JPH09239554A - プロジェクションボルトの溶接装置 - Google Patents

プロジェクションボルトの溶接装置

Info

Publication number
JPH09239554A
JPH09239554A JP9164396A JP9164396A JPH09239554A JP H09239554 A JPH09239554 A JP H09239554A JP 9164396 A JP9164396 A JP 9164396A JP 9164396 A JP9164396 A JP 9164396A JP H09239554 A JPH09239554 A JP H09239554A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
receiving hole
projection bolt
bolt
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9164396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Aoyama
好高 青山
Shoji Aoyama
省司 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP9164396A priority Critical patent/JPH09239554A/ja
Publication of JPH09239554A publication Critical patent/JPH09239554A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極の受入孔へプロジェクションボルトを短
時間でしかも正確に進入させること、電極の耐久性を向
上させることを解決課題としている。 【解決手段】 部品供給管2と電極3とをほぼ同軸状態
で配置し、部品供給管2に取付けた一時係止手段9は、
プロジェクションボルト5を保持する開閉部材17、1
7を有し、この開閉部材17、17は部品供給管2と電
極3との間に配置され、電極3に明けた受入孔4内にプ
ロジェクションボルト5を吸引する手段が設置されてい
ることによって、課題を解決している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、プロジェクショ
ンボルトの溶接装置に関するもので、電極の受入孔内へ
プロジェクションボルトを自動的に挿入するような技術
分野に属しているものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、特開平4−235
824号公報に記載されたものがあげられる。これは、
私が発明したもので(
【整理番号】TECHNO−293)、そこには供給部
材にプロジェクションボルトを保持し、この供給部材が
直進してプロジェクションボルトが電極と同軸になった
位置でその直進が停止し、その後供給部材が電極の軸線
方向に移動して、プロジェクションボルトを電極の受入
孔内に進入させることが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】上述のような従来技
術であると、プロジェクションボルトは最初の直進移動
とそれから直角に向きを変えた直進移動のいわゆるL字
型の屈曲した移動軌跡となるので、プロジェクションボ
ルトが電極の受入孔内に挿入されるのに要する時間が長
くなり、生産性の向上にとって好ましくない。生産性を
向上させるためには、部品挙動の高速化が必要になる
が、そのためには高速化にとって相応しい部品挙動と、
目的箇所に対する供給精度を向上させることが必須とな
ってくる。
【0004】
【問題を解決するための手段とその作用】本発明は、以
上に述べた問題点を解決するために提供されたもので、
請求項1は、部品供給管と電極とをほぼ同軸状態で配置
し、部品供給管からのプロジェクションボルトを電極の
受入孔へ案内する一時係止手段が配置されており、この
一時係止手段は部品供給管と電極の受入孔との間に配置
された開閉部材を有し、開閉部材で受止められたプロジ
ェクションボルトはその先端側の一部分が電極の受入孔
へ進入させられ、電極の受入孔内にはプロジェクション
ボルトを吸引する手段が設置されていることを特徴とす
るもので、部品供給管から勢い良く出てきたプロジェク
ションボルトは、その先端部が電極の受入孔内に進入し
た箇所で開閉部材によって一時係止がなされ、それから
開閉部材が開いて受入孔の奥のほうまで吸引されて、受
入孔内への完全進入が完了するのである。請求項2は、
請求項1において、一時係止手段は部品供給管に取付け
られていることを特徴とするもので、部品供給管から電
極の受入孔内へ向かうプロジェクションボルトの直線的
な移動を可能ならしめている。一時係止手段が部品供給
管の端部に取付けられていることによって、そこに含ま
れている開閉手段がプロジェクションボルトの挙動軸線
上で作動できるのである。請求項2は、請求項1におい
て、プロジェクションボルトを吸引する手段が磁石ある
いは吸引空気によって形成されていることを特徴とする
もので、プロジェクションボルトの先端側の一部分が電
極の受入孔内に進入してから、開閉部材が開くと開閉部
材による一時係止機能が解除されて、プロジェクション
ボルトが受入孔内へ完全に進入仕切るのである。
【0005】
【発明の実施の形態】つぎに、発明の実施の形態を図示
の実施例にしたがって説明する。パーツフィーダ(図示
していない)から伸びてきている柔軟な合成樹脂製の供
給ホース1に金属製の、たとえばステンレス鋼製の部品
供給管2が接続され、この部品供給管2とほぼ同軸の状
態で電極3が配置されている。電極3にはその軸線上に
受入孔4が明けられ、鉄製のプロジェクションボルト
(以下、単にボルトと略称する)5が進入するようにな
っている。ボルト5は、軸部6とそれと一体のフランジ
7とフランジ7に形成された溶着用の突起8から構成さ
れている。部品供給管2には一時係止手段9が取付けら
れ、この手段9は部品供給管2と受入孔4との間に設置
された開閉部材10を有している。
【0006】一時係止手段9は、開閉部材10とそれを
開閉駆動させる機構から構成されているもので、この機
構としては色々な方法があるが、ここではエアシリンダ
11を利用した場合のものを示している。エアシリンダ
11は部品供給管2と平行に配置され、一対のクランプ
片12、12をボルト13、13で結合することによっ
て、図3のように部品供給管2にエアシリンダ11が一
体化されている。エアシリンダ11には、偏平な形状で
各図の右側が開放されている収容箱14が固定され、一
対の開閉腕15、15が軸16、16によって回動可能
な状態で取付けられ、この開閉腕15、15に開閉部材
17、17がボルト18(図2参照、図5では簡略的に
示してある)で結合されている。この開閉部材17、1
7は、図2から明らかなように側面形状をL字型にし
て、軸部6が受入孔4と同軸になるようにしている。開
閉腕15、15の左側には斜面19、19が形成されそ
の間にエアシリンダ11のピストンロッド20が進入し
ており、開閉腕15、15と収容箱14の内面との間に
配置した圧縮コイルスプリング21、21によって斜面
19、19が常時ピストンロッド20に押し付けられて
いる。図5の状態が軸部6を保持している状態であり、
ここでピストンロッド20が左方へ後退すると、斜面1
9、19と圧縮コイルスプリング21、21の作動で開
閉腕15、15が拡開し開閉部材17、17の部品保持
が解放されるのである。開閉部材17、17の先端部の
断面は図4のような形状で、軸部6に適合する円弧状の
窪み22、22が設けてあり、こうすることによって軸
部6を安定性よく保持するのである。また、開閉部材1
7、17の内側にはフランジ7が接触してボルト5の停
止位置を設定する斜面23、23が設けられている。
【0007】受入孔4内にはボルト5を吸引する手段が
設置され、図1の場合には、マグネット(永久磁石、な
お、電磁石でもよい)24が埋設してある。マグネット
24に代えて図6の場合は、吸引空気によるものであ
る。すなわち、受入孔4の奥部に細い空気通路25が開
口しており、これが空気ホース26を経てバキュームポ
ンプ(図示していない)に接続されている。
【0008】以上に説明した実施例の作動について説明
する。供給ホース1を通ってきたボルト5は、部品供給
管2を通過して勢い良く閉じた状態の開閉部材17、1
7の間に進入して行くと、軸部6が開閉部材17、17
の先端部で保持されると共にフランジ7が斜面23、2
3に当たって、ボルト5が停止させられる。この時に
は、軸部6の先端部が受入孔4内に進入しており、ここ
でエアシリンダ11の作動で前述のようにして開閉部材
17、17が開くと、ボルト5は解放されるのでその後
はマグネット24かあるいは吸引空気によって軸部6が
受入孔4内に入り切り、フランジ7が電極3の端面に密
着するのである。なお、開閉部材17、17の閉じた状
態というのは、ボルトの軸部6を円滑に通過させ得る間
隔が開閉部材の先端部に存在している状態を意味してい
る。
【0009】図7のアレンジ例は、本発明を溶接ロボッ
トに適用した場合で、電極3は駆動エアシリンダ27に
結合され、エアシリンダ27は回動モータ28に固定さ
れており、回動モータ28はロボットアーム29に結合
されている。二点鎖線図示の状態でボルト5が電極3に
供給され、その後、回動モータ28が反時計方向に回動
すると実線図示の状態となり、固定電極30上の鋼板部
品31にプロジェクション溶接がなされるのである。な
お、以上の実施例において各種エアシリンダが採用され
ているが、そこに図示するべき空気ホースは図示を省略
してある。また、上述のような作動は、電磁作動式の空
気切替弁とそれを制御する制御回路等の通常一般的な手
段によって簡単に実施できるので、ここでは説明を省略
している。
【0010】
【効果】本発明によれば、ボルトの電極受入孔に対する
供給挙動が直線的であるから、従来技術のような屈曲移
動が不要となり、したがって、生産性の向上にとって非
常に有利となる。さらに、直線的な単純なボルト移動で
あるから、移動速度を高速化しても電極の受入孔に対す
る供給精度を著しく高く維持するのに効果的である。一
時係止手段は、開閉部材を有しているので、ボルトのセ
ンタリングと受入孔内への進入量を適正に設定すること
が可能であり、この点も受入孔に対する供給精度の向上
に有効である。開閉部材で一旦停止させてから受入孔内
へ吸引手段で導入するものであるから、ボルトは電極の
受入孔内へ直撃的に進入することがない。したがって、
鉄製のボルトが、特にボルトにフランジがあるような場
合には、フランジが電極端面に激突してそこを磨耗させ
るようなことがなく、電極の耐久性が著しく向上する。
また、ボルトの軸部が受入孔内へ衝撃的に高速で進入す
ることがないから、受入孔の内径の寸法精度を長期にわ
たって高く維持するのに有効である。一時係止手段は部
品供給管に取付けられているので、開閉部材を部品供給
管と電極との間に配置することが確実になし得るのであ
る。そして、一時係止手段は部品供給管に対してコンパ
クトに配置でき、したがって、狭い箇所においても制約
なく実施することができる。受入孔内に配置されたボル
トを吸引する手段が、マグネットや吸引空気であるか
ら、そのための構造が非常に簡素化され、制約の多い狭
い箇所においてきわめて有利である。実施例の構造的な
面の効果として、図2から明らかなように開閉部材がL
字型になっている点が注目される。すなわち、一時係止
手段を部品供給管に取付けても、ボルトの軸部を開閉部
材で電極の軸線上において保持することが可能になるの
である。そして、開閉部材の内側には斜面を設けて、ボ
ルトのフランジをここで受止めるようにしたから、進行
方向で見たボルトの停止位置が適正に設定できるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す平面図である。
【図2】本発明の実施例を示す側面図である。
【図3】図2の(3)−(3)断面図である。
【図4】図2の(4)−(4)断面図である。
【図5】一時係止手段の横断平面図である。
【図6】電極の変形例を示す縦断側面図である。
【図7】ロボットに本発明を適用した場合の簡略的な側
面図である。
【符号の説明】
2 部品供給管 3 電極 5 プロジェクションボルト 4 受入孔 9 一時係止手段 17、17 開閉部材 24、25 プロジェクションボルトを吸引する手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品供給管と電極とをほぼ同軸状態で配
    置し、部品供給管からのプロジェクションボルトを電極
    の受入孔へ案内する一時係止手段が配置されており、こ
    の一時係止手段は部品供給管と電極の受入孔との間に配
    置された開閉部材を有し、開閉部材で受止められたプロ
    ジェクションボルトはその先端側の一部分が電極の受入
    孔へ進入させられ、電極の受入孔内にはプロジェクショ
    ンボルトを吸引する手段が設置されていることを特徴と
    するプロジェクションボルトの溶接装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、一時係止手段は部品
    供給管に取付けられていることを特徴とするプロジェク
    ションボルトの溶接装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、プロジェクションボ
    ルトを吸引する手段が磁石あるいは吸引空気によって形
    成されていることを特徴とするプロジェクションボルト
    の溶接装置。
JP9164396A 1996-03-09 1996-03-09 プロジェクションボルトの溶接装置 Pending JPH09239554A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9164396A JPH09239554A (ja) 1996-03-09 1996-03-09 プロジェクションボルトの溶接装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9164396A JPH09239554A (ja) 1996-03-09 1996-03-09 プロジェクションボルトの溶接装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09239554A true JPH09239554A (ja) 1997-09-16

Family

ID=14032215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9164396A Pending JPH09239554A (ja) 1996-03-09 1996-03-09 プロジェクションボルトの溶接装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09239554A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016051474A1 (ja) * 2014-09-29 2016-04-07 株式会社ヨロズ 取り付け装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016051474A1 (ja) * 2014-09-29 2016-04-07 株式会社ヨロズ 取り付け装置
CN106715041A (zh) * 2014-09-29 2017-05-24 株式会社万 安装装置
RU2695696C2 (ru) * 2014-09-29 2019-07-25 Йорозу Корпорейшн Соединительное устройство
US10730153B2 (en) 2014-09-29 2020-08-04 Yorozu Corporation Attaching device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE35914E (en) Parts feeding device
US11179818B2 (en) Supply rod for shaft-like component
WO1998006530A1 (fr) Appareil et procede de soudage d'ecrou a pattes
KR100222230B1 (ko) 부품공급장치
JP6191979B1 (ja) 部品の停止通過ユニットおよびねじ締め装置
JPH09239554A (ja) プロジェクションボルトの溶接装置
JP7350234B2 (ja) 部品搬送通路構造
US11738431B2 (en) Retaining device for use with a nail gun
JP4025912B2 (ja) フランジ状部材を備えた軸状部品の供給装置
JP2000167730A (ja) 軸状部品の供給装置
JP3944776B2 (ja) 部品供給装置
US11759881B2 (en) Supply rod for shaft-like component
JP3393312B2 (ja) プロジェクションボルトの供給装置
JP2019181674A (ja) 軸状部品の供給装置における保持構造部
JP2019181673A (ja) 軸状部品の供給装置
JP2001252833A (ja) フランジ付き軸状部品の供給装置
JP4683344B2 (ja) 軸状部品の保持装置
JP2020040117A (ja) プロジェクションナットの供給ロッドおよび供給方法
JP2696289B2 (ja) 部品供給制御装置
JPH04235824A (ja) 部品供給装置
JP2665634B2 (ja) 軸状部品の供給装置
JP3047161B2 (ja) 板状部品の供給装置
JPH11292271A (ja) 孔明き部品の供給装置
JP2002192350A (ja) プロジェクションナット供給装置とその供給ロッド
JP2936464B2 (ja) プロジェクションボルトの供給装置