリレースイッチな
どを使用することができる。このスイッチ4と高抵抗3
とは並列に接続されて可変入力抵抗回路13を構成し、
スイッチ4がオンのときは高抵抗3を短絡して抵抗が0
となり、スイッチ4をオフにすると、入力抵抗が高抵抗
3の抵抗となる。その結果、スイッチ4のオンオフによ
り電流測定器6の入力抵抗を電流制限抵抗2だけの場合
と、電流制限抵抗2と高抵抗3との和の場合とに変化さ
せることができる。このスイッチ4の切替は、制御部
(CPU)5により信号線4aを介して制御される。
【0017】6はリーク電流I1 、I2 ・・・In を測
定する電流測定器で、電流計でもよいが、この例では高
感度の計測が可能なように、増幅器OP1 、OP2 ・・
・OPn および電流を電圧に変換する抵抗Rf を用いて
微小電流で、かつ、高インピーダンス回路の信号を低出
力インピーダンスの電圧信号に変換して、その出力をス
キャナ6aにより読みとる構成としている。なお、Dx
は増幅器OPの保護と増幅器の飽和領域での入力インピ
ーダンスを一定に保つために挿入されるダイオードであ
る。7は一定電圧を供給する電源で、センス電圧V0
より一定の電圧が印加されるように調整される。7aは
電源内出力インピーダンスZ0 で、抵抗R0 およびイン
ダクタンスL0 からなり、ラインにも抵抗RL およびイ
ンダクタンスLL からなるインピーダンスZL が存在す
る。
【0018】この1組の接続端子11、12(Tan 、
Tbn )、電流制限抵抗2(Rn )、可変入力抵抗回路
13(rn 、SWn )、電流測定器6(OPn 、Rf
とがそれぞれ直列に接続されて1個のコンデンサの測定
部を構成している。この測定部がバスバー8によりn個
並列に接続されて電源7に接続され、それぞれの測定部
の接続端子11、12に接続されるコンデンサ1に一定
電圧が供給される。なお、バスバー8は共通インピーダ
ンス部が問題にならない程度に小さくなるように太くて
短い良導体からなる電圧供給線である。
【0019】15は電源7の出力インピーダンス7aを
等価的に0に近ずけるためにフィードバック制御するた
めの電圧センス線である。16はスキャニングポイント
の制御線、17は選択されたコンデンサのリーク電流を
示す電圧信号線である。なお、スキャナー6aにサンプ
ルホールド回路を付加しておけば、制御部5から制御線
16により制御しなくても、自動的に各測定部の測定値
を順次検出することができる。
【0020】つぎに、図1に示される測定装置でコンデ
ンサ1のリーク電流を測定する手順について説明をす
る。
【0021】まず、可変入力抵抗回路13の入力抵抗を
低くしておく。すなわち、図1に示される例では、スイ
ッチ4をすべてオンにしておく。その結果、可変入力抵
抗回路13の抵抗は0となり、電流測定器6の入力抵抗
は電流制限抵抗2の抵抗と等しくなる。つぎに、電源7
の電圧を印加し、時間t1 待つ。時間t1 は理論充電電
流値が電流測定器6の測定限界の下限程度(たとえば1
00pA)になる時間で、通常は数秒程度である。
【0022】時間t1 の経過後、電源7の電圧を印加し
たままスイッチ4をすべてオフにする。その結果、高抵
抗3が直列に接続され、電流測定器6の入力抵抗は電流
制限抵抗2と高抵抗3の和になる。電源7の電圧を印加
したこの状態で時間t2 放置する。時間t2 はコンデン
サ1のリーク電流を測定するために規格などで定められ
た所定の時間で、たとえば30秒〜数分程度の時間であ
る。時間t2 後の各測定部のリーク電流I1 、I2 ・・
・In を電流測定器6で変換した電圧V1 、V2 ・・・
Vn としてスキャナー6aにより測定し、その値により
良品と不良品との振い分けをする。これでリーク電流の
測定は終了するが、製品同士の電極間ショートによる製
品の破壊を防止するため、各コンデンサ1を放電するこ
とが好ましい。放電は別のステーションで行ってもよい
が、このまま続けて行う場合は、スイッチ4を再びオン
にし、電源7を0Vにすればよく、放電ステーションが
不要となり、設備を単純化できる。
【0023】本発明のリーク電流測定装置では、各コン
デンサ1の電流測定器6の前段に電流測定器6の入力抵
抗を上げるため、たとえば高抵抗3とスイッチ4とが並
列接続された可変入力抵抗回路13が直列に接続されて
いることに特徴がある。この可変入力抵抗回路13が電
流測定器6と直列に接続されることにより、リーク電流
の測定に悪影響を受けることなく、かつ、n個のコンデ
ンサ1の中でショート不良品が出ても他のコンデンサの
リーク電流の測定に影響を受けない理由についてつぎに
説明をする。
【0024】コンデンサ1に電圧を印加するとその充電
電流は図2(a)に示されるように対数関数的に減少す
る。たとえば印加電圧Eを100V、電流制限抵抗2の
抵抗値Reを1kΩ、コンデンサ1の容量Capを1μ
F、電流測定器6の測定範囲の最小電流値Iを100p
Aとすると、電圧を印加後充電電流が100pAになる
までの時間tは、 t=−Cap・Re・ln(Re・I/E)=2.07
(秒) となり、約2秒後には充電電流成分は100pA以下に
なる。したがって、約2秒後である一定時間t1 後には
充電電流成分は殆どなく、電流測定器6の入力抵抗が1
kΩより大きくなっても充電電流に関しては影響がな
い。
【0025】一方、時間t1 より後に図1の測定回路に
おいて、たとえば2番目のコンデンサC2 がショート不
良品になった場合、可変入力抵抗回路13の抵抗が高抵
抗r2 のたとえば100kΩになっているため、その高
抵抗r2 により電圧降下が生じ、ショート電流が減少
し、電源の内部抵抗である共通のインピーダンスによる
電圧降下は非常に小さくなる。その結果、2番目以外の
正常なコンデンサC1 などの時間に対するリーク電流の
変化は、図2(a)に示されるように、ショート不良品
が発生の場合(図2(a)のB参照)でも、その変化は
僅かとなり、リーク電流の測定態勢に入っていても殆ど
影響が現れない。すなわち、入力抵抗を変化させること
によりショートの場合でも流れ得る最大電流は図2
(a)の線Gより小さい範囲となり、一定時間t1 後の
測定範囲を制限することになる。
【0026】なお、図2(a)において、時間t1 経過
時の可変入力抵抗回路の抵抗を変更する際に測定電流が
急激に低下する部分が生じる。しかし、t1 時は測定す
る時間ではなく、測定時間のt2 までにその低下が回復
する程度に高抵抗rn を設定するので問題ない。また、
矢印の直線Hは、理論充電電流を示す線である。
【0027】また、一定時間t1 に至る前にショート不
良が発生した場合には、充電している最中で、リーク電
流の測定態勢にはなく、センス電圧により電圧を高くし
て供給されるため、充電することに支障はない。
【0028】前述の可変入力抵抗回路13の高抵抗rは
電流制限抵抗Rの10〜1000倍程度に設定される。
その理由は、電源の共通インピーダンスが一定の場合、
電圧降下は直列に挿入される抵抗に反比例するため、あ
まり小さすぎると電流測定器の入力インピーダンスを大
きくする効果が現われない。また挿入抵抗があまり大き
すぎると最大測定範囲限界が小さくなること、測定対象
のコンデンサの抵抗の1%以下でないと誤差が大きくな
ることなどの問題があるからである。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、電流測定器と直列に可
変入力抵抗回路を接続し、充電電流の大部分が流れた後
の一定時間後にその入力抵抗が大きくなるように切り替
えているため、充電電流の時定数に影響を及ぼすことも
なく、また並列に接続したコンデンサのいずれかにショ
ート不良が発生した場合でも他の良品のコンデンサへの
影響が小さくなる。
【0030】その結果、多数の並列接続されたコンデン
サのいずれかにショート不良が発生しても、他の良品の
コンデンサのリーク電流を正確に測定することができ
る。したがって、品質管理の点からも大きな効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリーク電流を測定する回路の回路図で
ある。
【図2】本発明の測定方法および従来の方法によるコン
デンサのリーク電流の変化を示す図である。
【図3】従来のコンデンサのリーク電流を測定する回路
の説明図である。
【図4】従来の測定方法でいずれかのコンデンサにショ
ート不良が発生した場合の説明図である。
【符号の説明】
1 コンデンサ 2 電流制限抵抗 3 高抵抗 4 スイッチ 5 制御部 6 電流測定器 7 電源 8 バスバー 11 接続端子 12 接続端子 13 可変入力抵抗回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個の電源に複数個のコンデンサを並列
    に接続してそれぞれのコンデンサに電圧を印加してから
    所定時間後のリーク電流を測定するコンデンサのリーク
    電流の測定方法であって、前記それぞれのコンデンサに
    直列に可変入力抵抗回路を接続し、電圧を印加してから
    前記所定時間より短い一定時間後に前記可変入力抵抗回
    路の抵抗を大きくすることを特徴とするコンデンサのリ
    ーク電流の測定方法。
  2. 【請求項2】 前記可変入力抵抗回路を高抵抗と短絡ス
    イッチとの並列接続で構成し、前記短絡スイッチをオン
    オフさせることにより入力抵抗を変更する請求項1記載
    のリーク電流の測定方法。
  3. 【請求項3】 (a)測定されるコンデンサの端子が接
    続される1組の接続端子、(b)電流制限抵抗、(c)
    可変入力抵抗回路、および(d)電流測定器がそれぞれ
    直列に接続される測定部と、該測定部を複数個並列に接
    続するバスバーと、該バスバーを介して前記測定部のそ
    れぞれに一定電圧を供給する電源とからなるコンデンサ
    のリーク電流の測定装置。
  4. 【請求項4】 前記並列に接続された測定部のそれぞれ
    の可変入力抵抗回路の抵抗を制御し、かつ、検出される
    リーク電流により良否を判定する制御部が設けられてな
    る請求項3記載の測定装置。
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