JPH09239057A - ホース乾燥方法およびホース乾燥装置 - Google Patents
ホース乾燥方法およびホース乾燥装置Info
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- JPH09239057A JPH09239057A JP7823496A JP7823496A JPH09239057A JP H09239057 A JPH09239057 A JP H09239057A JP 7823496 A JP7823496 A JP 7823496A JP 7823496 A JP7823496 A JP 7823496A JP H09239057 A JPH09239057 A JP H09239057A
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- Japan
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- hose
- air
- box body
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造コストを低減できるとともに、狭小スペ
ースに設置できるホース乾燥方法およびホース乾燥装置
を提供する。 【解決手段】 ホース乾燥装置10は、ホース11を一
重巻きにするとともに巻取軸線が垂直になるように載置
可能な受部20と、受部20を収容可能な箱体30と、
ホースの内部に低温空気を送風可能な第1送風手段40
と、箱体30の内部に高温空気を送風可能な第2送風手
段50と、箱体30の内部の含湿空気を外部に排出可能
な排気手段60とを備える。
ースに設置できるホース乾燥方法およびホース乾燥装置
を提供する。 【解決手段】 ホース乾燥装置10は、ホース11を一
重巻きにするとともに巻取軸線が垂直になるように載置
可能な受部20と、受部20を収容可能な箱体30と、
ホースの内部に低温空気を送風可能な第1送風手段40
と、箱体30の内部に高温空気を送風可能な第2送風手
段50と、箱体30の内部の含湿空気を外部に排出可能
な排気手段60とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホース乾燥方法およ
びホース乾燥装置に係り、さらに詳しく言えば、例えば
消火作業に用いられるホースを洗浄した後、外周面およ
び内周面を迅速に乾燥させるためのホース乾燥方法およ
びホース乾燥装置に関するものである。
びホース乾燥装置に係り、さらに詳しく言えば、例えば
消火作業に用いられるホースを洗浄した後、外周面およ
び内周面を迅速に乾燥させるためのホース乾燥方法およ
びホース乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、消防署等においては、消火活動に
用いられたホースを洗浄した後に乾燥させるために、ホ
ース乾燥装置の導入が進められている。例えば、本願出
願人は、ホースをトレー上において折れ島田状に畳み、
このトレーを箱状の乾燥室内に収容するとともに、乾燥
室内に高温空気を導入することによりホースを乾燥させ
る消防ホース乾燥装置を提案した(特開平3−2671
82号公報参照:従来例1)。ところで、この従来例1
では、ホースの内部を乾燥させるための積極的な措置が
講じられていない。このため、ホースの外周面および内
周面を乾燥させるホース乾燥装置が求められていた。
用いられたホースを洗浄した後に乾燥させるために、ホ
ース乾燥装置の導入が進められている。例えば、本願出
願人は、ホースをトレー上において折れ島田状に畳み、
このトレーを箱状の乾燥室内に収容するとともに、乾燥
室内に高温空気を導入することによりホースを乾燥させ
る消防ホース乾燥装置を提案した(特開平3−2671
82号公報参照:従来例1)。ところで、この従来例1
では、ホースの内部を乾燥させるための積極的な措置が
講じられていない。このため、ホースの外周面および内
周面を乾燥させるホース乾燥装置が求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような要望に対し
て、乾燥室内に配置された回転ドラムにホースを巻き付
け、ホースの内部に熱風を送り込むとともに、回転ドラ
ムを正転・逆転させるホース乾燥装置が提案されている
(特開平4−332568号公報参照:従来例2)。し
かしながら、この従来例2では、その構造上、大型化が
避けられず、狭小スペースに設置できないととともに、
製造コストが高いという問題がある。本発明は、このよ
うな従来の問題を解決するためになされたもので、その
目的は、製造コストを低減できるとともに、狭小スペー
スに設置できるホース乾燥方法およびホース乾燥装置を
提供することにある。
て、乾燥室内に配置された回転ドラムにホースを巻き付
け、ホースの内部に熱風を送り込むとともに、回転ドラ
ムを正転・逆転させるホース乾燥装置が提案されている
(特開平4−332568号公報参照:従来例2)。し
かしながら、この従来例2では、その構造上、大型化が
避けられず、狭小スペースに設置できないととともに、
製造コストが高いという問題がある。本発明は、このよ
うな従来の問題を解決するためになされたもので、その
目的は、製造コストを低減できるとともに、狭小スペー
スに設置できるホース乾燥方法およびホース乾燥装置を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載したホース乾燥方法は、ホ
ースの内周面および外周面を乾燥させるためのホース乾
燥方法であって、前記ホースを一重巻きにするとともに
巻取軸線が垂直になるように箱体に収容しておき、前記
ホースの内部に低温空気を送風するとともに、前記箱体
の内部に高温空気を送風し、かつ、前記箱体の内部の含
湿空気を外部に排出することを特徴としている。
に、本発明の請求項1に記載したホース乾燥方法は、ホ
ースの内周面および外周面を乾燥させるためのホース乾
燥方法であって、前記ホースを一重巻きにするとともに
巻取軸線が垂直になるように箱体に収容しておき、前記
ホースの内部に低温空気を送風するとともに、前記箱体
の内部に高温空気を送風し、かつ、前記箱体の内部の含
湿空気を外部に排出することを特徴としている。
【0005】一方、本発明の請求項2に記載したホース
乾燥装置は、ホースの内周面および外周面を乾燥させる
ためのホース乾燥装置であって、前記ホースを一重巻き
にするとともに巻取軸線が垂直になるように載置可能な
受部と、前記受部を収容可能な箱体と、前記ホースの内
部に低温空気を送風可能な第1送風手段と、前記箱体の
内部に高温空気を送風可能な第2送風手段と、前記箱体
の内部の含湿空気を外部に排出可能な排気手段とを備え
ていることを特徴としている。
乾燥装置は、ホースの内周面および外周面を乾燥させる
ためのホース乾燥装置であって、前記ホースを一重巻き
にするとともに巻取軸線が垂直になるように載置可能な
受部と、前記受部を収容可能な箱体と、前記ホースの内
部に低温空気を送風可能な第1送風手段と、前記箱体の
内部に高温空気を送風可能な第2送風手段と、前記箱体
の内部の含湿空気を外部に排出可能な排気手段とを備え
ていることを特徴としている。
【0006】これらの場合、受部としては、金属,木
材,耐熱樹脂等を略皿状,略格子状等に形成しておけば
よく、一重巻きのホースが巻取軸線を垂直にした状態で
載置できればよい。また、箱体としては、受部を収容可
能な棚部,レール部を任意数設けておけばよい。そし
て、この箱体は、受部を複数収容するために縦長形状と
しておき、棚部,レール部等を縦方向に複数段設けてお
いてもよい。
材,耐熱樹脂等を略皿状,略格子状等に形成しておけば
よく、一重巻きのホースが巻取軸線を垂直にした状態で
載置できればよい。また、箱体としては、受部を収容可
能な棚部,レール部を任意数設けておけばよい。そし
て、この箱体は、受部を複数収容するために縦長形状と
しておき、棚部,レール部等を縦方向に複数段設けてお
いてもよい。
【0007】さらに、第1送風手段および第2送風手段
としてはブロアが採用でき、適宜な送風路を介してブロ
アの送風口をホースの一端および箱体に接続しておけば
よい。そして、第1送風手段は大気中の常温空気を送風
すればよく、第2送風手段は送風路に設けたヒータによ
り加温された加温空気を送風すればよい。すなわち、第
2送風手段は、第1送風手段が送風する空気よりも高温
の空気を送風できればよく、その送風温度,送風流量,
送風圧力等は適宜選択すればよい。これらの第1送風手
段および第2送風手段は、それぞれブロアを個別に有し
ていてもよく、あるいは互いにブロアを共有してもよ
い。
としてはブロアが採用でき、適宜な送風路を介してブロ
アの送風口をホースの一端および箱体に接続しておけば
よい。そして、第1送風手段は大気中の常温空気を送風
すればよく、第2送風手段は送風路に設けたヒータによ
り加温された加温空気を送風すればよい。すなわち、第
2送風手段は、第1送風手段が送風する空気よりも高温
の空気を送風できればよく、その送風温度,送風流量,
送風圧力等は適宜選択すればよい。これらの第1送風手
段および第2送風手段は、それぞれブロアを個別に有し
ていてもよく、あるいは互いにブロアを共有してもよ
い。
【0008】そして、排気手段としては、箱体の上部に
設けた熱交換器により、箱体の内部の含湿空気を常温空
気と熱交換して外部排出する構造等が採用できる。この
場合、熱交換器は、湿度の高い常温空気を大気中に排出
し、湿度の低い高温空気を第2送風手段のブロアに還元
するように設けておけばよい。また、排気手段として
は、箱体の上部に含湿空気が自然排出されるような貫通
孔を設けておく構造等を採用してもよい。
設けた熱交換器により、箱体の内部の含湿空気を常温空
気と熱交換して外部排出する構造等が採用できる。この
場合、熱交換器は、湿度の高い常温空気を大気中に排出
し、湿度の低い高温空気を第2送風手段のブロアに還元
するように設けておけばよい。また、排気手段として
は、箱体の上部に含湿空気が自然排出されるような貫通
孔を設けておく構造等を採用してもよい。
【0009】このような本発明の請求項1および請求項
2に記載した発明においては、箱体の内部を通過する高
温空気により、従来と同様にホースの外周面が乾燥す
る。一方、ホースの内周面は、箱体の内部を通過する高
温空気により当該ホースの内部に送風された低温空気が
暖められるため、順次乾燥する。したがって、請求項1
および請求項2に記載した発明においては、従来と同様
に、ホースの外周面および内周面が略同時に乾燥するこ
とになる。
2に記載した発明においては、箱体の内部を通過する高
温空気により、従来と同様にホースの外周面が乾燥す
る。一方、ホースの内周面は、箱体の内部を通過する高
温空気により当該ホースの内部に送風された低温空気が
暖められるため、順次乾燥する。したがって、請求項1
および請求項2に記載した発明においては、従来と同様
に、ホースの外周面および内周面が略同時に乾燥するこ
とになる。
【0010】そして、請求項1および請求項2に記載し
た発明においては、一重巻きのホースが巻取軸線を垂直
にして受部に載置されるため箱体の形状を小さくでき
る。すなわち、ホース乾燥装置の製造コストを低減で
き、かつ、狭小スペースにも設置できることになる。ま
た、例えば受部を複数収容するために、棚部,レール部
等を縦方向に複数段設けておけば、箱体の設置性を維持
したまま、複数のホースを同時に乾燥できることにな
り、これらにより前記目的が達成される。
た発明においては、一重巻きのホースが巻取軸線を垂直
にして受部に載置されるため箱体の形状を小さくでき
る。すなわち、ホース乾燥装置の製造コストを低減で
き、かつ、狭小スペースにも設置できることになる。ま
た、例えば受部を複数収容するために、棚部,レール部
等を縦方向に複数段設けておけば、箱体の設置性を維持
したまま、複数のホースを同時に乾燥できることにな
り、これらにより前記目的が達成される。
【0011】さらに、請求項3に記載した発明は、前記
受部が略皿状とされ、前記ホースが膨脹しても特定箇所
に屈曲部が形成されず、かつ、隣り合う外周面同士が相
互線接触するように形成されていることを特徴としてい
る。この場合、受部としては、例えばホースを載置する
ために、平面略正方形板状の載置部を設けておき、この
載置部の平面中央部に円筒部を配置しておく構造等が採
用できる。このような受部は、例えば直径約65mm,
長さ20mのホースに対して、載置部の一辺長さを約1
000mmに設定しておくとともに、円筒部の直径を約
400mmに設定しておけばよい。なお、受部の載置部
には、箱体の内部を通過する高温空気が流通可能な貫通
孔を多数形成しておいてもよい。
受部が略皿状とされ、前記ホースが膨脹しても特定箇所
に屈曲部が形成されず、かつ、隣り合う外周面同士が相
互線接触するように形成されていることを特徴としてい
る。この場合、受部としては、例えばホースを載置する
ために、平面略正方形板状の載置部を設けておき、この
載置部の平面中央部に円筒部を配置しておく構造等が採
用できる。このような受部は、例えば直径約65mm,
長さ20mのホースに対して、載置部の一辺長さを約1
000mmに設定しておくとともに、円筒部の直径を約
400mmに設定しておけばよい。なお、受部の載置部
には、箱体の内部を通過する高温空気が流通可能な貫通
孔を多数形成しておいてもよい。
【0012】この請求項3に記載した発明においては、
ホースが膨脹しても特定箇所に屈曲部が形成されないた
め、低温空気が必要以上の送風抵抗を生ずることなく、
ホースの一端側から内部を通って他端側に円滑に送風さ
れ、内周面を効率的に乾燥させることになる。また、こ
の請求項3に記載した発明においては、ホースが膨脹し
ても隣り合う外周面同士が相互線接触するため、箱体の
内部を通過する高温空気がホースの外周面を効率的に乾
燥させることになる。
ホースが膨脹しても特定箇所に屈曲部が形成されないた
め、低温空気が必要以上の送風抵抗を生ずることなく、
ホースの一端側から内部を通って他端側に円滑に送風さ
れ、内周面を効率的に乾燥させることになる。また、こ
の請求項3に記載した発明においては、ホースが膨脹し
ても隣り合う外周面同士が相互線接触するため、箱体の
内部を通過する高温空気がホースの外周面を効率的に乾
燥させることになる。
【0013】次に、請求項4に記載した発明は、前記箱
体が前記ホースを一重巻きに巻取可能な巻取手段を有し
ていることを特徴としている。この巻取手段としては、
ホースの一端側を保持し、例えば電動,手動,発動等に
より回転可能な回転軸を有していればよく、この回転軸
を箱体に形成された棚部に設けておく構造等が採用でき
る。この請求項4に記載した発明においては、箱体が巻
取手段を有しているため、別途手作業でホースを一重巻
きに巻き取る必要性がなく、乾燥作業を容易に行えるこ
とになる。
体が前記ホースを一重巻きに巻取可能な巻取手段を有し
ていることを特徴としている。この巻取手段としては、
ホースの一端側を保持し、例えば電動,手動,発動等に
より回転可能な回転軸を有していればよく、この回転軸
を箱体に形成された棚部に設けておく構造等が採用でき
る。この請求項4に記載した発明においては、箱体が巻
取手段を有しているため、別途手作業でホースを一重巻
きに巻き取る必要性がなく、乾燥作業を容易に行えるこ
とになる。
【0014】さらに、請求項5に記載した発明は、前記
第1送風手段が前記ホースの本数に対応して送風流量を
制御する制御手段を有していることを特徴としている。
この場合、制御手段としては、同時に乾燥する任意数の
ホースに対して、低温空気を送風するブロアの最適なモ
ータ駆動周波数をあらかじめテーブル化しておき、セン
サ等により検出したホースの数に基づいてテーブル変換
したモータ駆動周波数をブロアに出力するように設定し
ておけばよい。この請求項5に記載した発明において
は、任意数のホースに対応した最適な送風流量が制御手
段により自動的に設定されるため、ホースの数に関わら
ず、効率的に乾燥作業を行えることになる。
第1送風手段が前記ホースの本数に対応して送風流量を
制御する制御手段を有していることを特徴としている。
この場合、制御手段としては、同時に乾燥する任意数の
ホースに対して、低温空気を送風するブロアの最適なモ
ータ駆動周波数をあらかじめテーブル化しておき、セン
サ等により検出したホースの数に基づいてテーブル変換
したモータ駆動周波数をブロアに出力するように設定し
ておけばよい。この請求項5に記載した発明において
は、任意数のホースに対応した最適な送風流量が制御手
段により自動的に設定されるため、ホースの数に関わら
ず、効率的に乾燥作業を行えることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1には、本発明に係る一実施例が示
されている。本実施例におけるホース乾燥装置10は、
例えば消防署等において消火活動に用いられたホース1
1を洗浄した後に内周面および外周面を乾燥させるため
のものであり、ホース11を載置可能な複数の受部20
と、これらの受部20を収容可能な箱体30と、ホース
11の内部に低温空気を送風可能な第1送風手段40
と、箱体30の内部に高温空気を送風可能な第2送風手
段50と、箱体30の内部の含湿空気を外部に排出可能
な排気手段60とを含んで構成されている。
づいて説明する。図1には、本発明に係る一実施例が示
されている。本実施例におけるホース乾燥装置10は、
例えば消防署等において消火活動に用いられたホース1
1を洗浄した後に内周面および外周面を乾燥させるため
のものであり、ホース11を載置可能な複数の受部20
と、これらの受部20を収容可能な箱体30と、ホース
11の内部に低温空気を送風可能な第1送風手段40
と、箱体30の内部に高温空気を送風可能な第2送風手
段50と、箱体30の内部の含湿空気を外部に排出可能
な排気手段60とを含んで構成されている。
【0016】ここで、低温空気および高温空気とは、相
対的な温度差をあらわしたものである。したがって、低
温空気としては、大気を含む所定の気体を常温で採用す
ればよく、あるいは高温空気に比較して低温となるよう
に加温してもよい。また、高温空気としては、大気を含
む所定の気体を加温すればよく、低温空気に比較して高
温であればよい。
対的な温度差をあらわしたものである。したがって、低
温空気としては、大気を含む所定の気体を常温で採用す
ればよく、あるいは高温空気に比較して低温となるよう
に加温してもよい。また、高温空気としては、大気を含
む所定の気体を加温すればよく、低温空気に比較して高
温であればよい。
【0017】図2に示すように、受部20は、一重巻き
に巻き取られたホース11(図示せず)を載置可能な板
状の載置部21と、この載置部21の平面中央部に配置
された円筒部22とを有している。載置部21は平面略
正方形とされ、円筒部22を囲むように多数の貫通孔2
3が形成されているとともに、各辺から厚み方向に互い
に拡開するように立上部24が設けられている。この載
置部21は、ホース11の接続金具12(図1参照)を
保持するための保持金具21Aが平面角部に設けられて
いるとともに、この保持金具21Aに対応する立上部2
4に切欠部24Aが形成されている。
に巻き取られたホース11(図示せず)を載置可能な板
状の載置部21と、この載置部21の平面中央部に配置
された円筒部22とを有している。載置部21は平面略
正方形とされ、円筒部22を囲むように多数の貫通孔2
3が形成されているとともに、各辺から厚み方向に互い
に拡開するように立上部24が設けられている。この載
置部21は、ホース11の接続金具12(図1参照)を
保持するための保持金具21Aが平面角部に設けられて
いるとともに、この保持金具21Aに対応する立上部2
4に切欠部24Aが形成されている。
【0018】一方、円筒部22は、載置部21に対する
立上部24の立上寸法に対応した軸方向長さを有し、周
面にホース11の接続金具13(図1参照)を保持する
ための切欠部22Aが形成されている。図3にも示すよ
うに、この円筒部22は、内側に段付円盤形状の壁部2
5が設けられていて、軸線を中心として載置部21に対
して回転可能とされている。壁部25には、円筒部22
の軸線を挟む偏心位置に一対の貫通孔26,26が形成
されている。
立上部24の立上寸法に対応した軸方向長さを有し、周
面にホース11の接続金具13(図1参照)を保持する
ための切欠部22Aが形成されている。図3にも示すよ
うに、この円筒部22は、内側に段付円盤形状の壁部2
5が設けられていて、軸線を中心として載置部21に対
して回転可能とされている。壁部25には、円筒部22
の軸線を挟む偏心位置に一対の貫通孔26,26が形成
されている。
【0019】以上のような受部20は、接続金具13が
内側になるようにホース11を一重巻きに巻き取り、接
続金具13を切欠部22Aに保持させるとともに、接続
金具12を保持金具22Aに保持させて切欠部24Aか
ら突出させることにより、ホース11を巻取軸線が垂直
になるように載置部21に載置可能となっている。そし
て、これらの受部20は、耐熱性,耐腐食性を有する金
属,木材,合成樹脂等により形成されていて、例えば消
火活動に多用されるホース11(直径約65mm,長さ
約20m)に対応して載置部21の一辺長さが約100
0mm,円筒部22の直径が約400mmに設定されて
いる。したがって、受部20に載置されたホース11
は、内部に低温空気が送風されて膨脹しても特定箇所に
屈曲部が形成されず、かつ、隣り合う外周面同士が相互
線接触するようになっている。
内側になるようにホース11を一重巻きに巻き取り、接
続金具13を切欠部22Aに保持させるとともに、接続
金具12を保持金具22Aに保持させて切欠部24Aか
ら突出させることにより、ホース11を巻取軸線が垂直
になるように載置部21に載置可能となっている。そし
て、これらの受部20は、耐熱性,耐腐食性を有する金
属,木材,合成樹脂等により形成されていて、例えば消
火活動に多用されるホース11(直径約65mm,長さ
約20m)に対応して載置部21の一辺長さが約100
0mm,円筒部22の直径が約400mmに設定されて
いる。したがって、受部20に載置されたホース11
は、内部に低温空気が送風されて膨脹しても特定箇所に
屈曲部が形成されず、かつ、隣り合う外周面同士が相互
線接触するようになっている。
【0020】図1および図2に戻って、箱体30は略縦
長直方体形状とされ、一側面に設けられた開口31が図
示しない扉により開閉可能とされている。この箱体30
は、開口31と隣り合う一対の壁面にそれぞれ複数のレ
ール32が固定されている。これらのレール32は、互
いに水平、かつ、所定間隔で配置されていて、各受部2
0をレール32に沿って差し入れることにより、箱体3
0が内部に各受部20を水平、かつ、複数段に収容でき
るようになっている。このような箱体30は、当該箱体
30に収容された受部20を介してホース11を一重巻
きに巻取可能な巻取手段70と、ホース11を載置した
受部20を収容したときに、各ホース11の接続金具1
2にそれぞれ接続可能な接続部材33,34とを有して
いる。
長直方体形状とされ、一側面に設けられた開口31が図
示しない扉により開閉可能とされている。この箱体30
は、開口31と隣り合う一対の壁面にそれぞれ複数のレ
ール32が固定されている。これらのレール32は、互
いに水平、かつ、所定間隔で配置されていて、各受部2
0をレール32に沿って差し入れることにより、箱体3
0が内部に各受部20を水平、かつ、複数段に収容でき
るようになっている。このような箱体30は、当該箱体
30に収容された受部20を介してホース11を一重巻
きに巻取可能な巻取手段70と、ホース11を載置した
受部20を収容したときに、各ホース11の接続金具1
2にそれぞれ接続可能な接続部材33,34とを有して
いる。
【0021】巻取手段70は、受部20が挿入設置可能
な支持部材71と、この支持部材71に設けられたモー
タ72とを含んで構成されている。支持部材71は、周
縁に立上部71Aが設けられた略深皿形状とされ、箱体
30の最上段から8段目に受部20を設置するために設
けられたレール32,32(図2中点線参照)に沿って
開口31から箱体30の外側に引き出し可能とされ、か
つ、図示しないストッパによりレール32,32から脱
落しないようになっている。
な支持部材71と、この支持部材71に設けられたモー
タ72とを含んで構成されている。支持部材71は、周
縁に立上部71Aが設けられた略深皿形状とされ、箱体
30の最上段から8段目に受部20を設置するために設
けられたレール32,32(図2中点線参照)に沿って
開口31から箱体30の外側に引き出し可能とされ、か
つ、図示しないストッパによりレール32,32から脱
落しないようになっている。
【0022】図3にも示すように、モータ72は、回転
軸73(図3にのみ図示)が支持部材71の底部を貫通
するように配置されているとともに、この回転軸73に
円盤74を介して一対の偏心軸75,75が接続されて
いる。偏心軸75,75は、受部20を支持部材71に
対して略入れ子状に挿入設置したときに、受部20の貫
通孔26,26に挿通可能に設けられていて、モータ7
2が正転・逆転することにより受部20の円筒部22を
回転させるようになっている。
軸73(図3にのみ図示)が支持部材71の底部を貫通
するように配置されているとともに、この回転軸73に
円盤74を介して一対の偏心軸75,75が接続されて
いる。偏心軸75,75は、受部20を支持部材71に
対して略入れ子状に挿入設置したときに、受部20の貫
通孔26,26に挿通可能に設けられていて、モータ7
2が正転・逆転することにより受部20の円筒部22を
回転させるようになっている。
【0023】したがって、巻取手段70は、偏心軸7
5,75が貫通孔26,26に挿通するように受部20
を支持部材71に挿入設置するとともに、受部20の切
欠部22Aにホースの接続金具13を保持させた後、モ
ータ72を正転あるいは逆転させることにより、ホース
11を載置部21上において一重巻きに巻取可能となっ
ている。なお、巻取手段70は、ホース11の巻き取り
にあたって、延伸状態のホース11を支持部材71の縁
部に設けられた転動ローラ76(図2参照)に沿わせる
ことにより、ホース11の外周面が汚損しないようにな
っている。
5,75が貫通孔26,26に挿通するように受部20
を支持部材71に挿入設置するとともに、受部20の切
欠部22Aにホースの接続金具13を保持させた後、モ
ータ72を正転あるいは逆転させることにより、ホース
11を載置部21上において一重巻きに巻取可能となっ
ている。なお、巻取手段70は、ホース11の巻き取り
にあたって、延伸状態のホース11を支持部材71の縁
部に設けられた転動ローラ76(図2参照)に沿わせる
ことにより、ホース11の外周面が汚損しないようにな
っている。
【0024】図1に示すように、接続部材33,34
は、第1送風手段40が送風する低温空気を箱体30に
収容されたホース11の内部に送風するために、それぞ
れ箱体30に収容された各受部20に対応する位置に設
けられている。接続部材33は、箱体30の内部におけ
る最上段から1〜7段目,9段目および10段目に配置
される各受部20に対応して、箱体30の壁面に貫通固
定されている。
は、第1送風手段40が送風する低温空気を箱体30に
収容されたホース11の内部に送風するために、それぞ
れ箱体30に収容された各受部20に対応する位置に設
けられている。接続部材33は、箱体30の内部におけ
る最上段から1〜7段目,9段目および10段目に配置
される各受部20に対応して、箱体30の壁面に貫通固
定されている。
【0025】一方、接続部材34は、箱体30の内部に
おける最上段から8段目に配置される受部20に対応し
て、箱体30の壁面を貫通して、支持部材71の立上部
71Aに貫通固定されている。そして、図2に示すよう
に、接続部材34は、箱体30の壁面と支持部材71の
立上部71Aとの間が伸縮ホース35により連結されて
いて、支持部材71に受部20を挿入設置すれば、支持
部材71を箱体30から引き出しても、ホース11の内
部に低温空気を送風できるようになっている。
おける最上段から8段目に配置される受部20に対応し
て、箱体30の壁面を貫通して、支持部材71の立上部
71Aに貫通固定されている。そして、図2に示すよう
に、接続部材34は、箱体30の壁面と支持部材71の
立上部71Aとの間が伸縮ホース35により連結されて
いて、支持部材71に受部20を挿入設置すれば、支持
部材71を箱体30から引き出しても、ホース11の内
部に低温空気を送風できるようになっている。
【0026】図4に示すように、接続部材33,34
は、一対のナット33A,33Aにより箱体30の壁面
あるいは支持部材71の立上部71Aに接続される第1
筒体33Bと、第1筒体33Bの一端部(図中左方側端
部)に挿入接続される第2筒体33Cと有している。こ
れらの接続部材33,34は、通常、第2筒体33Cが
圧縮スプリング33Dにより第1筒体33Bから離れる
方向(図中左方)に付勢されていて、第2筒体33Cの
周面に形成された貫通孔33Eが第1筒体33Bの内周
面に被覆されることにより、第1筒体33Bの内部に圧
送された低温空気を遮断するようになっている(図4
(A)の状態)。
は、一対のナット33A,33Aにより箱体30の壁面
あるいは支持部材71の立上部71Aに接続される第1
筒体33Bと、第1筒体33Bの一端部(図中左方側端
部)に挿入接続される第2筒体33Cと有している。こ
れらの接続部材33,34は、通常、第2筒体33Cが
圧縮スプリング33Dにより第1筒体33Bから離れる
方向(図中左方)に付勢されていて、第2筒体33Cの
周面に形成された貫通孔33Eが第1筒体33Bの内周
面に被覆されることにより、第1筒体33Bの内部に圧
送された低温空気を遮断するようになっている(図4
(A)の状態)。
【0027】そして、これらの接続部材33,34は、
ホース11を載置した受部20(図示せず)を箱体30
に収容、あるいは支持部材71に挿入設置すると、受部
20の切欠部24Aから突出するホース11の接続金具
12が第2筒体42Cを自動的に押圧することにより貫
通孔33Eを開放させ、これにより低温空気をホース1
1の内部に送風できるようになっている(図4(B)の
状態)。なお、第2筒体33Cは、ホース11の接続金
具12が接触する当接板33Fにパッキン33Gが貼付
されていて、ホース11の内部に送風する低温空気が外
部に漏洩しないようになっている。
ホース11を載置した受部20(図示せず)を箱体30
に収容、あるいは支持部材71に挿入設置すると、受部
20の切欠部24Aから突出するホース11の接続金具
12が第2筒体42Cを自動的に押圧することにより貫
通孔33Eを開放させ、これにより低温空気をホース1
1の内部に送風できるようになっている(図4(B)の
状態)。なお、第2筒体33Cは、ホース11の接続金
具12が接触する当接板33Fにパッキン33Gが貼付
されていて、ホース11の内部に送風する低温空気が外
部に漏洩しないようになっている。
【0028】再び図1に戻って、第1送風手段40は、
低温空気を送風するためのブロア41と、低温空気を前
述した接続部材33,34に分配する送風路42とを有
している。送風路42にはプレッシャースイッチ42
A,電動三方弁42Bが設けられていて、電動三方弁4
3Bにおける一方の吐出弁から各接続部材33,34ま
で10系統に分岐する乾燥用送風路43と、電動三方弁
43Bにおける他方の吐出弁から接続部材34まで延び
るプリセット用送風路44とを有している。
低温空気を送風するためのブロア41と、低温空気を前
述した接続部材33,34に分配する送風路42とを有
している。送風路42にはプレッシャースイッチ42
A,電動三方弁42Bが設けられていて、電動三方弁4
3Bにおける一方の吐出弁から各接続部材33,34ま
で10系統に分岐する乾燥用送風路43と、電動三方弁
43Bにおける他方の吐出弁から接続部材34まで延び
るプリセット用送風路44とを有している。
【0029】乾燥用送風路43は、接続部材34に対し
て低温空気を電動三方弁42Bと接続部材34との間に
設けられたシャトル弁42Cを介して送風するようにな
っている。一方、プリセット用送風路44は、電動三方
弁42Bとシャトル弁42Cとの間に設けられたソレノ
イドバルブ42Dおよび流量センサ42Eを介して低温
空気を接続部材34に送風するようになっている。
て低温空気を電動三方弁42Bと接続部材34との間に
設けられたシャトル弁42Cを介して送風するようにな
っている。一方、プリセット用送風路44は、電動三方
弁42Bとシャトル弁42Cとの間に設けられたソレノ
イドバルブ42Dおよび流量センサ42Eを介して低温
空気を接続部材34に送風するようになっている。
【0030】ソレノイドバルブ42Dは、低温空気をプ
リセット用送風路44に送風するように電動三方弁42
Bを切り換えたときに開放され、接続部材34にのみ送
風される低温空気の送風圧力を例えば0.02kg/平
方cm〜0.03kg/平方cmに規制するように余剰
圧力を放出する。流量センサ42Eは、プリセット用送
風路44に送風された低温空気の送風流量が例えば15
0Nリットル/min以上となったときに、図示しない
ブザーあるいはランプ等が動作あるいは点灯するように
なっている。
リセット用送風路44に送風するように電動三方弁42
Bを切り換えたときに開放され、接続部材34にのみ送
風される低温空気の送風圧力を例えば0.02kg/平
方cm〜0.03kg/平方cmに規制するように余剰
圧力を放出する。流量センサ42Eは、プリセット用送
風路44に送風された低温空気の送風流量が例えば15
0Nリットル/min以上となったときに、図示しない
ブザーあるいはランプ等が動作あるいは点灯するように
なっている。
【0031】したがって、プリセット用送風路44は、
接続部材34にホース11の接続金具12が接続されて
いるとき、電動三方弁42Bを切り換えれば、シャトル
弁42Cを介して接続部材34に接続されたホース11
の内部にのみ例えば0.02kg/平方cm〜0.03
kg/平方cmの送風圧力で低温空気を送風する。そし
て、このプリセット用送風路44は、低温空気がホース
11の内部を通過して接続金具13から排出されるよう
になり、低温空気の送風流量が例えば150Nリットル
/minまで増加すると、流量センサ42Eが図示しな
いブザーあるいはランプ等が動作あるいは点灯させるよ
うになっている。
接続部材34にホース11の接続金具12が接続されて
いるとき、電動三方弁42Bを切り換えれば、シャトル
弁42Cを介して接続部材34に接続されたホース11
の内部にのみ例えば0.02kg/平方cm〜0.03
kg/平方cmの送風圧力で低温空気を送風する。そし
て、このプリセット用送風路44は、低温空気がホース
11の内部を通過して接続金具13から排出されるよう
になり、低温空気の送風流量が例えば150Nリットル
/minまで増加すると、流量センサ42Eが図示しな
いブザーあるいはランプ等が動作あるいは点灯させるよ
うになっている。
【0032】このような第1送風手段40は、乾燥用送
風路43を介してホース11の内部に低温空気を送風す
るにあたって、ホース11の本数に対応してブロア41
の送風流量を制御する制御手段80を有している。制御
手段80は、あらかじめ乾燥させるホース11の本数に
対応する最適な送風流量となるようなブロア41のモー
タ駆動周波数をテーブル化しておき、各接続部材33,
34に設けられたセンサ81により箱体30に収容され
たホース11の数を検出し、ホース11の数に対応した
モータ駆動周波数をテーブル変換により求めてブロア4
1を制御するようになっている。
風路43を介してホース11の内部に低温空気を送風す
るにあたって、ホース11の本数に対応してブロア41
の送風流量を制御する制御手段80を有している。制御
手段80は、あらかじめ乾燥させるホース11の本数に
対応する最適な送風流量となるようなブロア41のモー
タ駆動周波数をテーブル化しておき、各接続部材33,
34に設けられたセンサ81により箱体30に収容され
たホース11の数を検出し、ホース11の数に対応した
モータ駆動周波数をテーブル変換により求めてブロア4
1を制御するようになっている。
【0033】一方、第2送風手段50は、低温空気を送
風するためのブロア51と、この低温空気を高温空気に
変換するヒータ52と、高温空気を箱体30の内部に送
風するための送風路53とを有している。この第2送風
手段50は、送風路53が箱体30の下部に接続されて
いて、高温空気が箱体30の内部を自然に上昇し、各ホ
ース11の外周面を順次乾燥させるようになっている。
風するためのブロア51と、この低温空気を高温空気に
変換するヒータ52と、高温空気を箱体30の内部に送
風するための送風路53とを有している。この第2送風
手段50は、送風路53が箱体30の下部に接続されて
いて、高温空気が箱体30の内部を自然に上昇し、各ホ
ース11の外周面を順次乾燥させるようになっている。
【0034】排気手段60は、箱体30の上部に設けら
れた熱交換器(図示せず)により、箱体30の内部の含
湿空気を常温空気と熱交換して外部排出するようになっ
ている。排気手段60の熱交換器は、湿度の高い常温空
気を大気中に排出し、湿度の低い高温空気を第2送風手
段50のブロア51に還元させている。したがって、こ
の排気手段60は、第2送風手段50の熱損失を低減で
きるようになっている。
れた熱交換器(図示せず)により、箱体30の内部の含
湿空気を常温空気と熱交換して外部排出するようになっ
ている。排気手段60の熱交換器は、湿度の高い常温空
気を大気中に排出し、湿度の低い高温空気を第2送風手
段50のブロア51に還元させている。したがって、こ
の排気手段60は、第2送風手段50の熱損失を低減で
きるようになっている。
【0035】次に、本実施例のホース乾燥装置10によ
りホース11を乾燥させる作業手順を説明する。まず、
あらかじめ支持部材71を箱体30から引き出しておく
とともに、この支持部材71に受部20を挿入設置して
おく。次に、消火活動に用いられたホース11の外周面
を洗浄した後、ホース11の接続金具13を受部20の
円筒部22に形成された切欠部22Aに保持させるとと
もに、ホース11が転動ローラ76の上に載るように略
直線状に配置する。
りホース11を乾燥させる作業手順を説明する。まず、
あらかじめ支持部材71を箱体30から引き出しておく
とともに、この支持部材71に受部20を挿入設置して
おく。次に、消火活動に用いられたホース11の外周面
を洗浄した後、ホース11の接続金具13を受部20の
円筒部22に形成された切欠部22Aに保持させるとと
もに、ホース11が転動ローラ76の上に載るように略
直線状に配置する。
【0036】そして、モータ72を起動させ、図5
(A)に示すように、円筒部22を平面時計廻りに回転
させることにより、受部20の載置部21の上におい
て、ホース11を一重巻きに巻き取る。次に、ホース1
1の接続金具12を載置部21の保持金具21Aに保持
させることにより立上部24の切欠部24Aから突出さ
せ、これによりホース11の接続金具12を支持部材7
1の立上部71Aに貫通固定された接続部材34に接続
させる。その後、モータ72を起動させ、図5(B)に
示すように、円筒部22を平面反時計廻りに回転させる
とともに、図示しない作業者の手作業補助により、ホー
ス11の外周面が相互接触しないようにホース11を緩
める。
(A)に示すように、円筒部22を平面時計廻りに回転
させることにより、受部20の載置部21の上におい
て、ホース11を一重巻きに巻き取る。次に、ホース1
1の接続金具12を載置部21の保持金具21Aに保持
させることにより立上部24の切欠部24Aから突出さ
せ、これによりホース11の接続金具12を支持部材7
1の立上部71Aに貫通固定された接続部材34に接続
させる。その後、モータ72を起動させ、図5(B)に
示すように、円筒部22を平面反時計廻りに回転させる
とともに、図示しない作業者の手作業補助により、ホー
ス11の外周面が相互接触しないようにホース11を緩
める。
【0037】次に、第1送風手段40のブロア41を起
動させるとともに、低温空気がプリセット用送風路44
を経由して送風されるように電動三方弁42Bを切り換
える(図1参照)。したがって、図6(A)および図6
(B)に示すように、ホース11は、隣り合う外周面同
士が線接触するように、滑らかな円弧を描いて膨脹す
る。この際、ホース11は、当該ホース11の直径,長
さに対応して載置部21,円筒部22が設けられている
とともに、低温空気の送風圧力が例えば0.02kg/
平方cm〜0.03kg/平方cmに規制されているた
め、ホース11の特定箇所に屈曲部が形成されたり、あ
るいはホース11が受部20から飛び出す虞れが少な
い。
動させるとともに、低温空気がプリセット用送風路44
を経由して送風されるように電動三方弁42Bを切り換
える(図1参照)。したがって、図6(A)および図6
(B)に示すように、ホース11は、隣り合う外周面同
士が線接触するように、滑らかな円弧を描いて膨脹す
る。この際、ホース11は、当該ホース11の直径,長
さに対応して載置部21,円筒部22が設けられている
とともに、低温空気の送風圧力が例えば0.02kg/
平方cm〜0.03kg/平方cmに規制されているた
め、ホース11の特定箇所に屈曲部が形成されたり、あ
るいはホース11が受部20から飛び出す虞れが少な
い。
【0038】そして、低温空気がホース11の内部を通
過し、接続金具13から排出されることにより、低温空
気の送風流量が150Nリットル/minを越えると、
流量センサ42Eが図示しないブザーあるいはランプ等
が動作あるいは点灯させる。したがって、作業者は、ブ
ザーあるいはランプ等が動作あるいは点灯したときに、
ホース11のプリセットが完了したとして、受部20を
支持部材71から取り外し、箱体30のレール32に差
し入れた後、箱体30の開口31を扉により閉鎖する。
過し、接続金具13から排出されることにより、低温空
気の送風流量が150Nリットル/minを越えると、
流量センサ42Eが図示しないブザーあるいはランプ等
が動作あるいは点灯させる。したがって、作業者は、ブ
ザーあるいはランプ等が動作あるいは点灯したときに、
ホース11のプリセットが完了したとして、受部20を
支持部材71から取り外し、箱体30のレール32に差
し入れた後、箱体30の開口31を扉により閉鎖する。
【0039】複数のホース11を乾燥させる場合には、
前述した手順を繰り返すことにより箱体30の内部にホ
ース11を載置した受部20を複数段収容させる。な
お、箱体30の内部において、乾燥させるホース11の
数が10未満であるときには、最後にホース11を巻き
取った後、受部20を支持部材71に挿入設置したまま
にしておく。
前述した手順を繰り返すことにより箱体30の内部にホ
ース11を載置した受部20を複数段収容させる。な
お、箱体30の内部において、乾燥させるホース11の
数が10未満であるときには、最後にホース11を巻き
取った後、受部20を支持部材71に挿入設置したまま
にしておく。
【0040】次に、低温空気が乾燥用送風路43を経由
して各接続部材33,34に送風されるように電動三方
弁42Bを切り換える。この際、第1送風手段40は、
ブロア41のモータ駆動周波数が制御手段80により制
御されるため、乾燥させるホース11の数に応じた最適
な送風流量で低温空気を送風する。さらに、排気手段6
0を起動し、箱体30の内部の含湿空気を外部排出させ
るとともに、熱交換により水分を含まない高温空気を第
2送風手段50のブロア51に還元させる。
して各接続部材33,34に送風されるように電動三方
弁42Bを切り換える。この際、第1送風手段40は、
ブロア41のモータ駆動周波数が制御手段80により制
御されるため、乾燥させるホース11の数に応じた最適
な送風流量で低温空気を送風する。さらに、排気手段6
0を起動し、箱体30の内部の含湿空気を外部排出させ
るとともに、熱交換により水分を含まない高温空気を第
2送風手段50のブロア51に還元させる。
【0041】箱体30の内部に収容されたホース11
は、外周面が高温空気により順次乾燥する。一方、ホー
ス11の内周面は、ホース11の内部に送風される低温
空気が高温空気によりホース11を介して暖められるた
め、順次乾燥する。ホース11の内周面の乾燥に伴って
水分を含んだ低温空気は、ホース11の接続金具13か
ら外部(箱体30の内部)に排出される。このようにし
て、ホース11の乾燥に伴って箱体30の内部を通過す
る含湿空気は、排気手段60により熱交換されて排気さ
れ、水分を含まない高温空気が第2送風手段50のブロ
ア51に還元される。
は、外周面が高温空気により順次乾燥する。一方、ホー
ス11の内周面は、ホース11の内部に送風される低温
空気が高温空気によりホース11を介して暖められるた
め、順次乾燥する。ホース11の内周面の乾燥に伴って
水分を含んだ低温空気は、ホース11の接続金具13か
ら外部(箱体30の内部)に排出される。このようにし
て、ホース11の乾燥に伴って箱体30の内部を通過す
る含湿空気は、排気手段60により熱交換されて排気さ
れ、水分を含まない高温空気が第2送風手段50のブロ
ア51に還元される。
【0042】次に、ホース11の乾燥を開始してから所
定時間が経過した後、第1送風手段40のブロア41を
逆転させることにより、ホース11の内部から低温空気
を吸引させ、図7(A)および図7(B)に示すよう
に、ホース11を扁平化させる。したがって、ホース1
1は、隣り合う外周面同士が完全に離間し、受部20の
貫通孔23を通る高温空気により、外周面の全域が確実
に乾燥する。
定時間が経過した後、第1送風手段40のブロア41を
逆転させることにより、ホース11の内部から低温空気
を吸引させ、図7(A)および図7(B)に示すよう
に、ホース11を扁平化させる。したがって、ホース1
1は、隣り合う外周面同士が完全に離間し、受部20の
貫通孔23を通る高温空気により、外周面の全域が確実
に乾燥する。
【0043】以上のような本実施例のホース乾燥装置1
0によれば、ホース11の外周面が箱体30の内部に送
風される高温空気により乾燥し、ホース11の内周面が
高温空気によりホース11を介して暖められた低温空気
により順次乾燥するため、従来と同様な効果が得られ
る。一方、本実施例のホース乾燥装置10によれば、一
重巻きにされたホース11を箱体30の内部において、
巻取軸線を垂直にして受部20に載置するため、箱体3
0の形状を小さくできるとともに製造コストを低減で
き、かつ、狭小スペースにも設置できる。
0によれば、ホース11の外周面が箱体30の内部に送
風される高温空気により乾燥し、ホース11の内周面が
高温空気によりホース11を介して暖められた低温空気
により順次乾燥するため、従来と同様な効果が得られ
る。一方、本実施例のホース乾燥装置10によれば、一
重巻きにされたホース11を箱体30の内部において、
巻取軸線を垂直にして受部20に載置するため、箱体3
0の形状を小さくできるとともに製造コストを低減で
き、かつ、狭小スペースにも設置できる。
【0044】さらに、受部20は、ホース11が膨脹し
ても特定箇所に屈曲部が形成されず、かつ、隣り合う外
周面同士が相互線接触するように形成されているため、
低温空気が必要以上の送風抵抗を生ずることなく、ホー
ス11の接続金具13から内部を通って接続金具12に
送風でき、ホース11の内周面が効率的に乾燥する。ま
た、ホース11は、膨脹しても隣り合う外周面同士が相
互線接触するため、高温空気により外周面略全域を効率
的に乾燥する。
ても特定箇所に屈曲部が形成されず、かつ、隣り合う外
周面同士が相互線接触するように形成されているため、
低温空気が必要以上の送風抵抗を生ずることなく、ホー
ス11の接続金具13から内部を通って接続金具12に
送風でき、ホース11の内周面が効率的に乾燥する。ま
た、ホース11は、膨脹しても隣り合う外周面同士が相
互線接触するため、高温空気により外周面略全域を効率
的に乾燥する。
【0045】そして、ホース乾燥装置10は、箱体30
が巻取手段70を有しているため、別途手作業でホース
11を一重巻きに巻き取る必要性がなく、乾燥作業を容
易に行える。また、箱体30は、受部20を複数収容可
能に形成されているため、複数のホース11を同時に乾
燥でき、作業効率を向上できる。第1送風手段40が制
御手段80を有しているため、乾燥させるホース11の
数に対応した適切な送風流量が自動的に得られ、乾燥効
率を一層向上できる。
が巻取手段70を有しているため、別途手作業でホース
11を一重巻きに巻き取る必要性がなく、乾燥作業を容
易に行える。また、箱体30は、受部20を複数収容可
能に形成されているため、複数のホース11を同時に乾
燥でき、作業効率を向上できる。第1送風手段40が制
御手段80を有しているため、乾燥させるホース11の
数に対応した適切な送風流量が自動的に得られ、乾燥効
率を一層向上できる。
【0046】なお、本発明は前述した実施例に限定され
るものではなく、本発明を達成できる範囲での改良,変
形等は本発明に含まれるものである。したがって、前記
実施例で示したホース,受部,箱体,第1送風手段,第
2送風手段,排気手段,巻取手段,制御手段,低温空
気,高温空気等の材質,形状,寸法,形態,数,配置個
所,温度,送風流量等は本発明を達成できるものであれ
ば任意であり、限定されない。
るものではなく、本発明を達成できる範囲での改良,変
形等は本発明に含まれるものである。したがって、前記
実施例で示したホース,受部,箱体,第1送風手段,第
2送風手段,排気手段,巻取手段,制御手段,低温空
気,高温空気等の材質,形状,寸法,形態,数,配置個
所,温度,送風流量等は本発明を達成できるものであれ
ば任意であり、限定されない。
【0047】
【発明の効果】本発明の請求項1および請求項2に記載
した発明によれば、従来に比較してホースの乾燥時間を
短縮できるとともに製造コストを低減でき、かつ、狭小
スペースにも設置できることになる。さらに、請求項3
に記載した発明によれば、ホースの内周面および外周面
を効率的に乾燥できる。
した発明によれば、従来に比較してホースの乾燥時間を
短縮できるとともに製造コストを低減でき、かつ、狭小
スペースにも設置できることになる。さらに、請求項3
に記載した発明によれば、ホースの内周面および外周面
を効率的に乾燥できる。
【0048】次に、請求項4に記載した発明によれば、
別途手作業でホースを一重巻きに巻き取る必要性がな
く、乾燥作業を容易に行える。そして、請求項5に記載
した発明によれば、乾燥させるホースの数に対応した最
適な送風流量が自動的に得られ、効率的に乾燥作業を行
える。
別途手作業でホースを一重巻きに巻き取る必要性がな
く、乾燥作業を容易に行える。そして、請求項5に記載
した発明によれば、乾燥させるホースの数に対応した最
適な送風流量が自動的に得られ、効率的に乾燥作業を行
える。
【図1】本発明の一実施例を示す模式概念図である。
【図2】本発明の一実施例を示す模式斜視図である。
【図3】受部および巻取手段を示す模式断面図である。
【図4】接続部材の作用を示す断面図である。
【図5】本実施例における作業手順を示す模式平面図で
ある。
ある。
【図6】本実施例における作業手順を示す模式平面図で
ある。
ある。
【図7】本実施例における作業手順を示す模式平面図で
ある。
ある。
10 ホース乾燥装置 11 ホース 20 受部 30 箱体 40 第1送風手段 50 第2送風手段 60 排気手段 70 巻取手段 80 制御手段
Claims (5)
- 【請求項1】 ホースの内周面および外周面を乾燥させ
るためのホース乾燥方法であって、前記ホースを一重巻
きにするとともに巻取軸線が垂直になるように箱体に収
容しておき、前記ホースの内部に低温空気を送風すると
ともに、前記箱体の内部に高温空気を送風し、かつ、前
記箱体の内部の含湿空気を外部に排出することを特徴と
するホース乾燥方法。 - 【請求項2】 ホースの内周面および外周面を乾燥させ
るためのホース乾燥装置であって、前記ホースを一重巻
きにするとともに巻取軸線が垂直になるように載置可能
な受部と、前記受部を収容可能な箱体と、前記ホースの
内部に低温空気を送風可能な第1送風手段と、前記箱体
の内部に高温空気を送風可能な第2送風手段と、前記箱
体の内部の含湿空気を外部に排出可能な排気手段とを備
えていることを特徴とするホース乾燥装置。 - 【請求項3】 前記受部が略皿状とされ、前記ホースが
膨脹しても特定箇所に屈曲部が形成されず、かつ、隣り
合う外周面同士が相互線接触するように形成されている
ことを特徴とする請求項2に記載したホース乾燥装置。 - 【請求項4】 前記箱体が前記ホースを一重巻きに巻取
可能な巻取手段を有していることを特徴とする請求項2
に記載したホース乾燥装置。 - 【請求項5】 前記第1送風手段が前記ホースの本数に
対応して送風流量を制御する制御手段を有していること
を特徴とする請求項2に記載したホース乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7823496A JPH09239057A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | ホース乾燥方法およびホース乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7823496A JPH09239057A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | ホース乾燥方法およびホース乾燥装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09239057A true JPH09239057A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=13656361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7823496A Withdrawn JPH09239057A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | ホース乾燥方法およびホース乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09239057A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100849986B1 (ko) * | 2006-09-28 | 2008-08-01 | 김해용 | 호스의 세척건조장치 및 그 방법 |
KR101256840B1 (ko) * | 2012-11-05 | 2013-04-23 | 윤태영 | 소방호스 열풍 건조 장치 |
CN111111068A (zh) * | 2020-03-06 | 2020-05-08 | 杭州匠琇科技有限公司 | 一种消防水带清洗设备 |
-
1996
- 1996-03-06 JP JP7823496A patent/JPH09239057A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100849986B1 (ko) * | 2006-09-28 | 2008-08-01 | 김해용 | 호스의 세척건조장치 및 그 방법 |
KR101256840B1 (ko) * | 2012-11-05 | 2013-04-23 | 윤태영 | 소방호스 열풍 건조 장치 |
CN111111068A (zh) * | 2020-03-06 | 2020-05-08 | 杭州匠琇科技有限公司 | 一种消防水带清洗设备 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030506 |