JPH09237428A - 二軸アクチュエータ及び光ディスク装置 - Google Patents

二軸アクチュエータ及び光ディスク装置

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JPH09237428A
JPH09237428A JP33592296A JP33592296A JPH09237428A JP H09237428 A JPH09237428 A JP H09237428A JP 33592296 A JP33592296 A JP 33592296A JP 33592296 A JP33592296 A JP 33592296A JP H09237428 A JPH09237428 A JP H09237428A
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JP
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tracking
optical
objective lens
lens holder
lens
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Application number
JP33592296A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kawamura
洋 川村
Takeshi Kubo
毅 久保
Takayasu Kanazawa
孝恭 金沢
Yutaka Sugawara
豊 菅原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により、何れの方式の光ディスク
であっても、対応する対物レンズに切換えることによっ
て、光ディスクの再生を正しく行うこと。 【解決手段】 支持軸32に沿って摺動可能に且つこの
支持軸の周りに回動可能に支持されていて、対物レンズ
26を保持するレンズホルダー33と、このレンズホル
ダーに取り付けられたフォーカシング用コイル34及び
トラッキング用コイル35と、これらにそれぞれ対向す
るフォーカシング用マグネット37及びトラッキング用
マグネット39とを備え、前記レンズホルダー33が、
支持軸32に対して同一円周上の異なる角度位置に、複
数個の異なる形式の光ディスクに対応した対物レンズ2
6a,26bを保持しており、さらに、トラッキング用
コイルとトラッキング用マグネットの相互作用により、
各対物レンズが光路中に挿入される中点位置に移動され
る構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式記録媒体、
例えば、コンパクトディスク(CD),CD−ROMや
光磁気ディスク等(以下「光ディスク」という)の情報
の記録及び/再生用の光学ピックアップにおける二軸ア
クチュエータ及び光ディスク装置に係り、特にディスク
フォーマットの異なる複数種類の光ディスクの再生が可
能であるようにした二軸アクチュエータ及び光ディスク
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク再生用の光学ピックア
ップは、例えば、発光手段としての半導体レーザ素子
と、半導体レーザ素子からの光を光ディスク上に照射す
る対物レンズと、この対物レンズを二軸方向に移動可能
に保持する二軸アクチュエータと、光ディスクからの戻
り光を検出する光検出器と、この光検出器の検出信号に
基づいて、二軸アクチュエータをフォーカシン方向及び
トラッキング方向に駆動制御するサーボ回路とから構成
されている。
【0003】ここで、二軸アクチュエータは、光ディス
クの信号記録面に対して垂直に延びる支持軸に対して、
軸方向に移動可能に且つ軸の周りに回動可能に支持され
たレンズホルダーと、レンズホルダーの上記支持軸から
偏心した位置で光軸が支持軸に平行に保持された単一の
対物レンズと、支持軸が取り付けられる二軸ベースとか
ら構成されている。さらに、二軸アクチュエータは、レ
ンズホルダーの円筒状の外周面に、フォーカシング用コ
イルが巻回されると共に、フォーカシング用コイルの外
面に、一対のトラッキング用コイルが取り付けられてい
る。これに対して、二軸ベース上には、マグネットが、
上記フォーカシング用コイル及びトラッキング用コイル
に対向するように配設されている。
【0004】このような構成の光学ピックアップによれ
ば、サーボ回路からのトラッキングサーボ及びフォーカ
スサーボにより駆動制御された駆動電圧が、各コイルに
対して供給されることにより、各コイルに発生する磁束
が、マグネットからの磁束と相互に作用する。そして、
このレンズホルダーが、支持軸の周りに回動すると共
に、この支持軸に沿って摺動することになる。これによ
り、レンズホルダーの回動中心から偏心して保持された
対物レンズは、レンズホルダーの回動により光ディスク
に対する接線方向に移動することにより、実質的にトラ
ッキング方向に関して適宜に移動される。さらに、レン
ズホルダーの摺動により対物レンズは軸方向に移動する
ことにより、フォーカシング方向に関して適宜に移動さ
れるようになっている。これにより、光ディスクに対し
て照射された光が、光ディスクの信号記録面に正確にス
ポットを形成することになる。そして、光ディスクによ
って反射された戻り光が、光検出器に入射し、この光検
出器からの検出信号に基づいて、光ディスクの再生信号
が検出されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ディスク
は、コンピュータの補助記憶装置,音声・画像情報のパ
ッケージメディアとして、記録密度を上げることによる
記録信号の高容量化が考えられている。そして、記録密
度を上げた場合、光ディスクへの信号の記録、及び/又
は読み出しを行うために、対物レンズの開口数NAを、
より大きくする方法が考えられる。しかし、開口数NA
を大きくすると、信号読み取り時における光ディスクの
傾きに対する許容範囲が減少してしまうという問題があ
る。
【0006】すなわち、光ディスクは、所定のディスク
基板厚(例えば、コンパクトディスク等の場合には、
1.2mm)の透明基板を介して、信号記録面が備えら
れているので、光学ピックアップの対物レンズの光軸に
対して光ディスクが傾いた場合には、波面収差が生じ
て、再生信号(RF信号)に悪影響が出てしまう。この
際、波面収差は、開口数NAの3乗とスキュー角θの約
1乗とディスクの基板厚に比例して発生する3次のコマ
収差に大きく依存する。ここで、低コストで大量生産さ
れたポリカーボネイト等から成るディスク基板厚が1.
2mmの透明基板を備えた光ディスクの場合には、スキ
ュー角θが例えばプラスマイナス0.5乃至プラスマイ
ナス1度であることが想定され、上述した波面収差によ
って、光学ピックアップから照射される光ビームに基づ
く光ディスクの信号記録面上の結像スポットが非対称に
なってしまう。その結果、記録信号間の符号間干渉が著
しく増加することになり、正確なRF信号の再生が行な
われ得なくなってしまう。
【0007】しかしながら、この3次のコマ収差が光デ
ィスクのディスク基板厚に比例することに着目して、光
ディスクのディスク基板厚を薄くし、例えば0.6mm
の透明基板を介して信号記録面を配するように構成する
ことにより、3次のコマ収差を半減させるようにするこ
とが可能であり、結果的に波面収差を減少することが可
能となる。そして、上述したように、光ディスクの高密
度化を実現するために、ディスクの透明基板厚を薄くし
た光ディスクを用いることは有効であるが、その場合、
光ディスクとして、ディスク構造の異なる二つの規格、
即ちディスクの透明基板厚が比較的厚い(例えば1.2
mm)のものと、ディスクの透明基板厚が比較的薄い
(例えば0.6mm)のものが混在することになる。そ
して、光ディスクの記録及び/又は再生を光ディスク装
置にあっては、上述した異なる構造をしたディスクに対
して、互換性を備えていることが要求されるものと考え
られる。
【0008】ところで、例えば対物レンズから光ディス
クの信号記録面までの間の収束光路中に厚さtの平行平
板が挿入されると、この厚さtと開口数NAに関して、
t×(NA)4乗 に比例する球面収差が発生するの
で、対物レンズは、この球面収差を打ち消すように設計
されている。ディスク基板厚が異なると、球面収差も異
なることから、一方のディスク構造規格、例えばディス
ク基板厚0.6mmの光ディスクに対応した開口数NA
である対物レンズを使用して、他方のディスク構造規
格、例えばディスク基板厚1.2mmのコンパクトディ
スク,追記型光ディスク,光磁気ディスク等の光ディス
クを再生しようとすると、ディスク基板厚の差Tによっ
て、予想外の4次の球面収差T×(NA)4乗 が発生
することになる。 そして、光学ピックアップが対応し得
るディスク基板の厚さの誤差の許容範囲を大幅に越える
ことになる。従って、光ディスクからの戻り光から、正
しく信号を検出することができないという問題があっ
た。
【0009】かくして、従来の二軸アクチュエータによ
っては、複数の異なる形式の光ディスクを再生すること
が困難であるという問題があった。
【0010】本発明は、以上の点に鑑み、何れの方式の
光ディスクであっても、対応する対物レンズに切換える
ことによって光ディスクの再生が正しく行われるように
した、二軸アクチュエータ及び光ディスク装置を提供す
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、支持軸に沿って摺動可能に且つこの支持軸の周り
に回動可能に支持されていて、光軸が支持軸に平行にな
るように対物レンズを保持する、レンズホルダーと、こ
のレンズホルダーに取り付けられたフォーカシング用コ
イル及びトラッキング用コイルと、これらフォーカシン
グ用コイル及びトラッキング用コイルに、それぞれ対向
するように固定配置されたフォーカシング用マグネット
及びトラッキング用マグネットとを備え、前記レンズホ
ルダーが、支持軸に対して同一円周上の異なる角度位置
に、複数個の異なる形式の光ディスクに対応した対物レ
ンズを保持しており、さらに、トラッキング用コイルと
トラッキング用マグネットの相互作用により、各対物レ
ンズが光路中に挿入される中点位置に移動される構成と
した、二軸アクチュエータにより、達成される。
【0012】上記構成によれば、二軸アクチュエータの
レンズホルダーがトラッキング用コイルとトラッキング
用マグネットの相互作用によって支持軸の周りに回動さ
れることにより、複数個の対物レンズのうち、一つの対
物レンズが光路中に挿入される。これによって、信号再
生しようとする光ディスクに対応した対物レンズが使用
される。このため、光源からの光ビームが上記対物レン
ズを介して光ディスクの信号記録面に対して正しく結像
されるので、光ディスクの信号記録面からの戻り光が、
光検出器に入射することによって、複数の異なる形式の
光ディスクに関して、それぞれ最適な信号再生が行われ
ることになる。
【0013】さらに、各対物レンズの光路中への挿入動
作は、レンズホルダーに設けられたトラッキング用コイ
ルと固定配置されたトラッキング用マグネットの相互作
用によって、レンズホルダーが支持軸の周りに回動され
ることにより、実現される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図10を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例で
あるから、技術的に好ましい種々の限定が付されている
が、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を
限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られる
ものではない。
【0015】図1は、本発明による二軸アクチュエータ
を組み込んだ光ディスク装置の一実施形態を示してい
る。図1において、光ディスク装置10は、光ディスク
11を回転駆動する駆動手段としてのスピンドルモータ
12と、光学ピックアップ13を備えている。ここで、
スピンドルモータ12は、光ディスクドライブコントロ
ーラ14により駆動制御され、所定の回転数で回転され
る。また、光学ピックアップ13は、この回転する光デ
ィスク11の信号記録面に対して、光を照射して、信号
の記録を行ない、またはこの信号記録面からの戻り光を
検出するために、信号復調器15に対して戻り光に基づ
く再生信号を出力する。
【0016】これにより、信号復調器15にて復調され
た記録信号は、エラーコレクション回路16を介して誤
り訂正され、インターフェイス17を介して、外部コン
ピュータ等に送出される。これにより、外部コンピュー
タ等は、光ディスク11に記録された信号を再生信号と
して受け取ることができるようになっている。
【0017】光学ピックアップ20は、例えば光ディス
ク11上の所定の記録トラックまで、トラックジャンプ
等により移動させるためのヘッドアクセス制御部18が
接続されている。さらに、この移動された所定位置にお
いて、光学ピックアップ13の対物レンズを保持する二
軸アクチュエータ(後述)に対して、当該対物レンズを
フォーカシング方向及びトラッキング方向に移動させる
ためのサーボ回路19が接続されている。
【0018】図2及び図3は、光ディスク装置10に組
み込まれた光学ピックアップを示している。 図2及び
図3において、光学ピックアップ20は、光源としての
半導体レーザ素子21,光分割手段としてのグレーティ
ング22,光分離手段としてのビームスプリッタ23,
光路折り曲げ手段としての立上げミラー24,コリメー
タレンズ25,対物レンズ26及び光検出器27と、対
物レンズ26を二軸方向に移動させるための二軸アクチ
ュエータ30とから構成されている。
【0019】半導体レーザ素子21は、半導体の再結合
発光を利用した発光素子であり、光源として使用され
る。半導体レーザ素子21から出射した光ビームは、グ
レーティング22に導かれる。
【0020】光分割手段としてのグレーティング22
は、入射光を回折させる回折格子であって、半導体レー
ザ素子21から出射した光ビームを、0次回折光から成
る主ビーム及びプラスマイナス1次回折光から成るサイ
ドビームの少なくとも3本の光ビームに分離するために
使用される。
【0021】ビームスプリッタ23は、その反射面23a
が光軸に対して45度傾斜した状態で配設されており、
グレーティング22からの光ビームと光ディスク11の
信号記録面からの戻り光を分離する。即ち、半導体レー
ザ素子21からの光ビームは、ビームスプリッタ23の
反射面23aで反射され、戻り光は、ビームスプリッタ
23を透過する。
【0022】立上げミラー24は、図3及び図4に示す
ように、光路折曲げミラーであって、ビームスプリッタ
23で反射された光ビームを上方(図3矢印A方向)に
向かって反射させると共に、光ディスク11からの戻り
光を水平方向(図3矢印B方向)に反射させる。この場
合、立上げミラー24は、その傾斜方向が、光ディスク
11のトラック方向(ディスク11の接線方向)に対し
て、45度の角度をなすように選定され、配置されてい
る。
【0023】コリメータレンズ25は、図3及び図4に
示すように、凸レンズであって、立上げミラー24で反
射された光ビームを平行光に変換する。この場合、コリ
メータレンズ25は、立上げミラー24により折曲げら
れた光路、即ち光ディスクの信号記録面に対して垂直な
光路内に配設されることになる。これにより、ビームス
プリッタ23と立上げミラー24の間の距離が比較的短
く選定されることになり、二軸アクチュエータ30そし
て光学ピックアップ20さらには光ディスク装置10が
小型に構成されることになる。また、コリメータレンズ
25が対物レンズ26と立上げミラー24との間に配設
されていることから、支持軸32が比較的長く形成され
ることになり、レンズホルダー33が安定して保持され
ることになる。
【0024】さらに、コリメータレンズ25は、図5に
示すように、支持軸32側の側縁が、鎖線25aで示す
ようにカットされており、支持軸32及びその周りに配
設されたフォーカシング用コイル34,フォーカシング
用ヨーク36,フォーカシング用マグネット37と干渉
しないようになっている。尚、このようなカット25a
は、コリメータレンズ25の光ディスク11のトラック
方向の長さが十分に取れることから、トラッキングサー
ボ等に関して影響は殆どない。
【0025】対物レンズ26は、図3及び図4に示すよ
うに、凸レンズであって、コリメータレンズ25からの
平行光を、回転駆動される光ディスク11の信号記録面
の所望のトラック上に結像させる。
【0026】ここで、対物レンズ26は、異なる二種類
の光ディスクに対応するように設計された二つの対物レ
ンズ26a,26bから成り、後述のように、二軸アク
チュエータ30の可動部であるレンズホルダーにより、
択一的に光路中に挿入されるように、支持されている。
【0027】光検出器27は、ビームスプリッタ23を
透過した戻り光ビームに対して、受光部を有するように
構成されている。
【0028】尚、半導体レーザ素子21,グレーティン
グ22,ビームスプリッタ23,立上げミラー24,コ
リメータレンズ25及び光検出器27は、二軸アクチュ
エータ30の固定部である二軸ベース31上に固定配置
されている。
【0029】図7及び図8は、二軸アクチュエータ30
の構成を示している。図7及び図8において、二軸アク
チュエータ30は、図2の光学ピックアップ20にてガ
イド28に沿って光ディスク11の半径方向(図2矢印
C方向)に移動可能に支持された光学ベース29にスキ
ュー調整されて取り付けられた二軸ベース31と、二軸
ベース31上にて光ディスク11の信号記録面に対して
垂直に延びる支持軸32と、この支持軸32に対して、
軸方向に移動可能に且つ軸の周りに回動可能に支持され
たほぼ長円形もしくは長方形状のレンズホルダー33
と、レンズホルダーの回転軸から所定距離で且つ異なる
角度位置にて光軸が支持軸に平行に保持された二つの対
物レンズ26a,26bと、を含んでいる。
【0030】ここで、上述した二つの対物レンズ26の
うち一方の対物レンズ26aは、例えば高密度光ディス
ク(第2の種類の光ディスク)用の開口数NAの比較的
大きい(例えばNA=0.6)レンズであって、通常の
光ディスク(第1の種類の光ディスク、例えばCD)用
の開口数の比較的小さい(NA=0.45)対物レンズ
26bよりも大径に形成されている。
【0031】レンズホルダー33は、下半部側には、支
持軸32に対して同心の円筒部101が形成されてお
り、上半部側には光ディスク11の信号面に対して平行
な上面102cと、信号面に対して垂直な側面102
a、102bを持った平板状のフランジ部102が形成
されている。一対の対物レンズ26a、26bはレンズ
ホルダー33のフランジ部102の上面102c上に配
置され、比較的小径の対物レンズ26bが、光ディスク
11の回転中心側に配設されている。レンズホルダー3
3の下半部側の円筒部101にはフォーカシング用コイ
ル34が取り付けられており、上半部側のフランジ部1
02には、支持軸32に対して対称となる側面102
a、102bに一対のトラッキング用コイル35a,3
5bが取り付けられている。これに対して、二軸アクチ
ュエータ30の二軸ベース31上には、フォーカシング
用コイル34に対して、互いに支持軸32に対して対称
的に円筒部101の外側から対向するように配設された
一対のフォーカシング用ヨーク36,36と、トラッキ
ング用コイル35a,35bに対して、それぞれ外側か
ら対向するように配設されたトラッキング用ヨーク3
8,38とが、半導体レーザ素子21から出射された光
ビームの光路を遮らない位置に備えられている。そし
て、フォーカシング用ヨーク36、36の内側には、一
対のフォーカシング用マグネット37,37が取り付け
られており、トラッキング用ヨーク38、38の内側に
は一対のトラッキング用マグネット39,39が取り付
けられている。このように、レンズホルダー33のフラ
ンジ部102の両端にトラッキング用コイル35a,3
5bを配置して、支持軸32を中心に回動する比較的長
い形状でなるレンズホルダー33のフランジ部102の
両端で等しい電磁駆動力を働かせるようにしている。こ
れにより、レンズホルダー33は円滑な回動を行うこと
ができる。本実施形態におけるレンズホルダー33は、
立上げミラー24が、フォーカシング用コイルに並び且
つ、フランジ部102の下に配置されるように構成され
ている。
【0032】フォーカシング用コイル34は、トラッキ
ング用コイル35a、35bと別個に、円筒部101の
外周に巻き付けられており、支持軸32の周面に対して
比較的近接して配設される。これにより、フォーカシン
グ用コイル34は、導体でなる線材を水平方向に小径に
巻かれて、全体に小径に形成されている。これに対応し
て、フォーカシング用ヨーク36及びマグネット37
も、支持軸32に対して近接している。これにより、フ
ォーカシング用コイル34は、全体に小型に構成される
と共に、有効導体長を大きくすることができる。
【0033】また、トラッキング用マグネット39は、
それぞれ支持軸32の軸方向の中心から左右に関して、
互いに逆極性となるように、構成されている。例えば、
トラッキング用マグネット39は、図9に示すように、
支持軸32に関して、時計周りにS極39a,N極39
bとなるように配設されている。
【0034】さらに、トラッキング用コイル35a、3
5bは支持軸32の軸方向に対して平行となる巻線部を
有しており、この巻線部の両側には、それぞれ支持軸3
2の軸方向(トラッキング用マグネット39の着磁境界
に沿った方向)に延びる磁性体、例えば鉄片40,41
が側面102a、102bに夫々取り付けられている。
これにより、鉄片40または41の何れか一方が、トラ
ッキング用マグネット39の二つの極39a,39bの
境界39cに対向するように、吸着されることにより、
レンズホルダー33は、第一の対物レンズ26aがコリ
メータレンズ25と光ディスク11の信号記録面の間の
光路中に挿入される第一の中点位置、または第二の対物
レンズ26bが上記光路中に挿入される第二の中点位置
に、移動されるようになっている。尚、レンズホルダー
33の側面102a、102bは支持軸32に対して対
称となるように構成されており、トラッキング用コイル
35a、35b及び鉄片40、41はそれぞれ、支持軸
32を中心に対称となるように側面102a、102b
に配置されている。以上の構成により、一対の対物レン
ズ26a、26bは選択的に半導体レーザ素子21と光
ディスク11の信号記録面の間の光路中に挿入されるこ
とになる。ここで、鉄片40、41の大きさや形状を適
宜変更することにより、トラッキング用マグネット39
による吸着力を変えることができ、二軸アクチュエータ
30の一次共振周波数f0を適宜設定することができ
る。さらに、鉄片40、41がトラッキング用マグネッ
ト39に吸着されることにより、レンズホルダー33を
支持軸32の片側に押し付けるように構成し、レンズホ
ルダー33と支持軸32との間の隙間から生じるがたつ
きを減少させることができる。尚、図7においては、レ
ンズホルダー33は、上記第一の中点位置と第二の中点
位置の中間に位置するように、示されている。
【0035】例えば対物レンズ26aが光路中に挿入さ
れているときには、図9に示すように、一方の鉄片41
が、対向するトラッキング用マグネット39の二つの磁
極39a,39bの境界39cに対向する。この時、レ
ンズホルダー33は、第一の中点位置にあって、矢印で
示すように磁束が流れることにより、レンズホルダー3
3は、第一の中点位置に保持されることになる。ここ
で、トラッキング用コイル35a、35bに対して、図
11に示す矢印K方向又はL方向に駆動電流が流される
ことにより、第一の中点位置を基準として、レンズホル
ダー33は支持軸32の周りに回動し(図11の矢印
p、q方向)、対物レンズ26aが実質的にレンズホル
ダー33の回動に対する接線方向であるトラッキング方
向に移動され、トラッキングが行なわれる。
【0036】ここで、トラッキング用コイル35a,35
bに対して、図11の矢印L方向に通常のトラッキングサ
ーボ時より大きな電流が流されると、図10に示すよう
に、トラッキング用コイル35a、35bに対して、ト
ラッキング用マグネット39からの磁界が図11の矢印
p方向に強く作用して、トラッキング用コイル35a、
35bが、磁極39bに対向するように移動する。これ
により、図12に示すように他方の鉄片40が、トラッキ
ング用マグネット39の磁極39a,39bの境界39
cに対向することになり、レンズホルダー33は、第二
の中点位置に移動され、対物レンズ26bが光路中に挿
入されることになる。
【0037】図13は、このような中点位置切り替えの
ための構成を示すブロック図である。図において、ディ
スク判別部63は、セットされた光ディスクが上述の第
1の種類の光ディスクであるか、第2の種類の光ディス
クであるかを判断する。光検出器27は、ディスク判断
部63に接続されている。ディスク判別部63は、中点
切り替え信号出力部65とトラッキングエラー信号演算
回路62とに接続されている。この中点切り替え信号出
力部65とトラッキング信号演算回路62とは対物レン
ズの駆動部61に接続されている。この対物レンズ駆動
部61はトラッキングコイル35a、35bを駆動する
ドライバであり、各トラッキング用コイル35a,35
bに接続されている。
【0038】このトラッキングエラー信号の演算回路6
2と対物レンズ駆動部61とは、トラッキングサーボ回
路であって、図1のサーボ回路19の一部である。ディ
スク判別部63は、例えば光検出器27から、その時セ
ットされた光ディスクのID読み取り結果を得て、第1
の種類の光ディスクか第2の種類の光ディスクかの判断
を行う。あるいは、ディスク判別部63は、光検出器2
7もしくは他の光検出器(図示せず)により、セットさ
れた光ディスクの基板厚の差による光の反射量の違いに
基づく検出結果を得て、光ディスクの種類を判別する。
また、光検出器27は、その時セットされた光ディスク
について、径方向の一定距離についてトラック本数を計
測し、その計測結果をディスク判別部63に出力する。
これに基づきディスク判別部63はディスクの判別を行
う。ディスク判別部63は、判別結果を中点切り替え信
号出力部65に出力する。
【0039】さらに、上述のようにその時セットされた
光ディスクの種類を自動的に判別しないで、ユーザが選
択部63としての操作子を選択して、その時自分がセッ
トした光ディスクの種類に関する情報を中点切り替え信
号出力部65に出力するように構成することも可能であ
る。中点切り替え信号出力部65は、光ディスクの種類
に応じて一対の対物レンズ26aと26bを切り替える
ために、対物レンズ駆動部61に信号を出力する。対物
レンズ駆動部61は、所定の電流,もしくは電圧を各ト
ラッキング用コイル35a,35bに印加して、上述の
対物レンズの切り替えを行う。
【0040】この場合、一対の対物レンズ26a,26
bのうち、一方の対物レンズが中点位置に対応する第一
の状態から、他方の対物レンズが中点位置に対応する第
二の状態に移動される動作に対応して、各トラッキング
用コイル35a,35bに供給される電流もしくは電圧
値は決まっている。この電流,電圧値は、トラッキング
サーボを行う場合に、トラッキングエラー信号演算回路
62からの出力に基づいて対物レンズ駆動部61が各ト
ラッキング用コイル35a,35bに与える電流もしく
は電圧値よりも大きい。これにより、各トラッキング用
コイル35a,35bには、トラッキングサーボを行う
トラッキングストロークより大きく動くように大きな電
流もしくは電圧値が与えられことで、中点位置の切り替
えを行うようになっている。尚、ディスク判別部63の
判別結果は、トラッキングエラー信号演算回路62にも
与えられるようになっている。これにより、トラッキン
グエラー信号演算回路62は、光ディスクの種類の応じ
たトラッキングエラー信号,例えば、3スポット法によ
るトラッキングエラー信号と、位相比較法によるトラッ
キングエラー信号のように、夫々の光ディスクに適した
検出方法を選択し、いずれかひとつを演算により求め
て、対物レンズ駆動部61に与えるようになっている。
【0041】本実施形態による二軸アクチュエータを組
み込んだ光ディスク装置10は、以上のように構成され
ており、次のように動作する。先づ例えば透明基板厚さ
が0.6mmに構成された高密度光ディスク(第2の種
類の光ディスク)の再生を行なう場合には、レンズホル
ダー33は、図2に示すように、第一の中点位置にあっ
て、対物レンズ26aが光路中に挿入されていると共
に、レンズホルダー33に取り付けられた一方の鉄片4
1がトラッキング用マグネット39の境界39cに対向
している。ここで、光ディスク装置10のスピンドルモ
ータ12が回転することにより、光ディスク11が回転
駆動される。そして、光学ピックアップ20が、ガイド
28に沿って、光ディスク11の半径方向(図2中、矢
印C方向)に移動されることにより、対物レンズ26a
の光軸が、光ディスク11の所望のトラック位置まで移
動されることにより、アクセスが行なわれる。なお、本
実施形態においては、一対の対物レンズ26a、26b
のうち、比較的小径な対物レンズ26bを光ディスクの
回転中心側に配置しているのでスピンドルモータ12に
対して邪魔にならず、対物レンズ26aが光ディスク1
1の中心近くまで移動することができる。
【0042】この状態にて、光学ピックアップ20に
て、半導体レーザ素子21からの光ビームは、グレーテ
ィング22により3本の光ビームに分割された後、ビー
ムスプリッタ23の反射面23aで反射され、立上げミ
ラー24で光ディスク11に向かって反射される。さら
に、光ビームは、コリメータレンズ25により平行光に
変換され、対物レンズ26aを介して、光ディスク11
の信号記録面に結像される。この際、対物レンズ26a
によって、開口数N.A.が高密度光ディスクに対応し
た適宜に、例えばNA=0.6に設定されており、光ビ
ームは、光ディスク11の信号記録面に正しく結像する
ことになる。光ディスク11からの戻り光は、再び対物
レンズ26a及びコリメータレンズ25,立上げミラー
24を介して、ビームスプリッタ23を透過し、光検出
器27に結像する。これにより、光検出器27の検出信
号に基づいて、光ディスク11の記録信号が再生され
る。
【0043】その際、光検出器27からの検出信号か
ら、信号復調器15により、トラッキングエラー信号及
びフォーカシングエラー信号が検出され、光ディスクド
ライブコントローラ14を介して、サーボ回路19が、
フォーカシング用コイル34及びトラッキング用コイル
35への駆動電流をサーボ制御する。これにより、フォ
ーカシング用コイル34の駆動電流の制御によって、フ
ォーカシング用コイル34に流れる電流が、フォーカシ
ング用マグネット37及びフォーカシング用ヨーク36
による磁界と作用することにより、レンズホルダー33
が、支持軸32に沿ってフォーカシング方向に移動調整
され、フォーカシングが行なわれる。また、トラッキン
グ用コイル35a,35bの図11における矢印K及び
矢印L方向の駆動電流の制御によって流れる電流が、ト
ラッキング用マグネット39及びトラッキング用ヨーク
38による磁界と作用することにより、レンズホルダー
33が、第一の中点位置を基準として、支持軸32の周
りに回動調整され、対物レンズ26aがトラッキング方
向に移動調整されて、トラッキングが行なわれる。
【0044】次に、例えば透明基板厚さが1.2mmに
構成された通常の光ディスク(第1の種類の光ディス
ク、例えばCD)の再生を行なう場合には、トラッキン
グ用コイル35a、35bに、図11の矢印L方向にトラ
ッキングサーボを行うトラッキングストロークより大き
く動くように大きな電流もしくは電圧値が与えられこと
により、上述のように、レンズホルダー33に取り付け
られた他方の鉄片40が、トラッキング用コイル39の
境界39cに対向するように、レンズホルダー33が、
支持軸32の周りに回動され、第二の中点位置に移動さ
れる。これにより、対物レンズ26bが光路中に挿入さ
れる。尚、再生しようとする光ディスクの判別は、光デ
ィスクのIDの読み取りや、基板厚の差による反射光量
の検出等により行なわれることにより、上記対物レンズ
の切換えが行われるが、手動によるスイッチ操作によっ
て、対物レンズの切替が行なわれてもよいことは明らか
である。ここで、同様にして、光ディスク装置10のス
ピンドルモータ12が回転して、光ディスク11が回転
駆動される。そして、光学ピックアップ20が、ガイド
28に沿って、光ディスク11の半径方向に移動される
ことにより、対物レンズ26bの光軸が、光ディスク1
1の所望のトラック位置まで移動されることにより、ア
クセスが行なわれる。
【0045】この状態にて、光学ピックアップ20に
て、半導体レーザ素子21からの光ビームは、グレーテ
ィング22により3本の光ビームに分割された後、ビー
ムスプリッタ23の反射面23aで反射され、立上げミ
ラー24で光ディスク11に向かって反射される。さら
に、光ビームは、コリメータレンズ25により平行光に
変換され、対物レンズ26bを介して、光ディスク11
の信号記録面に結像される。この際、対物レンズ26b
によって、開口数が通常の光ディスクに対応した適宜
に、例えばNA=0.45に設定されており、光ビーム
は、光ディスク11の信号記録面に正しく結像すること
になる。光ディスク11からの戻り光は、再び対物レン
ズ26b及びコリメータレンズ25,立上げミラー24
を介して、ビームスプリッタ23を透過し、光検出器2
7に結像する。これにより、光検出器27の検出信号に
基づいて、光ディスク11の記録信号が再生される。
【0046】その際、光検出器27からの検出信号か
ら、信号復調器15により、トラッキングエラー信号及
びフォーカシングエラー信号が検出され、光ディスクド
ライブコントローラ14を介して、サーボ回路19が、
フォーカシング用コイル34及びトラッキング用コイル
35a,35bへの駆動電流をサーボ制御する。これに
より、フォーカシング用コイル34の駆動電流の制御に
よって、フォーカシング用コイル34に流れる電流が、
フォーカシング用マグネット37及びフォーカシング用
ヨーク36による磁界と作用することにより、レンズホ
ルダー33が、支持軸32に沿ってフォーカシング方向
に移動調整され、フォーカシングが行なわれる。また、
トラッキング用コイル35a,35bの図12における
矢印Mび矢印N方向の駆動電流の制御によって流れる電
流が、トラッキング用マグネット39及びトラッキング
用ヨーク38による磁界と作用することにより、レンズ
ホルダー33が、第二の中点位置を基準として、支持軸
32の周りに回動調整され、対物レンズ26aが実質的
に接線方向であるトラッキング方向に移動調整されて、
トラッキングが行なわれる。ここで、再びレンズホルダ
ー33を第二の中点位置から第一の中点位置へ移動する
場合には、トラッキング用コイル35a、35bに、ト
ラッキングサーボを行うトラッキングストロークより大
きく動くように大きな電流もしくは電圧値を図12の矢
印m方向に与える。このことにより、トラッキング用コ
イル35a,35bに流れる電流が、トラッキング用マ
グネット39及びトラッキング用ヨーク38による磁界
に対して強く作用され、レンズホルダー33に取り付け
られた一方の鉄片41が、トラッキング用コイル39の
境界39cに対向するように、レンズホルダー33が、
支持軸32の周りに回動され、第一の中点位置に移動さ
れる。これにより、対物レンズ26aが光路中に挿入さ
れる。
【0047】このように、上述の実施形態では、二軸ア
クチュエータのレンズホルダーが支持軸の周りに回動さ
れることにより、複数個の対物レンズのうち、一つの対
物レンズが光路中に挿入されて、信号再生しようとする
光ディスクに対応した対物レンズが使用される。これに
より、光源からの光ビームが上記対物レンズを介して光
ディスクの信号記録面に対して正しく結像されるので、
光ディスクの信号記録面からの戻り光が、光検出器に入
射することによって、複数の異なる形式の光ディスクに
関して、最適な信号再生が行われることになる。
【0048】さらに、各対物レンズの光路中への挿入動
作は、レンズホルダーに設けられた一対のトラッキング
用コイルと固定配置されたトラッキング用マグネットの
相互作用によって、レンズホルダーが支持軸の周りに回
動されることにより、実現されるので、簡単な構成によ
り、低コストで、再生しようとする光ディスクの形式に
対応した対物レンズの切替が可能となる。また、上記実
施形態による光学ピックアップ装置は、レンズホルダー
33を、立上げミラー24が、フォーカシング用コイル
に並び且つ、フランジ部102の下に配置されるように
構成したために、ピックアップ自体の薄型化を実現する
ことができる。
【0049】尚、上記実施形態による光ディスク装置1
0及び二軸アクチュエータ30においては、トラッキン
グ用マグネット39の磁極39aがS極,磁極39bが
N極に設定されているが、逆極性であってもよい。この
場合、トラッキング用コイル35a,35bに流す電流
の向きを逆にすれば、同様に、レンズホルダー33は、
第一の中点位置及び第二の中点位置で、それぞれトラッ
キングが行われることになる。また、上記実施形態によ
る光ディスク装置10及び二軸アクチュエータ30にお
いては、レンズホルダー33に、二つの対物レンズ26
a,26bが保持されているが、これに限らず、三つ以
上の対物レンズが保持されていて、トラッキング用コイ
ル35とトラッキング用マグネット39の相互作用によ
って、各対物レンズが選択的に光路中に挿入されるよう
にしてもよいことは明らかである。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、簡
単な構成により、何れの方式の光ディスクであっても、
対応する対物レンズに切換えることによって、光ディス
クの再生を正しく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による二軸アクチュエータを組み込んだ
光ディスク装置の一実施形態の全体構成を示すブロック
図である。
【図2】図1の光ディスク装置における光学ピックアッ
プの構成を示す平面図である。
【図3】図2の光学ピックアップにおける半導体レーザ
素子から立上げミラー,コリメータレンズそして対物レ
ンズに至る光路に沿って見た縦断面図である。
【図4】図2の光学ピックアップにおける二軸アクチュ
エータの断面図である。
【図5】図2の光学ピックアップにおける光学系を示す
平面図である。
【図6】図2の光学ピックアップにおける光学系を示す
側面図である。
【図7】図2の光学ピックアップにおける二軸アクチュ
エータの斜視図である。
【図8】図7の二軸アクチュエータの分解斜視図であ
る。
【図9】図7の二軸アクチュエータにおけるレンズホル
ダーの第一の中点位置における磁気回路を示す概略平面
図である。
【図10】図7の二軸アクチュエータにおけるレンズホ
ルダーの第一の中点位置から第二の中点位置への移動時
の状態を示す概略平面図である。
【図11】二軸アクチュエータにおけるレンズホルダー
の第一の中点位置における側面図である。
【図12】二軸アクチュエータにおけるレンズホルダー
の第二の中点位置における側面図である。
【図13】図7の二軸アクチュエータにおけるレンズホ
ルダーの中点位置切り替えのための電気的構成を示すブ
ロック図である。
【符号の簡単な説明】
10・・・光ディスク装置、11・・・光ディスク、1
2・・・スピンドルモータ、13・・・光学ピックアッ
プ、14・・・光ディスクドライブコントローラ、15
・・・信号復調器、16・・・エラーコレクション回
路、17・・・インターフェイス、18・・・ヘッドア
クセス制御部、20・・・光学ピックアップ、21・・
・半導体レーザ素子、22・・・グレーティング、23
・・・ビームスプリッタ、24・・・立上げミラー、2
5・・・コリメータレンズ、26,26a,26b・・
・対物レンズ、27・・・光検出器、28・・・ガイ
ド、29・・・光学ベース、30・・・二軸アクチュエ
ータ、31・・・二軸ベース、32・・・支持軸、33
・・・レンズホルダー、34・・・フォーカシング用コ
イル、35・・・トラッキング用コイル、36・・・フ
ォーカシング用ヨーク、37・・・フォーカシング用マ
グネット、38・・・トラッキング用ヨーク、39・・
・トラッキング用マグネット、39a,39b・・・磁
極、40,41・・・鉄片、101・・・円筒部、10
2・・・フランジ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅原 豊 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持軸に沿って摺動可能に且つこの支持
    軸の周りに回動可能に支持されていて、光軸が支持軸に
    平行になるように対物レンズを保持する、レンズホルダ
    ーと、 このレンズホルダーに取り付けられたフォーカシング用
    コイル及びトラッキング用コイルと、 これらフォーカシング用コイル及びトラッキング用コイ
    ルに、それぞれ対向するように固定配置されたフォーカ
    シング用マグネット及びトラッキング用マグネットとを
    備え、 前記レンズホルダーが、 支持軸に対して同一円周上の異なる角度位置に、複数個
    の異なる形式の光ディスクに対応した対物レンズを保持
    しており、 さらに、トラッキング用コイルとトラッキング用マグネ
    ットの相互作用により、各対物レンズが光路中に挿入さ
    れる中点位置に移動される構成としたことを特徴とする
    二軸アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記レンズホルダーの一端に設けられた
    トラッキング用コイルと、 このトラッキング用コイルに対向して、固定側に設けら
    れ、S極,N極が並んで着磁されたトラッキング用マグ
    ネットと、 前記レンズホルダーに固定され、前記トラッキング用マ
    グネットの着磁境界に沿った形状でなる少なくとも2つ
    の磁性体とを有し、 この2つの磁性体が、前記着磁境界に対向した位置に移
    動することで、前記各対物レンズが、それぞれに対応し
    た中点位置に移動される構成としたことを特徴とする請
    求項1に記載の二軸アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 光ディスクを回転駆動する駆動手段と、 回転する光ディスクに対して対物レンズを介して光を照
    射し、光ディスクの信号記録面からの戻り光を対物レン
    ズを介して光検出器により検出する光学ピックアップ
    と、 対物レンズを二軸方向に移動可能に支持する二軸アクチ
    ュエータと、 光検出器からの検出信号に基づいて、再生信号を生成す
    る信号処理回路と、 光検出器からの検出信号に基づいて、光学ピックアップ
    の対物レンズを二軸方向に移動させるサーボ回路とを備
    え、 前記二軸アクチュエータが、 支持軸に沿って摺動可能に且つこの支持軸の周りに回動
    可能に支持されていて、光軸が支持軸に平行になるよう
    に対物レンズを保持するレンズホルダーと、 このレンズホルダーに取り付けられたフォーカシング用
    コイル及びトラッキング用コイルと、 これらフォーカシング用コイル及びトラッキング用コイ
    ルに、それぞれ対向するように固定配置されたフォーカ
    シング用マグネット及びトラッキング用マグネットとを
    備え、 前記レンズホルダーが、 支持軸に対して同一円周上の異なる角度位置に、複数個
    の異なる形式の光ディスクに対応した対物レンズを保持
    しており、 さらに、トラッキング用コイルとトラッキング用マグネ
    ットの相互作用により、各対物レンズが光路中に挿入さ
    れる中点位置に移動される構成としたことを特徴とする
    光ディスク装置。
JP33592296A 1995-12-27 1996-12-16 二軸アクチュエータ及び光ディスク装置 Pending JPH09237428A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6097690A (en) * 1996-05-09 2000-08-01 Sony Corporation Optical pickup and disc player
US6172958B1 (en) * 1996-05-09 2001-01-09 Sony Corporation Optical pick-up and disk player
US7164627B2 (en) 2001-02-05 2007-01-16 Funai Electric Co., Ltd. Optical pickup actuator circuit having coil protection feature
CN102830224A (zh) * 2012-08-28 2012-12-19 天津市先石光学技术有限公司 用于均相发光免疫检测的光路切换机构

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