JPH09240230A - 接地面高さ調整可能な複輪タイヤ用滑り防止具 - Google Patents

接地面高さ調整可能な複輪タイヤ用滑り防止具

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JPH09240230A
JPH09240230A JP9166096A JP9166096A JPH09240230A JP H09240230 A JPH09240230 A JP H09240230A JP 9166096 A JP9166096 A JP 9166096A JP 9166096 A JP9166096 A JP 9166096A JP H09240230 A JPH09240230 A JP H09240230A
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slip
tire
height
ground contact
contact surface
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JP9166096A
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Koichi Kojo
耕一 古城
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KOJIYOU SANGYO UNYU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複輪タイヤの間隙に装着する滑り防止具の断面
形状を近似矩形断面とし、滑り防止具の接地面高さと複
輪タイヤの接地面高さが同一となるような高さ調整器具
を有する滑り防止具。 【構成】2分割滑り防止具101の両端に正ネジ取り付
け台103と逆ネジ取り付け台104を持つ高さ調整ロ
ッド102で締結し、ロッドを回転させる事で滑り防止
具の接地面高さを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対の複輪タイヤの間
隙に装着した滑り防止具をタイヤの半径方向へ上下可動
させることにより、積雪の有無により滑り防止具の接地
面を調整する事が可能な滑り防止具で、タイヤの種類や
トレッド溝深さに関係無く、同一サイズの複輪タイヤの
上部間隙寸法が同等であれば装着可能な滑り防止具に関
する。
【0002】
【従来の技術】現在、多くの車両に用いられている金属
製あるいはゴム製のタイヤチェーンは、滑り防止具とし
ての信頼性が高い反面、非積雪路面と積雪路面の混在す
る道路では、チェーンの磨耗破断を防ぐために、その都
度着脱を余儀なくされ、運転者の負担は大きなものとな
っている。
【0003】スパイクタイヤの代わりにスタッドレスタ
イヤが近年使用されるようになってきたが、スタッドレ
スタイヤを装着した車両が頻繁に往来する積雪路では、
ミラーバーンという現象により路面が鏡面のように研磨
され、発進や制動及び車両操作性を困難にするといった
問題点が生じている。
【0004】また、一対の複輪タイヤの間隙寸法が上部
間隙と接地側間隙で異なることを利用した滑り防止具と
して、複輪タイヤ用滑り防止具−タイヤベルト(平成3
年特許願第100618)やSkidproof Me
thod For DualTires(US App
lication Num.08/509,194Fi
ling Date 07/31/95)を出願してい
るが、複輪タイヤの隣り合うサイドウォールの最小間隙
寸法が同じであってもタイヤトレッドの種類の違いによ
りタイヤショルダー部の形状に合わせて滑り防止具を選
択する必要が生じていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】同一サイズのラジアル
タイヤを同一サイズのホイールデイスクに装着した複輪
タイヤであっても、ノーマルタイヤやスノータイヤやス
タッドレスタイヤといったトレッドパターンの種類によ
って、トレッド幅とタイヤショルダー部の形状が異な
る。
【0006】そのため、一対の隣り合うサイドウォール
の上部最小間隙寸法が同等であるにも関わらず、それぞ
れにあう形状にするため、複輪タイヤの間隙に装着する
滑り防止具の種類は膨大なものとなっていた。
【0007】また、滑り防止具の接地面高さが新品タイ
ヤを装着した複輪タイヤの接地面高さに合うように設計
されていているため、トレッド溝深さが減磨耗した使用
過程中のタイヤを装着した複輪タイヤの場合、滑り防止
具の接地面高さがタイヤの接地面高さより高くなるた
め、滑り防止具の取り付けが不可能な場合が生じてい
た。
【0008】本発明は、同一サイズの複輪タイヤであっ
て、一対の隣り合うサイドウォールの上部間隙寸法が同
じであれば、隣り合うサイドウォールショルダー部で形
成される間隙形状やトレッド溝深さに関係無く、取り付
けが可能であり、なおかつ、高さ調整装置により滑り防
止具の接地面高さを複輪タイヤ上部の接地面高さより低
くすることで、冬期間の非積雪路面と積雪路面を交互に
走行する場合でも外さ無くても済む滑り防止具の提供を
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】ラジアルタイヤとバイア
スタイヤあるいはチューブレスとチューブ入りタイヤの
種類は別として、同一サイズのタイヤを同一サイズのホ
イールに装着した複輪タイヤの場合、一対の隣り合うサ
イドウォールの上部最小間隙寸法は、ほぼ同等であるこ
とから、滑り防止具の断面形状を矩形断面に相似させる
ことにより、ショルダー部分の形状が異なる複輪タイヤ
にも同一の滑り防止具が装着可能となる。
【0010】また、矩形相似断面形状であれば、滑り防
止具に複輪タイヤの半径方向へ上下可動とする器具を備
えれば、同一の複輪タイヤのトレッド溝深さに関係な
く、滑り防止具の接地面高さをタイヤの接地面高さと同
一とする事により、上記目的を達成する事ができる。
【0011】
【作用】滑り防止具の断面形状が、矩形近似形状であ
り、その幅寸法が複輪タイヤの一対の隣り合うサイドウ
ォールの上部間隙最小寸法と同じである。
【0012】複輪タイヤの接地側では、軸重により撓ん
だタイヤにより複輪タイヤ間隙寸法が縮まり、隣り合う
一対のサイドウォールと滑り防止具との接触面にはタイ
ヤに充填された空気圧と接触面積との積に相当する拘束
力が発生し、車両の発進及び制動時に複輪タイヤ間隙か
ら滑り防止具が外されることを防ぐことにより、滑り防
止具接地面にスパイクピン等の錨を施せば、積雪及び凍
結路面での滑り防止性能を発揮することができる。
【0013】複輪タイヤから受ける拘束力以上の抗力を
路面から滑り防止具の接地面が受けた場合、滑り防止具
は、タイヤの半径方向に対してリム側へ縮む。
【0014】しかし、走行中のタイヤでは遠心力が生じ
るため、滑り防止具が複輪タイヤの上部近くに達すれ
ば、複輪タイヤの隣り合う一対のサイドウォールからの
拘束力を受けなくなるので、滑り防止具の接地面高さが
複輪タイヤの接地面高さとほぼ同一となることができ
る。
【0015】低速走行の場合では、発生する遠心力は小
さくなるが、滑り防止具が複輪タイヤの上部近くに達す
れば、コイルスプリングや板バネの反力により、滑り防
止具の接地面高さと複輪タイヤの接地面高さがほぼ同一
となる。
【0016】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1〜図4は複輪タイヤの隣り合う一対のサイドウォー
ル間隙に、本発明の2分割タイプの滑り防止具の取り付
け例を示している。
【0017】図3の2分割タイプの場合、1つの滑り防
止具101aには2個のスプリング106によって、複
輪タイヤの一対のホイールデイスクの取り付け合わせ面
凹部よりスプリング受け109a及び109bを介して
支持され、滑り防止具の接地面高さが新品タイヤを装着
した複輪タイヤの接地面より若干高くなるようにしてい
る。
【0018】2つの滑り防止具の両端それぞれは、同心
円の座繰り穴と貫通穴があり、一端が正ネジ部でもう一
端が逆ネジ部をもつ2分割滑り防止具高さ調整ロッド
(以下、ロッドと呼ぶ)102と正ネジ取り付け台10
3及び逆ネジ取り付け台104で構成される高さ調整器
具を高さ調整器具取り付けナット105でネジ結合する
ことにより、滑り防止具101aと101bを締結して
いる。
【0019】このロッド102の中央部のナット面を回
転させることにより、滑り防止具の接地面高さをタイヤ
の接地面高さと同一となるように調整する事ができる。
【0020】このロッド102をさらに回転させれば、
滑り防止具の接地面高さをタイヤの接地面高さより低く
する事ができるので、滑り防止具の接地表面にスパイク
ピン等の超鋼金属錨を施したとしても、冬期間の非積雪
路面の通行の際には路盤表面を傷めることを軽減でき
る。
【0021】ゴムまたはエンジニアプラスティック製の
スプリング受け109は、図6のようにコイルスプリン
グ106をその内側に納めた金属製円筒状のスプリング
カバ(107、108)の内筒108の底部中央の雌ね
じ部とボルト結合させ、同じ滑り防止具101aを支持
するスプリング受け109aと109bあるいはスプリ
ングカバーの内筒108どうしをチェーン110やワイ
ヤーで締結している。
【0022】また、このスプリングカバーは、外筒10
7の開放端を半径方向中心に向かって内側に曲げ加工を
施し、内筒108の開放端は外側に曲げ加工しているの
で、それぞれの曲げ部が当たることで、スプリング10
6が必要以上に伸びる事を押さえることができる。
【0023】スプリング受け109は、複輪タイヤの一
対のホイールデイスクの取り付け合わせ面で形造られる
凹部形状に合うように、図8のような断面形状を持つこ
とが望ましい。
【0024】図5に示すように、高さ調整器具は、高さ
調整ロッド102の正ネジ加工側を正ネジ取り付け台1
03にネジ結合し、逆ネジ加工側を逆ネジ取り付け台1
04にネジ結合しているので、ロッド102のナット面
を回転させることで正及び逆ネジ取り付け台の間隔長さ
を調整する事ができる。
【0025】このロッド102のナット面の代わりにロ
ーレット加工する事もでき、バネ強さの低いコイルスプ
リング106を使った場合では、スパナ等の機器を使わ
ずに素手でローレット面を回転させる事で、高さ調整を
行うことができる。
【0026】図3の滑り防止具の取り付け手順として、
複輪タイヤをジャッキアップした後、複輪タイヤの間隙
間に2個の高さ調整器具アセンブリ(102、103、
104)と4個の滑り防止具支持台アセンブリ(10
6、107、108、109)を入れ、それぞれ、スプ
リング受け台109aと109bは逆ネジ取り付け台1
04とチェーン101結合させ、スプリング受け台10
9cと109dは正ネジ取り付け台103とチェーン1
10結合させ、次に複輪タイヤの上部間隙よりの滑り防
止具101aの両端の座繰り穴にそれぞれ正ネジ取り付
け台103を挿入し、高さ調整器具取り付けナット10
5で締結し、次に、取り付け複輪タイヤを半回転させ、
滑り防止具101bの両端の座繰り穴に逆ネジ取り付け
台104を挿入し、高さ調整器具取り付けナット105
をダブルナットで締結する。
【0027】図4の2分割の場合、コイルスプリングの
代わりに板バネ111を用い、スプリング受けとしてホ
イールディスクの取り付け部直径より大きな内径を有し
リム径より小さな外径を有する円筒状取り付け台(11
2、113)及び外れ防止チェーン110の代わりに外
れ防止板115を用いている。
【0028】図4の滑り防止具の装着手順として、複輪
タイヤをジャッキアップした後、外側のタイヤを外し、
図4の状態の滑り防止具アッセンブリで位置合わせを行
い、外側タイヤをナット締めする事で取り付ける。
【0029】図9〜図11に示すように、円筒状取り付
け台(112、113)は、鋼製の円環112とゴムま
たはエンジニアプラスティクス製のクッション部113
から構成されているが、クッション部113を鋼製円環
112に加硫あるいは接着等により一体加工する方法以
外に、図10及び図11の様に、鋼製円環112の内側
には凸溝を施し、クッション部113の外側には凹溝を
施し、この凸溝と凹溝とを嵌合させる方法もある。
【0030】板バネ111は、図10のように鋼製円環
112の外側に施した切り欠き突起に板バネ中央部を取
り付けるか、あるいは図11の取り付け器具116と鋼
製円環112との空隙に板バネ111を通した後、この
器具116と鋼製円環112をネジ止めすることにより
取り付ける。
【0031】外れ防止板115の形状は図12に示して
いるが、滑り防止具101の両端内側にゴム加硫成形時
に一体成形した取り付け金具114に取り付け、ロッド
102が遠心力の影響等で緩みが生じた場合でも、滑り
防止具101aと101bが一定間隔以上に広がる事を
防いでいるが、同一の滑り防止具101の内部で取り付
け金具114どうしがワイヤー等で繋がっている様に滑
り防止具と一体成形している事が望ましい。
【0032】この外れ防止板115の形状を図13の様
にすることもでき、この場合取り付け金具114の代わ
りにボルトを使い、滑り防止具101に高ナット等を加
硫埋め込みを行うが、高ナットどうしが滑り防止具内部
で繋がっていることが望ましい。
【0033】次に、複数分割タイプの滑り防止具に関し
て、本発明では、4分割タイプを記載しているが、複輪
タイヤのサイズによって取り付け個数は変える事が可能
であり、タイヤの回転による動的バランスから取り付け
個数は、4、6、8、10個の様に偶数個の滑り防止具
をタイヤ回転中心対称に取り付ける事が望ましい。
【0034】図15に示すように、ジャッキアップした
複輪タイヤの外側タイヤを外して、この外側タイヤとと
もに滑り防止具取り付け台(202、203)の装着を
行い、鋼製円環202の外周部に施した雌ねじ部に、複
輪タイヤの上部間隙より滑り防止具201aをコイルス
プリング205と一緒に滑り防止具高さ調整ボルト20
4でネジ結合させ、滑り防止具201aの接地面高さが
複輪タイヤの接地面高さと同等になるように、滑り防止
具高さ調整ボルト204を回転させて調整する。
【0035】その後、複輪タイヤを回転させて順次滑り
防止具(201b、201c、201d)を同様に取り
付けて高さ調整を行い、滑り防止具の両端に施したチェ
ーン取り付け部を利用して、それぞれ隣り合う滑り防止
具どうしをスプリングフック等を用いてチェーンまたは
ワイヤーで締結し、外れを防止する。
【0036】この場合、図15では示していないが、一
つの滑り防止具のチェーン取り付け部は滑り防止具内部
でも繋がっているように1本のチェーンを滑り防止具と
ともに一体成形する方が望ましい。
【0037】図16では、ボルト204の代わりに滑り
防止具取り付け全ネジボルト207を用い、滑り防止具
取り付け台鋼製円環202の雌ねじ部に全ネジボルト取
り付けナット209で固定した後、ジャッキアップした
複輪タイヤ上部間隙より、滑り防止具201aをスプリ
ング205とスプリング受け210とともに滑り防止具
高さ調整ナット208で取り付け、滑り防止具201a
の接地面高さを調整する。
【0038】その後、複輪タイヤを回転させて滑り防止
具(201b、201c、201d)を取り付け高さ調
整する。
【0039】この高さ調整ナット208をダブルナット
にして固定すれば、滑り防止具の接地面高さがタイヤ接
地面高さより高くなることを防ぐことができる。
【0040】スプリング受け210は、スプリング20
5の力が滑り防止具201の一カ所に集中しないように
しているが、図3及び図4、図5の実施例でも用いる事
ができる。
【0041】図20〜図22は、2分割滑り防止具10
1のC−C断面及び複数分割滑り防止具201のD−D
断面の形状を示している。
【0042】図20の場合、断面形状は矩形断面である
ため、とくに複数分割の滑り防止具取り付け台を複輪タ
イヤ間隙に装着していれば、複輪タイヤの上部間隙より
滑り防止具のみのを着脱が可能である。
【0043】図21の場合、断面形状は滑り防止具の接
地側から複輪タイヤの間隙に挟み込まれる部分が矩形断
面を有しており、複輪タイヤの回転中心に近い側すなわ
ちホイールデイスク側では複輪タイヤの上部最小間隙寸
法より大きくなるような突起形状を有している。
【0044】この形状の滑り防止具の場合、滑り防止具
自体の装着は、複輪タイヤの外側タイヤを外し、滑り防
止具取り付け台と一体とした図4または図17の状態で
複輪タイヤ間隙に外側タイヤと一緒に取り付ける。
【0045】図22の場合、断面形状は、複輪タイヤの
間隙に挟み込まれる部分のみが矩形断面形状をしてお
り、複輪タイヤ上部間隙最小寸法よりおおきくなるよう
に、接地側及びホイールデイスク側が円形突起の形状を
有している。
【0046】図22の形状の場合、滑り防止具の着脱は
図21の場合と同様にして複輪タイヤの外側タイヤの着
脱とともに行うが、接地側の突起形状により、滑り防止
具が必要以上に複輪タイヤの間隙の中へ入り込む事を防
ぐ事ができ、タイヤショルダー部からの荷重も滑り防止
具に働くので、滑り防止具が路面から受ける抗力と拮抗
する事ができる。
【0047】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0048】滑り防止具の接地表面にスパイクピン等の
超硬金属錨を埋め込む事により、スパイクタイヤに近い
滑り防止性能を得られる上、積雪路面と非積雪路面が混
在する路面を往復走行する場合、非積雪路面では、タイ
ヤチェーンのように着脱を繰り返す必要が無く、複輪タ
イヤの上部間隙にある滑り防止具の接地高さを縮める事
により、車両の荷重は複輪タイヤの接地面に懸かるの
で、滑り防止具の磨耗を防ぐとともに、滑り防止具の接
地面高さを調整する事で、非槓雪路面でのスパイクピン
による路盤表面を削る事が防止できる。
【0049】本発明の滑り防止具の着脱は、ジャッキア
ップした複輪タイヤの外側タイヤの脱着により行うが、
始業時に装着すれば終業時まで外す必要もなく、運転者
の負担を軽減できる。
【0050】同一サイズのタイヤを同一サイズのホイー
ルデイスクに組み込んだ複輪タイヤの一対の隣り合うサ
イドウォール上部間隙最小寸法が同じであれば、タイヤ
のトレッド溝深さに関係無く、滑り防止具の接地面高さ
を複輪タイヤの接地面高さと同じになるように調節可能
であるから、タイヤに適合した断面形状を持つ滑り防止
具を多く用意する必要が無くなる。
【0051】ノーマルタイヤ以外に、スタッドレスタイ
ヤを装着した複輪タイヤの間隙に取り付け可能であり、
スタッドレスタイヤのもつ滑り防止性能との相乗効果も
期待できるが、複輪タイヤ間隙に対称に装着しても回転
バランスをとることは難しいので、非積雪路面であって
も本発明滑り防止具を装着したままの高速走行を避ける
のが望ましい。
【0052】複輪タイヤ間隙に装着した本発明の滑り防
止具には、接地側にある複輪タイヤの隣り合うサイドウ
ォールから拘束力を受ける事で、車両の発進・制動時の
滑り防止性能を補助的に発揮するものであり、路面から
の抗力にたいして、図22の様な断面形状を有する事
で、タイヤの撓みに伴ってタイヤショルダー部分より若
干の垂直荷重が滑り防止具に働く方が滑り防止性能を高
める事が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】2分割滑り防止具を複輪タイヤ間隙に装着した
場合の斜視図である。
【図2】2分割滑り防止具を複輪タイヤ間隙に装着した
場合の側面図である。
【図3】2分割滑り防止具の実施例を示すA−A縦断面
図である。
【図4】板バネを使用した2分割滑り防止具の実施例を
示した正面図である。
【図5】2分割滑り防止具の高さ調整器具を示した正面
図である。
【図6】2分割滑り防止具に用いるコイルスプリングカ
バーの縦断面図である。
【図7】2分割滑り防止具のスプリング受けの正面図で
ある。
【図8】2分割滑り防止具のスプリング受けのE−E縦
断面図である。
【図9】2分割滑り防止具の円筒状取り付け台の正面図
である。
【図10】2分割滑り防止具の円筒状取り付け台のF−
F縦断面図の第一例である。
【図11】2分割滑り防止具の円筒状取り付け台のF−
F縦断面図の第二例である。
【図12】2分割滑り防止具外れ防止板の正面図の第一
例である。
【図13】2分割滑り防止具外れ防止板の正面図の第二
例である。
【図14】複数分割滑り防止具を複輪タイヤに装着した
実施例の側面図である。
【図15】複数分割滑り防止具の実施例のB−B縦断面
図である。
【図16】複数分割滑り防止具の全ネジ植込ボルトの実
施例を示すB−B縦断面図である。
【図17】複数分割滑り防止具の実施例を示す正面図で
ある。
【図18】2分割滑り防止具単体の正面図である。
【図19】複数分割滑り防止具単体の正面図である。
【図20】滑り防止具のC−CまたはD−D縦断面図で
ある。
【図21】滑り防止具のC−CまたはD−D縦断面図で
ある。
【図22】滑り防止具のC−CまたはD−D縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 タイヤ 2 ホイールディスク 101a、b2分割滑り防止具本体 102 2分割滑り防止具高さ調整ロッド 103 正ネジ取り付け台 104 逆ネジ取り付け台 105 高さ調整器具取り付けナット 106 コイルスプリング 107 スプリングカバー外筒 108 スプリングカバー内筒 109a、b、c、d スプリング受け 110 外れ防止チェーン 111 板バネ 112 円筒状取り付け台の鋼製円環 113 円筒状取り付け台のクッション部 114 外れ防止板取り付け金具 115 外れ防止板 116 板バネ取り付け器具 201a、b、c、d 複数分割滑り防止具 202 複数分割滑り防止具取り付け台鋼製円環 203 複数分割滑り防止具取り付け台クッション部 204 滑り防止具高さ調整ボルト 205 コイルスプリング 206 はずれ防止チェーン 207 滑り防止具取り付け全ネジボルト 208 滑り防止具高さ調整ナット 209 全ネジボルト取り付けナット 210 コイルスプリング受け板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複輪タイヤの隣り合う一対のサイドウォ
    ールの上部間隙最小寸法と同等あるいは若干小さな断面
    寸法をもつ滑り防止具で、複輪タイヤの間隙に装着した
    2分割の滑り防止具101a及び101bの両端それぞ
    れを正ネジと逆ネジをもつ長さ調整器具アセンブリ(1
    02、103、104)を高さ調整器具取り付けナット
    105で締結し、正ネジ逆ネジをもつ2分割滑り防止具
    高さ調整ロッド102の中央部にあるナット面あるいは
    ローレット面を回転させることで、コイルスプリング1
    06や板バネ111の反力により滑り防止具の接地面が
    タイヤの接地面高さと同一となるように高さ調整が可能
    なゴム製の接地部をもつ滑り防止具。
  2. 【請求項2】 複輪タイヤの隣り合う一対のサイドウォ
    ールの上部間隙最小寸法と同等あるいは若干小さな断面
    寸法をもつ滑り防止具で、一対の複輪タイヤの間隙に装
    着した複数分割の滑り防止具201のそれぞれの中央部
    分に施したざぐり穴と貫通穴の中へ、滑り防止具高さ調
    整ボルト204あるいは滑り防止具取り付け全ネジボル
    ト207を通し、複輪タイヤの一対のホイールデイスク
    の取り付け部直径より大きくリム径より小さな鋼製円環
    202の内周部分にクッション部203を施した円筒状
    取り付け台の外周部分に等間隔に施した雌ねじにネジ結
    合させ、ボルト204あるいは滑り防止具高さ調整ナッ
    ト208を回転させることで、コイルスプリング205
    の反力により個々の滑り防止具の接地面高さとタイヤの
    接地面高さが同一となるように高さ調整が可能なゴム製
    の接地部をもつ滑り防止具。
  3. 【請求項3】 複輪タイヤの隣り合う一対のサイドウォ
    ールに挟まれる滑り防止具の断面寸法が接地側よりリム
    側の方が大きく、遠心力の影響により複輪間隙より外れ
    ないようにした滑り防止具で、その着脱は一対の複輪タ
    イヤの外側タイヤの着脱により行い、高さ調整器具によ
    り非積雪時には滑り防止具をホイールデイスク側に縮め
    ることにより路面との接地しない機能を有する滑り防止
    具。
JP9166096A 1996-03-08 1996-03-08 接地面高さ調整可能な複輪タイヤ用滑り防止具 Pending JPH09240230A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030063748A (ko) * 2002-01-21 2003-07-31 이관민 자동차 타이어 미끄럼 방지장치
CN105922816A (zh) * 2016-06-13 2016-09-07 山东东车公铁两用牵引车辆有限公司 一种可更换耐磨橡胶的实心轮胎
CN109733123A (zh) * 2019-03-19 2019-05-10 刘杰 一种用于机器人的行走轮

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