JPH09233343A - 輪郭強調装置 - Google Patents

輪郭強調装置

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Publication number
JPH09233343A
JPH09233343A JP8039455A JP3945596A JPH09233343A JP H09233343 A JPH09233343 A JP H09233343A JP 8039455 A JP8039455 A JP 8039455A JP 3945596 A JP3945596 A JP 3945596A JP H09233343 A JPH09233343 A JP H09233343A
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JP
Japan
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contour
picture element
color
data
difference
Prior art date
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Pending
Application number
JP8039455A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Fujimura
文男 藤村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8039455A priority Critical patent/JPH09233343A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 R,G,Bで表現されたカラー画像の輪郭強
調装置に関し、簡単で小規模な回路構成でもって、処理
を施すべき中心画素と、その周辺画素との間で、色相を
変化させることなく、明度、彩度を強調する。 【解決手段】 入力されたRin,Gin,Binの画像デー
タそれぞれについて、輪郭抽出回路1,2,3におい
て、輪郭強調処理を行うべき中心画素と、それに隣接す
る上下左右の4つの周辺画素との差を加算して輪郭成分
△R,△G,△Bを算出する。輪郭信号△R,△G,△
Bのうちの最大値を、中心画素のR,G,Bデータに加
算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像の輪郭
強調装置(国際特許分類H04N1/40)に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、色の3原色R,G,Bで表現され
たカラー画像の輪郭強調装置として、特開昭61−27
3073号公報に示されるように、R,G,Bデータか
ら明度成分Yを求め、明度差に応じてY成分に輪郭強調
を施すものがある。これによれば、R,G,B各色成分
ごとに独立に輪郭強調処理を施しても、エッジ部に色相
のずれが生じたり、無彩色への色つきが生じたりするこ
とはない。
【0003】しかしながら上記装置では、明度成分Yか
ら輪郭強調量を決定するため、画像データの濃淡情報し
か強調できない。従って明度がほぼ等しい場合、境界部
に彩度の差があっても、輪郭強調処理ができないという
問題があった。
【0004】そこで特開平5−174142号公報に示
されるように、R,G,Bの3原色を色相、明度、彩度
の色空間座標変換し、明度の他、彩度に対しても輪郭強
調を施し、輪郭強調処理に馴染まない色相成分には処理
を施さないようにした装置が提案されており、不自然な
色の変化を生じさせることなく、輪郭強調が行えるよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の色
空間座標変換を行う装置では、R,G,Bから色相、明
度、彩度への色空間座標変換処理を行い、明度、彩度そ
れぞれに輪郭強調を行った後に、輪郭強調後の色相、明
度、彩度からR,G,Bへ色空間座標逆変換を行わなけ
ればならず、処理が複雑で回路規模が大きくなるという
問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の輪郭強調装置では、入力されたR,G,Bデ
ータの各色ごとに、輪郭強調処理を行うべき中心画素
と、その中心画素に隣接する複数の周辺画素との差を加
算して輪郭成分を算出し、各色ごとに算出された輪郭成
分の最大値を、前記中心画素のR,G,Bデータに加算
するようにしたことを特徴とするものである。
【0007】これにより色相の変化や無彩色の色つきを
起こすことなく、簡単で小規模な回路構成で明度や彩度
の変化を強調することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、入力されたR,G,Bデータの各色ごとに、輪郭強
調処理を行うべき中心画素と、その中心画素に隣接する
複数の周辺画素との差を加算して輪郭成分を算出し、各
色ごとに算出された輪郭成分の最大値を、前記中心画素
のR,G,Bデータに加算するようにしたことを特徴と
するものであり、色相の変化、無彩色の色つきを発生さ
せることなく、簡単で小規模な回路構成でもって、明度
差、彩度の差を強調できるという作用を有する。
【0009】以下に本発明の請求項1に記載された発明
の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は本
発明の一実施の形態における輪郭強調装置を示すブロッ
ク図である。図において、1,2,3は、入力された3
原色のデジタル画像データRin,Gin,Binごとに、輪
郭強調を施す中心画素と、それに隣接する上下左右の4
つの画素との差を加算した輪郭成分ΔR,ΔG,ΔBを
それぞれ抽出する輪郭抽出回路である。4は抽出した3
つの輪郭成分の大きさを比較し、そのうちの最大値を出
力する比較器である。5は、比較器4から出力された輪
郭成分の最大値を、中心画素の画像データR,G,Bに
加算する加算器である。
【0010】図2は各輪郭抽出回路図1,2,3の詳細
なブロック図を示している。図において、8,9は1ラ
イン遅延回路、10,11,12,13は1画素遅延回
路、14,15,16,17,18は乗算器、19は加
算器である。
【0011】1ライン遅延回路8,9と、1画素遅延回
路10,11,12,13は、入力された画像データか
ら、輪郭強調を施すべき中心画素と、それに隣接する上
下左右の4つの画素のデータを抽出するものであり、1
画素遅延回路11からの出力を中心画素のデータとして
注目したとき、乗算器15,17にはその左右のデータ
を、乗算器14,18にはその上下のデータを出力す
る。
【0012】これらの中心画素と周辺画素とから、輪郭
成分を求めるため、各乗算器で図3のラプラシアンフィ
ルタに示す係数を乗算した値の和を加算器19で求め
る。すなわち、中心画素には4を、周辺画素には−1を
乗算することにより、加算器19からは、中心画素と各
隣接画素との差を加算した輪郭成分ΔR,ΔG,ΔBを
得る。
【0013】再び図1に戻り、このように輪郭抽出回路
1,2,3からそれぞれ得た輪郭成分ΔR,ΔG,ΔB
の最大値を比較器4で選択し、この最大値を輪郭強調量
として、加算器5,6,7にて中心画素のデータR,
G,Bに加算することにより、輪郭強調を施した画像デ
ータR’,G’,B’を得る。
【0014】以上の輪郭強調装置の処理において、明度
差や彩度差の強調が行われていることを、具体例をあげ
て確認する。図4において(a)は輪郭強調前のR,
G,B画像データであり、(b)のH,L,Sは(a)
の画素データを色相、明度、彩度に変換した値である。
(c)は輪郭強調後のデータR’,G’,B’であり、
(d)はその色相、明度、彩度の値H’,L’,S’で
ある。
【0015】R,G,BからH,L,Sへの変換方法を
以下に示す。R’,G’,B’からH’,L’,S’へ
の変換も同様である。この変換方法はよく知られている
双6角錐カラーモデルであり、maxをR,G,Bのう
ちの最大値、minをR,G,Bのうちの最小値、mi
dをR,G,Bのうちの中央値としたとき、以下の数式
に基づき算出できる。
【0016】
【数1】
【0017】
【数2】
【0018】
【数3】
【0019】図4では、入力されたR,G,B画像デー
タの中心画素と周辺画素に、明度の差のみがある場合の
輪郭強調処理を示している。図において、輪郭強調前の
中心画素のH,L,Sは、上述の数式より(150,1
20,21)であり、周辺画素のH,L,Sの値は(1
50,109,21)であり、明度の差のみが存在す
る。
【0020】ここで中心画素と周辺画素から輪郭成分Δ
R,ΔG,ΔBをそれぞれ求めると、 ΔR=110*4−100−100−100−100=40 ΔG=120*4−109−109−109−109=44 ΔB=130*4−118−118−118−118=48 であり、輪郭成分の最大値はΔB=48となる。従って
中心画素の輪郭強調後の値R’,G’,B’は、図4
(c)に示すように、 R’=R+ΔB=110+48=158 G’=G+ΔB=120+48=168 B’=B+ΔB=130+48=178 となる。このR’,G’,B’の色相、明度、彩度の値
H’,L’,S’は図(d)に示すように、(150,
168,29)であり、色相が変化することなく、明
度、彩度が強調され輪郭強調が行われたことがわかる。
【0021】また図5においては、中心画素と周辺画素
に色相と彩度の差、つまり色の差がある場合の輪郭強調
処理について示している。図5(b)において、輪郭強
調前の中心画素のH,L,Sの値は、(139,12
0,21)であり、周辺画素のH,L,Sの値は(16
7,120,11)であり、輪郭強調前のデータは、中
心画素と周辺画素とで明度の差はなく、色相と彩度の
差、つまり色の差が存在する。
【0022】この場合の中心画素と周辺画素のR,G,
Bの輪郭成分ΔR,ΔG,ΔBは、それぞれΔR=−2
0、ΔG=36、ΔB=20であり、輪郭成分の最大値
はΔG=36である。従って中心画素の輪郭強調後の
R’,G’,B’は図(c)に示すように、 R’=R+ΔG=110+36=146 G’=G+ΔG=125+36=161 B’=B+ΔG=130+36=166 となる。このR’,G’,B’の色相、明度、彩度の値
H’,L’,S’は、図(d)に示すように、(13
9,156,26)であり、輪郭強調前のH,L,Sの
値(139,120,21)と比較すると、色相が変化
することなく、明度、彩度が強調され色の輪郭強調が行
われたことがわかる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、色相を変
化させることなく、しかも簡単で小規模な回路構成にて
明度差、色の差を強調できるという有利な効果がえられ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における輪郭強調装置の
ブロック図
【図2】同輪郭強調装置の輪郭抽出回路を示すブロック
【図3】同輪郭強調装置の輪郭抽出回路に用いるフィル
タの構成図
【図4】同輪郭強調装置の処理動作の説明図
【図5】同輪郭強調装置の処理動作の説明図
【符号の説明】
1,2,3 輪郭抽出回路 4 比較器 5,6,7,19 加算器 8,9 1ライン遅延回路 10,11,12,13 1画素遅延回路 14,15,16,17,18 乗算器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたR,G,Bデータの各色ごと
    に、輪郭強調処理を行うべき中心画素と、その中心画素
    に隣接する複数の周辺画素との差を加算して輪郭成分を
    算出し、各色ごとに算出された輪郭成分の最大値を、前
    記中心画素のR,G,Bデータに加算するようにしたこ
    とを特徴とする輪郭強調装置。
JP8039455A 1996-02-27 1996-02-27 輪郭強調装置 Pending JPH09233343A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8039455A JPH09233343A (ja) 1996-02-27 1996-02-27 輪郭強調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8039455A JPH09233343A (ja) 1996-02-27 1996-02-27 輪郭強調装置

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JPH09233343A true JPH09233343A (ja) 1997-09-05

Family

ID=12553526

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8039455A Pending JPH09233343A (ja) 1996-02-27 1996-02-27 輪郭強調装置

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JP (1) JPH09233343A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103985370A (zh) * 2014-05-27 2014-08-13 广东欧珀移动通信有限公司 液晶显示屏颜色校正方法及装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103985370A (zh) * 2014-05-27 2014-08-13 广东欧珀移动通信有限公司 液晶显示屏颜色校正方法及装置

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