JPH09240784A - キャッピング装置 - Google Patents

キャッピング装置

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JPH09240784A
JPH09240784A JP6892596A JP6892596A JPH09240784A JP H09240784 A JPH09240784 A JP H09240784A JP 6892596 A JP6892596 A JP 6892596A JP 6892596 A JP6892596 A JP 6892596A JP H09240784 A JPH09240784 A JP H09240784A
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chute
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Nobuyuki Takakusaki
信之 高草木
Yoshinori Asada
吉則 浅田
Takashi Miyazaki
隆 宮崎
Masamichi Minamino
正道 南野
Naoyoshi Yanai
直義 谷内
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House Foods Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャップが容器口部に傾斜状態で冠帽される
ことを防止し、且つ確実にキャップと容器の軸線が一致
する状態でキャッピングができる。 【解決手段】 キャップ供給シュート6を経て容器30
に冠帽したキャップ32を固定ガイド12で略水平状態
に拘束して通過させ、且つその下流に揺動シュート21
とキャップ仮締部材14を配置し、揺動シュート18が
螺着の進行に応じて傾斜し、少なくともキャップが容器
への螺着が開始されて傾きが起こるおそれが無くなるま
で、キャップ32を略水平状態に拘束する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口部外周にネジが
形成された容器にネジキャップを螺着するキャッピング
装置、特にネジキャップが容器口に傾き締まり状態で螺
着されるのを防止したキャッピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内周面にネジが形成されたネジキ
ャップ(以下、単にキャップという)を容器口部に螺着
するキャッピング装置において、キャップの傾き締まり
等の不正螺着を防止する方策として、キャップを容器に
密封締めする密封締装置の上流側に、仮締めする仮締装
置を配置したキャッピング装置が知られている(例え
ば、特公平3−14715号、実開平7−21599号
公報)。従来の仮締装置は、キャップの天面を押える押
圧手段とキャップ外周面に当接して容器が移動すること
によってキャップをネジ締め方向に回転させてキャップ
を仮締めする干渉部材とから構成され、キャップが仮締
装置に達すると、キャップ天面が押圧手段に当たること
により姿勢が略水平状態に矯正され、この状態で干渉部
材と摺接してキャップを仮締めすることにより、キャッ
プが傾いて螺着される不正螺着を防止するようにしてい
る。
【0003】
【問題を解決しようとする課題】しかしながら、一般に
キャッピング装置における容器へのキャップの冠帽は、
シュート端部に傾斜状態で整列されたキャップを移動中
の容器口部が引っ掛けてシュートより離脱させることに
より、容器口にキャップが載るようになっているので、
キャップが傾斜状態のまま冠帽されることがある。その
ような場合、キャップ天面を押える押圧手段を有してい
ても、キャップと容器ネジ部の軸線が一致するようにキ
ャップの姿勢を矯正することは困難であり、傾いたまま
仮締めされてキャップ密封締装置に送られることがあ
る。キャップが傾いた状態で仮締めされていると、キャ
ップと容器のネジ山部が楔状となってキャップ密封締装
置での完全な螺着ができなくなり、不正螺着が発生する
問題があった。
【0004】また、例えキャップが水平状態で冠帽され
ていても、従来装置の構成では、押圧手段による上方か
らの押圧力が弱い場合には、干渉部材がキャップの外周
面に圧接される時点で、びん口のねじ山とキャップのね
じ山とが噛み合う前の状態であると、干渉部材によって
一方の側面から押されることによりキャップが傾いてし
まい、また逆に押圧手段による上方からの押圧力が強過
ぎる場合には、キャップが回転しにくくなるという問題
もあり、最適な押圧力に調節することが難しいという欠
点があった。
【0005】本発明は、上記実情に鑑み創案されたもの
であって、容器へのキャップ冠帽時にキャップが容器口
部に傾斜状態で冠帽されることを防止し、且つキャップ
が傾き締めを発生するおそれのない螺合段階までその状
態を保持して、キャップと容器の軸線が一致する状態で
キャップの螺合ができ、キャップの不正螺着を確実に解
消することができるキャッピング装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】キャップと容器との正確
な螺合は、容器口にキャップが傾き状態で冠帽されてい
る場合のみならず、たとえキャップが水平状態で冠帽さ
れていても不安定なため螺合開始時に衝撃等で傾くと困
難となる。しかしながら、キャップが略水平状態で螺合
を開始し、ある程度キャップのネジと容器のネジが噛み
合えば、その後はたとえ衝撃があってもキャップは傾く
ことがなく正確に螺着させることができる。本発明者
は、この事実に着目して研究した結果、キャップを確実
に略水平状態に容器に冠帽でき、且つその状態をキャッ
プが容器にある程度螺合して傾く恐れがなくなるまで維
持するようにキャップを拘束することができる技術的手
段を見出し、本発明に達したものである。
【0007】即ち、上記課題を達成する本発明のキャッ
ピング装置は、口部外周面にネジが形成された容器にネ
ジキャップを密封締めするキャッピング装置において、
キャップ供給シュートを経て容器に冠帽した状態にある
キャップを略水平状態に拘束して通過させる揺動可能な
揺動シュートと、該揺動シュートと上流側が重複するよ
うに配置され、該揺動シュートを通過するキャップのス
カート壁側面に接触し該キャップを容器との螺着方向に
回転させるキャップ仮締め部材とを有し、少なくとも該
キャップ締め部材によりキャップの螺着が開始された状
態になるまで、該キャップを前記揺動シュートにより略
水平状態に拘束するようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0008】前記揺動シュートは、上部ガイド、キャッ
プのスカート壁下端を支持する一対のシュート底板を有
し、上流側を支点に下流側が一定角度の範囲内で揺動す
るように固定部材に軸受され、且つ揺動方向にスプリン
グにより付勢されていることが好ましく、それによりキ
ャップを安定して螺合させることができる。また、前記
揺動シュートのシュート底板は、キャップが傾き締まり
の発生しない状態に容器口に螺着される下流側位置に達
したときに、該キャップを揺動シュートから離脱させる
ように両側のシュート底板間の間隔が下流側に広がるテ
ーパー状に形成されているのが望ましく、それによリシ
ュート底板が容器のネックリングに当たることを防止で
きる。
【0009】さらに、前記揺動シュートと前記キャップ
供給シュートとの間に、該キャップ供給シュートを経て
容器に冠帽した状態にあるキャップを拘束して略水平状
態に維持する固定ガイドからなるキャップ姿勢安定部を
設けるのが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づき詳細に説明する。図1〜図5は本発明の
キャッピング装置の要部を示し、図6はキャッピング装
置全体の配置を示している。この実施の形態では、仮締
装置と密封締装置を有するキャッピング装置の場合につ
いて説明する。
【0011】本実施形態のキャッピング装置は、外周部
にボトル等の容器の胴部下部及び胴部上部が嵌合する凹
部が形成されている胴部係合円盤21、22、及び容器頚
部が嵌合する凹部が形成されている口頚部係合円盤3と
からなる容器搬送ターレット1と、その外側に胴部係合
円盤21、22及び口頚部係合円盤3と対峙して容器を案
内する3段のアウターガイド41、42、43とからなる
回転搬送装置を有し、前記容器搬送ターレット1が回転
することによって内容液が充填された容器を等ピッチに
円軌道からなる容器搬送軌道上を搬送する。そして、該
容器搬送軌道に沿って、該容器搬送軌道に供給される容
器の上方にキャップを供給するキャップ供給シュート
6、仮締装置10、及びキャップ密封締装置が順に配置
されている。前記キャップ密封締装置は、図示されてい
ないが、従来のキャッピング装置で採用されている周知
のものが適宜採用できる。
【0012】キャップ供給シュート6の下流端には、図
6に示すように、連なって連続状態で搬送されてくるキ
ャップ32に係合して該キャップを一時的に停止させる
一対のゲートストッパー7が設けられている。該ゲート
ストッパー7は、適宜手段のものが採用できるが、図示
の実施形態のものはくの字状レバー8から形成され、そ
の中心部が回動自在に軸着され、且つ基端部がスプリン
グ9によって押圧されて先端部をキャップの通路に突出
する方向に付勢させてあり、常時はシュート先端のキャ
ップに係合してキャップがキャップ供給シュートから落
下するのを防止している。
【0013】本実施形態の仮締装置10は、本発明の特
徴をなすものであり、その構成が図1〜図5に示されて
いる。仮締装置10は、キャップ姿勢安定部11及びキ
ャップ姿勢水平保持部13と、仮締部材14とから構成
されている。前記キャップ姿勢安定部11は、キャップ
供給シュート6のゲートストッパーに保持されているキ
ャップを容器口部上端が引っかけて移動する際、冠帽さ
れたキャップのネジと容器のネジとが螺着しない高さに
キャップを保持してキャップ姿勢を安定させるための固
定ガイド12で構成され、図3に明示されているよう
に、一対のキャップ下部受けガイド151、152、一対
の側部ガイド161、162及び上部ガイド17から構成
されている。該固定ガイド12は、下流側に僅かに傾い
ており、キャップを4面よりガイドで拘束して、キャッ
プがガイドに対して傾かないようにし、キャップのネジ
とボトルのネジが当たる直前までキャップを下方に案内
するようになっている。
【0014】一方、キャップ姿勢水平保持部13は、前
記キャップ姿勢安定部11の下流側に位置し、前記キャ
ップ姿勢安定部で姿勢が略水平状態に安定されたキャッ
プを受入れ、該キャップをその状態で保持しながらキャ
ップが仮締めするにつれて次第に揺動し、キャップの傾
き締め(キャップベレー)が発生する恐れがない状態ま
で螺合したところでシュート底板から外れるようにした
揺動シュート18で構成されている。該揺動シュート1
8は、キャップの底部を受ける一対のシュート底板19
1、192、及び上部ガイド21とから構成され、図1及
び図2に明示されているように、前記上部ガイドと一対
のシュート底板は、その上流端部の両側が一対の連結板
20によって連結されて一体に組立られている。そし
て、前記一対の連結板20が、前記キャップ姿勢安定部
を保持している固定フレーム22に設けられたブラケッ
ト29に軸23を支点として揺動自在に保持され、揺動
シュート18全体が上流側を支点に上下に揺動できるよ
うになっている。前記上部ガイド21の上面には揺動シ
ュートの最大揺動角度を規制するための規制杆24が設
けられ、該規制杆の上端が固定フレームに係合すること
によって、最大揺動角度を規制するようになっている。
前記規制杆24には、該揺動シュートが自由に跳ねずに
安定してキャップを案内できるようにバネ圧の弱いスプ
リング25が上部ガイド21と固定フレーム22との間
に嵌合されている。従って、キャップを保持していない
状態では、図1に示すように最大に傾斜した状態にあ
る。
【0015】また、上記揺動シュートのシュート底板1
1、192は、後述するキャップ仮締部材でキャップを
仮締めして、キャップベレーが発生しない状態になった
ところで、シュート底板からキャップが外れるような寸
法関係で構成され、シュート底板がボトルネックリング
部に当たることを防止している。そして、キャップがシ
ュート底板から良好に外れるように、本実施形態のシュ
ート底板191、192間の間隔が、図5に示すように、
その下流端部次第に広がって、キャップの保持を解除す
ようにテーパー状に形成されている。
【0016】一方、キャップ仮締部材14は、ゴム等の
弾性材もしくは金属で形成され、キャップに当接するキ
ャップ当接面26がローレット状や梨地状等の粗面に形
成され、キャップ外周部との摩擦力を高めている。該キ
ャップ仮締部材14は、揺動シュートのアウターガイド
側のシュート底板上方に下流側に延びて、容器に冠帽さ
れたキャップ外周面に当接するように配置され、固定部
材27にスプリング28を介して保持され、前記キャッ
プ当接面がキャップ外周面と当接するように付勢されて
いる。
【0017】ここで、上記キャップ32のねじ山33と
容器口31のねじ山34との関係について図7(A)、
(B)により簡単に説明する。キャップ32は、上記キ
ャップ供給シュート6の上方に設けられた他キャップソ
ータ(図示せず)によって、開口側が下方を向くように
整列されてキャップ供給シュート内に投入されて落下す
る。このキャップ32は上下方向には整列されている
が、回転方向に関しては位置決めされていないので、キ
ャップ供給シュートから容器30によって取り出された
時点における、キャップ32のねじ山33と容器口31
のねじ山34との回転方向の相対的な位置はそれぞれ異
なっており、その相対位置によって、両者のねじ山3
3、34の噛み合いのタイミングが異なる。
【0018】即ち、キャップ32が容器口によって取り
出された時点で、キャップのネジ山33の噛み合い開始
位置(ねじ山の下部側先端)33aと、容器口31のね
じ山34の噛み合い開始位置(ねじ山の上部側先端)3
4aとが一致している場合(図7(B)参照)には、仮
締部材によってキャップ32が回転されると、直ちにキ
ャップ32のねじ山33と容器口31のねじ山34とが
噛み合いを開始するが、両ねじ山の位置がずれている場
合には、両ねじ山33、34の先端33a、34a同士
が一致するまでキャップが回転した後に両ねじ山の噛み
合いが始まる。従って、両ねじ山の位置がずれている場
合には、直ちに噛み合いが開始する場合に比べて、最大
限ほぼ1回転遅れて噛み合いを開始することになる(図
7(A)参照)。また、直ちに噛み合いが開始する場合
とほぼ1回転遅れて噛み合いが開始する場合とは、容器
口に被せられているキャップ32の高さが、ほぼねじ山
1ピッチ分異なっている(図7の高さh参照)。
【0019】本実施形態のキャッピング装置は以上のよ
うに構成され、内容液が充填された容器30は、図示し
ない供給コンベヤによってキャッピング装置に供給さ
れ、ロータリコンベヤに下端部が支持され胴部及び口頚
部が胴部係合円盤21、22及び口頚部係合円盤3に係合
して、アウターガイド41〜43に案内されて等ピッチ間
隔で円軌道に沿って移動する。その際、本実施形態の回
転搬送装置は、3段の円盤からなる容器搬送ターレット
と3段のアウターガイドで、容器を胴部個所と口頚部を
拘束して搬送するので、容器が揺れることなく安定し、
後述するキャップ供給シュート6から確実にキャップを
引っ掛けて容器口部に正確に冠帽させることができる。
【0020】一方、キャップ32はキャップ供給シュー
ト6によって連続状に供給され、その下流端部でゲート
ストッパー7に係止して、図1及び図2に示すように前
傾状に停止しており、該位置を通過する容器30の口部
上端がキャップの先端内周面と係合し、容器が移動する
ことにより、ゲートストッパー7をスプリング9に抗し
て開きキャップ32をキャップ供給シュート6から取出
す。容器口部に冠帽してシュートから引出されたキャッ
プは、仮締装置のキャップ姿勢安定部11の固定ガイド
12により、図3に示すように4面を拘束されながら容
器と共に移動し、僅かに前傾姿勢ではあるが、略水平に
安定した姿勢で該キャップのネジとボトルのネジが当た
る直前まで下方に下がり、その状態でキャップ姿勢水平
保持部13に配置された揺動シュート18に入り、図4
に示すように該シュートにより拘束されながら移動す
る。
【0021】揺動シュート18は、該シュート内にキャ
ップがない状態では図1に示すように、自重及びスプリ
ング25により最大に傾斜した状態であるが、該シュー
ト内にキャップが搬送されてくると、キャップ頂面が揺
動シュート18の上部ガイド21に当たり、揺動シュー
ト18をスプリング25に抗して押し上げながら移動す
る。そのことは、キャップ32の頂面を上部ガイド21
が適度の圧力でキャップを略水平状態に保ちながら容器
口に押圧することを意味し、それによりキャップと容器
の軸心を一致させた状態で仮締めが開始されることにな
る。
【0022】キャップ32が容器30の移動に伴って揺
動シュート18内を移動することによって、揺動シュー
ト18の下流側と一部が重なるように固定配置されてい
るキャップ仮締部材14にキャップ周壁が当接する結
果、該キャップ仮締部材14との摩擦力により、キャッ
プは螺着方向に回転され、キャップの仮締めが行われ
る。
【0023】前記のように、容器30によってキャップ
32がキャップ供給シュート6から取り出された時点で
は、キャップ32のねじ山33と容器口31のねじ山3
4との回転方向の位置関係は一定ではなく、図7(A)
の状態と同図(B)の状態あるいはその中間のいずれか
の状態にあり、第7図(B)の状態にある場合には、キ
ャップ32がキャップ仮締め部材14によって回転を始
めると直ちに両ねじ山33、34が噛み合いを開始す
る。一方、図7(A)の状態にある場合には、前記
(B)の状態にある場合よりもキャップのねじ山1ピッ
チ分高い位置にあるので、1回転した後に噛み合いを開
始して徐々に下降する。また、上記(A)の状態と
(B)の状態の中間の状態にあるキャップ32は、それ
ぞれ所定量回転された後に噛み合いを開始して徐々に下
降する。
【0024】このようにキャップ32が揺動シュート1
8内に導入された時点では、キャップ32のねじ山33
と容器口31のねじ山34との回転方向の相対位置が異
なっているために、キャップ32の高さはそれぞれ相違
しているが、揺動シュート18のシュート底板191
192及び上部ガイド21によってほぼ水平状態の安定
した姿勢に保持されている。そのため、キャップ32が
傾いた状態で容器口31に噛み合ってしまうことはな
く、常に安定した仮締めを行うことができる。
【0025】そして、キャップと容器の螺合が進み、も
はやキャップベレーが発生するおそれがない状態まで螺
合したところで、図5に示すように、揺動シュート18
がキャップ32の拘束を解き、キャップは容器のみに支
持されるようになる。従って、図1及び図2に示すよう
に、揺動シュートのシュート底板191、192を短く形
成することができ、シュート底板がボトルネックリング
31に当たることがなく、ボトルを傷付けるの防止する
ことができる。容器がさらに移動することによってキャ
ップ仮締部材による仮締めが進行する。仮締めが終了し
た容器は、その後密封締装置が配置されている位置を通
過することによって、密封締めが行われる。
【0026】次に、第2の実施形態にかかるキャッピン
グ装置について、図8により説明する。この実施形態
は、上記第1の実施形態と基本的な構成を共通している
ので、同一の部分には同一の符号を付してその説明を省
略する。この実施形態は、前記実施形態のものと比較し
て、キャップ供給シュートの下流に直接揺動シュートが
ある点、及び該揺動シュートの揺動機構が主に相違して
いる。
【0027】前記実施形態ではキャップ姿勢安定部を設
けたが、該キャップ姿勢安定部は必ずしも必要でなく、
本実施形態では、キャップ供給シュート6のすぐ下流に
揺動シュート18を設けてある。そして、本実施形態の
揺動シュート18の下流側端部18aの下方には、スト
ッパー40が配置されており、揺動する下流側端部18
aの下降限を規制している。さらに、固定フレームに固
定された支持プレート41上には、先端42aが揺動シ
ュート18の上部カイド21のほぼ中央部に向かって延
びるブラケット42が固定され、このブラケットの先端
42aから下方に向けてピン43が取り付けられてい
る。一方、揺動シュート18の上部ガイド21上のピン
43と対向する位置にもピン44が取り付けられ、これ
らの上下のピンにそれぞれ固定されたばね座45、46
の間にスプリング47が装着されており、揺動シュート
18は、このスプリング47によって上方より押圧さ
れ、容器口31に被せられたキャップ32が揺動シュー
ト18より排出された際には、直ちに上流側から下流側
へ向けて僅かに下方へ傾斜した状態になるようになって
いる。
【0028】上記ストッパー40によって揺動シュート
18の下流端が停止した状態にあるときの傾斜は、容器
口31に被せられたキャップ32がキャップ仮締部材1
4に当接したときに直ちに回転を開始する場合(図7
(B)の状態)、即ち最もキャップ32の高さが低い場
合の、締め付けられつつ前進していくキャップ32の底
面の高さにほぼ一致している。また、揺動シュート18
の入口部18bの高さは、容器口31に被せられたキャ
ップ32が導入された時点では(図8のキャップ32B
参照)、キャップ32のねじ山33が容器口31のねじ
山34に係合しない高さ、即ち、図7(A)の高さにな
るように配置されている。
【0029】従って、キャップ32が図7(B)の状態
で揺動シュート18内に導入された場合は、キャップ3
2は揺動シュート18のシュート底板191、192によ
って支持されつつ前進し、図7(B)の状態で導入され
た場合には、逆にキャップ32の天面が揺動シュート1
8の上部ガイド21を押し上げつつ前進し、その後キャ
ップ仮締部材14によってほぼ1回転された後に噛み合
いを開始する。何れの場合でも、そのキャップ32の高
さの違いに応じて揺動シュート18が上下に揺動するこ
とにより、キャップ32を安定した姿勢に支持すること
ができる。
【0030】以上本発明の好適な実施形態を説明した
が、本発明は上記実施形態に限らず、その技術思想の範
囲内で種々の設計変更が可能である。また、本発明は、
円軌道に沿って密封締装置が配置されている形式のキャ
ッピング装置ばかりでなく、直線軌道に沿って密封締装
置が配置されている形式のキャッピング装置にも適用で
きる。
【0031】さらに、上記実施形態ではキャップ32と
容器口31とに各々1本のねじ山を設けた一条ねじの場
合について説明したが、一条ねじに限るものでなく、両
者にそれぞれ2本のねじ山を設けた二条ねじ、あるい
は、それぞれ3本のねじ山を設けた三条ねじ等の構成で
あっても良い。例えば二条ねじの構成で、両者のねじ山
の位置がずれている場合には、直ちに噛み合いが開始す
る場合に比べ、最大限ほぼ半回転遅れて噛み合いが開始
し、また三条ねじの場合には、最大限ほぼ1/3回転遅
れて噛み合いが開始する。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明のキャッピング装
置によれば、キャップ供給シュートを経て容器に冠帽し
た状態にあるキャップを、少なくとも該キャップが傾く
おそれがない状態に容器に螺合されるまで、略水平状態
に拘束して仮締めを行うので、正確にキャッピングがで
き、キャップの傾き螺合によるキャップの不正螺着を確
実に解消することができる。
【0033】さらに、前記揺動シュートを、上流側を支
点に下流側が一定角度の範囲内で揺動するように固定部
材に軸受し、且つ揺動方向にスプリングにより付勢する
ことによって、揺動シュートが跳ねずに安定してキャッ
プを案内できると共にキャップを所定の圧力で押圧で
き、より安定して螺合させることができる。また、前記
揺動シュートのシュート底板は、キャップが傾くおそれ
がない状態に螺合されるまでしか保持しないように短く
形成することによって、シュート底板が容器のネックリ
ングに当たることが防止できる。
【0034】さらに、前記揺動シュートと前記キャップ
供給シュートとの間に、キャップ姿勢安定部を設けるこ
とにより、キャップを容器に略水平状態に冠帽させて安
定した状態で揺動シュートに移動することができ、より
確実に不正螺着を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るキャッピング装置
の揺動シュートが最大に傾いている状態での要部概略正
面図である。
【図2】図1のキャッピング装置の揺動シュート内をキ
ャップが通過している状態での要部概略正面図である。
【図3】図1におけるA−A方向矢視図である。
【図4】図2におけるB−B方向矢視図である。
【図5】揺動シュートのシュート底板とキャップ仮締部
材との配置関係を示す模式図である。
【図6】本発明の実施形態に係るキャッピング装置の配
置関係を示す平面模式図である。
【図7】キャップのねじ山と容器口のねじ山との関係を
示し、(A)は両ねじ山の噛み合い開始位置が最大ずれ
ている場合、(B)は噛み合い開始位置が一致している
場合を示している。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るキャッピング装
置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 容器搬送ターレット 21、22 胴部係合
円盤 3 口頚部係合円盤 41〜43 アウター
ガイド 5 キャップ供給シュート 7 ゲートス
トッパー 10 キャップ仮締装置 11 キャッ
プ姿勢安定部 12 固定ガイド 13 キャッ
プ姿勢水平保持部 14 キャップ仮締部材 18 揺動シ
ュート 191、192 シュート底板 24 規制杆 25、47 スプリング 26 キャッ
プ当接面 30 容器 31 容器口 32 キャップ 40 ストッ
パー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高草木 信之 神奈川県横浜市栄区庄戸4−21−9 (72)発明者 浅田 吉則 神奈川県横浜市金沢区釜利谷西6−5−1 (72)発明者 宮崎 隆 石川県金沢市大豆田本町甲58 澁谷工業株 式会社内 (72)発明者 南野 正道 石川県金沢市大豆田本町甲58 澁谷工業株 式会社内 (72)発明者 谷内 直義 石川県金沢市大豆田本町甲58 澁谷工業株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口部外周面にネジが形成された容器にネ
    ジキャップを螺着するキャッピング装置において、キャ
    ップ供給シュートを経て容器に冠帽した状態にあるキャ
    ップを略水平状態に拘束して通過させる揺動可能な揺動
    シュートと、該揺動シュートと上流側が重複するように
    配置され、該揺動シュートを通過するキャップのスカー
    ト壁側面に接触し該キャップを容器との螺着方向に回転
    させるキャップ仮締め部材とを有し、少なくとも該キャ
    ップ仮締め部材によりキャップの螺着が開始された状態
    になるまで、該キャップを前記揺動シュートにより略水
    平状態に拘束するようにしたことを特徴とするキャッピ
    ング装置。
  2. 【請求項2】 前記揺動シュートは、上部ガイド、キャ
    ップのスカート壁下端を支持する一対のシュート底板を
    有し、上流側を支点に下流側が一定角度の範囲内で揺動
    するように固定部材に軸受され、且つ揺動方向にスプリ
    ングにより付勢されている請求項1記載のキャッピング
    装置。
  3. 【請求項3】 前記揺動シュートのシュート底板は、キ
    ャップが傾き締まりの発生しない状態に容器口に螺着さ
    れる下流側位置に達したときに、該キャップを揺動シュ
    ートから離脱させるように両側のシュート底板間の間隔
    が下流側に広がるテーパー状に形成されている請求項2
    記載のキャッピング装置。
  4. 【請求項4】 前記揺動シュートと前記キャップ供給シ
    ュートとの間に、該キャップ供給シュートを経て容器に
    冠帽した状態にあるキャップを拘束して略水平状態に維
    持する固定ガイドからなるキャップ姿勢安定部を設けた
    請求項1、2又は3記載のキャッピング装置。
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