JPH09236607A - 血液等の検査装置 - Google Patents

血液等の検査装置

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JPH09236607A
JPH09236607A JP7116996A JP7116996A JPH09236607A JP H09236607 A JPH09236607 A JP H09236607A JP 7116996 A JP7116996 A JP 7116996A JP 7116996 A JP7116996 A JP 7116996A JP H09236607 A JPH09236607 A JP H09236607A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一台の検査装置により、供給したマイクロプ
レートPの整列する多数のホールに対する検体・試薬等
の分注が、所望に選択設定する順に従って行なえるよう
にするとともに、一枚のマイクロプレートPに対して一
つの分注作業を行なっている間に、後の順位のマイクロ
プレートを先送りして、他の分注作業を先に行なわせて
おけるようにする。 【解決手段】 血液等の検査装置の移送台3には、並列
させて設ける分注ヘッド2…の下方位置に、その移送台
3の移送路に対し昇降作動するプレート支持台6…を装
設し、そのプレート支持台6には、下降時に移送台3の
移送路とクロスする部位にその移送路を移送されてくる
マイクロプレートPを通過させる通過穴61を、プレー
ト支持台6…の上昇によりその通過穴61に嵌合してい
るマイクロプレートPを持上げていく支持台状に形設
し、かつ、該プレート支持台6…は、それの上昇時に、
移送台3の移送路を移送されてくるマイクロプレートP
の自由な通過を許容する通過路60が下面側に形成され
る形状とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレートに多数のホー
ルを縦横に整列させて形設することで形成されるマイク
ロプレートを用いて、血液等の検査を行なう血液等の検
査装置についての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】血液等の検査において、試験管を用いそ
れに検体・試薬等を分注して行なう検査は、試験管内に
分注する検体・試薬の使用量が多くなることで敬遠さ
れ、その検体・試薬の使用量が少なくて済むマイクロプ
レートを用いる検査手段に切換えられてきている。
【0003】マイクロプレートPは、通常、透明な合成
樹脂材により平盤状に成形したプレートの上面側に、9
6個または120個等の多数のホールpを、縦横に整列
させて形設した形態のものである。
【0004】このマイクロプレートPを用いて行なう検
査は、通常、図1乃至図3に示している如く、箱状の機
体1の前面側に形成した作業部1aの底部となる位置
に、左右に長い作業台aを設けて、それの一端側にはマ
イクロプレートPのシューターbを設け、それの隣側位
置に、供給したマイクロプレートPを載置固定する載置
台cを装設し、それの隣側位置に、検体サンプルを注入
しておくサンプル槽dと試薬を貯留しておく試薬槽eと
を並列させて設け、それらの隣側の他端側にチップラッ
クfを設け、作業台aの上方には、下面側に多数の分注
ノズル20…を具備する分注ヘッド2を、昇降自在に、
かつ、左右にスライド自在に装設し、機体1の前面側の
上部には、前記分注ヘッド2の昇降作動および左右のス
ライド作動を制御するとともに、前述の載置台cに組込
まれる振動装置の作動を制御する操作パネルgを設ける
ことで構成される検査装置Aを用い、これに供給したマ
イクロプレートPの各ホールpに、試薬を分注し、次い
で、検体を分注し、さらに、振動・撹拌させて反応させ
ることで行なう。
【0005】この検査において、検査項目が増大してく
ることで、マイクロプレートPの各ホールp…に対する
試薬・検体等の分注は、図4のフローチャートに示して
いる如く、先ず、バッファー液の分注を行ない、次に検
体サンプリングの分注を行ない、次いで、希釈液の分注
を行ない、次いで、主試薬の分注を行ない、次いで、補
助試薬の分注を行なう等多数の工程で行なわれ、また、
分注を終えた後にも、バイブレーションによる撹拌行程
と、インキュベーションの工程とが組込まれるようにな
ってきている。
【0006】そして、このことから、検査装置も、図5
に示している如く、機体の前面の作業部の底部には、無
端の搬送ベルトがエンドレスに回動する移送台3を装設
し、それの上方には、搬送方向の始端側から、マイクロ
プレートP…のラックR、バッファー液分注用の第1の
分注ヘッド 2-1および第2の分注ヘッド 2-2、検体サン
プリング用の第3の分注ヘッド 2-3、希釈液分注用の第
4の分注ヘッド 2-4、次工程のための試薬等の分注用の
分注ヘッド 2-5等を、搬送方向に並列させて装設してお
き、ラック4から一枚づつ供給されるマイクロプレート
Pを、移送台3の作動の制御で、並列する前記分注ヘッ
ド 2-1・2-2・2-3・2-4…のそれぞれの下方位置に順次移動
させ、それぞれの位置において、分注を受けるように構
成されてきている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のマイクロプレー
トP…を用いそれを検査装置にセットして行なう血液等
の検査手段は、図3に示している手段にあっては、一つ
の検査項目ごとに、機体1にマイクロプレートPをセッ
トし、その項目の検査の工程が終えたところで、機体1
から外して、新たなマイクロプレートPをセットするよ
うに操作することから、検査項目が増えてくると、マイ
クロプレートPの装脱の操作に要する時間が多くなるこ
とで、検査処理の速度が遅くなる問題がある。
【0008】また、図5にあるように、エンドレスに回
動する無端の搬送ベルトよりなる移送台3を用いて、マ
イクロプレートPを一方向に順次移動させ、その移動に
より変位した位置において、検体・試薬等をそれぞれ分
注していくようにしたときは、検査項目によっては、例
えば、第1の分注ヘッド 2-1により行なうバッファー液
の分注を、第4の分注ヘッド2-4 により希釈液を分注し
た後に行なうことが要求される場合があり、その場合の
対処が、一つの検査装置の機体内においては行なえない
ことから、これを可能とするには、分注ヘッド 2-1・2-2
・2-3…の装設位置を組み変えた検査装置を別に用意しな
ければならない問題がある。
【0009】また、順次移送されてくるマイクロプレー
トPに対し、並設した複数の分注ヘッド2…により、検
体・試薬等を分注していくとき、一枚のマイクロプレー
トごとに、検体・試薬等の異なる液の分注を重ねていく
ことで、一枚のマイクロプレートPの検査処理に時間が
かかり、多数枚のマイクロプレートP…を検査処理する
ときに多くの時間を要するようになる問題がある。
【0010】本発明は、従前手段に生じている上述の問
題を解消せしめるためになされたものであって、一台の
検査装置により、供給したマイクロプレートPの整列す
る多数のホールに対する検体・試薬等の分注が、所望に
選択設定する順に従って行なえるようにするとともに、
一枚のマイクロプレートPに対して一つの分注作業を行
なっている間に、後の順位のマイクロプレートを先送り
して、他の分注作業を先に行なわせておけるようにする
新たな手段を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、機体1の
前面側の作業部に、マイクロプレートPを支承して左右
方向に移送させる移送台3を装設し、それの移送路の上
方に、マイクロプレートPの上面の各ホールp…に対し
て試薬・検体・希釈液等を分注する複数の分注ヘッド2
…を、左右に並列させて装設する血液等の検査装置にお
いて、移送台3には、前記分注ヘッド2…の下方位置
に、その移送台3の移送路に対し昇降作動するプレート
支持台6…を装設し、そのプレート支持台6には、下降
時に移送台3の移送路とクロスする部位にその移送路を
移送されてくるマイクロプレートPを通過させる通過穴
61を、プレート支持台6…の上昇によりその通過穴6
1に嵌合しているマイクロプレートPを持上げていく支
持台状に形設し、かつ、該プレート支持台6…は、それ
の上昇時に、移送台3の移送路を移送されてくるマイク
ロプレートPの自由な通過を許容する通過路60が下面
側に形成される形状としたことを特徴とする血液等の検
査装置を提起し、同時に、機体1の前面側の作業部に、
マイクロプレートPを支承して左右方向に移送させる移
送台3を装設し、それの移送路の上方に、マイクロプレ
ートPの上面の各ホールp…に対して試薬・検体・希釈
液等を分注する複数の分注ヘッド2…を、左右に並列さ
せて装設する血液等の検査装置において、移送台3を、
並設した分注ヘッド2・2’により異なる分注作業を行
なう複数のブロックに分け、それらブロックにおける移
送台3の移送路に、移送されてくるマイクロプレートP
を支承して持上げることにより下面側に別のマイクロプ
レートPが通過する通過路60を形成するプレート支持
台6…を、それぞれ昇降自在に設け、各ブロックにおけ
る移送台3のマイクロプレートPの移送作動を正逆に切
換え自在とした血液等の検査装置を提起するものであ
る。
【0012】
【作用】上述の如く構成せる本発明手段においては、検
査装置Aの機体1の作業部1aの底部に設けた移送台3
にマイクロプレートPを載架して、その移送台3の移送
作動により、その移送台3の移送方向に沿い多連に並列
するよう作業部1aの上部に垂設してある分注ヘッド2
…の各下方位置に順次移送し、検体・試薬等の分注を、
所定の順で行なわすときに、検査項目または検体の種類
等の差異により、検体・試薬等を分注順序で変更したい
場合には、各分注ヘッド2…の下方に配位して移送台3
とクロスするように設けてある上下可動のプレート支持
台6…のうちから選択した所望の支持台6を上方に移動
させて、マイクロプレートPをそのまま通過させ、それ
により、次位、次々位の分注ヘッド2…による所定の分
注作業が終了したところで、移送台3の移送作動を逆転
させて、前述の上昇作動によりマイクロプレートPを通
過させたプレート支持台6を下降させておいて、その位
置にマイクロプレートPを戻し、そこで、分注作動を行
なわせ、再び移送台3の移送作動を往路側に戻すよう
に、各プレート支持台6…の昇降作動と移送台3の移送
作動との、制御装置による制御を、操作盤の操作により
設定しておくことで、所望の順で分注が行なわれるよう
になる。
【0013】また、移送台3の移送作動により移送され
てくるマイクロプレートPに対する分注作業を、プレー
ト支持台6…にマイクロプレートPを支持させて上昇さ
せた状態で行なうことで、次位のマイクロプレートP
を、分注作業が行なわれているマイクロプレートPの下
方の通過路60を介して先送りすることで、他の分注作
業を予め行なっておけるようになるので、全体の作業時
間の短縮が得られるようになる。
【0014】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
【0015】図6は、本発明を実施せる血液等の検査装
置Aの要部の一部を破断して内部を露出させた斜視図
で、同図において、1はそれの機体、1aはその機体1
の前面側に形成した作業部、10はその作業部1aの左
右の一端側に設けたマイクロプレートP…の供給用のプ
レート供給部、11は作業部1aの他端側に設けた検査
済みのマイクロプレートP…の回収用のプレート回収
部、3は作業部1の前端側で前記プレート供給部10と
プレート回収部11との間に装設した移送台、4は検体
チューブ40…を支架せる検体ラック41を収容してお
く検体ラック供給部、42は検体ラック41の移送用の
ラック搬送ベルト、5は前記検体ラック供給部4と対称
する作業部1aの他端側に検体サンプリングを終えた検
体ラック41…を集合させておく検体ラック回収部、6
・6’・6”は前記移送台3の移送路の途中に、その移
送路を横切るように配設した上下可動のプレート支持
台、2はそれらプレート支持台6・6’・6”のうち
の、プレート供給部10側に位置する第1のプレート支
持台6の上方に、上下および前後に移動自在に支架した
第1の分注ヘッド、2-2 は前述のプレート支持台6・
6’・6”のうちの第2および第3のプレート支持台
6’・6”の上方に、上下および前後ならびに左右の移
動自在に支架した第2の分注ヘッド、7は前記第1のプ
レート支持台6の後方に配設したバッファー液を貯留し
ておく液槽、8は前記第3のプレート支持台6の後方に
配設したチップラック、9は、各分注ヘッド2…の作動
および移送台3の移送作動ならびにプレート支持台6…
の昇降作動を制御する制御装置の操作パネルを示す。
【0016】プレート供給部10は、マイクロプレート
P…を多段に重ねた状態として支持する架台100と、
それに支架せるマイクロプレートP…を一枚づづ下方に
繰りす繰出機構と、繰り出されたマイクロプレートP…
を移送台3の移送路の始端に送り出す送出機構とを具備
する。
【0017】移送台3は、マイクロプレートPを支承す
る帯板状の搬送ベルトをエンドレスに回動するよう張架
して構成する形態のものであるが、この例においては、
搬送ベルトを連続させず、プレート供給部30と、バッ
ファー分注部31と、検体分注部32と、プレート収納
部33との4つの部分に分け、それぞれの部分におい
て、それぞれ独立する無端の搬送ベルトが、各別の駆動
モーター M1・M2・M3・M4により独立して回動するようにし
てあり、これにより、プレート供給部30の上面に送り
込まれたマイクロプレートPが、そのベルトの終端部か
らバッファー分注部31の始端部に移行し、そこから、
検体分注部32、さらに、プレート収納部33の上面へ
と順次移行していくようにしてある。
【0018】そして、これら4つの各部の搬送ベルトの
回動方向が、正逆に切換わるようにしてあって、これに
より、4つの部分に区分された移送台3の終端側に移送
されたマイクロプレートPが、移送台3の始端側に向け
逆行さてていけるようにしてある。
【0019】検体ラック供給部4は、検体を収容せる検
体チューブ40…を複数本左右方向に並列する状態とし
て支持する検体ラック41…を、前後に多連に並列させ
て収容しておく検体ラック41…貯留部であり、床面に
は、並列する検体ラック41…を後方に向け順次送り出
す送り機構が装設してある。
【0020】検体ラック41…の移送用のラック搬送ベ
ルト42は、検体ラック供給部4に並列する検体ラック
41…のうちの、最後列に送り出された検体ラック41
を、図において左端側の検体ラック回収部5に向けて移
送するようエンドレスに回動する無端の搬送ベルトより
なるが、この搬送ベルトも、移送方向の前半側42aと
後半側42bとに分けてあって、それらが各別の駆動モ
ーター M5・M6により各別に駆動され、かつ、正逆に回動
するようにしてある。
【0021】検体ラック回収部5は、前述の検体ラック
供給部4からラック搬送ベルト42により搬送された検
体ラック41…を並列させて集合させておくプールであ
り、床面には検体ラック供給部4と同様に検体ラック4
1…を前後方向に移動させる送り機構が設けてある。
【0022】移送台3によるマイクロプレートPの移送
路の途中に、その移送路を横切るように設けるプレート
支持台6・6’6”は、前述した如く複数に分割した移
送台3の各部分のうちの、バッファー分注部31の移送
路を横切る部位に、第1のプレート支持台6を装設し、
検体分注部32の移送路を横切る部位に、第2のプレー
ト支持台6’と第3のプレート支持台6”とが並列して
装設される。
【0023】これらプレート支持台6・6’・6”は、
移送台3の移送路を跨ぐ状態に上昇して移送されてくる
マイクロプレートPが、該支持台6・6’・6”の下面
側に形成される通過路60を、そのまま通り抜けていく
ようになる状態と、移送路とラップするように下降し
て、移動してくるマイクロプレートPが該プレート支持
台6・6’・6”に設けた上下に開放するトンネル状の
通過穴61に嵌合していく状態とに切換わるよう昇降自
在に機体1に支架してある。
【0024】このプレート支持台6・6’・6”に設け
る上下が開放するトンネル状の通過穴61は、それの前
後の側縁部には、移送台3により移動してくるマイクロ
プレートPの移動方向における左右の側縁部に嵌合して
そのプレートPの通過移動をガイドするガイド溝62・
62と、マイクロプレートPの移送を停止してプレート
支持台6・6’・6”に上昇させることでマイクロプレ
ートPを係止する係止段部63・63をそれぞれ設け、
また、下面側は、移送台3の移送路の上面がそのまま床
面となるよう開放し、上面側は、前記係止段部63・6
3に左右の側縁を嵌合させたマイクロプレートPの、多
数のホールp…が形設してある上面を、そのまま上方に
露出させるよう開放させた形状に形成してある。そし
て、これにより、これらプレート支持台6・6’・6”
は、昇降作動機構6aの作動で下降させた状態のとき
は、移送台3を移送されるマイクロプレートPがトンネ
ル状の通過穴61を通過していき、また、マイクロプレ
ートPが通過穴61の係止段部63・63に対応してい
る状態時に上昇作動を行なわすことで、マイクロプレー
トPを支持した状態において、そのマイクロプレートP
の下方に、別のマイクロプレートPが通り抜けていく通
過路60を形成するようになる。
【0025】分注ヘッド2・2は、前述の4つに分割さ
れている移送台3の各部分の内のバッファー分注部31
と検体分注部32とに、それらの移送路を横切るように
配位して機体1に設けた前述の第1のプレート支持台6
および第2・第3のプレート支持台6’・6”に対応す
るように配設してある。
【0026】そして、移送台3のバッファー分注部31
に設けたプレート支持台6に対応さす分注ヘッド2は、
機体1に前後方向の出入および昇降作動が自在に行なわ
れるよう支架したアーム20の先端部に組付けてあり、
また、検体分注部32に並列させて設けた第2および第
3のプレート支持台6’・6”に対応さす分注ヘッド
2’は、機体1の作業部1aの天井部に、囲い枠状に組
立てた支持機枠21を装架し、それの左右に一対に対向
する前後方向のフレーム210・210間に渡架して前
後にスライド自在に組付けた左右方向の可動アーム21
1に、左右に自在にスライドするうガイドレールを介し
て支架するとともに、その可動アーム211に対して昇
降するよう組付けてあって、これにより、可動アーム2
11を後方に寄せたときには、その可動アーム211の
下方に位置するラック搬送ベルト42の移送方向の後半
側42bの上面に移送されてきた検体ラック41に並列
支架してある検体チューブ40…に対応し、可動アーム
211を前方に寄せたときは、プレート支持台6’・
6”に支架されて上昇したマイクロプレートP・Pまた
は、検体分注部32に支承されて、プレート支持台6’
・6”の通過穴61・61内に位置するマイクロプレー
トP・Pに対応していくようにしてある。
【0027】操作パネル9は、上述の分注ヘッド2・2
の作動および移送台3の各ブロックごとの移送作動なら
びにプレート支持台6…の昇降作動を制御するよう機体
内に組込んであるパーソナルコンピューターを具備する
制御装置または、機体1と別体に組立てて、コードによ
り機体1に接続しておくディスプレー付きのパソコンP
Cの制御作動の設定を行なうもので、機体1の前面の右
端側に装設してある。そして、それのパネル90に設け
てあるスイッチ91…を選択操作することで、分注作業
が所望のパターンで行なわれるように設定される。
【0028】次に図8は別の実施例を示している。この
実施例は、移送台3を、機体1に対し固定して設けるレ
ール3aと、そのレール3aに沿いエンドレスに回動す
るロープまたはワイヤー3bに設けた送り爪3cとによ
り形成している例であり、この点を除いたその余の構成
は前述の実施例と変わりがない。
【0029】しかして、この実施例においても、移送台
3は、プレート供給部30・バッファー分注部31・検
体分注部32・プレート収納部33の4つのブロックに
分割してあり、それらの各部に、それぞれ、レール3a
とエンドレスのロープまたはワイヤー3bと送り爪3c
とが装設され、かつ、各別の駆動モーターM1・M2・M3・M4
により、ロープまたはワイヤー3bが順逆に回動するよ
うにしてある。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明による血液等
の検査装置は、機体1の前面の作業部1aに設けた移送
台3に、マイクロプレートPを載架せしめて、並設して
ある分注ヘッド2…の下方に位置させて、所定の分注作
業を行なわすときに、分注ヘッド2…の下方に配位して
移送台3の移送路を横切るように設けてあるプレート支
持台6…を昇降作動させることで、並列する分注ヘッド
2…による分注作業の順を所望に変更できるようにな
る。
【0031】また、このプレート支持台6…にマイクロ
プレートPを支持させて上昇させた状態で分注作業を行
なわすことで、その分注作業が行なわれているマイクロ
プレートPの下方に形成されるバイパス状の通過路60
により別のマイクロプレートPを先送りしたり、逆に戻
せるようになるので、並列する分注ヘッド2…による異
なる液の分注作業を並行させて行なえるようになって、
多数枚のマイクロプレートを検査処理するときの全体の
作業時間を短縮できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の血液等の検査装置の正面図である。
【図2】同上検査装置の側面図である。
【図3】同上検査装置の平面図である。
【図4】従前の血液等の検査における工程の説明図であ
る。
【図5】従前の別の形態の血液等の検査装置の要部の概
要正面図である。
【図6】本発明を実施せる血液等の検査装置の一部破断
して内部を現わした状態の斜視図である。
【図7】同上装置の部分の拡大斜視図である。
【図8】同上装置の別の実施例の一部を破断して内部を
現わした状態の斜視図である。
【符号の説明】
A…検査装置、P…マイクロプレート、R…ラック、P
C…パソコン、a…作業台、b…シューター、c…載置
台、d…サンプル槽、e…試薬槽、f…チップラック、
g…操作パネル、p…ホール、M1〜M6…駆動モーター、
1…機体、1a…作業部、10…プレート供給部、11
…プレート回収部、100…架台、2・2’・2-1〜2-5
…分注ヘッド、20…アーム、21…支持機枠、210
…フレーム、211…可動アーム、3…移送台、3a…
レール、3b…ワイヤー、3c…送り爪、30…プレー
ト供給部、31…バッファー分注部、32…検体分注
部、33…プレート収納部、4…検体ラック供給部、4
0…検体チューブ、41…検体ラック、42…ラック搬
送ベルト、42a…前半側、42b…後半側、5…検体
ラック回収部、6・6’・6”…プレート支持台、6a
…昇降作動機構、60…通過路、61…通過穴、62…
ガイド溝、63.…係止段部、7…液槽、8…チップラ
ック、9…操作パネル、90…パネル、91…スイッ
チ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体1の前面側の作業部に、マイクロプ
    レートPを支承して左右方向に移送させる移送台3を装
    設し、それの移送路の上方に、マイクロプレートPの上
    面の各ホールp…に対して試薬・検体・希釈液等を分注
    する複数の分注ヘッド2…を、左右に並列させて装設す
    る血液等の検査装置において、移送台3には、前記分注
    ヘッド2…の下方位置に、その移送台3の移送路に対し
    昇降作動するプレート支持台6…を装設し、そのプレー
    ト支持台6には、下降時に移送台3の移送路とクロスす
    る部位にその移送路を移送されてくるマイクロプレート
    Pを通過させる通過穴61を、プレート支持台6…の上
    昇によりその通過穴61に嵌合しているマイクロプレー
    トPを持上げていく支持台状に形設し、かつ、該プレー
    ト支持台6…は、それの上昇時に、移送台3の移送路を
    移送されてくるマイクロプレートPの自由な通過を許容
    する通過路60が下面側に形成される形状としたことを
    特徴とする血液等の検査装置。
  2. 【請求項2】 機体1の前面側の作業部に、マイクロプ
    レートPを支承して左右方向に移送させる移送台3を装
    設し、それの移送路の上方に、マイクロプレートPの上
    面の各ホールp…に対して試薬・検体・希釈液等を分注
    する複数の分注ヘッド2…を、左右に並列させて装設す
    る血液等の検査装置において、移送台3を、並設した分
    注ヘッド2・2’により異なる分注作業を行なう複数の
    ブロックに分け、それらブロックにおける移送台3の移
    送路に、移送されてくるマイクロプレートPを支承して
    持上げることにより下面側に別のマイクロプレートPが
    通過する通過路60を形成するプレート支持台6…を、
    それぞれ昇降自在に設け、各ブロックにおける移送台3
    のマイクロプレートPの移送作動を正逆に切換え自在と
    した血液等の検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101895531B1 (ko) * 2017-04-06 2018-09-05 고신대학교 산학협력단 암 세포주에 대한 화학 감수성 검사 키트를 이용한 검사방법

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