JPH09233030A - 光送受信回路 - Google Patents

光送受信回路

Info

Publication number
JPH09233030A
JPH09233030A JP3445796A JP3445796A JPH09233030A JP H09233030 A JPH09233030 A JP H09233030A JP 3445796 A JP3445796 A JP 3445796A JP 3445796 A JP3445796 A JP 3445796A JP H09233030 A JPH09233030 A JP H09233030A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
signal
voltage
frequency
bit rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3445796A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3436631B2 (ja
Inventor
Hiroki Kanesaka
洋起 金坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP03445796A priority Critical patent/JP3436631B2/ja
Priority to US08/730,396 priority patent/US6972880B1/en
Publication of JPH09233030A publication Critical patent/JPH09233030A/ja
Priority to US10/254,971 priority patent/US20030020987A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3436631B2 publication Critical patent/JP3436631B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/40Transceivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/29Repeaters
    • H04B10/291Repeaters in which processing or amplification is carried out without conversion of the main signal from optical form
    • H04B10/299Signal waveform processing, e.g. reshaping or retiming

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送ビットレートに依存しない回路構成を有
する光送受信回路を提供する。 【解決手段】 電気/光変換部11は、電気信号を光信
号に変換し、クロック信号CLK INに従って出力する。周
波数/電圧変換部13は、クロック信号CLK INの周波数
に比例する電圧を光/電気変換部12に供給する。プリ
アンプ21およびメインアンプ26は、受信した光信号
を増幅し、タイミング抽出部27がその増幅信号からク
ロック信号CLK OUT を取り出す。識別再生部28は、ク
ロック信号CLK OUT で受信信号のタイミングを再生して
出力する。プリアンプ21の帰還抵抗22は、周波数/
電圧変換部13の出力電圧に従って抵抗値が変化し、そ
のことによってプリアンプ21の利得および帯域が制御
される。ローパスフィルタ23は、RC回路構成であ
り、抵抗24の抵抗値は周波数/電圧変換部13の出力
電圧に従って変化し、そのことによって遮断周波数が制
御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ伝送装置に
おける光送受信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、データ伝送の高速化および大容量
化の要求を満たすために、伝送路を光ファイバ網で構築
し、その光ファイバ網を介して光信号データを送受信す
る光通信システムを導入することが多くなってきてい
る。
【0003】光通信システムにおいては、伝送データを
電気信号から光信号に変換して出力する光送信回路(E
/O回路)、および受信した光信号を電気信号に変換す
る光受信回路(O/E回路)が重要な部品であり、それ
らの特性が通信の品質に影響を及ぼす。
【0004】光受信回路は、通常、3R機能を有する。
3R機能とは、受信した光信号の波形を整形し、その信
号からクロック成分を取り出してそのクロックを用いて
信号を再生する機能である。
【0005】光ファイバ等の伝送路を介して光信号を伝
送する場合、光送信回路から送出された信号は、伝送路
の周波数特性によって高周波成分が減衰するので、光受
信回路が受信する信号の波形は光送信回路が送出した信
号の波形と異なっている。このため、光受信回路は、通
常、波形を成形するための前置増幅器(プリアンプ)を
有する。そして、この前置増幅器の利得に伝送路での損
失を補償するような周波数特性を持たせている。この機
能が波形整形(Re-shaping)である。また、受信した信
号からクロック成分を取り出すことによってタイミング
を検出する機能がタイミング再生(Re-timing )であ
る。さらに、受信した信号から取り出したクロックのタ
イミングで受信信号を再生する機能が識別再生(Re-gen
eration )である。3Rとは、これらの3つの機能の各
頭文字をとったものである。なお、3R機能のうち、タ
イミング再生機能を省略したものを2R機能と呼ぶこと
がある。
【0006】ところで、加入者通信網は多数の加入者線
を収容するため、加入者通信網を光ファイバ網で構築す
る場合、多数の光送受信モジュールが必要となる。ま
た、加入者通信網では、加入者ごとに様々なサービスが
要求されるので、加入者線ごとに様々なビットレート
(伝送レート)でデータが伝送される。
【0007】加入者通信網を低コストで構築するために
は、光送受信モジュールのコストダウンが重要となる。
一般に、部品のコストダウンを計るためには、大量生産
方式が導入される。光送受信モジュールを大量生産する
ためには、様々なビットレートでデータを授受するため
の回路を共通化する必要がある。すなわち、様々なビッ
トレートでデータを授受できる光送受信モジュールを用
いれば、光加入者通信網を低コストで構築できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】光送信回路は、様々な
ビットレートに対してその回路構成を共通化できる。特
に、加入者線のビットレートが低速(20Mbps程度以
下)の場合は、光送信回路を構成する部品をすべて共通
化することができる。すなわち、たとえば、ビットレー
トが1.5Mbps の加入者線に対しても、6Mbpsの加入者線
に対しても同一の光送信回路を使用することができる。
回路構成がビットレートに依存しないことをビットフリ
ーという。このように、光送信回路はビットフリー構成
なので、大量生産することができる。
【0009】ところが、光受信回路は、3R機能を有す
るので、ビットフリー構成を実現することが難しい。す
なわち、受信信号の波形を整形するときは、その受信信
号を増幅するときの利得および帯域を制御する必要があ
るが、これらの特性は受信信号のビットレートに依存す
る。また、受信信号からクロックを抽出するためのフィ
ルタは、通常、受信信号の周波数(ビットレート)での
共振を利用するので、ビットレートに依存した振動系を
有する構造になる。このように、3R機能の特性および
構成は、ビットレートに依存する。
【0010】このような理由から、従来の光受信回路に
おいては、3R機能部をビットレート毎に設計してい
た。たとえば、ビットレートが1.5Mbps の伝送路で使用
することを想定した光受信回路においては、1.5Mbps の
信号を増幅するのに最適な利得と帯域を持った回路構成
とし、また、1.5Mbps の信号からクロックを抽出するた
めに、共振周波数が1.5MHzの振動系を設けている。すな
わち、あるビットレートの伝送路に用いる光受信回路の
構成と、他のビットレートの伝送路に用いる光受信回路
の構成とは異なっていた。したがって、光送信回路と光
受信回路とを組み込んでモジュール化した光送受信モジ
ュールもビットレート毎にその構成が異なっていた。こ
の結果、光送受信モジュールは、ビットレート毎に品種
が異なることになり、多品種生産をしなければならない
ので、コストダウンの妨げとなっていた。
【0011】本発明の課題は、ビットレートに依存しな
い回路構成を有する光受信回路を提供することである。
また、そのことによって、様々なビットレートに対して
使用できる光送受信モジュールを提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の光送受信回路
は、電気信号を光信号に変換して出力する光送信部と受
信した光信号を電気信号に変換する光受信部とを有する
構成である。そして、光送信部がデータを送信するとき
に使用するクロックのビットレートに基づいて光受信部
の周波数特性を制御する。
【0013】光送受信回路の送信用の伝送路と受信用の
伝送路のビットレートとが互いに同じ場合は、光送信部
がデータを送信するときに使用するクロックのビットレ
ートと受信光信号のビットレートとは同じである。した
がって、光送信部がデータを送信するときに使用するク
ロックのビットレートに基づいて光受信部の周波数特性
を制御することにより、光受信部の周波数特性を受信光
信号のビットレートに基づいて制御することができる。
【0014】光受信部の周波数特性(たとえば、アンプ
の帯域や利得、あるいはフィルタの遮断周波数)を調整
する場合は、光送信部がデータを送信するときに使用す
るクロックのビットレートに基づいてそれらアンプまた
はフィルタを構成する部品の特性(たとえば、抵抗の抵
抗値)を制御する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の光送受
信モジュールが適用されるシステムの例を示す図であ
る。図1(a) は、2つの光伝送装置間で双方向に光信号
を授受する構成を示している。光伝送装置1−1および
1−2は、それぞれ光送受信モジュール2−1および2
−2を有する。光送受信モジュール2−1が送出する光
信号は、光ファイバ3を介して伝送され、光送受信モジ
ュール2−2によって受信される。また、光送受信モジ
ュール2−2が送出する光信号は、光ファイバ4を介し
て伝送されて光送受信モジュール2−1によって受信さ
れる。
【0016】図1(a) のシステムを加入者網とすると、
光伝送装置1−1は、たとえば、加入者端末側の光イン
タフェイス部に設けられ、光伝送装置1−2は、交換機
内に設けられる装置である。この場合、光ファイバ3お
よび4は加入者線である。
【0017】図1(b) は、ある伝送装置から光信号を受
信するとともに他の伝送装置に光信号を伝送する構成を
示しており、たとえば、リング状のネットワークであ
る。光伝送装置5−1は、光送受信モジュール6を有
し、光伝送装置5−2から光ファイバ7を介して伝送さ
れてくる光信号を受信する。また、光伝送装置5−1
は、光ファイバ8を介して光信号を光伝送装置5−3へ
伝送する。光伝送装置5−1〜5−3は、たとえば、ト
ークンリング方式などのリング状のLAN (ローカルエリ
アネットワーク)に接続される端末である。この場合、
光ファイバ7および8は、端末間を接続する伝送路であ
る。
【0018】以下の説明では、本実施形態の光送受信モ
ジュールを図1(a) に示す光送受信モジュール2−1ま
たは2−2に適用する場合、光ファイバ3および4のビ
ットレート(伝送レート)が互いに等しいものとする。
このような構成は、例えば、ATM (非同期転送モード)
網の加入者系では一般的である。また、本実施形態の光
送受信モジュールを図1(b) に示す光送受信モジュール
6に適用する場合は、光ファイバ7および8のビットレ
ートが互いに等しいものとする。以下では、光送信信号
のビットレートおよび光受信信号のビットレートを総称
して光伝送ビットレートと呼ぶことがある。
【0019】図2は、本実施形態の光送受信モジュール
の基本構成図である。光送受信モジュール10は、図1
(a) においては、光送受信モジュール2−1または2−
2に相当し、図1(b) においては、光送受信モジュール
6に相当する。
【0020】電気/光変換部11は、レーザダイオード
LDを備え、データDATA IN およびクロック信号CLK INを
受信する。データDATA IN は、光信号に変換されて出力
されるデータである。クロック信号CLK INは、データDA
TA IN を光信号として送出するときのタイミング信号で
あり、その周波数が伝送路のビットレートである。な
お、クロック信号CLK INは、受信する光信号とは独立に
光伝送装置内で生成される。
【0021】光/電気変換部12は、フォトダイオード
PDを備え、受信した光信号を電気信号に変換して、デー
タDATA OUTとして出力する。また、光/電気変換部12
は、受信した光信号からクロック信号CLK OUT を抽出す
る。データDATA OUTは、クロック信号CLK OUT によって
タイミング再生される。
【0022】周波数/電圧変換部13は、クロック信号
CLK INを受信し、そのクロック信号CLK INの周波数に比
例する電圧を出力する。ここで、光送受信モジュール1
0が送信する光信号のビットレート(クロック信号CLK
IN)と光送受信モジュール10が受信する光信号のビッ
トレートとは互いに同じである。なお、上述したよう
に、これらのビットレートを総称して光伝送ビットレー
トと呼ぶ。したがって、周波数/電圧変換部13は、光
伝送ビットレートに比例する電圧を出力する。
【0023】周波数/電圧変換部13の出力電圧は、光
/電気変換部12に供給され、光/電気変換部12は、
その電圧に従って光信号を電気信号に変換する際の周波
数特性を制御する。
【0024】このように、本実施形態の光送受信モジュ
ールは、データDATA IN を光信号として送出するときの
クロック信号CLK INに基づいて受信光信号を電気信号に
変換する際の周波数特性を制御する構成であり、このこ
とにより、光伝送ビットレートに基づいて上記周波数特
性を制御することができる。
【0025】図3(a) は、周波数/電圧変換部13のブ
ロック図である。単安定マルチバイブレータ14は、ク
ロック信号CLK INを受信し、立上りエッジを検出する毎
に所定パルス幅のパルスを出力する。平均化回路15
は、たとえば、ローパスフィルタであり、単安定マルチ
バイブレータ14の出力信号を平均化してその平均値を
電圧として出力する。
【0026】図4は、周波数/電圧変換部13の動作を
説明する図である。ここでは、クロック信号CLK INの周
波数がfの場合と2fの場合とを比較しながら説明す
る。単安定マルチバイブレータ14にクロック信号CLK
INが入力されると、その立上りエッジごとに所定パルス
幅のパルスが出力される。このとき、各パルスのパルス
幅は、クロック信号CLK INの周波数に依存することなく
一定である。一方、クロック信号CLK INの周波数が2倍
になると、単位時間当たりのパルス数も2倍になる。し
たがって、クロック信号CLK INの周波数が2倍になる
と、平均化回路15の出力電圧も2倍になる。
【0027】このように、周波数/電圧変換部13は、
クロック信号CLK INの周波数に比例する電圧を出力す
る。クロック信号CLK INの周波数と周波数/電圧変換部
13の出力電圧との関係を図3(b) に示す。
【0028】図5は、本実施形態の光送受信モジュール
のブロック図である。図5で使用する符号のうち、図2
において使用した符号は同じものを示す。光/電気変換
部12は、光信号を受信し、プリアンプ21およびロー
パスフィルタ23を用いてその受信信号の周波数特性を
調整する。そして、タイミング抽出部27がその受信信
号からクロック信号を抽出し、識別認識部28がそのク
ロックを用いて上記受信信号のタイミングを再生して出
力する。プリアンプ21、ローパスフィルタ23および
タイミング抽出部27は、それぞれ周波数/電圧変換部
13の出力電圧が供給されており、その電圧に基づいて
周波数特性を調整する。すなわち、プリアンプ21、ロ
ーパスフィルタ23およびタイミング抽出部27は、光
伝送ビットレートに基づいて周波数特性を調整する。
【0029】このように、本実施形態の光送受信モジュ
ールは、電気・光変換部11がデータを送信するときに
使用するクロックを基に光伝送ビットレートを認識し、
その光伝送ビットレートに基づいて光/電気変換部12
の周波数特性を制御する。したがって、光/電気変換部
12は、光伝送ビットレートに対して周波数特性の調整
を最適化できる。以下、光/電気変換部12の各ブロッ
クの構成および機能を説明する。
【0030】プリアンプ21は、例えば、トランスイン
ピーダンス型の増幅器であり、フォトダイオードPDにお
ける光電変換によって得られた電気信号の波形を整形す
る。プリアンプ21の利得には伝送路での損失(伝送路
の周波数特性によって高周波成分が減衰などの損失)を
補償するような周波数特性を持たせる。
【0031】プリアンプ21には、帰還抵抗22が設け
られている。帰還抵抗22は、印加される電圧に従って
その抵抗値が変化する抵抗体であり、たとえば、MOS
型トランジスタまたはスイッチングキャパシタで構成す
る。以下では、帰還抵抗22をMOS型トランジスタと
して説明する。
【0032】帰還抵抗22には、周波数/電圧変換部1
3の出力電圧が印加されるが、この電圧はMOS型トラ
ンジスタのゲートに印加される。また、MOS型トラン
ジスタのソースおよびドレインがそれぞれプリアンプ2
1の入力および出力に接続される。したがって、周波数
/電圧変換部13の出力電圧によってMOS型トランジ
スタを流れる電流を制御することができる。すなわち、
周波数/電圧変換部13の出力電圧によって帰還抵抗2
2の抵抗値を制御できる。
【0033】図6は、周波数/電圧変換部13の出力電
圧と帰還抵抗22の抵抗値との関係を示す図である。図
6に示すように、周波数/電圧変換部13の出力電圧が
大きくなるにつれて、MOS型トランジスタのゲート電
圧が大きくなっていくので、帰還抵抗22の抵抗値は低
下していく。このとき、上記電圧の増加に対して抵抗値
がリニアに減少していく領域がある。帰還抵抗22の抵
抗値を制御するときはこのリニア領域で行うとその精度
がよい。なお、上記電圧と抵抗値との関係(抵抗値の大
きさや図6に示すグラフの傾き)は、MOS型トランジ
スタの各半導体領域の不純物濃度やソース・ドレイン間
距離を適当に選ぶことによって任意に設定することがで
きる。
【0034】プリアンプ21の利得および帯域をそれぞ
れAおよびfc とし、帰還抵抗22の抵抗値をRf1とす
ると、プリアンプ21の開放利得A0 が十分大きいと仮
定すれば、以下の関係が得られる。 A = Vout /Vin = −Rf1/Zin .....(1)式 fc = A0 /(2πRf1・C) .....(2)式 ただし、 Zin = (1/R+jωC)-1 .....(3)式 Vin = Zin・Is .....(4)式 なお、上記(1)〜(4)式において、Rはプリアンプ
21の入力部に設けられている抵抗の抵抗値、Cはプリ
アンプ21の入力容量、Is はフォトダイオードPDによ
って生成される電流の電流値、Zinはプリアンプ21の
入力インピーダンスである。
【0035】また、帯域fc は、プリアンプ21の高域
側の遮断周波数を目安としている。すなわち、通常、ア
ンプの帯域は、高域側の遮断周波数と低域側の遮断周波
数との差として定義するが、ここでは、低域側の遮断周
波数が小さいとみなし、高域側の遮断周波数を帯域とし
ている。なお、遮断周波数は、例えば電圧利得が3dB低
下する周波数を目安とする。
【0036】上記(1)および(2)式に示すように、
プリアンプ21の利得Aおよび帯域fc は、帰還抵抗2
2の抵抗値をRf1を用いて制御することができる。ロー
パスフィルタ23は、プリアンプ21の出力信号を受信
し、その高周波成分を除去する。すなわち、ローパスフ
ィルタ23は、受信信号の立上りエッジおよび立下りエ
ッジをなだらかにして信号波形をなまらせる。これは、
受光可能な光レベルの範囲を広げるためである。たとえ
ば、光伝送路が長くなると、フォトダイオードPDが受光
する光レベルが小さくなるので、フォトダイオードPDに
よって生成される電流Is も小さくなる。そして、電流
Is が小さくなると、信号振幅も小さくなるが、信号振
幅が小さい状態でノイズ等の高周波成分が含まれている
と、タイミング抽出部27において正確にクロックを抽
出できなかったり、あるいは、識別認識部28において
信号を再生するときにビットエラーが生じる恐れがあ
る。
【0037】光受信回路が正確に信号を再生できるよう
な受光レベルの範囲を広げるための手段としては、ロー
パスフィルタの遮断周波数を調整して信号波形を適当に
なまらせる手法がとられている。この場合、たとえば、
遮断周波数を光伝送ビットレートの70パーセント程度
に設定している。図5に示す光送受信モジュール10に
おいては、ローパスフィルタ23の遮断周波数が常に光
伝送ビットレートの70パーセント程度になるようにに
制御し、光受信回路が正確に電気信号を再生できる受光
レベルの範囲を広げている。
【0038】ローパスフィルタ23は、RC回路であ
り、抵抗24およびコンデンサ25を有する。抵抗24
は、帰還抵抗22と同様に、印加される電圧に従ってそ
の抵抗値が変化する抵抗体であり、たとえば、MOS型
トランジスタである。抵抗24には、周波数/電圧変換
部13の出力電圧が印加される。
【0039】ローパスフィルタ23の入力電圧をV1 、
出力電圧をV2 、抵抗24の抵抗値をRf2、コンデンサ
25の容量をC、角周波数をωとすれば、一般的なRC
回路の特性として以下の関係が導かれる。 V2 /V1 = 1/(1+jωC・Rf2) .....(5)式 (5)式において、1/(C・Rf2)=ω0 とすれば、
ローパスフィルタ23は角周波数がω0 以下の交流を通
過させ、角周波数がω0 以上の交流を遮断する。したが
って、ローパスフィルタ23の遮断周波数ω0 は、抵抗
24の抵抗値Rf2を用いて制御することができる。
【0040】メインアンプ26は、ローパスフィルタ2
3の出力信号を所定の利得で増幅する。メインアンプ2
6によって増幅された信号は、タイミング抽出部27お
よび識別認識部28に転送される。
【0041】タイミング抽出部27は、メインアンプ2
6の出力信号からクロック成分を抽出する。すなわち、
タイミング抽出部27は、光送受信モジュール10が受
信する光信号からタイミング信号を抽出する。タイミン
グ抽出部27によって抽出されたクロック信号は、クロ
ック信号CLK OUT として出力されるとともに、識別再生
部28に転送される。また、クロック信号CLK OUT は、
この光送受信モジュール10が組み込まれる光伝送装置
内での信号処理において使用される。なお、タイミング
抽出部27の構成は後述する。
【0042】識別再生部28は、クロック信号CLK OUT
を用いてメインアンプ26の出力信号のタイミングを再
生し、出力信号DATA OUTとして出力する。識別再生部2
8の構成例を図7に示す。識別再生部28は、たとえ
ば、エッジトリガ型のフリップフロップであり、クロッ
ク信号CLK OUT がCK端子に入力され、その立上りエッ
ジまたは立下りエッジのタイミングでJ端子およびK端
子の論理値を調べる。J端子には、メインアンプ26の
出力信号が入力され、K端子には、閾値電圧が設定され
ている。従って、識別再生部28は、クロック信号CLK
OUT のエッジタイミングでメインアンプ26の出力信号
を取り込み、出力信号DATA OUTとして出力する。
【0043】次に、プリアンプ21およびローパスフィ
ルタ23における周波数特性の調整について説明する。
この調整は、周波数/電圧変換部13の出力電圧に従っ
て自動的に行われる。周波数/電圧変換部13の出力電
圧は、クロック信号CLK INの周波数に比例する値である
が、この実施形態では、光送信のビットレートと光受信
のビットレートとが互いに等しいとしているので、周波
数/電圧変換部13の出力電圧は、光受信のビットレー
トに比例する値となる。したがって、プリアンプ21お
よびローパスフィルタ23における周波数特性の調整
は、光受信のビットレートに基づいて自動的に行われ
る。
【0044】プリアンプ21における周波数特性の調整
は、周波数/電圧変換部13の出力電圧を用いて帰還抵
抗22の抵抗値を制御することによって行う。すなわ
ち、上記(1)および(2)式において、光伝送ビット
レートに対して利得Aおよび帯域fc が最適になるよう
に帰還抵抗22の抵抗値Rf1が制御される。なお、光伝
送ビットレートに対応する角周波数を上記(3)式のω
としている。
【0045】ここで、帯域fc の最適値は、例えば、光
伝送ビットレートに対応する周波数の2倍程度である。
光伝送ビットレートが1.5Mbps であれば、帯域fc を3
MHz程度に設定する。利得Aは、帯域fc とトレードオ
フ関係にある。また、利得Aは、プリアンプ21による
増幅信号がローパスフィルタ23およびメインアンプ2
6を通過したときに、タイミング抽出部27および識別
再生部28の処理に最適になるように設定することが望
ましい。したがって、利得Aは、帯域fc を上記の値に
設定した上で所定の値に設定される。そして、これらの
最適値を満たすように帰還抵抗22の抵抗値Rf1を制御
する。
【0046】帰還抵抗22の抵抗値は、図6に示したよ
うに、周波数/電圧変換部13の出力電圧が大きくなる
に従って小さくなっていく。すなわち、光伝送ビットレ
ートが高くなるに従って帰還抵抗22の抵抗値が小さく
なる。図6では、光伝送ビットレート(クロック信号CL
K INと同じ周波数)が1.5Mbps および6Mbpsのときの周
波数/電圧変換部13の出力電圧がそれぞれVa および
Vb であり、そのときの帰還抵抗22の抵抗値がそれぞ
れRa およびRb であることを示している。
【0047】ところで、上記電圧と抵抗値との関係(抵
抗値の大きさや図6に示すグラフの傾き)は、上述した
ように、任意に設定することができる。本実施形態で
は、上記(1)〜(4)式において、Rf1=Ra とした
ときに帯域fc が3MHz 程度になるようにRa を決定
し、Rf1=Rb としたときに帯域fc が12MHz 程度に
なるようにRb を決定する。換言すれば、Ra およびR
b がこれらの条件を満たすようにMOS型トランジスタ
(帰還抵抗22)を設計する。
【0048】このようにして帰還抵抗22の特性を設計
しておけば、光伝送ビットレートが1.5Mbps の伝送路に
光送受信モジュール10を使用すると、プリアンプ21
の帯域fc が自動的に3MHz 程度になり、光伝送ビット
レートが6Mbpsの伝送路に対してはプリアンプ21の帯
域fc が12MHz 程度になる。また、それに応じてプリ
アンプ21の利得Aも自動的に設定される。
【0049】ローパスフィルタ23における周波数特性
は、周波数/電圧変換部13の出力電圧を用いて抵抗2
4の抵抗値を制御することによって調整する。すなわ
ち、上記(5)式において、光伝送ビットレートに対し
て遮断周波数ω0 (ω0 =1/(C・Rf2))が最適に
なるように抵抗24の抵抗値Rf2を制御する。なお、光
伝送ビットレートに対応する角周波数を上記(5)式の
ωとしている。
【0050】ここで、遮断周波数ω0 は、常に、光伝送
ビットレートの70パーセント程度であることが望まれ
る。すなわち、たとえば、光伝送ビットレートが1.5Mbp
s のときにはローパスフィルタ23の遮断周波数ω0 が
1.05MHz に設定され、光伝送ビットレートが6Mbpsのと
きには遮断周波数ω0 が4.2MHzに設定されることが望ま
れる。換言すれば、これらの条件を満たすようにMOS
型トランジスタ(帰還抵抗24)を設計する。
【0051】このようにして帰還抵抗24の特性(印加
電圧に対する抵抗値)を設定しておけば、光伝送ビット
レートが1.5Mbps の伝送路に光送受信モジュール10を
使用すると、ローパスフィルタ23の遮断周波数が自動
的に1.05MHz になり、光伝送ビットレートが6Mbpsの伝
送路に対しては4.2MHzになる。
【0052】図8は、タイミング抽出部27のブロック
図である。図8に示すタイミング抽出部27は、N個の
メカニカルフィルタMCF−1〜MCF−Nからなるフ
ィルタ部35を有し、ビットレートに応じて所定のメカ
ニカルフィルタを選択してクロックを抽出する構成であ
る。
【0053】本実施例の光送受信モジュール10をある
ビットレートの光伝送路に使用する場合、そのビットレ
ートに対してローパスフィルタ31の遮断周波数が自動
的に最適化され、また、そのビットレートに対応するメ
カニカルフィルタが自動的に選択されて、タイミング抽
出部27が上記ビットレートの受信信号からクロックを
抽出する。以下、各ブロックの機能を説明する。
【0054】ローパスフィルタ31は、メインアンプ2
6の出力信号の高周波成分を取り除き、その立上りエッ
ジおよび立下りエッジをなだらかにする。すなわち、信
号波形をなまらせる。ローパスフィルタ31は、たとえ
ば、図5に示すローパスフィルタ23と同じ構成であ
り、抵抗32およびコンデンサ33とを有する。抵抗3
2は、抵抗24と同様に、印加される電圧に従ってその
抵抗値が変化する抵抗体であり、たとえばMOS型トラ
ンジスタである。
【0055】ローパスフィルタ31の周波数特性すなわ
ち遮断周波数は、周波数/電圧変換部13の出力電圧を
用いて抵抗32の抵抗値を制御することによって調整す
ることができる。すなわち、ローパスフィルタ31の遮
断周波数は、光伝送ビットレートに基づいて自動的に調
整される。
【0056】ウィンドウコンパレータ34は、2つの閾
値Vthh およびVthl を有し、ローパスフィルタ31の
出力信号とそれら2つの閾値とを比較する。そして、ウ
ィンドウコンパレータ34は、ローパスフィルタ31の
出力信号が閾値Vthh と閾値Vthl との間であるとき
「H」を出力し、ローパスフィルタ31の出力信号が閾
値Vthh よりも大きいとき、および閾値Vthl よりも小
さいときには「L」を出力する。
【0057】フィルタ部35は、N個のメカニカルフィ
ルタMCF−1〜MCF−Nを有する。各メカニカルフ
ィルタMCF−1〜MCF−Nは、それぞれ特定の周波
数の信号のみ通過させる。ここで、特定の周波数とは、
光伝送路として想定されるビットレートに対応し、たと
えば、1.5MHz,4MHz ,6MHz ,16MHz ,...など
である。
【0058】メカニカルフィルタは、機械共振系とトラ
ンスジューサとから構成される。メカニカルフィルタへ
の電気入力は、トランスジューサによって機械量に変換
されて機械共振系に加えられ、その機械共振系から出力
される機械量が再びトランスジューサによって電気信号
に変換されて電気信号として出力される。
【0059】機械共振系は、共振子と結合子とから構成
され、振動モードおよび結合子の結合位置の組合せによ
って様々な構成がある。振動モードとしては、縦振動、
ねじれ振動、屈曲振動などがある。
【0060】このように、メカニカルフィルタは、機械
共振系を供え、その共振周波数の信号のみを通過させ
る。たとえば、メカニカルフィルタMCF−1の共振周
波数を1.5MHzとすると、メカニカルフィルタMCF−1
の出力は、1.5MHzのクロック信号である。
【0061】なお、上記実施形態では、フィルタ部35
をN個のメカニカルフィルタMCF−1〜MCF−Nで
構成しているが、メカニカルフィルタの代わりに水晶フ
ィルタまたはセラミックフィルタ等を用いてもよい。
【0062】切替えスイッチ36は、周波数/電圧変換
部13の出力電圧に従って所定のメカニカルフィルタM
CF−1〜MCF−Nを選択し、ウィンドウコンパレー
タ34の出力信号をその選択したメカニカルフィルタを
用いてフィルタリングさせるように接点を切り替える。
すなわち、切替えスイッチ36は、光伝送ビットレート
に従って所定のメカニカルフィルタMCF−1〜MCF
−Nを選択する。図8では、メカニカルフィルタMCF
−1を用いてウィンドウコンパレータ34の出力信号を
フィルタリングしている状態を示している。増幅部37
は、フィルタ部35の出力信号を増幅してクロック信号
CLK OUT として出力する。
【0063】図9は、上記構成のタイミング抽出部27
の動作を説明するタイミングチャートである。メインア
ンプ26の出力信号を受信すると、その信号は、ローパ
スフィルタ31によって立上りエッジおよび立下りエッ
ジがなだらかな波形にされる。ローパスフィルタ31を
通過した信号は、ウィンドウコンパレータ34において
閾値Vthh およびVthl と比較され、その信号が閾値V
thh とVthl との間であったときのみウィンドウコンパ
レータ34の出力が「H」になる。
【0064】ウィンドウコンパレータ34の出力は、メ
インアンプ26の出力信号の立上りエッジおよび立下り
エッジに対応して所定パルス幅のパルスが生成された信
号である。そして、この信号がフィルタ部35内の所定
のメカニカルフィルタに入力されてクロック信号が生成
される。なお、メカニカルフィルタは、機械共振系を有
する構成なので、図9に示すように、ウィンドウコンパ
レータ34の出力パルスが連続して生成されていないタ
イミングにおいても共振状態が継続され、連続したクロ
ック信号が生成される。
【0065】ウィンドウコンパレータ34の出力パルス
のパルス幅は、ローパスフィルタ31においてどの程度
立上りエッジおよび立下りエッジをなだらかにするかに
よって決まる。すなわち、ローパスフィルタ31の遮断
周波数によって決まる。このパルスのデューティは、5
0パーセントに近いことが望ましい。なぜならば、パル
スのデューティが極端に小さくなったり大きくなったり
すると、メカニカルフィルタを確実に振動させることが
できなくなるからである。
【0066】本実施形態では、任意の光伝送ビットレー
トにおいて上記パルス幅に関する要求を満たすようにM
OS型トランジスタ(抵抗32)を設計する。なお、抵
抗32に印加される電圧とその抵抗値との関係は、たと
えば図6に示したように予めわかっている。このことに
より、任意の光伝送ビットレートに対してウィンドウコ
ンパレータ34の出力パルスのパルス幅(デューティ)
が適当な値になるようにローパスフィルタ31の遮断周
波数を調整することができ、任意の光伝送ビットレート
に対して、常にメカニカルフィルタを確実に共振させる
ことができる。すなわち、任意の光伝送ビットレートの
クロックを確実に抽出できる。
【0067】図10は、タイミング抽出部27の他の構
成のブロック図である。図10に示すタイミング抽出部
は、図8に示すフィルタ部35および切替えスイッチ3
6を位相同期ループ41に置き換えた構成である。
【0068】位相同期ループ41は、電圧制御発振器
(VCO )42、位相比較器43およびローパスフィルタ
44を有する。電圧制御発振器42は、周波数/電圧変
換部13の出力電圧に従ってクロック信号を出力する。
このクロック信号の周波数は、光伝送ビットレートと同
じである。位相比較器43は、ウィンドウコンパレータ
34の出力信号の位相と電圧制御発振器42が生成する
クロック信号の位相とを比較する。位相比較器43によ
る比較結果(位相差情報)は、ローパスフィルタ44を
介して電圧制御発振器42にフィードバックされる。電
圧制御発振器42は、位相差情報に従って、上記2つの
信号の位相を合わせるように電圧制御発振器42が生成
するクロック信号の周波数を微調整する。電圧制御発振
器42が生成するクロック信号は、増幅部37によって
増幅されてクロック信号CLK OUT として出力される。
【0069】このように、図10に示すタイミング抽出
部27は、クロック信号CLK INを用いて光伝送ビットレ
ートと同じ周波数のクロック信号を生成し、そのクロッ
ク信号の位相と光/電気変換部12の位相とを合わせ
る。この結果、受信信号に同期したクロック信号が生成
される。すなわち、受信信号からクロックが取り出され
る。
【0070】上記実施形態の光送受信モジュール10に
おいては、電気/光変換部11が光信号を送信するとき
に使用するクロック信号CLK INのビットレートに基づい
て光/電気変換部12の周波数特性を制御する構成であ
ったが、制御用電源を設け、電気/光変換部11にクロ
ック信号CLK INが供給されない場合には、その制御用電
源を用いて帰還抵抗22、ローパスフィルタ23および
タイミング抽出部27に供給するようにしてもよい。
【0071】また、上記実施形態では、周波数/電圧変
換部13の出力電圧を用いて抵抗体の抵抗値を制御する
方式を説明したが、他の部品の特性を制御するようにし
てもよい。たとえば、周波数/電圧変換部13の出力電
圧を用いてローパスフィルタの容量を制御することによ
って、周波数特性を調整するようにしてもよい。
【0072】
【発明の効果】本発明の光送受信モジュールは、受信す
る光信号のビットレートに従って光/電気変換部の周波
数特性を制御するので、様々なビットレートの光信号に
対して最適な条件で光信号から電気信号への変換をする
ことができる。また、光/電気変換部は、受信する光信
号とは独立に生成されるクロック信号を基に受信光信号
のビットレートを検出するので、受信光レベルの変動、
マーク率の変動、デューティなどの変動の影響を受ける
ことなく、安定した周波数特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) および(b) は、本発明の光送受信モジュー
ルが適用されるシステムの例を示す図である。
【図2】本実施形態の光送受信モジュールの基本構成図
である。
【図3】(a) は、周波数/電圧変換部のブロック図であ
り、(b) は、入力クロック信号の周波数と周波数/電圧
変換部の出力電圧との関係を示す図である。
【図4】周波数/電圧変換部の動作を説明する図であ
る。
【図5】本実施形態の光送受信モジュールのブロック図
である。
【図6】周波数/電圧変換部の出力電圧と抵抗の抵抗値
との関係を示す図である。
【図7】識別再生部の構成例を示す図である。
【図8】タイミング抽出部のブロック図(その1)であ
る。
【図9】タイミング抽出部の動作を説明するタイミング
チャートである。
【図10】タイミング抽出部のブロック図(その2)で
ある。
【符号の説明】
10 光送受信モジュール 11 電気/光変換部 12 光/電気変換部 13 周波数/電圧変換部 14 単安定マルチバイブレータ 15 平均化回路 21 プリアンプ 22 帰還抵抗 23、31、44 ローパスフィルタ 24、32 抵抗 25、33 コンデンサ 26 メインアンプ 27 タイミング抽出部 28 識別再生部 34 ウィンドウコンパレータ 35 フィルタ部 36 切替えスイッチ 37 増幅部 41 位相同期ループ 42 電圧制御発振器(VCO ) 43 位相比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 31/12

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気信号を光信号に変換して出力する光
    送信部と受信した光信号を電気信号に変換する光受信部
    とを有する光送受信回路において、 上記光送信部がデータを送信するときに使用するクロッ
    クのビットレートに基づいて上記光受信部の周波数特性
    を制御することを特徴とする光送受信回路。
  2. 【請求項2】 電気信号を光信号に変換して出力する光
    送信部と受信した光信号を電気信号に変換する光受信部
    とを有する光送受信回路において、 上記光受信部は、受信した光信号から生成された電気信
    号を増幅する増幅部を有し、 上記光送信部がデータを送信するときに使用するクロッ
    クのビットレートに基づいて上記増幅部における利得お
    よび帯域を制御することを特徴とする光送受信回路。
  3. 【請求項3】 上記増幅部は印加電圧に従って抵抗値が
    変動する帰還抵抗を備え、上記光送信部がデータを送信
    するときに使用するクロックのビットレートに比例する
    電圧を用いて上記帰還抵抗の抵抗値を制御し、上記増幅
    部における利得および帯域を設定することを特徴とする
    請求項2に記載の光送受信回路。
  4. 【請求項4】 電気信号を光信号に変換して出力する光
    送信部と受信した光信号を電気信号に変換する光受信部
    とを有する光送受信回路において、 上記光受信部は、受信した光信号から生成された電気信
    号をフィルタリングするフィルタを有し、 上記光送信部がデータを送信するときに使用するクロッ
    クのビットレートに基づいて上記フィルタの遮断周波数
    を設定することを特徴とする光送受信回路。
  5. 【請求項5】 上記フィルタは、抵抗体およびコンデン
    サを含むローパスフィルタであり、その抵抗体は印加電
    圧に従って抵抗値が変動する電圧制御型抵抗であり、上
    記光送信部がデータを送信するときに使用するクロック
    のビットレートに比例する電圧を用いて上記抵抗体の抵
    抗値を制御し、上記フィルタの遮断周波数を設定するこ
    とを特徴とする請求項4に記載の光送受信回路。
  6. 【請求項6】 電気信号を光信号に変換して出力する光
    送信部と受信した光信号を電気信号に変換する光受信部
    とを有する光送受信回路において、 上記光受信部は、受信した光信号から生成された電気信
    号からタイミング信号を抽出するタイミング抽出部を有
    し、そのタイミング信号に従って上記光信号から生成さ
    れた電気信号を出力する機能を有し、 上記タイミング抽出部は、 抵抗体およびコンデンサを含み上記受信した光信号から
    生成された電気信号をフィルタリングするローパスフィ
    ルタと、 該ローパスフィルタの出力信号と予め設定してある2つ
    の比較レベルとを比較するウィンドウコンパレータと、 該ウィンドウコンパレータの出力信号から特定の周波数
    の信号のみを出力するクロック抽出部とを有し、 上記光送信部がデータを送信するときに使用するクロッ
    クのビットレートに比例する電圧を用い上記抵抗体の抵
    抗値を変化させて上記ローパスフィルタの遮断周波数を
    設定することを特徴とする光送受信回路。
  7. 【請求項7】 上記クロック抽出部は、互いに共振周波
    数の異なる複数のメカニカルフィルタを含み、それら複
    数のメカニカルフィルタの中から上記電圧に従って所定
    のメカニカルフィルタを選択し、その選択されたメカニ
    カルフィルタを用いて上記ウィンドウコンパレータの出
    力信号をフィルタリングしてタイミング信号を取り出す
    ことを特徴とする請求項6に記載の光送受信回路。
  8. 【請求項8】 上記クロック抽出部は、上記電圧に基づ
    いて自走周波数が決まる電圧制御発振器および該電圧制
    御発振器の出力信号の位相と上記ウィンドウコンパレー
    タの出力信号の位相とを比較してその比較結果を上記電
    圧制御発振器にフィードバックする位相比較器を含み、 それら電圧制御発振器および位相比較器を用いて位相同
    期ループを構成し、上記電圧制御発振器の出力信号の位
    相と上記ウィンドウコンパレータの出力信号の位相とを
    一致させるように上記位相同期ループを制御し、上記電
    圧制御発振器の出力信号を上記タイミング信号として取
    り出すことを特徴とする請求項6に記載の光送受信回
    路。
  9. 【請求項9】 出力電圧を設定することができる電圧源
    を設け、上記光送信部がデータを送信するときに使用す
    るクロックが生成されないときは、上記電圧源の出力電
    圧を上記光受信部が受信する光信号のビットレートに対
    応する電圧に設定し、上記電圧源の出力電圧を上記光受
    信回路に供給することを特徴とする請求項3、5〜8の
    いずれか1つに記載の光送受信回路。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1つに記載し
    た光送受信回路を組み込んだ光伝送装置。
  11. 【請求項11】 電気信号を光信号に変換して出力する
    光送信回路と受信した光信号を電気信号に変換する光受
    信回路とを含む光送受信モジュール内に設けた光受信回
    路であって、 上記光送信回路がデータを送信するときに使用するクロ
    ックのビットレートに基づいて周波数特性を制御するこ
    とを特徴とする光受信回路。
JP03445796A 1996-02-22 1996-02-22 光送受信回路 Expired - Fee Related JP3436631B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03445796A JP3436631B2 (ja) 1996-02-22 1996-02-22 光送受信回路
US08/730,396 US6972880B1 (en) 1996-02-22 1996-10-15 Optical receiving unit having frequency characteristics which are controllable in accordance with a clock signal used to transmit data
US10/254,971 US20030020987A1 (en) 1996-02-22 2002-09-26 Optical receiving unit having frequency characteristics which are controllable in accordance with a clock signal used to transmit data

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03445796A JP3436631B2 (ja) 1996-02-22 1996-02-22 光送受信回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09233030A true JPH09233030A (ja) 1997-09-05
JP3436631B2 JP3436631B2 (ja) 2003-08-11

Family

ID=12414789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03445796A Expired - Fee Related JP3436631B2 (ja) 1996-02-22 1996-02-22 光送受信回路

Country Status (2)

Country Link
US (2) US6972880B1 (ja)
JP (1) JP3436631B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100303315B1 (ko) * 1999-08-05 2001-11-01 윤종용 전송속도 무의존성의 광수신 방법 및 장치
JP2003023398A (ja) * 2001-03-26 2003-01-24 Agilent Technol Inc 光ファイバ受信機
WO2004095740A1 (ja) * 2003-04-23 2004-11-04 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 光受信装置および光伝送システム
WO2005078927A1 (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Nippon Telegraph And Telephone Corporation 低ビットレート信号に基づくビットレート判定回路
JP3947865B2 (ja) * 2000-03-06 2007-07-25 富士通株式会社 前置増幅器
JPWO2005119943A1 (ja) * 2004-06-03 2008-04-03 日本電信電話株式会社 光信号品質監視回路および光信号品質監視方法
WO2008120663A1 (ja) 2007-03-29 2008-10-09 Nec Corporation 光受信回路用信号増幅器
US7936842B2 (en) 2004-02-16 2011-05-03 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Automatic bit rate control circuit
WO2019211979A1 (ja) * 2018-05-01 2019-11-07 日本電信電話株式会社 クロック生成回路

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100419423B1 (ko) * 2001-07-23 2004-02-19 삼성전자주식회사 전송속도 무관 광수신 장치
WO2004068702A1 (ja) * 2003-01-27 2004-08-12 Fujitsu Limited 前置増幅回路及びそれを用いた光受信器
DE60301554T2 (de) * 2003-04-22 2006-02-23 Alcatel Taktrückgewinnung von verzerrten optischen Signalen
US7358818B2 (en) * 2003-10-20 2008-04-15 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical receiver for an optical communication
US7406265B2 (en) * 2004-10-28 2008-07-29 Michigan Scientific Corp. Fiber optic communication signal link apparatus
WO2006059273A1 (en) * 2004-12-03 2006-06-08 Arima Devices Corporation Self-adaptive filter circuit
JP2008167312A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Fujitsu Ltd 光信号受信装置
JP5519367B2 (ja) * 2010-03-29 2014-06-11 パナソニック株式会社 受電装置及び電力伝送システム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4473901A (en) * 1982-02-04 1984-09-25 Raytheon Company Self clocking sampled analog data transmission system
US5212685A (en) * 1991-03-21 1993-05-18 International Business Machines Corporation Control circuit for half-duplex/simplex interface in communication system
JPH05244094A (ja) * 1992-02-26 1993-09-21 Toshiba Corp 光伝送装置
US5369520A (en) * 1992-05-22 1994-11-29 At&T Corp. Optical regeneration circuit
JP3126072B2 (ja) 1992-08-26 2001-01-22 富士通株式会社 光信号モニタ受信器
FR2706710B1 (fr) * 1993-06-18 1995-09-08 Devaux Fabrice Dispositif pour la remise en forme d'un train d'impulsions optiques et dispositif pour la récupération d'un signal périodique synchronisé sur un train d'impulsions optiques modulées.
JPH07162020A (ja) 1993-12-06 1995-06-23 Nec Corp チップキャリアを使用した光受信器
JP2944440B2 (ja) * 1994-12-27 1999-09-06 日本電気株式会社 時分割多重伝送装置
JP4454763B2 (ja) * 2000-03-03 2010-04-21 富士通株式会社 信号光を波形整形するための方法、装置及びシステム

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100303315B1 (ko) * 1999-08-05 2001-11-01 윤종용 전송속도 무의존성의 광수신 방법 및 장치
JP3947865B2 (ja) * 2000-03-06 2007-07-25 富士通株式会社 前置増幅器
JP2003023398A (ja) * 2001-03-26 2003-01-24 Agilent Technol Inc 光ファイバ受信機
US7505695B2 (en) 2003-04-23 2009-03-17 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Optical receiver and optical transmission system
WO2004095740A1 (ja) * 2003-04-23 2004-11-04 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 光受信装置および光伝送システム
JPWO2004095740A1 (ja) * 2003-04-23 2006-07-13 三菱電機株式会社 光受信装置および光伝送システム
US7881414B2 (en) 2004-02-16 2011-02-01 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Bit rate discrimination circuit based on a low frequency component of signal
JPWO2005078927A1 (ja) * 2004-02-16 2007-08-09 日本電信電話株式会社 低ビットレート信号に基づくビットレート判定回路
WO2005078927A1 (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Nippon Telegraph And Telephone Corporation 低ビットレート信号に基づくビットレート判定回路
US7936842B2 (en) 2004-02-16 2011-05-03 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Automatic bit rate control circuit
JPWO2005119943A1 (ja) * 2004-06-03 2008-04-03 日本電信電話株式会社 光信号品質監視回路および光信号品質監視方法
US7684697B2 (en) 2004-06-03 2010-03-23 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Optical signal quality monitoring circuit and optical signal quality monitoring method
JP4570616B2 (ja) * 2004-06-03 2010-10-27 日本電信電話株式会社 光信号品質監視回路および光信号品質監視方法
WO2008120663A1 (ja) 2007-03-29 2008-10-09 Nec Corporation 光受信回路用信号増幅器
US8222590B2 (en) 2007-03-29 2012-07-17 Nec Corporation Signal amplifier for optical receiver circuit
WO2019211979A1 (ja) * 2018-05-01 2019-11-07 日本電信電話株式会社 クロック生成回路

Also Published As

Publication number Publication date
US6972880B1 (en) 2005-12-06
JP3436631B2 (ja) 2003-08-11
US20030020987A1 (en) 2003-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3436631B2 (ja) 光送受信回路
US6862322B1 (en) Switchable-bandwidth optical receiver
US4538136A (en) Power line communication system utilizing a local oscillator
JP3434806B2 (ja) 光学ネットワークシステムにおける入力データ信号を処理するための受信機および光学ネットワークにおける入力データ信号のデータ伝送速度を決定する方法
US5390185A (en) Transmission system for a combination of a main signal and an auxiliary signal
JPS6111014B2 (ja)
JP2008211702A (ja) 前置増幅器およびそれを用いた光受信装置
US5459607A (en) Synchronous optical digital transmission system and method
EP0534433B1 (en) Optical regenerative-repeater system
KR100419423B1 (ko) 전송속도 무관 광수신 장치
US7027741B2 (en) Phase lock loop circuit and optical repeating apparatus, optical terminal apparatus, and optical communication system having the same
JP3055604B2 (ja) 光受信器及びそれに用いられる自動周波数検知型クロック抽出回路
US6473469B1 (en) Local communication system and apparatus for use therein
US5706118A (en) Optical transmission method and optical transmission apparatus
EP1187374A1 (en) Bit-rate-independent optical receiver
WO1997008857A1 (en) Burst mode optical digital receiver and repeater
US6304622B1 (en) Flexible bit rate clock recovery unit
US20050213995A1 (en) Low power and low jitter optical receiver for fiber optic communication link
WO1990012452A1 (en) Optical receivers
JP3400286B2 (ja) 受信回路
JP3514642B2 (ja) 光受信回路およびそれを用いた光伝送システム
KR100334773B1 (ko) 광전송 시스템에서 다중 전송속도 판별 장치
JP2001358660A (ja) 光受信装置
JP2001203573A (ja) クロック再生回路及び光受信装置
JPS6373723A (ja) 光受信回路

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030520

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees