JPH09233760A - モータの電流供給用コネクタ構造 - Google Patents

モータの電流供給用コネクタ構造

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JPH09233760A
JPH09233760A JP8032094A JP3209496A JPH09233760A JP H09233760 A JPH09233760 A JP H09233760A JP 8032094 A JP8032094 A JP 8032094A JP 3209496 A JP3209496 A JP 3209496A JP H09233760 A JPH09233760 A JP H09233760A
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JP
Japan
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terminals
pair
current supply
connector structure
supply connector
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JP8032094A
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Kiyoshi Ina
清 伊奈
Setsuya Uchino
節哉 内野
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシと接続される側の一対の端子相互の短
絡を防止し得る信頼性の高い「モータの電流供給用コネ
クタ構造」を提供する。 【解決手段】 モータのケーシング3に取り付けられる
電流供給用コネクタ構造において、ケーシング3内に回
転自在に支持されたシャフトに固設されるコンミュテー
タ7に摺接するブラシ6,6と接続される側の一対の端
子21,22間に、電気絶縁性を有する絶縁部材10を
設けた。また、ブラシ6,6と接続される側の一対の端
子21,22そのものの形状を、当該両端子21,22
近傍に運ばれる粉体による当該両端子21,22間の短
絡を排除する形状に形成してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの電流供給
用コネクタ構造に関し、特に、コンミュテータに摺接す
るブラシと接続される側の一対の端子相互の短絡を防止
し得るモータの電流供給用コネクタ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車用空気調和装置に使用され
る送風ファンを回転駆動させるモータには、種々のタイ
プがあるが、概略次のような構造を有している。
【0003】すなわち、円筒形状のケーシング内にシャ
フトが回転自在に保持され、このシャフトには、コイル
が巻回されたアマチュアと、このアマチュアに接続され
るコンミュテータとが固設されている。また、ケーシン
グ内には、アマチュアと対向するように、円周方向にN
極、S極交互にマグネットが配置され、通電されたアマ
チュアに回転力を発生させるようになっている。
【0004】一方、コンミュテータの外周面には、一対
のブラシが摺接し、電流をコンミュテータおよびアマチ
ュアに供給するようになっているが、これらブラシは、
ケーシングに取り付けられる図12に示すような電流供
給用コネクタ50を介してバッテリと接続されている。
このコネクタ50は、ホルダ53に形成される溝53a
にケーシングの壁部が嵌着されるようにしてケーシング
に取り付けられる。
【0005】つまり、前記一対のブラシは、コネクタ5
0の一対の端子51,52とそれぞれ電気的に接続され
ることにより、バッテリからの電流が一対のブラシを経
てコンミュテータおよびアマチュアに供給される。なお
図示省略するが、コネクタ50のホルダ53の下面に
は、バッテリに接続される他方の一対の端子が突出して
形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のモータの電流供給用コネクタ構造にあっては、コネ
クタ50をケーシングに取り付けた状態で、前記一対の
端子51,52がモータのケーシング内部に露出してお
り、回転されるコンミュテータの外周面に摺接するブラ
シの端面が擦られて発生するブラシ粉などの粉体が運ば
れてきて、前記両端子51,52の上面に堆積する場合
がある。
【0007】このような場合には、両端子51,52の
上面に堆積するブラシ粉などの粉体の量が増すにつれて
両端子間の絶縁性が劣化することとなる。
【0008】本発明の目的は、ブラシと接続される側の
一対の端子相互の短絡を防止し得る信頼性の高いモータ
の電流供給用コネクタ構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、請求項毎に次のように特定される。請求項
1に記載の発明は、モータのケーシングに取り付けられ
る電流供給用コネクタ構造において、前記ケーシング内
に回転自在に支持されたシャフトに固設されるコンミュ
テータに摺接するブラシと接続される側の一対の端子間
に、電気絶縁性を有する絶縁部材を設けたことを特徴と
する。このように特定された発明にあっては、回転され
るコンミュテータにブラシが摺接して電流を供給するた
めにモータ運転中にブラシの端面が擦られてブラシ粉が
発生することがあるが、このブラシ粉などの粉体が運ば
れてブラシ側の一対の端子の上面に堆積したとしても、
これらの端子間に設けられている絶縁部材の介在によ
り、両端子が相互に短絡するような事態を確実に回避す
ることができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、モータのケーシ
ングに取り付けられる電流供給用コネクタ構造におい
て、前記ケーシング内に回転自在に支持されたシャフト
に固設されるコンミュテータに摺接するブラシと接続さ
れる側の一対の端子は、当該両端子近傍に運ばれる粉体
による当該両端子間の短絡を排除する形状に形成されて
いることを特徴とする。このように特定された発明にあ
っては、ブラシ側の一対の端子そのものの形状が粉体に
よる当該両端子間の短絡を排除する形状に形成されてい
るので、ブラシ粉などの粉体が両端子間に落下してきた
場合に、両端子間にブリッジ形状をなしてブラシ粉など
の粉体が堆積して短絡するような事態を積極的に回避す
ることができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、上記請求項2に
記載のモータの電流供給用コネクタ構造において、前記
一対の端子は、同一水平面内にある板状体からなり、当
該両端子間の付け根近傍に鉛直方向に開放される空間が
形成されるように、当該両端子の互いに近接する内側を
除去したことを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の発明は、上記請求項2に
記載のモータの電流供給用コネクタ構造において、前記
一対の端子は、それぞれ異なる互いに平行な鉛直面をな
す板状体からなることを特徴とする。
【0013】請求項5に記載の発明は、上記請求項2に
記載のモータの電流供給用コネクタ構造において、前記
一対の端子は、それぞれ異なる互いに平行な水平面をな
す板状体からなり、左右段違いに設けられていることを
特徴とする。
【0014】請求項6に記載の発明は、上記請求項2に
記載のモータの電流供給用コネクタ構造において、前記
一対の端子は、それぞれ付け根近傍が棒状に形成される
と共に、その先端に外側に向けて水平方向に伸延する板
状体が設けられていることを特徴とする。
【0015】請求項7に記載の発明は、上記請求項2に
記載のモータの電流供給用コネクタ構造において、前記
一対の端子は、それぞれ断面が逆V字形状を呈するよう
に形成されていることを特徴とする。
【0016】請求項8に記載の発明は、上記請求項2に
記載のモータの電流供給用コネクタ構造において、前記
一対の端子は、それぞれ異なる互いに平行な鉛直面を有
する板状体からなり、当該両端子の先端近傍が水平方向
外側に折り曲げられていることを特徴とする。
【0017】請求項9に記載の発明は、上記請求項2に
記載のモータの電流供給用コネクタ構造において、前記
一対の端子のうちの一方の端子は、他方の端子の上方に
設置され、当該他方の端子を覆うように形成されている
ことを特徴とする。
【0018】請求項10に記載の発明は、上記請求項9
に記載のモータの電流供給用コネクタ構造において、前
記一方の端子は、上に凸の略円弧状面を呈するように形
成されていることを特徴とする。
【0019】請求項11に記載の発明は、上記請求項2
に記載のモータの電流供給用コネクタ構造において、前
記一対の端子は、同一水平面内にある帯板状体からな
り、先端近傍が互いに左右外側に湾曲していることを特
徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態1に
係るモータの電流供給用コネクタ構造を適用したモータ
の要部を示す断面図、図2は、図1のA−A線に沿う断
面図、図3は、図1に示される電流供給用コネクタを示
す斜視図である。
【0021】図1に示すモータは、自動車用空気調和装
置のインテークユニットに設けられるファンを作動させ
るモータであって、図示していないが、インテークユニ
ットは車室内空気導入口と、車室外空気導入口と、それ
らを選択切換えるインテークドアを有するインテークボ
ックスから空気を空気調和装置に導入し調和空気を車室
内へ吹出すためのものである。
【0022】図1に示すように、円筒形状のケーシング
3内の周方向にマグネット4が設けられている。このマ
グネット4の磁界を切って回転するアマチュア5が取付
けられたシャフト2は、ケーシング3に軸受13(下方
の軸受は図示省略)を介して回転自在に設けられてお
り、軸受13には例えば含油軸受が使用される。
【0023】また、シャフト2には、前記アマチュア5
に巻回されたコイル14に電気的に接続されたコンミュ
テータ7が取付けられており、さらにこのコンミュテー
タ7に摺接して電流を供給する一対のブラシ6,6が、
樹脂製のブラシベース8に設けられている。
【0024】このブラシベース8は、略円板状を呈して
おり、周縁近傍に形成される外方に突出して形成される
4つの係合部8a…がゴム部材18を介して上側のエン
ドブラケット17とケーシング3との間に装着されるこ
とにより、確実に取り付けられ、しかも振動を吸収でき
るようになっている。
【0025】ブラシ6は、図示のようにブラシベース8
に固定されたブラシホルダ15内に収容されており、ブ
ラシベース8に立設された支柱8bに設置されるばね1
6によって前記コンミュテータ7側に付勢されている。
したがって、このブラシ6に供給された電流は、コンミ
ュテータ7からアマチュア5に巻回されたコイル14に
供給されることとなる。なお、図2では、ばね16とし
てネジリコイルばねを使用しているが、ブラシホルダ1
5内に設けられているブラシ6を後面より押す圧縮コイ
ルばねを使用してもよい。
【0026】前記ケーシング3には、このケーシング3
内に設けられた種々の構成部品を冷却するため、上側の
エンドブラケット17に冷却風口9が形成されている
(下側のエンドブラケットは図示省略)。一方、モータ
のシャフト2の上端にはファン1が取付けられており、
この状態でケーシング3を自動車用空気調和装置のイン
テークユニットに形成されたモータ収容部に圧入するこ
とによって、モータがインテークユニットに装着される
ようになっている。また、ファン1により送出された空
気を図示しないダクトでモータのケーシング3内に導き
冷却する。
【0027】本実施の形態1においては、前記一対のブ
ラシ6,6は、ケーシング3に取り付けられる電流供給
用コネクタ20を介して図示しない外部電源であるバッ
テリと接続される。このコネクタ20は、樹脂製のホル
ダ23と、このホルダ23に埋設される導電部材11,
12とを備えており、ホルダ23に形成される溝23a
にケーシングの壁部が嵌着されるようにしてケーシング
3に取り付けられている。
【0028】前記導電部材11,12は、前記一対のブ
ラシ6,6とそれぞれ接続される一対の端子21,22
を有している。これらブラシ6,6と端子21,22と
は、図示のように、いわゆるピグテールと呼ばれる導線
31により、ハンダ付けあるいはスポット溶接によって
電気的に接続されており、したがって、導電部材11,
12の他方の端子に接続されるバッテリからの電流が前
記一対のブラシ6,6を介してコンミュテータおよびア
マチュアに供給されるようになっている。なお、スポッ
ト溶接により接続する場合には、端子21,22にはス
ポット溶接用の平面部を確保する必要がある。
【0029】ここで本実施の形態1では特に、図示のよ
うに、コネクタ20の一対の端子21,22間に、絶縁
部材10を介在させるように設けている。この絶縁部材
10は、例えば電気絶縁性を有する樹脂板等からなり、
コネクタ20のホルダ23に接着等により固定される
が、両端子21,22を完全に分離するために、少なく
とも両端子21,22の先端よりもモータの軸心方向に
伸延するように形成することが望ましい。なお、絶縁部
材10をホルダ23に一体的に成形してもよいことは勿
論である。
【0030】このように構成された実施の形態1に係る
モータの電流供給用コネクタ構造を適用したモータにあ
っては、図示しないバッテリからの電流は、コネクタ2
0の一対の端子21,22に接続されたブラシ6を介し
てコンミュテータ7からアマチュア5に巻回されたコイ
ル14に供給され、これによってシャフト2が回転する
こととなる。
【0031】ここで、回転されるコンミュテータ7にブ
ラシ6が摺接して電流を供給するためにモータ運転中に
ブラシ6の端面が擦られてブラシ粉が発生することがあ
るが、このブラシ粉などの粉体が運ばれてコネクタ20
の一対の端子21,22の上面に堆積したとしても、こ
れらの端子21,22間に介在するように設けられてい
る絶縁部材10の存在により、両端子21,22間にお
いてブラシ粉などの粉体がブリッジ形状をなして相互に
短絡するような事態を確実に回避することができる。し
たがって、モータの信頼性が大幅に向上する。
【0032】図4は、本発明の実施の形態2に係るモー
タの電流供給用コネクタを示す斜視図であり、図3と共
通する機能を有する部材には、同一の符号を付してある
(以降の実施の形態において同じ)。
【0033】この実施の形態2と上記実施の形態1と
は、コネクタの一対の端子21,22間の短絡を防止す
るという点では同一であるが、上記実施の形態1では、
端子21,22の上面にブラシ粉などの粉体が堆積した
としても両者が短絡しないように構成したのに対し、こ
の実施の形態2では、一対の端子21,22そのものの
形状をブラシ粉などの粉体が堆積しにくい形状に構成し
た点で相違している。
【0034】すなわち、この実施の形態2では、一対の
端子21,22は、当該両端子近傍に運ばれるブラシ粉
などの粉体による当該両端子間の短絡を排除する形状に
形成されている。具体的には、図4に示すように、一対
の端子21,22は、同一水平面内にある板状体からな
り、当該両端子間の付け根近傍に鉛直方向に開放される
空間34が形成されるように、当該両端子21,22の
互いに近接する内側を除去したものである。
【0035】この実施の形態2によれば、ブラシ粉など
の粉体が両端子間に落下してきた場合に、両端子間の空
間34により積極的に粉体を脱落させることができるた
め、両端子間にブリッジ形状をなしてブラシ粉などの粉
体が堆積して当該両端子間が短絡するような事態が回避
され、上記実施の形態1と同様に、モータの信頼性が大
幅に向上する。なお、この場合に、コネクタのホルダ2
3に、図示のように凹溝35を形成することにより、ブ
ラシ粉などの粉体の脱落をより一層促進させることが可
能である。
【0036】図5は、本発明の実施の形態3に係るモー
タの電流供給用コネクタを示す斜視図である。この実施
の形態3では、一対の端子21,22は、それぞれ異な
る互いに平行な鉛直面をなす板状体からなる。したがっ
て、両端子21,22の平面を立てて両端子間の距離L
を大きくとることができ、ブラシ粉などの粉体の脱落を
促進させることができる。
【0037】図6は、本発明の実施の形態4に係るモー
タの電流供給用コネクタを示す斜視図である。この実施
の形態4では、一対の端子21,22は、それぞれ異な
る互いに平行な水平面をなす板状体からなり、左右段違
いに設けられている。したがって、両端子21,22間
の距離Lをさらに大きくとることができる。なお、上記
実施の形態3のような互いに平行な鉛直面をなす板状体
からなる一対の端子21,22を左右段違いに設けるよ
うにしてもよい。
【0038】図7は、本発明の実施の形態5に係るモー
タの電流供給用コネクタを示す斜視図である。この実施
の形態5では、一対の端子21,22は、それぞれ付け
根近傍が棒状に形成されると共に、その先端に外側に向
けて水平面内に伸延する板状体36,37が設けられて
いる。したがって、両端子21,22間の距離Lを大き
くとることができると共に、板状体36,37に前述し
たいわゆるピグテールと呼ばれる導線31をスポット溶
接にて接続することが可能となり、モータ製造の作業性
が向上する。
【0039】図8は、本発明の実施の形態6に係るモー
タの電流供給用コネクタを示す斜視図である。この実施
の形態6では、一対の端子21,22は、それぞれ断面
が上に凸の逆V字形状を呈するように形成されている。
したがって、図12に示した同一水平面内に板状体を並
設した従来の場合よりも、両端子間の距離Lを大きく確
保することができると共に、傾斜面によりブラシ粉など
の粉体の脱落を促進させることができる。なお、この断
面逆V字形状の一対の端子21,22を左右段違いに設
けることも可能である。
【0040】図9は、本発明の実施の形態7に係るモー
タの電流供給用コネクタを示す斜視図である。この実施
の形態7では、一対の端子21,22は、それぞれ異な
る互いに平行な鉛直面38,39を有する板状体からな
り、当該両端子の先端近傍が水平方向外側に折り曲げら
れて水平面40,41が形成されている。したがって、
両端子21,22間の距離Lを大きく確保すると共に、
いわゆるピグテールと呼ばれる導線31をスポット溶接
する面を水平方向に設定でき、モータ製造の作業性が向
上する。
【0041】図10は、本発明の実施の形態8に係るモ
ータの電流供給用コネクタを示す斜視図である。この実
施の形態8では、一対の端子21,22のうちの一方の
端子22は、他方の端子21の上方に設置され、当該他
方の端子21を覆うように上に凸の略円弧状面を呈する
ように形成している。したがって、上方から落下してく
るブラシ粉などの粉体から他方の端子21を保護しつつ
脱落させることができ、両端子21,22間へのブラシ
粉などの粉体の付着を防止することができる。なお、前
記一方の端子22は、上に凸の略円弧状面を呈するよう
に形成したが、これに限られることなく、例えば簡易的
に水平面を呈するように形成することも可能である。
【0042】図11は、本発明の実施の形態9に係るモ
ータの電流供給用コネクタを示す斜視図である。この実
施の形態9では、一対の端子21,22は、同一水平面
内にある帯板状体からなり、先端近傍が互いに左右外側
に湾曲して形成されている。したがって、両端子21,
22間の距離を先端部に至る程大きく確保することがで
きるので、ブラシ粉などの粉体の脱落を促進させること
ができる。
【0043】なお、本発明は、以上に説明した実施の形
態に限定されることなく、種々の変更が可能である。例
えば、上述した実施の形態ではいわゆる円筒型モータを
用いて説明したが、これ以外のモータ、例えばフラット
モータについても本発明を適用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、モー
タ運転中にブラシの端面が擦られてブラシ粉が発生する
ことがあるが、請求項1に記載の発明では、このブラシ
粉などの粉体が運ばれてブラシ側の一対の端子の上面に
堆積したとしても、これらの端子間に設けられている絶
縁部材の介在により、両端子間が相互に短絡するような
事態を確実に回避することができる。また、請求項2か
ら11のいずれかに記載の発明では、ブラシ側の一対の
端子そのものの形状が、当該両端子近傍に運ばれる粉体
による当該両端子間の短絡を排除する形状に形成されて
いるので、ブラシ粉などの粉体が両端子間に落下してき
た場合に、両端子間の絶縁性の劣化を防ぎ、モータの信
頼性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るモータの電流供
給用コネクタ構造を適用したモータの要部を示す断面図
である。
【図2】 図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】 図1に示される電流供給用コネクタを示す斜
視図である。
【図4】 本発明の実施の形態2に係るモータの電流供
給用コネクタを示す斜視図である。
【図5】 本発明の実施の形態3に係るモータの電流供
給用コネクタを示す斜視図である。
【図6】 本発明の実施の形態4に係るモータの電流供
給用コネクタを示す斜視図である。
【図7】 本発明の実施の形態5に係るモータの電流供
給用コネクタを示す斜視図である。
【図8】 本発明の実施の形態6に係るモータの電流供
給用コネクタを示す斜視図である。
【図9】 本発明の実施の形態7に係るモータの電流供
給用コネクタを示す斜視図である。
【図10】 本発明の実施の形態8に係るモータの電流
供給用コネクタを示す斜視図である。
【図11】 本発明の実施の形態9に係るモータの電流
供給用コネクタを示す斜視図である。
【図12】 従来のモータの電流供給用コネクタを示す
斜視図である。
【符号の説明】
2…シャフト、 3…ケーシング、6…ブラ
シ、 7…コンミュテータ、8…ブラシベー
ス、 10…絶縁部材、21,22…端子、
34…空間、36,37…板状体、 38,39…鉛
直面。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータのケーシング(3)に取り付けら
    れる電流供給用コネクタ構造において、前記ケーシング
    (3)内に回転自在に支持されたシャフト(2)に固設
    されるコンミュテータ(7)に摺接するブラシ(6,
    6)と接続される側の一対の端子(21,22)間に、
    電気絶縁性を有する絶縁部材(10)を設けたことを特
    徴とするモータの電流供給用コネクタ構造。
  2. 【請求項2】 モータのケーシング(3)に取り付けら
    れる電流供給用コネクタ構造において、前記ケーシング
    (3)内に回転自在に支持されたシャフト(2)に固設
    されるコンミュテータ(7)に摺接するブラシ(6,
    6)と接続される側の一対の端子(21,22)は、当
    該両端子(21,22)近傍に運ばれる粉体による当該
    両端子(21,22)間の短絡を排除する形状に形成さ
    れていることを特徴とするモータの電流供給用コネクタ
    構造。
  3. 【請求項3】 前記一対の端子(21,22)は、同一
    水平面内にある板状体からなり、当該両端子間の付け根
    近傍に鉛直方向に開放される空間(34)が形成される
    ように、当該両端子(21,22)の互いに近接する内
    側を除去したことを特徴とする請求項2に記載のモータ
    の電流供給用コネクタ構造。
  4. 【請求項4】 前記一対の端子(21,22)は、それ
    ぞれ異なる互いに平行な鉛直面をなす板状体からなるこ
    とを特徴とする請求項2に記載のモータの電流供給用コ
    ネクタ構造。
  5. 【請求項5】 前記一対の端子(21,22)は、それ
    ぞれ異なる互いに平行な水平面をなす板状体からなり、
    左右段違いに設けられていることを特徴とする請求項2
    に記載のモータの電流供給用コネクタ構造。
  6. 【請求項6】 前記一対の端子(21,22)は、それ
    ぞれ付け根近傍が棒状に形成されると共に、その先端に
    外側に向けて水平方向に伸延する板状体(36,37)
    が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のモ
    ータの電流供給用コネクタ構造。
  7. 【請求項7】 前記一対の端子(21,22)は、それ
    ぞれ断面が逆V字形状を呈するように形成されているこ
    とを特徴とする請求項2に記載のモータの電流供給用コ
    ネクタ構造。
  8. 【請求項8】 前記一対の端子(21,22)は、それ
    ぞれ異なる互いに平行な鉛直面(38,39)を有する
    板状体からなり、当該両端子の先端近傍が水平方向外側
    に折り曲げられていることを特徴とする請求項2に記載
    のモータの電流供給用コネクタ構造。
  9. 【請求項9】 前記一対の端子(21,22)のうちの
    一方の端子(22)は、他方の端子(21)の上方に設
    置され、当該他方の端子(21)を覆うように形成され
    ていることを特徴とする請求項2に記載のモータの電流
    供給用コネクタ構造。
  10. 【請求項10】 前記一方の端子(22)は、上に凸の
    略円弧状面を呈するように形成されていることを特徴と
    する請求項9に記載のモータの電流供給用コネクタ構
    造。
  11. 【請求項11】 前記一対の端子(21,22)は、同
    一水平面内にある帯板状体からなり、先端近傍が互いに
    左右外側に湾曲していることを特徴とする請求項2に記
    載のモータの電流供給用コネクタ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106936251A (zh) * 2015-12-31 2017-07-07 德昌电机(深圳)有限公司 电机

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