JPH0923889A - メタロプロテイナーゼ−3の組織インヒビターに対する新規なプロモーターを用いる細胞特異的遺伝子療法 - Google Patents
メタロプロテイナーゼ−3の組織インヒビターに対する新規なプロモーターを用いる細胞特異的遺伝子療法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 細胞特異的遺伝子療法を可能にするメタロプ
ロテイナーゼ−3の組織インヒビターに対するプロモー
ターの提供。 【解決手段】 以下のヌクレオチド配列 【化1】 の位置≦463〜≧−2からなるプロモーター活性DN
Aフラグメントより構成されるメタロプロテイナーゼ−
3の組織インヒビターの遺伝子に対するプロモーターを
提供する。
ロテイナーゼ−3の組織インヒビターに対するプロモー
ターの提供。 【解決手段】 以下のヌクレオチド配列 【化1】 の位置≦463〜≧−2からなるプロモーター活性DN
Aフラグメントより構成されるメタロプロテイナーゼ−
3の組織インヒビターの遺伝子に対するプロモーターを
提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメタロプロテイナー
ゼ−3の組織インヒビター(TIMP−3)の遺伝子に
対するプロモーター配列に関する。このインヒビターは
とくに、マクロファージおよび関節の滑膜細胞に見出さ
れている。
ゼ−3の組織インヒビター(TIMP−3)の遺伝子に
対するプロモーター配列に関する。このインヒビターは
とくに、マクロファージおよび関節の滑膜細胞に見出さ
れている。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】遺伝子療法のためのベ
クターのインビボ投与における本質的な問題の一つは、
投与されたベクターの標的細胞特異的な発現である。こ
れは原理的には、細胞特異的な転写因子によって活性化
され、その3′末端に結合する遺伝子配列を活性化する
細胞特異的プロモーターエレメントによって達成される
[Mullenの総説、Pharmac.Ther. 63, 199 (1994);Har
risら,Gene Therapy 1, 170 (1994)]。したがって、
新規な細胞特異的プロモーターにはきわめて大きな需要
がある。
クターのインビボ投与における本質的な問題の一つは、
投与されたベクターの標的細胞特異的な発現である。こ
れは原理的には、細胞特異的な転写因子によって活性化
され、その3′末端に結合する遺伝子配列を活性化する
細胞特異的プロモーターエレメントによって達成される
[Mullenの総説、Pharmac.Ther. 63, 199 (1994);Har
risら,Gene Therapy 1, 170 (1994)]。したがって、
新規な細胞特異的プロモーターにはきわめて大きな需要
がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、新規な細胞特
異的プロモーターとしてTIMP−3の遺伝子に対する
プロモーター配列を提供する。すなわち、本発明は以下
のヌクレオチド配列
異的プロモーターとしてTIMP−3の遺伝子に対する
プロモーター配列を提供する。すなわち、本発明は以下
のヌクレオチド配列
【化2】 の位置≦463〜≧−2からなるプロモーター活性DN
Aフラグメントより構成されるTIMP−3遺伝子に対
するプロモーターを提供するものである。
Aフラグメントより構成されるTIMP−3遺伝子に対
するプロモーターを提供するものである。
【0004】本発明はまた、上記ヌクレオチド配列の位
置≦463〜≧−10、または位置≦112〜≧−2、
または位置≦112〜≧−10より構成されるTIMP
−3遺伝子に対するプロモーターを提供する。
置≦463〜≧−10、または位置≦112〜≧−2、
または位置≦112〜≧−10より構成されるTIMP
−3遺伝子に対するプロモーターを提供する。
【0005】本発明はまたさらに、上記遺伝子の発現を
調整するための上記プロモーターの使用、医薬の製造の
ための上記プロモーターの使用、ならびに遺伝子診断お
よび遺伝子療法のための上記プロモーターの使用を包含
する。
調整するための上記プロモーターの使用、医薬の製造の
ための上記プロモーターの使用、ならびに遺伝子診断お
よび遺伝子療法のための上記プロモーターの使用を包含
する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のプロモーター配列の特徴
を以下に詳述する。 1.ヒトTIMP−3遺伝子の5′フランキングプロモ
ーター配列の単離および配列分析 G0→S進行時におけるTIMP−3mRNAの誘導は
主としてTIMP−3遺伝子の転写活性化に由来する
[Wickら,J.Biol. Chem. 269, 18963 (1994)]。ヒト
TIMP−3遺伝子の5′フランキング配列がクローン
化され、TIMP−3mRNAの転写開始点が決定さ
れ、隣接プロモーター領域が構造/機能分析に付され
た。これらの検討により、G0→SおよびG1→S進行
時における特異的TIMP−3発現の基盤を形成する調
節機構が解明されるはずである。
を以下に詳述する。 1.ヒトTIMP−3遺伝子の5′フランキングプロモ
ーター配列の単離および配列分析 G0→S進行時におけるTIMP−3mRNAの誘導は
主としてTIMP−3遺伝子の転写活性化に由来する
[Wickら,J.Biol. Chem. 269, 18963 (1994)]。ヒト
TIMP−3遺伝子の5′フランキング配列がクローン
化され、TIMP−3mRNAの転写開始点が決定さ
れ、隣接プロモーター領域が構造/機能分析に付され
た。これらの検討により、G0→SおよびG1→S進行
時における特異的TIMP−3発現の基盤を形成する調
節機構が解明されるはずである。
【0007】それに先立って、ゲノムのサザンブロット
分析により、TIMP−3がヒトゲノムにおいて単一遺
伝子を表すのか、またはTIMP−3遺伝子あるいはさ
らにTIMP−3偽似遺伝子には幾つかの遺伝子座が存
在するのかを決定した。この目的では、ゲノムDNAを
WI−38細胞から単離し、制限エンドヌクレアーゼE
coRI、PstIならびにHind IIIで処理し、サ
ザンブロット分析に付した。放射標識プローブとしては
690bp長の3′−TIMP−3cDNAフラグメン
トを使用した。このプローブはすべての場合、1個の特
異的DNAフラグメントのみを認識したことから、ヒト
ゲノムには1個のユニークなTIMP−3遺伝子のみが
存在すると推定できた。
分析により、TIMP−3がヒトゲノムにおいて単一遺
伝子を表すのか、またはTIMP−3遺伝子あるいはさ
らにTIMP−3偽似遺伝子には幾つかの遺伝子座が存
在するのかを決定した。この目的では、ゲノムDNAを
WI−38細胞から単離し、制限エンドヌクレアーゼE
coRI、PstIならびにHind IIIで処理し、サ
ザンブロット分析に付した。放射標識プローブとしては
690bp長の3′−TIMP−3cDNAフラグメン
トを使用した。このプローブはすべての場合、1個の特
異的DNAフラグメントのみを認識したことから、ヒト
ゲノムには1個のユニークなTIMP−3遺伝子のみが
存在すると推定できた。
【0008】5′フランキングTIMP−3遺伝子配列
を単離するためには、ゲノムWI−38遺伝子ライブラ
リーからの約7×105個のファージを、300bp長
の5′−TIMP−3cDNAフラグメントとハイブリ
ダイズさせた。この初期の検討後に単離された13個の
組換えファージクローン中の4個はTIMP−3cDN
Aの5′末端領域からの30bp長オリゴヌクレオチド
によっても認識された。これらのファージは多分ATG
開始コドンに隣接する5′配列領域も含有すると考えら
れたことから、ファージクローンの一つを選択して詳細
な特徴の解明と分析を実施した。各種制限エンドヌクレ
アーゼを組み合わせて処理し、ついでサザンブロット分
析を行い、このファージにおける13kb長のゲノムD
NAインサートは約47kbの5′フランキングTIM
P−3遺伝子配列を含有することが決定できた。約15
00bpの5′フランキング遺伝子領域のヌクレオチド
配列が二本鎖の配列分析によって決定された。この目的
で、エキソヌクレアーゼ III処理によって調製されたク
ローン化5′遺伝子領域の5′トランケーションを図1
に例示する。
を単離するためには、ゲノムWI−38遺伝子ライブラ
リーからの約7×105個のファージを、300bp長
の5′−TIMP−3cDNAフラグメントとハイブリ
ダイズさせた。この初期の検討後に単離された13個の
組換えファージクローン中の4個はTIMP−3cDN
Aの5′末端領域からの30bp長オリゴヌクレオチド
によっても認識された。これらのファージは多分ATG
開始コドンに隣接する5′配列領域も含有すると考えら
れたことから、ファージクローンの一つを選択して詳細
な特徴の解明と分析を実施した。各種制限エンドヌクレ
アーゼを組み合わせて処理し、ついでサザンブロット分
析を行い、このファージにおける13kb長のゲノムD
NAインサートは約47kbの5′フランキングTIM
P−3遺伝子配列を含有することが決定できた。約15
00bpの5′フランキング遺伝子領域のヌクレオチド
配列が二本鎖の配列分析によって決定された。この目的
で、エキソヌクレアーゼ III処理によって調製されたク
ローン化5′遺伝子領域の5′トランケーションを図1
に例示する。
【0009】以下に記載する構造/機能分析によりTI
MP−3プロモーター機能にとくに重要なことが明らか
にされた配列領域を図2に示す。TIMP−3プロモー
ター配列中に、既知の転写因子の結合部位、とくに4S
p1結合部位、NF1と考えられる結合部位およびC/
EBP結合部位(図2中に表示)に類似する多数のエレ
メントを同定するためにはコンピューター支援分析を使
用した。
MP−3プロモーター機能にとくに重要なことが明らか
にされた配列領域を図2に示す。TIMP−3プロモー
ター配列中に、既知の転写因子の結合部位、とくに4S
p1結合部位、NF1と考えられる結合部位およびC/
EBP結合部位(図2中に表示)に類似する多数のエレ
メントを同定するためにはコンピューター支援分析を使
用した。
【0010】2.TIMP−3mRNAの転写開始点の
マッピング 転写の開始のための開始点を確立するためには、TIM
P−3mRNAの5′末端をプライマー伸長分析によっ
て決定した。これによって、ATG開始コドン(図2に
表示)から364bp5′に位置する転写開始点(ヌク
レオチド配列:CCGCCCGGGGTTGTCGG)
が同定された。開始点の上流に位置するヌクレオチド配
列の詳細な検討にもかかわらず、TATAボックスもT
ATA様配列も見出されなかった。
マッピング 転写の開始のための開始点を確立するためには、TIM
P−3mRNAの5′末端をプライマー伸長分析によっ
て決定した。これによって、ATG開始コドン(図2に
表示)から364bp5′に位置する転写開始点(ヌク
レオチド配列:CCGCCCGGGGTTGTCGG)
が同定された。開始点の上流に位置するヌクレオチド配
列の詳細な検討にもかかわらず、TATAボックスもT
ATA様配列も見出されなかった。
【0011】3.TIMP−3プロモーター配列の活性
の検討 正常に増殖している細胞、静止期細胞および血清刺激細
胞におけるTIMP−3プロモーター配列の活性を決定
し、機能的に重要なプロモーター領域の冒頭の指標を得
るためには、配列決定に用いられた5′がトランケート
されたプロモーターフラグメント(図1参照)を、プロ
モーターをもたないpXP−2ベクター[Nordeen, Bio
techniques 6, 454 (1988)]中のルシフェラーゼ遺伝子
の上流にクローニングした。その著しく低いベースライ
ン活性により、このレポーター構築体は一時的発現分析
の実施にとくに適している。
の検討 正常に増殖している細胞、静止期細胞および血清刺激細
胞におけるTIMP−3プロモーター配列の活性を決定
し、機能的に重要なプロモーター領域の冒頭の指標を得
るためには、配列決定に用いられた5′がトランケート
されたプロモーターフラグメント(図1参照)を、プロ
モーターをもたないpXP−2ベクター[Nordeen, Bio
techniques 6, 454 (1988)]中のルシフェラーゼ遺伝子
の上流にクローニングした。その著しく低いベースライ
ン活性により、このレポーター構築体は一時的発現分析
の実施にとくに適している。
【0012】3.1.正常増殖および血清刺激NIH3
T3細胞におけるTIMP−3プロモーター配列の活性 単離されたTIMP−3プロモーター配列が一時的発現
分析において活性であること、すなわち、ルシフェラー
ゼレポーター遺伝子の転写を制御できることを示すため
には、TIMP−3プロモーター欠失構築体−1010
(ヌクレオチド−1010〜+281から構成される。
図1参照)をNIH3T3細胞にトランスフェクトし、
これらの正常増殖または血清刺激トランスフェクト細胞
におけるルシフェラーゼ活性を測定した。比較のため、
ヘルペスウイルスtkプロモーター[pT81;Lucibe
llo & Mueller, Meth.Mol. Cell Biol. 1, 9 (198
9)]、5×TRE最小プロモーター[Angelら, Mol. Cel
l Biol. 7, 2256 (1987)]、RSV−LTR[Setoyama
ら, Proc. Natl. Acad. Sci. USA 83, 3213 (1986)]も
しくはヒトサイクリンD1プロモーターの937bp長
フラグメント[Herberら, Oncogene 9, 1295 (1994)]
を含有する他のルシフェラーゼ−プロモーター構築体に
ついてさらに発現を測定した。これらの検討の結果を表
1に示す。
T3細胞におけるTIMP−3プロモーター配列の活性 単離されたTIMP−3プロモーター配列が一時的発現
分析において活性であること、すなわち、ルシフェラー
ゼレポーター遺伝子の転写を制御できることを示すため
には、TIMP−3プロモーター欠失構築体−1010
(ヌクレオチド−1010〜+281から構成される。
図1参照)をNIH3T3細胞にトランスフェクトし、
これらの正常増殖または血清刺激トランスフェクト細胞
におけるルシフェラーゼ活性を測定した。比較のため、
ヘルペスウイルスtkプロモーター[pT81;Lucibe
llo & Mueller, Meth.Mol. Cell Biol. 1, 9 (198
9)]、5×TRE最小プロモーター[Angelら, Mol. Cel
l Biol. 7, 2256 (1987)]、RSV−LTR[Setoyama
ら, Proc. Natl. Acad. Sci. USA 83, 3213 (1986)]も
しくはヒトサイクリンD1プロモーターの937bp長
フラグメント[Herberら, Oncogene 9, 1295 (1994)]
を含有する他のルシフェラーゼ−プロモーター構築体に
ついてさらに発現を測定した。これらの検討の結果を表
1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】正常増殖NIH3T3細胞中TIMP−3
プロモーター構築体Δ−1010の発現(表1A)は、
5×TRE最小プロモーター構築体の場合よりも約3
倍、サイクリンD1プロモーター構築体の場合よりも7
倍、高かった。RSV−LTRレポータープラスミドの
みがより高い活性を示し、TIMP−3プロモーター構
築体の場合よりも約2倍高かった。これらの結果は、ヒ
トTIMP−3プロモーターは比較的高い転写活性をも
つことを指示している。表1Bおよび図3に示すよう
に、TIMP−3プロモーター構築体Δ−1010はま
た、2日間血清を枯渇させたのちに20%FCSで4時
間刺激した細胞中でも明らかに誘導された。静止期(G
0)細胞と比較して、この場合の発現は約7〜8倍まで
増大し、これは5×TREレポーター構築体およびサイ
クリンD1プロモーター構築体の場合に認められた誘導
より、それぞれ約35倍および24倍高かった。これに
対し、単純ヘルペスtkプロモーター−ルシフェラーゼ
構築体(pT81)では、血清刺激後、その発現を認め
なかった
プロモーター構築体Δ−1010の発現(表1A)は、
5×TRE最小プロモーター構築体の場合よりも約3
倍、サイクリンD1プロモーター構築体の場合よりも7
倍、高かった。RSV−LTRレポータープラスミドの
みがより高い活性を示し、TIMP−3プロモーター構
築体の場合よりも約2倍高かった。これらの結果は、ヒ
トTIMP−3プロモーターは比較的高い転写活性をも
つことを指示している。表1Bおよび図3に示すよう
に、TIMP−3プロモーター構築体Δ−1010はま
た、2日間血清を枯渇させたのちに20%FCSで4時
間刺激した細胞中でも明らかに誘導された。静止期(G
0)細胞と比較して、この場合の発現は約7〜8倍まで
増大し、これは5×TREレポーター構築体およびサイ
クリンD1プロモーター構築体の場合に認められた誘導
より、それぞれ約35倍および24倍高かった。これに
対し、単純ヘルペスtkプロモーター−ルシフェラーゼ
構築体(pT81)では、血清刺激後、その発現を認め
なかった
【0015】図3は、静止期細胞の血清刺激後における
Δ−1010TIMP−3プロモーター構築体の誘導の
キネティクスを示す。ルシフェラーゼ活性は1時間後に
のみ上昇を示し、4時間後に最高値、7倍誘導に到達し
た。
Δ−1010TIMP−3プロモーター構築体の誘導の
キネティクスを示す。ルシフェラーゼ活性は1時間後に
のみ上昇を示し、4時間後に最高値、7倍誘導に到達し
た。
【0016】要約すると、これらの結果から、使用した
Δ−1010TIMP−3プロモーター構築体は、効率
的な転写および血清による誘導性に要求される、すべて
ではないとしても必須の調整エレメントを有すると結論
できる。
Δ−1010TIMP−3プロモーター構築体は、効率
的な転写および血清による誘導性に要求される、すべて
ではないとしても必須の調整エレメントを有すると結論
できる。
【0017】3.2.TIMP−3プロモーター配列の
構造および機能分析 単離されたTIMP−3プロモーター配列の構造および
機能分析では、ベースライン発現および血清誘導性のた
めに機能的に重要なプロモーター領域の冒頭の指標の提
供が意図された。この目的では、プロモーターの配列決
定のために調製しpXP2ベクター中に再クローン化さ
れた各種TIMP−3プロモーター欠失構築体(図1参
照)の活性を一時的発現分析で測定した。正常増殖NI
H3T3細胞中での各種欠失構築体のベースライン発現
の分析により(図4)3つの重要な結果が得られた。
構造および機能分析 単離されたTIMP−3プロモーター配列の構造および
機能分析では、ベースライン発現および血清誘導性のた
めに機能的に重要なプロモーター領域の冒頭の指標の提
供が意図された。この目的では、プロモーターの配列決
定のために調製しpXP2ベクター中に再クローン化さ
れた各種TIMP−3プロモーター欠失構築体(図1参
照)の活性を一時的発現分析で測定した。正常増殖NI
H3T3細胞中での各種欠失構築体のベースライン発現
の分析により(図4)3つの重要な結果が得られた。
【0018】1.最も強い発現はプロモーター構築体Δ
−1010によって示された.さらに85bpまでトラ
ンケートすると(構築体Δ−925)、プロモーター活
性にほぼ2分の1までの低下を生じた。これは転写の活
性化に関与する1もしくは2以上のエレメントが位置−
1010〜−925の間の領域に存在することを指示す
るものである。
−1010によって示された.さらに85bpまでトラ
ンケートすると(構築体Δ−925)、プロモーター活
性にほぼ2分の1までの低下を生じた。これは転写の活
性化に関与する1もしくは2以上のエレメントが位置−
1010〜−925の間の領域に存在することを指示す
るものである。
【0019】2.5′末端を位置−112までさらにト
ランケートしてもプロモーター活性には有意な影響はな
かった。したがって、この−925〜−112の領域に
は、多分プロモーター活性に重要な配列領域は含まれて
いないと考えられる。
ランケートしてもプロモーター活性には有意な影響はな
かった。したがって、この−925〜−112の領域に
は、多分プロモーター活性に重要な配列領域は含まれて
いないと考えられる。
【0020】3.これに対し、位置−1300〜−10
10の領域はプロモーター活性に悪影響を及ぼすものと
思われ、これはプロモーター構築体Δ−1010に比較
してΔ−1300欠失構築体の発現における約4分の1
への低下として表れる。
10の領域はプロモーター活性に悪影響を及ぼすものと
思われ、これはプロモーター構築体Δ−1010に比較
してΔ−1300欠失構築体の発現における約4分の1
への低下として表れる。
【0021】最後の実験では、各種TIMP−3プロモ
ーター欠失構築体の血清誘導性を分析した。表1に記載
のようにして実施されたこれらの発現分析の結果を図4
bに示す。正常増殖細胞(図4a)、静止期細胞および
血清刺激細胞(図4b)の間の発現像には顕著な類似性
が認められる。しかしながら、静止期細胞における発現
レベルは増殖細胞の場合の約2分の1程度低く、4時間
の血清刺激後に29〜85倍に誘導された。増殖細胞で
示されたように(図4a)、静止期細胞および血清刺激
細胞においても、位置−1300〜−1010の領域は
プロモーター活性に悪影響を及ぼすが、構築体Δ−13
00の血清誘導性には影響はみられなかった(85倍の
誘導)。この場合にも、最高のルシフェラーゼ活性は同
様に欠失構築体−1010で測定された。さらに、位置
−660までの5′末端のトランケーションでもプロモ
ーター活性には15分の1から2分の1への低下を生じ
たのみであった。しかしながら、これらの構築体(Δ−
1300、Δ−1010、Δ−925、Δ−660)は
すべて、血清添加後に6〜8倍の明らかな誘導を示し
た。さらに200bpの位置−463までのトランケー
ション(Δ−463)でも、活性はさらに約2分の1に
低下したが、構築体の血清誘導性には同様に影響はなか
った。構築体Δ−112ではじめて血清誘導性に50〜
65%の低下を示し、血清刺激後にも発現は3倍にしか
増大しなかった。これは位置−463〜−112の領域
に、TIMP−3プロモーターの血清誘導性に重要な1
もしくは2以上のエレメントが含まれていることを指示
するものである。位置−463と−660の間および−
925と−1010の間の付加的な領域は、一般に、細
胞周期非依存性に、血清誘導プロモーター活性を増大さ
せる。
ーター欠失構築体の血清誘導性を分析した。表1に記載
のようにして実施されたこれらの発現分析の結果を図4
bに示す。正常増殖細胞(図4a)、静止期細胞および
血清刺激細胞(図4b)の間の発現像には顕著な類似性
が認められる。しかしながら、静止期細胞における発現
レベルは増殖細胞の場合の約2分の1程度低く、4時間
の血清刺激後に29〜85倍に誘導された。増殖細胞で
示されたように(図4a)、静止期細胞および血清刺激
細胞においても、位置−1300〜−1010の領域は
プロモーター活性に悪影響を及ぼすが、構築体Δ−13
00の血清誘導性には影響はみられなかった(85倍の
誘導)。この場合にも、最高のルシフェラーゼ活性は同
様に欠失構築体−1010で測定された。さらに、位置
−660までの5′末端のトランケーションでもプロモ
ーター活性には15分の1から2分の1への低下を生じ
たのみであった。しかしながら、これらの構築体(Δ−
1300、Δ−1010、Δ−925、Δ−660)は
すべて、血清添加後に6〜8倍の明らかな誘導を示し
た。さらに200bpの位置−463までのトランケー
ション(Δ−463)でも、活性はさらに約2分の1に
低下したが、構築体の血清誘導性には同様に影響はなか
った。構築体Δ−112ではじめて血清誘導性に50〜
65%の低下を示し、血清刺激後にも発現は3倍にしか
増大しなかった。これは位置−463〜−112の領域
に、TIMP−3プロモーターの血清誘導性に重要な1
もしくは2以上のエレメントが含まれていることを指示
するものである。位置−463と−660の間および−
925と−1010の間の付加的な領域は、一般に、細
胞周期非依存性に、血清誘導プロモーター活性を増大さ
せる。
【0022】5′フランキングTIMP−3遺伝子領域
の特徴の解明ならびに構造および機能分析の結果は次の
ようにまとめることができる。すなわち、TIMP−3
はTATAボックスを含まない遺伝子である。しかしな
がら転写は、ATG開始コドンの364bp上流の1個
の開始点のみで開始される。他のプロモーターに比べて
TIMP−3プロモーター配列は比較的高い活性を有
し、これには最初の112bpで十分である。この領域
には多くのSp1結合部位が配置されている。さらに、
静止期細胞の血清刺激後にはその活性の明らかな誘導が
認められ、そのキネティクスはG0→S進行時における
TIMP−3mRNAの発現に相当する。その血清誘導
性に関与する調整エレメントは位置−112と−463
の間の領域に配置されている。
の特徴の解明ならびに構造および機能分析の結果は次の
ようにまとめることができる。すなわち、TIMP−3
はTATAボックスを含まない遺伝子である。しかしな
がら転写は、ATG開始コドンの364bp上流の1個
の開始点のみで開始される。他のプロモーターに比べて
TIMP−3プロモーター配列は比較的高い活性を有
し、これには最初の112bpで十分である。この領域
には多くのSp1結合部位が配置されている。さらに、
静止期細胞の血清刺激後にはその活性の明らかな誘導が
認められ、そのキネティクスはG0→S進行時における
TIMP−3mRNAの発現に相当する。その血清誘導
性に関与する調整エレメントは位置−112と−463
の間の領域に配置されている。
【図1】5′フランキングTIMP−3遺伝子領域のエ
キソヌクレアーゼ IIIトランケーションの模式図であ
る。配列決定を容易にするために、5′フランキングT
IMP−3遺伝子領域の約1600bpを5′末端から
始めエキソヌクレアーゼ IIIで処理してトランケート
し、Bluescript SK (-) ベクターにクローニングした。
プラスミドの名称は5′トランケーションを表示する
(たとえばΔ−1300は転写開始点から1300bp
5′を含有する)。転写開始点は+1で示す(図2参
照)。
キソヌクレアーゼ IIIトランケーションの模式図であ
る。配列決定を容易にするために、5′フランキングT
IMP−3遺伝子領域の約1600bpを5′末端から
始めエキソヌクレアーゼ IIIで処理してトランケート
し、Bluescript SK (-) ベクターにクローニングした。
プラスミドの名称は5′トランケーションを表示する
(たとえばΔ−1300は転写開始点から1300bp
5′を含有する)。転写開始点は+1で示す(図2参
照)。
【図2】ヒトTIMP−3プロモーターの500bpお
よび5′非翻訳領域101bpのヌクレオチド配列を示
す図である。GCボックス(Sp1結合部位)、NF1
結合部位の可能性のある両半分、およびC/EBP結合
部位に類似するエレメントに表示を付す。転写開始点は
矢印で指示する。
よび5′非翻訳領域101bpのヌクレオチド配列を示
す図である。GCボックス(Sp1結合部位)、NF1
結合部位の可能性のある両半分、およびC/EBP結合
部位に類似するエレメントに表示を付す。転写開始点は
矢印で指示する。
【図3】20%FCSによる刺激後静止期NIH3T3
RT細胞におけるΔ−1010−TIMP−3プロモータ
ー−ルシフェラーゼ構築体の誘導キネティクスを示すグ
ラフである。7μgのプラスミドDNAをDEAEトラ
ンスフェクトしたのち、NIH3T3RT細胞を無血清培
地中にて40時間インキュベートし、20%FCSで刺
激し、ルシフェラーゼレポーター遺伝子の発現を指示さ
れた時間に測定した。
RT細胞におけるΔ−1010−TIMP−3プロモータ
ー−ルシフェラーゼ構築体の誘導キネティクスを示すグ
ラフである。7μgのプラスミドDNAをDEAEトラ
ンスフェクトしたのち、NIH3T3RT細胞を無血清培
地中にて40時間インキュベートし、20%FCSで刺
激し、ルシフェラーゼレポーター遺伝子の発現を指示さ
れた時間に測定した。
【図4】正常増殖、静止期および血清刺激NIH3T3
RT細胞における5′トランケートTIMP−3プロモー
ター−ルシフェラーゼ構築体の一時的発現分析を示す図
であり、プラスミドはそれらのトランケーションに従っ
て命名された(図1参照)。(a)は正常増殖NIH3
T3RT細胞における分析結果を示し、(b)は静止期お
よび20%FCSで4時間刺激後のNIH3T3RT細胞
における(a)の場合と同じ構築体の分析結果を示す。
(a)および(b)における実験は表1の場合と同様
に、互いに独立に調製されたプラスミドDNAを用いて
3回行われた。標準偏差はバーで示す。バーがない場合
は標準偏差がきわめて小さく、グラフに表示できないこ
とを示す。
RT細胞における5′トランケートTIMP−3プロモー
ター−ルシフェラーゼ構築体の一時的発現分析を示す図
であり、プラスミドはそれらのトランケーションに従っ
て命名された(図1参照)。(a)は正常増殖NIH3
T3RT細胞における分析結果を示し、(b)は静止期お
よび20%FCSで4時間刺激後のNIH3T3RT細胞
における(a)の場合と同じ構築体の分析結果を示す。
(a)および(b)における実験は表1の場合と同様
に、互いに独立に調製されたプラスミドDNAを用いて
3回行われた。標準偏差はバーで示す。バーがない場合
は標準偏差がきわめて小さく、グラフに表示できないこ
とを示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 以下のヌクレオチド配列 【化1】 の位置≦463〜≧−2からなるプロモーター活性DN
Aフラグメントより構成されるメタロプロテイナーゼ−
3の組織インヒビターの遺伝子に対するプロモーター。 - 【請求項2】 請求項1に掲げたヌクレオチド配列の 位置≦463〜≧−10、または 位置≦112〜≧−2、または 位置≦112〜≧−10 より構成されるメタロプロテイナーゼ−3の組織インヒ
ビターの遺伝子に対するプロモーター。 - 【請求項3】 遺伝子の発現を調整するための請求項1
または2に記載のプロモーターの使用。 - 【請求項4】 医薬の製造のための請求項1〜3に記載
のプロモーターの使用。 - 【請求項5】 診断方法のための請求項1〜3に記載の
プロモーターの使用。 - 【請求項6】 遺伝子療法のための請求項1〜3に記載
のプロモーターの使用。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19524720:5 | 1995-07-12 | ||
DE19524720A DE19524720A1 (de) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | Zellspezifische Gentherapie mit Hilfe eines neuen Promotors für den "Tissue Inhibitor of Metalloproteinasn-3" |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0923889A true JPH0923889A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=7766219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP8181760A Pending JPH0923889A (ja) | 1995-07-12 | 1996-07-11 | メタロプロテイナーゼ−3の組織インヒビターに対する新規なプロモーターを用いる細胞特異的遺伝子療法 |
Country Status (5)
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---|---|
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EP (1) | EP0753580A3 (ja) |
JP (1) | JPH0923889A (ja) |
CA (1) | CA2181022A1 (ja) |
DE (1) | DE19524720A1 (ja) |
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US6906036B2 (en) | 2001-08-16 | 2005-06-14 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Anti-aging and wound healing compounds |
US7071164B2 (en) | 2001-08-16 | 2006-07-04 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Anti-cancer and wound healing compounds |
US7094754B2 (en) | 2001-08-16 | 2006-08-22 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Anti-aging and wound healing compounds |
US7148194B2 (en) | 2002-12-30 | 2006-12-12 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Method to increase fibronectin |
US7186693B2 (en) | 2001-08-16 | 2007-03-06 | Kimberly - Clark Worldwide, Inc. | Metalloproteinase inhibitors for wound healing |
US7189700B2 (en) | 2003-06-20 | 2007-03-13 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Anti-chrondrosarcoma compounds |
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GB9506466D0 (en) | 1994-08-26 | 1995-05-17 | Prolifix Ltd | Cell cycle regulated repressor and dna element |
CA2198462A1 (en) | 1994-08-26 | 1996-03-07 | Hans-Harald Sedlacek | Genetic therapy of diseases caused by the immune system, said therapy using a cell-specific active substance regulated by the cell cycle |
DE19605279A1 (de) | 1996-02-13 | 1997-08-14 | Hoechst Ag | Zielzellspezifische Vektoren für die Einschleusung von Genen in Zellen, Arzneimittel enthaltend derartige Vektoren und deren Verwendung |
DE19617851A1 (de) | 1996-05-03 | 1997-11-13 | Hoechst Ag | Nukleinsäurekonstrukte mit Genen kodierend für Transportsignale |
DE19639103A1 (de) * | 1996-09-24 | 1998-03-26 | Hoechst Ag | Nukleinsäurekonstrukte mit Hybridpromotoren für gentherapeutische Maßnahmen |
DE19651443A1 (de) | 1996-12-11 | 1998-06-18 | Hoechst Ag | Selbstverstärkende, pharmakologisch kontrollierbare Expressionssysteme |
DE19701141C1 (de) * | 1997-01-16 | 1998-04-09 | Hoechst Ag | Genkonstrukte für durch Proteasen aktivierbare Wirksubstanzen |
EP0860445A1 (en) | 1997-02-18 | 1998-08-26 | Hoechst Aktiengesellschaft | New nucleotide sequences for the cell cycle regulated expression of structural genes |
DE19751587A1 (de) | 1997-11-21 | 1999-07-29 | Hoechst Marion Roussel De Gmbh | Onkogen- oder virusgesteuerte Expressionssysteme |
DE19756975A1 (de) | 1997-12-20 | 1999-06-24 | Hoechst Marion Roussel De Gmbh | Bindungspartner für Inhibitoren von cyclinabhängigen Kinasen und ihre Verwendung zur Suche nach Inhibitoren, zur Diagnose oder zur Therapie einer Erkrankung |
CZ121599A3 (cs) * | 1998-04-09 | 1999-10-13 | Aventis Pharma Deutschland Gmbh | Jednořetězcová molekula vázající několik antigenů, způsob její přípravy a léčivo obsahující tuto molekulu |
DE19900743A1 (de) | 1999-01-12 | 2000-07-13 | Aventis Pharma Gmbh | Neue komplexbildende Proteine |
US20040248826A1 (en) * | 2003-06-03 | 2004-12-09 | Alberto Auricchio | Treatment of cancer by in vivo gene-transfer induced TIMP-3 expression |
US7943374B2 (en) * | 2005-08-21 | 2011-05-17 | Markus Hildinger | Super-size adeno-associated viral vector harboring a recombinant genome larger than 5.7 kb |
US20090074733A1 (en) * | 2005-12-09 | 2009-03-19 | Medin Jeffrey A | Thymidylate kinase mutants and uses thereof |
US20090068158A1 (en) * | 2005-12-09 | 2009-03-12 | Medin Jeffrey A | Thymidylate kinase mutants and uses thereof |
EP2514823B1 (en) | 2006-03-03 | 2018-05-02 | ProMIS Neurosciences Inc. | Methods and compositions to treat and detect misfolded-SOD1 mediated diseases |
CA2584494A1 (en) * | 2007-03-27 | 2008-09-27 | Jeffrey A. Medin | Vector encoding therapeutic polypeptide and safety elements to clear transduced cells |
ES2654303T3 (es) | 2007-05-04 | 2018-02-13 | University Health Network | Inmunoterapia de IL-12 contra el cáncer |
AU2008307643B9 (en) | 2007-09-28 | 2014-04-17 | Intrexon Corporation | Therapeutic gene-switch constructs and bioreactors for the expression of biotherapeutic molecules, and uses thereof |
US8568709B2 (en) | 2008-03-20 | 2013-10-29 | University Health Network | Thymidylate kinase fusions and uses thereof |
EP2920319B1 (en) | 2012-11-16 | 2020-02-19 | Poseida Therapeutics, Inc. | Site-specific enzymes and methods of use |
EP3929286A1 (en) | 2015-06-17 | 2021-12-29 | Poseida Therapeutics, Inc. | Compositions and methods for directing proteins to specific loci in the genome |
WO2019126578A1 (en) | 2017-12-20 | 2019-06-27 | Poseida Therapeutics, Inc. | Compositions and methods for directing proteins to specific loci in the genome |
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---|---|---|---|---|
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CA2198462A1 (en) * | 1994-08-26 | 1996-03-07 | Hans-Harald Sedlacek | Genetic therapy of diseases caused by the immune system, said therapy using a cell-specific active substance regulated by the cell cycle |
-
1995
- 1995-07-12 DE DE19524720A patent/DE19524720A1/de not_active Withdrawn
-
1996
- 1996-07-08 EP EP96110962A patent/EP0753580A3/de not_active Withdrawn
- 1996-07-11 CA CA002181022A patent/CA2181022A1/en not_active Abandoned
- 1996-07-11 JP JP8181760A patent/JPH0923889A/ja active Pending
- 1996-07-12 US US08/679,217 patent/US5854019A/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0753580A2 (de) | 1997-01-15 |
EP0753580A3 (de) | 1998-10-07 |
DE19524720A1 (de) | 1997-01-16 |
CA2181022A1 (en) | 1997-01-13 |
US5854019A (en) | 1998-12-29 |
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