JPH09238787A - 商品陳列具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の商品陳列棚への商品押し出しに簡便に
適用でき、商品押圧本体の戻し操作力を軽減でき、かつ
小型、軽量化と低コスト化を可能にする。 【解決手段】 紐状体３０を固定部材４０により陳列棚
９の前方端に固定し、商品押圧本体２０を陳列棚９の後
方端側へ移動して陳列棚９上にセットする。この後方移
動時じは一方向クラッチ８０が開放して減速手段７０が
リール５０から切り離され、商品押圧本体２０の後方移
動操作力は軽減される。商品押圧本体２０を陳列棚９上
にセットした時点ではロック手段９０が作動して、引き
出された紐状体３０がリール５０に巻取られないように
ロックする。また、ロック手段９０を解除すると、紐状
体３０が駆動手段６０でリール５０に巻取られ、商品押
圧本体２０と共に棚上の整列商品を後方から押圧する。
この時一方向クラッチ８０が入って減速手段７０が商品
押圧本体２０の移動を減速する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、陳列棚の棚上にそ
の前後方向に整列される陳列商品を自動的に前出しする
商品陳列具に関し、さらに詳しくは、陳列棚上の整列商
品を後方から押圧し、最前端の商品が取り出される毎に
棚上の整列商品を棚の前端側へ移動させることができる
商品陳列具に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、最前端の商品が取り出される毎に
整列商品を前方へ押し出す商品陳列台としては、実開平
６−３８７５３号公報に開示されたものが知られてい
る。この商品陳列台は、缶等の自立商品が整列載置され
るスライドレールと、このスライドレール上を摺動する
押し出し用板と、この押し出し用板を商品押し出し方向
に移動させる変動荷重型の板ばねからなる駆動手段と、
押し出し用板のスピードを制限するラックとピニオンか
ら構成されたスピード調整機と、押し出し用板が最も押
し戻された位置で係合と解除が交互に行われるチャッキ
ング手段から構成され、スライドレール上に整列載置さ
れた商品の最前端の商品が取り出される毎に整列商品
を、駆動手段から押し出し用板に作用する押圧力で前方
へ押し出すと同時に、その押圧力による商品の前方への
移動をスピード調整機により制限するようになってい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の商品陳列台では、スライドレール上に商品
を陳列補充するに際し、押し出し用板を後方へ移動させ
る時にもスピード調整機が機能して押し出し用板の移動
を規制してしまい、その結果、押し出し用板の戻し操作
が重くなり、その操作性が悪いという不具合がある。ま
た、スライドレールが必要なため、その分、商品陳列台
の構成部品数が多くなって商品陳列台のコストを増大さ
せるほか、商品陳列台が大型化し、商品陳列台の持ち運
び及び保管に支障を来す問題があった。

【０００４】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、既存の商品陳列棚への商品押し出しに
簡便に適用できるとともに、商品押圧本体の戻し操作力
を軽減でき、かつ小型、軽量化と低コスト化を可能にし
た商品陳列具を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項１に記載の発明は、陳列棚上に載置さ
れ、該陳列棚の前後方向に配列された商品を後方から押
圧する商品押圧本体と、前記商品押圧本体内に設けた固
定軸に回転可能に支持されたリールと、前記リールに巻
回され、巻き終り端が前記商品押圧本体の前面側に引き
出される紐状体と、前記紐状体の引き出し端を前記陳列
棚の前方部に固定する固定部材と、前記リールを回転し
て前記紐状体を巻取ることにより前記商品押圧本体を前
記陳列棚の前端側へ移動させる駆動手段とを備えてなる
ものである。本発明の請求項２に記載の発明は、前記押
圧本体に装着され、前記リールの回転速度を調節する減
速手段を更に備えてなるものである。本発明の請求項３
に記載の発明は、前記引き出された紐状体が前記リール
に巻取られないように該リールをロックする解除可能な
ロック手段を更に備えてなるものである。本発明の請求
項４に記載の発明は、前記リールと前記減速手段間に、
前記駆動手段により前記リールが紐状体巻取り方向に回
転される時にリールと減速手段間を結合し、前記リール
が紐状体引き出し方向に回転される時にリールと減速手
段間の結合を開放する一方向クラッチを設けたことを特
徴とする。本発明の請求項５に記載の発明は、前記商品
押圧本体の前記陳列棚との接触下面に、前記陳列棚との
摩擦抵抗を低減する部材を設けたことを特徴とする。本
発明の請求項６に記載の発明は、前記固定部材は、前記
商品押圧本体により陳列棚上を前方へ移動される商品の
倒れを防止するストッパを有することを特徴とする。本
発明の請求項７に記載の発明は、前記商品押圧本体の前
面下端に、袋物等の自立性のない商品を商品押圧本体に
立て掛け状態に保持するための複数の突条を有する商品
載置部を前方へ水平に突設したことを特徴とする。

【０００６】本発明においては、紐状体の引き出し端を
固定部材により陳列棚の前方端に固定し、この状態で商
品押圧本体を陳列棚の後方端側へ移動して陳列棚上にセ
ットする。この後方移動時は、一方向クラッチが開放し
て減速手段がリールから切り離されるため、商品押圧本
体の後方移動操作力は軽減される。そして、商品押圧本
体を陳列棚上にセットした時点ではロック手段が作動し
て、引き出された紐状体が駆動手段でリールに巻取られ
ないようにリールをロックする。これにより、商品押圧
本体を陳列棚上の任意の位置にセットできる。また、ロ
ック手段を解除することにより、引き出された紐状体が
駆動手段でリールに巻取られるから、商品押圧本体の前
面側に位置して棚上に整列された商品は商品押圧本体に
より後方から押圧され、最前端の商品を取り出す毎に棚
上の整列商品は棚の前方端側へ自動的に移動される。こ
の時、一方向クラッチが入って減速手段がリールに結合
されるから、商品押圧本体の移動は減速され、整列商品
をゆっくり移動させることになる。そして、商品陳列具
を、リール，駆動手段，減速手段，クラッチ等を内蔵し
た商品陳列本体と、紐状体及び固定部材で構成すること
により、商品陳列具の小型、軽量化及び低コスト化が可
能になる。

【０００７】また、本発明においては、商品押圧本体の
陳列棚との接触下面に低摩擦部材を設けることにより、
陳列棚との摩擦抵抗が軽減され、商品押圧本体の陳列棚
上での移動をスムーズにするとともに、駆動手段の駆動
力の低減及び小型化が可能になる。また、本発明におい
ては、固定部材にストッパを設けることにより、商品押
圧本体で陳列棚上を前方へ移動される商品の倒れを防止
できる。また、本発明においては、商品押圧本体の前面
下端に複数の突条を設けることにより、この突条に袋物
等の自立性のない商品の下端を係合することで、これら
袋物商品の自動前出しが可能になる。

【０００８】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
１〜図６を参照して説明する。図１は本発明の実施の形
態における商品陳列具の全体構成を示す側面図、図２は
図１の矢印Ａ方向から見た正面図、図３は図２の矢印Ｂ
−Ｂに沿う断面図、図４は図３のＣ−Ｃ線に沿う断面
図、図５は本発明の実施の形態における一方クラッチの
構成を示す説明図、図６は本発明の実施の形態における
ロック手段の構成を示す説明図である。

【０００９】図１〜図４において、商品陳列具１０は、
商品押圧本体２０，紐状体３０，固定部材４０及び商品
押圧本体２０に設けたリール５０，駆動手段６０，減速
手段７０，一方向クラッチ８０，ロック手段９０を備え
る。商品押圧本体２０は、商品陳列棚９上に載置される
もので、矩形状の基板２０１と、この基板２０１上の一
端側に形成した匣体２０２と、この匣体２０２の前面に
一体に形成した商品立て掛け用の傾斜板２０３と、基板
２０１上の一端側に形成され、袋物等の自立性のない商
品の下端縁を係合することで該商品を傾斜板２０３に立
て掛け状態に保持するための複数の突条２０４を有し、
さらに、基板２０１の下面四隅部には、陳列棚９との摩
擦抵抗を低減する凸状の摩擦軽減用の部材２０５が一体
に形成されている。

【００１０】商品押圧本体２０の匣体２０２内には、水
平方向に伸びる円筒部２０６が形成されており、この円
筒部２０６の軸心には固定軸２０７が水平にして匣体２
０２に固定され、この固定軸２０７にはリール５０の軸
心部が回転可能に支持されている。リール５０の外周に
は、たこ糸等の紐，てんぐす，スチールワイヤ，樹脂製
ベルト，ゴムベルト等から選ばれる紐状体３０が巻回さ
れ、この紐状体３０の巻き終り端部は円筒部２０６の下
端開口２０６Ａから基板２０１の下面側へ引き出される
とともに、この引き出し部は、基板２０１に下端開口２
０６Ａから先端に向けて形成した案内路２０８を通して
基板２０１の先端から外方に引き出され、その引き出し
端は固定部材４０に連結されている。また、リール５０
の内側には、リール５０を紐状体３０の巻取り方向に回
転力を付与するための駆動手段６０を構成する定荷重型
の板状巻ばね６０１が装着され、この板状巻ばね６０１
の中心側端は固定軸２０７に固定され、その外周側端は
リール５０の内周壁面に固定されている。

【００１１】固定部材４０は、商品陳列棚９の前端縁に
形成した溝部９１に係脱可能に係合する係合部４０１を
有し、さらに商品押圧本体２０側へ傾斜して基板２０１
より上方へ突出するストッパ４０２を備え、このストッ
パ４０２は、商品押圧本体２０により陳列棚９上を前方
へ移動される商品の倒れを防止する。

【００１２】減速手段７０は、リール５０が板状巻ばね
６０１の弾性復元力で回転することにより紐状体３０が
リール５０に巻取られることで商品押圧本体２０が陳列
棚９に前方端側へ移動される時に商品押圧本体２０の移
動速度を抑制するもので、流動抵抗の高いオイル等の封
入液体内で翼等を回転することによりダンパ効果を発揮
させるオイルダンパから構成され、この減速手段７０は
リール５０に近接して匣体２０１に装着されている。

【００１３】また、リール５０と減速手段７０間は、リ
ール５０の一側端に同軸に固定した大歯車７０１と、こ
の大歯車７０１と噛合し、減速手段７０の回転軸に取り
付けた小歯車７０２とからなる歯車列を介して連結され
ている。そして、小歯車７０２と減速手段７０の回転軸
７０３間には一方向クラッチ８０が設けられている。上
記一方向クラッチ８０は、図５に示すように、減速手段
７０の回転軸７０３に回転可能に嵌合する小歯車７０２
の内周に鋸歯状の凹凸部８０１を形成し、この凹凸部８
０１の凹部分にばね８０２により付勢される硬球８０３
を配置し、リール５０が板状巻ばね６０１の弾性復元力
で紐状体巻取り方向に回転される時に硬球８０３により
小歯車７０２と回転軸７０３間を結合して減速手段７０
の減速機能が発揮されるようにし、また、リール５０が
紐状体繰り出し方向に回転された時は硬球８０３による
小歯車７０２と回転軸７０３間の結合を開放するように
して減速手段７０の減速機能がリール５０に作用されな
いようになっている。

【００１４】ロック手段９０は、引き出された紐状体３
０がリール５０に巻取られないようにリール５０をロッ
クするもので、図６に示すように、リール５０の外周に
形成したラチエット歯車９０１と、このラチエット歯車
９０１に係脱されるラチエット爪９０２と、このラチエ
ット爪９０２を匣体２０１の外部から係脱操作する操作
部材９０３とから構成される。

【００１５】このように構成された商品陳列具１０を陳
列棚９にセットする場合は、紐状体３０の引き出し端を
連結した固定部材４０の係合部４０１を商品陳列棚９の
溝部９１に係脱可能に係合することにより陳列棚９の前
方端に固定し、この状態で商品押圧本体２０を陳列棚９
の後方端側へ移動して陳列棚９上にセットする。この後
方移動時は、一方向クラッチ８０が開放して減速手段７
０の回転軸と歯車列が切り離され、リール５０の紐状体
繰り出し方向回転に対し減速手段７０の減速機能は作用
しない、このため、商品押圧本体２０の後方移動操作力
は軽くなる。そして、商品押圧本体２０を所定量、陳列
棚９の後方端側へ移動した時点ではロック手段９０の操
作部材９０３を操作してラチエット爪９０２をラチエッ
ト爪９０２に係合し、引き出された紐状体３０が駆動手
段６０である板状巻ばね６０１でリール５０に巻取られ
ないようにリール５０をロックする。これにより、商品
押圧本体２０を陳列棚９上の任意の位置にセットでき
る。また、ロック手段９０の操作部材９０３を操作して
ラチエット爪９０２をラチエット爪９０２から外すこと
により、引き出された紐状体３０は駆動手段６０である
板状巻ばね６０１の弾性復元力で回転されるリール５０
に巻取られるから、商品押圧本体２０の前面側に位置し
て陳列棚９上に整列された商品は商品押圧本体２０によ
り後方から押圧される。そして、最前端の商品を取り出
す毎に陳列棚９上の整列商品は棚の前方端側へ自動的に
移動される。この時、一方向クラッチ８０が入っている
ため、減速手段７０とリール５０は結合され、減速手段
７０の減速機能が作用して商品押圧本体２０の移動を減
速する。これにより、陳列棚９上の整列商品はゆっくり
移動されることになる。

【００１６】このような本実施の形態によれば、商品陳
列具１０は、リール５０，駆動手段６０，減速手段７
０，一方向クラッチ８０及びロック手段９０等を内蔵し
た商品押圧本体２０と、紐状体３０及び固定部材４０で
構成されるから、商品陳列具の小型、軽量化及び低コス
ト化が可能になり、しかも、既存の商品陳列棚への商品
押し出しに簡便に適用することができる。特にロック手
段９０を設けることにより、一方に手で商品押圧本体２
０棚９の後方端側に保持したり、保持部材を棚９に設け
る必要がなくなり、商品押圧本体２０を任意の位置に保
持できるとともに、棚９上に商品を並べる時に、両方の
手で行うことができ、商品の補充及び陳列作業が容易に
なる。

【００１７】また、本実施の形態によれば、商品押圧本
体２０の陳列棚９との接触下面に低摩擦部材２０５を設
けることにより、陳列棚９との摩擦抵抗が軽減され、商
品押圧本体２０の陳列棚９上での移動がスムーズにな
り、駆動手段６０の駆動力の低減及び小型化が可能にな
る。さらに、本実施の形態によれば、固定部材４０にス
トッパ４０２を設けることにより、商品押圧本体２０で
陳列棚９上を前方へ移動される商品の倒れを防止でき
る。また、本実施の形態によれば、商品押圧本体の前面
下端に複数の突条２０４を設けることにより、この突条
に袋物等の自立性のない商品の下端を係合することで、
これら袋物商品の自動前出しが可能になる。

【００１８】なお、上記実施の形態では、駆動手段６０
を定荷重型の板状巻ばね６０１で構成する場合について
説明したが、本発明はこれに限定されず、コイル状巻い
たトーションタイプの巻ばね、ゴムあるいはモータ等を
用いることができる。また、上記実施の形態では、減速
手段７０をオイルダンパで構成する場合について説明し
たが、これに限らず、風車とギヤ列とを組み合わせたも
の、またはリール側に摩擦輪を設け、この摩擦輪に摩擦
部材を接触させて、両者の摩擦抵抗を利用する方式のも
の等を用いることができる。また、上記実施の形態で
は、ロック手段９０をラチエット歯車９０１と、このラ
チエット歯車９０１に係脱されるラチエット爪９０２、
及びこのラチエット爪９０２を係脱操作する操作部材９
０３とから構成した場合について説明したが、本発明は
これに限らず、例えば商品押圧本体２０の基板２０１に
形成した紐状体案内路２０８の出口部分に、紐状体３０
が係脱可能に引っ掛けられる挟持部を設け、この挟持部
に引き出された紐状体３０を引っ掛けることにより、上
記実施の形態を同様な作用効果が得られる。また、ロッ
ク手段９０をタイマ等により一定時間後にロック解除で
きる構成にすれば、その操作性が改善される。

【００１９】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
商品陳列具によれば、紐状体の引き出し端を固定部材に
より陳列棚の前方端に固定し、この状態で商品押圧本体
を陳列棚の後方端側へ移動して陳列棚上にセットし、こ
の後方移動時は、一方向クラッチが開放して減速手段が
リールから切り離されることにより、商品押圧本体の後
方移動操作力が軽減され、そして、商品押圧本体を陳列
棚上にセットした時点ではロック手段を作動させること
により、引き出された紐状体が駆動手段でリールに巻取
られないようにリールをロックし、また、ロック手段を
解除することにより、引き出された紐状体を駆動手段で
リールに巻取ることで、商品押圧本体の前面側に位置し
て棚上に整列された商品を商品押圧本体により後方から
押圧し、最前端の商品を取り出す毎に棚上の整列商品は
棚の前方端側へ自動的に移動させ、この時、一方向クラ
ッチが入ることで減速手段をリールと結合状態にして、
商品押圧本体の移動を減速する構成にしたから、整列商
品を棚上でゆっくり移動させることができるとともに、
商品陳列具を、リール，駆動手段，減速手段，クラッチ
等を内蔵した商品陳列本体と、紐状体及び固定部材で構
成することにより、商品陳列具の小型、軽量化及び低コ
スト化が可能になり、しかも、既存の商品陳列棚への商
品押し出しに簡便に適用することができる。

【００２０】また、本発明によれば、商品押圧本体の陳
列棚との接触下面に低摩擦部材を設けることにより、陳
列棚との摩擦抵抗が軽減され、商品押圧本体の陳列棚上
での移動をスムーズにするとともに、駆動手段の駆動力
の低減及び小型化が可能になる。また、本発明によれ
ば、固定部材にストッパを設けることにより、商品押圧
本体で陳列棚上を前方へ移動される商品の倒れを防止で
きる。さらに、本発明によれば、商品押圧本体の前面下
端に複数の突条を設けることにより、この突条に袋物等
の自立性のない商品の下端を係合することで、これら袋
物商品の自動前出しが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態における商品陳列具の全体
構成を示す側面図である。

【図２】図１の矢印Ａ方向から見た正面図である。

【図３】図２の矢印Ｂ−Ｂに沿う断面図である。

【図４】図３のＣ−Ｃ線に沿う断面図である。

【図５】本発明の実施の形態における一方クラッチの構
成を示す説明図である。

【図６】本発明の実施の形態におけるロック手段の構成
を示す説明図である。

【符号の説明】

９ 陳列棚 １０ 商品陳列具 ２０ 商品押圧本体 ３０ 紐状体 ４０ 固定部材 ５０ リール ６０ 駆動手段 ７０ 減速手段 ８０ 一方向クラッチ ９０ ロック手段 ２０４ 突条 ２０５ 摩擦軽減用部材 ４０２ ストッパ ６０１ 板状巻ばね

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 陳列棚上に載置され、該陳列棚の前後方
   向に配列された商品を後方から押圧する商品押圧本体
   と、 前記商品押圧本体内に設けた固定軸に回転可能に支持さ
   れたリールと、 前記リールに巻回され、巻き終り端が前記商品押圧本体
   の前面側に引き出される紐状体と、 前記紐状体の引き出し端を前記陳列棚の前方部に固定す
   る固定部材と、 前記リールを回転して前記紐状体を巻取ることにより前
   記商品押圧本体を前記陳列棚の前端側へ移動させる駆動
   手段と、 を備えてなる商品陳列具。
2. 【請求項２】 前記押圧本体に装着され、前記リールの
   回転速度を調節する減速手段を更に備えてなる請求項１
   記載の商品陳列具。
3. 【請求項３】 前記引き出された紐状体が前記リールに
   巻取られないように該リールをロックする解除可能なロ
   ック手段を更に備えてなる請求項１記載の商品陳列具。
4. 【請求項４】 前記リールと前記減速手段間に、前記駆
   動手段により前記リールが紐状体巻取り方向に回転され
   る時にリールと減速手段間を結合し、前記リールが紐状
   体引き出し方向に回転される時にリールと減速手段間の
   結合を開放する一方向クラッチを設けたことを特徴とす
   る請求項１または２記載の商品陳列具。
5. 【請求項５】 前記商品押圧本体の前記陳列棚との接触
   下面に、前記陳列棚との摩擦抵抗を低減する部材を設け
   たことを特徴とする請求項１記載の商品陳列具。
6. 【請求項６】 前記固定部材は、前記商品押圧本体によ
   り陳列棚上を前方へ移動される商品の倒れを防止するス
   トッパを有することを特徴とする請求項１記載の商品陳
   列具。
7. 【請求項７】 前記商品押圧本体の前面下端に、袋物等
   の自立性のない商品を商品押圧本体に立て掛け状態に保
   持するための複数の突条を有する商品載置部を前方へ水
   平に突設したことを特徴とする請求項１記載の商品陳列
   具。