JPH09234248A - 改良された延長管を有するカテーテル - Google Patents
改良された延長管を有するカテーテルInfo
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- JPH09234248A JPH09234248A JP9040850A JP4085097A JPH09234248A JP H09234248 A JPH09234248 A JP H09234248A JP 9040850 A JP9040850 A JP 9040850A JP 4085097 A JP4085097 A JP 4085097A JP H09234248 A JPH09234248 A JP H09234248A
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- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/01—Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
- A61M25/02—Holding devices, e.g. on the body
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- A61M39/12—Tube connectors; Tube couplings for joining a flexible tube to a rigid attachment
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 改良された延長管を有するカテーテルの提
供。 【構成】 本発明の延長管30は、約1:1.25ない
し約1:3の高さ対幅の比を有する。この比は、その中
を流れる流体の視認可能性をより大きくし且つ使用中に
捩れず、患者に対する快適さが改良された可撓性を有す
る延長管を提供する。
供。 【構成】 本発明の延長管30は、約1:1.25ない
し約1:3の高さ対幅の比を有する。この比は、その中
を流れる流体の視認可能性をより大きくし且つ使用中に
捩れず、患者に対する快適さが改良された可撓性を有す
る延長管を提供する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静脈内(IV)カテー
テルに関する。本発明は、限定的ではないが、特に、末
梢に挿入される中心カテーテル(PICCs)に特別な
適用可能性を有する。
テルに関する。本発明は、限定的ではないが、特に、末
梢に挿入される中心カテーテル(PICCs)に特別な
適用可能性を有する。
【0002】
【従来の技術】典型的な末梢カテーテルは、患者の脈管
組織にアクセスするために使用され、患者に薬液、IV
溶液又はその他の流体を注入することができる。このよ
うなカテーテルの基端は、通常は、流体供給ライン又は
注射器若しくは弁若しくはIVポンプのようなその他の
医療装置に接続できるように設計されているハブを含ん
でいる。これらのタイプのカテーテルのカニューレは、
約2.54〜5.08センチメートル(1〜2インチ)
程度の長さである。カニューレは、ポリウレタン又はテ
フロンからなる。
組織にアクセスするために使用され、患者に薬液、IV
溶液又はその他の流体を注入することができる。このよ
うなカテーテルの基端は、通常は、流体供給ライン又は
注射器若しくは弁若しくはIVポンプのようなその他の
医療装置に接続できるように設計されているハブを含ん
でいる。これらのタイプのカテーテルのカニューレは、
約2.54〜5.08センチメートル(1〜2インチ)
程度の長さである。カニューレは、ポリウレタン又はテ
フロンからなる。
【0003】これらの末梢IVカテーテルは、典型的に
は、患者の皮膚にテープ止めされるハブによって、患者
の手又は腕内の比較的小さい血管のうちの一つの内部に
配置される。末梢IVカテーテルは短いので、患者の皮
膚にカテーテルをテープ止めすることによって、患者が
動くか又は医者がIVライン若しくはその他の医療装置
を接続するか又は取り外すためにカテーテルを操作する
場合に、カテーテルが患者の血管から離れる可能性を最
少にする。末梢IVカテーテルはまた、患者に挿入され
るカテーテルの基端から基端方向に延び且つ基端にハブ
を備えている延長管をも含んでいる。このような延長管
は、患者の皮膚にテープ止めすることができる。生物学
的適合性の問題のために、一般的には、典型的なポリウ
レタン又はテフロン製の末梢IVカテーテルは、ほんの
約72時間以内に亙って患者の体内に保持される。この
時間が経過すると、新しい末梢IVカテーテルを患者に
挿入しなければならない。
は、患者の皮膚にテープ止めされるハブによって、患者
の手又は腕内の比較的小さい血管のうちの一つの内部に
配置される。末梢IVカテーテルは短いので、患者の皮
膚にカテーテルをテープ止めすることによって、患者が
動くか又は医者がIVライン若しくはその他の医療装置
を接続するか又は取り外すためにカテーテルを操作する
場合に、カテーテルが患者の血管から離れる可能性を最
少にする。末梢IVカテーテルはまた、患者に挿入され
るカテーテルの基端から基端方向に延び且つ基端にハブ
を備えている延長管をも含んでいる。このような延長管
は、患者の皮膚にテープ止めすることができる。生物学
的適合性の問題のために、一般的には、典型的なポリウ
レタン又はテフロン製の末梢IVカテーテルは、ほんの
約72時間以内に亙って患者の体内に保持される。この
時間が経過すると、新しい末梢IVカテーテルを患者に
挿入しなければならない。
【0004】ある種のIV治療のためには、カテーテル
の末端が補助の鎖骨下静脈若しくは腕頭静脈又は上大静
脈内に配置されることが重要である。ある種の薬剤は極
めて強いので、このことは重要である。従って、患者に
よる有害反応を避けるためには、大きな血管内において
迅速に希釈される薬剤を有することが重要である。これ
までは、集中的に挿入された静脈アクセスカテーテルが
このタイプのIV治療に使用されて来た。なぜならば、
このようなカテーテルは、患者の大きい血管内に直接挿
入することができるからである。これらのタイプのカテ
ーテルの欠点は、患者の体内へのこのようなカテーテル
の配置が医者を必要とする医療処置であると考えられる
点である。
の末端が補助の鎖骨下静脈若しくは腕頭静脈又は上大静
脈内に配置されることが重要である。ある種の薬剤は極
めて強いので、このことは重要である。従って、患者に
よる有害反応を避けるためには、大きな血管内において
迅速に希釈される薬剤を有することが重要である。これ
までは、集中的に挿入された静脈アクセスカテーテルが
このタイプのIV治療に使用されて来た。なぜならば、
このようなカテーテルは、患者の大きい血管内に直接挿
入することができるからである。これらのタイプのカテ
ーテルの欠点は、患者の体内へのこのようなカテーテル
の配置が医者を必要とする医療処置であると考えられる
点である。
【0005】PICCsは、集中的に挿入され、血管内
を進められ、若しくは差し込まれる静脈アクセス器具に
代わるものである。PICCsは、一般的には、標準的
な末梢IVカテーテルよりも長い。これらのPICCs
は、患者の腕の静脈内に挿入され且つ先端が補助の鎖骨
下静脈若しくは腕頭静脈又は上大静脈内に配置されるま
で脈管組織内を前進せしめられる。典型的なPICCs
は、シリコーン又はいくつかの他の生物学的に適合する
柔らかく可撓性を有するポリマーによって作られる。こ
のPICCsは、数週間、数カ月又は数年に亙って、患
者の体内に保持することができる。従って、PICCs
は、7日間以上に亙るIV抗生物質治療、栄養過給、化
学療法、長期間IV再水和、又はその他の長期間IV治
療を必要とする患者に対して使用される。
を進められ、若しくは差し込まれる静脈アクセス器具に
代わるものである。PICCsは、一般的には、標準的
な末梢IVカテーテルよりも長い。これらのPICCs
は、患者の腕の静脈内に挿入され且つ先端が補助の鎖骨
下静脈若しくは腕頭静脈又は上大静脈内に配置されるま
で脈管組織内を前進せしめられる。典型的なPICCs
は、シリコーン又はいくつかの他の生物学的に適合する
柔らかく可撓性を有するポリマーによって作られる。こ
のPICCsは、数週間、数カ月又は数年に亙って、患
者の体内に保持することができる。従って、PICCs
は、7日間以上に亙るIV抗生物質治療、栄養過給、化
学療法、長期間IV再水和、又はその他の長期間IV治
療を必要とする患者に対して使用される。
【0006】多くのPICCsが最近市販されている。
これらの製品は、意図した目的のために十分機能するけ
れども、改良の余地がある。例えば、カテーテルが患者
の皮膚にテープ止めされるときに、カテーテルハブ、延
長管、及びカテーテルの翼部は、患者の皮膚の擦過傷の
発生源となり、これは不快なものである。更に、患者が
動くと、この動きによって、患者に痛みを惹き起こす不
快感を募らせるかもしれない。更に、上記したように、
典型的なPICCsは、軟らかいシリコーンで作られて
いる。従って、IV流体ライン又はその他の医療装置を
カテーテルに接続するためには、比較的堅固なアダプタ
をカテーテルの基端に配置しなければならない。不幸な
ことには、シリコーンの性質により、アダプタは簡単に
カテーテルに接着することができず、何らかの他の機構
によって接着しなければならない。アダプタをカテーテ
ルに接着するための最近の機構は全く満足できるもので
はない。最後に、PICCsは、カテーテルをテープ止
めするよりはむしろ患者に直接縫い付けるのが標準的な
方法である。最近のカテーテルは、縫い付け糸を通す孔
を含んでいて、カテーテルを患者に直に縫い付けること
ができる。不幸なことには、これらの孔は、カテーテル
上に弱い部分を生じさせ、縫い付けを孔の側面から完全
に断裂させる結果となる。
これらの製品は、意図した目的のために十分機能するけ
れども、改良の余地がある。例えば、カテーテルが患者
の皮膚にテープ止めされるときに、カテーテルハブ、延
長管、及びカテーテルの翼部は、患者の皮膚の擦過傷の
発生源となり、これは不快なものである。更に、患者が
動くと、この動きによって、患者に痛みを惹き起こす不
快感を募らせるかもしれない。更に、上記したように、
典型的なPICCsは、軟らかいシリコーンで作られて
いる。従って、IV流体ライン又はその他の医療装置を
カテーテルに接続するためには、比較的堅固なアダプタ
をカテーテルの基端に配置しなければならない。不幸な
ことには、シリコーンの性質により、アダプタは簡単に
カテーテルに接着することができず、何らかの他の機構
によって接着しなければならない。アダプタをカテーテ
ルに接着するための最近の機構は全く満足できるもので
はない。最後に、PICCsは、カテーテルをテープ止
めするよりはむしろ患者に直接縫い付けるのが標準的な
方法である。最近のカテーテルは、縫い付け糸を通す孔
を含んでいて、カテーテルを患者に直に縫い付けること
ができる。不幸なことには、これらの孔は、カテーテル
上に弱い部分を生じさせ、縫い付けを孔の側面から完全
に断裂させる結果となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、患者に対する快適さを促進するIVカテーテルを提
供することである。
は、患者に対する快適さを促進するIVカテーテルを提
供することである。
【0008】本発明の別の目的は、カテーテルをルアー
型アダプタに接続するための優れた機構を有するカテー
テルを提供することである。
型アダプタに接続するための優れた機構を有するカテー
テルを提供することである。
【0009】本発明の更に別の目的は、カテーテルを患
者に直に縫い付けるか又はテープ止めするための優れた
機構を有するカテーテルを提供することである。
者に直に縫い付けるか又はテープ止めするための優れた
機構を有するカテーテルを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のカテーテルは、
一端が高さの低い延長管に接続された細長い管を含む。
高さの低い延長管は、細長い管の内腔と連通している内
腔を含み且つ高さ対幅の比が約1:1.25ないし約
1:3の範囲にある楕円形断面を有するのが好ましい。
卵形状の翼部をこの延長管と共に使用して、カテーテル
を患者の皮膚にテープ止めするのに使用することができ
る面を提供させてもよい。この翼部は、長さ対幅の比が
約1:1ないし約1:3の範囲にあるべきである。更
に、この翼部は、端縁部の断面厚さ対中心部の断面厚さ
の比が約1:1.5ないし約1:4の範囲内にあるドー
ム状の断面を有していて、延長管の内腔が貫通するのに
十分な空間を提供する。更に、この卵形状の翼部は、必
要な場合に患者の皮膚に直接縫い付けることができるた
めの複数の強化された縫い付け孔を含んでもよい。最後
に、カテーテルの延長管の基端部分は、延長管の主要部
分よりも大きな断面積となるように外方に張り出してい
る。延長管の基端部分に沿った内壁は、ルアー型アダプ
タのとげ状の突起部分とかみ合う独特の形状を有してい
る。内腔の基端部分のこの独特の形状は、ルアー型アダ
プタのとげ状の突起部分とほぼ同じ形状である。しかし
ながら、内腔の基端部分の軸線方向の寸法は、ルアー型
アダプタのとげ状突起部よりも大きく、一方、内腔の基
端部分の径方向寸法は、ルアー型アダプタのとげ状突起
部よりも小さい。ルアー型アダプタのとげ状突起部がひ
とたび延長管の基端部分に沿って内腔内に挿入される
と、この延長管の材料は、ルアー型アダプタのとげ状突
起部の周りを圧縮し、とげ状突起部の形状が延長管の基
端部分に沿った内腔と摩擦により且つ機械的に係合し、
ルアー型アダプタを延長管に効率良く係止する。
一端が高さの低い延長管に接続された細長い管を含む。
高さの低い延長管は、細長い管の内腔と連通している内
腔を含み且つ高さ対幅の比が約1:1.25ないし約
1:3の範囲にある楕円形断面を有するのが好ましい。
卵形状の翼部をこの延長管と共に使用して、カテーテル
を患者の皮膚にテープ止めするのに使用することができ
る面を提供させてもよい。この翼部は、長さ対幅の比が
約1:1ないし約1:3の範囲にあるべきである。更
に、この翼部は、端縁部の断面厚さ対中心部の断面厚さ
の比が約1:1.5ないし約1:4の範囲内にあるドー
ム状の断面を有していて、延長管の内腔が貫通するのに
十分な空間を提供する。更に、この卵形状の翼部は、必
要な場合に患者の皮膚に直接縫い付けることができるた
めの複数の強化された縫い付け孔を含んでもよい。最後
に、カテーテルの延長管の基端部分は、延長管の主要部
分よりも大きな断面積となるように外方に張り出してい
る。延長管の基端部分に沿った内壁は、ルアー型アダプ
タのとげ状の突起部分とかみ合う独特の形状を有してい
る。内腔の基端部分のこの独特の形状は、ルアー型アダ
プタのとげ状の突起部分とほぼ同じ形状である。しかし
ながら、内腔の基端部分の軸線方向の寸法は、ルアー型
アダプタのとげ状突起部よりも大きく、一方、内腔の基
端部分の径方向寸法は、ルアー型アダプタのとげ状突起
部よりも小さい。ルアー型アダプタのとげ状突起部がひ
とたび延長管の基端部分に沿って内腔内に挿入される
と、この延長管の材料は、ルアー型アダプタのとげ状突
起部の周りを圧縮し、とげ状突起部の形状が延長管の基
端部分に沿った内腔と摩擦により且つ機械的に係合し、
ルアー型アダプタを延長管に効率良く係止する。
【0011】
【実施例】本発明のカテーテルアセンブリ10は、カニ
ューレ20と、延長管30と、延長管30の基端に設け
られたルアー型アダプタ40と、ルアー型アダプタ40
上に配置されたガイドワイヤー保持部材60と、を含ん
でいる。更に、翼部50を延長管30と一体に形成する
ことができる。カニューレ20は、貫通して延びている
単一の内腔を有している。しかしながら、カニューレ2
0は、貫通して延びる2つの内腔を有してもよい。カニ
ューレ20が2つの内腔を含む場合には、カテーテルア
センブリ10は、2つの延長管を有する(図11参
照)。本発明の単一内腔と関連させた延長管30、ルア
ー型アダプタ40及び翼部50の記載は、本発明の他の
実施形態の延長管、ルアー型アダプタ及び翼部に等しく
適用することができることは理解されるべきである。
ューレ20と、延長管30と、延長管30の基端に設け
られたルアー型アダプタ40と、ルアー型アダプタ40
上に配置されたガイドワイヤー保持部材60と、を含ん
でいる。更に、翼部50を延長管30と一体に形成する
ことができる。カニューレ20は、貫通して延びている
単一の内腔を有している。しかしながら、カニューレ2
0は、貫通して延びる2つの内腔を有してもよい。カニ
ューレ20が2つの内腔を含む場合には、カテーテルア
センブリ10は、2つの延長管を有する(図11参
照)。本発明の単一内腔と関連させた延長管30、ルア
ー型アダプタ40及び翼部50の記載は、本発明の他の
実施形態の延長管、ルアー型アダプタ及び翼部に等しく
適用することができることは理解されるべきである。
【0012】延長管30は、貫通する中央内腔31を含
み且つシリコーンのような軟らかく可撓性のある材料に
よって作られる。中央内腔31は、コアピンが内部に配
置されたダイ内で延長管30を成形することによって延
長管内に形成される。約65シュアAないし約45シュ
アAのジュロメータ硬度を有するシリコーンが使用され
るのが好ましい。中央内腔31は、約1.02ミリメー
トル(0.040インチ)の内腔を有するほぼ円形の断
面を有する。中央内腔31は円形断面を有するのが好ま
しいけれども、この断面はどのような形状であってもよ
い。中央内腔31は少なくとも約0.508ミリメート
ル(0.020インチ)好ましくは約1.143ミリメ
ートル(0.045インチ)の延長管30によって形成
された壁厚を有する。延長管30はいかなる長さとする
こともできる。しかしながら、この長さは、少なくとも
延長管30の可撓性を許容するのに十分な長さでなけれ
ばならない。最大長さは、延長管30を成形し且つコア
ピンを中心内腔31から下方に引っ張る能力に基づく。
み且つシリコーンのような軟らかく可撓性のある材料に
よって作られる。中央内腔31は、コアピンが内部に配
置されたダイ内で延長管30を成形することによって延
長管内に形成される。約65シュアAないし約45シュ
アAのジュロメータ硬度を有するシリコーンが使用され
るのが好ましい。中央内腔31は、約1.02ミリメー
トル(0.040インチ)の内腔を有するほぼ円形の断
面を有する。中央内腔31は円形断面を有するのが好ま
しいけれども、この断面はどのような形状であってもよ
い。中央内腔31は少なくとも約0.508ミリメート
ル(0.020インチ)好ましくは約1.143ミリメ
ートル(0.045インチ)の延長管30によって形成
された壁厚を有する。延長管30はいかなる長さとする
こともできる。しかしながら、この長さは、少なくとも
延長管30の可撓性を許容するのに十分な長さでなけれ
ばならない。最大長さは、延長管30を成形し且つコア
ピンを中心内腔31から下方に引っ張る能力に基づく。
【0013】延長管30は、卵形状であるのが好ましい
高さの低い断面を有している(図3参照)。しかしなが
ら、これ以外のいかなる他の高さが低い形状、例えば、
競技場トラック形状、コーナーが丸くなされた矩形形
状、平らな底面を有する円形形状、又は楕円形状を使用
することもできる(図13〜16参照)。しかしなが
ら、延長管30の断面形状は、高さ対幅の比が約1:
1.25ないし約1:3であることが重要である。延長
管30の断面の高さ対幅の比は1:1.5であるのが好
ましい。高さ対幅の比をこの範囲内で選択することによ
って、延長管30は、円形断面が使用される場合よりも
より容易に上方に撓むことができる。もう一つの利点
は、標準的な円形延長管よりも使用される材料が少ない
ので、延長管30の中を流れる流体の視認可能性を容易
にする。更に、たとえ延長管30が標準的な円形延長管
よりも高さが低い場合であっても、延長管30はかなり
の断面積を有する。従って、標準的な延長管と比較して
延長管30のための引っ張り強度に遜色がない。更に、
延長管30のためのこの独特の形状により、使用中に延
長管が捩れることが防止される。
高さの低い断面を有している(図3参照)。しかしなが
ら、これ以外のいかなる他の高さが低い形状、例えば、
競技場トラック形状、コーナーが丸くなされた矩形形
状、平らな底面を有する円形形状、又は楕円形状を使用
することもできる(図13〜16参照)。しかしなが
ら、延長管30の断面形状は、高さ対幅の比が約1:
1.25ないし約1:3であることが重要である。延長
管30の断面の高さ対幅の比は1:1.5であるのが好
ましい。高さ対幅の比をこの範囲内で選択することによ
って、延長管30は、円形断面が使用される場合よりも
より容易に上方に撓むことができる。もう一つの利点
は、標準的な円形延長管よりも使用される材料が少ない
ので、延長管30の中を流れる流体の視認可能性を容易
にする。更に、たとえ延長管30が標準的な円形延長管
よりも高さが低い場合であっても、延長管30はかなり
の断面積を有する。従って、標準的な延長管と比較して
延長管30のための引っ張り強度に遜色がない。更に、
延長管30のためのこの独特の形状により、使用中に延
長管が捩れることが防止される。
【0014】翼部50は、延長管30の末端部分に沿っ
て一体的に形成してもよい。別の方法として、内腔を備
えていない翼部50を別個に成形し、次いで、これを延
長管30に取り付けることもできる。図1,2,4,
7,11及び17〜19において見ることができるよう
に、翼部50は、ほぼ卵形状を有し且つドーム形断面を
有している。卵形状は、鋭いコーナー部を避けるので、
翼部50は患者にとってより快適なものである。ここで
使用されているように、“卵形状”という用語は、楕円
形状、競技場トラック形状、又はコーナー部が丸い矩形
形状をも示す。更に、翼部がより短いことにより可撓性
がより高くなり、一方、幅がより広いことにより患者の
皮膚に固定するための適切な表面積が提供される。翼部
50は、約1:1ないし約1:3の長さ対幅の比を有す
る。好ましくは、この比は約1:1.5であるべきであ
り、幅が約2.54センチメートル(1.0インチ)で
あり長さは約1.65センチメートル(0.650イン
チ)であるのが好ましい。
て一体的に形成してもよい。別の方法として、内腔を備
えていない翼部50を別個に成形し、次いで、これを延
長管30に取り付けることもできる。図1,2,4,
7,11及び17〜19において見ることができるよう
に、翼部50は、ほぼ卵形状を有し且つドーム形断面を
有している。卵形状は、鋭いコーナー部を避けるので、
翼部50は患者にとってより快適なものである。ここで
使用されているように、“卵形状”という用語は、楕円
形状、競技場トラック形状、又はコーナー部が丸い矩形
形状をも示す。更に、翼部がより短いことにより可撓性
がより高くなり、一方、幅がより広いことにより患者の
皮膚に固定するための適切な表面積が提供される。翼部
50は、約1:1ないし約1:3の長さ対幅の比を有す
る。好ましくは、この比は約1:1.5であるべきであ
り、幅が約2.54センチメートル(1.0インチ)で
あり長さは約1.65センチメートル(0.650イン
チ)であるのが好ましい。
【0015】翼部50はまた、平らな底面とドーム状の
断面を有していなければならない。このドーム形状は、
内腔31が貫通して延びることができるのに十分な厚み
を有する中央部分を提供している。更に、翼部50は、
約1:1.5ないし約1:4の端縁部の断面厚み対中心
部の断面厚みの比を有するべきである。好ましくは、こ
の比は約1:2.3であり、翼部50は、中心の厚みが
約3.81ミリメートル(0.15インチ)であり、端
縁の厚みが約1.651ミリメートル(0.065イン
チ)である。
断面を有していなければならない。このドーム形状は、
内腔31が貫通して延びることができるのに十分な厚み
を有する中央部分を提供している。更に、翼部50は、
約1:1.5ないし約1:4の端縁部の断面厚み対中心
部の断面厚みの比を有するべきである。好ましくは、こ
の比は約1:2.3であり、翼部50は、中心の厚みが
約3.81ミリメートル(0.15インチ)であり、端
縁の厚みが約1.651ミリメートル(0.065イン
チ)である。
【0016】翼部50はまた、1つ以上の縫い付け孔5
1をも含んでいる。翼部50の両側に1つの縫い付け孔
51が設けられるのが好ましい。各縫い付け孔51は、
その外周に沿って隆起した棚部52によって補強されて
いる。隆起した棚部52は、翼部50が患者の皮膚に直
接縫い付けられる場合に、縫い付けが翼部50の外周部
から断裂するのを防止するための補強をする。隆起した
棚部52の高さ及び幅は、隆起した棚部52の下方の翼
部50のより薄い断面を補強するように選択される。好
ましくは、隆起した棚部52は、隆起した棚部52の下
方の翼部50の高さにほぼ等しい高さと幅とを有してい
る。
1をも含んでいる。翼部50の両側に1つの縫い付け孔
51が設けられるのが好ましい。各縫い付け孔51は、
その外周に沿って隆起した棚部52によって補強されて
いる。隆起した棚部52は、翼部50が患者の皮膚に直
接縫い付けられる場合に、縫い付けが翼部50の外周部
から断裂するのを防止するための補強をする。隆起した
棚部52の高さ及び幅は、隆起した棚部52の下方の翼
部50のより薄い断面を補強するように選択される。好
ましくは、隆起した棚部52は、隆起した棚部52の下
方の翼部50の高さにほぼ等しい高さと幅とを有してい
る。
【0017】延長管30の断面は、基端部分に沿って次
第に厚くなっている。更に、中央内腔31の断面は、延
長管30の基端部分に沿って変化する。中央内腔31の
主要部分は、約1.016ミリメートル(0.040イ
ンチ)の内径を有するのが好ましい。中央内腔31は、
中央内腔31内の第1の肩部31bを提供するために、
中央内腔31の主要部分に隣接して直径が大きい部分3
1aを有している。中央内腔31のこの部分31aは、
約2.032ミリメートル(0.080インチ)の内径
を有するのが好ましい。中央内腔31の断面は、基端方
向に連続していて、部分31cに沿って直径が一定の部
分31dへと内側へ傾斜し、次いで、部分31eに沿っ
てほぼ円錐形に外方へと傾斜している。その後、中央内
腔31の断面は、部分31fに沿って小さい一定の直径
を有して、中央内腔31内の第2の肩部31gを提供し
ている。最も基端側の部分31hは、延長管30の基端
に向かって外方に傾斜している。中央内腔31の基端部
分に沿ったこの断面は、ルアー型アダプタ40が延長管
30の基端に接続されるのを許容するためには重要であ
る。更に、延長管30の基端部分は、1つ以上の整合孔
39を含むことができる。
第に厚くなっている。更に、中央内腔31の断面は、延
長管30の基端部分に沿って変化する。中央内腔31の
主要部分は、約1.016ミリメートル(0.040イ
ンチ)の内径を有するのが好ましい。中央内腔31は、
中央内腔31内の第1の肩部31bを提供するために、
中央内腔31の主要部分に隣接して直径が大きい部分3
1aを有している。中央内腔31のこの部分31aは、
約2.032ミリメートル(0.080インチ)の内径
を有するのが好ましい。中央内腔31の断面は、基端方
向に連続していて、部分31cに沿って直径が一定の部
分31dへと内側へ傾斜し、次いで、部分31eに沿っ
てほぼ円錐形に外方へと傾斜している。その後、中央内
腔31の断面は、部分31fに沿って小さい一定の直径
を有して、中央内腔31内の第2の肩部31gを提供し
ている。最も基端側の部分31hは、延長管30の基端
に向かって外方に傾斜している。中央内腔31の基端部
分に沿ったこの断面は、ルアー型アダプタ40が延長管
30の基端に接続されるのを許容するためには重要であ
る。更に、延長管30の基端部分は、1つ以上の整合孔
39を含むことができる。
【0018】ルアー型アダプタ40は、ポリプロピレン
又はポリカーボネートのような硬い丈夫な材料によって
作られている。ルアー型アダプタ40は、基端において
延長管30の断面とかみ合う断面を有するフランジ41
によって形成されている。ルアー型アダプタ40の基端
部分は、標準的な雌型ルアーコネクタ42に形成されて
いる。ルアー型アダプタ40の末端部分は、とげ状の突
起部43を含み且つ1つ以上の整合ピン44又は44’
を含んでもよい。整合ピン44はほぼ円筒形であっても
よく、又は、整合ピン44’のようにフック状の端部を
有してもよい。
又はポリカーボネートのような硬い丈夫な材料によって
作られている。ルアー型アダプタ40は、基端において
延長管30の断面とかみ合う断面を有するフランジ41
によって形成されている。ルアー型アダプタ40の基端
部分は、標準的な雌型ルアーコネクタ42に形成されて
いる。ルアー型アダプタ40の末端部分は、とげ状の突
起部43を含み且つ1つ以上の整合ピン44又は44’
を含んでもよい。整合ピン44はほぼ円筒形であっても
よく、又は、整合ピン44’のようにフック状の端部を
有してもよい。
【0019】とげ状突起部43は、その内部を貫通して
内腔45を形成している。とげ状突起部43は、延長管
30の中央内腔31の基端部分の断面とほぼ同様である
が径方向に若干大きく且つ軸線方向に若干短い断面を有
している。とげ状突起部43の末端部分43aはほぼ円
筒形である。次の部分43bは、基端方向に向かって外
方に広がっており、ほぼ円錐形状を有してる。とげ状突
起部43の次の部分43cは、ほぼ円筒形であり、部分
43bの基端よりも直径が小さくて、とげ状突起部43
に沿った肩部43dを提供している。最後に、とげ状突
起部43の基端部分43eは、若干外方に傾斜してい
る。延長管30の中央内腔31の部分31d、31e、
31f及び31hに沿った直径は、延長管30が応力を
受けていない状態にあるときに、とげ状突起部43の部
分43a、43b、43c及び43eに沿った直径より
も約25%ないし約90%、好ましくは約60%だけ小
さい。延長管30が応力を受けていない状態のとき、4
3cと43eとの結合した部分は、部分31f及び31
hよりも約0.762ミリメートル(0.030イン
チ)だけ短いのが好ましく、また、部分43bと末端部
分43aとの組み合わせは、部分31a、31c、31
d及び31eよりも約0.635ミリメートル(0.0
25インチ)だけ短いのが好ましい。肩部43dは、約
0.254ミリメートル(0.010インチ)ないし約
0.762ミリメートル(0.030インチ)の範囲の
幅を有する環、好ましくは約0.4572ミリメートル
(0.018インチ)の幅の環を形成している。更に、
フランジ41の直径は、応力がかからない状態で、延長
管30の基端の直径よりも大きい。
内腔45を形成している。とげ状突起部43は、延長管
30の中央内腔31の基端部分の断面とほぼ同様である
が径方向に若干大きく且つ軸線方向に若干短い断面を有
している。とげ状突起部43の末端部分43aはほぼ円
筒形である。次の部分43bは、基端方向に向かって外
方に広がっており、ほぼ円錐形状を有してる。とげ状突
起部43の次の部分43cは、ほぼ円筒形であり、部分
43bの基端よりも直径が小さくて、とげ状突起部43
に沿った肩部43dを提供している。最後に、とげ状突
起部43の基端部分43eは、若干外方に傾斜してい
る。延長管30の中央内腔31の部分31d、31e、
31f及び31hに沿った直径は、延長管30が応力を
受けていない状態にあるときに、とげ状突起部43の部
分43a、43b、43c及び43eに沿った直径より
も約25%ないし約90%、好ましくは約60%だけ小
さい。延長管30が応力を受けていない状態のとき、4
3cと43eとの結合した部分は、部分31f及び31
hよりも約0.762ミリメートル(0.030イン
チ)だけ短いのが好ましく、また、部分43bと末端部
分43aとの組み合わせは、部分31a、31c、31
d及び31eよりも約0.635ミリメートル(0.0
25インチ)だけ短いのが好ましい。肩部43dは、約
0.254ミリメートル(0.010インチ)ないし約
0.762ミリメートル(0.030インチ)の範囲の
幅を有する環、好ましくは約0.4572ミリメートル
(0.018インチ)の幅の環を形成している。更に、
フランジ41の直径は、応力がかからない状態で、延長
管30の基端の直径よりも大きい。
【0020】とげ状突起部43が中央内腔31の基端部
分内へと十分深く挿入されると、内腔45が中央内腔3
1と整合する。部分43aの直径にほぼ等しい部分31
aの直径と部分31cとを組み合わせることによって、
延長管30の材料が第1の肩部31bの部分で拡張せ
ず、その結果、中央内腔31が内腔45と整合したまま
となることが確保される(図6参照)。別の方法とし
て、第1の肩部31bに隣接した中央内腔31の部分の
直径を小さくして、とげ状突起部43が内腔31の基端
部分内に挿入されて同内腔31を広げると、中央内腔3
1が内腔45と整合するようにすることができる。更
に、とげ状突起部の末端は、肩部31bに当接して、と
げ状突起部43と中央内腔31との間にいかなる流体も
集まらないようにし且つ流体がルアー型アダプタ40か
ら中央内腔31内へと流れ込むときに乱流を防止する
(図6参照)。更に、フランジ41の外表面は、延長管
30の外側表面と隣接する。
分内へと十分深く挿入されると、内腔45が中央内腔3
1と整合する。部分43aの直径にほぼ等しい部分31
aの直径と部分31cとを組み合わせることによって、
延長管30の材料が第1の肩部31bの部分で拡張せ
ず、その結果、中央内腔31が内腔45と整合したまま
となることが確保される(図6参照)。別の方法とし
て、第1の肩部31bに隣接した中央内腔31の部分の
直径を小さくして、とげ状突起部43が内腔31の基端
部分内に挿入されて同内腔31を広げると、中央内腔3
1が内腔45と整合するようにすることができる。更
に、とげ状突起部の末端は、肩部31bに当接して、と
げ状突起部43と中央内腔31との間にいかなる流体も
集まらないようにし且つ流体がルアー型アダプタ40か
ら中央内腔31内へと流れ込むときに乱流を防止する
(図6参照)。更に、フランジ41の外表面は、延長管
30の外側表面と隣接する。
【0021】延長管30は好ましくはシリコーンによっ
て作られるので、とげ状突起部43が中央内腔31内に
挿入されると、延長管30の基端部分の直径は広げられ
る。中央内腔31の基端部分が異なる寸法であることに
よって生じたとげ状突起部にかかる圧縮力によって、こ
れら2つの部材すなわち内腔31ととげ状突起部43と
を他の取り付け機構を必要とすることなく結合した状態
に維持することができる。とげ状突起部43と中央内腔
31との形状及び寸法は、機械的な力及び摩擦力によ
り、使用中にルアー型アダプタ40が延長管30に固定
されたままの状態に留まるのを確実にする。延長管30
のためにより硬いシリコーンが使用される場合には、延
長管30が応力を受けていない状態における中央内腔3
1の基端部分に沿った直径は、より大きくすることがで
きる。なぜならば、とげ状突起部43を中央内腔31内
に保持するのにより小さい圧縮力が必要とされるだけで
あるからである。ルアー型アダプタ40が延長管30の
基端部分内に挿入されると、とげ状突起部43は、延長
管30の基端部分において中央内腔31の壁と係合す
る。
て作られるので、とげ状突起部43が中央内腔31内に
挿入されると、延長管30の基端部分の直径は広げられ
る。中央内腔31の基端部分が異なる寸法であることに
よって生じたとげ状突起部にかかる圧縮力によって、こ
れら2つの部材すなわち内腔31ととげ状突起部43と
を他の取り付け機構を必要とすることなく結合した状態
に維持することができる。とげ状突起部43と中央内腔
31との形状及び寸法は、機械的な力及び摩擦力によ
り、使用中にルアー型アダプタ40が延長管30に固定
されたままの状態に留まるのを確実にする。延長管30
のためにより硬いシリコーンが使用される場合には、延
長管30が応力を受けていない状態における中央内腔3
1の基端部分に沿った直径は、より大きくすることがで
きる。なぜならば、とげ状突起部43を中央内腔31内
に保持するのにより小さい圧縮力が必要とされるだけで
あるからである。ルアー型アダプタ40が延長管30の
基端部分内に挿入されると、とげ状突起部43は、延長
管30の基端部分において中央内腔31の壁と係合す
る。
【0022】整合ピン44又は44’は、延長管30の
基端に形成された整合孔39内に嵌入する。整合ピン4
4又は44’及び整合孔39を使用することによって、
ルアー型アダプタ40が延長管30に対して回転するの
が防止される。
基端に形成された整合孔39内に嵌入する。整合ピン4
4又は44’及び整合孔39を使用することによって、
ルアー型アダプタ40が延長管30に対して回転するの
が防止される。
【0023】延長管30とルアー型アダプタ40との間
の結合を強化するために、堅固な外周バンド49を延長
管30の外周に配置することができる。バンド49は、
第2の肩部31gに隣接している(図9参照)。バンド
49は、とげ状突起部43の周囲において延長管30を
圧縮し、ルアー型アダプタ40を延長管30から取り外
すのに必要な力を著しく増大させる。別の方法として、
バンド49’を延長管30内にインサート成形して、バ
ンド49’が延長管30をとげ状突起部43の周囲にお
いて径方向に圧縮させる。更に、バンド49’は、ルア
ー型アダプタ40に接合するか又は嵌合する嵌合部材を
有し、それによって、延長管30を著しく損傷しない
で、ルアー型アダプタ40を延長管30から取り外すの
を可能にする。このようにして、患者の快適さを高め且
つルアー型アダプタに接合し且つカテーテルを患者に直
に縫い付けるための優れた機構を有するカテーテルが提
供されることがわかる。
の結合を強化するために、堅固な外周バンド49を延長
管30の外周に配置することができる。バンド49は、
第2の肩部31gに隣接している(図9参照)。バンド
49は、とげ状突起部43の周囲において延長管30を
圧縮し、ルアー型アダプタ40を延長管30から取り外
すのに必要な力を著しく増大させる。別の方法として、
バンド49’を延長管30内にインサート成形して、バ
ンド49’が延長管30をとげ状突起部43の周囲にお
いて径方向に圧縮させる。更に、バンド49’は、ルア
ー型アダプタ40に接合するか又は嵌合する嵌合部材を
有し、それによって、延長管30を著しく損傷しない
で、ルアー型アダプタ40を延長管30から取り外すの
を可能にする。このようにして、患者の快適さを高め且
つルアー型アダプタに接合し且つカテーテルを患者に直
に縫い付けるための優れた機構を有するカテーテルが提
供されることがわかる。
【図1】高さの低い延長管、翼部、とげ状突起部付きル
アー型アダプタ及びガイドワイヤー保持部材を組み込ん
だ本発明の単一内腔のPICCの斜視図である。
アー型アダプタ及びガイドワイヤー保持部材を組み込ん
だ本発明の単一内腔のPICCの斜視図である。
【図2】図1の線2−2に沿った断面図である。
【図3】図1の線3−3に沿った断面図である。
【図4】高さの低い延長管、翼部、とげ状突起部付きル
アー型アダプタ及びガイドワイヤー保持部材を組み込ん
だ本発明の単一内腔のPICCの平面図である。
アー型アダプタ及びガイドワイヤー保持部材を組み込ん
だ本発明の単一内腔のPICCの平面図である。
【図5】とげ状突起部付きルアー型アダプタを挿入前の
延長管の基端部分を示す部分断面側面図である。
延長管の基端部分を示す部分断面側面図である。
【図6】とげ状突起部付きルアー型アダプタを挿入され
た状態の延長管の基端部分を示す部分断面側面図であ
る。
た状態の延長管の基端部分を示す部分断面側面図であ
る。
【図7】高さの低い延長管、翼部、とげ状突起部付きル
アー型アダプタ及びガイドワイヤー保持部材を組み込ん
だ本発明の単一内腔のPICCの分解斜視図である。
アー型アダプタ及びガイドワイヤー保持部材を組み込ん
だ本発明の単一内腔のPICCの分解斜視図である。
【図8】図1に示したPICCの後方端面図である。
【図9】延長管の基端部分の別の実施形態を示す部分断
面側面図である。
面側面図である。
【図10】延長管の基端部分の更に別の実施形態を示す
部分断面側面図である。
部分断面側面図である。
【図11】高さの低い延長管、翼部、とげ状突起部付き
ルアー型アダプタ及びガイドワイヤー保持部材を組み込
んだ本発明の双内腔のPICCの斜視図である。
ルアー型アダプタ及びガイドワイヤー保持部材を組み込
んだ本発明の双内腔のPICCの斜視図である。
【図12】高さの低い延長管、とげ状突起部付きルアー
型アダプタ及びガイドワイヤー保持部材を組み込んだ本
発明の単一内腔のPICCの斜視図である。
型アダプタ及びガイドワイヤー保持部材を組み込んだ本
発明の単一内腔のPICCの斜視図である。
【図13】本発明の延長管の第2の実施形態を示す図3
と類似の断面図である。
と類似の断面図である。
【図14】本発明の延長管の第3の実施形態を示す図3
と類似の断面図である。
と類似の断面図である。
【図15】本発明の延長管の第4の実施形態を示す図3
と類似の断面図である。
と類似の断面図である。
【図16】本発明の延長管の第5の実施形態を示す図3
と類似の断面図である。
と類似の断面図である。
【図17】若干回転させた翼部を示す延長管を備えた翼
部付きの本発明のカテーテルの平面図である。
部付きの本発明のカテーテルの平面図である。
【図18】本発明における翼部を組み込んだ標準的なI
Vカテーテルの斜視図である。
Vカテーテルの斜視図である。
【図19】本発明における翼部を組み込んだ頭皮静脈針
の斜視図である。
の斜視図である。
10 カテーテルアセンブリ、 20 カニューレ、
31 内腔、30 延長管、 39 整合孔、
40 ルアー型アダプタ、41 フランジ、 42
雌型ルアーコネクタ、 43 とげ状突起部、4
4,44’ 整合ピン、 45 ルアー型アダプタの
内腔、49,49’ 外周バンド、 50 翼部、
51 縫い付け孔、52 補強用棚部、 60 ガ
イドワイヤー保持部材
31 内腔、30 延長管、 39 整合孔、
40 ルアー型アダプタ、41 フランジ、 42
雌型ルアーコネクタ、 43 とげ状突起部、4
4,44’ 整合ピン、 45 ルアー型アダプタの
内腔、49,49’ 外周バンド、 50 翼部、
51 縫い付け孔、52 補強用棚部、 60 ガ
イドワイヤー保持部材
フロントページの続き (72)発明者 マーク・エイ・クローフォード アメリカ合衆国ユタ州84092,サンディ, パインリッジ・ロード 1057 (72)発明者 グレイド・エイチ・ハウエル アメリカ合衆国ユタ州84092,サンディ, イースト・11000・サウス 1202
Claims (6)
- 【請求項1】 細長いカニューレと、 同細長いカニューレに作動可能に結合され且つ同カニュ
ーレと流体連通している延長管であって、約1:1.2
5ないし約1:3の高さ対幅の比を有する延長管と、を
含むカテーテル。 - 【請求項2】 前記延長管高さ対幅の比が1:1.5で
ある、請求項1に記載のカテーテル。 - 【請求項3】 前記延長管がほぼ卵形状の断面を有す
る、請求項1に記載のカテーテル。 - 【請求項4】 前記延長管がほぼ卵形状の断面を有す
る、請求項2に記載のカテーテル。 - 【請求項5】 前記延長管が、円形断面を有する貫通内
腔を形成している、請求項1に記載のカテーテル。 - 【請求項6】 前記内腔が、前記延長管によって形成さ
れた少なくとも約0.508ミリメートル(0.020
インチ)の壁厚を有する、請求項5に記載のカテーテ
ル。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US60915596A | 1996-02-29 | 1996-02-29 | |
US609155 | 1996-02-29 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09234248A true JPH09234248A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=24439569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9040850A Pending JPH09234248A (ja) | 1996-02-29 | 1997-02-25 | 改良された延長管を有するカテーテル |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0792655A3 (ja) |
JP (1) | JPH09234248A (ja) |
CA (1) | CA2198060A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ATE322926T1 (de) | 2002-12-11 | 2006-04-15 | Abbott Lab Vascular Entpr Ltd | Katheter |
EP4251047A4 (en) | 2020-11-26 | 2024-09-18 | Avia Vascular Llc | BLOOD COLLECTION DEVICES, SYSTEMS AND METHODS |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4585435A (en) * | 1984-05-31 | 1986-04-29 | The Telescope Folding Furniture Co., Inc. | Extension set for drug delivery |
DE4113045C1 (ja) * | 1991-04-22 | 1992-07-16 | Ludger 4400 Muenster De Meyer | |
CA2068483A1 (en) * | 1991-05-15 | 1992-11-16 | Motasim Mahmoud Sirhan | Low profile dilatation catheter |
US5234406A (en) * | 1992-04-06 | 1993-08-10 | The Regents Of The University Of California | Method and system for continuous spinal delivery of anesthetics |
-
1997
- 1997-02-17 EP EP97301009A patent/EP0792655A3/en not_active Withdrawn
- 1997-02-20 CA CA 2198060 patent/CA2198060A1/en not_active Abandoned
- 1997-02-25 JP JP9040850A patent/JPH09234248A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0792655A2 (en) | 1997-09-03 |
CA2198060A1 (en) | 1997-08-29 |
EP0792655A3 (en) | 1998-01-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000107 |