JPH09232455A - 不揮発性メモリ・セルおよびプログラミング方法 - Google Patents
不揮発性メモリ・セルおよびプログラミング方法Info
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Abstract
ミング時間を短縮する方法を提供する。 【解決手段】 不揮発性メモリ・セル(13)をウエル
領域(12)内に形成することによって、不揮発性メモ
リ・セル(13)のプログラミング時間を短縮する。ウ
エル領域(12)の存在により、不揮発性メモリ・セル
(13)のチャネル領域(14)内に存在する電子数が
増大する。チャネル領域(14)内の電子数は、ソース
領域(15)に対してウエル領域(12)上に電圧電位
を加えることによって更に増大する。電圧差によってウ
エル領域(12)内に電子が注入され、更にチャネル領
域(14)内の電子数が増大する。
Description
半導体メモリ素子に関し、更に特定すれば、不揮発性メ
モリ・セルのプログラミング方法に関するものである。
リ・メモリ(EPROM)は、電気信号を用いてプログ
ラムする不揮発性メモリ素子である。1つのEPROM
素子中には、複数のメモリ・セルがあり、各々を個別に
プログラムすることができる。通常、EPROMセル
は、各々特定のメモリ・セルのデジタル値を記憶するフ
ローティング・ゲート・トランジスタを含む。
には、ホット・キャリア注入(HCI:hot carrierinj
ection)として知られている現象を用いる。HCIを用
いて、負電荷を各メモリ・セルのフローティング・ゲー
トに記憶する。例えば、フローティング・ゲート・トラ
ンジスタのドレイン端子からソース端子に電流を通過さ
せることによって、プログラミングが達成される。電流
の流れは、フローティング・ゲート・トランジスタの誘
電体層の下に電子を通過させる。次に、メモリ・セルの
制御ゲートに正電圧を加えることによって、電子をフロ
ーティング・ゲートに向かわせ、そこに埋め込んで捕獲
する。一旦十分な量の電子がフローティング・ゲートに
蓄積されたなら、フローティング・ゲートの電気的状態
を変化させ、メモリ・セルがプログラムされたと見なさ
れる。
の設計および動作は、誘電体層の下を通過可能な電流量
によって制限されていた。これによって、電子をフロー
ティング・ゲートに捕獲できる速度が制限されることに
なる。その結果、各メモリ・セルをプログラムするのに
20ミリ秒かかることがごく一般的であった。この時間
を各EPROM素子のメモリ・セルの数だけ掛け算し、
更に各製造ロット内のEPROMの数だけ掛け算する
と、1製造ロット内のメモリ・セル全てのプログラミン
グ連続処理(programming sequence)が10時間を越えて
しまうのは当然である。殆どの製造フローは各メモリ・
セルの機能的確認を含むので、各メモリ・セルをプログ
ラムするのに10時間も必要となると、EPROM素子
の全検査時間に大きな影響を与え、したがってEPRO
M素子の最終製造コストにも影響を与えることになる。
以上のことから、不揮発性メモリ・セルのプログラミン
グ時間を短縮する構造および技術を提供することが有益
であることが認められよう。また、かかる技術が不揮発
性メモリ・アレイの製造上の複雑性の増大や製造コスト
の上昇をさほど招くものでなければ、更に有益であろ
う。
リ・セルのプログラミング時間を短縮する技術を提供す
る。プログラミング時間の短縮は、不揮発性メモリ・セ
ルのソース領域からドレイン領域に流れる電子数を増大
させることによって達成する。チャネルを通過する電子
数を増大させることによって、電子がフローティング・
ゲートに捕獲される割合(rate)を増加させることができ
る。電子をフローティング・ゲートに捕獲する割合を増
加させることにより、不揮発性メモリ・セルの電気的状
態を変化させるのに必要な時間の短縮が図られ、不揮発
性メモリ・セルをプログラムする際にかかる時間も短縮
する。
のプログラミング技術を例証するために、電気的プログ
ラム可能リード・オンリ・メモリ(EPROM)を使用
する。EPROMセルは、ソース領域とドレイン領域と
の間にチャネル領域を有する不揮発性メモリ・セルであ
る。また、EPROMセルは、フローティング・ゲート
領域と、チャネル領域上に位置する誘電体層とを有す
る。EPROMセルをプログラムする1つの方法は、最
初にドレイン領域からソース領域に電流を向かわせるこ
とである。次に、制御ゲート領域に電圧電位を加え、電
子をフローティング・ゲートに引き寄せ、捕獲する。か
かる技術のことを、ホット・キャリア注入と呼ぶ。
ネル領域内にある電子数による制限を受ける。本発明
は、ウエル領域を形成し、このウエル領域にソース領域
よりも高い電圧電位を加えることによって、チャネル領
域内の電子数を増大させる。この電圧差によって、電子
をウエル領域内に注入する。更に、これがチャネル領域
内の電子数を増大させる。チャネル領域に電子が追加さ
せることによって、不揮発性メモリ・セルをプログラム
する際に要する時間が短縮される。
発明の詳細な説明を行う。図1は、EPROMとして示
す不揮発性メモリ・セル13の断面図である。尚、本発
明は、プログラミングにホット・キャリア注入を使用す
るあらゆる不揮発性メモリ・セルのプログラミング時間
を改善するために使用可能であることは理解されよう。
したがって、本発明は、電気的消去可能およびプログラ
ム可能リード・オンリ・メモリ(EEPROM)、フラ
ッシュ電気的プログラム可能リード・オンリ・メモリ
(フラッシュEPROM)、またはフラッシュ電気的消
去可能およびプログラム可能リード・オンリ・メモリ
(フラッシュEEPROM)にも使用可能である。
13は、ソース領域15とドレイン領域16とを含み、
これらは、半導体物質本体即ち半導体基板10内に形成
されている。チャネル領域14が、ソース領域15およ
びドレイン領域16間の領域として規定されている。チ
ャネル領域14上に位置するのは第1誘電体層17であ
る。第1誘電体層17は、半導体基板10の表面11上
に形成されている。第1誘電体層17上に位置するのは
フローティング・ゲート領域18であり、これを用い
て、チャネル領域14からの電子を捕獲する。これにつ
いては、以下で説明する。加えて、不揮発性メモリ・セ
ル13は、更に、第2誘電体層19と制御ゲ−ト領域2
1とを含み、これらはフローティング・ゲート領域18
の上に位置する。
は、不揮発性メモリ・セル13がウエル領域12に形成
されていることである。従来のEPROMセルはウエル
領域には形成されず、代わりに、ドーピング濃度がゼロ
あるいはドーピング濃度が非常に低い、真性基板(intri
nsicsubstrate)内に形成されている。ドーピング濃度が
低いために、従来のEPROMセルは、チャネル領域に
おける電子濃度が低かった。チャネル領域内の電子数に
限度があることが、従来の不揮発性メモリ・セルのプロ
グラミング時間が長くなる原因となっていた。本発明の
ウエル領域12は、高濃度にドープされた領域であり、
ソース領域15とは反対の導電性を有する。例えば、ソ
ース領域15がn−型の場合、ウエル領域12は高濃度
にドープされたp−型領域である。
ら、不揮発性メモリ・セル13のプログラミング時間を
短縮する。第1に、ウエル領域12の高ドーパント濃度
がチャネル領域14により多くの電子を供給し、これ
が、フローティング・ゲート領域18内に電子が取り込
まれる割合を増加させる。第2に、ウエル領域12はソ
ース領域15と比較して導電性が逆であるので、PNダ
イオード接合がソース領域15とウエル領域12との界
面に形成される。このダイオード接合を利用するため
に、ソース領域15に対して正の電圧電位をウエル領域
12に加える。これによって、ダイオード接合間に順方
向バイアス状態が生じるので、電子がウエル領域12内
に注入される。ウエル領域12内に注入された電子は、
チャネル領域14を横切って移動する電子の数を増大さ
せるので、不揮発性メモリ・セル13のプログラミング
時間の改良が図られる。
リ・セル13における電気的状態の一例を示しながら、
ウエル領域12によって不揮発性メモリ・セル13のプ
ログラミング時間がいかにして短縮されるのかについ
て、更に詳しく説明する。不揮発性メモリ・セル13を
プログラムするには、約1ボルトないし25ボルトの第
1電圧電位をドレイン領域16に加える。次に、約0ボ
ルトないし5ボルト、好ましくは0ボルト即ち接地の第
2電圧電位をソース領域15に加える。これらの電圧状
態が、ドレイン領域16からソース領域15への電流の
流れをチャネル領域内に形成する。これによって、図に
矢印24で示すように、ソース領域15からドレイン領
域16への電子の流れが形成される。
2に第3電圧電位を印加する。この第3電圧電位は、ド
レイン領域16上の第1電圧電位よりは小さく、ソール
領域15上に加えた第2電圧電位よりは大きい。好まし
くは、第3電圧電位は、第1電圧電位より少なくとも1
ボルト小さく、第2電圧電位より少なくとも1ボルト大
きい。例えば、第1電圧電位は約8ないし20ボルトと
することができ、第2電圧は接地電位であり、第3電位
電位は約3ないし7ボルトである。
電位より大きいので、電子はウエル領域12内に注入さ
れる。この電圧差による電子の流れを、図1に矢印25
として示す。追加された電子は、ドレイン領域16上の
第1電圧電位によってウエル領域12外に引かれ、この
ために、チャネル領域14内の電子数が増大する。次
に、第4電圧電位を制御ゲート領域21上に加え、チャ
ネル領域14内の電子の一部を、フローティング・ゲー
ト領域18に向かわせ、この中に埋め込む。電子のフロ
ーティング・ゲート領域18への流れを、図1において
矢印26によって示す。一旦十分な電荷がフローティン
グ・ゲート領域18上に蓄積されたなら、純粋な負電圧
(net negative voltage)をフローティング・ゲート領域
18上に加え、電子のフローティング・ゲート領域18
内への注入を阻止する。フローティング・ゲート領域1
8上の負電圧電位は、不揮発性メモリ・セル13がプロ
グラムされた状態にあることを示すものである。
ルは、ウエル領域ではなく、代わりに半導体基板内に形
成される。プログラミングの間、基板およびソース領域
の双方を接地することによって、漏れ電流を抑え、あら
ゆる敏感なダイオード接合の逆バイアスを防止する。本
発明は、ウエル領域12が半導体基板10内に形成さ
れ、プログラミングの間ウエル領域12に半導体基板1
0とは異なる電圧電位を加える点で相違する。必要な電
圧電位を得るために、ウエル領域12は第1電気接点2
2を用い、半導体基板10は第2電気接点23を有す
る。第1電気接点22および第2電気接点23は互いに
電気的に分離されているので、プログラミングの間、好
ましくは0ボルトの第5電圧電位を半導体基板10上に
加えつつ、第3電圧電位をウエル領域12上に加えるこ
とができる。
ルのプログラミング時間と、本発明によるウエル領域1
2を有する不揮発性メモリ・セルのプログラミング時間
とを以下に示す。従来の不揮発性メモリ・セルは、制御
ゲート領域上に15ボルトを加えドレイン領域上に10
ボルトを加え、更に基板とソース領域とを接地すること
によってプログラムした。かかる技術では、電子がソー
ス領域からドレイン領域に流れてその数が減少するため
に、プログラミング時間に70μ秒必要となる。次に、
本発明による不揮発性メモリ・セルでは、制御ゲート領
域21上に15ボルトを加え、ドレイン領域16上に1
0ボルトを加え、ソース領域15および基板10を接地
し、更にウエル領域12上に3ボルトを加えることによ
ってプログラムした。この不揮発性メモリ・セル13の
プログラミング時間は0.5μ秒であった。したがっ
て、本発明のプログラミング時間は、従来の不揮発性メ
モリ・セルのプログラミング時間よりも約140倍速い
ことになる。
モリ・セル13の検査時間の短縮したがって製造コスト
の低減だけでなく、不揮発性メモリ・セル13の信頼性
向上ももたらすものである。殆どのEPROM素子は、
1本の行内の多数のセルが同一の電気接続部を共用する
ように構成されたEPROMセルのアレイである。例え
ば、1行のEPROMセル全ての制御ゲート領域が、互
いに連結されている場合もある。この場合、プログラミ
ング・シーケンスの間に、ゲート混乱問題(gate distur
b problem)として知られる問題を生じる可能性がある。
1行のセルの内1つのEPROMセルのみをプログラム
する場合、その行内のセル全ても、各セルの制御ゲート
領域にプログラミング電圧を有することになる。プログ
ラムされていないEPROMセルの制御ゲート領域上に
高い電圧電位があると、電子をフローティング・ゲート
領域から引き出すので望ましくない。時間と共に、十分
な電荷がフローティング・ゲート領域から引き出される
ので、これらのメモリ・セルの状態が乱されることにな
る。この現象がゲート混乱問題と呼ばれるのはこうした
理由からである。
グ時間を大幅に短縮することにより、このゲート混乱問
題の効果を著しく減少させる。本発明のプログラミング
技術は、各メモリ・セルのプログラミング時間を1/1
00倍以下に短縮する。このプログラミング時間の短縮
によって、アレイ内の各不揮発性メモリ・セルの制御ゲ
ート領域上に高い電圧電位が存在する時間量を減らすこ
とになる。したがって、本発明のプログラミング時間に
おける改善は、ゲート混乱問題においても、直接的に比
例する改善をもたらすものである。
形成する方法について説明する。以下の例では、不揮発
性メモリ・セル13をn−チャネル素子として形成する
ものとする。尚、n−型領域をp−型領域に、そしてそ
の逆に変更することによって、p−チャネル素子も形成
可能であることは理解されよう。まず、半導体基板10
を用意するが、n−またはp−型導電性に低濃度にドー
プされたシリコン基板であることが好ましい。また、不
揮発性メモリ・セル13を形成する半導体物質本体は、
エピタキシャル層または接合半導体基板の一部を用いて
用意することができる。次に、半導体基板10にドープ
することにより、ウエル領域12をp−型領域として形
成する。例えば、硼素を約1x1012原子/cm2 ない
し1x1017原子/cm2 の投与量で、約35kevな
いし150kevのエネルギを用いて半導体基板10に
注入することによって、ウエル領域12を形成すること
ができる。
の表面11上に形成する。好ましくは、第1誘電体層1
7は、厚さが500オングストロームで、二酸化シリコ
ンの層で作成する。尚、第1誘電体層17は、約300
オングストロームないし1000オングストロームの厚
さとし、シリコン、窒化シリコン、酸化シリコン、二酸
化シリコンのような一連の誘電体物質でも構成可能であ
ることは理解されよう。次に、フローティング・ゲート
領域18を形成し、第1誘電体層17上でパターニング
を行う。好ましくは、フローティング・ゲート領域18
は、ポリシリコンで作成し、約200オングストローム
ないし4000オングストロームの厚さとする。次に、
フローティング・ゲート領域18と第1誘電体層17と
を形成し、半導体10の表面11の部分を露出させる。
残りの部分と共にマスキング層(図示せず)を用いて、
ソース領域15とドレイン領域16を形成する、半導体
基板10の部分を規定する。次に、約1x1014原子/
cm2 ないし1x1017原子/cm2 の投与量の燐また
は砒素を、約50kevないし150kevのエネルギ
で注入することにより、ソース領域15およびドレイン
領域16をn−型領域として形成する。次に、フローテ
ィング・ゲート領域18上に、第2誘電体層19と制御
ゲート領域21とを形成する。第2誘電体層19は、シ
リコン、窒化シリコン、酸化シリコン、または二酸化シ
リコンのような誘電体物質で形成し、制御ゲート領域2
1はポリシリコンで形成することが好ましい。第2誘電
体層19は約300オングストロームないし1000オ
ングストロームの厚さであり、制御ゲート電極21は約
200オングストロームないし4000オングストロー
ムの厚さである。
0に、第1電気接点22と第2電気接点23とをそれぞ
れ形成する。第1電気接点22および第2電気接点23
は、ドープ・ポリシリコン、アルミニウムなどのような
種々の導電性物質で形成することができる。再度述べる
が、第1電気接点22と第2電気接点23を互いに電気
的に分離することにより、ウエル領域12および半導体
基板10上に異なる電圧電位を印加可能とする。
・セルのプログラミング時間を改善する方法を提供する
ことが認められよう。不揮発性メモリ・セルはドープ・
ウエル領域内に形成されるので、不揮発性メモリ・セル
のチャネル領域における電子数が増大することになる。
また、ウエル領域に電圧電位を加えることにより、不揮
発性メモリ・セルのチャネル領域に電子を追加する。こ
の追加された電子によって、フローティング・ゲート領
域内に電子が捕獲される割合が増加するので、プログラ
ミング時間の短縮が図られる。プログラミング時間の短
縮は、不揮発性メモリ・セルの検査時間の短縮および製
造コストの低減をもたらすだけでなく、プログラミング
の間のゲート混乱現象の効果も減少させる。ウエル領域
の形成は最少の処理コストおよび複雑性で得られるが、
不揮発性メモリ・セルの検査コストは2桁低減すること
ができる。
Claims (5)
- 【請求項1】不揮発性メモリ・セル(13)のプログラ
ミング方法であって:不揮発性メモリ・セル(13)を
用意する段階であって:該不揮発性メモリ・セル(1
3)は: a)第1導電型の半導体基板(10)であって、第2導
電型のウエル領域(12)を有する前記半導体基板(1
0);および b)前記ウエル領域(12)と前記半導体基板(10)
との間に電圧電位を与える、前記ウエル領域(12)へ
の接点(22);を有し、 c)前記不揮発性メモリ・セル(13)は、前記ウエル
領域(12)の上に位置する、フローティング・ゲート
領域(18)、制御ゲート領域(21)、および誘電体
層(17)を有し、前記不揮発性メモリ・セル(13)
は、前記ウエル領域(12)内に、ソース領域(1
5)、ドレイン領域(16)、およびチャネル領域(1
4)を有し、前記チャネル領域(14)が前記ソース領
域(15)と前記ドレイン領域(16)との間にある前
記不揮発性メモリ・セル(13)を用意する段階;前記
不揮発性メモリ・セル(13)のドレイン領域(16)
上に第1電圧電位を加える段階;前記不揮発性メモリ・
セル(13)のソース領域(15)上に第2電圧電位を
加え、前記第1電圧電位および前記第2電圧電位によ
り、前記不揮発性メモリ・セル(13)のチャネル領域
(14)を通過する電流を与える段階;前記ウエル領域
(12)への前記接点(22)上に第3電圧電位を加
え、前記ソース領域(15)から前記ウエル領域(1
2)に電子の流れを与える段階;および前記不揮発性メ
モリ・セル(13)の制御ゲート領域(21)上に第4
電圧電位を加え、前記第4電圧電位が、ホット・キャリ
ア注入によって、電子を前記チャネル領域(14)から
前記フローティング・ゲート領域(18)に向かわせる
段階;から成ることを特徴とする方法。 - 【請求項2】前記不揮発性メモリ・セルの誘電体層(1
7)は、厚さが300オングストロームより大きいこと
を特徴とする請求項1記載の不揮発性メモリ・セル(1
3)のプログラミング方法。 - 【請求項3】不揮発性メモリ・セル(13)のプログラ
ミング方法であって:ウエル領域(12)を有する半導
体基板(10);前記ウエル領域(12)内に形成され
たソース領域(15)およびドレイン領域(16);お
よび前記ウエル領域(12)の上に位置する、制御ゲー
ト領域(21)、フローティング・ゲート領域(1
8)、および厚さが少なくとも300オングストローム
である誘電体層(17);を含む電気的プログラム可能
リード・オンリ・メモリ・セルを用意する段階;前記電
気的プログラム可能リード・オンリ・メモリ・セルのド
レイン領域(16)上に第1電圧電位を加える段階;前
記電気的プログラム可能リード・オンリ・メモリ・セル
のソース領域(15)上に第2電圧電位を加える段階;
前記ウエル領域(12)上に第3電圧電位を加える段階
であって、該第3電圧電位は、前記第1電圧電位よりも
小さく、前記第3電圧電位は前記第2電圧電位よりも大
きい、前記第3電圧電位を加える前記段階;および前記
電気的プログラム可能リード・オンリ・メモリ・セルの
制御ゲート領域(21)上に第4電圧電位を加えること
によって、前記電気的プログラム可能リード・オンリ・
メモリ・セルをプログラムする段階であって、前記第4
電圧電位が電子を前記フローティング・ゲート領域(1
8)に向かわせる段階;から成ることを特徴とする方
法。 - 【請求項4】不揮発性メモリ・セル(13)であって:
表面を有する半導体基板(10);前記半導体基板(1
0)内にあるウエル領域(12)であって、前記半導体
基板(10)の表面(11)と連続する前記ウエル領域
(12);前記ウエル領域(12)内にあるソース領域
(15)とドレイン領域(16);前記半導体基板(1
0)の表面(11)上に位置する第1誘電体層(17)
であって、厚さが少なくとも 300オングストローム
である前記第1誘電体層(17);前記第1誘電体層
(17)上に位置するフローティング・ゲート領域(1
8)であって、前記ソース領域(15)と前記ドレイン
領域(16)との間のチャネル(14)を変調する前記
フローティング・ゲート領域(18);前記半導体基板
(10)への第1電気接点(23);および前記ウエル
領域(12)への第2電気接点(22);から成り、 前記第1電気接点(23)および前記第2電気接点(2
2)を電気的に分離することにより、前記ウエル領域
(12)上に第1電圧電位を加えることができ、かつ前
記半導体基板(10)上に第2電圧電位を加えることが
できる、ことを特徴とする不揮発性メモリ・セル(1
3)。 - 【請求項5】不揮発性メモリ・セル(13)であって:
半導体物質本体(10);前記半導体物質本体(10)
内に形成されたウエル領域(12);前記ウエル領域
(12)内にあり、該ウエル領域(12)とは異なる導
電型のソース領域(15)、およびドレイン領域(1
6);前記半導体物質本体(10)上に位置する第1誘
電体層(17)であって、前記第1誘電体層(17)は
前記ソース領域(15)と前記ドレイン領域(16)と
の間にある前記ウエル領域(12)の少なくとも一部を
覆い、厚さが少なくとも350オングストロームである
前記第1誘電体層(17);前記第1誘電体層(17)
上に位置するフローティング・ゲート領域(18);前
記半導体物質本体(10)への第1電気接点(23);
および前記ウエル領域(12)への第2電気接点(2
2)であって、前記第1接点(23)から電気的に分離
されている前記第2接点(22);から成ることを特徴
とする不揮発性メモリ・セル(13)。
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