JPH09239945A - ネガ型画像記録材料 - Google Patents

ネガ型画像記録材料

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JPH09239945A
JPH09239945A JP8053035A JP5303596A JPH09239945A JP H09239945 A JPH09239945 A JP H09239945A JP 8053035 A JP8053035 A JP 8053035A JP 5303596 A JP5303596 A JP 5303596A JP H09239945 A JPH09239945 A JP H09239945A
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JP
Japan
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group
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image recording
image
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Application number
JP8053035A
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English (en)
Inventor
Keitaro Aoshima
桂太郎 青島
Katsushi Kitatani
克司 北谷
Fumikazu Kobayashi
史和 小林
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルデータから直接製版可能であり、さ
らに保存安定性に優れたネガ型画像記録材料を提供す
る。 【解決手段】 下記(A)〜(D)よりなるネガ型画像
記録材料であって、(A)は下記一般式(I)〜(V)
で表される化合物であり、(B)は分子内に2個以上の
ヒドロキシメチル基またはアルコキシメチル基を有し、
ベンゼン核を3〜5個含み、分子量が1,200以下で
あるフェノール誘導体であり、(C)は赤外線吸収剤で
あり、(D)はノボラック樹脂である。 【化1】 (式中、R1 、R2 、R4 及びR5 は炭化水素基を、R
3 は炭化水素基叉はアルコキシ基を、Ar1 、Ar2
アリール基を、R6 は2価の炭化水素基を、nは0〜4
の整数を各々示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平版印刷用版材とし
て使用できる画像記録材料に関するものであり、特にコ
ンピュータ等のデジタル信号から赤外線レーザを用い直
接製版できる、いわゆるダイレクト製版可能な平版印刷
用版材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータのデジタルデータか
ら直接製版するシステムとしては、電子写真法による
もの、青色または緑色を発光するレーザを用い露光す
る光重合系によるもの、銀塩を感光性樹脂上に積層し
たもの、銀塩拡散転写法によるもの等が提案されてい
る。しかしながらの電子写真法を用いるものは、帯
電、露光、現像等画像形成のプロセスが煩雑であり、装
置が複雑で大がかりなものになる。の光重合系による
ものでは、青色や緑色の光に対して高感度な版材である
ため、明室での取扱いが難しくなる。、の方法では
銀塩を使用するため現像等の処理が煩雑になる、さらに
当然ながら処理廃液中に銀が含まれる欠点がある。
【0003】一方、近年におけるレーザの発展は目ざま
しく、特に波長760nmから1200nmの赤外線を
放射する固体レーザ及び半導体レーザは、高出力かつ小
型のものが容易に入手できる様になっている。コンピュ
ータ等のデジタルデータから直接製版する際の記録光源
として、これらのレーザは非常に有用である。しかし、
実用上有用な多くの感光性記録材料は、感光波長が76
0nm以下の可視光域であるため、これらの赤外線レー
ザでは画像記録できない。このため、赤外線レーザで記
録可能な材料が望まれている。
【0004】このような赤外線レーザにて記録可能な画
像記録材料としては、特開平7−20629号に記載さ
れている、オニウム塩、レゾール樹脂、ノボラック樹
脂、及び赤外線吸収剤よりなる記録材料がある。また、
特開平7−271029号には、ハロアルキル置換され
たs−トリアジン、レゾール樹脂、ノボラック樹脂、及
び赤外線吸収剤より成る記録材料が記載されている。し
かしながら、これらの画像記録材料を用いた版材では、
長期保存特に高温下で保存した後、画像形成し印刷を行
うと、非画像部に汚れが発生するという問題を有してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、赤外線を放射する固体レーザ及び半導体レーザを用
いて記録することにより、コンピューター等のデジタル
データから直接製版可能であり、さらに保存時の安定
性、特に高温下での保存安定性に優れているネガ型平版
印刷用版材を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ネガ型画
像記録材料の構成成分に着目し、鋭意検討の結果、下記
(A)〜(D)よりなることを特徴とするネガ型画像記
録材料を用いることにより、上記目的が達成できること
を見出し、本発明を完成するに至った。 (A)下記一般式(I)〜(V)で表される化合物の少
なくとも1種。
【化2】 (式中、R1 、R2 、R4 及びR5 は、同じでも異なっ
ていてもよく、置換基を有していてもよい炭素数20個
以下の炭化水素基を示す。R3 はハロゲン原子、置換基
を有していてもよい炭素数10個以下の炭化水素基叉は
炭素数10個以下のアルコキシ基を示す。Ar1 、Ar
2 は、同じでも異なっていてもよく、置換基を有してい
てもよい炭素数20個以下のアリール基を示す。R6
置換基を有していてもよい炭素数20個以下の2価の炭
化水素基を示す。nは0〜4の整数を示す。) (B)分子内に2個以上のヒドロキシメチル基またはア
ルコキシメチル基を有し、かつベンゼン核を3〜5個含
み、さらに分子量が1,200以下であるフェノール誘
導体の少なくとも1種。 (C)赤外線吸収剤。 (D)ノボラック樹脂の少なくとも1種。
【0007】以下本発明を詳細に説明する。 [(A)一般式(I)〜(V)で表される化合物]上記
一般式において、R1 、R2 、R4 及びR5 は、同じで
も異なっていてもよく、置換基を有していてもよい炭素
数20個以下の炭化水素基を示す。炭化水素基の具体例
としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−
プロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブ
チル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基、
2−エチルヘキシル基、ウンデシル基、ドデシル基等の
アルキル基、アリル基、ビニル基、1−メチルビニル
基、2−フェニルビニル基等のアルケニル基、ベンジル
基等のアラルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル
基、クメニル基、メシチル基、ドデシルフェニル基、フ
ェニルフェニル基、ナフチル基等のアリール基が挙げら
れる。これらの炭化水素基は、例えばハロゲン原子、ア
ルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、カルボキシ基等の置
換基を有していてもよい。置換基を有する炭化水素基の
具体例としては、トリフルオロメチル基、クロロエチル
基、2−メトキシエチル基、フルオロフェニル基、クロ
ロフェニル基、ブロモフェニル基、ヨードフェニル基、
メトキシフェニル基、フェノキシフェニル基、メトキシ
フェニルビニル基、ニトロフェニル基、シアノフェニル
基、カルボキシフェニル基等が挙げられる。
【0008】R3 はハロゲン原子、置換基を有していて
もよい炭素数10個以下の炭化水素基(例えば、アルキ
ル基、アルケニル基、アラルキル基、アリール基)叉は
炭素数10個以下のアルコキシ基を示す。具体的には、
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素のハロゲン原子、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、アリ
ル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル
基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、ベンジル基、フェ
ニル基、トリル基等の炭化水素基、2−メトキシエチル
基、フルオロフェニル基、クロロフェニル基、ブロモフ
ェニル基、ヨードフェニル基、メトキシフェニル基等置
換基を有する炭化水素基、メトキシ基、エトキシ基等の
アルコキシ基が挙げられる。また、2個のR3 で互いに
結合し縮環していても良い。
【0009】Ar1 、Ar2 は同じであっても異なって
いてもよく、置換基を有していてもよい炭素数20個以
下のアリール基を示す。具体的には、フェニル基、トリ
ル基、キシリル基、クメニル基、メシチル基、ドデシル
フェニル基、フェニルフェニル基、ナフチル基、フルオ
ロフェニル基、クロロフェニル基、ブロモフェニル基、
ヨードフェニル基、クロロナフチル基、メトキシフェニ
ル基、フェノキシフェニル基、エトキシナフチル基、ニ
トロフェニル基、シアノフェニル基、カルボキシフェニ
ル基、ニトロナフチル基等が挙げられる。R6 は置換基
を有していてもよい炭素数20個以下の2価の炭化水素
基(例えば、アルキレン基、アルケニレン基、アラルキ
レン基、アリーレン基)を示す。具体的には、エチニレ
ン基、1,2−シクロヘキセニレン基、1,2−フェニ
レン基、4−クロロ−1,2−フェニレン基、4−ニト
ロ−1,2−フェニレン基、4−メチル−1,2−フェ
ニレン基、4ーメトキシ−1,2−フェニレン基、4−
カルボキシ−1,2−フェニレン基、1,8−ナフタレ
ニレン基等が挙げられる。nは0〜4の整数を示す。こ
こで、nが0の場合は、R3 がないこと、すなわち、水
素原子であることを示す。
【0010】一般式化合物(I)〜(V)で表される化
合物の内、好ましいものを以下に挙げる。尚、これらの
化合物は、例えば特開平2−100054号及び特開平
2−100055号に記載の方法にて合成することがで
きる。
【0011】
【化3】
【0012】
【化4】
【0013】
【化5】
【0014】
【化6】
【0015】
【化7】
【0016】
【化8】
【0017】
【化9】
【0018】
【化10】
【0019】
【化11】
【0020】
【化12】
【0021】これらの化合物は、画像記録材料全固形分
に対し0.01〜50重量%、好ましくは0.1〜25
重量%、より好ましくは0.5〜15重量%の割合で画
像記録材料中に添加される。添加量が0.01重量%未
満の場合は、画像が得られない。また添加量が50重量
%を越える場合は、印刷時非画像部に汚れを発生する。
これらの化合物は単独で使用してもよく、また2種以
上を組み合わせて使用してもよい。
【0022】[(B)分子内に2個以上のヒドロキシメ
チル基またはアルコキシメチル基を有し、かつベンゼン
核を3〜5個含み、さらに分子量が1,200以下であ
るフェノール誘導体]本発明においては、分子内に2個
以上のヒドロキシメチル基またはアルコキシメチル基を
有するフェノール誘導体を用いるが、アルコキシメチル
基としては、炭素数6個以下のものが好ましい。具体的
にはメトキシメチル基、エトキシメチル基、n−プロポ
キシメチル基、i−プロポキシメチル基、n−ブトキシ
メチル基、i−ブトキシメチル基、sec−ブトキシメ
チル基、t−ブトキシメチル基が好ましい。ヒドロキシ
メチル基またはアルコキシメチル基は、形成された画像
の強度の観点から、分子内に2個あることが必須であ
り、3個あることが好ましく、4個以上あることがさら
に好ましい。2個未満では、画像形成されにくいので好
ましくない。また、高温下での保存時の安定性は、ヒド
ロキシメチル基を有するフェノール誘導体よりも、アル
コキシメチル基を有するフェノール誘導体の方が良好で
あるため、アルコキシメチル基を有するフェノール誘導
体が好ましい。フェノール誘導体の分子量が1,200
を越えると、保存時の安定性の点で好ましくない。
【0023】これらのフェノール誘導体の内、特に好ま
しいものを以下に挙げる。
【化13】
【0024】
【化14】
【0025】
【化15】
【0026】
【化16】
【0027】
【化17】 (式中、L1 〜L8 は、同じであっても異なっていても
よく、ヒドロキシメチル基、メトキシメチル基、又はエ
トキシメチル基を示す。)
【0028】ヒドロキシメチル基を有するフェノール誘
導体は、対応するヒドロキシメチル基を有さないフェノ
ール化合物(上記式においてL1 〜L8 が水素原子であ
る化合物)とホルムアルデヒドを塩基触媒下で反応させ
ることによって得ることができる。この際、樹脂化やゲ
ル化を防ぐために、反応温度を60℃以下で行うことが
好ましい。具体的には、特開平6−282067号、特
開平7−64285号等に記載されている方法にて合成
することができる。アルコキシメチル基を有するフェノ
ール誘導体は、対応するヒドロキシメチル基を有するフ
ェノール誘導体とアルコールを酸触媒下で反応させるこ
とによって得ることができる。この際、樹脂化やゲル化
を防ぐために、反応温度を100℃以下で行うことが好
ましい。具体的には、EP632003A1等に記載さ
れている方法にて合成することができる。本発明におい
て、ヒドロキシメチル基またはアルコキシメチル基を有
するフェノール誘導体は全画像記録材料固形分中、5〜
70重量%、好ましくは10〜65重量%、特に好まし
くは15〜60重量%の添加量で用いられる。フェノー
ル誘導体の添加量が5重量%未満であると記録層の耐久
性が悪化し、また、70重量%を越えると保存時の安定
性の点で好ましくない。これらのフェノール誘導体は単
独で使用しても良く、また2種類以上を組み合わせて使
用しても良い。
【0029】[(C)赤外線吸収剤]本発明において使
用される赤外線吸収剤は、波長760nmから1200
nmの赤外線を有効に吸収する染料または顔料である。
好ましくは、波長760nmから1200nmに吸収極
大を有する染料または顔料である。染料としては、市販
の染料および文献(例えば「染料便覧」有機合成化学協
会編集、昭和45年刊)に記載されている公知のものが
利用できる。具体的には、アゾ染料、金属錯塩アゾ染
料、ピラゾロンアゾ染料、ナフトキノン染料、アントラ
キノン染料、フタロシアニン染料、カルボニウム染料、
キノンイミン染料、メチン染料、シアニン染料、スクワ
リリウム色素、ピリリウム塩、金属チオレート錯体など
の染料が挙げられる。好ましい染料としては例えば特開
昭58−125246号、特開昭59−84356号、
特開昭59−202829号、特開昭60−78787
号等に記載されているシアニン染料、特開昭58−17
3696号、特開昭58−181690号、特開昭58
−194595号等に記載されているメチン染料、特開
昭58−112793号、特開昭58−224793
号、特開昭59−48187号、特開昭59−7399
6号、特開昭60−52940号、特開昭60−637
44号等に記載されているナフトキノン染料、特開昭5
8−112792号等に記載されているスクワリリウム
色素、英国特許434,875号記載のシアニン染料等
を挙げることができる。
【0030】また、米国特許第5,156,938号記
載の近赤外吸収増感剤も好適に用いられ、また、米国特
許第3,881,924号記載の置換されたアリールベ
ンゾ(チオ)ピリリウム塩、特開昭57−142645
号(米国特許第4,327,169号)記載のトリメチ
ンチアピリリウム塩、特開昭58−181051号、同
58−220143号、同59−41363号、同59
−84248号、同59−84249号、同59−14
6063号、同59−146061号に記載されている
ピリリウム系化合物、特開昭59−216146号記載
のシアニン色素、米国特許第4,283,475号に記
載のペンタメチンチオピリリウム塩等や特公平5−13
514号、同5−19702号公報に開示されているピ
リリウム化合物も好ましく用いられる。また、染料とし
て好ましい別の例として米国特許第4,756,993
号明細書中に式(I)、(II)として記載されている近
赤外吸収染料を挙げることができる。これらの染料のう
ち特に好ましいものとしては、シアニン色素、スクワリ
リウム色素、ピリリウム塩、ニッケルチオレート錯体が
挙げられる。
【0031】本発明において使用される顔料としては、
市販の顔料およびカラーインデックス(C.I.)便
覧、「最新顔料便覧」(日本顔料技術協会編、1977
年刊)、「最新顔料応用技術」(CMC出版、1986
年刊)、「印刷インキ技術」CMC出版、1984年
刊)に記載されている顔料が利用できる。顔料の種類と
しては、黒色顔料、黄色顔料、オレンジ色顔料、褐色顔
料、赤色顔料、紫色顔料、青色顔料、緑色顔料、蛍光顔
料、金属粉顔料、その他、ポリマー結合色素が挙げられ
る。具体的には、不溶性アゾ顔料、アゾレーキ顔料、縮
合アゾ顔料、キレートアゾ顔料、フタロシアニン系顔
料、アントラキノン系顔料、ペリレンおよびペリノン系
顔料、チオインジゴ系顔料、キナクリドン系顔料、ジオ
キサジン系顔料、イソインドリノン系顔料、キノフタロ
ン系顔料、染付けレーキ顔料、アジン顔料、ニトロソ顔
料、ニトロ顔料、天然顔料、蛍光顔料、無機顔料、カー
ボンブラック等が使用できる。これらの顔料のうち好ま
しいものはカーボンブラックである。
【0032】これら顔料は表面処理をせずに用いてもよ
く、表面処理をほどこして用いてもよい。表面処理の方
法には樹脂やワックスを表面コートする方法、界面活性
剤を付着させる方法、反応性物質(例えば、シランカッ
プリング剤やエポキシ化合物、ポリイソシアネート等)
を顔料表面に結合させる方法等が考えられる。上記の表
面処理方法は、「金属石鹸の性質と応用」(幸書房)、
「印刷インキ技術」(CMC出版、1984年刊)およ
び「最新顔料応用技術」(CMC出版、1986年刊)
に記載されている。
【0033】顔料の粒径は0.01μm〜10μmの範
囲にあることが好ましく、0.05μm〜1μmの範囲
にあることがさらに好ましく、特に0.1μm〜1μm
の範囲にあることが好ましい。顔料の粒径が0.01μ
m未満のときは分散物の感光層塗布液中での安定性の点
で好ましくなく、また、10μmを越えると画像記録層
の均一性の点で好ましくない。顔料を分散する方法とし
ては、インク製造やトナー製造等に用いられる公知の分
散技術が使用できる。分散機としては、超音波分散器、
サンドミル、アトライター、パールミル、スーパーミ
ル、ボールミル、インペラー、デスパーザー、KDミ
ル、コロイドミル、ダイナトロン、3本ロールミル、加
圧ニーダー等が挙げられる。詳細は、「最新顔料応用技
術」(CMC出版、1986年刊)に記載がある。
【0034】これらの染料もしくは顔料は、画像記録材
料全固形分に対し0.01〜50重量%、好ましくは
0.1〜10重量%、染料の場合特に好ましくは0.5
〜10重量%、顔料の場合特に好ましくは1.0〜10
重量%の割合で画像記録材料中に添加することができ
る。顔料もしくは染料の添加量が0.01重量%未満で
あると感度が低くなり、また50重量%を越えると印刷
時非画像部に汚れが発生する。これらの染料もしくは顔
料は他の成分と同一の層に添加してもよいし、別の層を
設けそこへ添加してもよい。
【0035】[(D)ノボラック樹脂]本発明において
使用されるノボラック樹脂は、フェノール類とアルデヒ
ド類を酸性条件下で縮合させた樹脂である。好ましいノ
ボラック樹脂としては、例えばフェノールとホルムアル
デヒドから得られるノボラック樹脂、m−クレゾールと
ホルムアルデヒドから得られるノボラック樹脂、p−ク
レゾールとホルムアルデヒドから得られるノボラック樹
脂、o−クレゾールとホルムアルデヒドから得られるノ
ボラック樹脂、オクチルフェノールとホルムアルデヒド
から得られるノボラック樹脂、m−/p−混合クレゾー
ルとホルムアルデヒドから得られるノボラック樹脂、フ
ェノール/クレゾール(m−,p−,o−またはm−/
p−,m−/o−,o−/p−混合のいずれでもよい)
の混合物とホルムアルデヒドから得られるノボラック樹
脂などが挙げられる。これらのノボラック樹脂は、重量
平均分子量が800〜200,000で、数平均分子量
が400〜60,000のものが好ましい。本発明にお
いて、これらのノボラック樹脂は全画像記録材料固形分
中、5〜90重量%、好ましくは10〜85重量%、特
に好ましくは20〜80重量%の添加量で用いられる。
ノボラック樹脂の添加量が5重量%未満であると記録層
の耐久性が悪化し、また、90重量%を越えると感度、
耐久性の両面で好ましくない。また、これらのノボラッ
ク樹脂は、1種類のみで使用しても良いし、あるいは2
種類以上を組み合わせて使用しても良い。
【0036】[その他の成分]本発明では、上述の4つ
の成分が必須であるが、必要に応じてこれら以外に種々
の化合物を添加しても良い。例えば、可視光域に大きな
吸収を持つ染料を画像の着色剤として使用することがで
きる。具体的にはオイルイエロー#101、オイルイエ
ロー#103、オイルピンク#312、オイルグリーン
BG、オイルブルーBOS、オイルブルー#603、オ
イルブラックBY、オイルブラックBS、オイルブラッ
クT−505(以上オリエント化学工業(株)製)、ビ
クトリアピュアブルー、クリスタルバイオレット(CI
42555)、メチルバイオレット(CI4253
5)、エチルバイオレット、ローダミンB(CI145
170B)、マラカイトグリーン(CI42000)、
メチレンブルー(CI52015)など、あるいは特開
昭62−293247号公報に記載されている染料を挙
げることができる。これらの染料は、画像形成後、画像
部と非画像部の区別がつきやすいので、添加する方が好
ましい。尚、添加量は、画像記録材料全固形分に対し、
0.01〜10重量%の割合である。
【0037】また、本発明における画像記録材料中に
は、現像条件に対する処理の安定性を広げるため、特開
昭62−251740号公報や特開平3−208514
号公報に記載されているような非イオン界面活性剤、特
開昭59−121044号公報、特開平4−13149
号公報に記載されているような両性界面活性剤を添加す
ることができる。非イオン界面活性剤の具体例として
は、ソルビタントリステアレート、ソルビタンモノパル
ミテート、ソルビタントリオレート、ステアリン酸モノ
グリセリド、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル等が挙げられる。両性界面活性剤の具体例としては、
アルキルジ(アミノエチル)グリシン、アルキルポリア
ミノエチルグリシン塩酸塩、2−アルキル−N−カルボ
キシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベ
タインやN−テトラデシル−N,N−ベタイン型(例え
ば、商品名アモーゲンK、第一工業(株)製)等が挙げ
られる。 上記非イオン界面活性剤および両性界面活性
剤の画像記録材料中に占める割合は、0.05〜15重
量%が好ましく、より好ましくは0.1〜5重量%であ
る。
【0038】更に本発明の画像記録材料中には必要に応
じ、塗膜の柔軟性等を付与するために可塑剤が加えられ
る。例えば、ポリエチレングリコール、クエン酸トリブ
チル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸
ジヘキシル、フタル酸ジオクチル、リン酸トリクレジ
ル、リン酸トリブチル、リン酸トリオクチル、オレイン
酸テトラヒドロフルフリル、アクリル酸またはメタクリ
ル酸のオリゴマーおよびポリマー等が用いられる。これ
ら以外にも、エポキシ化合物、ビニルエーテル類等を添
加しても良い。
【0039】本発明の画像記録材料は、通常上記各成分
を溶媒に溶かして、適当な支持体上に塗布することによ
り製造することができる。ここで使用する溶媒として
は、エチレンジクロライド、シクロヘキサノン、メチル
エチルケトン、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、エチレングリコールモノメチルエーテル、1−メト
キシ−2−プロパノール、2−メトキシエチルアセテー
ト、1−メトキシ−2−プロピルアセテート、ジメトキ
シエタン、乳酸メチル、乳酸エチル、N,N−ジメチル
アセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラ
メチルウレア、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホ
キシド、スルホラン、γ−ブチルラクトン、トルエン、
水等をあげることができるがこれに限定されるものでは
ない。これらの溶媒は単独あるいは混合して使用され
る。溶媒中の上記成分(添加剤を含む全固形分)の濃度
は、好ましくは1〜50重量%である。また塗布、乾燥
後に得られる支持体上の塗布量(固形分)は、用途によ
って異なるが、平版印刷用版材についていえば一般的に
0.5〜5.0g/m2 が好ましい。塗布する方法とし
ては、種々の方法を用いることができるが、例えば、バ
ーコーター塗布、回転塗布、スプレー塗布、カーテン塗
布、ディップ塗布、エアーナイフ塗布、ブレード塗布、
ロール塗布等を挙げることができる。塗布量が少なくな
るにつれて、見かけの感度は大になるが、画像記録膜の
皮膜特性は低下する。
【0040】本発明における画像記録層中には、塗布性
を良化するための界面活性剤、例えば特開昭62−17
0950号公報に記載されているようなフッ素系界面活
性剤を添加することができる。好ましい添加量は、全画
像記録材料固形分中0.01〜1重量%、さらに好まし
くは0.05〜0.5重量%である。
【0041】本発明に使用される支持体としては、寸度
的に安定な板状物であり、例えば、紙、プラスチック
(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン等)がラミネートされた紙、金属板(例えば、アルミ
ニウム、亜鉛、銅等)、プラスチックフィルム(例え
ば、二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、プロピオン
酸セルロース、酪酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、
硝酸セルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネ
ート、ポリビニルアセタール等)、上記のごとき金属が
ラミネート、もしくは蒸着された紙、もしくはプラスチ
ックフィルム等が含まれる。本発明の支持体としては、
ポリエステルフィルム又はアルミニウム板が好ましく、
その中でも寸法安定性がよく、比較的安価であるアルミ
ニウム板は特に好ましい。好適なアルミニウム板は、純
アルミニウム板およびアルミニウムを主成分とし、微量
の異元素を含む合金板であり、更にアルミニウムがラミ
ネートもしくは蒸着されたプラスチックフィルムでもよ
い。アルミニウム合金に含まれる異元素には、ケイ素、
鉄、マンガン、銅、マグネシウム、クロム、亜鉛、ビス
マス、ニッケル、チタンなどがある。合金中の異元素の
含有量は高々10重量%以下である。本発明において特
に好適なアルミニウムは、純アルミニウムであるが、完
全に純粋なアルミニウムは精錬技術上製造が困難である
ので、僅かに異元素を含有するものでもよい。このよう
に本発明に適用されるアルミニウム板は、その組成が特
定されるものではなく、従来より公知公用の素材のアル
ミニウム板を適宜に利用することができる。本発明で用
いられるアルミニウム板の厚みはおよそ0.1mm〜
0.6mm程度、好ましくは0.15mm〜0.4m
m、特に好ましくは0.2mm〜0.3mmである。
【0042】アルミニウム板を粗面化するに先立ち、所
望により、表面の圧延油を除去するための例えば界面活
性剤、有機溶剤またはアルカリ性水溶液などによる脱脂
処理が行われる。アルミニウム板の表面の粗面化処理
は、種々の方法により行われるが、例えば、機械的に粗
面化する方法、電気化学的に表面を溶解粗面化する方法
および化学的に表面を選択溶解させる方法により行われ
る。機械的方法としては、ボール研磨法、ブラシ研磨
法、ブラスト研磨法、バフ研磨法などの公知の方法を用
いることができる。また、電気化学的な粗面化法として
は塩酸または硝酸電解液中で交流または直流により行う
方法がある。また、特開昭54−63902号に開示さ
れているように両者を組み合わせた方法も利用すること
ができる。この様に粗面化されたアルミニウム板は、必
要に応じてアルカリエッチング処理および中和処理され
た後、所望により表面の保水性や耐摩耗性を高めるため
に陽極酸化処理が施される。アルミニウム板の陽極酸化
処理に用いられる電解質としては、多孔質酸化皮膜を形
成する種々の電解質の使用が可能で、一般的には硫酸、
リン酸、蓚酸、クロム酸あるいはそれらの混酸が用いら
れる。それらの電解質の濃度は電解質の種類によって適
宜決められる。
【0043】陽極酸化の処理条件は用いる電解質により
種々変わるので一概に特定し得ないが一般的には電解質
の濃度が1〜80重量%溶液、液温は5〜70℃、電流
密度5〜60A/dm2 、電圧1〜100V、電解時間
10秒〜5分の範囲であれば適当である。陽極酸化皮膜
の量は1.0g/m2 より少ないと耐刷性が不十分であ
ったり、平版印刷版の非画像部に傷が付き易くなって、
印刷時に傷の部分にインキが付着するいわゆる「傷汚
れ」が生じ易くなる。陽極酸化処理を施された後、アル
ミニウム表面は必要により親水化処理が施される。本発
明に使用される親水化処理としては、米国特許第2,7
14,066号、同第3,181,461号、第3,2
80,734号および第3,902,734号に開示さ
れているようなアルカリ金属シリケート(例えばケイ酸
ナトリウム水溶液)法がある。この方法においては、支
持体がケイ酸ナトリウム水溶液で浸漬処理されるかまた
は電解処理される。他に特公昭36−22063号公報
に開示されているフッ化ジルコン酸カリウムおよび米国
特許第3,276,868号、同第4,153,461
号、同第4,689,272号に開示されているような
ポリビニルホスホン酸で処理する方法などが用いられ
る。
【0044】本発明の画像記録材料は、必要に応じて支
持体上に下塗層を設けることができる。下塗層成分とし
ては種々の有機化合物が用いられ、例えば、カルボキシ
メチルセルロース、デキストリン、アラビアガム、2−
アミノエチルホスホン酸などのアミノ基を有するホスホ
ン酸類、置換基を有してもよいフェニルホスホン酸、ナ
フチルホスホン酸、アルキルホスホン酸、グリセロホス
ホン酸、メチレンジホスホン酸およびエチレンジホスホ
ン酸などの有機ホスホン酸、置換基を有してもよいフェ
ニルリン酸、ナフチルリン酸、アルキルリン酸およびグ
リセロリン酸などの有機リン酸、置換基を有してもよい
フェニルホスフィン酸、ナフチルホスフィン酸、アルキ
ルホスフィン酸およびグリセロホスフィン酸などの有機
ホスフィン酸、グリシンやβ−アラニンなどのアミノ酸
類、およびトリエタノールアミンの塩酸塩などのヒドロ
キシ基を有するアミンの塩酸塩等から選ばれるが、2種
以上混合して用いてもよい。有機下塗層の被覆量は、2
〜200mg/m2 が適当である。
【0045】以上のようにして、本発明の画像記録材料
を用いた平版印刷用版材を作成することができる。この
平版印刷用版材は、波長760nmから1200nmの
赤外線を放射する固体レーザ及び半導体レーザにより画
像露光される。本発明においては、レーザ照射後すぐに
現像処理を行っても良いが、レーザ照射工程と現像工程
の間に加熱処理を行うことが好ましい。加熱処理の条件
は、80℃〜150℃の範囲内で10秒〜5分間行うこ
とが好ましい。この加熱処理により、レーザ照射時、記
録に必要なレーザエネルギーを減少させることができ
る。
【0046】必要に応じて加熱処理を行った後、本発明
の画像記録材料はアルカリ性水溶液にて現像される。本
発明の画像記録材料の現像液および補充液としては従来
より知られているアルカリ水溶液が使用できる。例え
ば、ケイ酸ナトリウム、同カリウム、第3リン酸ナトリ
ウム、同カリウム、同アンモニウム、第2リン酸ナトリ
ウム、同カリウム、同アンモニウム、炭酸ナトリウム、
同カリウム、同アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、同
カリウム、同アンモニウム、ほう酸ナトリウム、同カリ
ウム、同アンモニウム、水酸化ナトリウム、同アンモニ
ウム、同カリウムおよび同リチウムなどの無機アルカリ
塩が挙げられる。また、モノメチルアミン、ジメチルア
ミン、トリメチルアミン、モノエチルアミン、ジエチル
アミン、トリエチルアミン、モノイソプロピルアミン、
ジイソプロピルアミン、トリイソプロピルアミン、n−
ブチルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールア
ミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールア
ミン、ジイソプロパノールアミン、エチレンイミン、エ
チレンジアミン、ピリジンなどの有機アルカリ剤も用い
られる。これらのアルカリ剤は単独もしくは2種以上を
組み合わせて用いられる。これらのアルカリ剤の中で特
に好ましい現像液は、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウ
ム等のケイ酸塩水溶液である。その理由はケイ酸塩の成
分である酸化珪素SiO2 とアルカリ金属酸化物M2
の比率と濃度によって現像性の調節が可能となるためで
あり、例えば、特開昭54−62004号公報、特公昭
57−7427号に記載されているようなアルカリ金属
ケイ酸塩が有効に用いられる。
【0047】更に自動現像機を用いて現像する場合に
は、現像液よりもアルカリ強度の高い水溶液(補充液)
を現像液に加えることによって、長時間現像タンク中の
現像液を交換する事なく、多量の平版印刷用版材を処理
できることが知られている。本発明においてもこの補充
方式が好ましく適用される。現像液および補充液には現
像性の促進や抑制、現像カスの分散および印刷版画像部
の親インキ性を高める目的で必要に応じて種々の界面活
性剤や有機溶剤を添加できる。好ましい界面活性剤とし
ては、アニオン系、カチオン系、ノニオン系および両性
界面活性剤があげられる。更に現像液および補充液には
必要に応じて、ハイドロキノン、レゾルシン、亜硫酸、
亜硫酸水素酸などの無機酸のナトリウム塩、カリウム塩
等の還元剤、更に有機カルボン酸、消泡剤、硬水軟化剤
を加えることもできる。上記現像液および補充液を用い
て現像処理された印刷版は水洗水、界面活性剤等を含有
するリンス液、アラビアガムや澱粉誘導体を含む不感脂
化液で後処理される。本発明の画像記録材料を印刷用版
材として使用する場合の後処理としては、これらの処理
を種々組み合わせて用いることができる。
【0048】近年、製版・印刷業界では製版作業の合理
化および標準化のため、印刷用版材用の自動現像機が広
く用いられている。この自動現像機は、一般に現像部と
後処理部からなり、印刷用版材を搬送する装置と各処理
液槽およびスプレー装置からなり、露光済みの印刷版を
水平に搬送しながら、ポンプで汲み上げた各処理液をス
プレーノズルから吹き付けて現像処理するものである。
また、最近は処理液が満たされた処理液槽中に液中ガイ
ドロールなどによって印刷用版材を浸漬搬送させて処理
する方法も知られている。このような自動処理において
は、各処理液に処理量や稼働時間等に応じて補充液を補
充しながら処理することができる。また、実質的に未使
用の処理液で処理するいわゆる使い捨て処理方式も適用
できる。
【0049】以上のようにして得られた平版印刷版は所
望により不感脂化ガムを塗布したのち、印刷工程に供す
ることができるが、より一層の高耐刷力の平版印刷版と
したい場合にはバーニング処理が施される。平版印刷版
をバーニングする場合には、バーニング前に特公昭61
−2518号、同55−28062号、特開昭62−3
1859号、同61−159655号の各公報に記載さ
れているような整面液で処理することが好ましい。その
方法としては、該整面液を浸み込ませたスポンジや脱脂
綿にて、平版印刷版上に塗布するか、整面液を満たした
バット中に印刷版を浸漬して塗布する方法や、自動コー
ターによる塗布などが適用される。また、塗布した後で
スキージ、あるいは、スキージローラーで、その塗布量
を均一にすることは、より好ましい結果を与える。整面
液の塗布量は一般に0.03〜0.8g/m2 (乾燥重
量)が適当である。整面液が塗布された平版印刷版は必
要であれば乾燥された後、バーニングプロセッサー(た
とえば富士写真フイルム(株)より販売されているバー
ニングプロセッサー:BP−1300)などで高温に加
熱される。この場合の加熱温度及び時間は、画像を形成
している成分の種類にもよるが、180〜300℃の範
囲で1〜20分の範囲が好ましい。バーニング処理され
た平版印刷版は、必要に応じて適宜、水洗、ガム引きな
どの従来より行なわれている処理を施こすことができる
が水溶性高分子化合物等を含有する整面液が使用された
場合にはガム引きなどのいわゆる不感脂化処理を省略す
ることができる。この様な処理によって得られた平版印
刷版はオフセット印刷機等にかけられ、多数枚の印刷に
用いられる。
【0050】
【実施例】以下、実施例により、本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。 [合成例1]1−〔α−メチル−α−(4−ヒドロキシ
フェニル)エチル〕−4−〔α,α−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)エチル〕ベンゼン20g(本州化学工業
(株)製Trisp−PA)を10%水酸化カリウム水
溶液に加え、撹拌、溶解した。次にこの溶液を撹拌しな
がら、37%ホルマリン水溶液60mlを室温下で1時
間かけて徐々に加えた。さらに室温下で6時間撹拌した
後、希硫酸水溶液に投入した。析出物をろ過し、十分水
洗した後、メタノール30mlより再結晶することによ
り、下記構造のヒドロキシメチル基を有するフェノール
誘導体〔HM−1〕の白色粉末20gを得た。純度は9
2%であった(液体クロマトグラフィー法)。
【0051】
【化18】
【0052】[合成例2]合成例1で得られたヒドロキ
シメチル基を有するフェノール誘導体〔HM−1〕20
gを1リットルのメタノールに加え、加熱撹拌し、溶解
した。次に、この溶液に濃硫酸1mlを加え、12時間
加熱還流した。反応終了後、反応液を冷却し、炭酸カリ
ウム2gを加えた。この混合物を十分濃縮した後、酢酸
エチル300mlを加えた。この溶液を水洗した後、濃
縮乾固させることにより、下記構造のメトキシメチル基
を有するフェノール誘導体〔MM−1〕の白色固体22
gを得た。純度は90%であった(液体クロマトグラフ
ィー法)。
【0053】
【化19】
【0054】さらに、同様にして以下に示すフェノール
誘導体を合成した。
【化20】
【0055】
【化21】
【0056】
【化22】
【0057】
【化23】
【0058】
【化24】
【0059】
【化25】
【0060】
【化26】
【0061】[実施例1〜10]厚さ0.30mmのア
ルミニウム板(材質1050)をトリクロロエチレン洗
浄して脱脂した後、ナイロンブラシと400メッシュの
パミストン−水懸濁液を用いその表面を砂目立てし、よ
く水で洗浄した。この板を45℃の25%水酸化ナトリ
ウム水溶液に9秒間浸漬してエッチングを行い水洗後、
更に2%HNO3に20秒間浸漬して水洗した。この時
の砂目立て表面のエッチング量は約3g/m2 であっ
た。次にこの板を7%H2 SO4 を電解液として電流密
度15A/dm2 で3g/m2 の直流陽極酸化皮膜を設
けた後、水洗乾燥した。次にこのアルミニウム板に下記
下塗り液を塗布し、80℃で30秒間乾燥した。乾燥後
の被覆量は10mg/m2 であった。 (下塗り液) β−アラニン 0.1g フェニルホスホン酸 0.05g メタノール 40g 純水 60g
【0062】次に、下記溶液〔P〕において、本発明の
一般式で表される化合物の種類を変えて、10種類の溶
液〔P−1〕〜〔P−10〕を調整した。この溶液をそ
れぞれ、上記の下塗り済みのアルミニウム板に塗布し、
100℃で1分間乾燥してネガ型平版印刷用版材〔P−
1〕〜〔P−10〕を得た。乾燥後の重量は1.7g/
2 であった。
【0063】 溶液〔P〕 本発明の一般式(I)〜(V)で表される化合物 0.2g 本発明のフェノール誘導体 0.7g 赤外線吸収剤NK−3508 0.15g (日本感光色素研究所(株)製) フェノールとホルムアルデヒドから得られるノボラック樹脂 1.5g (重量平均分子量10000) ビクトリアピュアブルーBOHの対イオンを1−ナフタレン− 0.05g スルホン酸にした染料 メガファックF−177 0.06g (大日本インキ化学工業(株)製、フッ素系界面活性剤) メチルエチルケトン 15g 1−メトキシ−2−プロパノール 5g メチルアルコール 7g 溶液〔P−1〕〜〔P−10〕に用いた化合物を表−1
に示す。
【0064】 表−1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例番号 平版印刷用版材 一般式(I)〜(V) フェノール誘導体 で表される化合物 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例1 〔P−1〕 〔I−7〕 〔HM−1〕 実施例2 〔P−2〕 〔II−4〕 〔HM−2〕 実施例3 〔P−3〕 〔III −5〕 〔HM−3〕 実施例4 〔P−4〕 〔IV−12〕 〔HM−4〕 実施例5 〔P−5〕 〔V−1〕 〔HM−1〕 実施例6 〔P−6〕 〔I−7〕 〔MM−1〕 実施例7 〔P−7〕 〔II−4〕 〔MM−2〕 実施例8 〔P−8〕 〔III −5〕 〔MM−3〕 実施例9 〔P−9〕 〔IV−12〕 〔MM−4〕 実施例10 〔P−10〕 〔V−1〕 〔MM−5〕 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0065】得られたネガ型平版印刷用版材〔P−1〕
〜〔P−10〕を、温度45℃の高温下で3日間及び5
日間保存した後、波長1064nmの赤外線を発する固
体レーザのYAGレーザで露光した。露光後、120℃
で2分間加熱処理した後、富士写真フイルム(株)製現
像液、DP−4(1:8)、リンス液FR−3(1:
7)を仕込んだ自動現像機を通して処理した。次いで富
士写真フイルム(株)製ガムGU−7(1:1)で版面
を処理し、ハイデルKOR−D機で印刷した。この際、
印刷物の非画像部に汚れが発生しているかどうかを観察
した。結果を表−2に示す。高温下で3日間保存したも
のは、いずれも非画像部に汚れのない良好な印刷物が得
られた。一方、5日間保存した場合は、〔P−1〕〜
〔P−5〕で少し汚れが認められた。また〔P−9〕で
は、〔P−1〕〜〔P−5〕に比べ程度は軽いもののわ
ずかに汚れが認められた。しかし、〔P−6〕、〔P−
7〕、〔P−8〕、〔P−10〕では、非画像部に汚れ
のない良好な印刷物が得られた。
【0066】[比較例1]実施例1〜10にて使用した
溶液〔P〕において、本発明の一般式(I)〜(V)で
表される化合物の代わりに、ジフェニルヨードニウムヘ
キサフルオロホスフェート(特開平7−20629号実
施例に記載)を用い、さらに本発明のフェノール誘導体
の代わりに、ビスフェノールAとホルムアルデヒドから
得られたレゾール樹脂(重量平均分子量1600)を用
い、これら以外は実施例1〜10と同様にしてネガ型平
版印刷用版材〔Q〕を作成した。得られた平版印刷用版
材〔Q〕を、実施例1〜10と同様に温度45℃の高温
下で3日間保存した後、画像形成し印刷した。この際、
印刷物の非画像部に汚れが発生しているかどうかを観察
した。結果を表−2に示すが、非画像部に汚れが発生し
ていた。尚、高温下での保存を行わなかった場合には、
平版印刷用版材〔Q〕においても印刷時の非画像部汚れ
は認められなかった。
【0067】[比較例2]実施例1〜10にて使用した
溶液〔P〕において、本発明の一般式(I)〜(V)で
表される化合物の代わりに、2,4,6−トリス(トリ
クロロメチル)−s−トリアジン(特開平7−2710
29号実施例に記載のT−1)を用い、さらに本発明の
フェノール誘導体の代わりに、ビスフェノールAとホル
ムアルデヒドから得られたレゾール樹脂(重量平均分子
量1600)を用い、これら以外は実施例1〜10と同
様にしてネガ型平版印刷用版材〔R〕を作成した。得ら
れた平版印刷用版材〔R〕を、実施例1〜10と同様に
温度45℃の高温下で3日間保存した後、画像形成し印
刷した。この際、印刷物の非画像部に汚れが発生してい
るかどうかを観察した。結果を表−2に示すが、非画像
部に汚れが発生していた。尚、高温下での保存を行わな
かった場合には、平版印刷用版材〔R〕においても印刷
時の非画像部汚れは認められなかった。
【0068】 表−2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例 平版印刷用版材 印刷時の非画像部汚れ 3日保存時 5日保存時 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例1 〔P−1〕 無し 少し有り 実施例2 〔P−2〕 無し 少し有り 実施例3 〔P−3〕 無し 少し有り 実施例4 〔P−4〕 無し 少し有り 実施例5 〔P−5〕 無し 少し有り 実施例6 〔P−6〕 無し 無し 実施例7 〔P−7〕 無し 無し 実施例8 〔P−8〕 無し 無し 実施例9 〔P−9〕 無し わずかに有り 実施例10 〔P−10〕 無し 無し 比較例1 〔Q〕 有り − 比較例2 〔R〕 有り − −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0069】実施例1〜10及び比較例1、2より、本
発明のネガ型画像記録材料を用いた平版印刷用版材は、
高温下での保存安定性に優れていることがわかる。さら
に、ヒドロキシメチル基を有するフェノール誘導体を用
いるよりも、アルコキシメチル基を用いた方が、高温下
での保存安定性がより優れていることがわかる。
【0070】[実施例11〜21]下記溶液〔S〕にお
いて、本発明の一般式で表される化合物の種類を変え
て、11種類の溶液〔S−1〕〜〔S−11〕を調整し
た。この溶液をそれぞれ、[実施例1〜10]で用いた
下塗り済みのアルミニウム板に塗布し、100℃で1分
間乾燥してネガ型平版印刷用版材〔S−1〕〜〔S−1
1〕を得た。乾燥後の重量は1.7g/m2 であった。
【0071】 溶液〔S〕 本発明の一般式(I)〜(V)で表される化合物 0.2g 本発明のフェノール誘導体 0.7g 赤外線吸収剤NK−2268 0.15g (日本感光色素研究所(株)製) フェノールとホルムアルデヒドから得られるノボラック樹脂 1.5g (重量平均分子量10000) ビクトリアピュアブルーBOHの対イオンを1−ナフタレン− 0.03g スルホン酸にした染料 メガファックF−177 0.06g (大日本インキ化学工業(株)製、フッ素系界面活性剤) メチルエチルケトン 15g 1−メトキシ−2−プロパノール 5g メチルアルコール 7g 溶液〔S−1〕〜〔S−11〕に用いた化合物を表−3
に示す。
【0072】 表−3 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例 平版印刷用版材 一般式(I)〜(V) フェノール誘導体 で表される化合物 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例11 〔S−1〕 〔I−7〕 〔HM−1〕 実施例12 〔S−2〕 〔IV−4〕 〔HM−2〕 実施例13 〔S−3〕 〔V−14〕 〔HM−3〕 実施例14 〔S−4〕 〔I−7〕と〔IV−4〕 〔HM−4〕 を各0.1gずつ 実施例15 〔S−5〕 〔I−7〕と〔IV−4〕 〔HM−1〕と を各0.1gずつ 〔HM−4〕を 0.35gずつ 実施例16 〔S−6〕 〔I−7〕と〔IV−4〕 〔HM−1〕と を各0.1gずつ 〔MM−5〕を 0.35gずつ 実施例17 〔S−7〕 〔I−7〕 〔MM−1〕 実施例18 〔S−8〕 〔IV−4〕 〔MM−2〕 実施例19 〔S−9〕 〔V−14〕 〔MM−3〕 実施例20 〔S−10〕 〔I−7〕と〔IV−4〕 〔MM−4〕 を各0.1gずつ 実施例21 〔S−11〕 〔I−7〕と〔IV−4〕 〔MM−1〕と を各0.1gずつ 〔MM−4〕を 0.35gずつ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0073】得られたネガ型平版印刷用版材〔S−1〕
〜〔S−11〕を、温度45℃の高温下で3日間及び5
日間保存した後、波長830nmの赤外線を発する半導
体レーザで露光した。露光後、120℃で2分間加熱処
理した後、富士写真フイルム(株)製現像液、DP−4
(1:8)、リンス液FR−3(1:7)を仕込んだ自
動現像機を通して処理した。次いで富士写真フイルム
(株)製ガムGU−7(1:1)で版面を処理し、ハイ
デルKOR−D機で印刷した。この際、印刷物の非画像
部に汚れが発生しているかどうかを観察した。結果を表
−4に示す。高温下で3日間保存したものは、いずれも
非画像部に汚れのない良好な印刷物が得られた。一方、
5日間保存した場合は、〔S−1〕〜〔S−6〕で少し
汚れが認められた。また〔S−8〕では、〔S−1〕〜
〔S−6〕に比べ程度は軽いもののわずかに汚れが認め
られた。しかし、〔S−7〕、〔S−9〕、〔S−1
0〕、〔S−11〕では、非画像部に汚れのない良好な
印刷物が得られた。
【0074】[比較例3]実施例11〜21にて使用し
た溶液〔S〕において、本発明の一般式(I)〜(V)
で表される化合物の代わりに、ジフェニルヨードニウム
ヘキサフルオロホスフェート(特開平7−20629号
実施例に記載)を用い、さらに本発明のフェノール誘導
体の代わりに、ビスフェノールAとホルムアルデヒドか
ら得られたレゾール樹脂(重量平均分子量1600)を
用い、これら以外は実施例11〜21と同様にしてネガ
型平版印刷用版材〔T〕を作成した。得られた平版印刷
用版材〔T〕を、実施例11〜21と同様に温度45℃
の高温下で3日間保存した後、画像形成し印刷した。こ
の際、印刷物の非画像部に汚れが発生しているかどうか
を観察した。結果を表−4に示すが、非画像部に汚れが
発生していた。尚、高温下での保存を行わなかった場合
には、平版印刷用版材〔T〕においても印刷時の非画像
部汚れは認められなかった。
【0075】[比較例4]実施例11〜21にて使用し
た溶液〔S〕において、本発明の一般式(I)〜(V)
で表される化合物の代わりに、2,4,6−トリス(ト
リクロロメチル)−s−トリアジン(特開平7−271
029号実施例に記載のT−1)を用い、さらに本発明
のフェノール誘導体の代わりに、ビスフェノールAとホ
ルムアルデヒドから得られたレゾール樹脂(重量平均分
子量1600)を用い、これら以外は実施例11〜21
と同様にしてネガ型平版印刷用版材〔U〕を作成した。
得られた平版印刷用版材〔U〕を、実施例11〜21と
同様に温度45℃の高温下で3日間保存した後、画像形
成し印刷した。この際、印刷物の非画像部に汚れが発生
しているかどうかを観察した。結果を表−4に示すが、
非画像部に汚れが発生していた。尚、高温下での保存を
行わなかった場合には、平版印刷用版材〔U〕において
も印刷時の非画像部汚れは認められなかった。
【0076】 表−4 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例 平版印刷用版材 印刷時の非画像部汚れ 3日保存時 5日保存時 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例11 〔S−1〕 無し 少し有り 実施例12 〔S−2〕 無し 少し有り 実施例13 〔S−3〕 無し 少し有り 実施例14 〔S−4〕 無し 少し有り 実施例15 〔S−5〕 無し 少し有り 実施例16 〔S−6〕 無し 少し有り 実施例17 〔S−7〕 無し 無し 実施例18 〔S−8〕 無し わずかに有り 実施例19 〔S−9〕 無し 無し 実施例20 〔S−10〕 無し 無し 実施例21 〔S−11〕 無し 無し 比較例3 〔T〕 有り − 比較例4 〔U〕 有り − −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0077】実施例11〜21及び比較例3、4より、
本発明のネガ型画像記録材料を用いた平版印刷用版材
は、高温下での保存安定性に優れていることがわかる。
さらに、ヒドロキシメチル基を有するフェノール誘導体
を用いるよりも、アルコキシメチル基を用いた方が、高
温下での保存安定性がより優れていることがわかる。
【0078】
【発明の効果】本発明は、赤外線を放射する固体レーザ
及び半導体レーザを用いて記録することにより、コンピ
ューター等のデジタルデータから直接製版可能であり、
さらに保存時の安定性、特に高温下での保存安定性に優
れているネガ型平版印刷用版材を提供できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(A)〜(D)よりなることを特徴
    とするネガ型画像記録材料。 (A)下記一般式(I)〜(V)で表される化合物の少
    なくとも1種。 【化1】 (式中、R1 、R2 、R4 及びR5 は、同じでも異なっ
    ていてもよく、置換基を有していてもよい炭素数20個
    以下の炭化水素基を示す。R3 はハロゲン原子、置換基
    を有していてもよい炭素数10個以下の炭化水素基叉は
    炭素数10個以下のアルコキシ基を示す。Ar1 、Ar
    2 は、同じでも異なっていてもよく、置換基を有してい
    てもよい炭素数20個以下のアリール基を示す。R6
    置換基を有していてもよい炭素数20個以下の2価の炭
    化水素基を示す。nは0〜4の整数を示す。) (B)分子内に2個以上のヒドロキシメチル基またはア
    ルコキシメチル基を有し、かつベンゼン核を3〜5個含
    み、さらに分子量が1,200以下であるフェノール誘
    導体の少なくとも1種。 (C)赤外線吸収剤。 (D)ノボラック樹脂の少なくとも1種。
  2. 【請求項2】 前記フェノール誘導体(B)が、アルコ
    キシメチル基を有することを特徴とする請求項1記載の
    ネガ型画像記録材料。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016072049A1 (ja) * 2014-11-07 2016-05-12 サンアプロ株式会社 スルホネート化合物、光酸発生剤及びフォトリソグラフィー用樹脂組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016072049A1 (ja) * 2014-11-07 2016-05-12 サンアプロ株式会社 スルホネート化合物、光酸発生剤及びフォトリソグラフィー用樹脂組成物
US10450266B2 (en) 2014-11-07 2019-10-22 San-Apro Limited Sulfonate compound, photoacid generator, and resin composition for photolithography

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