JPH09238644A - 醤油粕の脱塩方法およびシステム - Google Patents

醤油粕の脱塩方法およびシステム

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JPH09238644A
JPH09238644A JP8048504A JP4850496A JPH09238644A JP H09238644 A JPH09238644 A JP H09238644A JP 8048504 A JP8048504 A JP 8048504A JP 4850496 A JP4850496 A JP 4850496A JP H09238644 A JPH09238644 A JP H09238644A
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sauce cake
extraction container
water
cake
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JP8048504A
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Shigenori Hasui
重徳 蓮井
Takamitsu Tadano
貴光 只野
Fumio Shirai
文夫 白井
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Shikoku Instrumentation Co Ltd
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Shikoku Instrumentation Co Ltd
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    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/80Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
    • Y02P60/87Re-use of by-products of food processing for fodder production

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  • Soy Sauces And Products Related Thereto (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量の醤油粕から塩分を除く作業を自動的に
行うことができる、醤油粕の脱塩方法および醤油粕の脱
塩システムを提供する。 【解決手段】 投入口を上部に備え、開閉可能な底部を
備え、かつ、液体を通すための排出弁を底部に備える抽
出容器32と、醤油粕を粉砕する粉砕装置1と、粉砕装
置1で粉砕した醤油粕を、投入口から抽出容器32に入
れる投入装置2と、抽出容器32に水を注ぐ給水装置4
と、投入装置2が醤油粕の投入を終了すると、排出弁を
開いたまま給水装置4を駆動して、抽出容器32に水を
注ぐ第1制御と、底部を開いて、醤油粕を排出する第2
制御とをする制御装置8とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、醤油粕から塩分
を除くための、醤油粕の脱塩方法および醤油粕の脱塩シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】醤油粕は、醤油の製造工程で発生する副
産物である。醤油粕は、多量の窒素やアミノ酸を含むの
で、肥料や飼料に適している。しかし、醤油粕は、窒素
やアミノ酸と共に塩分を多量に含むので、肥料や飼料と
しての利用範囲が限られてしまう。そこで、醤油粕から
塩分を取り除く脱塩方法がある。
【0003】この脱塩方法では、醤油粕に水や温水を加
えて、醤油粕の溶液を生成する。これにより、醤油粕中
の塩分が水や温水に溶ける。この後、溶液から醤油粕を
分離して、脱塩をした醤油粕を得る。このような醤油粕
の処理方法が特開昭63−219350号公報に示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、先に述べ
た、従来の処理方法では、例えば醤油粕に水や温水を加
える作業や、溶液から醤油粕を分離する作業に、人手を
必要とする。一方、「もろみ」から醤油を分離したとき
に、醤油粕が大量に生じる。このために、従来の処理方
法で大量の醤油粕を処理するためには、多くの人手と時
間を必要とする。
【0005】この発明の目的は、このような欠点を除
き、大量の醤油粕から塩分を除く作業を自動的に行うこ
とができる、醤油粕の脱塩方法および醤油粕の脱塩シス
テムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、請求項1の発明は、投入口を上部に備え、開閉可能
な底部を備え、かつ、液体を通すための排出弁を底部に
備える抽出容器を用いて、醤油粕から塩分を除く醤油粕
の脱塩方法であって、醤油粕を粉砕する第1処理と、第
1処理で粉砕した醤油粕を投入口から抽出容器に入れる
第2処理と、第2処理で抽出容器に入れた醤油粕に、排
出弁を開にしたまま水を注ぐ第3処理と、抽出容器内の
液を排出する第4処理と、第4処理が終了すると、底部
を開いて、醤油粕を排出する第5処理とを含むことを特
徴とする。
【0007】請求項2の発明は、投入口を上部に備え、
開閉可能な底部を備え、かつ、液体を通すための排出弁
を底部に備える抽出容器を用いて、醤油粕から塩分を除
く醤油粕の脱塩方法であって、醤油粕を粉砕する第1処
理と、第1処理で粉砕した醤油粕を、投入口から抽出容
器に入れる第2処理と、第2処理で抽出容器に入れた醤
油粕に水を注ぐ第3処理と、第3処理を施した醤油粕
を、設定時間だけ放置して、醤油粕を水に浸す第4処理
と、第4処理が終了すると、排出弁を開にして、抽出容
器内の液を排出する第5処理と、第5処理が終了する
と、底部を開いて、醤油粕を排出する第6処理とを含む
ことを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、投入口を上部に備え、
開閉可能な底部を備え、かつ、液体を通すための排出弁
を底部に備える抽出容器と、醤油粕を粉砕する粉砕装置
と、粉砕装置で粉砕した醤油粕を、投入口から抽出容器
に入れる投入装置と、抽出容器に水を注ぐ給水装置と、
投入装置が醤油粕の投入を終了すると、排出弁を開いた
まま給水装置を駆動して、抽出容器に水を注ぐ第1制御
と、底部を開いて、醤油粕を排出する第2制御とをする
制御装置とを備える。
【0009】請求項4の発明は、投入口を上部に備え、
開閉可能な底部を備え、かつ、液体を通すための排出弁
を底部に備える抽出容器と、醤油粕を粉砕する粉砕装置
と、粉砕装置で粉砕した醤油粕を、投入口から抽出容器
に入れる投入装置と、抽出容器に水を注ぐ給水装置と、
投入装置が醤油粕の投入を終了すると、給水装置を駆動
して、抽出容器に水を注ぐ第1制御と、設定時間の経過
後に抽出容器の排出弁から水が抜かれた後、底部を開い
て、醤油粕を排出する第2制御とをする制御装置とを備
える。
【0010】請求項5の発明は、請求項3または4記載
の醤油粕の脱塩システムにおいて、抽出容器は、底部を
含む下部に、空気を抜くための空気抜き部を備えること
を特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を、
図面を用いて説明する。
【0012】図1は、この発明の実施の形態に係る、醤
油粕の脱塩システム(以下、脱塩システムと記す)の基
本構成図である。この醤油粕の脱塩システムは、粉砕装
置1と、投入装置2と、処理装置3と、給水装置4と、
後述する排水装置5と、加圧装置6と、洗浄装置7と、
制御装置8とを備える。
【0013】次に、これらの装置の構成を述べる。
【0014】(1)粉砕装置1の構成 脱塩システムの粉砕装置1は、投入ホッパー11と、粉
砕部12と、台部13とを備える。
【0015】粉砕装置1の台部13は、粉砕部12を置
くためのものである。
【0016】粉砕装置1の投入ホッパー11は、醤油粕
を入れるための投入口11Aを備える。投入ホッパー1
1は、投入口11Aに投入された醤油粕を、粉砕部12
に排出する。
【0017】粉砕装置1の粉砕部12は、投入ホッパー
11を通ってきた醤油粕を細かく砕く。粉砕部12は、
砕いた醤油粕を排出口12Aから投入装置2に排出す
る。
【0018】このような粉砕装置1は、水の浸透速度が
遅い醤油粕を粉砕して、水の浸透速度を速くするための
ものである。
【0019】(2)投入装置2の構成 脱塩システムの投入装置2は、コンベア21と投入部2
2を備える。
【0020】投入装置2のコンベア21は、投入口21
Aを備える。
【0021】コンベア21の投入口21Aには、粉砕部
12の排出口12Aから排出された醤油粕が投入され
る。コンベア21は、投入された醤油粕を投入部22に
搬送する。
【0022】投入装置2の投入部22は、コンベア21
から醤油粕を受け取ると、この醤油粕を処理装置3に排
出する。そして、投入部22は、制御装置8から投入終
了を示す指示信号を受け取ると、醤油粕の投入を止め
る。
【0023】(3)処理装置3の構成 脱塩システムの処理装置3は、回転部31と、6本の抽
出容器32を備える。
【0024】a.処理装置3の回転部31の構成 処理装置3の回転部31は、図2に示すように、回転台
311を備える。
【0025】回転部31の回転台311は、これを保持
すると共に、回転台311の回転を補助する支持柱31
2で支えられている。回転台311の回転の補助は、支
持柱312の先端に、回転可能に取り付けられているロ
ーラ313によって行われる。回転台311は、その中
心に回転軸314を備え、この回転軸314で回転す
る。回転軸314は、駆動機315に接続されている。
【0026】駆動機315は、制御装置8の制御によ
り、60度毎に回転台311を回転させる。
【0027】b.処理装置3の抽出容器32の構成 処理装置3の抽出容器32は、回転台311に設置され
ている。抽出容器32は、図3に示すように、60度毎
に回転台311に配置されている。抽出容器32は、回
転台311が静止したとき、静止位置a〜静止位置fで
それぞれ止まるように、回転台311に設置されてい
る。そして、抽出容器32が静止位置aに止まっている
とき、投入装置2の投入部22の真下に位置するよう
に、各抽出容器32は、回転台311に配置されてい
る。
【0028】抽出容器32は、図4に示すように、両端
が開放されている円筒321を備える。この円筒321
の下側が回転台311に設置されている。
【0029】抽出容器32は、円筒321の下端部に底
板322を備える。底板322には、抽出容器32の中
心の位置に、かつ、抽出容器32の長手方向に、底板3
22を貫通する排出孔322Aが空けられている。底板
322には、アーム323の一端が接続されている。ア
ーム323の他端には、ローラ325が回転可能に設置
されている。
【0030】抽出容器32は、支持柱324を備える。
支持柱324の一端が回転台311の下面に設置され、
他端には、L字状のアーム323が保持されている。ア
ーム323は、支持柱324の回転軸324Aを中心に
して、回転可能に保持されている。さらに、底板322
と円筒321の間には、スプリング326が配置されて
いる。スプリング326の張力により、底板322は、
円筒321の下側の開口を常時ふさぐことになる。
【0031】これらの底板322、アーム323、支持
柱324、ローラ325、スプリング326により、抽
出容器32の底部が構成される。
【0032】(4)給水装置4の構成 給水装置4は、抽出容器32が静止位置aにあるとき、
抽出容器32の上側に、図5に示しように、投入具41
と、給水器42と、開閉弁43と、センサ44とを備え
る。また、給水装置4は、抽出容器32の下側に、図6
に示すように、止水具45と、エアシリンダ46と、空
気抜き具47とを備える。
【0033】給水装置4の投入具41は、投入装置2の
投入部22から落下してくる醤油粕を、抽出容器32の
上側の開口に入れるためのものである。
【0034】給水装置4の給水器42は、中空のパイプ
を円形状に曲げて、投入具41の外壁に設置したもので
ある。給水器42には、水を供給するホース43Aが、
開閉弁43を経由して設置されている。給水器42の下
側には、排出孔42Aが空けられている。この排出孔4
2Aは、ホース43Aから給水器42に供給された水
を、抽出容器32内に流す。給水器42は、脱塩システ
ムのきょう体に、アーム42Bで支えられている。
【0035】給水装置4の開閉弁43は、制御装置8の
制御で開閉する。
【0036】給水装置4のセンサ44は、給水器42に
設置されている。センサ44は、抽出容器32内に超音
波を送信する。また、センサ44は、抽出容器32内か
ら反射してくる超音波を受信する。これにより、抽出容
器32の深さ、つまり、投入装置2の投入部22から落
下してくる醤油粕の堆積量を調べる。そして、センサ4
4は、所定量の醤油粕が抽出容器32に投入されたこと
を検出すると、検出信号を制御装置8に送る。
【0037】このような醤油粕の堆積量を調べる装置と
して、次のものでもよい。つまり、抽出容器32の円筒
321に透明な容器を用い、この容器の横方向に発光素
子を配置して、光を当てる。そして、容器を挟んで、発
光素子と向かい合う位置に、受光素子を配置し、光が遮
られたとき、所定量の醤油粕が堆積したことを検出す
る。このようにして、光により醤油粕の量を検出しても
よい。
【0038】給水装置4の止水具45は、厚手の円板で
ある。止水具45の下部は、エアシリンダ46のピスト
ン46Aに取り付けられている。止水具45の内部に
は、底板322の排出孔322Aと向かい合うように、
空気抜き孔45Aが空けられている。空気抜き孔45A
はL字状であり、その端部は止水具45の側壁まで貫通
している。
【0039】給水装置4の空気抜き具47は、ホース4
7Aと、柱47Bと、支持具47Cとを備える。ホース
47Aの一端が空気抜き孔45Aに接続され、他端が抽
出容器32の上側に位置されている。ホース47Aは、
支持具47Cを介して、柱47Bで支えられている。
【0040】給水装置4のエアシリンダ46は、制御装
置8の制御でピストン46Aを上下させる。ピストン4
6Aが上側に移動したとき、止水具45が底板322と
密着し、また、ピストン46Aが下側に移動したとき、
止水具45が底板322から離れる。
【0041】この実施の形態では、空気抜き部は、底板
322の排出孔322Aと、止水具45の空気抜き孔4
5Aと、空気抜き具47とで構成される。また、排出弁
は、止水具45とエアシリンダ46で構成される。
【0042】このような構成の給水装置4は、次のよう
にして、抽出容器32に水を供給する。抽出容器32が
静止位置aに来ると、エアシリンダ46が止水具45を
押し上げて、止水具45を底板322に密着させる。こ
の後、醤油粕が投入具41から投入される。センサ44
が所定量の醤油粕を検出すると、制御装置8の制御によ
り、開閉弁43が開く。これにより、水がホース43A
から給水器42に流れ込む。さらに、水は、給水器42
の排出孔42Aから抽出容器32に落下する。このと
き、抽出容器32の底の部分に溜まっている空気は、止
水具45の空気抜き孔45Aとホース47Aを経由し
て、外に排出される。
【0043】(5)排水装置5の構成 排水装置5は、受け具51(図6)と、台部52(図
6)とを備える。
【0044】排水装置5の受け具51は、図7に示すよ
うに、C字形状をした容器である。受け具51には、孔
51Aが空けられている。孔51Aには、エアシリンダ
46のピストン46Aが貫通される。つまり、孔51A
は、静止位置aにある。また、C字形状の内側の各部分
が静止位置b,c,dに位置するように、受け具51が
置かれている。
【0045】これにより、抽出容器32の底板322が
受け具51に沿って移動するので、受け具51は、底板
322の排出孔322Aからの液体を、静止位置aから
静止位置dまでの間で受け取る。
【0046】静止位置aの付近には、排水孔51Cが空
けられている。排水孔51Cの下側には、抽出容器32
の排出孔322Aから排出される液体を蓄えるための受
け槽(図示を省略)が置かれる。
【0047】加圧装置5の台部52は、受け台51を置
くためのものである。
【0048】(6)加圧装置6の構成 加圧装置6は、抽出容器32が静止位置eにあるとき、
抽出容器32にエアを供給する。加圧装置6は、図8に
示すように、エアシリンダ61,64と、加圧器62
と、開閉弁63とを備える。
【0049】加圧装置6のエアシリンダ61は、制御装
置8により、抽出容器32の長手方向にピストン61A
を移動させる。ピストン61Aの先端には、加圧器62
が設置されている。
【0050】加圧装置6の加圧器62は、抽出容器32
に比べて大きな径の円筒形をしている。加圧器62の内
部は中空である。この中空部分には、開閉弁63を経由
して、エアがホース63Aから送り込まれる。加圧器6
2の下面、つまり、抽出容器32の開口と対向する面に
は、空気を出すための空気孔(図示を省略)が空けられ
ている。
【0051】開閉弁63は、制御装置8の制御により開
閉する。
【0052】エアシリンダ64は、抽出容器32のロー
ラ325の部分が来る設置されている。エアシリンダ6
4のピストン64Aの先端には、接触台64Bが設置さ
れている。静止位置eに静止している抽出容器32のロ
ーラ325が、接触台64Bに当たるように、エアシリ
ンダ64が設置されている。そして、エアシリンダ64
は、制御装置8の制御でピストン64Aを上下に動か
す。これにより、抽出容器32の底板322が開く。
【0053】このような構成の加圧装置6は、次のよう
にして、抽出容器32にエアを送り、醤油粕を排出す
る。抽出容器32が静止位置eにあるとき、エアシリン
ダ61は、制御装置8の制御により、加圧器62を降ろ
す。開閉弁63は、制御装置8の制御で開になり、エア
を加圧器62に送る。加圧器62は、空気孔からエアを
抽出容器32に送り込む。同時に、エアシリンダ64が
抽出容器32の底板322を開くので、抽出容器32内
の醤油粕が外に排出される。
【0054】(7)洗浄装置7の構成 洗浄装置7は、抽出容器32が静止位置fにあるとき、
抽出容器32に水を放出する。
【0055】洗浄装置7は、図9に示すように、上側に
エアシリンダ71と、散水器72と、開閉弁73とを備
え、図10に示すように、下側にエアシリンダ74を備
える。
【0056】洗浄装置7のエアシリンダ71は、制御装
置8により、ピストン71Aを上下方向に移動させる。
【0057】ピストン71Aの先端には、散水器72が
設置されている。
【0058】洗浄装置7の散水器72は、抽出容器32
に比べて小さな径の円筒形をしている。散水器72の内
部は中空である。この中空部分には、開閉弁73を経由
して、水がホース73Aから送り込まれる。散水器72
の側壁には、水を放出する噴出孔72Aが空けられてい
る。
【0059】開閉弁73は、制御装置8の制御により開
閉する。
【0060】エアシリンダ74は、抽出容器32のロー
ラ325の部分が来る設置されている。エアシリンダ7
4のピストン74Aの先端には、接触台74Bが設置さ
れている。静止位置fに静止している抽出容器32のロ
ーラ325が、接触台74Bに当たるように、エアシリ
ンダ74は、設置されている。そして、エアシリンダ7
4は、制御装置8の制御でピストン74Aを上下に動か
す。これにより、抽出容器32の底板322が開く。
【0061】このような構成の洗浄装置7は、次のよう
にして、抽出容器32を洗浄する。抽出容器32が静止
位置fにあるとき、制御装置8の制御で、エアシリンダ
74が抽出容器32の底板322を開く。同時に、エア
シリンダ71は、制御装置8の制御で散水器72を降ろ
す。開閉弁73は、制御装置8の制御で開になり、水を
散水器72に送る。散水器72は、噴出孔72Aから水
を抽出容器32の内壁に向けて放出し、内壁に付着する
醤油粕を流す。
【0062】このようにして、洗浄装置7は、抽出容器
32を洗浄する。
【0063】(8)制御装置8の構成 制御装置8は、次の制御をする。制御装置8は、制御開
始の指示を受け取ると、粉砕装置1を制御する。これに
より、粉砕装置1は、醤油粕を粉砕し、粉砕した醤油粕
を投入装置2に排出する。
【0064】醤油粕を投入装置2に排出した後、制御装
置8は、投入装置2を制御する。これにより、投入装置
2は、静止位置aの抽出容器32に醤油粕を排出する。
このとき、制御装置8は、給水装置4のセンサ44か
ら、所定量の醤油粕の投入を示す検出信号を受け取る
と、投入装置2に対して、投入終了を示す指示信号を送
る。
【0065】投入装置2を制御した後、制御装置8は、
給水装置4を制御する。これにより、給水装置4は、抽
出容器32に水を流し込む。この後、制御装置8は、あ
らかじめ決められた時間(以下、設定時間と記す)だ
け、静止位置aの抽出容器32を放置する。この結果、
醤油粕の塩分が水に溶けて、抽出液が抽出容器32内の
生成される。
【0066】設定時間が経過すると、制御装置8は、処
理装置3を制御して、静止位置aの抽出容器32を、静
止位置bに移動する。これにより、抽出容器32内の抽
出液が排出される。
【0067】抽出液の排出が終了すると、制御装置8
は、処理装置3を駆動する。これにより、処理装置3
は、抽出容器32を、静止位置b→静止位置c→静止位
置d→静止位置eの順に移す。
【0068】抽出容器32の移動が終了すると、制御装
置8は、加圧装置6を制御する。これにより、加圧装置
6は、抽出容器32を加圧して、抽出容器32内の醤油
粕を排出する。
【0069】醤油粕の排出が終了すると、制御装置8
は、処理装置3を制御する。これにより、処理装置3
は、抽出容器32を静止位置eから静止位置fに移動す
る。移動が終了すると、制御装置8は、洗浄装置7を制
御して、抽出容器32の内壁に付着する醤油粕を水で洗
い流す。
【0070】洗浄が終了すると、制御装置8は、処理装
置3を制御する。これにより、処理装置3は、静止位置
fの抽出容器32を静止位置aに移動する。
【0071】このように、制御装置8は、1つの抽出容
器32に対する一連の制御を終了する。そして、制御装
置8は、このような一連の制御を連続して行う。
【0072】以上が脱塩システムの構成である。次に、
この実施の形態の動作について説明する。
【0073】作業者が制御装置8を操作して、制御開始
の指示を入力する。これにより、制御装置8は、粉砕装
置1を制御する。この制御により、粉砕装置1の粉砕部
12は、投入ホッパー11からの醤油粕を粉砕し、粉砕
した醤油粕をコンベア21に排出する。
【0074】醤油粕の排出の後、制御装置8は、投入装
置2を制御する。投入装置2のコンベア21は、粉砕部
12からの醤油粕を投入部22に搬送する。投入部22
は、コンベア21から醤油粕を受け取ると、この醤油粕
を静止位置aの抽出容器32に排出する。このとき、制
御装置8は、給水装置4のセンサ44から、所定量の醤
油粕の投入を示す検出信号を受け取ると、投入装置2に
対して、投入終了を示す指示信号を送る。この信号を受
け取ると、投入部22は、醤油粕の投入を止める。
【0075】醤油粕の排出の後、制御装置8は、給水装
置4を制御する。給水装置4のエアシリンダ46は、止
水具45を抽出容器32の底板322に密着させる。こ
の後、給水装置4は、給水器42から抽出容器32に水
を流し込む。
【0076】このとき、醤油粕内に残る空気や、抽出容
器32の底の部分にある空気が、 底板322の排出孔322A→止水具45の空気抜き孔
45A→空気抜き具47のホース47A を通って、外に排出される。これにより、醤油粕と水と
が良好に混ざり合うことになる。
【0077】この後、制御装置8は、設定時間だけ、静
止位置aの抽出容器32を放置する。この結果、設定時
間の間に、醤油粕の塩分が抽出液に溶け出すので、塩分
を取り除いた醤油粕(以下、脱塩粕と記す)が、抽出容
器32に残る。
【0078】設定時間が経過すると、制御装置8は、給
水装置4のエアシリンダ46により、止水具45を下げ
る。この後、処理装置3を制御して、静止位置aの抽出
容器32を、静止位置bに移動する。これにより、抽出
液が排水装置5の受け具51に流れる。この結果、醤油
粕と抽出液が分離される。
【0079】抽出液の排出が終了すると、制御装置8
は、処理装置3を駆動する。処理装置3は、抽出容器3
2を、最終的に、静止位置eに移す。この移動の間、制
御装置8は、同じようにして、醤油粕の粉砕、投入およ
び抽出液の生成を、別の抽出容器32で行う。
【0080】抽出容器32の移動が終了すると、制御装
置8は、加圧装置6を制御する。加圧装置6のエアシリ
ンダ61が降りて、加圧器62を抽出容器32に密着さ
せる。同時に、エアシリンダ64が抽出容器32の底板
322を開く。
【0081】この後、加圧装置6の加圧器62が空気を
抽出容器32内に送り込む。これにより、抽出容器32
内の醤油粕が排出される。
【0082】醤油粕の排出が終了すると、制御装置8
は、処理装置3を制御する。処理装置3は、抽出容器3
2を静止位置eから静止位置fに移動する。
【0083】移動が終了すると、制御装置8は、洗浄装
置7を制御する。洗浄装置7のエアシリンダ71が降り
て、散水器72が抽出容器32内に移動する。同時に、
エアシリンダ74が抽出容器32の底板322を開く。
【0084】この後、散水器72は、水を抽出容器32
内に放出して、抽出容器32の内壁に付着する醤油粕を
洗い流す。洗浄が終了すると、制御装置8は、処理装置
3を制御し、静止位置fの抽出容器32を静止位置aに
移動する。
【0085】このようにして、この実施の形態により、
醤油粕から自動的に、塩分を除くことができる。例え
ば、内径が200[mm]の抽出容器32を用いた場
合、6[kg]の醤油粕に対して、24[kg]の水を
使用して、下記のような結果を得た。
【0086】
【表1】 この結果、醤油粕の7.5[%]の塩分を、0.4
[%]に減らすことができた。
【0087】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
により、水の浸透速度が遅い醤油粕から、容器を用いて
塩分を簡単に取り除くことができる。
【0088】請求項2の発明により、水の浸透速度が速
い醤油粕から、容器を用いて塩分を簡単に取り除くこと
ができる。
【0089】請求項3の発明により、水の浸透速度が遅
い醤油粕から、塩分を連続的に、かつ、自動的に取り除
くことができる。
【0090】請求項4の発明により、水の浸透速度が速
い醤油粕から、塩分を連続的に、かつ、自動的に取り除
くことができる。
【0091】請求項5の発明により、給水時および浸漬
時に、醤油粕内および容器下側の空気を、空気抜き部か
ら容器の外に逃がすことができるので、醤油粕を容器の
底から、密状態で積み重ねることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る醤油粕の脱塩シス
テムを示す基本構成図である。
【図2】回転台の一例を示す図である。
【図3】抽出容器の配置の一例を示す図である。
【図4】抽出容器の一例を示す図である。
【図5】給水装置の一例を示す図である。
【図6】給水装置の一例を示す図である。
【図7】排水装置の受け具を示す図である。
【図8】加圧装置の一例を示す図である。
【図9】洗浄装置の一例を示す図である。
【図10】洗浄装置のエアシリンダの一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 粉砕装置 11 投入ホッパー 12 粉砕部 13 台部 2 投入装置 21 コンベア 22 投入部 3 処理装置 31 回転部 32 抽出容器 4 給水装置 41 投入具 42 給水器 43 開閉弁 44 センサ 5 排水装置 51 受け具 52 台部 6 加圧装置 61,64 エアシリンダ 62 加圧器 63 開閉弁 7 洗浄装置 71,74 エアシリンダ 72 散水器 73 開閉弁 8 制御装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入口を上部に備え、開閉可能な底部を
    備え、かつ、液体を通すための排出弁を底部に備える抽
    出容器を用いて、醤油粕から塩分を除く醤油粕の脱塩方
    法であって、 醤油粕を粉砕する第1処理と、 第1処理で粉砕した醤油粕を投入口から抽出容器に入れ
    る第2処理と、 第2処理で抽出容器に入れた醤油粕に、排出弁を開にし
    たまま水を注ぐ第3処理と、 抽出容器内の液を排出する第4処理と、 第4処理が終了すると、底部を開いて、醤油粕を排出す
    る第5処理とを含むことを特徴とする、醤油粕の脱塩方
    法。
  2. 【請求項2】 投入口を上部に備え、開閉可能な底部を
    備え、かつ、液体を通すための排出弁を底部に備える抽
    出容器を用いて、醤油粕から塩分を除く醤油粕の脱塩方
    法であって、 醤油粕を粉砕する第1処理と、 第1処理で粉砕した醤油粕を、投入口から抽出容器に入
    れる第2処理と、 第2処理で抽出容器に入れた醤油粕に水を注ぐ第3処理
    と、 第3処理を施した醤油粕を、設定時間だけ放置して、醤
    油粕を水に浸す第4処理と、 第4処理が終了すると、排出弁を開にして、抽出容器内
    の液を排出する第5処理と、 第5処理が終了すると、底部を開いて、醤油粕を排出す
    る第6処理とを含むことを特徴とする、醤油粕の脱塩方
    法。
  3. 【請求項3】 投入口を上部に備え、開閉可能な底部を
    備え、かつ、液体を通すための排出弁を底部に備える抽
    出容器と、 醤油粕を粉砕する粉砕装置と、 粉砕装置で粉砕した醤油粕を、投入口から抽出容器に入
    れる投入装置と、 抽出容器に水を注ぐ給水装置と、 投入装置が醤油粕の投入を終了すると、排出弁を開いた
    まま給水装置を駆動して、抽出容器に水を注ぐ第1制御
    と、底部を開いて、醤油粕を排出する第2制御とをする
    制御装置とを備える、醤油粕の脱塩システム。
  4. 【請求項4】 投入口を上部に備え、開閉可能な底部を
    備え、かつ、液体を通すための排出弁を底部に備える抽
    出容器と、 醤油粕を粉砕する粉砕装置と、 粉砕装置で粉砕した醤油粕を、投入口から抽出容器に入
    れる投入装置と、 抽出容器に水を注ぐ給水装置と、 投入装置が醤油粕の投入を終了すると、給水装置を駆動
    して、抽出容器に水を注ぐ第1制御と、設定時間の経過
    後に抽出容器の排出弁から水が抜かれた後、底部を開い
    て、醤油粕を排出する第2制御とをする制御装置とを備
    える、醤油粕の脱塩システム。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の醤油粕の脱塩シ
    ステムにおいて、 抽出容器は、底部を含む下部に、空気を抜くための空気
    抜き部を備えることを特徴とする、醤油粕の脱塩システ
    ム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107307384A (zh) * 2017-07-26 2017-11-03 山东玉兔食品股份有限公司 一种自动化酱油淋油分阶段萃取工艺专用设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107307384A (zh) * 2017-07-26 2017-11-03 山东玉兔食品股份有限公司 一种自动化酱油淋油分阶段萃取工艺专用设备
CN107307384B (zh) * 2017-07-26 2020-07-17 山东玉兔食品股份有限公司 一种自动化酱油淋油分阶段萃取工艺专用设备

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