JPH0923935A - 組立棚の支柱を組み立てるべく支柱分割体の複数を連結するためのジョイント - Google Patents

組立棚の支柱を組み立てるべく支柱分割体の複数を連結するためのジョイント

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JPH0923935A
JPH0923935A JP17614895A JP17614895A JPH0923935A JP H0923935 A JPH0923935 A JP H0923935A JP 17614895 A JP17614895 A JP 17614895A JP 17614895 A JP17614895 A JP 17614895A JP H0923935 A JPH0923935 A JP H0923935A
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joint
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division
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JP17614895A
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English (en)
Inventor
Yukio Nakada
幸男 中田
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MUTSUMI KOGYO KK
Original Assignee
MUTSUMI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに直角をなす2つの側板13aを一体的に
連結するとともに、側板13aにおいて上下方向所定間隔
毎にそれぞれ上下方向に延びる長孔14を設けた支柱分割
体13の2つあるいはそれ以上を、組立棚Aの支柱12を組
み立てるべく連結させるために使用するジョイント10を
提供する。 【解決手段】 互いに直角をなす2つの当板16が一体的
に連結され、当板16はその上側部と下側部において各々
取付用穴18を備えるとともに支柱分割体13との当接面に
おける2つの取付用穴18を通過する直線上に少なくとも
2つの突起22を備えてなり、連結の為に端部同士を突き
合わせた2つの支柱分割体13への当接状態において、突
起22の1つは2つの支柱分割体13における下側の支柱分
割体13の長孔14の下端部と当接すべく、下側の取付用穴
18の下方位置に設けられ、突起22の他の1つは2つの支
柱分割体13における上側の支柱分割体13の長孔14の上端
部と当接すべく、上側の取付用穴18の上方位置に設けら
れてなるジョイント10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はジョイントに関し、
詳しくは、組立棚の支柱を組み立てるべく支柱分割体の
複数を連結するためのジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】次のよう
な組立棚が、例えば実公昭57-1795 号公報により知られ
ている。
【0003】すなわち、この組立棚は4本の支柱と、こ
れにより支持される棚板とから構成される。前記支柱
は、互いに直角をなす2つの側板を一体的に連結してな
る。前記側板は、長手方向所定間隔毎に内方向に突出し
た支持突起を有し、前記棚板は、この支持突起により支
持される。
【0004】上記実公昭57-1795 号公報に示されたもの
とは少し異なるが、本願発明者が採用している組立棚に
おいては、図11に示すようなものがある。
【0005】すなわち、支柱(100) は、互いに直角をな
す2枚の側板(101)(101)が互いに連結された形状をな
し、それら2枚の側板(101)(101)の交差部(102) におい
て、上下方向(長手方向)に長い形状の孔(103) が長手
方向所定間隔毎に設けられている。また、棚板(104) に
おける四辺の縁部(105) は下向きに折り曲げられて周壁
(106) が形成されている。
【0006】前記支柱(100) に対する棚板(104) の固定
は、以下のようにして行なう。すなわち、棚板(104) に
おける周壁(106) が支持突起(107) により支持され、さ
らに、棚板(104) の隅角部(109) における周壁(106) に
は孔が設けられ、支柱(100)の外側からビスなどの螺着
手段(108) を交差部(102) の孔(103) と棚板(104) の孔
に挿通する。
【0007】一方、棚板周壁(106) の隅角部(109) にお
ける内側には、直角状の取付金具(110) が添接される。
取付金具(110) の隅角部(111) には、ビス孔(112) が設
けられている。支柱(100) の外側から挿通されたビス等
の螺着手段(108) により、取付金具(110) を外方向に引
き寄せて、棚板周壁(106) を支柱(100) と取付金具(11
0) の間で強固に挟持せしめ、これにより、支柱(100)
に対して棚板(104) を固定する。
【0008】上記した組立棚においては、組立てが容易
であり、搬送する際や保管(備蓄)しておく際には、各
部品を分解してコンパクトに収納することが可能である
など種々の長所を有する。
【0009】しかしながら、高さが大きい大型の組立棚
にあっては支柱が相当に長くなり、これをコンパクトに
搬送することは困難であった。
【0010】そこで、本発明者は、相当に長い支柱を長
手方向において2つ、あるいはそれ以上に分割すること
により、搬送容積を小さくし得ることを着想した。
【0011】本発明の目的は、分割した支柱(支柱分割
体)を連結するために用いるジョイントを提供するとこ
ろにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のジョイン
トは、互いに直角をなす2つの側板を一体的に連結した
形状を有するとともに、前記側板において上下方向所定
間隔毎にそれぞれ上下方向に延びる長孔を設けた支柱分
割体の2つあるいはそれ以上を、組立棚の支柱を組み立
てるべく連結させるために使用するジョイントであっ
て、互いに直角をなす2つの当板を備えるとともに断面
L字状をなし、前記腹板は、その上側部と下側部におい
て、各々取付用穴を備えるとともに、前記支柱分割体と
の当接面における前記2つの取付用穴を通過する直線上
に、少なくとも2つの突起を備えてなり、連結の為に端
部同士を突き合わせた2つの支柱分割体への当接状態に
おいて、前記突起の1つは、前記2つの支柱分割体にお
ける一方の支柱分割体の長孔の端部と当接し、前記突起
の他の1つは、他方の支柱分割体の長孔の端部と当接
し、前記取付用穴の1つは、前記2つの支柱分割体にお
ける一方の支柱分割体の長孔に対応する所定箇所に位置
し、前記取付用穴の他の1つは、他方の支柱分割体の長
孔に対応する所定箇所に位置するように構成されてなる
ものである。
【0013】請求項2記載のジョイントは、請求項1記
載のジョイントにおいて、前記突起の1つが、前記2つ
の支柱分割体における下側の支柱分割体の長孔の下端部
と当接すべく、下側の取付用穴の下方位置に設けられ、
前記突起の他の1つが、前記2つの支柱分割体における
上側の支柱分割体の長孔の上端部と当接すべく、上側の
取付用穴の上方位置に設けられてなるものである。
【0014】請求項3記載のジョイントは、請求項1ま
たは2記載のジョイントにおいて、前記取付用穴の内周
面にネジ溝が設けられてなり、ネジ、ビス等の螺着手段
によって支柱分割体との取付けがなされるように構成さ
れたものである。
【0015】請求項4記載のジョイントは、請求項1〜
3のいずれか1項に記載ジョイントにおいて、連結され
る2つの支柱分割体の突き合わせ位置に対応する箇所
に、左右方向に延びるガイドラインが設けられてなるも
のである。
【0016】
【発明の実施の形態】
[作用]請求項1記載のジョイントにおいて、2つの支
柱分割体の連結は以下のようにして行なう。すなわち、
ジョイントの当板の一部が、支柱分割体における2つの
側板にぴったりと当接するよう、一方の支柱分割体にお
ける連結端部側にジョイントの一部を当てがう。この
時、ジョイントの突起を前記支柱分割体の長孔の内側に
配するとともにこれの端部に当接させる。これにより、
支柱分割体に対するジョイントの位置決めがなされる。
【0017】位置決めがなされた状態において、ジョイ
ントにおける一方の取付用穴は、長孔に対応する位置に
配される。そして、支柱分割体における長孔を介して前
記取付用穴にビス、ボルトあるいはネジ等の螺着手段を
挿通し、支柱分割体とジョイントとを強固に固定する。
これにより、支柱分割体の端部側にジョイントを取付け
ることができる。
【0018】なお、支柱分割体に対するジョイントの位
置決めがなされた状態において、ジョイントと支柱分割
体とは突起が長孔の端部と当接し係合しているので、そ
の後ビスなどの螺着手段によって支柱分割体とジョイン
トとを固定するとき、両者間のずれが上下方向の両方で
発生するのを防ぐことができる。例えば、突起が支柱分
割体の長孔の下端部と当接している場合、支柱分割体に
対するジョイントの位置ずれは、下方向においては起こ
り得ず、上方向においてのみ起こり得る。従って、組立
作業者は、上方向における位置ずれのみを配慮しながら
ビス止め、ネジ止めなどの螺着作業を行なえばよい。ま
た逆に、突起が支柱分割体の長孔の上端部と当接してい
る場合、支柱分割体に対するジョイントの位置ずれは、
上方向においては起こり得ず、下方向においてのみ起こ
り得る。従って、組立作業者は、下方向における位置ず
れのみを配慮しながら螺着作業を行なえばよい。
【0019】さらに、支柱分割体に対するジョイントの
位置決めがなされた状態において、ジョイントが突起を
4つ備え、そのうちの2つが支柱分割体の長孔の上下の
両端部と当接している場合、両者間の位置ずれを上下い
ずれの方向においても防ぐことができるので、組立作業
者は、両者間の位置ずれに注意することなく、ビス止
め、ネジ止めなどの螺着作業に専念できる。
【0020】このようにして一方の支柱分割体の連結端
部側にジョイントを取付けた後は、該ジョイントにおけ
る、前記支柱分割体と当接させなかった残りの部分に対
して他の支柱分割体を当てがう。この時、上記と同様
に、ジョイントの突起を前記支柱分割体の長孔の内側に
配するとともにこれの端部に当接させる。これにより、
ジョイントに対する前記支柱分割体の位置決めがなされ
る。
【0021】位置決めがなされた状態において、ジョイ
ントにおける他方の取付用穴は、長孔に対応する位置に
配される。そして、前記支柱分割体における長孔を介し
て前記取付用穴にビス、ボルトあるいはネジ等の螺着手
段を挿通し、支柱分割体とジョイントとを強固に固定す
る。これにより、2つの支柱分割体が連結される。
【0022】支柱が3つ以上の支柱分割体により構成さ
れている場合は、上記の作業を繰り返せば良い。
【0023】このように、本発明のジョイントにより、
高さが大きい大型の組立棚における支柱を複数に分割す
ることができ、コンパクトに梱包、搬送することができ
る。このようにして組み立てられた支柱において、突起
が長孔における端部に当接しているので、支柱全体の揺
れを防ぐことができる。すなわち、組み上がった支柱の
軸芯が、完全な直線状態を逸脱して屈曲することを前記
突起により防止することができる。
【0024】請求項2記載のジョイントにあっては、前
記突起の1つが、前記2つの支柱分割体における下側の
支柱分割体の長孔の下端部と当接するので、ビスなどの
螺着手段によって支柱分割体とジョイントとを固定する
直前の状態におけるジョイントの位置ずれは、重力方向
である下方向においては起こり得ず、上方向においての
み起こり得る。言い換えると、重力が、支柱分割体とジ
ョイントとを安定的に保持させる方向に作用させる。従
って、支柱分割体とジョイントとを固定する際における
両者の位置ずれが起こりにくい。
【0025】請求項3記載のジョイントにあっては、前
記取付用穴の内周面にネジ溝が設けられているので、支
柱分割体との取付けを、ネジ、ビス等の螺着手段によっ
て行なうことができる。これにより、螺合手段を受ける
ための例えばナットを省略できるなど、両者の固定が容
易となる。
【0026】請求項4に記載のジョイントにあっては、
連結される2つの支柱分割体の突き合わせ位置に対応す
る箇所に、左右方向に延びるガイドラインが設けられて
いるので、ビスなどの螺着手段によって支柱分割体とジ
ョイントとを固定する際において、ジョイントと支柱分
割体とが相対的に位置ずれを起こした場合、これに伴っ
て前記ガイドラインの相対的な位置変移が生じるので、
組立作業者はこの変移を以て前記の位置ずれを認識する
ことができる。
【0027】
【実施例】本発明のジョイントの一実施例を図面に基づ
いて説明するが、本発明はこれによって限定されるもの
ではない。
【0028】図1および図2はジョイント(10)の斜視
図を、図3はその平面図を、また、図4はその側面図を
それぞれ示す。また、図8は、組立棚(A)の組立て完
成図を示す。
【0029】なお、以下に説明するジョイント(10)
は、組立棚(A)の支柱(12)を組み立てるべく、2つ
(あるいは場合によってはそれ以上)の支柱分割体(1
3)を連結させるために使用する金属製、硬質合成樹脂
製のものである。支柱分割体(13)は、互いに直角をな
す2つの側板(13a)(13a)が一体的に連結された形
状をなし、各々の側板(13a)(13a)において、上下
方向(長手方向)所定間隔毎にそれぞれ上下方向に延び
る長孔(14)を備えている(図5〜図8参照)。
【0030】ジョイント(10)は、図1〜図3に明瞭に
示されているように、断面(横断面)L字状のアングル
部材よりなる。すなわち、ジョイント(10)は、2枚の
長方形の板体を互いに長辺同士にて、互いに直角をなす
ように一体的に連結するか、あるいは四角形の1枚の板
体を左右方向中央部にて直角に折り曲げることにより、
互いに直角をなす2つの当板(16)(16)を備えてい
る。
【0031】当板(16)は、上下方向中央部を境とする
下側部(16a)と上側部(16b)との双方において、そ
れぞれ厚み方向に貫通した取付用穴(18)(18)が設け
られている。説明を加えると、当板(16)の下側部(16
a)と上側部(16b)におけるそれぞれの所定箇所は若
干肉厚に形成されており、この肉厚部において取付用穴
(18)(18)が穿設されている。取付用穴(18)の内周
面にはネジ溝(18a)が設けられている。この取付用穴
(18)(18)は、ジョイント(10)を支柱分割体(13)
に固定する際、ビスなどの螺着手段(20)を挿通するた
めのものである。
【0032】ジョイント(10)の2つの当板(16)にお
いて、各々、上記した2つの取付用穴(18)(18)を通
過する仮想直線上に、円柱状をなす2つの突起(22)が
設けられている。突起の1つ(22)は、上側の取付用穴
(18)の上方位置に設けられており、突起の他の1つ
(22)は、下側の取付用穴(18)の下方位置に設けられ
ている。
【0033】図7に基づいて、ジョイント(10)と支柱
分割体(13)との寸法関係について説明する。図に示す
ように、突起(22)及び取付用穴(18)の直径は、支柱
分割体(13)における長孔(14)の幅(n)と略同じか
あるいはそれより小である。ジョイント(10)の1つの
当板(16)における両取付用穴(18)(18)間(中心か
ら中心まで)の寸法(P)は、支柱分割体(13)におけ
る長孔(14)のピッチ(p)と同一である。取付用穴
(18)の中心からこの取付用穴(18)に近い方の突起
(22)における、該取付用穴(18)から遠い方の端部ま
での寸法(Q)は、支柱分割体(13)における長孔(1
4)の長さ(q)の半分である。また、ジョイント(1
0)の1つの当板(16)における両突起(22)の互いに
遠い方の端部間の寸法(R)は、支柱分割体(13)にお
ける他の支柱分割体(13)との突き合わせ端部から、こ
れに最も近い長孔(14)における前記他の支柱分割体
(13)に遠い方の端部までの寸法(r)の2倍である。
【0034】各々の当板(16)における2つの取付用穴
(18)の中間に、横方向に伸びるガイドライン(24)が
設けられている。このガイドライン(24)は、各々の当
板(16)における左右両側部にそれぞれ設けられている
が、これに限らず、いずれか一方側でも良い。あるい
は、1本の連続したガイドライン(24)を設けることも
できる。
【0035】上記構成のジョイント(10)において、2
つの支柱分割体(13)の連結は以下のようにして行な
う。すなわち、図5に示すように、ジョイント(10)に
おける下側半分(ガイドライン(24)を境にしてその下
側)に相当する当板(16)の表面が、支柱分割体(13)
における双方の側板(13a)の裏面にぴったりと当接す
るよう、一方の支柱分割体(13)における連結端部側
(他方の支柱分割体(13)との当接側)である上端部側
に対してジョイント(10)の下側半分を内側から当てが
う。この時、ジョイント(10)における下側の突起(2
2)を前記支柱分割体(13)の最上段の長孔(14)の内
側に配するとともに、前記突起(22)がこの長孔(14)
の下端部(14a)に当接するまで、ジョイント(10)を
支柱分割体(13)に対してスライドさせる。これによ
り、支柱分割体(13)に対するジョイント(10)の位置
決めがなされる。
【0036】支柱分割体(13)に対するジョイント(1
0)の位置決めがなされた状態において、ジョイント(1
0)における下側の取付用穴(18)は、前記した長孔(1
4)の長手方向略中央部に位置する。そして、前記長孔
(14)を介して取付用穴(18)にビス、ボルトあるいは
ネジ等の螺着手段(20)を挿通し、支柱分割体(13)と
ジョイント(10)とを強固に固定する。これにより、支
柱分割体(13)の上端部側にジョイント(10)を取付け
ることができる。
【0037】なお、支柱分割体(13)に対するジョイン
ト(10)の位置決めがなされた状態(ビスなどの螺着手
段(20)によって支柱分割体(13)とジョイント(10)
とを固定する直前の状態)において、ジョイント(10)
の突起(22)が、長孔(14)の下端部(14a)に当接し
係合しているので、ジョイント(10)がそれ以上下方に
位置ずれを起こすおそれはない。位置ずれを起こすとす
れば、上方向においてのみであるので、組立作業者は、
ジョイント(10)が上方向に位置ずれを起こさないかだ
けを配慮しながら、ビス止め、ネジ止めなどの固着(螺
着)作業を行なえば良い。なお、前述したように、ジョ
イント(10)の上下方向中央部には、横方向に延びるガ
イドライン(24)が設けられているので、ジョイント
(10)が上方向に位置ずれを起こした場合にあっては、
これに伴って前記ガイドライン(24)の位置的な変移が
生じるので、組み立て作業者はこの変移を以てジョイン
ト(10)の位置ずれを認識することができる。
【0038】このようにして、一方の支柱分割体(13)
の上端側部にジョイント(10)を取付けた後は、図6に
示すように、該ジョイント(10)における、前記支柱分
割体(13)と当接させなかった残りの部分、すなわち上
側半分に対して、他の支柱分割体(13)の連結端部側を
外側から当てがう。この時、上記と同様に、ジョイント
(10)の上側の突起(22)を前記した他方の支柱分割体
(13)の最下段の長孔(14)の内側に配するとともに、
前記突起(22)がこの長孔(14)の上端部(14b)に当
接するまで、前記した他の支柱分割体(13)をジョイン
ト(10)に対してスライドさせる。これにより、ジョイ
ント(10)に対する前記支柱分割体(13)の位置決めが
なされる。
【0039】位置決めがなされた状態において、ジョイ
ント(10)における上側の取付用穴(18)は、前記他の
支柱分割体(13)における長孔(14)の長手方向略中央
部に位置する。そして、この長孔(14)を介して取付用
穴(18)にビス、ボルトあるいはネジ等の螺着手段(2
0)を挿通し、前記他の支柱分割体(13)とジョイント
(10)とを強固に固定する。これにより、2つの支柱分
割体(13)が、連結端部同士を互いに突き合せた状態で
連結される(図8参照)。
【0040】連結のために端部同士が突き合わされた2
つの支柱分割体(13)への当接状態にあるジョイント
(10)において、下側の突起(22)が、一方側(下側)
の支柱分割体(13)における最上段の長孔(14)の、他
方の支柱分割体(13)より遠い側の端部、すなわち下端
部(14a)に当接し、上側の突起(22)が、他方側(上
側)の支柱分割体(13)における最下段の長孔(14)の
上端部(14b)に当接する。
【0041】このようにして組み立てられた支柱(12)
においては、突起(22)が長孔(14)における上下の両
端部(14a)(14b)に当接しているので、支柱(12)
の揺れ、延いては組立棚(A)全体の揺れを防ぐことが
できる。すなわち、組み上がった支柱(12)の軸芯が完
全な直線状態を逸脱して屈曲することを突起(22)によ
り防止することができる。
【0042】支柱(12)が3つ以上の支柱分割体(13)
(13)(13)……により構成されている場合は、上記の
組立作業を繰り返せば良い。
【0043】突起(22)を設ける位置としては、上記の
実施例で示した位置に限らず、次のような位置でも構わ
ない。すなわち、図9に示すように、上記した2つの取
付用穴(18)を通過する仮想直線上において、上側の突
起(22)を、上側の取付用穴(18)の下方位置に設け、
下側の突起(22)を、下側の取付用穴(18)の上方位置
に設けることもできる。つまり、2つの突起(22)を両
取付用穴(18)間に設けることもできる。
【0044】また、図10に示すように、1つの当板
(16)において、それぞれの取付用穴(18)の上方位置
と下方位置の双方に突起(22)を設けて、合計4つ(1
つのジョイント(10)としては、合計8つ)とし、支柱
分割体(13)に対してジョイント(10)の位置決めがな
された状態において、上記4つのうちの片側2つ(上側
部における2つあるいは下側部における2つ)の突起
(22)が、一方の支柱分割体(13)の長孔(14)の上下
両端部(14a)(14b)に当接するとともに、残りの2
つの突起(22)が、他方の支柱分割体(13)の長孔(1
4)の上下両端部(14a)(14b)に当接するように構
成することもできる。この場合にあっては、支柱分割体
(13)とジョイント(10)との間の位置ずれを上下いず
れの方向においても防ぐことができるので、組立作業者
は、両者間の位置ずれに注意することなく、ビス止め、
ネジ止めなどの固着(螺着)作業に専念できる。
【0045】上記いずれの実施例においても、長手方向
中央部を境にして上下対照の構造とすることができるの
で、上下の区別なくジョイント(10)を使用することが
できる。
【0046】なお、突起(22)の形状としては円柱状に
限らず、角柱(六角柱、四角柱、三角柱など)状や、楕
円柱状であっても構わない。また、取付用穴(18)の数
は1つに限らず2つでもよい。
【0047】取付用穴(18)の内周面に設けたネジ溝
(18a)を省略し、ネジ等の螺着手段(20)を、ジョイ
ント(10)の内側からナットで受けるように構成するこ
ともできる。
【0048】
【発明の効果】本発明のジョイントによれば、高さが大
きい大型の組立棚など、支柱が相当に長くなる場合で
も、これを複数の支柱分割体とし得、コンパクトに搬送
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すジョイントを正面側よ
り見た斜視図である。
【図2】前図のジョイントを背面側より見た斜視図であ
る。
【図3】平面図である。
【図4】側面図である。
【図5】支柱分割体へ当接させた状態を示す斜視図であ
り、連結されるべき2つの支柱分割体のうちの一方の支
柱分割に取り付ける状態を示す図である。
【図6】図5に次いで、他方の支柱分割に取り付ける状
態を示す図である。
【図7】支柱分割体とジョイントとの寸法的な関係を示
す説明図である。
【図8】組立棚完成図である。
【図9】他の実施例を示す斜視図である。
【図10】さらに他の実施例を示す斜視図である。
【図11】従来の組立棚の組立て状態を示す要部斜視図
である。
【符号の説明】
A ……組立棚 10……ジョイント 12……支柱 13……支柱分割体 13a……側板 14……長孔 14a……(長孔の)下端部 14b……(長孔の)上端部 16……当板 18……取付用穴 18a……ネジ溝 20……螺着手段 22……突起 24……ガイドライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに直角をなす2つの側板を一体的に連
    結した形状を有するとともに、前記側板において上下方
    向所定間隔毎にそれぞれ上下方向に延びる長孔を設けた
    支柱分割体の2つあるいはそれ以上を、組立棚の支柱を
    組み立てるべく連結させるために使用するジョイントで
    あって、 互いに直角をなす2つの当板を備えるとともに断面L字
    状をなし、 前記当板は、その上側部と下側部において、各々取付用
    穴を備えるとともに、前記支柱分割体との当接面におけ
    る前記2つの取付用穴を通過する直線上にて、少なくと
    も2つの突起を備えてなり、 連結の為に端部同士を突き合わせた2つの支柱分割体へ
    の当接状態において、前記突起の1つは、前記2つの支
    柱分割体における一方の支柱分割体の長孔の端部に当接
    し、前記突起の他の1つは、他方の支柱分割体の長孔の
    端部に当接し、前記取付用穴の1つは、前記2つの支柱
    分割体における一方の支柱分割体の長孔に対応する所定
    箇所に位置し、前記取付用穴の他の1つは、他方の支柱
    分割体の長孔に対応する所定箇所に位置するように構成
    されてなることを特徴とするジョイント。
  2. 【請求項2】前記突起の1つが、前記2つの支柱分割体
    における下側の支柱分割体の長孔の下端部と当接するよ
    うに、下側の取付用穴の下方位置に設けられ、 前記突起の他の1つが、前記2つの支柱分割体における
    上側の支柱分割体の長孔の上端部と当接するように、上
    側の取付用穴の上方位置に設けられてなることを特徴と
    する請求項1記載のジョイント。
  3. 【請求項3】前記取付用穴の内周面にネジ溝が設けられ
    てなり、 ネジ、ビス等の螺着手段によって支柱分割体との取付け
    がなされるように構成された請求項1または2記載のジ
    ョイント。
  4. 【請求項4】連結される2つの支柱分割体の突き合わせ
    位置に対応する箇所に、左右方向に延びるガイドライン
    が設けられてなることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項記載のジョイント。
JP17614895A 1995-07-12 1995-07-12 組立棚の支柱を組み立てるべく支柱分割体の複数を連結するためのジョイント Pending JPH0923935A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011092417A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Yamakin Kogyo Kk 金属製棚及び金属製ワゴン
JP2021181356A (ja) * 2020-05-19 2021-11-25 株式会社ダイフク 物品収容棚

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