JPH09242756A - 支持装置および軸受 - Google Patents

支持装置および軸受

Info

Publication number
JPH09242756A
JPH09242756A JP8087396A JP8087396A JPH09242756A JP H09242756 A JPH09242756 A JP H09242756A JP 8087396 A JP8087396 A JP 8087396A JP 8087396 A JP8087396 A JP 8087396A JP H09242756 A JPH09242756 A JP H09242756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
force
fluid
bearing
gap
suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8087396A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Sawada
潔 沢田
Shunichi Otaka
俊一 尾高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP8087396A priority Critical patent/JPH09242756A/ja
Publication of JPH09242756A publication Critical patent/JPH09242756A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部材を離間させる方向に作用する外力の変動
に対し、安定して部材間の間隙を維持することのできる
支持装置を提供すること。 【解決手段】 流体噴出孔4から噴出する流体の排斥力
F1により被支持部材3を排斥する一方、流体吸入口5
から吸入される流体の吸引力F2により被支持部材3を
引き付け、両者のバランスにより、支持部材2に対する
被支持部材3の離間距離Dを、設定値D0の近傍に保持
する。被支持部材3の重量をMGとした場合、排斥力F
1および吸引力F2の大きさと減衰特性は、D<D0の
領域でF1+MG+F2>0、D0を始点とするD>D
0の所定区間でF1+MG+F2<0、D=D0の位置
でF1+MG+F2=0となるように設計する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、支持装置および軸
受の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】支持装置の一種として利用されている公
知の静圧軸受の作用原理を図1に示す。図1に於いて、
101aは図中上下方向の中心軸を有する回転軸101
の軸端、102aは軸端101aを支える軸受面であっ
て、流体噴出孔103aを備える。流体噴出孔103a
から一定の給気圧Pで流体を噴出させたときに軸端10
1aに作用する排斥力Fの大きさは、軸端101aの面
積Sの大きさや給気圧Pの大きさにもよるが、軸受面1
02aと軸端101aとの間の間隙Dの変化に応じ、定
性的に見て図2のように変化する。しかし、実際には回
転軸101には軸方向の外力、つまり、軸端101aを
軸受面102aから離間させたり接近させたりする方向
の力が変動的に作用するので、間隙Dを略一定の値に維
持して軸端101aを保持するためには、排斥力Fだけ
では不十分であり、これに対向する力、つまり、軸端1
01aを軸受面102aに接近させるための力が必要と
なる。
【0003】これを実現する最も簡単な方法は、回転軸
101のもう一方の軸端101bに軸端101aの側と
同様の構成を適用し、図3のような構成とすることであ
る。軸端101aを軸受面102aから離間させる方向
の力を正とすると、軸端101a,101bに作用する
排斥力F1,F2の大きさは、軸受面102aと軸端1
01aとの間の間隙D1の変化に応じ、定性的に見て図
4のように変化し、結果的に、排斥力F1,F2の合力
Fが零となるD1の位置、つまり、D1=D0のところ
で回転体101の軸方向位置が安定することになる。ま
た、D1<D0の区間ではF>0となって軸端101a
を軸受面102aから離間させようとする力が働き、D
1>D0の区間ではF<0となって軸端101aを軸受
面102aに接近させようとする力が働くので、回転軸
101の軸方向に作用する変動的な外力に対しても所定
の範囲で対処することができ、この変動的な外力が取り
除かれれば、回転軸101はD1=D0の位置に自動的
に安定することになる。
【0004】また、図5に示すように中心軸が必ず上下
方向を向く回転軸101に於いては、前述の排斥力F2
に代えて回転軸101自体の重量MGを釣り合いのため
の力として利用することができる。この場合は、図6に
示す通り、軸端101aを軸受面102aに接近させる
方向に作用する重量MGの大きさは間隙Dに関わりなく
一定で、結果的に、排斥力F1,重量MGを合わせた正
味の排斥力Fが零となるDの位置、つまり、D=D0の
ところで回転体101の軸方向位置が安定することにな
る。前記と同様、D<D0の区間ではF>0となって軸
端101aを軸受面102aから離間させようとする力
が働き、D>D0の区間ではF<0となって軸端101
aを軸受面102aに接近させようとする力が働くの
で、回転軸101の軸方向に作用する変動的な外力に対
しても所定の範囲で対処することができ、この変動的な
外力が取り除かれれば、回転軸101はD=D0の位置
に自動的に安定することになる。
【0005】更に、図7に示すように回転軸101の一
定方向に定常的な外力Fe、例えば、工具押圧力の反力
Fe等が作用する場合も、この外力Feを前述の排斥力
F2に代えて釣り合いのための力として利用することが
できる。この場合は、図8に示す通り、軸端101aを
軸受面102aに接近させる方向に作用する定常的な外
力Feの大きさは間隙Dに関わりなく一定で、結果的
に、排斥力F1,定常的な外力Feを合わせた正味の排
斥力Fが零となるDの位置、つまり、D=D0のところ
で回転体101の軸方向位置が安定することになる。前
記と同様、D<D0の区間ではF>0となって軸端10
1aを軸受面102aから離間させようとする力が働
き、D>D0の区間ではF<0となって軸端101aを
軸受面102aに接近させようとする力が働くので、回
転軸101の軸方向に作用する変動的な外力(定常的な
外力Fe以外の外乱)に対しても所定の範囲で対処する
ことができ、この変動的な外力が取り除かれれば、回転
軸101はD=D0の位置に自動的に安定することにな
る。
【0006】既に述べた通り、回転軸101の軸方向位
置を安定させるためには図3に示すような構成をとれば
よいのだが、実際に回転軸101を駆動軸や従動軸また
はアイドラー等として利用する場合には、軸端101a
や101bを軸受面102aまたは102bよりも外側
に突出させて他の部材と係合させる必要があり、そのた
めには、図9に示すように回転軸101の軸端101a
や101bを縮径化しなければならず、この縮径化が構
造的な強度の低下を招くといった欠点がある。
【0007】また、この種の支持装置を単なる支持装置
として利用する方法として、近接して配置される2つの
部材の一方を他方との間に略一定の間隙をおいて保持す
るといった使い方がある。例えば、図5に示す102a
を載置面としての部材、また、101を載置物としての
部材とするなら、前記一方の部材が載置面102a、前
記他方の部材が載置物101であって、前述の排斥力F
1により載置物101の重量MGが支えられて、載置面
102aと載置物101との間に間隙Dが形成されてい
るということになる。
【0008】この種の支持装置を単なる支持装置として
利用する場合の欠点は、まず、載置物101を載置面1
02aから離間させる方向に作用する外力に対する安定
度が低いということにある。つまり、正圧による排斥力
F1で載置物101を支える図5の構成では、載置物1
01を載置面102aに押し付ける方向の力が強くなっ
たとしても、その間隙が僅かに減少するだけで排斥力F
1が著しく増大してこの力に耐えることができるが、逆
に、載置物101を載置面102aから離間させる方向
の力が強くなると、これに反発する力が載置物101の
自重以外に存在せず、極めて容易に載置物101が載置
面102aから離間してしまうのである。また、もう1
つの問題は、載置面102aに対して載置物101を安
定的に保持するためには、必ず、載置面102aの上に
載置物101を置かなければならず、載置物101に吊
設するようなかたちで載置物101を保持することはで
きないという点にある。
【0009】一見すると、図5の状態から載置面102
aと載置物101との位置関係を入れ替え、吊設物とな
った載置物101の重量MGに見合う力で流体噴出孔1
03aから載置物101を吸引すればよいようだが、実
際には、このような構成をとると載置物101が落下す
るか流体噴出孔103aに張り付くかのいずれかであ
る。つまり、負圧による吸引力で載置物101を吊設し
た場合では、載置物101を載置面102aから引き離
す方向の力が作用して間隙が僅かに増大しただけでも吸
引力の方は極度に弱まり、載置物101が直ちに落下し
てしまうといった現象が生じるのである。要するに、載
置面102aと載置物101との間隙が小さい区間では
距離変化に対する吸引力の変化が極めて大きいというこ
とであって、逆に、外乱の変動による載置物101の落
下を防止するために少しでも吸引力を強くしようものな
ら、載置物101は流体噴出孔103aに張り付いてし
まうのである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、部材
の接離方向に対して作用する外力の変動に対しても安定
して部材間の間隙を維持することのできる支持装置を提
供することにあり、更に、軸受にあっては、軸端の縮径
化を必要とせず、軸方向位置の安定を回転軸の一端面だ
けで保持することのできる軸受を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、近接して配置
される部材の対向面の一方に、流体噴出孔と流体吸入孔
とを設け、前記流体噴出孔から噴出する流体が他方の部
材の対向面を退ける排斥力と、前記流体吸入孔から吸入
される流体が前記他方の部材の対向面を引き付ける吸引
力とにより、前記部材間に間隙をおいて一方の部材に対
して他方の部材を支持するようにしたことを特徴とする
構成を有する。
【0012】流体噴出孔から噴出する流体の排斥力と流
体吸入孔から吸入される流体の吸引力の各々の大きさ、
および、その減衰特性の相互関係は、前記一方の対向面
と他方の対向面との間の間隙が設定値となるときに排斥
力と吸引力と前記他方の対向面に作用する外力との和が
零となり、前記一方の対向面と他方の対向面との間の間
隙が前記設定値よりも小さいときには前記和が排斥力と
して作用し、かつ、前記一方の対向面と他方の対向面と
の間の間隙が前記設定値よりも大きいときには前記和が
吸引力として作用するように設計する。
【0013】その結果、前記部材間の間隙の大きさは外
力の変動に応じて前記和が零となるように僅かに変化
し、部材間の間隙が略一定の量に保持される。外力が変
動しても部材間の間隙が大きく変化しないのは、部材を
相互に接近させる方向の力が強くなっても、その間隙が
僅かに減少するだけで流体の噴出による排斥力が著しく
増大し、この荷重に耐えて間隙の変動量を最小限度に食
い止めるからであり、また、部材を離間させる方向の力
が作用したときには、この力に抗し、流体吸入孔から吸
入される流体の吸引力が反力として作用するからであ
る。
【0014】流体としては、気体および液体を使用する
ことができ、気体の場合では無害な空気等が望ましい。
また、排斥力もしくは吸引力のどちらか一方を流体では
なく磁石による磁力によって発生させるようにしてもよ
い。当然、このような支持装置を軸受に適用する場合に
は、流体噴出孔と流体吸入孔を固定側の部材である軸受
面に設け、この軸受面で可動側である回転軸の一端面を
支持するようにする。
【0015】この軸受は、工作機械の工具の回転運動を
支持するための軸受、特に、工具に作用する軸方向の外
力を支持するスラスト軸受等として使用することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】図10は、本発明の支持装置の原
理を説明する説明図である。本発明は、支持面となる支
持部材2の上に支持間隙Dをもって被支持体3を保持す
るもので、前記支持部材2には、流体噴出孔もしくは流
体吸入孔を構成する流体供給孔4,5が設けられ該流体
供給孔4,5には圧力源からそれぞれ給気圧P1,P2
の流体が供給されるものとする。なお、給気圧P1,P
2は大気圧を基準としたゲージ圧であるので、−1気圧
までの負の圧力あるいは正の圧力である。また、流体供
給孔4,5によって支持間隙Dへ供給される流体の供給
経路のコンダクタンスをそれぞれkc1、kc2(流体絞り
機構の抵抗の逆数)とする。また、被支持体3が支持部
材2に対面する支持面において、給気圧P1,P2の圧
力源から出入りする流体が達する範囲の面積に圧力分布
を積分して求めた面積をS1、S2とする。圧力は支持
面の吐出口の圧力を基準にするので実行面積S1、S2
は物理的面積より小さくなる。
【0017】支持面と被支持体3との間隙Dが変わる
と、各部の流体の抵抗は間隙Dの3乗に逆比例して変化
するが、全体で均一に間隙Dが変化するならば全体の流
れの場は相似なので圧力分布、即ち実行面積S1,S2
も一定である。B1,B2は各流体供給孔4.5から支
持装置外への流体の流出経路の有効幅であり、これによ
り該流出経路の抵抗は1/(B1×D3 )、1/(B2
×D3 )として表される。また、B3は、流体供給孔
4,5間に流れる流体の経路の有効幅であり、この経路
の抵抗は1/(B3×D3 )として表される。
【0018】そこで、まず、流体供給孔4,5間に流体
が流れないとして図10の等価回路を考えると図11の
ようになる。なお、流体供給孔4,5間に流体が流れ
ず、給気圧P1,P2間に流体が流れないから有効面積
S1とS2は物理的に重なり合う部分を持たない。ま
た、P1´、P2´は流体が被支持部材3に作用する供
給側の圧力であり、この圧力に上記有効面積S1、S2
をそれぞれ乗じたものがそれぞれの面積による支持力F
1、F2となるとする。この図11から、給気圧P1に
よる被支持体3の支持力F1は次の第1式で示される。
【0019】 F1=P1´・S1=P1・S1・kc1/(kc1+B1・D3 ) …(1) また、給気圧P2による被支持体3の支持力F2は、 F2=P2・S2・kc2/(kc2+B2・D3 ) …(2) 全体の支持力Fは、 F=F1+F2 ={(P1・S1・kc1・B2+P2・S2・kc2・B1)D3 +(P1・S1+P2・S2) kc1・kc2}/ {B1・B2・D6 +(kc1・B2+kc2・B1)D3 +kc1・kc2} …(3) 第3式において、P1、P2は第3式の上では対称であ
り、分母は常に正であるから、P1を正、P2を負とし
て分子を検討する。
【0020】分子の2つの項が異符号になる場合を考え
る。D3 の係数が正で、(kc1・kc2)の係数が負のと
き P1・S1・kc1・B2+P2・S2・kc2・B1>0 …(4) P1・S1+P2・S2<0 …(5) 第4式より、 P1>−(S2/S1)・(kc2・B1/kc1・B2)
・P2 第5式より、 P1<−(S2/S1)・P2 故に、 −(S2/S1)(kc2・B1/kc1・B2)P2 <P1<−(S2 /S1) ・P2 …(6) 即ち、kc2・B1<kc1・B2であるときは、上記(6)式
が満たされるように、給気圧P1、P2、コンダクタン
スkc1、kc2を調整すれば、第3式の分子の2つの項は
異符号となり、間隙Dの変化によって支持力Fが反転す
ることになる。
【0021】D3 の係数が負で、(kc1・kc2)の係数
が正のときには同様に、 −(S2 /S1) ・P2<P1<−(S2/S1)(kc2・B1/kc1・B2)P2 …(7) となり、kc2・B1>kc1・B2であるときは、上記(7)
式が満たされるように、給気圧P1、P2、コンダクタ
ンスkc1、kc2を調整すれば、間隙Dの変化によって支
持力Fが反転することになる。
【0022】流体供給孔4,5間に流体が流れるとする
と、図10の等価回路は図12となる。なお、流体供給
孔4,5間に流体の流れがあるから実行面積S1、S2
は重なりあう部分を持つことがある。また、Q1、Q
2、Q3は各経路の流体の単位時間当たりの流量を表
す。この図12より、 Q1/(B1・D3 )=P1´ Q3/(B2・D3 )=P2´ Q2/(B3・D3 )=P1´−P2´ (Q1+Q2)/kc1=P1−P1´ (Q3−Q2)/kc2=P2−P2´ 前記6つの式から流量Q1、Q2、Q3を消して圧力P
1、P2の関数として、圧力P1´、P2´を求め、 F=F1+F2=P1´・S1+P2´・S2 に代入することによって得られる支持力Fの式を求め
る。この式は複雑で詳細は省略するが、この式も分母は
常に正であり、分子はD3 の項とDのつかない項の2つ
の項に分けられ、この2つの項の符号が異なるように設
計することによって、支持力FがDの大きさによって反
転するような構成を得ることができる。
【0023】図13は本発明を適用した一実施形態の支
持装置1の概略構成を示した図である。図13に於い
て、2は支持部材となる一方の部材、また、3は被支持
部材としての他方の部材であり、相互の対向面間に略一
定の間隙Dを保って、支持部材2の載置面上に被支持部
材3が保持されるようになっている。支持部材2には空
気等の気体を噴出するための流体噴出孔4とこれを吸入
するための流体吸入孔5とが設けられ、流体噴出孔4に
は正圧P1を発生させるためのコンプレッサー等が、ま
た、流体吸入孔5には負圧P2を発生させるための真空
装置等が接続されている。なお、流体噴出孔4及び流体
吸入孔5はスリット状のものでもよい。
【0024】図13の例では被支持部材3が重合する支
持部材2の面上の外周部に流体噴出孔4を設けると共
に、その中心部に流体吸入孔5を設けるようにしてい
る。図13で示す実施形態の場合には、図15に示す支
持部材2の平面図に示すように流体噴出孔4は、流体吸
入孔5を中心とする支持部材2上の円の軌跡に沿って所
定間隔で多数(図15では4個)の小孔を穿設して形成
している。無論、これとは逆に図17に示す実施形態の
ように流体噴出孔4と流体吸入孔5の位置関係を入れ替
えてもよい。なお、流体噴出孔4及び流体吸入孔5を図
16に示すように線対称に設けても良い。
【0025】更に、図18に示す実施形態のように、中
央部に位置する流体噴出孔4を中心とする支持部材2上
の複数の同心円の各々の軌跡に沿って各軌跡毎に流体吸
入孔5もしくは流体噴出孔4のいずれか一方となる多数
の同種の小孔を穿設し、同心円の径方向に沿って、流体
噴出孔4と流体吸入孔5とを互い違いに設けるようにし
てもよい。この場合も、各円の軌跡に沿って所定間隔で
多数の小孔を穿設して流体噴出孔4または流体吸入孔5
を形成する。なお、中央部に位置する孔を流体吸入孔5
として流体噴出孔4と流体吸入孔5の位置関係を入れ替
えてもよい。
【0026】更に、流体噴出孔4と流体吸入孔5の位置
関係を図19に示すように、千鳥配列としても良く、ま
た、図20に示すように、必ずしも、流体噴出孔4と流
体吸入孔5とを規則正しく配置する必要はない。
【0027】また、支持部材2が十分に広く該支持部材
2に万遍なく流体噴出孔4と流体吸入孔5とが設けられ
ているのであれば被支持部材3を水平面内で摺動動作さ
せることも可能である。もし、流体噴出孔4と流体吸入
孔5とを同心円に沿って規則正しく配備する方法によっ
て被支持部材3を水平面内で摺動動作させるのであれ
ば、流体噴出孔4と流体吸入孔5との間の配設ピッチを
小さく構成し、流体噴出孔4と流体吸入孔5の組を多数
密接して配備するようにする。このような構成によれ
ば、ある程度の重量のある被支持部材3を殆ど摩擦力の
作用しない状態で水平面内で移動させることができ、工
作機械における可動部等(リニアスケール等)を移動さ
せる際に有効に利用することができる。
【0028】または、支持部材2に流体噴出孔4および
流体吸入孔5を設けずに被支持部材3側に流体噴出孔4
および流体吸入孔5を設けて、被支持部材3を支持部材
2の面上を移動させたり、もしくは支持部材2の面に所
定間隔を持って被支持部材3を吸着して支持部材2の面
に吊設した形態で被支持部材3を移動させることができ
る。流体として水,油等の液体を用いる場合では、支持
部材2の外周部にトレイ状のオイルパン等を設けること
がある。流体噴出孔4および流体吸入孔5の流体経路上
の絞り機構による流路抵抗(前述したコンダクタンスの
値kc1, kc2)やコンプレッサーおよび真空装置で供給
される給気圧P1、P2は、前述したように、間隙Dの
変化によって支持力Fが反転するように、被支持部材3
の重量MGおよび被支持部材3に外部から作用する別の
負荷等を考慮して決めるようにする。
【0029】つまり、支持部材2と被支持部材3の底面
との間の間隙が設定値D0となるときに、流体噴出孔4
から噴出する空気が被支持部材3の対向面を退ける支持
力(この支持力は被支持部材3を支持部材2から排斥す
る方向の力であるから以下排斥力という)F1と流体吸
入孔5から吸入される空気が被支持部材3の対向面を引
き付ける支持力(この支持力は被支持部材3を支持部材
2に吸引する方向の力であるから以下吸引力という)F
2と被支持部材3の重量MG(大気圧等を含む荷重)と
の和が零となり、支持部材2と被支持部材3の底面との
間の間隙が設定値D0よりも小さいときには前記和が排
斥力として作用し、かつ、支持部材2と被支持部材3の
底面との間の間隙が設定値D0よりも大きいときには前
記和が吸引力として作用するように、流体噴出孔4およ
び流体吸入孔5の流体経路上の絞り機構による流路抵抗
(コンダクタンスkc1, kc2)やコンプレッサーおよび
真空装置の給気圧P1,P2を決める。
【0030】図14はこのような設計要件を概念的に示
すグラフであり、図中最も上に位置する線図Aが流体噴
出孔4から噴出する空気による排斥力(支持力)F1と
間隙Dとの関係を、また、図中最も下に位置する線図B
が流体吸入孔5から吸引される空気による吸引力(支持
力)F2と重量MGとの和(F2+MG)と間隙Dとの
関係を示している。なお、図14では排斥力F1の働く
方向を正の向きとしているので、吸引力F2および重量
MGは共に負の値である。
【0031】D0は被支持部材3に外部からの負荷が全
く作用しない状態で支持部材2と被支持部材3の底面と
の間に形成されるべき間隙の大きさを示すもので、D=
D0の位置でF1+(F2+MG)=0となるように前
記各要件を設計する必要がある。更に、支持部材2と被
支持部材3の底面との間の間隙Dが設定値D0よりも小
さいときに前記和が排斥力として作用し〔D<D0の条
件下でF1+(F2+MG)>0〕、また、支持部材2
と被支持部材3の底面との間の間隙Dが設定値D0より
も大きいときには前記和が吸引力として作用する必要が
ある〔D>D0の条件下でF1+(F2+MG)<
0〕。要するに、線図Aと線図Bを合成して得られる線
図CがD=D0の位置で支持力0の横軸と交わり、少な
くとも、D=D0の近傍においては、D<D0の領域で
線図Cが支持力0の横軸よりも上に位置し、D>D0の
領域で線図Cが支持力0の横軸よりも下に位置していな
ければならないということである。
【0032】このような条件下で、被支持部材3を支持
部材2に接近させる方向に外力が作用すれば、被支持部
材3の底面の位置がD=D0の位置から支持部材2の側
に向けてD<D0の方向にずれ込むが、このずれ込みが
増大するにつれて実質的な支持力F=F1+(F2+M
G)が増大するため、最終的には外力と実質的な支持力
Fとが釣り合うD<D0の位置で被支持部材3の位置が
安定することになる。
【0033】また、被支持部材3を支持部材2から離間
させる方向に外力が作用すれば、被支持部材3の底面の
位置がD=D0の位置から支持部材2とは逆側に向けて
D>D0の方向にずれ込むが、このずれ込みが増大する
につれて支持力F=F1+(F2+MG)は実質的な吸
引力となって増大するため、最終的には外力と実質的な
吸引力Fとが釣り合うD>D0の位置で被支持部材3の
位置が安定することになる。
【0034】このうち、D<D0方向へのずれ込みに応
じて実質的な排斥力(支持力)Fを増大させて支持部材
2に対する被支持部材3の異常接近を防止しようとする
機能は図5,図6および図7,図8の従来例にも見られ
るが、D>D0方向へのずれ込みに応じて実質的な吸引
力Fを増大させて支持部材2に対する被支持部材3の異
常な離間動作を防止しようとする機能は、図5,図6お
よび図7,図8の従来例には全く見られない。
【0035】一見すると、図6および図8のグラフは図
14に示したグラフと似通っているようだが、実は、図
6に示すものでは被支持部材101の重量MGによって
排斥力F1のグラフをFの位置までマイナス方向にシフ
トしているに過ぎず、D>D0の状況下においても、被
支持部材101と支持部材102aとが引き付け合う力
というものは全く作用していない(図6の線図F1を参
照)。従って、例えば、図5に示すような構造を横置き
型に配置したような場合、つまり、重量MGを利用でき
ないような状況下においては、D>D0方向へのずれ込
みに応じて実質的な吸引力Fを増大させるといったこと
は完全に不可能で、D>D0の状況下でも吸引力ではな
く常に排斥力が作用するか、または、吸引力も排斥力も
作用しない状態となってしまう。
【0036】図8に示すものも基本的には図6に示すも
のと同様で、重量MGに代えて定常的な外力Feにより
排斥力F1のグラフをFの位置までマイナス方向にシフ
トしているに過ぎず、D>D0の状況下において被支持
部材101と支持部材102aとが引き付け合う力とい
うものは全く作用しない(図8の線図F1を参照)。従
って、定常的な外力Feを利用できないような状況下に
おいては、D>D0方向へのずれ込みに応じて実質的な
吸引力Fを増大させるといったことは完全に不可能で、
D>D0の状況下でも吸引力ではなく常に排斥力が作用
するか、または、吸引力も排斥力も作用しない状態とな
ってしまう。
【0037】これに対し、図14に示す本実施形態にお
いては、D=D0における排斥力F1の値〔絶対値〕を
実際の吸引力F2を含む吸引力(F2+MG)の値〔同
じく絶対値〕よりも大きくなるように設計し、更に、D
=D0の位置から離れるに従って共に減少する排斥力F
1の減衰特性と吸引力F2の減衰特性とを調整し、D0
を始点とするD>D0の所定区間においては常に吸引力
F2(純粋な吸引力)が排斥力F1(純粋な排斥力)を
上回るように設計しているので、被支持部材3を支持部
材2から離間させる方向に作用する外力によるD>D0
方向へのずれ込みを、図6(図5)および図8(図7)
に示される従来例に比べ、より確実に防止することがで
きる。
【0038】また、図13,図17,図18,図20と
は逆に支持部材2に被支持部材3を非接触で吊設する場
合の設計上の要件は、D<D0の領域で(F1+MG)
+F2>0、D0を始点とするD>D0の所定区間で
(F1+MG)+F2<0、D=D0の位置で(F1+
MG)+F2=0となる設計を行うことであり、結果的
に、支持部材2に被支持部材3を非接触で載置する前述
の実施形態と同一である。但し、この場合は被支持部材
3を支持部材2から離間させる方向の力の向きを正とす
ると、排斥力F1と重量MGが正の値、吸引力F2が負
の値となる。
【0039】次に、図17の支持装置構造を適用した軸
受6について説明する。図21は、回転軸(工作機械の
スピンドル等)7を径方向に支持する公知の静圧ラジア
ル軸受8,9と、図17の支持装置構造を適用したスラ
スト軸受10とで構成される軸受6の構成を概略で示す
断面図である。
【0040】スラスト軸受10の主要部を構成する軸受
面11には、空気等の気体を噴出するための流体噴出孔
4とこれを吸入するための流体吸入孔5とが設けられ、
流体噴出孔4には正圧P1を発生させるためのコンプレ
ッサー等が、また、流体吸入孔5には負圧P2を発生さ
せるための真空装置等が接続されている。なお、この場
合はスラスト軸受10の他に2つの静圧ラジアル軸受
8,9が設けられているので、これらのものにもコンプ
レッサー等からの正圧P1が供給され、軸受8,9の孔
12から噴出される空気の圧力によって回転軸7が径方
向に保持される。
【0041】つまり、図17に示したものと同様、流体
噴出孔4から噴出される空気により回転軸7の軸端7a
を軸受面11から離間させる排斥力F1を作用させる一
方、流体吸入孔5から吸入される空気により回転軸7の
軸端7aを軸受面11に接近させる吸引力F2を作用さ
せ、両者の釣り合いによって軸受面11と軸端7aとの
間に所定の間隙を維持する構成である。
【0042】従って、回転軸7の軸方向に作用する外力
に対し、図17に示したものと同様の効果、つまり、軸
端7aが軸受面11に接近する方向のずれ込みに応じて
実質的な排斥力を増大させて軸受面11に対する軸端7
aの異常接近を防止し、かつ、軸端7aが軸受面11か
ら離間する方向のずれ込みに応じて実質的な吸引力を増
大させて軸受面11からの軸端7aの異常な離間動作を
防止することができるといった効果を達成することがで
きる。
【0043】但し、図21の例では回転軸7の重量が軸
方向に作用することはないので、図14で説明した条件
式において重量MG=0とおく必要がある。つまり、図
21の構成に対する設計上の要件は、軸受面11と軸端
7aとの間に形成されるべき間隙の大きさをD0、ま
た、実際の間隙の大きさをDとした場合、D=D0の位
置でF1+F2=0、D<D0の位置でF1+F2>
0、D>D0の位置でF1+F2<0である。また、工
具押圧力の反力Fe等が回転軸7の軸方向に定常的に作
用するのであれば、この力Feを前述の重量MGに置き
換えればよく、これに対応する設計要件は、D=D0の
位置でF1+(F2+Fe)=0、D<D0の位置でF
1+(F2+Fe)>0、D>D0の位置でF1+(F
2+Fe)<0である。なお、いずれの場合も、軸端7
aを軸受面11から離間させる方向の力が正、軸端7a
を軸受面11に接近させる方向の力が負である。
【0044】この実施形態によれば、回転体7の軸方向
の正逆に作用する変動的な外乱を支えるための軸受面1
1が回転体7の一方の軸端7aの側だけに存在すればよ
いので、他方の軸端7bの側をわざわざ縮径化してその
外周部に軸受面と対向する面を形成するといった必要が
ない。つまり、回転体7の外径をその全長にわたって大
径部として構成することができ、軸の構造的な強度が維
持される。また、静圧ラジアル軸受8,9も本発明の排
斥力と吸引力でバランスを取る支持装置で構成してもよ
い。流体噴出孔4若しくは流体吸引孔5のどちらか一方
を磁石に代えて、磁力により排斥力若しくは吸引力を発
生させるようにして本発明を構成してもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明の支持装置によれば、近接して配
置される2つの部材を接近させようとして働く外力、お
よび、これらを離間させようとして働く外力の各々に抗
し、前記2つの部材間の間隙を略一定の状態に保って両
者の位置関係を確実に保持することができる。特に、近
接して配置される2つの部材を離間させようとして働く
外力に対しても抵抗力があるので、支持部材となる部材
の面からもう一方の部材を吊設するような形で離間させ
て保持することも可能となる。
【0046】また、本発明の軸受によれば、回転体の片
側の軸端に対向する1つの軸受面さえあれば前記回転体
の軸方向に作用する正逆の外力を支えることができるの
で、回転体の他端を小径化してその外周部に形成される
端面を利用して回転体を両方向から押圧するようにして
軸方向位置を維持していた従来の静圧軸受等とは違っ
て、回転体の端部をわざわざ縮径化する必要がなく、回
転体の構造的な強度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】公知の静圧軸受の作用原理を示す図である。
【図2】静圧軸受の一端面に作用する排斥力の減衰特性
を示す図である。
【図3】回転軸の両端面に排斥力を作用させるようにし
た公知の静圧軸受の作用原理を示す図である。
【図4】静圧軸受の両端面に作用する排斥力の減衰特性
を示す図である。
【図5】回転軸の重量を釣り合いのための力として利用
するようにした公知の静圧軸受の作用原理を示す図であ
る。
【図6】排斥力の減衰特性と回転軸の重量との関係を示
す図である。
【図7】定常的に作用する外力を釣り合いのための力と
して利用するようにした公知の静圧軸受の作用原理を示
す図である。
【図8】排斥力の減衰特性と定常的に作用する外力との
関係を示す図である。
【図9】回転軸を縮径化して両端面に排斥力を作用させ
るようにした公知の静圧軸受を示す図である。
【図10】本発明の原理を説明する図である。
【図11】本発明の原理作用を説明するための流体供給
孔間に流体の流れがないときの等価回路である。
【図12】同流体供給孔間に流体の流れがあるときの等
価回路である。
【図13】本発明を適用した一実施形態の支持装置の概
略構成を示した図である。
【図14】本発明を適用した一実施形態の支持装置の作
用原理を示した図である。
【図15】本発明の一実施形態における支持部材の平面
図である。
【図16】本発明の別の実施形態における支持部材の平
面図である。
【図17】本発明を適用した別な実施形態の支持装置の
概略構成を示した図である。
【図18】本発明を適用した別な実施形態の支持装置の
概略構成を示した図である。
【図19】本発明の別の実施形態における支持部材の平
面図である。
【図20】本発明を適用した一実施形態の支持装置の概
略構成を示した図である。
【図21】本発明を適用した一実施形態の軸受の概略構
成を示した図である。
【符号の説明】
1 支持装置 2 支持部材 3 被支持部材 4 流体噴出孔(流体供給孔) 5 流体吸入孔(流体供給孔) 6 軸受 7 回転軸 8,9 ラジアル軸受 10 スラスト軸受 11 軸受面 12 孔 F1,F2 排斥力 P1,P2 給気圧 S1,S2 面積 D,,D1,D2 間隙 101 回転軸(被支持部材) 101a,101b 軸端 102a 軸受面(支持部材) 102b 軸受面 103a,103b 流体噴出孔

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 近接して配置される部材の対向面の一方
    に、流体噴出孔と流体吸入孔とを設け、前記流体噴出孔
    から噴出する流体が他方の部材の対向面を退ける排斥力
    と、前記流体吸入孔から吸入される流体が前記他方の部
    材の対向面を引き付ける吸引力とにより、前記部材間に
    間隙をおいて一方の部材に対して他方の部材を支持する
    ようにしたことを特徴とする支持装置。
  2. 【請求項2】 前記一方の対向面と他方の対向面との間
    の間隙が設定値となるときに排斥力と吸引力と前記他方
    の対向面に作用する外力との和が零となり、前記一方の
    対向面と他方の対向面との間の間隙が前記設定値よりも
    小さいときには前記和が排斥力として作用し、かつ、前
    記一方の対向面と他方の対向面との間の間隙が前記設定
    値よりも大きいときには前記和が吸引力として作用する
    ように、前記流体噴出孔から噴出する流体の排斥力と前
    記流体吸入孔から吸入される流体の吸引力の大きさおよ
    び減衰特性を調整してあることを特徴とする請求項1記
    載の支持装置。
  3. 【請求項3】 前記外力が変動すると前記間隙の大きさ
    が変動して前記和が零に維持されることを特徴とする請
    求項2記載の支持装置。
  4. 【請求項4】 前記流体噴出孔か流体吸入孔のどちらか
    一方を磁石とし、前記流体の変わりに磁力とし、前記排
    斥力もしくは吸引力を磁力によって発生させるようにし
    た請求項1,請求項2または請求項3記載の支持装置。
  5. 【請求項5】 前記流体として気体を使用することを特
    徴とした請求項1,請求項2、請求項3または請求項4
    記載の支持装置。
  6. 【請求項6】 前記流体として液体を使用することを特
    徴とした請求項1,請求項2、請求項3または請求項4
    記載の支持装置。
  7. 【請求項7】 請求項1,請求項2,請求項3,請求項
    4、請求項5または請求項6のいずれか1項に記載の支
    持装置よりなる軸受。
  8. 【請求項8】 前記軸受けが回転運動を支持するもので
    ある請求項7記載の軸受。
  9. 【請求項9】 前記軸受けが工作機械の工具の回転運動
    を支持するものである請求項8記載の軸受。
  10. 【請求項10】 前記軸受けが回転する工作機械の工具
    に作用する軸方向の外力を支持するものである請求項9
    記載の軸受。
JP8087396A 1996-03-08 1996-03-08 支持装置および軸受 Pending JPH09242756A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8087396A JPH09242756A (ja) 1996-03-08 1996-03-08 支持装置および軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8087396A JPH09242756A (ja) 1996-03-08 1996-03-08 支持装置および軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09242756A true JPH09242756A (ja) 1997-09-16

Family

ID=13730471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8087396A Pending JPH09242756A (ja) 1996-03-08 1996-03-08 支持装置および軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09242756A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003021142A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Mitsutoyo Corp エアーベアリングを用いた駆動装置
CN100386535C (zh) * 2004-06-02 2008-05-07 发那科株式会社 制动装置
DE102005050108B4 (de) * 2005-10-18 2009-04-09 Bundesrepublik Deutschland, vertreten durch das Bundesministerium für Wirtschaft und Arbeit, dieses vertreten durch den Präsidenten der Physikalisch-Technischen Bundesanstalt Luftlager und Verfahren zur Einstellung eines Lagerspalts
JP2010135803A (ja) * 1998-09-25 2010-06-17 Nikon Corp 露光装置、露光方法及び基板
CN107061493A (zh) * 2017-05-04 2017-08-18 昆明理工大学 基于单电磁铁悬浮与气浮复合支承的装置及其控制方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010135803A (ja) * 1998-09-25 2010-06-17 Nikon Corp 露光装置、露光方法及び基板
JP2003021142A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Mitsutoyo Corp エアーベアリングを用いた駆動装置
GB2378736A (en) * 2001-07-05 2003-02-19 Mitutoyo Corp Air bearing drive system having levitation and suction means
GB2378736B (en) * 2001-07-05 2005-03-23 Mitutoyo Corp Air bearing drive system
CN100386535C (zh) * 2004-06-02 2008-05-07 发那科株式会社 制动装置
DE102005050108B4 (de) * 2005-10-18 2009-04-09 Bundesrepublik Deutschland, vertreten durch das Bundesministerium für Wirtschaft und Arbeit, dieses vertreten durch den Präsidenten der Physikalisch-Technischen Bundesanstalt Luftlager und Verfahren zur Einstellung eines Lagerspalts
CN107061493A (zh) * 2017-05-04 2017-08-18 昆明理工大学 基于单电磁铁悬浮与气浮复合支承的装置及其控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9533083B2 (en) Methods of operating a rotary blood pump
US6227820B1 (en) Axial force null position magnetic bearing and rotary blood pumps which use them
JPH04219493A (ja) ターボ分子ポンプ
JPH0781588B2 (ja) 軸受支持体
US5341059A (en) Superconducting bearing unit and operating method thereof
JPS6199719A (ja) 回転軸用支持組立体
CN111561519A (zh) 用于磁悬浮轴承的刚度增益机构、磁悬浮轴承和血泵
KR100574305B1 (ko) 회전 샤프트용 지지 조립체
JPH09242756A (ja) 支持装置および軸受
SE508442C2 (sv) Elektrodynamiskt magnetlager
CN113685440B (zh) 气浮旋转组件以及包含其的磁流体密封件
SE508445C2 (sv) Vakuumpump av höghastighetstyp
JPS6314205B2 (ja)
JPS62165019A (ja) 磁気浮上スライド
US6065875A (en) Turbo charger bearing construction
JP2001254693A (ja) 磁気浮上式シールレスポンプ
JPH1137155A (ja) 磁気軸受およびその制御系
JPS63111311A (ja) 磁気軸受装置
GB2266009A (en) Air bearing in brushless electric motor.
JPS61165017A (ja) スラスト軸受装置
JPH04339195A (ja) ターボ分子ポンプ
JPH04209995A (ja) 低真空ポンプの軸受構造
JPH0216390A (ja) ターボ分子ポンプ
JPH08284870A (ja) 磁気軸受ポンプ
Crane Magnetic bearings for high speed turbo molecular pumps

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040511