JPH11264853A - コンタクト試験装置及び半導体試験装置 - Google Patents

コンタクト試験装置及び半導体試験装置

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JPH11264853A
JPH11264853A JP10070027A JP7002798A JPH11264853A JP H11264853 A JPH11264853 A JP H11264853A JP 10070027 A JP10070027 A JP 10070027A JP 7002798 A JP7002798 A JP 7002798A JP H11264853 A JPH11264853 A JP H11264853A
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pins
ground
dut
circuit
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Yasuo Furukawa
靖夫 古川
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  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】パッケージングされたDUTの全てのICピン
と内部ICチップとの電気的接続を検査可能なコンタク
ト試験装置及び半導体試験装置を提供する。 【解決手段】IC容器にパッケージングされた被試験デ
バイスのICピンと内部ICチップとの電気的接続状態
を検査するコンタクト試験装置において、DUTの1本
の回路アース接続端子、即ちアースピンを試験装置の回
路アースに接続し、他のアースピンを含むICピンに対
して個別に微少電流を印加し、1本のアースピンと各試
験対象ICピン間の検出電圧値から、DUT内部のIC
チップとICリードフレームとの電気的接続状態の良否
を検査するコンタクト試験装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パッケージング
された被試験デバイスにおけるリードフレームと内部I
Cチップとの接続を検査する、コンタクト試験装置及び
半導体試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂系やセラミック系封止材でICチッ
プをパッケージングする被試験デバイス(DUT)にお
いては、図10に示すように、通常、内部ICチップの
電極パッドとリードフレーム間を金ワイヤ等でボンディ
ング接続し、その後封止されて完成する。尚、内部に封
止実装されるICチップは、通常、半導体試験装置等で
検査済の良品が実装される。しかしながら、上記ボンデ
ィング工程、封止工程等を経た後において、これら製造
工程に伴って金ワイヤの接続不良となるものがある。特
に、ボンディング工程での内部ICチップの電極パッド
とリードフレーム間のボンディング不良となるものがあ
り、一定の確率で発生する。この後、必要によりエージ
ングされた後、最終的に半導体試験装置による機能試験
やデバイス性能試験、ランク分け分類が行われる。
【0003】ところで、DUTを試験する半導体試験装
置は、コンタクトチェック機能を備えている。即ち、上
記パッケージングされたDUTを受けて、試験の最初
に、DUTの電源ピンを除く各ICピンが対向接触する
ICソケットやコンタクタへ電気的接続されているかの
接続チェックができる。このコンタクトチェックがPA
SSしたものに対してのみ、続いて、各種デバイス試験
項目が実施される。尚、半導体試験装置は公知であり技
術的に知られている為、この説明を省略する。
【0004】ここで、コンタクトチェック機能とは、入
力端子・出力端子には保護用のダイオード又は寄生ダイ
オードが形成されているのを利用し、このダイオードに
対して順方向の微少電流を印加し、この電圧を測定する
ことによってコンタクトチェックとするものである。こ
れは、上述のボンディング不良の良否を特定する為の機
能ではないが、同時にボンディング不良も含めた検査に
なる。このコンタクトチェックは、図6のピンエレクト
ロニクス周辺の要部回路構成図に示すように、半導体試
験装置が備えているDCテスト・ユニットであるISV
M(電流印加電圧測定)の資源を使用し、リレーマトリ
ックスのリレーを順次切替えて、各ICピンへISVM
を割込ませ、ICピンへ−2V程度、かつ例えば0.1
mAとなる微少電流を印加し、そのときの電圧測定値に
よりコンタクトチェックの良否判断を行う。
【0005】ところで、ISVMは1台又は数台しかシ
ステムに搭載されていない為、リレーを切替えて、全テ
スタチャンネルを順次シリアルに検査実施することにな
る。これに伴いDUTの全ピンが例えば数百ピンにも及
ぶと、数秒もかかる場合があり、テスト時間がかかる難
点がある。尚、このリレーはISVMが他の測定におい
て測定精度が要求される関係上、リードリレーが使用さ
れている。リードリレーは機械的接点であり寿命部品で
ある為、頻繁に切替えることは好ましくない。
【0006】一方、DUTの中には、高速デバイス等に
おいてGND用として複数ICピンを使用するものが多
くある。更に高電力用デバイスでは電源供給用として複
数ICピンを使用するデバイスもある。これらGNDピ
ンや電源供給ピン(+3V,+5V,−5V等)はIC
ソケット直下でプリント基板の電源層や金属導体面等へ
最短で直接接続されて、高周波的に安定動作するように
して試験実施される。この為これらICピンは並列接続
されている。尚、電源供給ピンに対しては、ICソケッ
トの直近にパスコンを接続している。上記の複数のGN
Dピンや電源供給ピンを備えるDUTの場合、ICピン
内部で金ワイヤの接続不良があっても不良として検出で
きない難点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述説明したように従
来技術においては、複数有するGNDピンや同一電源供
給ピンはDUTソケット若しくはコンタクタ直下のGN
D層、電源層へ直接接続されている為、何れかのGND
ピンや電源供給ピン内部でボンディング不良があっても
不良検出できない問題がある。そこで、本発明が解決し
ようとする課題は、パッケージングされたDUTの全て
のICピンと内部ICチップとの電気的接続を検査可能
なコンタクト試験装置及び半導体試験装置を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1に、上記課題を解決
するための発明構成は、IC容器にパッケージングされ
た被試験デバイスのICピン(リードフレーム)と内部
ICチップとの電気的接続状態を検査するコンタクト試
験装置において、DUTの1本の回路アース接続端子、
即ちアースピンを試験装置の回路アース若しくは直流電
圧源V1に接続し、他のアースピンを含むICピン(試
験対象ICピン)に対して個別に微少電流を印加し、回
路アースに接続した1本のアースピン(回路アース接続
ピン)と各試験対象ICピン間に有するダイオード(保
護用ダイオード、寄生ダイオード)の順方向電圧若しく
はアースピンの場合は導通状態若しくはオープン状態に
対応する検出電圧値から、DUT内部のICチップとI
Cリードフレームとの電気的接続状態の良否を検査する
ことを特徴とするコンタクト試験装置である。上記発明
によれば、パッケージングされたDUTの全てのICピ
ンと内部ICチップとの電気的接続を検査可能なコンタ
クト試験装置が実現できる。
【0009】第1図は、本発明に係る解決手段を示して
いる。第2に、上記課題を解決するために、本発明の構
成では、IC容器にパッケージングされた被試験デバイ
スのICピン(リードフレーム)と内部ICチップとの
電気的接続状態を検査するコンタクト試験装置におい
て、DUTの回路アース接続端子、即ちアースピンが単
一若しくは複数本に関わらず、1本のアースピンを回路
アースに直接接続、若しくは所定の直流電圧源を供給す
る直流電圧源V1を介して回路アースに接続し、上記回
路アースへ接続される1本のアースピン(回路アース接
続ピン)以外の他のICピン、即ち試験対象ICピン
(他のアースピン、電源供給ピンを含む)へ接続し、試
験対象ICピンに接続されている内部回路素子(ダイオ
ード)へ微少電流の所定波形を印加する、試験対象IC
ピンのピン数Nチャンネルの周辺回路10i(i=1〜
N)を備える周辺回路群100を具備し、周辺回路群1
00へ所定波形の矩形波・三角波若しくは直流電圧を供
給する信号発生手段50を具備し、試験対象ICピンと
回路アース接続ピンとの電気的接続状態に対応する検出
信号を周辺回路群100を介して受けて、デジタル情報
に変換して出力する測定部201〜20nを所定チャン
ネル数備える測定部群200を具備することを特徴とす
るコンタクト試験装置がある。
【0010】第2図、第3図は、本発明に係る解決手段
を示している。また、信号発生手段50は所定の矩形波
若しくは三角波形電圧を発生して周辺回路群100へ供
給し、各々の周辺回路10iは信号発生手段50からの
電圧を第2抵抗R1bを介して受け、第1抵抗R1aを
介してDUTの試験対象ICピンへ供給し、矩形波電圧
の場合には回路アース間に所定容量値のコンデンサC1
を接続して積分波形に変換し、これにより、試験対象I
Cピンと回路アース接続ピンとの電気的接続状態に対応
した積分波形若しくは三角波形を検出信号Vc1として出
力し、測定部20iは前記対応する周辺回路10iから
の検出信号Vc1をパルス幅の変化として受けて、このパ
ルス幅期間をデジタル情報に変換することを特徴とする
上述コンタクト試験装置がある。
【0011】第4図は、本発明に係る解決手段を示して
いる。また、L(Lは2以上の数)入力1出力型のアナ
ログMUX211を備え、前記アナログMUX211に
よりLチャンネルの周辺回路10iからの検出信号Vc1
を順次切替えて選択出力し、前記選択出力信号を受け
て、デジタル情報に変換する測定部20j(j=1〜N
/Lの数)とした構成で成る測定部群200であること
を特徴とする上述コンタクト試験装置がある。
【0012】第7図は、本発明に係る解決手段を示して
いる。また、信号発生手段50は所定の直流電圧を発生
して周辺回路群100へ供給し、各々の周辺回路10i
は信号発生手段50からの電圧を第2抵抗R1bを介し
て受け、第1抵抗R1aを介してDUTの試験対象IC
ピンへ供給し、試験対象ICピンと回路アース接続ピン
との電気的接続状態に対応する直流電圧信号を出力し、
測定部20iは前記対応する周辺回路10iからの直流
電圧信号を受けて、VF変換若しくはAD変換してデジ
タル情報に変換することを特徴とする上述コンタクト試
験装置がある。
【0013】第9図は、本発明に係る解決手段を示して
いる。第3に、上記課題を解決するために、本発明の構
成では、半導体試験装置のピンエレクトロニクス回路に
おいて、少なくともDUTの試験対象ICピン数(IC
ピン数−1)に対応して備える上述周辺回路群100を
具備し、少なくともDUTの試験対象ICピン数に対応
して備える上述測定部群200を具備し、試験対象IC
ピンの信号路と各周辺回路10iとの間を各々開閉する
スイッチ手段群(リレー群RY20)を具備し、DUT
に複数本のアースピンを有する場合は、各アースピンと
回路アース間に接続して高周波的に十分低インピーダン
スとなる複数のパスコン、及びアースピンと回路アース
間を開閉するアース端スイッチ手段(リレーRY10)
を具備し、DUTに複数本の同一電源ピンを有する場合
は、各同一電源ピンと回路アース間に接続して高周波的
に十分低インピーダンスにするパスコン、及びDUTの
各同一電源ピンと供給電源(例えばPPS)間を開閉す
る電源端スイッチ手段(リレーRY15)を具備するこ
とを特徴とする半導体試験装置がある。上記発明によれ
ば、パッケージングされたDUTの全てのICピンと内
部ICチップとの電気的接続を検査可能な半導体試験装
置が実現できる。
【0014】第4に、上記課題を解決するために、本発
明の構成では、半導体試験装置のピンエレクトロニクス
回路において、DUTに複数本のアースピンを有する場
合は、各アースピンと回路アース間に接続して高周波的
に十分低インピーダンスとなる複数のパスコン、及びア
ースピンと回路アース間を開閉するアース端スイッチ手
段(リレーRY10)を具備し、DUTに複数本の同一
電源ピンを有する場合は、各同一電源ピンと回路アース
間に接続して高周波的に十分低インピーダンスにするパ
スコン、及びDUTの各同一電源ピンと供給電源(例え
ばPPS)間を開閉する電源端スイッチ手段(リレーR
Y15)を具備することを特徴とする半導体試験装置が
ある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を実施
例と共に図面を参照して詳細に説明する。
【0016】本発明のコンタクト試験装置について、図
1のブロック構成図と、図2の回路構成図と、図3の波
形図を参照して以下に説明する。構成は、図1に示すよ
うに、直流電圧源V1と、信号発生手段(SG)50
と、周辺回路群100と、測定部群200と、CPUと
で成る。更に、SG50から矩形波信号を供給する場合
の具体回路例を図2に示す。
【0017】信号発生手段50は、周辺回路群100へ
所定波形の交流電圧(矩形波・三角波等)、若しくは直
流電圧を供給する。これはDUT入力端・出力端内部と
アース端子間に有する保護ダイオードや寄生ダイオード
へDUTを劣化させない微少な順方向の電流、例えば
0.1mA程度を印加するものである。図2の具体回路
の場合は矩形波信号若しくは三角波信号を供給し、図4
の具体回路の場合は直流電圧を供給する。
【0018】直流電圧源V1は、DUTの回路アース接
続ピンへ所望の直流オフセット電圧を供給するものであ
る。尚、信号発生手段50側に直流オフセット電圧が付
与可能であれば削除可能であり、この場合はDUTの回
路アース接続ピンを直接回路アースに接続できる。尚、
DUTのアースピンが複数本有る場合は、何れか1本の
アースピンへ供給し、他のアースピンは周辺回路群10
0側に接続する。ここで直流電圧源V1若しくは回路ア
ースに直接接続される1本のアースピンを回路アース接
続ピンと称す。また、この回路アース接続ピン以外の他
の電源供給ピンをも含む全てのICピンを試験対象IC
ピンと称す。
【0019】周辺回路群100は、DUTのICピン数
をn+1としたときnチャンネルの個々の周辺回路10
1〜10nを備えている。図2に示す1つの周辺回路1
01の内部構成は第1抵抗R1aと、第2抵抗R1b
と、コンデンサC1とで成る。第1抵抗R1aは試験対
象ICピンを保護する為に微少電流に制限する抵抗であ
り、この抵抗及び第2抵抗R1bとコンデンサC1とで
積分時定数を形成して、三角波形に近い状態にする。当
然ながら、この積分時定数は信号発生手段50が発生す
る矩形波Vsgの周期に対応した時定数条件とする。ある
いは、積分時定数に対応して矩形波Vsgのパルス幅や周
期を制御するようにしても良い。尚、図2において、信
号発生手段50から三角波信号を供給する場合はコンデ
ンサC1は不要である。
【0020】この状態で、試験対象ICピンに接続され
ている内部回路素子、即ちダイオード1個分もしくは数
個分が直列接続されたダイオードに対して順方向の電流
となる矩形波信号を供給する。このダイオードに流れる
電流量に対応して積分波形の振幅レベルが低下してく
る。従って、この波形の振幅レベルの変化をあるスレッ
ショルドレベルでデジタル信号に変換し、得られるパル
ス幅の変化の量から、試験対象ICピンと内部ICチッ
プ間とでボンディング接続されているか否かを検出す
る。
【0021】図3にDUTの各条件による検出の様子を
示す。図3Hは正常なときの試験対象ICピンの等価回
路であり、図3JはDUT内部断線のときの等価回路で
あり、図3Kはアースピンに対する等価回路である。こ
れらに対して、信号発生手段50から図3Aに示す負電
圧の矩形波Vsgを印加したとき、各等価回路による検出
信号Vc1の変化(図3B,D,F)と、これを受けてコ
ンパレータ(若しくはバッファゲート)U1のスレッシ
ョルドレベルでデジタル信号に変換した出力パルスPou
t(図3C,E,G)を示す。これらから明らかなよう
に、図3Jの断線時の等価回路のときの出力パルス幅T
pw2が最大値を示し、図3Kのアースピンの等価回路の
ときの出力パルス幅Tpw3が最小値を示し、図3Hの正
常な試験対象ICピンの等価回路のときの出力パルス幅
Tpw1が中間値を示している。これら出力パルスPout
を、図2に示す周波数カウンタに相当するパルス幅計数
部PM1が受けて、このパルス幅期間をデジタルデータ
に変換する。このデジタルデータを、CPUが読み出し
て判定基準とする閾値と比較することで良否判定ができ
る。尚、積分時定数を決める抵抗R1a、R1b、コン
デンサC1、その他は温度変化の影響を受けるので、当
初に、良品の基準DUT等を装着して、上記判定基準と
すべき閾値を得ておくことが望ましい。
【0022】測定部群200は、チャンネル数nの測定
部201〜20nを備える。図2の例では、1つの測定
部201は、対応する周辺回路101による積分波形状
のアナログの検出信号Vc1を受けてデジタルデータに変
換する。この場合は並列構成の為、短時間で測定でき
る。デジタルデータの分解能は、ダイオードの順方向電
圧が600mV程度であるからして、例えば数十mV程
度の測定分解能で量子化できるようにすれば良い。これ
をCPUへ供給して、上述したように、試験対象ICピ
ンの良否判定をする。この場合の測定部群200はアナ
ログ回路がないのでFPGAやゲートアレイが使用で
き、小型安価に構成可能である。
【0023】また、測定部群200の他の構成例とし
て、図4に示すように、複数4チャンネル単位に、4入
力1出力型のアナログマルチプレクサ(MUX)と、コ
ンパレータU1と、パルス幅計数部PM1とで構成し、
順次切替えてデジタルデータに変換する構成手段として
も良い。
【0024】尚、図示しないが、オペアンプを用いて三
角波状となる一般的なCR発振回路を各チャンネル毎に
形成し、上述周辺回路101のように、DUTの試験対
象ICピンへ抵抗R1aを介して、検出可能な所定の発
振振幅を供給する回路を構成し、代わりにPG50を削
除する試験構成としても良い。
【0025】次に他の試験構成例を図7に示す。この構
成は、SG50と、周辺回路群100と、CPUと、複
数8チャンネル単位毎に、8入力1出力型のアナログマ
ルチプレクサ(MUX)211と、AD変換器(AD
C)221とした測定部群200の構成で成る。
【0026】1チャンネルの周辺回路101の内部構成
は第1抵抗R1aと、第2抵抗R1bとで成る。一方、
SG50はこれに対応して、既知の所定の負の直流電圧
を供給する。アナログマルチプレクサ211は、試験対
象ICピンの電圧を第1抵抗R1aを介して受けて、順
次選択してAD変換器221へ供給する。
【0027】AD変換器221は、上記直流電圧信号を
受けてAD変換したデジタルデータを出力する。このデ
ジタルデータをCPUが読み出して判定基準とする閾値
と比較することで、同様に良否判定ができる。尚、所望
により、このAD変換器221の代わりに、VFコンバ
ータ等の量子化手段で構成しても良い。
【0028】また、GNDピンを複数3ピン備えるDU
Tの場合における他の試験構成例を図5に示す。この構
成では、図1の構成の直流電圧源V1を3つ設け、DU
Tの各GNDピンと回路アース間に挿入して設けた構成
で成る。この直流電圧源V1、V2、V3の何れか1系
統からDUTのダイオードを介して電流が流れるように
供給電圧を設定する。例えば1系統の供給電圧を0Vと
し、他の2系統の供給電圧を−1Vとすることで、測定
部群200側の検出レベルが変わるので、特定のGND
ピンが断線しているかが検出できる。従って、本試験構
成においても、全てのICピンが検査可能である。
【0029】上述発明構成によれば、電源ピンを含む全
てのICピンに対して電気的接続状態を検査する手段を
備える構成としたことにより、特に、半導体試験装置で
は検査できなかった電源ピンに係るICリードフレーム
と内部ICチップとの電気的接続状態の良否判定が可能
なコンタクト試験装置が極めて安価に実現できる。また
同時並列に検査する構成においては短時間で検査できる
利点が得られる。更にリードリレー等の機械的切替え要
素が無いので、試験装置の信頼性が高く長寿命な利点も
ある。
【0030】次に、半導体試験装置のピンエレクトロニ
クス回路に上記コンタクト試験機能を備える構成例につ
いて図8、図9を参照して説明する。本発明では複数有
する同一電源ピン(GNDピンも含む)をも検査可能な
手段を備える。
【0031】本発明に係るピンエレクトロニクス周辺に
追加された構成要素は、図9に示すように、SG50
と、周辺回路群100と、測定部群200と、リレー群
RY20と、アース用リレーRY10と、電源ピン用リ
レーRY15と、多数のパスコンとで成る。この構成で
SG50と周辺回路群100と測定部群200は上述同
様であるので説明を省略する。尚、PPSは半導体試験
装置が標準で備えるDUT用の電源である。尚、SG5
0としては、他のPPS、あるいはISVM等の可変電
源を流用しても良い。
【0032】リレー群RY20は、テスタチャンネル数
分備え、開閉制御可能な開閉手段、例えば半導体リレー
であり、外部から一括してON/OFF制御できれば良
い。この半導体リレーとしては、テスタチャンネルの信
号路に容量負荷となるので、最小限に抑える為に、両端
子間容量(例えば1pF程度)の小さな小開閉用のスイ
ッチを使用する。これに伴い、ON時の内部抵抗は数K
Ω程度に大きくなるが、高精度な測定が要求されない
為、実用可能である。
【0033】一方、アース用リレーRY10と電源ピン
用リレーRY15は、複数ピン有する場合に、これに対
応する個数を備える。図9の例ではアースピンが3本、
電源ピンが2本の例である。これらリレーは、DUTの
直流電流あるいは低周波電流が流れても極力電圧ドロッ
プしないように、大容量の半導体スイッチを使用する。
例えばON抵抗0.02Ω程度のものを使用する。これ
ら半導体スイッチは外部から個別に制御可能とする。更
に、図8の導体面形成図例に示すように、ICソケット
の各電源ピン端子毎に所定の導体面、即ちフローティン
グ・アースパターンあるいはフローティング電源パター
ンを形成し、その導体面に隣接して回路アース面を形成
し、この間を高周波的に接地する為の複数のパスコンを
分散配置する。尚、多層基板を用い、その複数層に導体
面を分散させても良い。これはテストヘッドのパフォー
マンスボードや、ハンドラのコンタクタ部位に対して適
用する。
【0034】上記構成により、アース用リレーRY10
の何れか1つを順次ONにして測定することで、アース
ピンに対する個別検査ができる。また、電源ピン用リレ
ーRY15に対しても何れか1つを順次ONにして周辺
回路群100側からの測定結果から、電源ピンに対する
個別検査も容易にできる。
【0035】尚、上述図9の構成において、SG50と
周辺回路群100と測定部群200を削除した構成と
し、代わりに従来と同様にISVMを使用してコンタク
ト試験し、アース用リレーRY10と電源ピン用リレー
RY15を所定に切替え制御してアースピン・電源ピン
のコンタクト試験をする構成としても良い。
【0036】上述発明構成によれば、電源ピンを含む全
てのICピンに対して電気的接続状態を検査する手段を
備える構成としたことにより、全てのICピンに対する
コンタクト試験が実施可能となる半導体試験装置が実現
できる。
【0037】
【発明の効果】本発明は、上述の説明内容から、下記に
記載される効果を奏する。上述説明したように本発明構
成によれば、複数の同一電源ピン(GNDピンや電源供
給ピン)を含む全てのICピンに対して電気的接続状態
を検査する手段を備える構成としたことにより、ICリ
ードフレームと内部ICチップとの電気的接続状態の良
否判定が可能なコンタクト試験装置が安価に実現でき
る。また同時並列に検査する構成においては短時間で検
査できる利点が得られる。更にリードリレー等の機械要
素が無いので、試験装置の信頼性が高く長寿命でもあ
る。また上述発明構成のコンタクト試験手段と、複数の
同一電源ピンに対して個別に制御可能な開閉手段を設
け、各電源ピンを高周波的に接地する手段を備える構成
としたことにより、全てのICピンに対するコンタクト
試験機能が実現でき、続いてデバイス試験ができる利便
性の良い半導体試験装置が実現できる。従って、本発明
のコンタクト試験装置及び半導体試験装置の技術的効果
は大であり、産業上の経済効果も大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、コンタクト試験装置のブロック構成
図である。
【図2】本発明の、図1の具体回路例である。
【図3】本発明の、図2による動作を説明する波形図で
ある。
【図4】本発明の、コンタクト試験装置の他のブロック
構成図である。
【図5】本発明の、コンタクト試験装置の他のブロック
構成図である。
【図6】半導体試験装置のピンエレクトロニクス周辺の
要部回路構成図である。
【図7】本発明の、コンタクト試験装置の他のブロック
構成図である。
【図8】本発明の、半導体試験装置のDUT用ICソケ
ット周辺の導体面形成例である。
【図9】本発明の、半導体試験装置のピンエレクトロニ
クス周辺の要部回路構成図である。
【図10】被試験デバイスのパッケージングの様子であ
る。
【符号の説明】 PM1 パルス幅計数部 U1 バッファゲート(コンパレータ) V1,V2,V3 直流電圧源 RY10,RY15 リレー RY20 リレー群 50 SG(信号発生手段) 100 周辺回路群 101〜10n 周辺回路 200 測定部群 201〜20n 測定部 211 MUX(アナログマルチプレクサ) 221 ADC(AD変換器)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IC容器にパッケージングされた被試験
    デバイス(DUT)のICピン(リードフレーム)と内
    部ICチップとの電気的接続状態を検査するコンタクト
    試験装置において、DUTの1本の回路アース接続端
    子、即ちアースピン(GNDピン)を試験装置の回路ア
    ースに接続し、他のアースピンを含むICピン(試験対
    象ICピン)に対して個別に微少電流を印加し、該1本
    のアースピンと各試験対象ICピン間の検出電圧値か
    ら、DUT内部のICチップとICリードフレームとの
    電気的接続状態の良否を検査することを特徴とするコン
    タクト試験装置。
  2. 【請求項2】 IC容器にパッケージングされた被試験
    デバイス(DUT)のICピン(リードフレーム)と内
    部ICチップとの電気的接続状態を検査するコンタクト
    試験装置において、 DUTの回路アース接続端子、即ちアースピンが単一若
    しくは複数本に関わらず、1本のアースピンを回路アー
    スに直接接続、若しくは直流電圧源を介して回路アース
    に接続し、 上記回路アースへ接続される1本のアースピン(回路ア
    ース接続ピン)以外の他のICピン、即ち試験対象IC
    ピンへ接続し、該試験対象ICピンに微少電流の所定波
    形を印加する、該試験対象ICピンのピン数Nチャンネ
    ルの周辺回路を備える周辺回路群と、 該周辺回路群へ所定波形の矩形波・三角波若しくは直流
    電圧を供給する信号発生手段と、 該試験対象ICピンと回路アース接続ピンとの電気的接
    続状態に対応する検出信号を該周辺回路群を介して受け
    て、デジタル情報に変換して出力する測定部を所定チャ
    ンネル数備える測定部群と、 を具備していることを特徴とするコンタクト試験装置。
  3. 【請求項3】 信号発生手段は所定の矩形波若しくは三
    角波形電圧を発生して周辺回路群へ供給し、各々の周辺
    回路は該信号発生手段からの電圧を第2抵抗を介して受
    け、第1抵抗を介してDUTの試験対象ICピンへ供給
    し、矩形波電圧の場合には回路アース間に所定容量値の
    コンデンサを接続して積分波形に変換し、これにより、
    該試験対象ICピンと回路アース接続ピンとの電気的接
    続状態に対応した積分波形若しくは三角波形を検出信号
    として出力し、測定部は前記対応する周辺回路からの検
    出信号をパルス幅の変化として受けて、該パルス幅期間
    をデジタル情報に変換することを特徴とする請求項2記
    載のコンタクト試験装置。
  4. 【請求項4】 L(Lは2以上の数)入力1出力型のア
    ナログMUXを備え、該アナログMUXによりLチャン
    ネルの周辺回路からの検出信号を順次切替えて選択出力
    し、該選択出力信号を受けて、デジタル情報に変換する
    測定部とした構成で成る測定部群であることを特徴とす
    る請求項3記載のコンタクト試験装置。
  5. 【請求項5】 信号発生手段は所定の直流電圧を発生し
    て周辺回路群へ供給し、各々の周辺回路は該信号発生手
    段からの電圧を第2抵抗を介して受け、第1抵抗を介し
    てDUTの試験対象ICピンへ供給し、該試験対象IC
    ピンと回路アース接続ピンとの電気的接続状態に対応す
    る直流電圧信号を出力し、測定部は前記対応する周辺回
    路からの直流電圧信号を受けて、VF変換若しくはAD
    変換してデジタル情報に変換することを特徴とする請求
    項2記載のコンタクト試験装置。
  6. 【請求項6】 半導体試験装置のピンエレクトロニクス
    回路において、 少なくともDUTの試験対象ICピン数に対応して備え
    る請求項2記載の周辺回路群と、 少なくともDUTの試験対象ICピン数に対応して備え
    る請求項2記載の測定部群と、 試験対象ICピンの信号路と各周辺回路との間を各々開
    閉するスイッチ手段群と、 DUTに複数本のアースピンを有する場合は、各アース
    ピンと回路アース間に接続して高周波的に十分低インピ
    ーダンスとなる複数のパスコン、及び該アースピンと回
    路アース間を開閉するアース端スイッチ手段と、 DUTに複数本の同一電源ピンを有する場合は、各同一
    電源ピンと回路アース間に接続して高周波的に十分低イ
    ンピーダンスにするパスコン、及びDUTの各同一電源
    ピンと供給電源間を開閉する電源端スイッチ手段と、 を具備していることを特徴とする半導体試験装置。
  7. 【請求項7】 半導体試験装置のピンエレクトロニクス
    回路において、 DUTに複数本のアースピンを有する場合は、各アース
    ピンと回路アース間に接続して高周波的に十分低インピ
    ーダンスとなる複数のパスコン、及び該アースピンと回
    路アース間を開閉するアース端スイッチ手段と、 DUTに複数本の同一電源ピンを有する場合は、各同一
    電源ピンと回路アース間に接続して高周波的に十分低イ
    ンピーダンスにするパスコン、及びDUTの各同一電源
    ピンと供給電源間を開閉する電源端スイッチ手段と、 を具備していることを特徴とする半導体試験装置。
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