JPH09243100A - 給湯温度の低下防止方法及び装置 - Google Patents
給湯温度の低下防止方法及び装置Info
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- JPH09243100A JPH09243100A JP5212596A JP5212596A JPH09243100A JP H09243100 A JPH09243100 A JP H09243100A JP 5212596 A JP5212596 A JP 5212596A JP 5212596 A JP5212596 A JP 5212596A JP H09243100 A JPH09243100 A JP H09243100A
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- Japan
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- hot water
- housing
- water supply
- supply pipe
- heating element
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/18—Domestic hot-water supply systems using recuperated or waste heat
Landscapes
- Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一度温めた湯を無駄なく快適に使用できる方
法及び装置を提供すること。 【解決手段】 方法にあっては、所定の温度以上の湯が
蓄えられるハウジング5に、給湯器1から送られる湯を
流入させ、該ハウジング5内において混合した後の湯を
供給することを特徴とする。また、装置にあっては、ハ
ウジング5と、このハウジング5内で開口するように挿
入された給湯管2と、上記ハウジング5内で開口する送
湯管4と、上記ハウジング5の内部に配設された発熱体
11とからなることを特徴とする
法及び装置を提供すること。 【解決手段】 方法にあっては、所定の温度以上の湯が
蓄えられるハウジング5に、給湯器1から送られる湯を
流入させ、該ハウジング5内において混合した後の湯を
供給することを特徴とする。また、装置にあっては、ハ
ウジング5と、このハウジング5内で開口するように挿
入された給湯管2と、上記ハウジング5内で開口する送
湯管4と、上記ハウジング5の内部に配設された発熱体
11とからなることを特徴とする
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯器によって供
給される湯の温度の低下を防止する方法及び装置に関す
るものである。
給される湯の温度の低下を防止する方法及び装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、給湯器から供給される湯は、
単純に連続するパイプによって供給されるものであっ
た。即ち、給湯器から蛇口までの間には一度温められて
いる湯が残留しており、この湯は徐々に冷めるため、断
続的に湯を使用する場合には蛇口付近の湯を捨て、温か
い湯が出るのを待って使用されていた。このことは、恒
常的な水不足が深刻化している昨今において、湯を使用
するたびに冷えた湯を捨てることとなり非常に無駄であ
った。そこで、出願人は特願平7−128174号に示
す屋内の給湯用パイプ内の湯を保温するシステムを開発
した。このシステムは、屋内に配管される給湯用の管内
に、銅製の管を挿入するととも、この管内に発熱体を挿
入するものである。
単純に連続するパイプによって供給されるものであっ
た。即ち、給湯器から蛇口までの間には一度温められて
いる湯が残留しており、この湯は徐々に冷めるため、断
続的に湯を使用する場合には蛇口付近の湯を捨て、温か
い湯が出るのを待って使用されていた。このことは、恒
常的な水不足が深刻化している昨今において、湯を使用
するたびに冷えた湯を捨てることとなり非常に無駄であ
った。そこで、出願人は特願平7−128174号に示
す屋内の給湯用パイプ内の湯を保温するシステムを開発
した。このシステムは、屋内に配管される給湯用の管内
に、銅製の管を挿入するととも、この管内に発熱体を挿
入するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
システムを使用した場合であっても、通常の給湯器は屋
外に設置されるため、給湯器から屋内までの間の僅かな
部分のパイプ内の湯の温度低下が速いこと、又は、ボイ
ラを備えた給湯器では、ボイラを通過する水のうち着火
直後に供給される部分の湯が十分に加熱されないことな
どによって、使用している湯の温度が途中で低下するこ
とがあった。
システムを使用した場合であっても、通常の給湯器は屋
外に設置されるため、給湯器から屋内までの間の僅かな
部分のパイプ内の湯の温度低下が速いこと、又は、ボイ
ラを備えた給湯器では、ボイラを通過する水のうち着火
直後に供給される部分の湯が十分に加熱されないことな
どによって、使用している湯の温度が途中で低下するこ
とがあった。
【0004】本発明は、上記諸点にかんがみ、一度温め
た湯を無駄なく快適に使用できる方法及び装置を提供す
ることを目的とする。
た湯を無駄なく快適に使用できる方法及び装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、方法に関する本発明は、所定の温度以上の湯が蓄
えられるハウジングに、給湯器から送られる湯を流入さ
せ、該ハウジング内において混合した後の湯を供給する
ことを特徴とする給湯温度の低下防止方法を要旨とす
る。
めに、方法に関する本発明は、所定の温度以上の湯が蓄
えられるハウジングに、給湯器から送られる湯を流入さ
せ、該ハウジング内において混合した後の湯を供給する
ことを特徴とする給湯温度の低下防止方法を要旨とす
る。
【0006】装置に関する本発明は、ハウジングと、こ
のハウジング内で開口するように挿入された給湯管と、
上記ハウジング内で開口する送湯管と、上記ハウジング
の内部に配設された発熱体とからなることを特徴とする
給湯温度の低下を防止する装置を要旨とする。
のハウジング内で開口するように挿入された給湯管と、
上記ハウジング内で開口する送湯管と、上記ハウジング
の内部に配設された発熱体とからなることを特徴とする
給湯温度の低下を防止する装置を要旨とする。
【0007】また、本発明は、ハウジングと、このハウ
ジング内で開口するように挿入された給湯管と、上記ハ
ウジング内で開口する送湯管と、上記ハウジングの外部
において該ハウジングを包囲するように配設された発熱
体とからなることを特徴とする給湯温度の低下を防止す
る装置を要旨とする。
ジング内で開口するように挿入された給湯管と、上記ハ
ウジング内で開口する送湯管と、上記ハウジングの外部
において該ハウジングを包囲するように配設された発熱
体とからなることを特徴とする給湯温度の低下を防止す
る装置を要旨とする。
【0008】さらに、ハウジングと、このハウジング内
で開口するように挿入された給湯管と、上記ハウジング
内で開口する送湯管と、上記ハウジングの内部において
上記給湯管及び送湯管を包囲するように配設され、か
つ、両端がハウジング外方で開口する第一の細管と、上
記ハウジングの外部において該ハウジングを包囲するよ
うに配設された第二の細管と、両方の細管内に挿通され
た発熱体とからなることを特徴とする給湯温度の低下を
防止する装置を要旨とする。
で開口するように挿入された給湯管と、上記ハウジング
内で開口する送湯管と、上記ハウジングの内部において
上記給湯管及び送湯管を包囲するように配設され、か
つ、両端がハウジング外方で開口する第一の細管と、上
記ハウジングの外部において該ハウジングを包囲するよ
うに配設された第二の細管と、両方の細管内に挿通され
た発熱体とからなることを特徴とする給湯温度の低下を
防止する装置を要旨とする。
【0009】そして、前記発熱体若しくは細管が、螺旋
状を形成して給湯管及び送湯管を包囲し、又は、螺旋状
を形成してハウジングを包囲してなる発熱体若しくは細
管でもよい。前記細管が、銅製の細管であり、また、前
記発熱体が、被覆された電熱線であることが好ましい。
また、前記給湯管と送湯管のどちらか一方、又は、双方
の、ハウジングに挿入される部分に微孔を設けることが
好ましい。
状を形成して給湯管及び送湯管を包囲し、又は、螺旋状
を形成してハウジングを包囲してなる発熱体若しくは細
管でもよい。前記細管が、銅製の細管であり、また、前
記発熱体が、被覆された電熱線であることが好ましい。
また、前記給湯管と送湯管のどちらか一方、又は、双方
の、ハウジングに挿入される部分に微孔を設けることが
好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず方法の発明の実施形態を説明
する。本実施の形態は、図1に示すように、給湯器1か
ら湯を供給するための給湯管2と、屋内に配管されたパ
イプに分岐するためのヘッダ3に湯を送る送湯管4と
を、ハウジング5に接続することによって、給湯器1を
出た湯(又は水)をハウジング5に流入し、ハウジング
5内に蓄えられている湯と給湯器から出た湯(又は水)
を混合しつつ、送湯管4からヘッダ3へ向けて排出させ
るのである。このとき、ハウジング5の内部又は外部に
発熱体を設けておき、この発熱体の作用により、ハウジ
ング5に蓄えられる湯を所定温度又はそれ以上に維持さ
せておく。これにより、ハウジング5に低温の水が流入
する場合、ハウジング5の内部で混合されることによっ
て、ヘッダ3に送られる湯は、給湯器1から出た直後よ
りも温度を上昇させることができ、従って、全体的にみ
ると、供給される湯の温度は低下せずに供給できること
となるのである。
に基づいて説明する。まず方法の発明の実施形態を説明
する。本実施の形態は、図1に示すように、給湯器1か
ら湯を供給するための給湯管2と、屋内に配管されたパ
イプに分岐するためのヘッダ3に湯を送る送湯管4と
を、ハウジング5に接続することによって、給湯器1を
出た湯(又は水)をハウジング5に流入し、ハウジング
5内に蓄えられている湯と給湯器から出た湯(又は水)
を混合しつつ、送湯管4からヘッダ3へ向けて排出させ
るのである。このとき、ハウジング5の内部又は外部に
発熱体を設けておき、この発熱体の作用により、ハウジ
ング5に蓄えられる湯を所定温度又はそれ以上に維持さ
せておく。これにより、ハウジング5に低温の水が流入
する場合、ハウジング5の内部で混合されることによっ
て、ヘッダ3に送られる湯は、給湯器1から出た直後よ
りも温度を上昇させることができ、従って、全体的にみ
ると、供給される湯の温度は低下せずに供給できること
となるのである。
【0011】ここで、一般的な給湯器1は、ボイラを備
えた構造のものであって、ボイラの着火によって加熱を
すると同時に水がボイラ内を通過するように構成されて
いる。つまり、給湯管2から供給される湯は、ボイラ内
の所定の経路を通過することによって所望温度の湯を供
給できるところ、ボイラの出口付近に残留している湯
は、冷めてしまえば再び温められることなく供給される
のである。
えた構造のものであって、ボイラの着火によって加熱を
すると同時に水がボイラ内を通過するように構成されて
いる。つまり、給湯管2から供給される湯は、ボイラ内
の所定の経路を通過することによって所望温度の湯を供
給できるところ、ボイラの出口付近に残留している湯
は、冷めてしまえば再び温められることなく供給される
のである。
【0012】従って、供給される湯の温度が低下するの
を防止するため、本実施形態おいては、給湯器1からヘ
ッダ3に至るまでの途中の管が、十分な容量を有するハ
ウジング5を経由するようにし、このハウジング5の内
部において、冷めた湯と温かい湯とを混合させ、この混
合によって低下した湯の温度を再び上昇させてヘッダ3
へ送ることができ、よって蛇口まで熱い湯を供給するこ
とができるのである。なお、給湯器1の使用頻度によっ
て湯の温度の低下状態が異なることとなるが、湯の供給
を停止してからの時間の経過に伴ってハウジング5内に
蓄える湯の温度を上昇させることによって、ハウジング
5内において混合したときの湯の温度を均一化すること
が可能である。
を防止するため、本実施形態おいては、給湯器1からヘ
ッダ3に至るまでの途中の管が、十分な容量を有するハ
ウジング5を経由するようにし、このハウジング5の内
部において、冷めた湯と温かい湯とを混合させ、この混
合によって低下した湯の温度を再び上昇させてヘッダ3
へ送ることができ、よって蛇口まで熱い湯を供給するこ
とができるのである。なお、給湯器1の使用頻度によっ
て湯の温度の低下状態が異なることとなるが、湯の供給
を停止してからの時間の経過に伴ってハウジング5内に
蓄える湯の温度を上昇させることによって、ハウジング
5内において混合したときの湯の温度を均一化すること
が可能である。
【0013】次に、装置の発明の実施形態について説明
する。本実施形態は、図2に示すように、給湯器1に接
続された給湯管2の先端6を含む部分と、ヘッダ3に接
続する送湯管4の先端7を含む部分とが、ハウジング5
の内部に挿入されているとともに、給湯管2及び送湯管
4の両方がハウジング5の内部において開口するように
設けられている。ハウジング5内には銅管8が配設され
ていて、上記給湯管2及び送湯管4の両方を同時に包囲
できるように、連続する銅管8が螺旋状を形成するよう
に配置されている。また、この銅管8の両端9,10
は、双方ともハウジング5の外方において開口するよう
に設けられている。このとき、銅管8の両端9,10か
らハウジング5内の湯が流出しないように、この両端
9,10とハウジング5の表面とは溶接により、又は、
接着剤によって緊密に取り付けられている。このよう
に、銅管8の両端9,10はハウジング5の外方におい
て開口しているので、ハウジング5内に湯を流入したと
き、この銅管8の内部には湯は浸入できないようになっ
ている。そして、この銅管8の内部には連続する電熱線
11が挿通されていて、この電熱線11に通電させるこ
とによって、電熱線11による熱が銅管8を伝わってハ
ウジング5内で放出するので、湯を保温し、又は、水を
加温することができるようになっているのである。従っ
て、給湯器1から供給される湯(又は水)は、ハウジン
グ5内において高い温度に維持されている湯と混合した
後、ヘッダ3へ供給されることとなる。よって、給湯器
1から供給される湯が冷めている場合、ハウジング5内
の湯と混合してヘッダ3に温かい湯を送ることができる
のである。
する。本実施形態は、図2に示すように、給湯器1に接
続された給湯管2の先端6を含む部分と、ヘッダ3に接
続する送湯管4の先端7を含む部分とが、ハウジング5
の内部に挿入されているとともに、給湯管2及び送湯管
4の両方がハウジング5の内部において開口するように
設けられている。ハウジング5内には銅管8が配設され
ていて、上記給湯管2及び送湯管4の両方を同時に包囲
できるように、連続する銅管8が螺旋状を形成するよう
に配置されている。また、この銅管8の両端9,10
は、双方ともハウジング5の外方において開口するよう
に設けられている。このとき、銅管8の両端9,10か
らハウジング5内の湯が流出しないように、この両端
9,10とハウジング5の表面とは溶接により、又は、
接着剤によって緊密に取り付けられている。このよう
に、銅管8の両端9,10はハウジング5の外方におい
て開口しているので、ハウジング5内に湯を流入したと
き、この銅管8の内部には湯は浸入できないようになっ
ている。そして、この銅管8の内部には連続する電熱線
11が挿通されていて、この電熱線11に通電させるこ
とによって、電熱線11による熱が銅管8を伝わってハ
ウジング5内で放出するので、湯を保温し、又は、水を
加温することができるようになっているのである。従っ
て、給湯器1から供給される湯(又は水)は、ハウジン
グ5内において高い温度に維持されている湯と混合した
後、ヘッダ3へ供給されることとなる。よって、給湯器
1から供給される湯が冷めている場合、ハウジング5内
の湯と混合してヘッダ3に温かい湯を送ることができる
のである。
【0014】次に、ハウジング5内における保温の状態
と湯水の混合状態を説明する。図3に示すように、ハウ
ジング5のほぼ中央付近には、給湯器1(図2)に接続
された給湯管2と、ヘッダ3(図2)に連続する送湯管
4とが上下に平行して配設されている。この給湯管2及
び送湯管4の両方を同時に包囲するように螺旋状に銅管
8が設けられているので、銅管8による温度の上昇は、
ハウジング5の全体に及ぶこととなり、特に、両管2,
4の周辺は常に電熱線11からの熱を伝達できる環境に
あるので、程度な温度状態を確保できるものである。そ
して、給湯管2は、一方の壁面5aからハウジング5に
挿入し、開口端6は反対側の壁面5bの近傍に位置する
ように調整されており、また、送湯管4は、壁面5bか
らハウジング5に挿入し、開口端6は壁面5aの近傍に
位置するように調整されている。従って、給湯管2の開
口端6からハウジング5内へ供給される給湯器1の湯
(又は水)は、ハウジング5内を循環しつつ送湯管4の
開口端7まで移動することとなるため、保温されたハウ
ジング5内の湯との間で拡散することにより、混合され
ることとなる。そして、この開口端7に到達するまでに
加温されることとなるのである。なお、長時間の湯の供
給がない場合には、ハウジング5内の湯のうち温度の高
いものは上方に低いものは下方に分かれることとなる
が、第一に、銅管8は、ハウジング5の底面付近にも存
在するので、ハウジング5の下方に低温の湯が停滞する
ものとは限らないこと、第二に、仮に上方の湯の温度が
高温だとしても、混合の必要な低温の湯(又は水)が流
入するのは上方に配設されている給湯器側の給湯管2で
あることから、効率のよく混合できるものである。
と湯水の混合状態を説明する。図3に示すように、ハウ
ジング5のほぼ中央付近には、給湯器1(図2)に接続
された給湯管2と、ヘッダ3(図2)に連続する送湯管
4とが上下に平行して配設されている。この給湯管2及
び送湯管4の両方を同時に包囲するように螺旋状に銅管
8が設けられているので、銅管8による温度の上昇は、
ハウジング5の全体に及ぶこととなり、特に、両管2,
4の周辺は常に電熱線11からの熱を伝達できる環境に
あるので、程度な温度状態を確保できるものである。そ
して、給湯管2は、一方の壁面5aからハウジング5に
挿入し、開口端6は反対側の壁面5bの近傍に位置する
ように調整されており、また、送湯管4は、壁面5bか
らハウジング5に挿入し、開口端6は壁面5aの近傍に
位置するように調整されている。従って、給湯管2の開
口端6からハウジング5内へ供給される給湯器1の湯
(又は水)は、ハウジング5内を循環しつつ送湯管4の
開口端7まで移動することとなるため、保温されたハウ
ジング5内の湯との間で拡散することにより、混合され
ることとなる。そして、この開口端7に到達するまでに
加温されることとなるのである。なお、長時間の湯の供
給がない場合には、ハウジング5内の湯のうち温度の高
いものは上方に低いものは下方に分かれることとなる
が、第一に、銅管8は、ハウジング5の底面付近にも存
在するので、ハウジング5の下方に低温の湯が停滞する
ものとは限らないこと、第二に、仮に上方の湯の温度が
高温だとしても、混合の必要な低温の湯(又は水)が流
入するのは上方に配設されている給湯器側の給湯管2で
あることから、効率のよく混合できるものである。
【0015】また、図4(a)に示すように、給湯管2
又は送湯管4は、その開口端6,7の付近に複数の微孔
21,22,23,24,25を設けたものであっても
よい。この場合、図4(b)に示すように、給湯管2に
あっては、給湯器1(図2)から供給される湯(又は
水)を、給湯管2の開口端6の手前で微孔21〜25か
らハウジング5内へ流入させることがでる。また、送湯
管4にあっては、送湯管4の開口端7の他に、微孔21
〜25を通過させてハウジング5からヘッダ3へ湯を送
ることができるようになる。このような微孔21〜25
は、給湯管2又は送湯管4の開口端6,7の口径に比較
して小径であるので、この微孔21〜25からの流入又
は流出する量はあまり多くはないが、ハウジング5の内
部全体に給湯器1(図2)から供給される湯(又は水)
を分散させることができる。なお、上記の微孔21〜2
5は、同じ大きさに設けるものであってもよいが、図4
(a)に示すように、先端に接近するにつれて口径を大
きくするものでもよい。
又は送湯管4は、その開口端6,7の付近に複数の微孔
21,22,23,24,25を設けたものであっても
よい。この場合、図4(b)に示すように、給湯管2に
あっては、給湯器1(図2)から供給される湯(又は
水)を、給湯管2の開口端6の手前で微孔21〜25か
らハウジング5内へ流入させることがでる。また、送湯
管4にあっては、送湯管4の開口端7の他に、微孔21
〜25を通過させてハウジング5からヘッダ3へ湯を送
ることができるようになる。このような微孔21〜25
は、給湯管2又は送湯管4の開口端6,7の口径に比較
して小径であるので、この微孔21〜25からの流入又
は流出する量はあまり多くはないが、ハウジング5の内
部全体に給湯器1(図2)から供給される湯(又は水)
を分散させることができる。なお、上記の微孔21〜2
5は、同じ大きさに設けるものであってもよいが、図4
(a)に示すように、先端に接近するにつれて口径を大
きくするものでもよい。
【0016】次に、第二の実施形態について説明する。
図5に示すように、本実施形態においても、ハウジング
105の内部には給湯管102と送湯管104とが挿入
されているとともに、給湯管102及び104送湯管4
の両方がハウジング105の内部において開口するよう
に設けられており、ハウジング105の内部で給湯管1
02及び送湯管104を包囲する第一の銅管108が螺
旋状を形成するように配置され、この第一の銅管108
の内部には連続する電熱線111が挿通されている。こ
のところは、第一の実施形態と同様である。そして、本
実施形態においては、ハウジング105の本体形状は円
筒状に形成され、この円筒の両端が閉塞されている。こ
のハウジング105の外部には、ハウジング105を包
囲するように螺旋状を形成する第二の銅管158が設け
られ、この第二の銅管158の内部にも電熱線111が
挿通されている。この電熱線111は、両方の銅管10
8,158を連続して挿通しているが、個別の電熱線を
使用してもよい。上記の第二の銅管158のさらに外側
には断熱シート160が設けられており、この銅管15
8からの放熱を防止することによって、ハウジング10
5内の保温効果を向上させることができるようになって
いる。なお、図示するように、第一の銅管108の両端
109,110は、第二の銅管158の配置を阻害しな
い位置において開口しており、その開口位置は、第二の
銅管158の開口端に近接して設けている。これによ
り、連続する電熱線111を使用する際、外部に露出す
る部分が少なく、当該露出部分からの放熱を防止でき
る。
図5に示すように、本実施形態においても、ハウジング
105の内部には給湯管102と送湯管104とが挿入
されているとともに、給湯管102及び104送湯管4
の両方がハウジング105の内部において開口するよう
に設けられており、ハウジング105の内部で給湯管1
02及び送湯管104を包囲する第一の銅管108が螺
旋状を形成するように配置され、この第一の銅管108
の内部には連続する電熱線111が挿通されている。こ
のところは、第一の実施形態と同様である。そして、本
実施形態においては、ハウジング105の本体形状は円
筒状に形成され、この円筒の両端が閉塞されている。こ
のハウジング105の外部には、ハウジング105を包
囲するように螺旋状を形成する第二の銅管158が設け
られ、この第二の銅管158の内部にも電熱線111が
挿通されている。この電熱線111は、両方の銅管10
8,158を連続して挿通しているが、個別の電熱線を
使用してもよい。上記の第二の銅管158のさらに外側
には断熱シート160が設けられており、この銅管15
8からの放熱を防止することによって、ハウジング10
5内の保温効果を向上させることができるようになって
いる。なお、図示するように、第一の銅管108の両端
109,110は、第二の銅管158の配置を阻害しな
い位置において開口しており、その開口位置は、第二の
銅管158の開口端に近接して設けている。これによ
り、連続する電熱線111を使用する際、外部に露出す
る部分が少なく、当該露出部分からの放熱を防止でき
る。
【0017】次に、第三の実施形態を説明する。本実施
形態は、図6に示すように、ハウジング205が円筒状
に構成され、この円筒の両端を閉塞されているところ、
及び、ハウジング205の内部の構造は第二の実施形態
と同様である。そして、円筒状のハウジング205に外
部表面に、ハウジング205の軸線方向に沿った方向に
複数の銅管258が配設されており、この複数の各銅管
258内に順次電熱線211が挿通されている。そのほ
かの構成は第二の実施形態と同じである。本実施形態で
は、第一又は第二の実施形態のように、ハウジング20
5の外部を螺旋状に変形加工することなく包囲すること
ができるのである。従って、製造又は設置工事が容易と
なり、ひいては安価な装置を提供できることとなる。
形態は、図6に示すように、ハウジング205が円筒状
に構成され、この円筒の両端を閉塞されているところ、
及び、ハウジング205の内部の構造は第二の実施形態
と同様である。そして、円筒状のハウジング205に外
部表面に、ハウジング205の軸線方向に沿った方向に
複数の銅管258が配設されており、この複数の各銅管
258内に順次電熱線211が挿通されている。そのほ
かの構成は第二の実施形態と同じである。本実施形態で
は、第一又は第二の実施形態のように、ハウジング20
5の外部を螺旋状に変形加工することなく包囲すること
ができるのである。従って、製造又は設置工事が容易と
なり、ひいては安価な装置を提供できることとなる。
【0018】次に、第四の実施形態について説明する。
本実施形態は、図7に示すように、ハウジング305の
内部において配設する銅管308が螺旋状を形成されて
いるのではなく、複数の銅管308が給湯管302又は
送湯管304に平行に設けられており、この銅管308
内を電熱線311が順次挿通されているのである。この
場合も、各銅管308はハウジング305の外方におい
て開口するように設けられている。
本実施形態は、図7に示すように、ハウジング305の
内部において配設する銅管308が螺旋状を形成されて
いるのではなく、複数の銅管308が給湯管302又は
送湯管304に平行に設けられており、この銅管308
内を電熱線311が順次挿通されているのである。この
場合も、各銅管308はハウジング305の外方におい
て開口するように設けられている。
【0019】次に、第五の実施形態について説明する。
本実施形態は、図8に示すように、ハウジング405の
外部において配設する銅管408が螺旋状を形成されて
いるのではなく、複数の銅管408が円筒状のハウジン
グ405の軸線に対して平行に設けられており、この銅
管408内を電熱線411が順次挿通されており、ま
た、この銅管408を包囲するように断熱シート460
が設けられているのである。
本実施形態は、図8に示すように、ハウジング405の
外部において配設する銅管408が螺旋状を形成されて
いるのではなく、複数の銅管408が円筒状のハウジン
グ405の軸線に対して平行に設けられており、この銅
管408内を電熱線411が順次挿通されており、ま
た、この銅管408を包囲するように断熱シート460
が設けられているのである。
【0020】なお、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々なる実施の態様を取り得ることは無論である。例え
ば、上記実施形態の図面には、給湯管と送湯管の開口端
が離れて設けられているものを示したが、ハウジング内
において混合できれば目的を達成できるのであり、両開
口端が近接したものでもよい。また、ハウジングの内部
に挿入する給湯管は、その先端付近に、ハウジングの内
部に噴出できる噴出孔を備えるものであってもよく、こ
の場合、上記噴出孔からの噴出によって混合が速やかに
なると考えられる。また、ハウジングの内部に銅管を配
設したものについてのみ示したが、ハウジングの外部を
包囲できる電熱線又は銅管だけによってハウジング内部
の湯を保温(又は加温)するものであってもよい。特
に、第三の実施形態に示すように、螺旋状を形成しない
銅管によってハウジング外部を包囲できるのであるか
ら、ハウジングの内部の銅管を省略することによれば、
非常に簡易な構造からなる装置を提供できることとな
る。なお、上記の実施形態は、いずれも銅管内に電熱線
を挿通してなるが、十分な絶縁と水による腐食のない材
質によって被覆された電熱線を使用するのであれば、銅
管は必ずしも必要ではなく、また、他の種類の発熱体を
使用するものであってもよい。
々なる実施の態様を取り得ることは無論である。例え
ば、上記実施形態の図面には、給湯管と送湯管の開口端
が離れて設けられているものを示したが、ハウジング内
において混合できれば目的を達成できるのであり、両開
口端が近接したものでもよい。また、ハウジングの内部
に挿入する給湯管は、その先端付近に、ハウジングの内
部に噴出できる噴出孔を備えるものであってもよく、こ
の場合、上記噴出孔からの噴出によって混合が速やかに
なると考えられる。また、ハウジングの内部に銅管を配
設したものについてのみ示したが、ハウジングの外部を
包囲できる電熱線又は銅管だけによってハウジング内部
の湯を保温(又は加温)するものであってもよい。特
に、第三の実施形態に示すように、螺旋状を形成しない
銅管によってハウジング外部を包囲できるのであるか
ら、ハウジングの内部の銅管を省略することによれば、
非常に簡易な構造からなる装置を提供できることとな
る。なお、上記の実施形態は、いずれも銅管内に電熱線
を挿通してなるが、十分な絶縁と水による腐食のない材
質によって被覆された電熱線を使用するのであれば、銅
管は必ずしも必要ではなく、また、他の種類の発熱体を
使用するものであってもよい。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明は、所定の温度以
上の湯が蓄えられるハウジングに、給湯器から送られる
湯を流入させ、該ハウジング内において混合した後の湯
を供給することを特徴とする給湯温度の低下防止方法を
要旨とするので、給湯器から供給される湯の温度が低い
場合でも、ハウジング内において混合された後は、ある
程度の温度を有する状態となり、温度の低下した水のよ
うな湯を供給することはなくなる。
上の湯が蓄えられるハウジングに、給湯器から送られる
湯を流入させ、該ハウジング内において混合した後の湯
を供給することを特徴とする給湯温度の低下防止方法を
要旨とするので、給湯器から供給される湯の温度が低い
場合でも、ハウジング内において混合された後は、ある
程度の温度を有する状態となり、温度の低下した水のよ
うな湯を供給することはなくなる。
【0022】また、本発明は、ハウジングと、このハウ
ジング内で開口するように挿入された給湯管と、上記ハ
ウジング内で開口する送湯管と、上記ハウジングの内部
に配設された発熱体とからなることを特徴とする給湯温
度の低下防止装置を要旨とするので、ある程度の量を蓄
えることができるハウジングの内部に、発熱体が配設さ
れていることから、給湯器から供給されて当該ハウジン
グの内部に流入した湯の温度を低下させることなく保温
することができるものである。また、必要なときには、
発熱体による放熱量を増加することによって、流入した
時の温度よりも高温となるまで加温することもできる。
即ち、後にハウジング内に流入する湯の温度が低下する
ことが予想できるので、この低下した温度を上昇させる
だけの熱量をハウジング内に保持させておき、ハウジン
グ内において混合することによって低下した湯の温度を
回復させることができるのである。
ジング内で開口するように挿入された給湯管と、上記ハ
ウジング内で開口する送湯管と、上記ハウジングの内部
に配設された発熱体とからなることを特徴とする給湯温
度の低下防止装置を要旨とするので、ある程度の量を蓄
えることができるハウジングの内部に、発熱体が配設さ
れていることから、給湯器から供給されて当該ハウジン
グの内部に流入した湯の温度を低下させることなく保温
することができるものである。また、必要なときには、
発熱体による放熱量を増加することによって、流入した
時の温度よりも高温となるまで加温することもできる。
即ち、後にハウジング内に流入する湯の温度が低下する
ことが予想できるので、この低下した温度を上昇させる
だけの熱量をハウジング内に保持させておき、ハウジン
グ内において混合することによって低下した湯の温度を
回復させることができるのである。
【0023】そして、上記のハウジングの内部におい
て、上記給湯管及び送湯管を包囲するように発熱体を配
設すると、ハウジング全体の保温と同時に、冷めた湯が
供給される給湯管と、温かい湯を送らなければならない
送湯管の付近を加温することができるので、快適な湯の
供給がじつげんできる。また、上記のハウジングの内部
にある上記給湯管及び送湯管を包囲するように細管を配
設し、この細菅の両端をハウジング外方において開口す
ることによって、細管内に発熱体を挿通することが可能
となり、この発熱体が直接ハウジング内の湯(又は水)
に接触することなく熱伝導させることができる。
て、上記給湯管及び送湯管を包囲するように発熱体を配
設すると、ハウジング全体の保温と同時に、冷めた湯が
供給される給湯管と、温かい湯を送らなければならない
送湯管の付近を加温することができるので、快適な湯の
供給がじつげんできる。また、上記のハウジングの内部
にある上記給湯管及び送湯管を包囲するように細管を配
設し、この細菅の両端をハウジング外方において開口す
ることによって、細管内に発熱体を挿通することが可能
となり、この発熱体が直接ハウジング内の湯(又は水)
に接触することなく熱伝導させることができる。
【0024】また、ハウジング内の湯は、所定の温度又
はそれ以上に維持されればよいのであるから、ハウジン
グの内部に発熱体を配設するもの限定せず、ハウジング
の外部において該ハウジングを包囲するように発熱体を
配設することにより、ハウジングの外部だけを加工すれ
ばよいので、安価に製造できるとともにトラブルの発生
をすくなくできる。そして、この場合にも、ハウジング
の外部に該ハウジングを包囲するように細管を配設し、
細管内に発熱体を挿通することによって、さらにトラブ
ルの発生を防止できる。
はそれ以上に維持されればよいのであるから、ハウジン
グの内部に発熱体を配設するもの限定せず、ハウジング
の外部において該ハウジングを包囲するように発熱体を
配設することにより、ハウジングの外部だけを加工すれ
ばよいので、安価に製造できるとともにトラブルの発生
をすくなくできる。そして、この場合にも、ハウジング
の外部に該ハウジングを包囲するように細管を配設し、
細管内に発熱体を挿通することによって、さらにトラブ
ルの発生を防止できる。
【0025】そして、本発明は、ハウジングと、このハ
ウジング内で開口するように挿入された給湯管と、上記
ハウジング内で開口する送湯管と、上記ハウジングの内
部において上記給湯管及び送湯管を包囲するように配設
された第一の発熱体と、上記ハウジングの外部において
該ハウジングを包囲するように配設された第二の発熱体
とからなることを特徴とする給湯温度の低下防止装置を
要旨とするので、第一の発熱体によってハウジングの内
部において湯を直接熱することができるとともに、第二
の発熱体によってハウジングの外部からハウジング全体
を温めることができるので、ハウジング内の湯を効率よ
く保温できる。
ウジング内で開口するように挿入された給湯管と、上記
ハウジング内で開口する送湯管と、上記ハウジングの内
部において上記給湯管及び送湯管を包囲するように配設
された第一の発熱体と、上記ハウジングの外部において
該ハウジングを包囲するように配設された第二の発熱体
とからなることを特徴とする給湯温度の低下防止装置を
要旨とするので、第一の発熱体によってハウジングの内
部において湯を直接熱することができるとともに、第二
の発熱体によってハウジングの外部からハウジング全体
を温めることができるので、ハウジング内の湯を効率よ
く保温できる。
【0026】また、ハウジングの内部において上記給湯
管及び送湯管を包囲するように細管を設けるとともに、
ハウジングの外部において該ハウジングを包囲する発熱
体を上記の細管内に挿通さる構成であれば、発熱体を細
管によって保護できる。また、この場合には、ハウジン
グの外部においては湯(又は水)に接触することがない
ので、細管なしに発熱体を配設し、一方、ハウジングの
内部においては、湯(又は水)に接触するので細管を配
設し、その内部に発熱体を挿通するように構成すること
ができ、これによって、ハウジング外部の発熱体は細管
を隔てずにハウジングに密着できるので、熱の伝達がよ
くなる。
管及び送湯管を包囲するように細管を設けるとともに、
ハウジングの外部において該ハウジングを包囲する発熱
体を上記の細管内に挿通さる構成であれば、発熱体を細
管によって保護できる。また、この場合には、ハウジン
グの外部においては湯(又は水)に接触することがない
ので、細管なしに発熱体を配設し、一方、ハウジングの
内部においては、湯(又は水)に接触するので細管を配
設し、その内部に発熱体を挿通するように構成すること
ができ、これによって、ハウジング外部の発熱体は細管
を隔てずにハウジングに密着できるので、熱の伝達がよ
くなる。
【0027】さらに、本発明は、ハウジングと、このハ
ウジング内で開口するように挿入された給湯管と、上記
ハウジング内で開口する送湯管と、上記ハウジングの内
部において上記給湯管及び送湯管を包囲するように配設
され、かつ、両端がハウジング外方で開口する第一の細
管と、上記ハウジングの外部において該ハウジングを包
囲するように配設された第二の細管と、両方の細管内に
挿通された発熱体とからなることを特徴とする給湯温度
の低下防止装置を要旨とするので、ハウジングの内部及
び外部に発熱体を設けるべき位置に細管を予め配設する
ことができる。これにより、発熱体がハウジングの内外
において移動することがなく、また、ハウジング内の湯
(又は水)やハウジング外方の空気に接触しない、又
は、容易に接触しないことによって、発熱体の腐食を防
止し、もって長期間の使用に耐え得るものである。
ウジング内で開口するように挿入された給湯管と、上記
ハウジング内で開口する送湯管と、上記ハウジングの内
部において上記給湯管及び送湯管を包囲するように配設
され、かつ、両端がハウジング外方で開口する第一の細
管と、上記ハウジングの外部において該ハウジングを包
囲するように配設された第二の細管と、両方の細管内に
挿通された発熱体とからなることを特徴とする給湯温度
の低下防止装置を要旨とするので、ハウジングの内部及
び外部に発熱体を設けるべき位置に細管を予め配設する
ことができる。これにより、発熱体がハウジングの内外
において移動することがなく、また、ハウジング内の湯
(又は水)やハウジング外方の空気に接触しない、又
は、容易に接触しないことによって、発熱体の腐食を防
止し、もって長期間の使用に耐え得るものである。
【0028】そして、前記の発熱体や細管が、螺旋状を
形成して給湯管及び送湯管を包囲させることによって、
両管を均一に包囲することができる。また、同様に発熱
体や細管が、螺旋状を形成してハウジングを包囲するこ
とによって、これまた均一にハウジングを加温すること
ができる。そして、前記発熱体が、被覆された電熱線で
あれば、取扱が簡便であるとともに、温度の調整や温度
を制御することも容易である。また、必要な熱量などの
計算も簡単となる。また、前記細管が、銅製の細管であ
れば、発熱体によって放熱される熱を効率よく伝達させ
ることができるので熱効率を良くすることができる。さ
らに、前記ハウジングの外部に配設された発熱体又は銅
管を、保温シートによって包囲してなることによって、
ハウジング外部の発熱体又は銅管から逃げる熱を減少さ
せることができ、もってハウジング内の保温効果を向上
させることができる。また、前記給湯管のハウジングに
挿入される部分に微孔が設けられ、また、前記送湯管の
ハウジングに挿入される部分に微孔が設けられることに
より、給湯管又は送湯管の先端のみならず、この微孔か
らの給湯又は送湯も可能となり、ハウジング内の混合が
速やかに行える。そして、この給湯管と送湯管の双方に
微孔を設けることによって、さらに混合が容易又は速や
かに行えるものである。
形成して給湯管及び送湯管を包囲させることによって、
両管を均一に包囲することができる。また、同様に発熱
体や細管が、螺旋状を形成してハウジングを包囲するこ
とによって、これまた均一にハウジングを加温すること
ができる。そして、前記発熱体が、被覆された電熱線で
あれば、取扱が簡便であるとともに、温度の調整や温度
を制御することも容易である。また、必要な熱量などの
計算も簡単となる。また、前記細管が、銅製の細管であ
れば、発熱体によって放熱される熱を効率よく伝達させ
ることができるので熱効率を良くすることができる。さ
らに、前記ハウジングの外部に配設された発熱体又は銅
管を、保温シートによって包囲してなることによって、
ハウジング外部の発熱体又は銅管から逃げる熱を減少さ
せることができ、もってハウジング内の保温効果を向上
させることができる。また、前記給湯管のハウジングに
挿入される部分に微孔が設けられ、また、前記送湯管の
ハウジングに挿入される部分に微孔が設けられることに
より、給湯管又は送湯管の先端のみならず、この微孔か
らの給湯又は送湯も可能となり、ハウジング内の混合が
速やかに行える。そして、この給湯管と送湯管の双方に
微孔を設けることによって、さらに混合が容易又は速や
かに行えるものである。
【図1】方法の発明の実施形態を示す説明図である。
【図2】装置の発明の第一の実施形態を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】ハウジング周辺の断面図である。
【図4】(a)は給湯管(送湯管)の説明図であり、
(b)は使用の態様を示す説明図である。
(b)は使用の態様を示す説明図である。
【図5】第二の実施形態の説明図である。
【図6】第三の実施形態の説明図である。
【図7】第四の実施形態の説明図である。
【図8】第五の実施形態の説明図である。
1 給湯器 2,102,202,302,402 給湯管 3 ヘッダ 4,104,204,304,404 送湯管 5,105,205,305,405 ハウジング 6,7 開口端 8,108,208,308,408 銅管 11,111,211,311,411 電熱線 158,258 第二の銅管 160,260 保温シート
Claims (16)
- 【請求項1】 所定の温度以上の湯が蓄えられるハウジ
ングに、給湯器から送られる湯を流入させ、該ハウジン
グ内において混合した後の湯を供給することを特徴とす
る給湯温度の低下防止方法。 - 【請求項2】 ハウジングと、このハウジング内で開口
するように挿入された給湯管と、上記ハウジング内で開
口する送湯管と、上記ハウジングの内部に配設された発
熱体とからなることを特徴とする給湯温度の低下防止装
置。 - 【請求項3】 ハウジングと、このハウジング内で開口
するように挿入された給湯管と、上記ハウジング内で開
口する送湯管と、上記ハウジングの内部において上記給
湯管及び送湯管を包囲するように配設された発熱体とか
らなることを特徴とする給湯温度の低下防止装置。 - 【請求項4】 ハウジングと、このハウジング内で開口
するように挿入された給湯管と、上記ハウジング内で開
口する送湯管と、上記ハウジングの内部において上記給
湯管及び送湯管を包囲するように配設され、かつ、両端
がハウジング外方で開口する細管と、この細管内に挿通
された発熱体とからなることを特徴とする給湯温度の低
下防止装置。 - 【請求項5】 ハウジングと、このハウジング内で開口
するように挿入された給湯管と、上記ハウジング内で開
口する送湯管と、上記ハウジングの外部において該ハウ
ジングを包囲するように配設された発熱体とからなるこ
とを特徴とする給湯温度の低下防止装置。 - 【請求項6】 ハウジングと、このハウジング内で開口
するように挿入された給湯管と、上記ハウジング内で開
口する送湯管と、上記ハウジングの外部において該ハウ
ジングを包囲するように配設された細管と、この細管内
に挿通された発熱体とからなることを特徴とする給湯温
度の低下防止装置。 - 【請求項7】 ハウジングと、このハウジング内で開口
するように挿入された給湯管と、上記ハウジング内で開
口する送湯管と、上記ハウジングの内部において上記給
湯管及び送湯管を包囲するように配設された第一の発熱
体と、上記ハウジングの外部において該ハウジングを包
囲するように配設された第二の発熱体とからなることを
特徴とする給湯温度の低下防止装置。 - 【請求項8】 ハウジングと、このハウジング内で開口
するように挿入された給湯管と、上記ハウジング内で開
口する送湯管と、上記ハウジングの内部において上記給
湯管及び送湯管を包囲する包囲するように配設され、か
つ、両端がハウジング外方で開口する細管と、この細管
に挿通されるとともに、上記ハウジングの外部において
該ハウジングを包囲するように配設された発熱体とから
なることを特徴とする給湯温度の低下防止装置。 - 【請求項9】 ハウジングと、このハウジング内で開口
するように挿入された給湯管と、上記ハウジング内で開
口する送湯管と、上記ハウジングの内部において上記給
湯管及び送湯管を包囲するように配設され、かつ、両端
がハウジング外方で開口する第一の細管と、上記ハウジ
ングの外部において該ハウジングを包囲するように配設
された第二の細管と、両方の細管内に挿通された発熱体
とからなることを特徴とする給湯温度の低下防止装置。 - 【請求項10】 前記細管が、銅製の細管で、かつ、前
記発熱体が、被覆された電熱線である請求項4、6、
8、又は、9のいずれかに記載の給湯温度の低下防止装
置。 - 【請求項11】 前記の発熱体又は細管が、螺旋状を形
成してなる発熱体又は細管である請求項2ないし10の
いずれかに記載の給湯温度の低下防止装置。 - 【請求項12】 前記発熱体が、被覆された電熱線であ
る請求項2ないし11のいずれかに記載の給湯温度の低
下防止装置。 - 【請求項13】 前記ハウジング、又は、前記ハウジン
グの外部に配設された発熱体又は細管を、保温シートに
よって被服してなる請求項2ないし12のいずれかに記
載の給湯温度の低下防止装置。 - 【請求項14】 前記給湯管のうち、ハウジングに挿入
される部分に、複数の微孔を設けてなる請求項2ないし
13のいずれかに記載の給湯温度の低下防止装置。 - 【請求項15】 前記送湯管が、ハウジングに挿入され
る部分に微孔が設けられている送湯管である請求項2な
いし13のいずれかに記載の給湯温度の低下防止装置。 - 【請求項16】 前記給湯管及び送湯管のうち、ハウジ
ングに挿入される部分に、微孔を設けてなる請求項2な
いし13のいずれかに記載の給湯温度の低下防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5212596A JPH09243100A (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 給湯温度の低下防止方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5212596A JPH09243100A (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 給湯温度の低下防止方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09243100A true JPH09243100A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=12906166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5212596A Pending JPH09243100A (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 給湯温度の低下防止方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09243100A (ja) |
-
1996
- 1996-03-08 JP JP5212596A patent/JPH09243100A/ja active Pending
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