JPH09233019A - Avm方式を適用した移動無線システム及びそのための基地局無線装置並びに移動局無線装置 - Google Patents

Avm方式を適用した移動無線システム及びそのための基地局無線装置並びに移動局無線装置

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JPH09233019A
JPH09233019A JP16429796A JP16429796A JPH09233019A JP H09233019 A JPH09233019 A JP H09233019A JP 16429796 A JP16429796 A JP 16429796A JP 16429796 A JP16429796 A JP 16429796A JP H09233019 A JPH09233019 A JP H09233019A
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JP16429796A
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Kunio Tsunoda
邦夫 角田
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AINSU KK
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AINSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動局からの通話信号が他の移動局からの任
意発呼信号で瞬断されることを防止できるAVM方式を
適用した移動無線システムを提供すること。 【解決手段】 基地局無線装置は、ある移動局から通話
を目的とした任意発呼信号を受信すると、前記ある移動
局との間で通話している間、全移動局に対して任意発呼
停止信号を送出すると共に、前記通話が終了すると任意
発呼停止解除信号を送出する発呼停止/解除符号発生部
35を備える。移動局無線装置は、前記基地局無線装置
からの任意発呼停止信号及び任意発呼停止解除信号を検
出する手段と、前記任意発呼停止信号が検出されると、
前記基地局無線装置への前記任意発呼信号の送出を禁止
し、前記任意発呼停止解除信号が検出されると、前記基
地局無線装置への前記任意発呼信号の送出禁止を解除す
る送信制御部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動無線システムに
関し、特に、タクシー等の多数の車両の運行状況を中央
管理室においてモニタし、運行管理の合理化を計るため
に、AVM(Automatic Vehicle M
onitoring)方式を適用した移動無線システム
及びそのための移動局無線装置並びに基地局無線装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のAVM方式の一つとし
て、タクシー等の車両(以後、移動局と呼ぶ)の営業状
況、走行状況、移動局の現在位置などの情報をリアルタ
イムで収集するために、中央管理室(以後、基地局と呼
ぶ)からのポーリング信号によらず、移動局からの任意
発呼方式により送信された情報を受信するように構成さ
れたシステムが提供されている。このシステムによれ
ば、移動局の現在の状況を、基地局からのポーリング信
号による応答信号で確認する操作による時間待ちの状態
を解消でき、より効率の良い運行管理を行うことが出来
る。
【0003】一方、このシステムにおいては、移動局か
らの受信信号が符号であるか音声であるかを識別し、符
号である間はスピーカ出力を遮断する回路が付加され
る。これは、移動局からの通話信号と符号化された動態
・位置信号とが共に受信されるので、受信音声と符号化
された信号の受信音が混在してスピーカから出力され、
通話待機状態においてもスピーカから音響雑音として出
力されて管理室内の音響的環境を著しく損なう結果を防
ぐためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ジャイロスコ
ープやGPS(Global Positioning
System)を利用した車両位置自動検出の技術の進
歩により、より精度の高い移動局状況を瞬時に得られる
ようになり、各移動局の任意発呼の頻度は飛躍的に高く
なりつつある。この様な状況においては、ある移動局と
基地局との間での音声通話中に他の移動局からの任意発
呼による符号化された信号が重畳される確率が増加す
る。この場合、符号化された信号により音声出力回路が
遮断されるため、通話中の音声信号が一瞬途切れる頻度
が増加し通信の内容を了解することが困難になり、再送
要求の必要が生じたりする等、通話品質上の不都合な欠
点も内在している。
【0005】以下に、このことを図6〜図9を参照して
説明する。図6は基地局の、図7は移動局の構成を示
し、図8、図9はそれぞれ、任意発呼形式による2周波
半複信、1周波単信の場合の送受信の過程を示してい
る。移動局がM1からM4の4つの場合を想定して2周
波半複信(図8)について説明すると、移動局M2から
任意発呼された信号Aは、基地局FBのアンテナ11を
通して受信機12で受信され識別部13に送られる。識
別部13では、信号Aが符号情報であることを識別する
と、切替回路14を復号部17側に切り替え、該信号A
は復号部17を経由して、符号解読部31に送られる。
そして、応答が必要な場合には、応答符号発生部33で
応答符号aが生成され、送信符号生成部28、送信制御
部24により切り替えられた切替回路25、送信機2
6、アンテナ27を通して送信される。
【0006】基地局FBからの応答符号aは、全移動局
M1〜M4で受信され、各移動局ではアンテナ61、送
受切替回路62、受信機41を経由して識別部42に到
達し、符号情報として識別される。その結果、識別部4
2は切替回路43を復号部46側に切替え、応答符号a
は切替回路43、復号部46を経由して符号解読部47
に送られる。移動局M1〜M4のうち、移動局M2の符
号解読部47では、自局に対する応答であることを確認
し対応した一連の処理に移行するが、他の移動局M1,
M3,M4の符号解読部47は自局に関係ないことを確
認し動作を終了する。
【0007】次に、移動局M3がプレスボタン53を押
したとする。この場合、登録要求信号発生部55では車
両番号、メータの状態、位置などの情報を加えたプレス
信号を生成し、このプレス信号は送信符号生成部56で
送信符号Bとして符号化され切替回路57に送られる。
送信制御部58は送信符号生成部56からの指令で、切
替回路57を送信符号生成部56側に、また送受切替回
路62を送信機59側にそれぞれ切替えた後、送信機5
9を送信状態にして送信符号Bをアンテナ61から送出
する。送信制御部58は、送信符号Bの送出を終了後、
直ちに切替回路57を音声増幅部52側に切替え、引き
続きマイク51からの音声信号Sを送信する。通話が終
了してプレスボタン53が開放されると移動局M3は受
信待ち状態に移行する。
【0008】一方、基地局FBでは、移動局M3からの
送信符号Bを受信すると符号解読部31において車両番
号、動態、位置などとともにプレス信号であることを確
認する。識別部13には送信符号Bに引き続き音声信号
Sが送られてくるので、切替回路14は識別部13によ
り音声増幅部15側に切り替えられ、スピーカ16に音
声信号Spが出力される。なお、図6、図7において説
明しなかった構成要素については後述する。
【0009】ここで、基地局FBが移動局M3からの音
声信号Sを受信中に、他の移動局、例えばM1あるいは
M4から送信した任意発呼信号CあるいはDを受信する
と、識別部13は、切替回路14を復号部17側に切替
え、前述の信号Aで説明したような過程を経て応答符号
cあるいはdが送出される。符号情報である任意発呼信
号CあるいはDが通過後、識別部13は、切替回路14
を再び音声増幅部15側に切り替え、移動局M3からの
音声信号Sは再び増幅されスピーカ16を鳴動する。
【0010】このように、移動局M3からの音声信号S
は、通話中に他の移動局、例えば移動局M1あるいはM
4からの任意発呼信号CあるいはDが受信されると、こ
の任意発呼信号CあるいはDのために切替回路13が切
替えられている間、移動局M3からの音声信号Spは、
Cn,Dnのように中断され了解度及び受信品質を低下
させる。
【0011】次に、1周波単信(図9)の場合の送受信
の過程を説明する。1周波単信の場合、アンテナは1つ
であり、このアンテナと送信機及び受信機との間が送受
切替回路で接続されるが、詳しくは後述する。移動局M
2から任意発呼された信号Aは、基地局FBで受信さ
れ、図8で詳述した過程で応答信号aが生成され、該応
答信号aは、送信制御部24により送信機26側に切替
えられた送受切替回路、アンテナを通して送信される。
基地局FBからの応答信号aは、全移動局M1〜M4で
受信されるが、該当する移動局M2の符号解読部47で
は、自局に対する応答であることを確認し、対応した一
連の処理に移行するが、他の移動局M1,M3,M4の
符号解読部47は自局に関係ないことを確認し処理を終
了する。
【0012】移動局M3が通話のためにプレスボタン5
3を押すと、図8で述べたように、車両番号,メータの
状態,位置などの情報を加えたプレス信号を生成し、送
信符号Bとしてアンテナ61から送出する。送信制御部
58は、符号の送出を終了後直ちに音声増幅部52側に
切替え、引き続きマイク51からの音声信号Sを送信す
る。通話が終了しプレスボタン53が開放されると移動
局M3は受信待ち状態に移行する。
【0013】一方、基地局FBでは、移動局M3からの
送信符号Bを受信し、符号解読部31において車両番
号,動態,位置などとともにプレス信号であることが確
認される。識別部13には送受切替回路を経由して送信
符号Bに引き続き音声信号Sが送られるので、切替回路
14は音声増幅部15側に切り替えられ、スピーカ16
に音声信号としてSpが出力される。基地局FBが移動
局M3の音声信号Sを受信中に、他の移動局例えばM1
あるいはM4から送信した任意発呼信号CあるいはDを
受信すると、識別部13は、切替回路14を復号部17
側に切替え、前述の信号Aで説明したような過程を経て
応答信号cあるいはdが生成され、送信制御部24によ
り送受切替回路、アンテナを通して送出される。
【0014】送受切替回路は応答信号cあるいはdを送
出した後に受信機12側に切替えられ、移動局M3から
の音声信号Sを音声増幅部15に送り、スピーカ16を
鳴動する。このように移動局M3からの音声信号Sによ
るスピーカの鳴動は、他の移動局、例えばM1あるいは
M4の任意発呼信号CあるいはDのために切替回路14
及び送受切替回路が切替えられている間、Cn,Dnの
ように中断され、了解度及び受信品質を低下させる。
【0015】このような問題点に鑑み、本発明の課題
は、上記従来の欠点を排除し、移動局からの通話信号が
他の移動局からの任意発呼信号で瞬断されることを防止
できるAVM方式を適用した移動無線システムを提供す
ることにある。
【0016】本発明の他の課題は、上記移動無線システ
ムに適した基地局無線装置を提供することにある。
【0017】本発明の更に他の課題は、上記移動無線シ
ステムに適した移動局無線装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
移動局との間の通信のために2周波半複信あるいは1周
波単信によるAVM方式を適用した基地局無線装置であ
って、ある移動局から通話を目的とした任意発呼信号を
受信すると、前記ある移動局との間で通話している間、
全移動局に対して任意発呼停止信号を送出すると共に、
前記通話が終了すると任意発呼停止解除信号を送出する
手段を備えることにより、前記ある移動局からの音声信
号が他移動局からの任意発呼信号で妨害を受けないよう
にしたことを特徴とする基地局無線装置が得られる。
【0019】本発明によればまた、基地局無線装置との
間の通信のために2周波半複信あるいは1周波単信によ
るAVM方式を適用し、前記基地局無線装置に対して任
意発呼形式による任意発呼信号を送出する手段を備えた
移動局無線装置であって、前記基地局無線装置からの任
意発呼停止信号及び任意発呼停止解除信号を検出する手
段と、前記任意発呼停止信号が検出されると、前記基地
局無線装置への前記任意発呼信号の送出を禁止し、前記
任意発呼停止解除信号が検出されると、前記基地局無線
装置への前記任意発呼信号の送出禁止を解除する送信制
御部とを備えたことを特徴とする移動局無線装置が得ら
れる。
【0020】本発明によれば更に、上記基地局無線装置
と上記複数の移動局無線装置とからなり、ある移動局か
ら通話を目的とした任意発呼信号を受信した場合に、前
記基地局無線装置は全移動局に対して任意発呼停止信号
を送出し、該ある移動局からの音声信号が他移動局から
の任意発呼信号で妨害を受けないようにしたことを特徴
とする移動無線システムが得られる。
【0021】なお、前記移動局無線装置は更に、前記基
地局無線装置への前記任意発呼信号の送出が禁止されて
いる間に前記任意発呼信号の送出要求があると、該任意
発呼信号の送出を保留して蓄積する手段を備え、前記送
信制御部は、前記任意発呼停止解除信号が検出されると
それから一定時間内に、前記蓄積している任意発呼信号
を送出させることが好ましい。
【0022】また、前記送信制御部は、前記蓄積してい
る任意発呼信号の送出タイミングを、前記一定時間内で
あって乱数により設定された時間で決定する。
【0023】
【作用】本発明は、AVM方式を適用する移動無線シス
テムであり、基地局無線装置においては、複数の移動局
のそれぞれから営業状態、動態変化、位置変化、通話要
求などの任意発呼形式による符号情報信号及び音声信号
を受信する。そして、ある移動局からの任意発呼がある
と、これらの信号の内容を識別して、音声信号である場
合には直ちに、全移動局に任意発呼停止信号を送出し、
以後の任意発呼を停止させ、該ある移動局からの通話が
完了した後、直ちに、全移動局に任意発呼停止解除信号
を送出するように構成されている。一方、移動局無線装
置においては、基地局からの任意発呼停止信号を受信
し、発呼停止状態である間に、自局から任意発呼信号を
送出する必要が生じた場合は、該任意発呼信号を一旦保
留し、任意発呼停止を解除する任意発呼停止解除信号を
受信後に送出するように構成されている。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明による基地局無線装
置及び移動局無線装置について実施例を挙げ、図面を参
照して説明する。図1は本発明による基地局無線装置の
構成をブロック図により示したものである。図1に見ら
れるように、受信系1と送信系2とはそれぞれ異なる2
周波半複信方式により運用されているから、基地局無線
装置は送信期間中、待機中及び、ある移動局のからの通
話受信中のいずれの状態においても、移動局からの任意
発呼による符号化された情報を受信・復号し、迅速に処
理することが可能である。
【0025】受信系1には、アンテナ11、受信機12
を介して受信した移動局からの入力信号を音声信号か符
号情報かを識別する識別部13が設けられている。受信
機12の出力は、識別部13によって制御される切替回
路14を経由して、音声信号は音声増幅部15に接続さ
れたスピーカ16を鳴動し、符号情報は復号部17で復
号されて符号処理系3の符号解読部31に送られる。
【0026】送信系2には、アンテナ27により移動局
へ音声信号や符号情報を送出する送信機26への入力信
号を切り替え制御する送信制御部24が設けられてい
る。マイク21、音声増幅部22から音声信号が出力さ
れ通話検出部23で送話中であることが検出されると、
送信制御部24は切替回路25を音声増幅部22側に切
り替え、送信機26に音声信号を入力する、また、送信
符号発生部28からの種々の符号情報を出力する場合に
は、送信制御部24は切替回路25を送信符号発生部2
8側に切り替え、送信機26に符号情報を入力する。
【0027】符号処理系3では、復号された移動局から
の符号情報をもとに移動局への応答情報の符号化のほ
か、各種探索信号、要求信号、発呼停止/解除信号など
系が必要とする符号の生成・記憶などを行う。すなわ
ち、符号処理系3では、復号された移動局からの符号情
報を受け取って符号解読部31で解読し、移動局への応
答情報が必要な場合は応答符号発生部33で応答符号を
生成し、送信符号生成部28に送出すると同時に送信制
御部24に該応答符号を送信するように要求する。
【0028】もし、送信制御部24から符号解読部31
に、基地局が音声送信中である旨の制御信号が通知され
ている場合には、符号解読部31の情報は応答情報が必
要な場合でも一旦記憶装置32に蓄積され、この間に蓄
積された応答情報は該音声通話の終了を待って順次生
成、送出される。また、配車呼出、各種情報の収集操作
などの探索信号は、指令信号発生部34で生成され、送
信符号生成部28に送出すると同時に送信制御部24に
該探索信号を送信するように要求する。
【0029】発呼停止/解除符号発生部35は、本発明
の主要部であり、図4で詳述するように、移動局からの
信号が通話信号であると識別した場合に任意発呼停止の
符号を発生し、識別部13において音声信号の識別を終
了した時点で、任意発呼停止解除の符号を発生する部分
である。
【0030】尚、図2に1周波単信方式の基地局無線装
置の場合のアンテナとその周辺部分のブロック図を示
す。1周波単信方式においては、送信受信は1本のアン
テナ1を送信制御部24´で制御される送受切替回路2
で切り替えて使用する。即ち、本例を適用する場合に
は、図5で詳述するように、基地局がある移動局からの
音声信号を検出した場合、基地局は一旦送信状態に切替
えられ全移動局に対して任意発呼停止信号を送出した
後、再び受信状態に切り替えて該移動局からの音声信号
を受信する。基地局は該音声信号の受信を終了すると、
直ちに該送受切替回路2を送信機26側に切り替えて任
意発呼停止解除信号を全移動局に送出し、全移動局は任
意発呼可能な状態に復帰する。
【0031】図3は、本発明による移動局無線装置の構
成をブロック図により示したものである。図3に見られ
るように、受信系4と送信系5とは、送受切替回路62
を介して、単一のアンテナ61に接続され、基地局無線
装置との間で2周波半複通信方式により運用されてい
る。
【0032】移動局無線装置のアンテナ61は、送受切
替回路62を介して、受信機41に接続され、通常、受
信アンテナとして作動している。受信機41の出力信号
が音声信号である場合には、識別部42は切替回路43
を音声増幅部44側に切替え、受信機41の出力を音声
増幅してスピーカ45を鳴動する。受信機41の出力が
符号情報である場合には、識別部42は切替回路43を
復号部46側に切替える。基地局からの符号情報は復号
部46で復号され、符号解読部47で解読される。
【0033】基地局が応答を要求している場合には該要
求に対する応答信号を応答信号発生部48で発生し、送
信符号生成部56に送られる。送信制御部58は送信符
号生成部56からの信号で切替回路57を送信符号生成
部56側に切替え、生成した符号を送信機59に入力す
る。また、送信制御部58は、送信機59を駆動すると
ともに送受切替回路62を送信機59側に切替え、アン
テナ61を送信アンテナとして作動させる。
【0034】移動局の乗務員が、基地局に対し通話する
場合にはプレスボタン53を押しマイク51を使用して
音声増幅部52に音声信号を送る。また、応答、了解、
自局の待機場所、移動先、休憩などの情報を基地局に対
して通知、登録をする場合には、これらの目的のために
用意されている複数個で構成される操作ボタン群54の
ひとつを押す。操作ボタン群54及びプレスボタン53
の出力は、登録要求信号発生部55に送られ、目的の内
容を含んだ送信符号が生成される。送信制御部58は送
信符号生成部56からの符号情報を、前述した手順のよ
うに、切替回路57、送信機59、送受切替回路62を
経由してアンテナ61に送出する。
【0035】なお、プレスボタン53を使用してマイク
51から音声信号を送出する場合において、該音声信号
の直前にマイクプレス符号を含んだ符号情報が付加され
るシステムにおいては、マイクプレスであることを含め
た符号を発生し、前記符号送信の手順で送信終了後、切
替回路57を音声増幅部52側に切替え、引き続き該音
声信号を、切替回路57、送信機59、送受切替回路6
2を経由してアンテナ61に送出する。一方、音声信号
送出直後に符号情報を付加するシステムにおいては、プ
レスボタン53を開放直後に前記符号送信の手順で該符
号情報を送出すれば良い。
【0036】任意発呼形式による任意発呼信号は、移動
局の一定の時間経過、距離移動、特定位置の通過、乗客
の乗車・下車での料金メータ操作など、移動局の状態が
変化した時点で、自動的に任意発呼信号発生部50で発
生する。該任意発呼信号は、送信符号生成部56に送ら
れ、送信符号が生成される。送信制御部58は送信符号
生成部56からの符号情報を、前述した手順でアンテナ
61に送出する。
【0037】任意発呼停止/解除制御部49は、本発明
を実現するために移動局無線装置側に用意した部分であ
り、符号解読部47の出力が任意発呼停止信号であるこ
とを検出した場合には、送信制御部58が符号送信手順
を実行するのを停止し、任意発呼のために符号を生成し
ても送出されず送信符号生成部56に保留される。その
後、任意発呼停止/解除制御部49は、符号解読部47
の出力が任意発呼停止解除信号であることを検出する
と、送信制御部58に対して任意発呼停止解除を知らせ
る。送信制御部58は該解除信号受信後、もし送信符号
生成部56に送信を待っている符号が保留されている場
合、一定時間内に乱数により設定された任意の時間経過
後、前記符号送信手順を実行し保留されていた送信符号
を送出するように制御する。
【0038】図4は、図1,図3にて説明した2周波半
複信の場合の本発明の実施の形態を、移動局のマイクプ
レスによる音声通話時に、マイクプレス符号を含む符号
情報を該音声信号の直前に付加して送出するシステムの
タイムチャート図である。図4においてFBは基地局無
線装置、M1〜M4は複数の移動局無線装置、Txは各
無線装置の送信信号、Rxは各無線装置の受信信号、S
は移動局が送信する音声信号、Snは基地局無線装置の
スピーカから出力される音声信号を示す。
【0039】図4において、移動局M2から発呼された
任意発呼信号A及び基地局からの応答信号aは、通常の
任意発呼形式の送受信であり、図8と同様の過程で動作
する。ここで、移動局M3が図3に示すプレスボタン5
3を押すと、図8で説明したと同様の過程でプレス通信
の送信符号Bを送出する。基地局FBで受信した送信符
号Bは、符号解読部31でプレス信号であることが解読
されると、発呼停止/解除符号発生部35では任意発呼
停止信号b1を発生する。この任意発呼停止信号b1
は、送信符号生成部28に送られ、送信制御部24によ
る一連の制御動作で任意発呼停止信号b1を全移動局に
送信する。移動局M3は引き続き音声を送信する状態に
あり、この状態にある場合には基地局FBからの任意発
呼停止信号b1は受信しても無効とされるが、他の移動
局は、任意発呼停止信号b1を受信して符号解読部47
で解読し、任意発呼停止/解除制御部49の動作で任意
発呼停止状態になる。
【0040】一方、基地局FBの識別部13は、送信符
号Bに引き続き移動局M3からの音声信号Sを識別し切
替回路14を音声増幅部15側に切り替える。音声信号
Sは切替回路14、音声増幅部15を経由してスピーカ
16を鳴動する。移動局M3のプレスボタンが開放され
音声信号Sが終了すると、識別部13から送信制御部2
4へ制御信号が送られ、該送信制御部24からの一連の
制御信号で発呼停止/解除符号発生部35は任意発呼停
止解除信号b2を生成し、送信系2は全移動局に該任意
発呼停止解除信号b2を送信する。
【0041】ここで、移動局M1及びM4が時刻Ct及
びDtに任意発呼の条件になった場合でも任意発呼停止
信号b1で任意発呼は停止状態になっているので、移動
局M3の音声信号Sの中断は起こらず、音声信号Sの品
質は高く保持される。移動局M1及びM4が任意発呼停
止中の時刻Ct及びDtに任意発呼条件になり、送信符
号生成部56に任意発呼のための符号が生成された場合
でも該送信符号は、そのまま送信符号生成部56に蓄積
・保留される。一旦保留された任意発呼の送信符号は、
基地局FBからの任意発呼停止解除信号b2を受信し、
符号解読部47で任意発呼停止解除信号b2を解読する
と、乱数により一定時間tw内の任意の時刻に送信され
る。
【0042】図4の例では、まず移動局M4から任意発
呼信号Dが送出され、後に移動局M1から任意発呼信号
Cが送出されている。基地局FB側では任意発呼停止解
除信号b2を送信後一定時間twの間に、音声信号Sを
受信中に任意発呼条件になった移動局M1及びM4から
の任意発呼信号C及びDを受信するとこれを記憶装置3
2に蓄積する。一定時間twが経過後、蓄積された任意
発呼信号C及びDが対応する移動局に対し応答が必要で
あれば応答信号c及びdが送出される。
【0043】図5は、本発明による1周波単信方式によ
る任意発呼形式における送受信の過程を示している。移
動局M2から発呼された任意発呼信号A及び基地局から
の応答信号aは、通常の任意発呼形式の送受信であり、
図9と同様の過程で動作する。移動局M3が通話のため
にプレスボタン53を押すと、図9で説明したと同様の
過程でプレス通信の送信符号Bが送出される。基地局F
Bで受信した送信符号Bは、符号解読部31でプレス信
号であることが解読されると、発呼停止/解除符号発生
部35では任意発呼停止信号blを発生する。この任意
発呼停止信号blは送信符号生成部28に送られ、送信
制御部24´(図2)による一連の制御動作で全移動局
に送信される。移動局M3は引き続き音声を送信する状
態にあり、基地局FBからの任意発呼停止信号b1は受
信されないが、他の移動局は、任意発呼停止信号b1を
受信し符号解読部47で解読され、任意発呼停止/解除
制御部49の働きで任意発呼停止状態になる。
【0044】一方、基地局FBの識別部13が、送信符
号Bを識別した後は、該任意発呼停止信号が送出される
間、送信機26側に切り替わっていた送受切替回路2が
受信機12側に切替えられる。その結果、引き続き移動
局M3から送られている音声信号Sを識別し切替回路1
4を音声増幅部15側に切り替え、該音声増幅部15を
経由してスピーカ16を鳴動する。移動局M3のプレス
ボタンが開放され音声信号Sが終了すると、識別部13
から送信制御部24´を介して発呼停止/解除信号発生
部35へ制御信号が送られ、該発呼停止/解除信号発生
部35は任意発呼停止解除信号b2を生成し、全移動局
に該任意発呼停止解除信号b2を送信する。移動局M1
及びM4が時刻Ct及びDtに任意発呼の条件になった
場合でも任意発呼停止信号blで任意発呼停止状態にな
っているので、該任意発呼信号はそのまま保留され、移
動局M3の音声信号Sの中断は起こらず、スピーカ16
からの音声信号Spの品質は高く保持される。
【0045】一旦保留された移動局側の任意発呼信号
は、基地局FBからの任意発呼停止解除信号b2を受信
し、符号解読部47で該任意発呼停止解除信号b2を解
読すると、乱数により一定時間tw内の任意の時刻に送
信される。
【0046】図5の例では、図4の例と同様、まず移動
局M4から任意発呼信号Dが送出され、後に移動局M1
から任意発呼信号Cが送出されている。基地局FB側で
は任意発呼停止解除信号b2を送信後一定時間twの間
に、音声信号Sを受信中に任意発呼条件になった移動局
M1及びM4からの任意発呼信号C及びDを受信し記憶
装置32に蓄積する。一定時間twが経過後、蓄積され
た任意発呼信号C及びDが対応する移動局に対し応答が
必要であれば応答信号c及びdを生成して送出する。
【0047】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明によれば、基地局において、ある移動局からの音声信
号を受信中、なんら特別な操作を必要とせず自動的に他
の移動局からの任意発呼を停止させ、任意発呼による音
声通信への妨害を排除することができ、さらに、通話完
了後直ちに、移動局において保留されていた任意発呼信
号を発呼させることにより任意発呼形式のAVM方式の
特徴である情報収集のリアルタイム性を損なうことのな
いシステムを構成でき、配車システムのサービス面及び
管理運用面での効率の向上により得られる効果は大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による2周波半複信方式の場合の基地局
無線装置の構成を示すブロック図である。
【図2】1周波単信方式の場合の本発明による基地局無
線装置の一部の構成を示すブロック図である。
【図3】図1、図2の基地局無線装置に対向する移動局
無線装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明によるAVM方式における2周波半複信
方式の場合の移動無線システムの動作を説明するための
タイムチャートである。
【図5】本発明によるAVM方式における1周波単信方
式の場合の移動無線システムの動作を説明するためのタ
イムチャートである。
【図6】従来の基地局無線装置の構成を示すブロック図
である。
【図7】従来の移動局無線装置の構成を示すブロック図
である。
【図8】従来の2周波半複信方式の場合の移動無線シス
テムの動作を説明するためのタイムチャートである。
【図9】従来の1周波単信方式の場合の移動無線システ
ムの動作を説明するためのタイムチャートである。
【符号の説明】
11、27、61 アンテナ 14、25、43、57 切替回路 16、45 スピーカ 21、51 マイク 53 プレスボタン 54 操作ボタン群 62 送受切替回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動局との間の通信のために2周
    波半複信あるいは1周波単信によるAVM方式を適用し
    た基地局無線装置において、ある移動局から通話を目的
    とした任意発呼信号を受信すると、前記ある移動局との
    間で通話している間、全移動局に対して任意発呼停止信
    号を送出すると共に、前記通話が終了すると任意発呼停
    止解除信号を送出する手段を備えることにより、前記あ
    る移動局からの音声信号が他移動局からの任意発呼信号
    で妨害を受けないようにしたことを特徴とする基地局無
    線装置。
  2. 【請求項2】 基地局無線装置との間の通信のために2
    周波半複信あるいは1周波単信によるAVM方式を適用
    した移動局無線装置であって、前記基地局無線装置に対
    して任意発呼形式による任意発呼信号を送出する手段を
    備えた移動局無線装置において、前記基地局無線装置か
    らの任意発呼停止信号及び任意発呼停止解除信号を検出
    する手段と、前記任意発呼停止信号が検出されると、前
    記基地局無線装置への前記任意発呼信号の送出を禁止
    し、前記任意発呼停止解除信号が検出されると、前記基
    地局無線装置への前記任意発呼信号の送出禁止を解除す
    る送信制御部とを備えたことを特徴とする移動局無線装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の移動局無線装置におい
    て、更に、前記基地局無線装置への前記任意発呼信号の
    送出が禁止されている間に前記任意発呼信号の送出要求
    があると、該任意発呼信号の送出を保留して蓄積する手
    段を備え、前記送信制御部は、前記任意発呼停止解除信
    号が検出されるとそれから一定時間内に、前記蓄積して
    いる任意発呼信号を送出させることを特徴とする移動局
    無線装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の移動局無線装置におい
    て、前記送信制御部は、前記蓄積している任意発呼信号
    の送出タイミングを、前記一定時間内であって乱数によ
    り設定された時間で決定することを特徴とする移動局無
    線装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の基地局無線装置と請求項
    2記載の複数の移動局無線装置とからなり、ある移動局
    から通話を目的とした任意発呼信号を受信した場合に、
    前記基地局無線装置は全移動局に対して任意発呼停止信
    号を送出し、該ある移動局からの音声信号が他移動局か
    らの任意発呼信号で妨害を受けないようにしたことを特
    徴とする移動無線システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の移動無線システムにおい
    て、前記移動局無線装置は更に、前記基地局無線装置へ
    の前記任意発呼信号の送出が禁止されている間に前記任
    意発呼信号の送出要求があると、該任意発呼信号の送出
    を保留して蓄積する手段を備え、前記送信制御部は、前
    記任意発呼停止解除信号が検出されるとそれから一定時
    間内に、前記蓄積している任意発呼信号を送出させるこ
    とを特徴とする移動無線システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の移動無線システムにおい
    て、前記送信制御部は、前記蓄積している任意発呼信号
    の送出タイミングを、前記一定時間内であって乱数によ
    り設定された時間で決定することを特徴とする移動無線
    システム。
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