JPH09233960A - 灌水用又は農薬散布用ホースの支持装置 - Google Patents

灌水用又は農薬散布用ホースの支持装置

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JPH09233960A
JPH09233960A JP4272196A JP4272196A JPH09233960A JP H09233960 A JPH09233960 A JP H09233960A JP 4272196 A JP4272196 A JP 4272196A JP 4272196 A JP4272196 A JP 4272196A JP H09233960 A JPH09233960 A JP H09233960A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型の構造によって容易かつ合理的に灌水又
は農薬散布が一人でも可能な装置を提供すること。 【解決手段】 円筒状の支柱1と、この支柱1の軸線を
鉛直方向に維持するために支柱1の下端を支持する脚部
2と、この脚部2の上方において上記支柱1を軸心とし
て回動自在に設けられた略円筒状のドラム3と、上記支
柱の下端から下向きに出没自在なアンカー6とからなる
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水や農薬などの液
体を田畑に散布する際に使用するホースを支持するため
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、農作物を栽培する場合には、
作付け域を細長い帯状にしたいわゆるベッドを平行に複
数設けるものであり、このベッドとベッドの間は一人が
通過できる程度の通路になっているものである。そし
て、灌水のための給水や農薬の散布などの作業において
は、この通路に沿って灌水用又は農薬散布用のホースを
延ばし、このホース内を通過させて先端まで散布すべき
水や農薬を供給するものである。そのため、内部に水や
農薬が充満した状態のホースは大重量となり、このホー
スを移動しながらの作業は非常に過酷なものであり、こ
れを省力化するために、水や農薬を供給するためのホー
スに所定の間隔で微孔を穿設し、このホースを通路に沿
って配設しておき、このホースに水や農薬を加圧しつつ
供給することによって、ホースの微孔から水や農薬を噴
出させて散布する方法が採られていた。また、作業全体
を自動化する装置としては、水や農薬を供給するホース
が接続している散布装置が所定の方向に移動可能に設け
られており、駆動装置によって散布装置とホースとを同
時に移動させながら貯水又は貯液タンクから送られる水
や農薬を散布するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
うちの前者にあっては、そもそも通路は、作業する際に
通過できるように設けられたものであるため、ここにホ
ースを配置しておいたのでは、作業の邪魔になるばかり
でなく、このホースを誤って踏むことがあり、ホースの
寿命を大きく短縮することとなっていた。
【0004】また、後者にあっては、散布装置、その移
動のための駆動装置、及び、長いホースを収納するため
の装置などが必要となり、大型なものとならざるを得
ず、しかも、所定の方向に散布装置を移動させるために
は、その移動方向を規制するレール及びこのレールを支
えるための基礎部分なども必要とし、一部の大規模農家
を除く一般的な小規模農家においては、そのような設備
を整えるだけの経済力はない。
【0005】そこで、一般的な農家において行われてい
る灌水又は農薬散布の方法は、十分に長いホースを通路
の入口まで引き寄せる者、及び、ホースを通路に沿わせ
ながらその先端を目的の場所まで引き寄せて水や農薬を
散布する者の二人で作業しなければならなかった。ま
た、上記の作業を一人で行うとすれば、まず、ベッドの
長さ分だけのホースを通路の入口付近に予め集めてお
き、次に、先端を引張るようにしてホースが通路に沿う
ように延ばし、そして、水又は農薬を散布しながら通路
入口に戻るようにしており、手間のかかる作業であるう
えに非常に過酷な作業であった。
【0006】本発明は、上記諸点にかんがみ、小型の構
造によって容易かつ合理的に灌水又は農薬散布が一人で
も可能な装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、円筒状の支柱と、この支柱の軸線を鉛
直方向に維持するために支柱の下端を支持する脚部と、
この脚部の上方において上記支柱を軸心として回動自在
に設けられた略円筒状のドラムと、上記支柱の下端から
下向きに出没自在なアンカーとからなることを特徴とす
る灌水用又は農薬散布用ホースの支持装置を要旨とす
る。
【0008】そして、前記ドラムが、円筒状本体の脚部
側において表面から径方向外側に円環状のガイドを備え
たドラムであるのが好ましい。また、前記ドラムが、円
筒状本体の脚部側において表面から径方向外側に円環状
のガイドを備えたドラムであるとともに、前記脚部が、
上記ガイド表面と同一の高さを維持するレールを上部表
面に備えた脚部であるのが好ましい。
【0009】また、本発明は、円筒状の支柱と、この支
柱の軸線を鉛直方向に維持するために支柱の下端を支持
する脚部と、この脚部の上方において上記支柱を軸心と
して回動自在に設けられた略円筒状のドラムと、このド
ラムの下端において本体の表面から外向きに設けられた
円環状のガイドと、このガイド表面と同一の高さを維持
できるように脚部表面に設けられた複数のレールと、上
記支柱の下端から下向きに出没自在なアンカーと、この
アンカーの上方で支柱内に遊嵌される大重量の棒状ハン
マーとからなることを特徴とする灌水用又は農薬散布用
ホースの支持装置を要旨とする。
【0010】そして、前記ドラムの上端部に、前記ガイ
ドと同形状の抑止板を設けるものでもよく、また、前記
脚部が、四本以上の脚を有する脚部であっても、半球面
体の下向きに広がる形状の脚を有する脚部であってもよ
い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本形態は、図1に示すように、円
筒状の支柱1が四本の脚2によって支持され、軸線が鉛
直方向に維持されるようになっている。そして、脚2の
やや上方には、ドラム3が支柱1の軸線を中心にして回
動自在に設けられている。このドラム3は、本体31が
円筒状であり、その中心から複数のリブ32によって支
持されて、中心部33がベアリング4を介して支柱1に
設けられているのである。支柱1においてドラム3が設
けられている位置の直上には、ストッパ5がネジによっ
て締着されており、ドラム3の中心部33及びベアリン
グ4の移動を制限している。これによって、ドラム3に
外力が作用したとき、ドラム3全体が支柱1の軸線に沿
って移動しないようになっている。ドラム3の本体31
の下端には、本体31の表面から外方に円環状のガイド
34が設けられており、使用の際にホースを本体31に
当接できるように案内するものである。また、本体31
の上端にも同様の円環状の抑止板35を設けており、ホ
ースが上方へ移動して本体31から離れることを防止で
きるようになっている。そして、脚2のそれぞれの表面
には、レール部21,22が設けられており、その上部
先端は、上記円環状ガイド34の上面の高さに一致させ
ている。従って、ホースがドラム3の当接してない状態
から、ホースがドラム3に向けて移動するとき、このレ
ール部21,22がホースをドラム3のガイド34まで
案内することができるようになっている。支柱1の円筒
内部には、下端からさらに下方へ出没可能なアンカー6
が設けられており、このアンカー6は脚2を地上に置い
た状態で地中に打ち込まれるものである。また、支柱1
の円筒内部には、長尺な棒状ハンマー7が遊嵌されてお
り、支柱1の上端から嵌入して上記アンカー6の上端を
打撃できるようになっている。その際、棒状ハンマー7
の上端には把手71が設けられており、アンカー6を数
多く打撃する際に棒状ハンマー7を容易に持ち上げるこ
とができるように、握り易い大きさに構成しているとと
もに、この把手71が支柱1の内径よりも大きくしてい
るので、棒状ハンマー7が支柱1の内部に埋没すること
がないように構成されている。また、前述のストッパ5
にはゴム製のグリップ51が連続して設けられており、
このストッパ5は支柱1に固定されるので、装置全体を
移動させる際、上記グリップ51を握持して引き上げる
ことによって、支柱1を持ち上げることができるように
なっている。
【0012】次に、本形態の細部を説明する。まず、上
記の四本の脚2は、図2に示すように、それぞれ支柱1
に向かって集合しており、支柱1の周辺において一体化
して脚部23の全体を構成している。そして、脚2その
ものは、略L字形に折曲されており、一方の半分は水平
を維持されつつ固定され、他方の半分は下向きに維持さ
れ、地表から脚部23の全体が安定するように構成され
ている。このように略L字形に折曲された脚2には、補
強のためにリブ24が設けられている。また、脚部23
の中央を支柱1が貫通し、その状態で両者が溶接されて
おり、このときの支柱1が鉛直方向に維持されている。
上記の脚部23と支柱1との固定を強化するため、及
び、ベアリング4を設けるべき位置を定めるため、脚部
23の中央上部には支柱1に円環状のスペーサ25が固
定されている。そして、このスペーサ25によって位置
を決められたベアリング4は、その位置を移動しないよ
うに前記のストッパ5が設けられているのである。ここ
で、前記のとおり、ベアリング4の周辺にはドラム3が
回動できるように設けられるのであるが、このドラム3
と脚部23との間には、図示するように、僅かな間隙を
有しており、このような間隙を設けるためにもスペーサ
25が固定されているのである。
【0013】次に、支柱1の下端は、脚部23を固定し
た位置から下方に小口径の異なるパイプ26が設けられ
ている。図3に詳細を示すように、このパイプ26は、
その外径が支柱1の内径に一致するように構成されてお
り、両者は溶接されて一体化している。そして、このパ
イプ26の内部を棒状のアンカー6が摺動自在に嵌入さ
れているので、アンカー6はパイプ26の下端(即ち、
支柱1の下端)から下向きに出没できるのである。ま
た、アンカー6の上端には膨出部61が設けられ、この
膨出部61の外径は、パイプ26の内径よりも大きく、
支柱1の内径よりも小さくなるように調整されており、
支柱1の内部を自在に移動できると同時に、パイプ26
にの上端に当接して停止される。従って、アンカー6が
出没するとき、膨出部61がパイプ26に当接する状態
が最も下位となり、アンカー6が支柱1から抜け落ちる
ことがないと同時に、アンカー6の突出長が過剰となる
ことを防止できるようになっている。また、装置全体を
移動させる際、グリップ51を持って支柱1を持ち上げ
たとき、アンカー6の膨出部61がパイプ26に当接し
て、落下しないようになっており、このアンカー6の上
方に棒状ハンマー7が存在する場合も同様に、アンカー
6及び棒状ハンマー7が落下しないようになっている。
【0014】次に、使用の態様について説明する。ま
ず、設置の手順を説明すると、図2において示している
ように、脚2を地表に置いて支柱1を鉛直方向に向け
る。この状態で、棒状ハンマー7によってアンカー6の
上端(膨出部61)を打撃することによって、アンカー
6を地中に打ち込むことができる。そして、図4に示す
ように、アンカー6の膨出部61がパイプ26に当接す
ると、アンカー6の移動が停止するので、棒状ハンマー
7による打撃を止めれば打ち込みは終了する。この状態
において、装置全体は安定するので横向きの力が作用し
ても傾倒することがない。なお、図示のように、棒状ハ
ンマー7を支柱1から取り除くことによって、上方を軽
量化することにより傾倒防止に資するものではあるが、
装置全体のうち力が作用するのは専らドラム3の付近で
あり、このドラム3は、比較的低い位置に設けられてい
るので、棒状ハンマー7を支柱1内に残存させておいて
も支障はない。
【0015】次に、田畑における使用の態様を説明す
る。図5に示すように、散布されるべき水や農薬は、図
示せぬ貯水又は貯液タンクからポンプによって加圧され
てベッド9まで供給されるのであるところ、灌水用や農
薬散布用のホース8は、この貯水又は貯液タンクからベ
ッド9までの長い距離を移動するものである。そして、
細長く設けられるベッド9の方向は、貯水又は貯液タン
クから直線的に設けられるものでもなく、従って、ベッ
ド9のうち遠く離れた側91に水又は農薬を散布すると
き、ホース8を直線的に引張ることは不可能である。そ
こで、このホース8を、ベッド9の近い側92の付近で
湾曲させて、この湾曲部分からベッド9に沿って移動す
ることが最適となる。そして、このような湾曲すべき位
置に装置10を設置することにより、ホース8の先端8
1を移動させるとき、装置10に当接するホース8が、
脚2からドラム3に案内されて、ドラム3の本体に当接
することとなる。さらにホース先端81を移動すると、
回動自在なドラム3がホース8の引張り方向へ回転する
ので、ホース8が折れたり、何らかに引っ掛かることな
く、容易に湾曲できるのである。このとき、ホース8が
当該ベッド9と隣のベッド9の間の通路のほぼ中央を通
過できるようにすると作物に接触するおそれがなく、そ
の際、装置10を設置すべき位置は通路出口のほぼ中央
となる。また、引き続き隣のベッド9にも水又は農薬を
散布するときには、図6に示すように、ベッド9の長手
方向に沿って戻るホース8aを横向きに湾曲させる位置
に装置11を設置するとともに、横向きになったホース
8bを、再び隣のベッド9の長手方向に沿った方向に湾
曲させる位置に装置12を設置することにより、ホース
8の先端81を移動させたとき、引張り力が作用する箇
所においてホース8を湾曲できるので、前記と同様に、
ホース8が折れたり、何らかに引っ掛かったりすること
がなくなる。このとき、戻りのホース8aを湾曲させる
装置11は、前述の装置10(図5)と同じ装置であ
り、かつ、設置場所も変更していないものである。即
ち、ホース8を装置10(図5)の反対側に接触させた
ものが装置11となるのである。
【0016】次に、第二の実施形態について説明する。
本実施形態は、図7に示すように、ドラム103が第一
の実施形態と異なるものであり、ドラム本体131と、
その上部の円環状の抑止板135とが分離したものであ
る。この抑止板135は、円環状であるので支柱101
に着脱が自在となっている。そして、装着するときに
は、ストッパ105をその上面に当接させることによっ
て可能になっている。このように、抑止板135を着脱
自在にすることによって、使用の際、ホース8(図5)
の湾曲の向きを変更するとき、ホース8を容易に持ち上
げることができるのである。また、そもそも抑止板13
5は、ホース8を引き寄せるとき、その引張り力によっ
てホース8が上方へ移動しないように抑止するために設
けられたものであるが、装置全体が支柱101及び棒状
ハンマー107によって縦長に構成されており、ホース
8がドラム103に当接せず上方へ引き上げられたとし
ても、支柱101から外れなければ作業が行える場合も
あり、作業の種類に応じて選択できるようにしたもので
ある。また、ドラム本体131は円筒軸線方向に短く構
成されており、小型化及び軽量化したものでもある。
【0017】なお、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々なる実施の態様を取り得ることは無論である。例え
ば、支柱1の鉛直方向の支持は四本の脚2によって行わ
れているが、この脚2の本数や形状は異なるものであっ
てもよく、支柱1を支持できる構造であればよい。ま
た、使用の態様を示す図面において、ベッドは露地の状
態のものを示しているようにみえるが、ビニールハウス
などのような施設内におけるベッドであっても同様であ
ることは、本発明の趣旨から明らかである。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明は、円筒状の支柱
と、この支柱の軸線を鉛直方向に維持するために支柱の
下端を支持する脚部と、この脚部の上方において上記支
柱を軸心として回動自在に設けられた略円筒状のドラム
と、上記支柱の下端から下向きに出没自在なアンカーと
からなることを特徴とする灌水用又は農薬散布用ホース
の支持装置を要旨とするので、アンカーが地中に打ち入
れられることによって、支柱は軸線を鉛直方向にして固
定され、よって、ドラムは水平方向に回動ができるよう
になるので、灌水用又は農薬散布用ホースを引張って、
ホース先端を目的の場所まで移動させる際、本装置を通
路の入口付近に設置すると、当該ホースを折り曲げるこ
となく方向を変更させることができる。しかも、上記の
作業は一人で行うことができるものである。そして、方
向を変更させた状態で、さらにホースを引張ることが容
易にできるので、作業能率を向上するものである。
【0019】前記ドラムが、円筒状本体の脚部側におい
て表面から径方向外側に円環状のガイドを備えたドラム
にすることにより、一度ドラムに当接した灌水用又は農
薬散布用ホースを引張りを止めると同時に脚部に落下し
ないようになり、回動しない脚部に当接する頻度が減少
するので、より効率的な作業を実現できる。また、前記
ドラムが、円筒状本体の脚部側において表面から径方向
外側に円環状のガイドを備えたドラムであるとともに、
前記脚部が、上記ガイド表面と同一の高さを維持するレ
ールを上部表面に備えた脚部であることにより、ホース
を引張らずにホースがドラムに当接していない状態か
ら、ホースの引張りを開始したとき、当該ホースが容易
にドラムに当接できるようにすることができる。
【0020】また、本発明は、円筒状の支柱と、この支
柱の軸線を鉛直方向に維持するために支柱の下端を支持
する脚部と、この脚部の上方において上記支柱を軸心と
して回動自在に設けられた略円筒状のドラムと、このド
ラムの下端において本体の表面から外向きに設けられた
円環状のガイドと、このガイド表面と同一の高さを維持
できるように脚部表面に設けられた複数のレールと、上
記支柱の下端から下向きに出没自在なアンカーと、この
アンカーの上方で支柱内に遊嵌される大重量の棒状ハン
マーとからなることを特徴とする灌水用又は農薬散布用
ホースの支持装置を要旨とするので、アンカーを地中に
打ち入れる際には、支柱内に遊嵌されている棒状ハンマ
ーを持ち上げてから手を放すことによって容易に行える
ので、本支持装置の設置が非常に容易である。また、ド
ラムに設けた円環状のガイドと脚部に設けたレールとに
よって、灌水用又は農薬散布用ホースの引張りを開始す
るとき、当該ホースを容易にドラムへ案内するので、灌
水又は農薬散布の作業を一人で行うことができ、しか
も、作業能率を向上するものである。
【0021】そして、前記ドラムの上端部に、前記ガイ
ドと同形状の抑止板を設けるものであれば、ドラムに案
内されたホースが、何らかの作用によって必要以上に上
方へ移動し、ドラムから離脱することを防止できる。ま
た、前記脚部が、四本以上の脚を有する脚部であれば、
地上に載置したときの装置全体が安定し、かつ、アンカ
ーによって固定されるまでの間、支柱の軸線を鉛直方向
に維持することが容易となる。そして、半球面体の下向
きに広がる形状の脚を有する脚部であってもほぼ同様の
効果を得ることは当然である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態の斜視図である。
【図2】II−II断面図である。
【図3】支柱下端周辺の拡大断面図である。
【図4】使用状態における断面図である。
【図5】使用の態様を示す説明図である。
【図6】使用の態様を示す説明図である。
【図7】第二の実施形態の説明図である。
【符号の説明】
1 支柱 2 脚部 3 ドラム 4 ベアリング 5 ストッパ 6 アンカー 7 棒状ハンマー 21,22 レール 31 ドラム本体 34 ガイド 35 抑止板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の支柱と、この支柱の軸線を鉛直
    方向に維持するために支柱の下端を支持する脚部と、こ
    の脚部の上方において上記支柱を軸心として回動自在に
    設けられた略円筒状のドラムと、上記支柱の下端から下
    向きに出没自在なアンカーとからなることを特徴とする
    灌水用又は農薬散布用ホースの支持装置。
  2. 【請求項2】 前記ドラムが、円筒状本体の脚部側端部
    において表面から径方向外側に円環状のガイドを備えた
    ドラムである請求項1記載の灌水用又は農薬散布用ホー
    スの支持装置。
  3. 【請求項3】 前記ドラムが、円筒状本体の脚部側端部
    において表面から径方向外側に円環状のガイドを備えた
    ドラムであり、前記脚部が、上記ガイド表面と同一の高
    さを維持するレールを表面に備えた脚部である請求項1
    記載の灌水用又は農薬散布用ホースの支持装置。
  4. 【請求項4】 円筒状の支柱と、この支柱の軸線を鉛直
    方向に維持するために支柱の下端を支持する脚部と、こ
    の脚部の上方において上記支柱を軸心として回動自在に
    設けられた略円筒状のドラムと、このドラムの下端にお
    いて本体の表面から径方向外側に設けられた円環状のガ
    イドと、このガイド表面と同一の高さを維持できるよう
    に脚部表面に設けられた複数のレールと、上記支柱の下
    端から下向きに出没自在なアンカーと、このアンカーの
    上方で支柱内に遊嵌される大重量の棒状ハンマーとから
    なることを特徴とする灌水用又は農薬散布用ホースの支
    持装置。
  5. 【請求項5】 前記ドラムの上端部に、前記ガイドと同
    形状の抑止板を設けてなる請求項2ないし4記載の灌水
    用又は農薬散布用ホースの支持装置。
  6. 【請求項6】 前記脚部が、四本以上の脚を有する脚部
    である請求項1ないし5記載の灌水用又は農薬散布用ホ
    ースの支持装置。
  7. 【請求項7】 前記脚部が、半球面体の下向きに広がる
    形状の脚を有する脚部である請求項1ないし5記載の灌
    水用又は農薬散布用ホースの支持装置。
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