JPH09236583A - 超電導体の特性測定方法及び超電導体の特性測定装置 - Google Patents
超電導体の特性測定方法及び超電導体の特性測定装置Info
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- JPH09236583A JPH09236583A JP4478196A JP4478196A JPH09236583A JP H09236583 A JPH09236583 A JP H09236583A JP 4478196 A JP4478196 A JP 4478196A JP 4478196 A JP4478196 A JP 4478196A JP H09236583 A JPH09236583 A JP H09236583A
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Abstract
要となる超電導体の特性を評価するための超電導体の特
性測定方法を確立することおよびこの超電導体の特性測
定を行うことための超電導体の特性測定装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 超電導状態を呈することが可能な円盤状
の固定部4の上方に円盤状の磁気発生可動部9をギャッ
プGを開けて相対させ、そのギャップ長に対する固定部
4と磁気発生可動部9との間に作用する電磁力の特性に
ついて、磁気発生可動部9の磁界の影響が固定部4に及
ばない程度に磁気発生可動部9を固定部4から離隔させ
た初期位置で固定部4を非超電導状態から超電導状態に
初期化し、磁気発生可動部9を固定部4に接触しない範
囲でその近傍の指定位置まで垂直方向にかつ等速度で接
近させた後、指定時間停止させ、その後に初期位置まで
磁気発生可動部9を等速度で固定部4から離隔させて電
磁力の接近−離隔特性を測定する。
Description
評価するための特性測定方法およびその特性測定装置に
関する。
能な固定部に磁気発生可動部を手動により接近もしくは
離隔させ、この時に固定部と磁気発生可動部との間に作
用する電磁力の大きさの最大値を、各ギャップもしくは
偏位について測定することにより超電導体の特性を評価
する方法及びその装置が知られている。
測定方法および超電導体特性測定装置では、測定所要時
間を厳密に規定していなかったために、時々刻々と変化
する電磁力の測定においては再現性のあるデータが得ら
れないといった問題があった。また、磁気発生可動部を
手動により動していたので、その移動速度に個人差があ
り、従って、電磁力の測定に個人差が出る恐れがあっ
た。また、磁気発生可動部の移動、測定を全て人力に頼
っていたために非常に非効率的かつ測定結果の精度が悪
いという問題があった。例えば、ギャップを連続的に変
化させた時の電磁力の測定が連続的に行われず、その結
果として固定部および磁気発生可動部との間に異物が入
り込んたようなときなどにも、その影響かどうかを測定
結果だけから判断することが困難になるなどの曖昧さが
あった。また、固定部と磁気発生可動部とが円盤状のも
のにあっては、固定部と磁気発生可動部の面出しおよび
平行配置が不十分であったために、固定部の配置の仕方
によってギャップが変わることがあった。さらに、固定
部と磁気発生可動部とが中空円柱状のもにあっては、固
定部と磁気発生可動部の芯出し及び平行配置が不十分で
あったために、磁気発生可動部を固定部にかぶせる時に
両者が接触し、電磁力が正確に測定できないことがあっ
た。従来の超電導体の特性測定法では時間的な超電導体
の特性変化を度外視していたために、長期間にわたって
超電導応用装置に組み込まれ機能しなければならない超
電導体の特性を測定するための評価法としては不十分で
あった。
ためになされたものであり、超電導応用装置を設計製作
するにあたって必要となる超電導体の特性を評価するた
めの超電導体の特性測定方法を確立することおよびこの
超電導体の特性測定を行うことための超電導体の特性測
定装置を提供することを目的とする。
体の特性測定方法は、上記の課題を解決するため、超電
導状態を呈することが可能な円盤状の固定部の上方に円
盤状の磁気発生可動部をギャップを開けて相対させ、そ
のギャップ長に対する前記固定部と前記磁気発生可動部
との間に作用して時々刻々と変化する電磁力の特性につ
いて、前記磁気発生可動部の磁界の影響が前記固定部に
及ばない程度に前記磁気発生可動部を前記固定部から離
隔させた初期位置で前記固定部を非超電導状態から超電
導状態に初期化し、前記磁気発生可動部を前記固定部に
接触しない範囲でその近傍の指定位置まで垂直方向にか
つ等速度で接近させた後、指定時間停止させ、その後に
前記初期位置まで前記磁気発生可動部を等速度で前記固
定部から離隔させて電磁力の接近−離隔特性を測定する
ことを特徴とする。
は、上記の課題を解決するため、超電導状態を呈するこ
とが可能な円盤状の固定部の上方に円盤状の磁気発生可
動部をギャップを開けて相対させ、そのギャップ長に対
する前記固定部と前記磁気発生可動部との間に作用して
時々刻々と変化する電磁力の特性について、前記磁気発
生可動部の磁界の影響が前記固定部に及びかつ接触しな
い範囲でその近傍まで前記磁気発生可動部を前記固定部
に接近させた初期位置で前記固定部を非超電導状態から
超電導状態に初期化し、前記磁気発生可動部の磁界の影
響が前記固定部に及ばない程度の指定位置まで前記磁気
発生可動部を垂直方向にかつ等速度で離隔させた後、指
定時間停止させ、その後に前記初期位置まで前記磁気発
生可動部を等速度で前記固定部に接近させて電磁力の離
隔−接近特性を測定することを特徴とする。
は、上記の課題を解決するため、超電導体状態を呈する
ことが可能な中空円柱状の固定部の半径方向外方にこの
固定部を包囲する中空円柱状の磁気発生可動部をギャッ
プを開けて相対させ、前記固定部の高さ方向の幾何学的
中点と前記磁気発生可動部の高さ方向の幾何学的中点と
を水平方向に一致させた空間的位置を座標原点とし、前
記磁気発生可動部を前記座標原点から垂直方向に偏位さ
せたときに、その偏位長に対する前記固定部と前記磁気
発生可動部との間に作用して時々刻々と変化する電磁力
の特性について、前記磁気発生可動部が前記座標原点に
あるときに前記固定部を非超電導状態から超電導状態に
初期化し、前記磁気発生可動部の磁界の影響が前記固定
部に及ばない程度の指定位置まで前記磁気発生可動部を
垂直方向に等速度で前記座標原点から偏位させた後、指
定時間停止させ、その後に座標原点まで前記磁気発生可
動部を等速度で移動させて電磁力の偏位特性を測定する
ことを特徴とする。
は、前記固定部を冷却により初期化した時のギャップ又
は偏位に対する磁界の状態と磁界の影響を受けた後のギ
ャップ又は偏位に対する磁界の状態とを磁気履歴現象と
して測定するために、請求項1ないし請求項3のいずれ
か1項に記載の超電導体の特性測定方法を繰り返し実行
することを特徴とする。
は、上記の課題を解決するため、磁気発生可動部の移動
方向と移動速度と停止時間とをパーソナルコンピュータ
で指定することにより、前記磁気発生可動部を駆動する
モータを制御する制御部に制御信号を送信して、前記モ
ータにより前記磁気発生可動部に指定の動作を実行させ
ると共に、固定部と磁気発生可動部とのギャップ又は偏
位を計測するためのギャップセンサからの計測信号と前
記固定部と前記磁気発生可動部との間に作用して時々刻
々と変化する電磁力を計測するためのロードセルからの
計測信号とを指定サンプリング周期で前記パーソナルコ
ンピュータに取り込み、ギャップ又は偏位と電磁力との
関係を対応させて記録することを特徴とする。
は、請求項5に記載のものにおいて、前記磁気発生可動
部の移動速度を等速制御することを特徴とする。
は、請求項5に記載のものにおいて、請求項1又は請求
項2に記載の円盤状の固定部と請求項1又は請求項2に
記載の円盤状の磁気発生可動部との平行度を前記磁気発
生可動部の垂直方向の移動中に保持するために、前記固
定部と前記磁気発生可動部との面出しを行うと共にそれ
らを平行に配置したことを特徴とする。
は、請求項5に記載のものにおいて、請求項3に記載の
中空円柱状の固定部とそれを包囲する請求項3に記載の
中空円柱状の磁気発生可動部とのギャップが前記磁気発
生可動部を垂直方向に偏位させた時に一定に保たれるよ
うに、前記固定部と前記磁気発生可動部との円柱の芯出
しをすると共にそれらを平行に配置したことを特徴とす
る。
は、請求項5に記載のものにおいて、前記パーソナルコ
ンピュータにより超電導体の特性の測定の繰り返し回数
を指定できることを特徴とする。
法は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の
ものにおいて、前記固定部と前記磁気発生可動部との間
に作用して時々刻々と変化する電磁力を、前記磁気発生
可動部を指定位置に保持した状態で時間的に連続して測
定することを特徴とする。
置は、請求項10に記載の超電導体の特性測定を行うた
めに、前記磁気発生可動部を指定位置に保持する制御装
置を備えたことを特徴とする。
法は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の
ものにおいて、ギャップもしくは偏位を制御することに
より前記固定部と前記磁気発生可動部との間に作用する
電磁力を一定に保った状態でギャップもしくは偏位の測
定を時間的に連続して実施することを特徴とする。
置は、請求項12に記載の超電導体特性測定を行うため
に、ギャップもしくは偏位を制御して電磁力を一定に保
持する制御装置を備えたことを特徴とする。
望ましく、超電導体の特性の時間的変化をあらかじめ予
想することによって、経年的に安定な超電導応用装置を
設計製作することができる。
とに説明する。図1はこの発明の実施例による超電導体
特性測定装置全体の構成図である。図1において1は圧
縮・引張印加部、2は圧縮・引張印加部を動作させるた
めの制御および圧縮・引張印加部からの信号を受信する
計測制御部、3は計測制御部への制御プログラムの伝送
および計測データの処理を行うデータ処理部である。4
は超電導状態を呈することが可能な第2種超電導体から
なる固定部、5は固定部を超伝導状態にするために冷却
材を入れる液体窒素容器、6は固定部を液体窒素容器に
固定するための固定部取付部、7はテーブル、8は液体
窒素容器をテーブルに固定するための液体窒素容器固定
台、9は磁気発生可動部、10は磁気発生可動部を動か
すためのクロスヘッド、11は支持棒、12は磁気発生
可動部を支持棒に取り付けるための磁気発生可動部の取
付部、13は電磁力を測定するためのロードセルであ
る。
機枠1Aの上部にはクロスヘッド10に取り付けられた
ギャップセンサ10Aに対向するギャップセンサ10B
が設けられている。クロスヘッド10には図示を略す歯
車機構が設けられている。この歯車機構は駆動機構1B
の一部を構成している。駆動機構1BはモータMと、ボ
ールネジ1Cとから大略構成されている。モータMの出
力軸にはプーリ1Dが取り付けられている。ボールネジ
1Cにはプーリ1Eが取り付けられている。プーリ1D
とプーリ1Cとの間にはベルト1Fが掛け渡されてい
る。データ処理部3はパーソナルコンピュータ3Aとプ
リンタ3Bとから大略構成されている。
図2に示すように、パーソナルコンピュータ3Aにより
計測値のサンプリング個数を設定し(S1)、次に制御
目標値(ギャップ又は偏位)を入力する(S2)。そし
て、実行指示を与えると、パーソナルコンピュータ3A
は制御目標値を計測制御部2に向かって出力する(S
3)。計測制御部2はこの制御目標値に基づいてモータ
Mを駆動し、これによりクロスヘッド10が可動され
る。このクロスヘッド10の可動によりギャップセンサ
10Bの出力が変化する。このギャップセンサ10Bの
検出出力は計測制御部2に入力される。計測制御部2は
ギャップセンサ10Bの検出値と制御目標値とを比較し
(S4)、その検出値と制御目標値とが不一致のとき、
モータMの駆動を続行し(S5)、その検出値と制御目
標値とが一致したとき、モータMの駆動を停止した後
(S6)、ロードセル13からの計測値を読み取る(S
7)。その計測値はパーソナルコンピュータ3Aに読み
込まれる。パーソナルコンピュータ3Aはギャップセン
サ10Bの検出値と計測値とを対応づけて記憶する。次
に、計測制御部2はサンプリング個数と計測値読み込み
回数とを比較し(S8)、サンプリング個数と計測値の
読み込み回数とが不一致のときはS3に戻って計測値の
読取りを続行し、設定したサンプリング個数と計測値読
取り回数とが一致したときは、測定を終了する。
いての特性測定の実施例を説明する。
よび磁気発生可動部9の詳細図である。この図3は、固
定部4および磁気発生可動部9が円盤状である場合を示
している。図3において、15は第2種超電導体であ
る。この第2種超電導体は固定部4の一部を構成してい
る。16は磁気発生可動部9の一部を構成する環状永久
磁石である。これらの環状永久磁石16は半径方向内方
から半径方向外方に順次ならべられている。その固定部
4と磁気発生可動部9とは初期ギャップGを開けて相対
されている。固定部4と磁気発生可動部9との間には電
磁力が作用する。
はその電磁力の特性について、磁気発生可動部9の磁界
の影響が固定部4に及ばない程度に磁気発生可動部9を
固定部4から初期ギャップGだけ離隔させた初期位置
で、図1に示す液体窒素容器5に液体窒素14を満たし
て固定部4を冷却して非超電導状態から超電導状態に初
期化し、次に磁気発生可動部9が固定部4に接触しない
範囲で指定した近傍まで磁気発生可動部9を垂直方向に
等速度で固定部4に接近させた後、指定時間停止させ、
その後に初期ギャップGまで磁気発生可動部9を等速度
で固定部4から離隔させて電磁力の接近−離隔特性Sを
測定する測定方法である。図4は、この測定方法により
測定された電磁力の接近−離隔特性Sであり、縦軸は電
磁力F(単位kgf)、横軸はギャップG(単位mm)
である。具体的には、ギャップGを初期ギャップ10m
mから1mmまで20mm/minの等速度で縮小させ
た後、10秒間ギャップを保持し、その後にギャップを
1mmから初期ギャップ10mmまで20mm/min
の等速度で拡大させて電磁力の接近−離隔特性Sを得
た。ここで、S1は接近特性を示し、S2は離隔特性を
示す。この測定結果には再現性があり、客観的な超電導
体特性測定を実現できるという効果がある。
特性測定方法は、その電磁力の特性について、磁気発生
可動部9の磁界の影響が固定部4に及びかつ接触しない
範囲の近傍であるギャップGまで磁気発生可動部9を固
定部4まで接近させた初期位置で、図1に示す液体窒素
容器5に液体窒素14を満たして固定部4を冷却して非
超電導状態から超電導状態に初期化し、次に磁気発生可
動部9の磁界の影響が固定部4に及ばない程度の指定位
置まで磁気発生可動部9を垂直方向に等速度で固定部4
から離隔させた後、指定時間停止させ、その後に初期ギ
ャップGまで磁気発生可動部9を等速度で固定部4に接
近させて得られる電磁力の離隔−接近特性Rを測定する
測定方法である。図5は、この測定方法により測定され
た電磁力の離隔−接近特性Rであり、縦軸は電磁力F
(単位kgf)、横軸はギャップG(単位mm)であ
る。具体的には、ギャップGを初期ギャップ1mmから
10mmまで20mm/minの等速度で拡大させた
後、10秒間ギャップを保持し、その後にギャップGを
10mmから初期ギャップ1mmまで20mm/min
の等速度で縮小させて電磁力の離隔−接近特性Rを得
た。ここで、R1は離隔特性を示し、R2は接近特性を
示す。この測定結果には再現性があり、客観的な超電導
体特性測定を実現できるという効果がある。
部4および磁気発生可動部5の詳細図を示す。その図6
は、固定部4および磁気発生可動部9が中空円柱状であ
る場合を示している。図6において、17は第2種超電
導体である。この第2種超電導体17は固定部4の一部
を構成している。磁気発生可動部9は半径方向外方から
固定部4を包囲する。この磁気発生可動部9はその内周
部に環状永久磁石18を有する。これらの環状永久磁石
18は上下方向に等間隔に並べられている。その磁気発
生可動部9と固定部4とは均一な半径方向ギャップG´
を開けて相対されている。固定部4の高さ方向の幾何学
的中点O1と磁気発生可動部9の高さ方向の幾何学的中
点O2とを水平方向に一致させた空間的位置を座標原点
O3とし、磁気発生可動部9を座標原点O3から偏位さ
せたときに磁気発生可動部9と固定部4との間に電磁力
が作用する。
はその電磁力の特性について、磁気発生可動部9が座標
原点O3にあるときに、図1に示す液体窒素容器5に液
体窒素14を満たして固定部4を冷却して非超電導状態
から超電導状態に初期化し、次に磁気発生可動部9の磁
界の影響が固定部4に及ばない程度の指定位置まで磁気
発生可動部9を垂直方向に等速度で上方に偏位させた
後、指定時間に停止させ、その後に座標原点O3まで磁
気発生可動部9を等速度で移動させて電磁力の偏位特性
Qを測定する測定方法である。図7は、この測定方法に
より測定された電磁力の偏位特性Qであり、縦軸は電磁
力F(単位kgf)、横軸は偏位O3(単位mm)であ
る。具体的には、偏位を座標原点O3である0mmから
30mmまで5mm/minの等速度で拡大させた後、
10秒間偏位を保持し、その後に偏位を30mmから座
標原点である0mmまで5mm/minの等速度で縮小
させて電磁力の偏位特性を得た。Q1は偏位を等速度で
拡大させたときの偏位特性であり、Q2は偏位を等速度
で縮小させたときの偏位特性である。この測定結果には
再現性があり、客観的な超電導体特性測定を実現できる
という効果がある。
方法により測定された電磁力の特性であり、具体的には
実施例1の測定方法を繰り返し行うことにより得られた
電磁力の特性である。その図8において、縦軸は電磁力
F(単位kgf)、横軸はギャップG(単位mm)であ
る。具体的には、実施例1の円盤状の磁気発生可動部9
の円盤状の固定部4に対する接近、停止、離隔を2回繰
り返すことにより得られた電磁力の接近特性Sである。
S1は第1接近特性、S2は第1離隔特性、S3は第2
接近特性、S4は第2離隔特性を示し、D1は第1接近
特性S1と第2接近特性S3との差、D2は第1離隔特
性S2と第2離隔特性S4との差を示している。この測
定結果を見ればわかるとおり、超電導体の特性測定を繰
り返し行うことにより、超電導体の特性変化を考慮した
超電導体の特性測定が実現できるという効果がある。ま
たこの測定結果には、再現性があり、この測定方法によ
れば、客観的な超電導体特性測定を実現できるという効
果がある。
定方法により測定された電磁力の特性であり、縦軸は電
磁力F(単位kgf)およびギャップG(単位mm)で
あり、横軸は時間(単位sec)である。具体的には、
実施例1と同様にして磁気発生可動部9を固定部4から
ギャップ10mmだけ離隔された位置で、図1に示す液
体窒素容器5に液体窒素14を満たして固定部4を冷却
して非超電導状態から超電導状態に初期化し、次に磁気
発生可動部9を垂直方向に20mm/minの等速度で
固定部4にギャップ0.96mmまで接近させて、停止
させた後に時々刻々と変化する電磁力(載荷力)を時間
的連続に測定したものである。この測定結果を見ればわ
かるとおり、この超電導体特性測定方法を用いれば、超
電導体の時々刻々と変化する特性を考慮した超電導体の
特性測定が実現できるという効果がある。またこの測定
結果には再現性があり、この測定方法によれば、客観的
な超電導体特性測定を実現できるという効果がある。
測定方法により測定された電磁力の特性であり、縦軸は
ギャップG(単位mm)および電磁力F(単位kg
f)、横軸は時間(単位sec)である。具体的には、
実施例1と同様にして磁気発生可動部9を固定部4から
初期ギャップ10mmだけ離隔された位置で、図1に示
す液体窒素容器5に液体窒素14を満たして固定部5を
冷却して非超電導状態から超電導状態に初期化し、次に
磁気発生可動部9を垂直方向に5mm/minの等速度
で固定部4に接近させて、電磁力(載荷力)が10.4
5kgfとなった後に停止させ、もしそのままギャップ
Gを制御しなければ時々刻々と変化する電磁力が増加す
れば磁気発生可動部9を固定部4から遠ざけ、その電磁
力が減少すれば磁気発生可動部9を固定部4に近付ける
ようにギャップGをフィードバック制御することによ
り、一定に保った状態で、ギャップGを時間的連続に測
定したものである。この測定結果を見ればわかるとお
り、この超電導体の特性測定を用いれば、超電導体の時
々刻々と変化する特性を考慮した超電導体の特性測定が
実現できるという効果がある。この測定結果には再現性
があり、この測定方法によれば、客観的な超電導体特性
測定を実現できるという効果がある。
性測定において超伝導状態を呈することが可能な円盤状
の固定部と円盤状の磁気発生可動部との間に作用して時
々刻々と変化する電磁力の接近−離隔特性について接近
速度、停止時間および離隔速度を指定することにより、
再現性および客観性のある超電導体特性測定が実現でき
るという効果がある。
測定において超伝導状態を呈することが可能な円盤状の
固定部と円盤状の磁気発生可動部との間に作用して時々
刻々と変化する電磁力の離隔−接近特性について離隔速
度、停止時間および接近速度を指定することにより、再
現性および客観性のある超電導体特性測定が実現できる
という効果がある。
測定において超伝導状態を呈することが可能な中空円柱
状の固定部と中空円柱状の磁気発生可動部との間に作用
して時々刻々と変化する電磁力の偏位特性について偏位
速度、停止時間および偏位速度を指定することにより、
再現性および客観性のある超電導体特性測定が実現でき
るという効果がある。
冷却により初期化した時のギャップ又は偏位に対する磁
界の状態と磁界の影響を受けた後のギャップ又は偏位に
対する磁界の状態とを磁気履歴現象として測定できる。
ば、磁気発生可動部の動作および計測を自動的に行う超
電導体特性測定装置により、超電導体の特性測定を省力
的かつ高精度に誰でも簡単に実施できるという効果があ
る。また、計測を連続的に実施することにより、その場
で測定結果の真偽判定が可能となるという効果もある。
盤状の固定部と円盤状の磁気発生可動部の面出しおよび
それらの平行配置を行う超電導体特性測定装置により、
固定部と磁気発生可動部との平行度がその磁気発生可動
部を垂直方向に移動させた時にも保たれるという効果が
ある。
状の固定部とそれを包囲する中空円柱状の磁気発生可動
部の芯出しおよびそれらの平行配置を行う超電導体特性
測定装置により、固定部とそれを包囲する磁気発生可動
部とのギャップが磁気発生可動部を垂直方向に偏位させ
た時にも一定に保たれるため、たとえば磁気発生可動部
を固定部にかぶせるときに両者が接触し電磁力の測定が
不正確となることがなくなるという効果がある。
力的かつ構成度に誰にでも簡単に実施できるという効果
がある。
体特性測定において固定部と磁気発生可動部との間に作
用して時々刻々と変化する電磁力を、磁気発生可動部を
指定位置に保持した状態で時間的連続に測定することに
より、超電導体特性の経時変化を考慮した超電導体の特
性測定が実現できるという効果がある。
生可動部を指定位置に保持するための制御装置を備えた
超電導体の特性測定装置により、超電導体の特性測定が
省力的かつ高精度に誰にでも簡単に実施できるという効
果がある。
プもしくは偏位を制御することにより固定部と磁気発生
可動部との間に作用する電磁力を一定に保った状態で、
ギャップもしくは偏位の測定を時間的に連続して実施す
ることにより、超電導体の特性の経時変化を考慮した超
電導体の特性測定が実現できるという効果がある。
ップもしくは偏位を制御して固定部と磁気発生可動部と
の間に作用する電磁力を一定に保つ制御装置を備えた超
電導体の特性測定装置により、超電導体の特性測定が省
略的かつ高精度に誰にでも簡単に実施できるという効果
がある。
体構成を示す概略図である。
動を説明するためのフロー図である。
動部との詳細構造の一例を示す図である。
接近−離隔特性を示す図である。
離隔−接近特性を示す図である。
例を示す図である。
偏位特性を示す図である。
接近−離隔特性を示す図である。
荷力)の時間的変化を示す図である。
ギャップの時間的変化を示す図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 超電導状態を呈することが可能な円盤状
の固定部の上方に円盤状の磁気発生可動部をギャップを
開けて相対させ、そのギャップ長に対する前記固定部と
前記磁気発生可動部との間に作用して時々刻々と変化す
る電磁力の特性について、前記磁気発生可動部の磁界の
影響が前記固定部に及ばない程度に前記磁気発生可動部
を前記固定部から離隔させた初期位置で前記固定部を非
超電導状態から超電導状態に初期化し、前記磁気発生可
動部を前記固定部に接触しない範囲でその近傍の指定位
置まで垂直方向にかつ等速度で接近させた後、指定時間
停止させ、その後に前記初期位置まで前記磁気発生可動
部を等速度で前記固定部から離隔させて電磁力の接近−
離隔特性を測定することを特徴とする超電導体の特性測
定方法。 - 【請求項2】 超電導状態を呈することが可能な円盤状
の固定部の上方に円盤状の磁気発生可動部をギャップを
開けて相対させ、そのギャップ長に対する前記固定部と
前記磁気発生可動部との間に作用して時々刻々と変化す
る電磁力の特性について、前記磁気発生可動部の磁界の
影響が前記固定部に及びかつ接触しない範囲でその近傍
まで前記磁気発生可動部を前記固定部に接近させた初期
位置で前記固定部を非超電導状態から超電導状態に初期
化し、前記磁気発生可動部の磁界の影響が前記固定部に
及ばない程度の指定位置まで前記磁気発生可動部を垂直
方向にかつ等速度で離隔させた後、指定時間停止させ、
その後に前記初期位置まで前記磁気発生可動部を等速度
で前記固定部に接近させて電磁力の離隔−接近特性を測
定することを特徴とする超電導体の特性測定方法。 - 【請求項3】 超電導体状態を呈することが可能な中空
円柱状の固定部の半径方向外方にこの固定部を包囲する
中空円柱状の磁気発生可動部をギャップを開けて相対さ
せ、前記固定部の高さ方向の幾何学的中点と前記磁気発
生可動部の高さ方向の幾何学的中点とを水平方向に一致
させた空間的位置を座標原点とし、前記磁気発生可動部
を前記座標原点から垂直方向に偏位させたときに、その
偏位長に対する前記固定部と前記磁気発生可動部との間
に作用して時々刻々と変化する電磁力の特性について、
前記磁気発生可動部が前記座標原点にあるときに前記固
定部を非超電導状態から超電導状態に初期化し、前記磁
気発生可動部の磁界の影響が前記固定部に及ばない程度
の指定位置まで前記磁気発生可動部を垂直方向に等速度
で前記座標原点から偏位させた後、指定時間停止させ、
その後に座標原点まで前記磁気発生可動部を等速度で移
動させて電磁力の偏位特性を測定することを特徴とする
超電導体の特性測定方法。 - 【請求項4】 前記固定部を冷却により初期化した時の
ギャップ又は偏位に対する磁界の状態と磁界の影響を受
けた後のギャップ又は偏位に対する磁界の状態とを磁気
履歴現象として測定するために、請求項1ないし請求項
3のいずれか1項に記載の超電導体の特性測定方法を繰
り返し実行することを特徴とする超電導体の特性測定方
法。 - 【請求項5】 磁気発生可動部の移動方向と移動速度と
停止時間とをパーソナルコンピュータで指定することに
より、前記磁気発生可動部を駆動するモータを制御する
制御部に制御信号を送信して、前記モータにより前記磁
気発生可動部に指定の動作を実行させると共に、固定部
と磁気発生可動部とのギャップ又は偏位を計測するため
のギャップセンサからの計測信号と前記固定部と前記磁
気発生可動部との間に作用して時々刻々と変化する電磁
力を計測するためのロードセルからの計測信号とを指定
サンプリング周期で前記パーソナルコンピュータに取り
込み、ギャップ又は偏位と電磁力との関係を対応させて
記録することを特徴とする超電導体の特性測定装置。 - 【請求項6】 前記制御部は、前記磁気発生可動部の移
動速度を等速制御することを特徴とする請求項5に記載
の超電導体の特性測定装置。 - 【請求項7】 請求項1又は請求項2に記載の円盤状の
固定部と請求項1又は請求項2に記載の円盤状の磁気発
生可動部との平行度を前記磁気発生可動部の垂直方向の
移動中に保持するために、前記固定部と前記磁気発生可
動部との面出しを行うと共にそれらを平行に配置したこ
とを特徴とする請求項5に記載の超電導体の特性測定装
置。 - 【請求項8】 請求項3に記載の中空円柱状の固定部と
それを包囲する請求項3に記載の中空円柱状の磁気発生
可動部とのギャップが前記磁気発生可動部を垂直方向に
偏位させた時に一定に保たれるように、前記固定部と前
記磁気発生可動部との円柱の芯出しをすると共にそれら
を平行に配置したことを特徴とする請求項5に記載の超
電導体の特性測定装置。 - 【請求項9】 前記パーソナルコンピュータにより超電
導体の特性の測定の繰り返し回数を指定できることを特
徴とする請求項5に記載の超電導体の特性測定装置。 - 【請求項10】 前記固定部と前記磁気発生可動部との
間に作用して時々刻々と変化する電磁力を、前記磁気発
生可動部を指定位置に保持した状態で時間的に連続して
測定することを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
ずれか1項に記載の超電導体の特性測定方法。 - 【請求項11】 請求項10に記載の超電導体の特性測
定を行うために、前記磁気発生可動部を指定位置に保持
する制御装置を備えたことを特徴とする超電導体の特性
測定装置。 - 【請求項12】 ギャップもしくは偏位を制御すること
により前記固定部と前記磁気発生可動部との間に作用す
る電磁力を一定に保った状態でギャップもしくは偏位の
測定を時間的に連続して実施することを特徴とする請求
項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の超電導体の
特性測定方法。 - 【請求項13】 請求項12に記載の超電導体特性測定
を行うために、ギャップもしくは偏位を制御して電磁力
を一定に保持する制御装置を備えたことを特徴とする超
電導体特性測定装置。
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1996
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