JPH09242984A - 油配管の防錆エルボ管 - Google Patents
油配管の防錆エルボ管Info
- Publication number
- JPH09242984A JPH09242984A JP5447196A JP5447196A JPH09242984A JP H09242984 A JPH09242984 A JP H09242984A JP 5447196 A JP5447196 A JP 5447196A JP 5447196 A JP5447196 A JP 5447196A JP H09242984 A JPH09242984 A JP H09242984A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- rust
- length
- preventive
- elbow pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶接接続後の防錆処理を簡単化し、施工が容
易な油配管の防錆エルボ管を提供する。 【解決手段】 両直管端部(4a、4b)を除いて防錆
処理を施した油配管。
易な油配管の防錆エルボ管を提供する。 【解決手段】 両直管端部(4a、4b)を除いて防錆
処理を施した油配管。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば地下タンク
から地上に設置した給油機への油を供給するための油配
管の防錆エルボ管に関する。
から地上に設置した給油機への油を供給するための油配
管の防錆エルボ管に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図5に示されているようにガソリ
ンスタンド等の給油所では、給油装置1と地下タンク2
とは地下油配管Pで連結されている。油配管Pは鋼管が
用いられ、輸送上や設計上の点から長さが限られている
ので、通常溶接により接続されている。油配管Pは当然
のことながら地下水の影響を受けて錆びるので、防錆手
段を施す必要がある。しかしながら、溶接により接続を
行うと、防錆手段が熱の影響を受けるので、溶接作業終
了後に再び防錆処理を行わねばならず、作業が面倒であ
った。特にエルボEの部分は曲っているために防錆処理
が困難である。
ンスタンド等の給油所では、給油装置1と地下タンク2
とは地下油配管Pで連結されている。油配管Pは鋼管が
用いられ、輸送上や設計上の点から長さが限られている
ので、通常溶接により接続されている。油配管Pは当然
のことながら地下水の影響を受けて錆びるので、防錆手
段を施す必要がある。しかしながら、溶接により接続を
行うと、防錆手段が熱の影響を受けるので、溶接作業終
了後に再び防錆処理を行わねばならず、作業が面倒であ
った。特にエルボEの部分は曲っているために防錆処理
が困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、エルボ部分の防錆処理を簡単に行うことがで
き、もって効率よく油配管を埋設施工できる油配管の防
錆エルボ管を提供するにある。
目的は、エルボ部分の防錆処理を簡単に行うことがで
き、もって効率よく油配管を埋設施工できる油配管の防
錆エルボ管を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の油配管の防錆エ
ルボ管によれば、両直管端部を除いて防錆処理を施して
ある。
ルボ管によれば、両直管端部を除いて防錆処理を施して
ある。
【0005】又本発明の油配管の防錆エルボ管によれ
ば、前記防錆処理はポリエチレンの粉体塗装である。
ば、前記防錆処理はポリエチレンの粉体塗装である。
【0006】更に本発明の油配管の防錆エルボ管によれ
ば、前記直管端部の長さは100〜150mm、管端か
らの無被膜部分(以下カットバック部という)長さは5
0〜100mmである。
ば、前記直管端部の長さは100〜150mm、管端か
らの無被膜部分(以下カットバック部という)長さは5
0〜100mmである。
【0007】そして本発明によれば、溶接後、熱収縮チ
ューブを動かして加熱すればよく、作業が簡単で能率よ
く配管施工を行うことができる。
ューブを動かして加熱すればよく、作業が簡単で能率よ
く配管施工を行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。
の形態を説明する。
【0009】図1において、エルボ管4は両端に直管端
部A及びカットバック部4a、4bを有し、彎曲部には
防錆処理のための被膜5が施されている。このカットバ
ック部の長さBは、溶接時の熱による被膜変形を防止す
るために70〜100mmがより好ましい。図2は各配
管を接続する前の分解図であり、図において、エルボ管
両端の第1、第2のカットバック部3a、4aが溶接さ
れるところを示されている。
部A及びカットバック部4a、4bを有し、彎曲部には
防錆処理のための被膜5が施されている。このカットバ
ック部の長さBは、溶接時の熱による被膜変形を防止す
るために70〜100mmがより好ましい。図2は各配
管を接続する前の分解図であり、図において、エルボ管
両端の第1、第2のカットバック部3a、4aが溶接さ
れるところを示されている。
【0010】そしてこれらの第1および第2のカットバ
ック部3a、4aはいずれも長さBの非防錆処理部分
(無被膜部分)を有して、外周面に防錆処理である樹脂
の被膜5が施されている。図中6は後述の態様でカット
バック部分を被覆するための熱収縮チューブである。
ック部3a、4aはいずれも長さBの非防錆処理部分
(無被膜部分)を有して、外周面に防錆処理である樹脂
の被膜5が施されている。図中6は後述の態様でカット
バック部分を被覆するための熱収縮チューブである。
【0011】本発明で実施される被膜5はポリエチレン
粉体塗装が好ましく、防錆性、経済性より厚みは1.5
〜2.0mmが好ましい。また熱収縮チューブ6は例え
ば0.9mmの架橋ポリエチレンの内側に0.6mmの
ブチル系粘着層を設けるのが好ましく、その長さAは非
防錆処理部分の長さBの2倍よりも100mm程度長
く、内径Dは被膜5を塗装した配管の外径Fよりも若干
大きい。
粉体塗装が好ましく、防錆性、経済性より厚みは1.5
〜2.0mmが好ましい。また熱収縮チューブ6は例え
ば0.9mmの架橋ポリエチレンの内側に0.6mmの
ブチル系粘着層を設けるのが好ましく、その長さAは非
防錆処理部分の長さBの2倍よりも100mm程度長
く、内径Dは被膜5を塗装した配管の外径Fよりも若干
大きい。
【0012】図3は第1および2のカットバック部3
a、4aを溶接部Cで溶接した所を示している。溶接作
業に先立って、熱収縮チューブ6をあらかじめ一方の配
管にかぶせておき、次いで溶接部Cを溶接する。各配管
のカットバック部3a、4a、4b、9aには被膜5が
ないので、溶接による熱により被膜5が影響を受けるこ
とがない。
a、4aを溶接部Cで溶接した所を示している。溶接作
業に先立って、熱収縮チューブ6をあらかじめ一方の配
管にかぶせておき、次いで溶接部Cを溶接する。各配管
のカットバック部3a、4a、4b、9aには被膜5が
ないので、溶接による熱により被膜5が影響を受けるこ
とがない。
【0013】このように溶接作業が終了したならば、図
4に示すように熱収縮チューブ6を溶接部Cの上に動か
して、その両端6a、6aが被膜5と重なる位置とす
る。そして例えばガスバーナで加熱して収縮密着させ
る。この重なった部分の長さは例えば50mm位が好ま
しい。したがって熱収縮チューブ6の長さは通常240
〜300mm程度である。
4に示すように熱収縮チューブ6を溶接部Cの上に動か
して、その両端6a、6aが被膜5と重なる位置とす
る。そして例えばガスバーナで加熱して収縮密着させ
る。この重なった部分の長さは例えば50mm位が好ま
しい。したがって熱収縮チューブ6の長さは通常240
〜300mm程度である。
【0014】このように熱収縮チューブをあらかじめ一
方の配管にかぶせておき、溶接後移動させて熱収縮させ
ることによって、防錆処理を簡単迅速に行うことがで
き、地下配管の配管作業を効率よく行うことができる。
方の配管にかぶせておき、溶接後移動させて熱収縮させ
ることによって、防錆処理を簡単迅速に行うことがで
き、地下配管の配管作業を効率よく行うことができる。
【0015】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば下記のすぐれ
た効果を奏する。
た効果を奏する。
【0016】(1) エルボの両端部に防錆処理をしな
い直管部分を設けたので、溶接作業により防錆手段が害
されることがなく、防錆効果が充分に発揮できる。 (2) 熱収縮チューブを溶接部にかぶせて該チューブ
部のみ加熱するという簡単な作業でかつ確実な防錆処理
ができるので作業効率が向上する。 (3) 熱収縮チューブの両端は配管の防錆被膜と重な
っているので、防錆処理が確実である。
い直管部分を設けたので、溶接作業により防錆手段が害
されることがなく、防錆効果が充分に発揮できる。 (2) 熱収縮チューブを溶接部にかぶせて該チューブ
部のみ加熱するという簡単な作業でかつ確実な防錆処理
ができるので作業効率が向上する。 (3) 熱収縮チューブの両端は配管の防錆被膜と重な
っているので、防錆処理が確実である。
【図1】本発明を実施した油配管の防錆エルボ管を示す
断面図。
断面図。
【図2】本発明による配管の溶接前の準備工程を示す断
面図。
面図。
【図3】本発明により溶接作業を行ったところを示す断
面図。
面図。
【図4】本発明により熱収縮チューブを密着させたとこ
ろを示す断面図。
ろを示す断面図。
【図5】従来の給油所の地中配管を示す説明図。
【符号の説明】 P・・・油配管 1・・・給油機 2・・・地下タンク 4a、4b・・・カットバック部 5・・・被膜 6・・・熱収縮チューブ
フロントページの続き (72)発明者 梶 原 靖 司 和歌山県和歌山市湊1850番地 住友金属工 業株式会社和歌山製鉄所内
Claims (3)
- 【請求項1】 両直管端部を除いて防錆処理を施した油
配管の防錆エルボ管。 - 【請求項2】 前記防錆処理はポリエチレンの粉体塗装
である請求項1の油配管の防錆エルボ管。 - 【請求項3】 前記直管端部の長さは100〜150m
m、管端からの無被膜部長さは50〜100mmである
請求項1及び2記載の油配管の防錆エルボ管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5447196A JPH09242984A (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | 油配管の防錆エルボ管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5447196A JPH09242984A (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | 油配管の防錆エルボ管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09242984A true JPH09242984A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=12971597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5447196A Pending JPH09242984A (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | 油配管の防錆エルボ管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09242984A (ja) |
-
1996
- 1996-03-12 JP JP5447196A patent/JPH09242984A/ja active Pending
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