JPH09243643A - シール栓自動開栓装置 - Google Patents

シール栓自動開栓装置

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JPH09243643A
JPH09243643A JP5287696A JP5287696A JPH09243643A JP H09243643 A JPH09243643 A JP H09243643A JP 5287696 A JP5287696 A JP 5287696A JP 5287696 A JP5287696 A JP 5287696A JP H09243643 A JPH09243643 A JP H09243643A
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JP
Japan
Prior art keywords
seal
claw
seal stopper
tongue
stopper
Prior art date
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Pending
Application number
JP5287696A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Tokieda
仁 時枝
Koichi Tanikai
功一 谷貝
Masanori Akutsu
雅徳 圷
Tetsusaburo Ueda
哲三郎 上田
Miharu Nakada
美治 仲田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH09243643A publication Critical patent/JPH09243643A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、検体管に接着されたシール栓を剥離
するためのシール栓自動開栓装置に関し、シール栓を滑
らかに確実に剥離できるようにしたものである。 【解決手段】シール栓の舌状部17の折り曲げ工程時に
は、複数の可動爪1の鋸歯状溝領域2によって形成され
る円の直径が、真空採血管9の鍔部6の外周の直径とほ
ぼ同じ大きさになるようにした。また、舌状部17の挾
持工程時には、複数の可動爪1の挾持領域3によって形
成される円の直径がシール押圧部7の直径と同じになる
ようにした。そして、折り曲げ工程時の円と挾持工程時
の円が同じ円にならないように中心点を離した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シール栓自動開栓
装置に係り、特に血液や尿などの体液検体を収容した円
筒状の検体管のシール栓を自動的に剥離するのに好適な
シール栓自動開栓装置に関する。
【0002】
【従来の技術】真空採血管の如き検体管内に密封収容さ
れている血液や尿などの体液検体の分析測定を行うため
には、まず検体管の開口部を密閉している薄いシール栓
を剥がした後、その測定内容に応じて検体を仕分けし、
分析装置に供給する。この種のシール栓剥離装置は、特
開平5−294329 号公報に記載されている。この先行技術
には、固定保持した採血管のシール栓をシール押さえ具
によって上から押圧し、複数の可動爪を絞るように閉じ
ることによりシール押さえ具と可動爪の間にシール栓を
挾み込み、次いで可動爪とシール押さえ具を上昇させて
シール栓を剥離することが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の先行技術に示さ
れた装置では、複数の可動爪の内壁湾曲面にテーパが付
けられており、爪にはその直径が広がる方向に移動する
ような力が生ずる。このため、シール栓開栓装置が確実
に動作せずに、シール栓の剥離に失敗することがあると
いう問題を有することが判明した。
【0004】本発明の目的は、検体管に接着されている
シール栓を滑らかに且つ確実に剥離することができるシ
ール栓開栓装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、舌状部を有す
るシール栓が開口端に接着された円筒状検体管の上記シ
ールを剥離するシール栓自動開栓装置であって、円形外
周を有しておりシール栓剥離動作に伴って上記検体管上
の上記シール栓を押圧するシール押圧部と、共働により
チャック機能を発揮する複数の可動爪に昇降動作及び開
閉動作を行わしめる爪駆動手段を具備し、上記爪駆動手
段は、上記複数の可動爪に、全開状態、上記舌状部の折
り曲げ時の第1の爪絞り状態、及び上記シール押圧部を
挾持するときの第2の爪絞り状態を与え、上記複数の可
動爪のそれぞれは、上記第2の爪絞り状態のときに上記
シール押圧部の外周に沿った円形を形成する曲率を有す
る挾持領域を先端近傍に備え、且つ、上記挾持領域より
も円中心側に突出されており溝表面が上記挾持領域より
も大きな円形を形成する曲率を有する鋸歯状溝領域を備
えるように構成したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1〜図7を参
照して説明する。検体管としての真空採血管9は、図2
に示すように、上端に開口部を有する円筒状の容器から
なり、その開口端には舌状部17を有するシール栓16
が接着されている。舌状部17は採血管に接着されず把
手可能な自由端となっている。真空採血管9の上部には
円周状に鍔部6が形成され、この鍔部の外周が開口端外
周となる。
【0007】図1において、ラック8と共に搬送装置
(図示せず)によって搬送されて所定位置に達した真空
採血管9は、採血管固定保持機構10により横方向から
挾まれ固定される。これに伴って真空採血管9の微細な
位置決めも達成される。一方、ベース11には、複数の
可動爪1を共働させて絞ったり開いたりするチャック機
能を有するハンドリング部12を上昇及び下降させるた
めのシリンダ13と、その昇降動作を補助するボールス
プライン14と、シール押圧部7を上昇及び下降させる
ためのシリンダ15が取り付けてある。シール押圧部7
の下端にはシール栓接触部があり、このシール栓接触部
はほぼ円板状を有し、その円板の外径は真空採血管9の
鍔部6の外径より若干小さく形成されている。複数例え
ば3個の可動爪1は、先端近傍の内面側にシール押圧部
挾持領域3を有し、その上方に鋸歯状溝領域2を有す
る。
【0008】図3〜図6によりシール栓16の剥離動作
を説明する。まず、シール押圧工程では、図3のよう
に、複数の可動爪1が全開状態にされ、鋸歯状溝領域2
が真空採血管9の鍔部6よりも下方に位置するまで降下
される。そしてシリンダ15によりシール押圧部7を下
降し、シール栓16の上から真空採血管9の開口端面を
押圧する。次いで、シール栓舌状部の折り曲げ工程で
は、図4のように、鍔部6の外径より若干大きい程度ま
で複数の可動爪1が共働して絞られるように可動爪1を
閉じ、続いて可動爪1を図4の状態まで上昇させる。こ
れに伴ってシール栓16の舌状部17は上方へ折れ曲る
ように引き上げられる。この折り曲げ工程における爪閉
じ状態が第1の爪絞り状態である。その後、図5に示す
舌状部挾持工程に進む。この工程では、可動爪1のシー
ル押圧部挾持領域3がシール押圧部7に対応する位置ま
で上昇された後、複数の可動爪1が共働して絞り込む方
向に閉じられ、挾持領域3の面によってシール押圧部7
の外周囲がきつく挾まれる。このとき舌状部17は可動
爪1とシール押圧部7の間に挾み込まれる。この舌状部
挾持工程における爪閉じ状態が第2の爪絞り状態であ
る。次のシール栓剥離工程では、図6に示すように、可
動爪1によってシール押圧部7の外周部を挾んだ状態で
可動爪1及びシール押圧部7が同時に上昇され、これに
よってシール栓16が真空採血管9から剥離される。そ
の後、可動爪1が全開状態にされ、剥離されたシール栓
16が廃棄された後、次の真空採血管に交換されるのを
待つ。
【0009】図7は、可動爪1の開閉動作の状態を説明
するための図である。図7の(イ)は第1の爪絞り状態
を示し、(ロ)は(イ)におけるA−A′断面を示し、
(ハ)は第2の爪絞り状態を示す。図7の(イ)及び
(ロ)は可動爪1を下から見た状態である。第1の爪絞
り状態では鋸歯状溝領域2の溝表面の曲率によって形成
される円の中心が、中心点4になる。これに対し、第2
の爪絞り状態では挾持領域3の曲率によって形成される
円の中心が中心点5になる。このように、第1の爪絞り
状態では鍔部6の外径とほぼ同じ直径の真円が形成さ
れ、第2の爪絞り状態ではシール押圧部7の直径と同じ
直径の真円が形成されるが、中心点4と中心点5は離れ
ており、二つの円は同心円にならない。これにより、シ
ール栓剥離工程時における可動爪1の上昇の際に、可動
爪の上昇を妨げる抵抗力が同心円の場合よりも減少さ
れ、可動爪を滑らかに上昇させることができる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、可動爪の上昇を妨げる
抵抗力を減少させることができるので、シール栓を滑ら
かに且つ確実に剥離できるようになり、シール栓剥離作
業を効率的に行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す図である。
【図2】真空採血管を示す図である。
【図3】シール押圧工程の説明図である。
【図4】舌状部折り曲げ工程の説明図である。
【図5】舌状部挾持工程の説明図である。
【図6】シール栓剥離工程の説明図である。
【図7】可動爪の開閉動作の状態を説明する図である。
【符号の説明】
1…可動爪、2…鋸歯状溝領域、3…挾持領域、7…シ
ール押圧部、9…真空採血管、12…ハンドリング部、
13,15…シリンダ、16…シール栓、17…舌状
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 哲三郎 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内 (72)発明者 仲田 美治 茨城県水戸市青柳町644番地 青柳工業株 式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】舌状部を有するシール栓が開口端に接着さ
    れた円筒状検体管の上記シール栓を剥離するシール栓自
    動開栓装置であって、円形外周を有しておりシール栓剥
    離動作に伴って上記検体管上の上記シール栓を押圧する
    シール押圧部と、共働によりチャック機能を発揮する複
    数の可動爪に昇降動作及び開閉動作を行わしめる爪駆動
    手段を具備し、上記爪駆動手段は、上記複数の可動爪
    に、全開状態、上記舌状部の折り曲げ時の第1の爪絞り
    状態、及び上記シール押圧部を挾持するときの第2の爪
    絞り状態を与え、上記複数の可動爪のそれぞれは、上記
    第2の爪絞り状態のときに上記シール押圧部の外周に沿
    った円形を形成する曲率を有する挾持領域を先端近傍に
    備え、且つ、上記挾持領域よりも円中心側に突出されて
    おり溝表面が上記挾持領域よりも大きな円形を形成する
    曲率を有する鋸歯状溝領域を備えるように構成したこと
    を特徴とするシール栓自動開栓装置。
JP5287696A 1996-03-11 1996-03-11 シール栓自動開栓装置 Pending JPH09243643A (ja)

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JP5287696A Pending JPH09243643A (ja) 1996-03-11 1996-03-11 シール栓自動開栓装置

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