JPH0923544A - ワイヤハーネス用クランプの係止構造 - Google Patents

ワイヤハーネス用クランプの係止構造

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Publication number
JPH0923544A
JPH0923544A JP7194197A JP19419795A JPH0923544A JP H0923544 A JPH0923544 A JP H0923544A JP 7194197 A JP7194197 A JP 7194197A JP 19419795 A JP19419795 A JP 19419795A JP H0923544 A JPH0923544 A JP H0923544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
wire harness
lock
hook piece
hook
Prior art date
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Pending
Application number
JP7194197A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Yamashita
浩司 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication of JPH0923544A publication Critical patent/JPH0923544A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤハーネス13へ取付ける取付部2に突
設した係止部6を、車体15の係止孔11に係合して、
ワイヤハーネス13の車体15への配設姿勢を係止する
ワイヤハーネス用クランプ1の係止構造において、その
係止状態のワイヤハーネス13の外し作業を容易にし
て、ワイヤハーネス13のリサイクル使用を可能にす
る。 【構成】 係止部6を、係止アーム7の先端に鉤片8を
備えた鉤状になすと共に、係止孔11を、鉤片8を遊挿
通過させる鉤片遊挿窓9と係止アーム7を受け入れるス
ロット形状の鍵孔10の連設形状になし、鉤片遊挿窓9
から、係止部6の鉤片8を入れて係止孔11の裏側に出
し、その状態の係止アーム7を鍵孔10に落し入れ係止
して、係止部6を抜け止め係止すると共に、その係止ア
ーム7を鍵孔10から出して鉤片遊挿窓9から引き出
し、ワイヤハーネス13の配設係止を解離する構造が特
徴である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネスに取付
けたワイヤハーネス用クランプを車体・機器に係止し
て、そのワイヤハーネスの配設姿勢を整えて保持するワ
イヤハーネス用クランプの係止構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ワイヤハーネス用クランプの係止構造は
(図3参照)、ワイヤハーネス13への取付部2に係止
部6を突設したワイヤハーネス用クランプ1を用いて、
車体・機器15の係止孔11に嵌着係止する構造になっ
ている。即ち、係止部6は、取付部2に立設した係止柱
3の上端から開脚状に垂設されて、下端に段差係止部5
を備えた片持梁状一対の弾性係止片4等からなる構造を
有し、その係止部6の弾性係止片4を、車体・機器の係
止孔11に嵌着して段差係止部5によって抜け止め係止
し、ワイヤハーネス13の車体・機器への配設姿勢を整
えて保持するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来のワイヤハ
ーネス用クランプの係止構造は、車体・機器へのワイヤ
ハーネス13の係止がワンタッチ的にできるものの、ワ
イヤハーネス13のメンテナンスやリサイクル使用に際
して、その嵌着係止を外すことが極めて困難になる。即
ち、弾性係止片4の弾性開脚力によって、車体・機器1
5の係止孔11に嵌着係止した係止部6は、弾性係止片
4の開脚姿勢を強制縮小しない限り、係止孔11から円
滑に引き出すことができないので、メンテナンス等に際
してワイヤハーネス13を車体・機器15から外す必要
が生じたときは、例えば、10kgf等の強い引き外力
を、狭隘な配設空間に存在するワイヤハーネス13に加
え、係止柱3を破断せざるを得ない難渋作業となり、ワ
イヤハーネス13の係止離脱の作業性が極めて劣る。
【0004】一方、自動車のワイヤハーネスシステムは
車体と共に廃却する使い捨てが行なわれているものの、
ワイヤハーネスシステムは合成樹脂材が多く使用されて
いるので、その廃却に基づく産業公害上の難点があり、
さらに、近年は資源有効活用の見地から、ワイヤハーネ
スシステムのリサイクル使用の指向が強く、そのリサイ
クル使用のための技術開発が、当該分野で求められてい
る。
【0005】本発明は、以上の従来技術の難点を解消す
ると共に、当該分野の技術要求に応えるワイヤハーネス
用クランプの係止構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明のワイヤハーネス用クランプの係止構造は「ワ
イヤハーネス用クランプの係止部を、車体・機器の係止
孔に係合して、ワイヤハーネスの配設姿勢を係止するワ
イヤハーネス用クランプの係止構造おいて、前記係止部
を、係止アームの前端に鉤片を備えた鉤状係止片に形成
し、前記係止孔を、前記鉤片を遊挿する鉤片遊挿窓と前
記係止アームを受け入れて前記鉤片を抜け止め係止する
鍵孔との連設形状にした構造」からなっている。
【0007】即ち、本発明の係止構造は、ワイヤハーネ
ス用クランプの鉤状係止片を車体・機器側の係止孔の鉤
片遊挿窓から入れて、鉤片を係止孔の裏側へ出し、しか
るのち、その鉤状係止片の係止アームを、係止孔の鍵孔
に挿入し、係止孔の裏側に位置した鉤片によって、係止
部を抜け止め係止するようになっている。
【0008】
【作用】以上の構成の本発明のワイヤハーネス用クラン
プの係止構造は、ワイヤハーネスに取付けたワイヤハー
ネス用クランプの鉤状係止片を、車体・機器側の係止孔
の鉤片遊挿窓から入れて、係止アームを鍵孔に挿入セッ
トするのみで、ワイヤハーネスの配設係止ができると共
に、その係止状態の鉤状係止片を上げて、鉤片による係
止を解離し、鉤片遊挿窓から引き抜くのみで、ワイヤハ
ーネスの配設姿勢をルーズにすることができる。そし
て、その係止ルーズによるワイヤハーネス損傷のおそれ
がないので、ワイヤハーネスのリサイクル使用が可能に
なる。
【0009】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、本発明の第一実施例を示す図1を参照して、ワイヤ
ハーネス13の外周にテープ巻き14によって取付け固
定する長方形板体の取付部2に、係止部6を突設し、そ
の係止部6を車体15に係止してワイヤハーネス13の
車体15への配設姿勢を整えて保持するワイヤハーネス
用クランプ1の係止構造において、係止部6は、取付部
2を取付け固定したワイヤハーネス13の側方へ突き出
す板状の係止アーム7と、係止アーム6の前端に備えた
鉤片8からなり、この係止アーム7と鉤片8がT字形を
なす鉤状の係止部6になっている。
【0010】一方、車体15の壁板には、鉤片8が遊挿
通過できる鉤片遊挿窓9と、鉤片遊挿窓9の下縁をスロ
ット状に切欠いた鍵孔10の連設からなる係止孔11が
設けられ、鍵孔10は定常姿勢の車体の上下方向に配設
されている。
【0011】そして(図1の(B)(C)参照)、ワイ
ヤハーネス13に取付けた取付部2から突設する係止ア
ーム7を係止孔11に臨ませて対向させ、前端の鉤片8
を鉤片遊挿窓9に入れて係止孔11の裏側に突き出す状
態になし、しかるのち、係止アーム7を鍵孔10に落し
込んで、係止部6が係止孔11から抜き出ないように係
止セットされる。そして、その係止をルーズにするとき
は、その係止状態の係止部6を上方に上げて、係止アー
ム7を鍵孔10から出し、鉤片8を鉤片遊挿窓9から引
き出すことによって、ワイヤハーネス用クランプ1が車
体15から外される。
【0012】以上の図1実施例のものは前記の作用があ
り、ワイヤハーネス用クランプ1の車体15への係止に
よるワイヤハーネス13の配設姿勢の係止と、その係止
解離によるワイヤハーネス13の車体15からの外し作
業が極めて簡便化する。そして、その外しによるワイヤ
ハーネス13は、そのままリサイクル使用ができる。な
お、図1実施例の鍵孔10は車体15の上下方向に配設
されているので、車体振動等によって、前記係止状態の
係止アーム7が鍵孔10から外れるおそれがなく、ワイ
ヤハーネス13の係止姿勢が安定する。
【0013】なお、本発明のワイヤハーネス用クランプ
の係止構造は、前記の実施例に限定されず、図2の例示
のように、係止部6をL字状またはバー体にしたり、鉤
片8を鍵孔10に係合した係止部6のがたつき防止のた
め、鍵孔10の周縁に圧接させる圧接片12を、係止ア
ーム7に付設する等の変化がある。
【0014】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のワイヤハ
ーネス用クランプの係止構造は、ワイヤハーネス用クラ
ンプの車体・機器への係止によるワイヤハーネスの配設
作業性が簡便化して当該作業の能率化を図ると共に、配
設係止姿勢のワイヤハーネスの係止解離がし易く、ワイ
ヤハーネスのメンテナンス作業性の向上とリサイクル使
用を可能にして当該分野の技術要求に応え、さらに、そ
のリサイクル使用によって産業廃棄物公害の防止を図る
諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例のワイヤハーネス用クランプ
の係止構造を示し、(A)はその斜視図、(B)(C)
はその作用状態を示す側面図
【図2】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用クラン
プの係止構造の他の実施例を示し、(A)(B)(C)
ともその係止部の斜視図
【図3】従来のワイヤハーネス用クランプの係止構造を
示し、(A)はその斜視図、(B)はその使用状態の正
面図
【符号の説明】
1 ワイヤハーネス用クランプ 2 取付部 3 係止柱 4 弾性係止片 5 段差係止部 6 係止部 7 係止アーム 8 鉤片 9 鉤片遊挿窓 10 鍵孔 11 係止孔 12 圧接片 13 ワイヤハーネス 14 テープ巻き 15 車体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネス用クランプの係止部を、
    車体・機器の係止孔に係合して、ワイヤハーネスの配設
    姿勢を係止するワイヤハーネス用クランプの係止構造お
    いて、前記係止部を、係止アームの前端に鉤片を備えた
    鉤状係止片に形成し、前記係止孔を、前記鉤片を遊挿す
    る鉤片遊挿窓と前記係止アームを受け入れて前記鉤片を
    抜け止め係止する鍵孔との連設形状にした構造を特徴と
    するワイヤハーネス用クランプの係止構造。
  2. 【請求項2】 鍵孔を、定常姿勢の車体・機器の縦方向
    に配設した請求項1のワイヤハーネス用クランプの係止
    構造。
  3. 【請求項3】 係止アームを鍵孔に係合した状態におい
    て、前記鍵孔の周縁へ圧接する圧接片を、前記係止アー
    ムに設けた請求項1または請求項2のワイヤハーネス用
    クランプの係止構造。
JP7194197A 1995-07-06 1995-07-06 ワイヤハーネス用クランプの係止構造 Pending JPH0923544A (ja)

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JP (1) JPH0923544A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015177596A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 矢崎総業株式会社 ハーネス装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015177596A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 矢崎総業株式会社 ハーネス装置

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