JPH09242306A - すのこ - Google Patents

すのこ

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Publication number
JPH09242306A
JPH09242306A JP8469696A JP8469696A JPH09242306A JP H09242306 A JPH09242306 A JP H09242306A JP 8469696 A JP8469696 A JP 8469696A JP 8469696 A JP8469696 A JP 8469696A JP H09242306 A JPH09242306 A JP H09242306A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leg
synthetic resin
fitting groove
nonslip
slip
Prior art date
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Pending
Application number
JP8469696A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiharu Mukai
俊晴 向井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurabo Industries Ltd
Kurashiki Spinning Co Ltd
Original Assignee
Kurabo Industries Ltd
Kurashiki Spinning Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kurabo Industries Ltd, Kurashiki Spinning Co Ltd filed Critical Kurabo Industries Ltd
Priority to JP8469696A priority Critical patent/JPH09242306A/ja
Publication of JPH09242306A publication Critical patent/JPH09242306A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産性を低下させることなく、床面との滑り
止め効果を発揮させ、かつ床面の凹凸を吸収することが
可能であるすのこを得る。 【構成】 円柱状の弾性材を滑り防止材として使用し、
脚材下面側に設けた断面切り欠き円形状の嵌着溝に嵌着
させることとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室、洗面所、台
所等の床面上に敷設して用いられるすのこに関し、特に
滑り防止機能を付与したすのこに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室、洗面所、台所等の床面、特
に水回り部分の床面上にはすのこが敷設されることが多
い。しかし、従来のすのこは単なる木材製若しくは合成
樹脂製であるため床面上を滑る状態がしばしば見られ
た。これについては、すのこを床面に固着すれば解決す
るのであるが、完全に固定したのでは後々の床のメンテ
ナンス、すのこの交換が困難になる等、多くの問題が生
じるため実施できない。
【0003】また、同様に単なる木材製若しくは合成樹
脂製であることによる問題であるが、床面にこまかな凹
凸がある場合、すのこの脚材はその凹凸を吸収できず、
脚材と床面との間に隙間が生じる。その状態において、
当該隙間の上面に人が移動すると、その重みで脚材と床
面とが突き当たり、異音が発生する。また、同じく人の
移動により、前記重みが取り除かれると、元の状態に戻
る反動により異音が発生する。この異音は、浴室、洗面
所、台所等における作業者にとって非常に不快な音であ
り、この異音発生を防止することが求められていた。
【0004】上記問題の改善として一部見られるのが、
実開昭58−129889号公報に掲げられるものであ
る。これは、脚材の下面側すなわち脚材と床面との接触
部分に滑り止めを付与する。この滑り止めの摩擦係数の
高さを利用し、上記問題の1つである床面上の滑りの解
決を図るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記改善方法
にも問題が生じていた。図5に前記改善方法における脚
材部分を示す。
【0006】図5における脚材の下面には滑り止め
(6)が付与されている。滑り止め(6)は脚材長手方
向に延びる帯状のものである。そして、滑り止め(6)
は、脚材下面に設けた溝部に接着剤を介して固着される
のである。よって、通常のすのこの生産工程に加えて、
接着剤塗布工程、接着工程、乾燥工程という煩雑な工程
が加わるのである。これは生産性の低下につながり、ひ
いてはコスト上昇となるのである。特に滑り止め(6)
は、スポット接着ではその固着力が弱く剥がれが生じる
ため全面接着でなくてはならず、生産性の低下は著し
い。
【0007】そこで、本発明は上記課題を解決し、滑り
止め機能を付与するとともに異音の発生を防止し、かつ
生産性を損なわないすのこを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、硬質合成樹脂
板、硬質合成樹脂製脚材及び滑り防止材から成り、硬質
合成樹脂板は所定の間隔を保って少なくとも2枚以上配
置され、その下面に少なくとも2本以上の脚材が前記硬
質合成樹脂板に固着され、前記脚材下面側に設けられた
嵌着溝に滑り防止材が嵌着されてなるすのこにおいて、
前記滑り防止材は円柱状の弾性材からなり、前記嵌着溝
は断面切り欠き円形状であり、当該嵌着溝の開口幅は滑
り防止材の直径より小さく、当該嵌着溝の溝深さは滑り
防止材の半径より大きくするものである。
【0009】本発明のすのこの斜視図を図1に、すのこ
の裏面部の斜視図を図2に、脚材部分の拡大断面図を図
3に、脚材下面の嵌着溝の拡大断面図を図4に示す。
【0010】硬質合成樹脂板(2)としては、非発泡若
しくは低発泡の押出成形板が例示される。加工性の観点
からすれば低発泡の押出成形板が好ましく、その発泡倍
率は、1.5倍〜5倍ぐらいが好ましい。材質として
は、特に限定的ではないが、ポリスチレン樹脂、ポリエ
チレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹
脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体
樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂等の1種又は2種以
上の混合物が使用される。好ましくはポリスチレン樹脂
である。なお、図1においては3枚の合成樹脂板を所定
の間隔をおいて並列に配置するが、枚数及び間隔等は所
望に応じて設定すればよい。一般的には3〜6枚の合成
樹脂板が配置される。また、水回りに使用することから
すれば上面側に例えばエンボス加工などの滑り止めを施
すことも好ましい。
【0011】脚材(3)についても、硬質合成樹脂板
(2)と同様非発泡若しくは低発泡の押出成形材が例示
される。ただし、必ずしも合成樹脂板(2)と同様のも
のにする必要はなく、別成形材としてもよい。また、材
質については合成樹脂板(2)に例示されたものが使用
でき、合成樹脂板(2)と同材質であっても異材質であ
ってもよい。接着性の観点よりすれば同材質であること
が好ましい。さらには、その形状・本数・間隔について
も要求される強度・使用部位・コスト等に応じて設定す
ればよい。脚材の下面側には断面切り欠き円形状の嵌着
溝(5)が設けられる。当該嵌着溝(5)において、図
4に示す開口幅Aは滑り防止材の直径より小さく、ま
た、溝深さBは滑り防止材の半径より大きいこととす
る。この条件を具備しなくては円柱状の滑り防止材が脚
材下面に保持されないためである。開口幅A及び溝深さ
Bの寸法に関しては、滑り防止材の材質、硬度に応じ滑
り防止材の保持力、滑り防止材の嵌め込みやすさを考慮
し、任意に設定すればよいのであるが、床面の凹凸を吸
収する効果を発揮させるためには、滑り防止材が脚材下
面よりさらに下方側に少なくとも1mm以上、好ましく
は2mm以上突出していなくてはならず、よって溝深さ
Bは滑り防止材の直径より1mm以上小さいことを必要
とする。
【0012】滑り防止材(4)は円柱状の弾性材からな
る。その材質としては、天然ゴム、クロロプレンゴム、
ネオプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、シリコン
ゴム、ニトリル−ブタジエンゴム等が例示される。当該
滑り防止材(4)は、床面との接地部分に使用されるた
めその硬度が重要な因子となる。本発明におけるすのこ
では、硬度(JIS K6301に掲げるスプリング式
かたさ試験A形)50〜90が使用される。脚材下面に
設けた嵌着溝への嵌め込みやすさを併せて考慮すれば硬
度60〜75が特に好ましい。なお、水回りに使用され
ることが多いゆえ、独立気泡の非発泡品若しくは独立気
泡の低発泡品が好ましい。なお、滑り防止材は脚材下面
の嵌着溝に下方側から押圧することにより嵌め込まれ
る。
【0013】硬質合成樹脂板(2)と脚材(3)との固
着については特に限定的なものではなく、釘止め、接着
剤止め、連結具による固着等いずれでもよい。外観的見
地からすれば連結具による固着が好ましい。
【0014】以下、実施例を挙げて本発明を説明する。
【0015】
【実施例】長さ1100mm、幅95mm、厚み20m
mのポリスチレン製押出成形板(発泡倍率2.3倍)
(2)を3枚平行かつ並列に5.5mmの間隔で配置す
る。なお、押出成形板(2)の上面には滑り止めのため
のエンボス加工が施してある。また、脚材(3)と押出
成形板(2)を固着するための連結具を挿入するための
下穴を設けている。
【0016】当該ポリスチレン製押出成形板(2)と直
交するように長さ296mm、幅30mm、厚み67m
mのポリスチレン製脚材(発泡倍率2.3倍)(3)を
5本、225mmの間隔をおいて平行に配置する。脚材
(3)の下面には嵌着溝(5)が設けられる。嵌着溝の
開口幅Aは10.6mm、溝深さBは14mmである。
さらに押出成形板(2)と同様に連結具を挿入するため
の下穴を設けている。
【0017】滑り防止材(4)はクロロプレンゴム製独
立気泡品を使用する。比重は、1.48であり硬度は6
2である。円柱状で直径は16mm、長さは脚材と同じ
く296mmとする。
【0018】なお、本実施例においては押出成形板
(2)と脚材(3)との固着は接着剤を介して連結具に
より行う。連結具は高さ30mm、直径10mmの円柱
状品であり、ポリスチレン製射出成形品である。以上の
構成部材よりすのこは次のように組立てられる。
【0019】まず、滑り防止材(4)を脚材下面の嵌着
溝(5)の開口部分にセットし、滑り防止材側より押圧
する。滑り防止材(4)は弾性材であり弾性変形をする
ので嵌着溝に嵌まり込むこととなる。この時、滑り防止
材(4)の復元力によって嵌着後は、当該溝(5)にし
っかり保持されることとなる。つづいて、脚材(3)に
設けた下穴に接着剤(スチレン樹脂系接着剤)を充填
し、連結具を15mm程度プラスチックハンマーにより
下穴に打込む。さらに、押出成形板(2)に設けた下穴
に上記接着剤を充填し、前記と同様に連結具を打込む。
同様に複数本の押出成形板(2)と脚材(3)とを連結
することにより本発明のすのこが得られる。
【0020】
【発明の効果】本発明のすのこは、円柱状の弾性材を滑
り防止材として使用し、脚材下面側の嵌着溝に嵌着させ
ることとしたので、生産性を落とすことなく滑り止め効
果を発揮させることができ、さらに床面の凹凸を吸収す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るすのこの斜視図である。
【図2】 本発明に係るすのこの裏面部の斜視図であ
る。
【図3】 本発明に係るすのこの脚材部分の拡大断面図
である。
【図4】 本発明に係るすのこの嵌着溝部分の拡大断面
図である。
【図5】 従来のすのこの脚材部分の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 すのこ 2 硬質合成樹脂板 3 脚材 4 滑り防止材 5 嵌着溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質合成樹脂板、硬質合成樹脂製脚材及
    び滑り防止材から成り、硬質合成樹脂板は所定の間隔を
    保って少なくとも2枚以上配置され、その下面に少なく
    とも2本以上の脚材が前記硬質合成樹脂板に固着され、
    前記脚材下面側に設けられた嵌着溝に滑り防止材が嵌着
    されてなるすのこにおいて、前記滑り防止材は円柱状の
    弾性材からなり、前記嵌着溝は断面切り欠き円形状であ
    り、当該嵌着溝の開口幅は滑り防止材の直径より小さ
    く、当該嵌着溝の溝深さは滑り防止材の半径より大きい
    ことを特徴とするすのこ。
JP8469696A 1996-03-12 1996-03-12 すのこ Pending JPH09242306A (ja)

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JP8469696A JPH09242306A (ja) 1996-03-12 1996-03-12 すのこ

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JP (1) JPH09242306A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100624129B1 (ko) * 2005-05-04 2006-09-19 성심산업(주) 간편시공이 가능한 마루 바닥재
CN112423961A (zh) * 2018-07-12 2021-02-26 Skz德国塑料中心测试有限公司 用于制造塑料排水板的方法和塑料排水板

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KR100624129B1 (ko) * 2005-05-04 2006-09-19 성심산업(주) 간편시공이 가능한 마루 바닥재
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