JPH09229858A - 赤外線ガス分析計 - Google Patents

赤外線ガス分析計

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JPH09229858A
JPH09229858A JP5846496A JP5846496A JPH09229858A JP H09229858 A JPH09229858 A JP H09229858A JP 5846496 A JP5846496 A JP 5846496A JP 5846496 A JP5846496 A JP 5846496A JP H09229858 A JPH09229858 A JP H09229858A
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JP
Japan
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light
reflecting mirror
concave reflecting
mirrors
light source
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JP5846496A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Sotani
俊之 操谷
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Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化および構造の簡素化を図ることができ
る赤外線ガス分析計を提供すること。 【解決手段】 凹面反射鏡2,16を対向させて配置
し、一方の凹面反射鏡16側から他方の凹面反射鏡側2
に向けて赤外光S1 ,S2 が出射するように光源4を設
け、この光源4から出射された赤外光S1 ,S2 が両凹
面反射鏡2,16間で多重反射した後、その反射光束A
3 ,B3 が集束する位置またはその近傍に受光器5を設
け、両凹面反射鏡2,16間の空間に被測定ガスを含む
ガスを流入させ、その特性吸収の度合を測定するよう構
成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空調制御用ガス
センサやガス管理区域内に設置されるガス警報機あるい
はガス濃度測定器などに使用される赤外線ガス分析計に
関する。
【0002】
【従来の技術】赤外線吸収を利用した赤外線ガス分析計
で用いられる吸収セルは、パイプ形状がとられることが
多く、光源と検出器はこの吸収セルの両端に位置するの
が一般的である。
【0003】例えば、2つの光源を採用したダブルビー
ム形の赤外線吸収方式のCO2 ガス濃度計(以下、CO
2 計という)の場合、基準ガスが流れる比較セルと、被
測定ガスが流れる測定セルと、測定セルに対応する検出
器および比較セルに対応する検出器の計2つの検出器と
が設けられ、光学系ベンチが構成されている。そして、
測定セルに対応する検出器は、その前面にCO2 のみの
特性吸収帯域の赤外光を通過させる光学フィルタ(例え
ば、中心透過波長4.3μmのバンドパスフィルタ)を
備える一方、比較セルに対応する検出器は、その前面に
CO2 に対して吸収帯域のないところの波長の赤外光を
通過させる光学フィルタ(例えば、中心透過波長3.7
μmのバンドパスフィルタ)を備え、光源から等しく出
された赤外線は、測定セル中のCO2 により吸収され、
各検出器から出力された検出信号を演算処理することに
よりCO2 ガスの濃度値を出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
CO2 計を、空調制御用ガスセンサやガス管理区域内に
設置されるガス警報機あるいはガス濃度測定器として使
用するためには、光学系ベンチの構造を小型化、かつ簡
素化することが望まれるけれども、上記構成では、光源
と検出器の開き角を大きくとれないため、感度を上げる
には、光路長(吸収長)をできるだけ長くするしかな
く、セル長の長い吸収セルが要求され、CO2 計全体の
構成が大型化する。その上、光源と検出器を吸収セルの
両端に設置せざるを得ないため、光源や検出器への配線
が必要であり、そのための電気回路の構成が複雑であ
る。
【0005】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、小型化および構造の簡素化を図
ることができる赤外線ガス分析計を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、凹面反射鏡を対向させて配置し、一方
の凹面反射鏡側から他方の凹面反射鏡側に向けて赤外光
が出射するように光源を設け、この光源から出射された
赤外光が前記両凹面反射鏡間で多重反射した後、その反
射光束が集束する位置またはその近傍に受光器を設け、
前記両凹面反射鏡間の空間に被測定ガスを含むガスを流
入させ、その特性吸収の度合を測定するよう構成してあ
る。
【0007】この発明では、光源から出射された赤外光
の反射光束が集束する位置またはその近傍に受光器を設
けているので、赤外吸収に係る光路の開き角を大きくで
きるとともに、凹面反射鏡を対向させて配置しているの
で、多重反射が可能となり、1つの凹面反射鏡を設けた
場合に比して、折り返し光路を増大できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を、図
面に基づいて説明する。図1、図2はこの発明の第1の
実施形態の赤外線ガス分析計を示し、図3は動作を示す
図である。この第1の実施形態では、赤外線ガス分析計
としてCO2 ガス濃度計(以下、CO2 計という)を採
用している。
【0009】図1〜図4において、1は、金属製の上部
ケース1a,金属製の下部ケース1bからなる1つの金
属ケースで、上部ケース1aの内面に楕円形状の単一の
ミラー(凹面反射鏡の一例)2が形成されている。この
楕円反射鏡2の材質は、例えば鋳造用金属または射出成
形用合成樹脂(ABSなど)であり、公知の方法で形成
され、楕円反射鏡2の表面2aには赤外域で高い反射率
を示す金属(金、アルミニウム、クロムなど)Mが蒸着
されたり、コーティングされている。
【0010】3は、上部ケース1aの4つの側面に設け
られた正面視矩形の開口部で、この開口部3は各側面に
複数個形成されており、被測定ガスはこれら開口部3よ
り、自然拡散によりCO2 計内に流入する。
【0011】4は光源で、例えばタングステンランプで
あり、後述する回路基板13上に配置されている。そし
て、電気的に光源4をオン・オフする直接変調方式を採
用している。
【0012】5は、回路基板13上に光源4と並べて配
置されている受光器で、例えば焦電型赤外線センサ(Pb
S ,PbSeなどの量子型検出器、あるいは、サーモパイル
でもよい)であり、この受光器5はデュアルツインタイ
プに構成されている。具体的に説明すると、図4におい
て、受光器5の容器21の上面部のほぼ中央に開口部A
が形成され、この開口部Aを閉塞するように赤外線透過
性の窓材Bが取り付けられている。この窓材Bはサファ
イア、BaF2 等の材料からなり、容器21内には例え
ばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛系セラミックス)より
なる赤外線検出素子6が収容され、この赤外線検出素子
6には、4つの受光素子7,8,9,10が形成されて
いる。受光素子7と8、受光素子9と10は、同一形
状、同一受光面積を有し、対称(受光素子7と8、受光
素子9と10がそれぞれ線対称)にしかも近接した状態
で、例えば「田」字状に配置されている。そして、受光
素子7と8とで一対のデュアル素子11を構成し、受光
素子9と10とでもう一対のデュアル素子12を構成し
ている。そして、前記受光素子7と8、9と10は、そ
れらの電極(符号+,−で示す)が直列逆接続されてお
り、更に、デュアル素子11,12は、インピーダンス
変換用のFET、時定数調整用の高抵抗、デュアル素子
11,12に電圧を供給するための電源端子等で電気的
接続され、それらの受光素子7〜10が全て赤外光を受
光するのではなく、図4に示すように、それぞれにおけ
る一方の受光素子7,9に外部の赤外光が入射するよう
に、窓材Bの表裏(上下)両面に遮光部19(図中、仮
想線で示すハッチング部分)を設け、受光素子7,9に
対応する部分のみを光透過部20(図中、白抜き部分)
とし、他方の受光素子8,10には外部の赤外光が入射
しないようにして、受光素子8,10を例えば温度補償
用としている。
【0013】また、受光器5の前面(受光器5の入射
側)には、2種類(中心波長3.7μmと4.3μm)
の狭帯域透過型の光学フィルタFが設置されている。こ
の光学フィルタFは、2種類の特性を有するフィルタF
1 ,F2 からなり、例えば、一方の受光素子7と8の前
面にCO2 に対して吸収帯域のないところの波長の赤外
光を通過させる光学フィルタF1 を設けることで、受光
素子7と8は、CO2 の特性吸収の無い波長3.7μm
のみに感度を有する。そして、他方の受光素子9と10
の前面にCO2 のみの特性吸収帯域の赤外光を通過させ
る光学フィルタF2 を設けることで、受光素子9と10
は、CO2 の特性吸収帯である4.3μmのみに感度を
有する。この2種類の光学フィルタF1 ,F2 は、後述
するもう1つの楕円形状の単一のミラー(凹面反射鏡の
一例)16に形成された光学フィルタ設置用穴18(図
1参照)に設置される。
【0014】13は回路基板で、この回路基板13上
に、光源4と受光器5が直上の楕円反射鏡16に対向さ
せる形で配置されている。そして、受光器5は、例え
ば、図3に示すように、光源4から楕円反射鏡2に向か
って放射状に出射された赤外光S1 ,S2 が、楕円反射
鏡2で反射して平行光A1 ,B1 となり、続いて楕円反
射鏡16で反射し、再度楕円反射鏡2で反射するよう多
重反射を繰り返した後集束するよう配置されている。回
路基板13は、光源4と受光器5を含めて1つの金属ケ
ース1に覆われている。なお、この回路基板13には、
図示しない電気回路が形成されている。すなわち、光源
4に電流を供給する定電流駆動回路、受光器5の2つの
出力をそれぞれ増幅し演算する、受光出力の増幅・演算
回路、指示校正回路、電圧安定化回路などが形成されて
おり、更に、CO2 ガスの濃度値を電圧または電流の形
で伝送するか、または警報信号を出力する外部出力回路
が形成されている。また、これらの出力をコントロール
パネルに伝送する場合には、送信回路を具備してもよ
い。要するに、光源4と受光器5は、上述の電気回路を
含めて1つの回路基板13上に形成されており、さらに
回路基板13および2つの楕円反射鏡2,16は1つの
金属ケース1内に収納・固定されている。したがって、
周囲温度の変化に対しても指示値が安定するとともに、
外部のノイズに対しても強いCO2 計が容易に得られ
る。
【0015】14は、ゴミや粉塵の流入防止のためのフ
ィルタで、楕円反射鏡2と楕円反射鏡16との間の上部
ケース1aの側面に形成された開口部3を覆うように配
置される。
【0016】16は、前記光学フィルタを搭載する楕円
反射鏡16で、赤外光を遮蔽する機能も有する。この楕
円反射鏡16は、光源4および受光器5に対応する位置
にそれぞれ、赤外光の通過穴17および前記光学フィル
タFが設置される穴18を有する。そして、通過穴17
にはサファイア、BaF2 等の材料からなる赤外線透過
部材Gが取付けられている。なお、楕円反射鏡16の材
質は楕円反射鏡2と同一であり、また、楕円反射鏡16
の表面16aには赤外域で高い反射率を示す金属Mが蒸
着されたり、コーティングされている。そして、反射光
束A3 ,B3 を効率よく受光器5に集束させる点から、
2つの楕円反射鏡2,16は、それぞれ異なる曲率を有
する楕円形状の単一のミラーから構成されるのが好まし
く、しかも楕円反射鏡2よりも光源4・受光器5側の楕
円反射鏡16の曲率を大に設定するのが好ましい。
【0017】以下動作について説明する。図3におい
て、光源4から通過穴17を介して楕円反射鏡2に向か
って放射状に出射された赤外光S1 ,S2 は楕円反射鏡
2で反射して平行光A1 ,B1 となる。この平行光
1 ,B1 は楕円反射鏡16で反射する。この反射光A
2 ,B2は再び楕円反射鏡2に戻り、もう一度反射し、
この反射光A3 ,B3 が受光器5に集光される。すなわ
ち、光源4から出た光束は楕円反射鏡2で2回、楕円反
射鏡16で1回、合計3回折り返すことになり、従来に
比べて4倍の光路長(吸収長)を得ることができる。ま
た、赤外吸収に係る光路の開き角(光源4の開き角、受
光器5の受光角)を大きくとれるため、従来構造よりも
発光の伝達効率を高くできる。
【0018】このように、楕円反射鏡16側に光源4と
受光器5を、楕円反射鏡2に対向させる形で同一回路基
板13上に配置して受光器5内の受光素子7,9に反射
光A3 ,B3 が集束するように構成したので、多重反射
が可能となる。したがって、赤外吸収に係る光路を折り
返し型に、しかも従来の4倍の光路長(セル内を2往
復)が得られるため、例えば、1つの凹面反射鏡を設け
た場合に比して、十分な吸収長を持ちながら、かつ小型
でも十分な赤外吸収を得ることができ、受光器5の2つ
の出力を演算処理することによりCO2 ガスの濃度値ま
たは警報を出力して空調制御が確実に行える。
【0019】また、光源4と受光器5を1つの回路基板
13上に設置できるため、回路基板13の構成も簡素化
できる。さらに、従来の構成に比べて、部品点数を減ら
すことができ、ケース内部の構成を簡素化できる。しか
も光源4と受光器5を含む回路基板13全体を熱的に安
定化させることができるので、周囲温度の変化に対して
も指示値の変化は少なく、また、外部のノイズに対して
も強いCO2 計が容易に得られる。
【0020】なお、この実施形態では、光源4をオン・
オフする直接変調方式を採用したものを示したが、光源
側または受光器側に機械式の光断続器を設けてもよい。
【0021】また、上記実施形態では凹面反射鏡とし
て、1枚のミラー片により構成される(1面の)楕円反
射鏡2,16を対向させて多重反射できるようにし、楕
円反射鏡16側に光源4と、感度波長の異なる2つのデ
ュアル素子11およびデュアル素子12が内蔵された受
光器5とにより構成された2往復の折り返し光路を有す
る、CO2 の1成分を測定対象成分とするCO2 計を示
したが、複数のミラー片を組み合わせたマルチセグメン
トミラーにより構成される(複数面の)楕円反射鏡を、
一方の楕円反射鏡に採用することにより、マルチ光路を
有するCO2 計を得ることができる。
【0022】図5は、光源・受光器側の楕円反射鏡とし
て、2枚のミラー片により構成されるものを用いて2光
路を形成することにより、CO2 とCOの2成分を同時
に検出できるようにしたこの発明の第2の実施形態を示
す。なお、図5において、図1〜図3と同一符号のもの
は、同一または相当物である。
【0023】図5は、CO2 とCOの2成分を同時に検
出できるガスセンサを示す図である。図5において、3
0は、2枚のミラー片31,32により構成される光源
4・受光器33,34側の楕円反射鏡である。2つの楕
円反射鏡31,32は、反射光束を効率よく受光器3
3,34に集束させる点から、楕円形状の単一のミラー
から構成される楕円反射鏡2とは異なる曲率を有するよ
う構成されるのが好ましく、しかも楕円反射鏡2よりも
楕円反射鏡31,32の曲率を大に設定するのが好まし
い。
【0024】上記第1の実施形態と異なる点は、単一の
ミラーから構成される楕円反射鏡16の代わりに2つの
楕円反射鏡31,32を設けた点と、楕円反射鏡31お
よび楕円反射鏡2間、楕円反射鏡32および楕円反射鏡
2間それぞれで多重反射した光を、楕円反射鏡31直下
の回路基板13上に設置した受光器33および楕円反射
鏡32の直下の回路基板13上に設置した受光器34に
集光させる点である。31aは楕円反射鏡31の表面を
示し、32aは楕円反射鏡32の表面を示す。33はC
2 測定用受光器であり、また、34はCO測定用受光
器であって、これら受光器33,34は上記第1の実施
形態で用いた受光器5と同一構成であり、それぞれ図4
に示すようなデュアルツインタイプに構成されている。
そして、CO測定用受光器34は、その前面(受光器3
4の入射側の光学フィルタ設置用穴58)に2種類の、
上述した光学フィルタFとは異なる特性を有する狭帯域
透過型の光学フィルタfを有する。すなわち、楕円反射
鏡32に形成された光学フィルタ設置用穴58には、2
種類(中心波長3.7μmと4.7μm)の狭帯域透過
型の光学フィルタf1 ,f2 が設置されている。例え
ば、受光器32を構成する一方のデュアル素子(例え
ば、図4に示されるデュアル素子11)の前面にCOに
対して吸収帯域のないところの波長の赤外光を通過させ
る光学フィルタf1 を設けることで、一方のデュアル素
子は、COの特性吸収の無い波長3.7μmのみに感度
を有する。そして、他方のデュアル素子(例えば、図4
に示されるデュアル素子12)の前面にCOのみの特性
吸収帯域の赤外光を通過させる光学フィルタf2 を設け
ることで、他方のデュアル素子の特性吸収帯である4.
7μmのみに感度を有する。
【0025】而して、被測定ガスは上部ケース1a側面
の開口部3より、自然拡散によりケース1内に流入す
る。そして、光源4から通過穴17を介して楕円反射鏡
2に向かって放射状に出射された赤外光S1 ,S2 は、
楕円反射鏡2で反射して、平行光A1 ,B1 となる。こ
の平行光A1 は楕円反射鏡32で反射する一方、平行光
1 は楕円反射鏡31で反射する。反射光A2 ,B2
再び楕円反射鏡2に戻り、もう一度反射し、反射光A3
が受光器34に集光され、反射光B3 が受光器33に集
光される。すなわち、光源4から出た光束は、楕円反射
鏡2で2回、楕円反射鏡31で1回、合計3回折り返す
とともに、楕円反射鏡2で2回、楕円反射鏡32で1
回、合計3回折り返すことになり、従来に比べて4倍の
光路長(吸収長)を得ることができる。また、赤外吸収
に係る光路の開き角(光源4の開き角、受光器5の受光
角)を大きくとれるため、従来構造よりも発光の伝達効
率を高くできる。
【0026】なお、CO2 とCOは、感度比が異なるの
で、各ミラー片の形状を感度比に応じて適切なものに予
め設定しておくのが好ましい。すなわち、ミラー片の分
割比(面積比)を変えることにより感度アップを行い、
CO2 、COごとに光学利得を変えることが可能であ
る。例えば、COはCO2 に比して高感度であるので、
測定濃度レンジが同じであれば楕円反射鏡31の面積を
楕円反射鏡32のものよりも大に設定すればよい。
【0027】このように、測定するCO2 、COといっ
た感度比の異なるガス種に対しても2光路を形成できる
上に、楕円反射鏡31,32の分割比を変えることによ
り、CO2 、COごとに光学利得を変えることができる
ため、回路設計の負担も低減できる。
【0028】図6は、CO2 、CO、HCの3つの成分
を同時に検出できるようにしたこの発明の第3の実施形
態を示す。なお、図6において、図1〜図5と同一符号
のものは、同一または相当物である。上記第1の実施形
態と異なる点は、単一のミラーから構成される楕円反射
鏡16の代わりに3つの楕円反射鏡35,36,37を
設けた点と、楕円反射鏡35および楕円反射鏡2間、楕
円反射鏡36および楕円反射鏡2間ならびに楕円反射鏡
37および楕円反射鏡2間それぞれで多重反射した光
を、楕円反射鏡35直下の回路基板13上に設置したC
2 測定用受光器(図示せず)、楕円反射鏡36の直下
の回路基板13上に設置したCO測定用受光器(図示せ
ず)および楕円反射鏡37の直下の回路基板13上に設
置したHC測定用受光器(図示せず)に集光させる点で
ある。各測定用受光器は、上記第1の実施形態で用いた
ものと同一構成であり、それぞれ図4に示すようなデュ
アルツインタイプ(4受光部を有する検出器)に構成さ
れている。
【0029】そして、3つの楕円反射鏡35,36,3
7は、反射光束を効率よく各受光器に集束させる点か
ら、楕円形状の単一のミラーから構成される楕円反射鏡
2とは異なる曲率を有するよう構成されるのが好まし
く、しかも楕円反射鏡2よりも楕円反射鏡35,36,
37の曲率を大に設定するのが好ましい。
【0030】そして、楕円反射鏡35におけるCO2
定用受光器の前面には、光学フィルタFを有する光学フ
ィルタ設置用穴18が形成され、楕円反射鏡36におけ
るCO測定用受光器の前面には、光学フィルタfを有す
る光学フィルタ設置用穴58が形成され、また、楕円反
射鏡37におけるHC測定用受光器の前面には、HC用
の特定の光学フィルタKを有する光学フィルタ設置用穴
60が形成されている。
【0031】而して、光源・受光器側の3つの楕円反射
鏡35,36,37を、1つの楕円反射鏡2に対向させ
て配置したので、3光路化が容易に実現できる。そし
て、光源4から出た光束は、楕円反射鏡35および楕円
反射鏡2間においては、楕円反射鏡2で2回、楕円反射
鏡35で1回、合計3回折り返すとともに、楕円反射鏡
36および楕円反射鏡2間においては、楕円反射鏡2で
2回、楕円反射鏡36で1回、合計3回折り返し、さら
に、楕円反射鏡37および楕円反射鏡2間においては、
楕円反射鏡2で2回、楕円反射鏡37で1回、合計3回
折り返すことになり、従来に比べてそれぞれ4倍の光路
長(吸収長)を得ることができる。また、赤外吸収に係
る光路の開き角(光源4の開き角、受光器の受光角)を
大きくとれるため、従来構造よりも発光の伝達効率を高
くできる。
【0032】図7は、CO2 、CO、HCの3つの成分
を同時に検出できるようにしたこの発明の第4の実施形
態を示す。なお、図7において、図1〜図6と同一符号
のものは、同一または相当物である。上記第3の実施形
態と異なる点は、単一のミラーから構成される楕円反射
鏡2の代わりに2つのミラー片70,71から構成され
る楕円反射鏡72を用い、かつ光源・受光器側にも2つ
のミラー片73,74から構成される楕円反射鏡75を
設けた点である。しかも、2つの楕円反射鏡72,75
は、両者共分割軸L,N同士を直交させた状態で対向配
置しており、これにより、反射光束を効率よく各測定用
受光器に集束させることができる。80は、回路基板1
3上に光源4と並べてミラー片74に対向して配置され
た比較用受光器(図示せず)のための光学フィルタ設置
用穴で、光学フィルタPを有する。
【0033】なお、CO2 、CO、HC各測定用受光器
は、上記第1〜3の各実施形態で用いたデュアル素子1
1,12からなるデュアルツインタイプのものではな
く、図4において、例えば、デュアル素子11だけ、あ
るいは、デュアル素子12だけから構成されたデュアル
タイプのものを使用している。したがって、第4の実施
形態では、上述した比較用受光器が必要となる。この比
較用受光器も勿論デュアルタイプのものを使用してい
る。
【0034】なお、上記各実施形態では、凹面反射鏡と
して楕円反射鏡を用いたものを示したが、同様の機能を
有するものであれば放物面を有する反射鏡やその他の球
面形状を有する反射鏡を用いてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明において
は、凹面反射鏡を対向させて配置し、一方の凹面反射鏡
側から他方の凹面反射鏡側に向けて赤外光が出射するよ
うに光源を設け、この光源から出射された赤外光が前記
両凹面反射鏡間で多重反射した後、その反射光束が集束
する位置またはその近傍に受光器を設けているので、赤
外吸収に係る光路の開き角を大きくできるとともに、2
往復の折り返し光路を形成できる。したがって、小型で
も十分な赤外吸収を得ることができ、受光器の出力を演
算処理することによりガス種の濃度値または警報を出力
して空調制御が確実に行える。
【0036】また、光源と受光器を1つの回路基板上に
設置できるため、回路基板の構成も簡素化できる。さら
に、従来の構成に比べて、部品点数を減らすことがで
き、ケース内部の構成を簡素化できる。しかも光源と受
光器を含む回路基板全体を熱的に安定化させることがで
きるので、周囲温度の変化に対しても指示値の変化は少
なく、また、外部のノイズに対しても強い赤外線ガス分
析計が容易に得られる。
【0037】更に、複数のミラー片を組み合わせたマル
チセグメントミラーにより構成される凹面反射鏡を用い
ることにより、マルチ光路化が容易に実現できる。した
がって、多成分化も容易であり、かつ、感度比の異なる
ガス種に対してもミラー片の分割比を変えることによ
り、ガス種ごとに光学利得を変えることができるため、
回路設計の負担も低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す分解斜視図で
ある。
【図2】上記第1の実施形態を示す全体斜視図である。
【図3】上記第1の実施形態を示す構成説明図である。
【図4】上記第1の実施形態で用いた受光器を示す図で
ある。
【図5】この発明の第2の実施形態を示す構成説明図で
ある。
【図6】この発明の第3の実施形態を示す要部斜視図で
ある。
【図7】この発明の第4の実施形態を示す要部斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…金属ケース、2…楕円反射鏡(他方の凹面反射
鏡)、4…光源、5…受光器、16…楕円反射鏡(一方
の凹面反射鏡)、S1 ,S2 …光源から出射された赤外
光、A1 ,B1 、A2 ,B2 …多重反射光、A3 ,B3
…反射光束。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹面反射鏡を対向させて配置し、一方の
    凹面反射鏡側から他方の凹面反射鏡側に向けて赤外光が
    出射するように光源を設け、この光源から出射された赤
    外光が前記両凹面反射鏡間で多重反射した後、その反射
    光束が集束する位置またはその近傍に受光器を設け、前
    記両凹面反射鏡間の空間に被測定ガスを含むガスを流入
    させ、その特性吸収の度合を測定するよう構成したこと
    を特徴とする赤外線ガス分析計。
  2. 【請求項2】 前記2つの凹面反射鏡が、それぞれ異な
    る曲率を有する楕円形状の単一のミラーから構成され、
    一方の凹面反射鏡側に設けた回路基板上に光源と受光器
    を並設し、光源から出射された赤外光が、他方の凹面反
    射鏡で反射して平行光となり、続いて一方の凹面反射鏡
    で反射し、再度他方の凹面反射鏡で反射するよう多重反
    射を繰り返した後受光器に集束する請求項1に記載の赤
    外線ガス分析計。
  3. 【請求項3】 前記一方の凹面反射鏡が、楕円形状の単
    一のミラーから構成される前記他方の凹面反射鏡とは異
    なる曲率を有する楕円形状の複数のミラーを組み合わせ
    て構成され、前記一方の凹面反射鏡側に設けた回路基板
    上には、1つの光源と、前記複数のミラーの数に対応す
    る数の受光器が並設され、光源から出射された赤外光
    が、前記複数のミラーと他方の凹面反射鏡との間で多重
    反射を繰り返した後各受光器に集束する請求項1に記載
    の赤外線ガス分析計。
  4. 【請求項4】 前記一方の凹面反射鏡が2つのミラーを
    組み合わせて構成されて2光路を形成する請求項3に記
    載の赤外線ガス分析計。
  5. 【請求項5】 前記一方の凹面反射鏡が3つのミラーを
    組み合わせて構成されて3光路を形成する請求項3に記
    載の赤外線ガス分析計。
  6. 【請求項6】 前記2つの凹面反射鏡は、両者共分割軸
    を境にして楕円形状の2つのミラーが組み合わされて構
    成され、一方の凹面反射鏡側に設けた回路基板上には、
    1つの光源と、4つの受光器が並設されるとともに、分
    割軸同士を直交させた状態で2つの凹面反射鏡を対向さ
    せて配置し、光源から出射された赤外光が、2つの凹面
    反射鏡間で多重反射を繰り返した後各受光器に集束する
    請求項1に記載の赤外線ガス分析計。
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