JPH09234313A - 濾過装置 - Google Patents

濾過装置

Info

Publication number
JPH09234313A
JPH09234313A JP8045269A JP4526996A JPH09234313A JP H09234313 A JPH09234313 A JP H09234313A JP 8045269 A JP8045269 A JP 8045269A JP 4526996 A JP4526996 A JP 4526996A JP H09234313 A JPH09234313 A JP H09234313A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter medium
filter material
per unit
unit time
filtrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8045269A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Umeki
亨 梅木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP8045269A priority Critical patent/JPH09234313A/ja
Publication of JPH09234313A publication Critical patent/JPH09234313A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シール部の交換時期を適切に判定でき、濾過能
力の低下を未然に防止できる濾過装置を提供する。 【解決手段】濾過槽1と、その濾過槽1内を通過する帯
状の濾材と、その濾材上に濾過すべき濾液2を供給する
濾液供給手段と、濾材3の端部と濾過槽1の側面との間
をシールするシール部8aと、濾材3を一定量移動させ
るコンベア5と、濾材3上の濾液2の液面レベルを検出
し、濾液2の液面レベルが所定の高さになったときに濾
材送り信号を出力するフロートスイッチ7と、フロート
スイッチ7から出力される濾材送り信号に基づき単位時
間あたりの濾材3の送り量を算出する算出手段10と、
その算出手段によって算出された単位時間あたりの濾材
3の送り量と、設定された基準値とを比較して、シール
部8aの劣化を判定するシール部劣化判定手段11と、
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、濾過装置に関し、
特に、濾材の端部と濾過槽の側面との間をシールするシ
ール部の交換時期を適切に判定でき、濾過能力の低下を
未然に防止できる濾過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、銅等の金属の圧延あるいは伸線
加工では、加工する素材と型との間に圧延油、伸線油の
ような潤滑剤を供給して、素材の磨耗や固着を防ぎ、そ
の表面品質を高めている。しかし、潤滑剤中には外部か
らの固形物が混入する場合が多いため、濾過装置によっ
て潤滑剤を濾過する必要がある。
【0003】図4乃至図6は、従来の濾過装置を示す。
図4及び図5に示すように、従来の濾過装置Bは、濾過
槽1と、濾過槽1内を通過し、潤滑剤等の濾液2を濾過
する長尺帯状の濾材3と、その濾材3を巻き掛けて保持
する供給ロール4と、供給ロール4から引き出された濾
材3を長手方向に移動させるコンベア5と、濾材3上に
濾液2を供給する濾液供給手段6と、濾材3上の濾液2
の液面レベルを検出し、濾液2の液面レベルが所定の高
さになったときに濾材送り信号を出力するフロートスイ
ッチ7(濾過状態検出手段)と、からなる。
【0004】コンベア5は、複数の支持ローラ5aと、
その支持ローラ5aに巻き掛けられた無端ベルト5b
と、無端ベルト5bを矢印方向に移動させる送りモータ
5cとからなる。
【0005】また、図6(A)に示すように、濾過槽1
の両側面1a,1aには、濾材3の端部との隙間から濾
液2が漏れないようにシール部材8,8が設けられてい
る。シール部材8は、図6(B)に示すように、シール
部8aと、シール部8aを濾材3側に付勢するためのシ
ールスプリング8bと、シールスプリング8bをシール
部8aに保持するシール押え8cとからなる。
【0006】従来の濾過装置Bによれば、潤滑剤等の濾
液2は、濾液供給手段6から濾材3上に連続的に一定量
供給され、濾材3を通過して濾過液2aとして濾過槽1
の下方に滴下される。濾材3上には懸濁物、固形粒子が
残留して濾過物の層が形成される。濾過物の層が厚くな
ると、濾液2の通過量が減少するため、濾材3上の濾液
2の液面レベルが上昇する。液面レベルが所定の設定値
まで達すると、フロートスイッチ7が作動して、濾材送
り信号が出力される。そして、濾材送り信号に基づきコ
ンベア5の送りモータ5cが駆動し、無端ベルト5bが
必要な量だけ移動して、新しい濾材3が供給される。濾
材3上に溜まった濾過物2bは、古い濾材3とともに下
方に設置された容器9内に廃棄される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記濾過装置Bでは、
濾過中に新しい濾材3が供給されるので、濾材3と直接
接触しているシール部8aが時間の経過とともに磨耗す
る。シール部8aは、シールスプリング8bによって押
さえつけられているので、ある程度の時間までは濾液2
の漏れを防止できるが、シールスプリング8bの押えが
効かない程度までシール部8aの磨耗が進むと、濾材3
上の濾液2が隙間から漏れてしまい、濾過能力を低下さ
せる。その結果、濾過液2a中の固形物の量が増加する
ことになり、圧延加工や伸線加工に悪影響を及ぼす。
【0008】そのため、劣化したシール部を新しいシー
ル部に交換する必要があるが、従来は、その交換時期を
経験やかんで判断していた。もちろん定期的に早めにシ
ール部8aの交換を行えば、十分な濾過能力を保つこと
ができるが、シール部の交換は手作業で行うため、実際
には、コスト、作業性の問題から頻繁に行うことができ
なかった。
【0009】本発明は、上記問題点を鑑みてなされたも
のであり、シール部の交換時期を適切に判定でき、濾過
能力の低下を未然に防止できる濾過装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の濾過装置は、上
記課題を解決するために、濾過槽と、その濾過槽内を通
過する帯状の濾材とその濾材上に濾過すべき濾液を供給
する濾液供給手段と、前記濾材の端部と濾過槽の側面と
の間をシールするシール部と、前記濾材を長手方向に移
動させる濾材送り手段と、前記濾材の濾過状態を検出し
て、濾材送り信号を前記濾材送り手段に出力する濾過状
態検出手段と、その濾過状態検出手段から出力される濾
材送り信号に基づき単位時間当たりの濾材送り量を算出
する算出手段と、その算出手段によって算出された単位
時間当たりの濾材送り量に基づき前記シール部の劣化を
判定するシール部劣化判定手段と、を有することを特徴
とするものである。
【0011】本発明は又、単位時間当たりの濾材送り量
を表示する表示手段を有してもよい。
【0012】本発明の濾過装置によれば、濾過状態検出
手段から出力される濾材送り信号に基づき単位時間当た
りの濾材送り量を算出する算出手段と、その算出手段に
よって算出された単位時間当たりの濾材送り量に基づき
シール部の劣化を判定するシール部劣化判定手段と、を
有するので、単位時間当たりの濾材送り量が基準値に達
しない場合にシール部の交換時と適切に判定でき、濾液
の漏れに伴う濾過能力の低下を未然に防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の濾過装置
の構成を示す概略説明図である。
【0014】図1に示すように、本発明の濾過装置A
は、フロートスイッチ7から出力される濾材送り信号に
基づき単位時間当たりの濾材3の送り量(送り回数)を
算出する算出手段10と、シール部8aの交換時を判定
するための基準値K1を設定し、その基準値K1と算出手
段10によって算出された単位時間当たりの濾材3の送
り量とを比較して、シール部8aの劣化を判定するシー
ル部劣化判定手段11と、を有する。
【0015】算出手段10には時間を計測するためのタ
イマー12が接続されている。
【0016】本発明の濾過装置Aは又、単位時間当たり
の濾材3の送り量をグラフや表等で表示したり、シール
部8aの交換時であることを表示して知らせるための監
視用のモニター13(表示手段)を有する。
【0017】なお、他の部材の構成は、従来の濾過装置
Bと同様である。
【0018】次に、本発明の濾過装置Aの動作を図2の
フローチャートに基づいて説明する。
【0019】まず、潤滑剤等の濾液2は、濾液供給手段
6から濾材3上に連続的に一定量供給され、濾材3を通
過して濾過液2aとして濾過槽1の下方に滴下される。
濾材3上には懸濁物、固形粒子が残留して濾過物の層が
形成される。濾過物の層が厚くなると、濾液2の通過量
が減少するため、濾材3上の濾液2の液面レベルが上昇
する。液面レベルが所定の設定値まで達すると、フロー
トスイッチ7が作動して、濾材送り信号が出力される。
【0020】フロートスイッチ7から出力される濾材送
り信号は、算出手段10に入力され(S1)、タイマー
12を用いて単位時間当たりの濾材3の送り量が算出さ
れる(S2)。単位時間当たりの濾材送り量は、モニタ
ー13によってグラフや表の形式で表示される
(S3)。次に、シール部劣化判定手段11によって、
算出された単位時間当たりの濾材3の送り量が基準値K
1以上か否か比較される(S4)。
【0021】図3は、時間の経過とともにシールスプリ
ング8bの有効量、シール磨耗量、単位時間当たりの濾
材送り量がそれぞれどのように変化するかを示すグラフ
である。
【0022】シール部8aの磨耗は時間の経過とともに
増加するが(図3(B)参照)、シールスプリング8b
が有効に働くため(図3(A)参照)、単位時間当たり
の濾材送り量はあまり変化しない(図3(C)参照)。
しかし、シールスプリング8bの押えが効かない程度ま
でシール部8aの磨耗が進むと、単位時間当たりの濾材
送り量が激減する。このように、シール部8aの劣化・
磨耗の限界点は単位時間当たり濾材の送り量を測定する
ことによって知ることができる。
【0023】そこで、単位時間当たりの濾材送り量が激
減する直前を基準値K1として設定し、シール部劣化判
定手段11によって、単位時間当たりの送り量が基準値
1より低くなった時点T1をシール部8aの交換時と判
定する。なお、基準値K1は、図示しないキーボード等
で設定入力され、また、濾材3の目の粗さやシール部8
aの材質等に応じて適宜変更される。
【0024】単位時間当たりの濾材3の送り量が基準値
1以上の場合には、正常に濾過が行われていると判定
され、コンベア5の送りモータ5cが駆動し、無端ベル
ト5bが必要な量だけ移動して、新しい濾材3が供給さ
れる(S5)。
【0025】単位時間当たりの濾材3の送り量が基準値
1に達しない場合には、シール部8aの交換時と判定
され、濾液供給停止信号が出力され(S6)、濾液2の
供給が停止される。そして、劣化したシール部8aを新
しいシール部に交換する(S 7)。
【0026】本発明の濾過装置Aによれば、フロートス
イッチ7から出力される濾材送り信号に基づき単位時間
当たりの濾材3の送り量を算出する算出手段10と、そ
の算出手段10によって算出された単位時間当たりの濾
材送り量と、設定された基準値K1とを比較して、シー
ル部8aの劣化を判定するシール部劣化判定手段11
と、を有するので、単位時間当たりの濾材3の送り量が
基準値K1に達しない場合にシール部8aの交換時と適
切に判定でき、シール部8aの交換を必要最小限に抑え
ることができる。
【0027】また、濾液の漏れに伴う濾過能力の低下を
未然に防止できるので、濾過液2a中の固形物の量を大
幅に減少させることができ、良好な圧延加工や伸線加工
を行うことができる。
【0028】本発明は、上記実施の形態に限定されるこ
とはなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範
囲内において、種々の変更が可能である。
【0029】例えば、濾過状態検出手段として、フロー
トスイッチ7の代わりに、濾材3の下部の圧力を測定す
る測定器を用いて、濾材下の減圧量に応じて濾材送り信
号を出力するように構成してもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明の濾過装置によれば、濾過状態検
出手段から出力される濾材送り信号に基づき単位時間当
たりの濾材送り量を算出する算出手段と、その算出手段
によって算出された単位時間当たりの濾材送り量に基づ
きシール部の劣化を判定するシール部劣化判定手段と、
を有するので、単位時間当たりの濾材送り量が基準値に
達しない場合にシール部の交換時と適切に判定でき、シ
ール部の交換を必要最小限に抑えることができる。
【0031】また、濾液の漏れに伴う濾過能力の低下を
未然に防止できるので、濾過液中の固形物の量を大幅に
減少させることができ、良好な圧延加工や伸線加工を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の濾過装置を示す概略説明図である。
【図2】本発明の動作を示すフローチャートである。
【図3】(A)は、時間とシールスプリングの有効量と
の関係、(B)は時間とシール磨耗量との関係、(C)
は、時間と単位時間当たりの濾材送り量との関係を示す
グラフである。
【図4】従来の濾過装置を示す概略説明図である。
【図5】従来の濾過装置を示す平面図である。
【図6】(A)は、シール部材によって濾材をシールし
ている状態を示す説明図、(B)は、シール部材の拡大
詳細図である。
【符号の説明】
1:濾過槽 1a:側面 2:濾液 3:濾材 4:供給ロール 5:コンベア(濾材送り手段) 5b:無端ベルト 5c:送りモータ 6:濾液供給手段 7:フロートスイッチ(濾過状態検出手段) 8:シール部材 8a:シール部 8b:シールスプリング 10:算出手段 11:シール部劣化判定手段 12:タイマー 13:モニター(表示手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】濾過槽と、 その濾過槽内を通過する帯状の濾材とその濾材上に濾過
    すべき濾液を供給する濾液供給手段と、 前記濾材の端部と濾過槽の側面との間をシールするシー
    ル部と、 前記濾材を長手方向に移動させる濾材送り手段と、 前記濾材の濾過状態を検出して、濾材送り信号を前記濾
    材送り手段に出力する濾過状態検出手段と、 その濾過状態検出手段から出力される濾材送り信号に基
    づき単位時間当たりの濾材送り量を算出する算出手段
    と、 その算出手段によって算出された単位時間当たりの濾材
    送り量に基づき前記シール部の劣化を判定するシール部
    劣化判定手段と、 を有することを特徴とする濾過装置。
  2. 【請求項2】単位時間当たりの濾材送り量を表示する表
    示手段を有することを特徴とする請求項1に記載の濾過
    装置。
JP8045269A 1996-03-04 1996-03-04 濾過装置 Pending JPH09234313A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8045269A JPH09234313A (ja) 1996-03-04 1996-03-04 濾過装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8045269A JPH09234313A (ja) 1996-03-04 1996-03-04 濾過装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09234313A true JPH09234313A (ja) 1997-09-09

Family

ID=12714598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8045269A Pending JPH09234313A (ja) 1996-03-04 1996-03-04 濾過装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09234313A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018008221A (ja) * 2016-07-13 2018-01-18 四国工業株式会社 切削研削液のスラッジ分離装置とスラッジ分離方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018008221A (ja) * 2016-07-13 2018-01-18 四国工業株式会社 切削研削液のスラッジ分離装置とスラッジ分離方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0582436B1 (en) Apparatus for cleaning strips before press forming, having de-oiling rolls and tacky rolls to remove oil and foreign matters
JP2008080193A (ja) 濾過システム及び濾過方法
JPH09234313A (ja) 濾過装置
CN111183002A (zh) 冷却剂处理装置
US3305094A (en) Vaccum filter
US3404779A (en) Filter and sludge conveyor
JPH09263980A (ja) 鋼板等のストリップの回転シール方法
JP2007266211A (ja) 半導体製造装置及び半導体製造方法
KR20230104486A (ko) 롤 필터 프레스의 여과포 제어 시스템
JP4506122B2 (ja) 塗布液供給装置
US20080173197A1 (en) System for optimizing a regeneration schedule for a contact cleaning roller
JP6791092B2 (ja) 金属帯の連続研削方法および連続研削ライン
JP2001179313A (ja) 圧延における潤滑油供給装置および圧延方法
JPH11239812A (ja) ロール式ワイピング装置および方法
US6814089B1 (en) Conditioning liquid cleaning and recycling system for sheet metal conditioning apparatus
JPS6156713A (ja) 圧延工程におけるロ−ル疵の解消方法
JPH04123805A (ja) ロール表面の異物付着防止方法及び装置
JPH0569028A (ja) 調質圧延装置
JPH1088388A (ja) コンダクタロール及び電気めっき装置
JPH03232510A (ja) 金属帯の連続板面研磨装置における洗浄液濾過槽のフィルタ目詰り判定方法
JP2023168706A (ja) スクリュープレスおよびスクリュープレスの運転状態を判断する方法
JPH0760155A (ja) 液体浄化装置
KR100506386B1 (ko) 브러시롤용 로터리 조인트
JPH09253745A (ja) 異物除去装置
JPH05306500A (ja) メッキ液中からのスラッジの除去方法