JPH09229812A - ケーブルのガス漏洩位置探索方法 - Google Patents

ケーブルのガス漏洩位置探索方法

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JPH09229812A
JPH09229812A JP3375096A JP3375096A JPH09229812A JP H09229812 A JPH09229812 A JP H09229812A JP 3375096 A JP3375096 A JP 3375096A JP 3375096 A JP3375096 A JP 3375096A JP H09229812 A JPH09229812 A JP H09229812A
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JP
Japan
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gas
cable
pipe
leak
synthetic resin
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Pending
Application number
JP3375096A
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English (en)
Inventor
Masaru Makabe
勝 真壁
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、ガス漏洩位置を迅速・正確に
測定可能にすることにある。 【解決手段】本発明は、ケーブル12を収容した管路1
1の一方から、ケーブル12にヘリウムガスを注入する
と共に、管路11内に空気を送風して、ガス漏洩位置2
1から漏洩するガスを一定方向に流動させ、ヘリウムガ
ス測定器18に連結したガス吸い込み用合成樹脂パイプ
19を管路11内の管路長手方向に移動させて、ガス漏
洩位置21より空気の流動方向の風下側から測定する場
合には、ガスを検出しなくなる位置を測定し、該位置を
ガス漏洩位置と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管路内に敷設されて
いるガス封入ケーブルにガス漏洩(ピンホール)が発生
した時、その漏洩点が管路内の何処の位置(正確な位
置)なのかを探索する方法に関する
【0002】
【従来の技術】地下ケーブルの一端から乾燥空気を注入
して、ケーブル接続部またはケーブル外被に発生した穴
から水などが侵入しないようにしている。この穴の位置
を測定する方法として、ガスケーブル接続点に挿入され
ているセンサーにより大まかなマンホール区間の判定は
できたが詳細な位置の判定は不可能であった。そのた
め、ヘリウムガスを利用して所定の位置でガス圧力を測
定し、ガス圧分布図を作図して、ガス圧が最低になる箇
所を、穴の位置とする方法があった。この方法により、
より正確なマンホール区間を限定できる方法となったが
詳細な位置の断定には至らず従来の修理方法はその区間
のケーブル張替工事を余儀なくされている。また、他の
探索方法としてはパイプカメラ、音等により探る方法も
あるが時間、稼動が掛かるなど問題もあり又、確実な結
果も得られないことなどから断念している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で説明して
いるように、従来のガス圧分布を測定する方法では測定
誤差が大きいことから、ケーブル接続部にガス漏洩箇所
がなく、且つガス漏洩箇所が管路内部と推定される測定
結果の場合には、その区間のケーブルを張替えて修理し
ていた。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、ガス漏洩位置を迅速・正確に測定可能となったこと
により、容易にガス漏洩箇所を修理でき、且つガス漏洩
故障の修理時間が短縮でき、さらに従来の修理方法に比
べ、材料費、作業時間・労力が節約できるケーブルのガ
ス漏洩位置探索方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ガス封入されたケーブルのガス漏洩位置を
測定する方法であって、ケーブルを収容した管路の一方
から、ケーブルに所定のガスを注入すると共に、管路内
に空気を送風して、ガス漏洩位置から漏洩するガスを一
定方向に流動させ、前記ガスを検出する検出手段を管路
内の管路長手方向に移動させて、前記ガス漏洩位置より
空気の流動方向の風下側から測定する場合には、ガスを
検出しなくなる位置、あるいは前記ガス漏洩位置より空
気の流動方向の風上側から測定する場合には、ガスを検
出し始める位置を測定し、該位置をガス漏洩位置と判定
することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態例を詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態
例を示す構成説明図である。すなわち、地中Gにはマン
ホールAおよびBが設けられ、このマンホールAとB間
には管路11が設けられる。この管路11内にはケーブ
ル12が挿入され、このケーブル12はケーブル13と
マンホールB内で接続され、このマンホールB内のケー
ブル12と13との接続点にはスタンダードクロージャ
SCが設けられる。このスタンダードクロージャSCは
ヘリウムガス注入管10を介してマンホールB外のヘリ
ウムガス貯蔵ボンベ14に連結され、前記管路11のマ
ンホールB側の開口部にはダクト口閉鎖蓋15が設けら
れる。このダクト口閉鎖蓋15を貫通して送風管16が
設けられ、この送風管16はマンホールB外の送風機1
7に連結される。前記マンホールA外にはヘリウムガス
測定器18が設けられ、このヘリウムガス測定器18に
はガス吸い込み用合成樹脂パイプ19の一端が連結さ
れ、このガス吸い込み用合成樹脂パイプ19の他端はマ
ンホールA内を通って前記管路11内に挿入される。2
0は前記管路11内の空気の流動方向を示し、21は前
記管路11のガス漏洩位置(ピンホール)を示し、22
は漏洩ガスを示す。
【0007】図2は、図1のC箇所の拡大図で、マンホ
ールA側のヘリウムガス測定器18でヘリウムガスを測
定するため、ガス吸い込み用合成樹脂パイプ19を管路
11内に挿入するがその時、ガス吸い込み用合成樹脂パ
イプ19が管路11内を移動できるようにする必要から
送り込み用通線ロット23と一体化したガス吸い込み用
合成樹脂パイプ19を挿入する時の斜視図である。
【0008】図3は、図1のD箇所の拡大図で、マンホ
ールB側から管路11内に充満する漏洩ガス22を送風
機17からの風を送風管16を通し管路11内に送り出
し一方向へ(マンホールBからマンホールA側へ)吹き
出す箇所の斜視図である。
【0009】図4は、管路11内に挿入したガス吸い込
み用合成樹脂パイプ19が停止点e及びfで送風管16
から送風されてくる風(空気)を吸い込んでいる状況の
斜視図である。
【0010】図5は、管路11内に挿入したガス吸い込
み用合成樹脂パイプ19が停止点dで漏洩ガス(ヘリウ
ムガス)22を吸い込んでいる状況の斜視図である。す
なわち、マンホールB側から漏洩ガス22のヘリウムガ
スを一方向へ吹き流すための送風管16をマンホールB
のダクト口に取付け風が漏れないようにダクト口閉鎖蓋
15をする。又、マンホールB内のスタンダードクロー
ジャSCにあるガス封入口よりケーブル12へヘリウム
ガスを送り込む。
【0011】マンホールA側に管路11のガス漏洩位置
21を探索するためのヘリウムガス測定器(検知器)1
8を設置し又、ガスを測定するためのガス吸い込み用合
成樹脂パイプ19をポイント点d,e,f等へ挿入しガ
ス漏洩の有無を測定する。
【0012】マンホールA側から挿入したガス吸い込み
用合成樹脂パイプ19が管路11内のポイント点e,f
の箇所では漏洩したヘリウムガス22が無くヘリウムガ
ス測定器(検知器)18は作動しない。
【0013】管路11内のポイント点dの箇所ではガス
吸い込み用合成樹脂パイプ19が漏洩ガス22を吸い込
みヘリウムガス測定器(検知器)18は作動するため漏
洩位置21はポイント点d〜e間となることからポイン
ト点d〜e間距離の1/2毎に測定を繰り返し区間を狭
め漏洩位置21を決定する(1/2スパン毎に測定を繰
り返す理由は、ガス吸い込み用合成樹脂パイプ19内を
流れるガスの流動時間があるためである。)。
【0014】上記で説明した送風機17、送風管16、
送り込み通線用ロット23と一体化したガス吸い込み用
合成樹脂パイプ19等の測定工具と測定方法により、容
易に漏洩位置21を断定することができガス封入ケーブ
ル12等のガス漏洩故障修理の効率化につながる。
【0015】通常、ガス漏洩が発生した場合、ガス降下
状況をガス監視装置または現場測定によりグラフ等を用
いて漏洩位置を推定(大まかな区間)し、現場での探索
に入るが、管路11内に漏洩点があると判断された場合
は次の順序で漏洩位置21を探索する。
【0016】最も近くのケーブル接続点であるスタンダ
ードクロージャSCからヘリウムガスを封入する。該当
管路11区間へ送風機17を用い風をマンホールBから
マンホールAへ一方向へ送風する。
【0017】ヘリウムガス測定器18のガス吸い込み用
合成樹脂パイプ19を管路11内に挿入してヘリウムガ
ス検知器の反応を確認するが、測定を効率的に実施する
ため先にポイント点fまでガス吸い込み用合成樹脂パイ
プ19を挿入し、その後ポイント点e,d等を決め停止
(ヘリウムガス検知器のガス吸い込みに時間を要するた
め)しながらマンホールBからマンホールA方向へガス
吸い込み用合成樹脂パイプ19を引き戻して行く。
【0018】なお、マンホールB側からマンホールA側
へガス吸い込み用合成樹脂パイプ19を管路11内に挿
入する方法でも良い。ガス吸い込み用合成樹脂パイプ1
9の挿入ポイント点dにおいてヘリウムガス測定器18
に変化を認めた場合は直前のポイント点eまでガス吸い
込み用合成樹脂パイプ19を引き戻しヘリウムガス測定
器18の変化を確認する。図1の事例ではポイント点
e,fでは反応無し、ポイント点dでは反応するため直
前のポイント点eまでの1/2の距離を挿入し測定す
る、その反応結果により、その距離の1/2毎にガス吸
い込み用合成樹脂パイプ19を前進又は、後退を繰り返
して漏洩位置21を断定する。
【0019】管路11内のガス漏洩位置21を断定する
ため管路11内に風を送り込むことで漏洩位置21から
漏れているガスを一方向へ流すことにより管路11内に
充満させることなく漏洩ガス22をガス吸い込み用合成
樹脂パイプ19で吸い込み検知することにより容易に漏
洩位置21を断定する。従って、故障修理の稼動並びに
経費の節減につながる。
【0020】以上のように、本実施形態例では、かなり
正確に漏洩位置を測定することが可能となる。実際の測
定では250mの区間内に発生したガス漏洩位置を、1
0cmの誤差で特定することができる。
【0021】また、開削工法でガス漏洩位置の管路を掘
り出し、管路を開いてケーブルのガス漏洩箇所を塞い
で、故障修理することが可能となった。但し、この措置
が適用できるのは、ケーブル外径が小さいケーブルに限
られる。つまり、光ファイバケーブルであれば適用可能
である。また、光ファイバケーブルでは、伝送容量が大
きいことから、張り替え時に収容している回線を迂回さ
せる回線借用に多大な労力を奪われるが、張り替えずに
修理できることから、ケーブル材料費の削減、修理に要
する稼動などを削減することができる。
【0022】更に、ガス漏洩位置の管路を掘り出す事に
より、ガス漏洩故障が発生した原因を確認することがで
きる。特に、管路内でガス漏洩故障が発生する場合に
は、管の内部に異物がある土木工事などで、管路が被害
を受けたなどの原因が考えられるが、従来は位置が特定
できないことから断念せざるを得ない場合が多かった。
なお、本発明によれば、管路内等隠蔽されている場所
(箇所)並びに人間が入れない場所等のガス漏洩の測定
が可能である。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、迅速
・正確にガス漏洩位置が断定されることにより、ガス漏
洩故障修理時間が短縮されサービスの向上となる。ま
た、容易にガス漏洩箇所の修理(ケーブルの一部分修理
が可能となるため)ができガス漏洩故障修理作業稼動の
削減となる。
【0024】さらに、従来のケーブル張り替え工事に比
し材料費、回線借用等の手続き時間が短縮されることに
より、迅速、容易にガス漏洩の修理が可能となり経費の
削減となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例を示す構成説明図であ
る。
【図2】図1のC箇所の拡大斜視図である。
【図3】図1のD箇所の拡大斜視図である。
【図4】本発明に係るガス吸い込み用合成樹脂パイプが
空気を吸い込んでいる状況の一例を示す斜視図である。
【図5】本発明に係るガス吸い込み用合成樹脂パイプが
漏洩ガスを吸い込んでいる状況の一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 ヘリウムガス注入管 11 管路 12 ケーブル 13 ケーブル 14 ヘリウムガス貯蔵ボンベ 15 ダクト口閉鎖蓋 16 送風管 17 送風機 18 ヘリウムガス測定器 19 ガス吸い込み用合成樹脂パイプ 20 空気の流動方向 21 ガス漏洩位置 22 ヘリウムガス 23 送り込み通線用ロット SC スタンダードクロージャ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス封入されたケーブルのガス漏洩位置
    を測定する方法であって、 ケーブルを収容した管路の一方から、ケーブルに所定の
    ガスを注入すると共に、管路内に空気を送風して、ガス
    漏洩位置から漏洩するガスを一定方向に流動させ、 前記ガスを検出する検出手段を管路内の管路長手方向に
    移動させて、前記ガス漏洩位置より空気の流動方向の風
    下側から測定する場合には、ガスを検出しなくなる位
    置、 あるいは前記ガス漏洩位置より空気の流動方向の風上側
    から測定する場合には、ガスを検出し始める位置を測定
    し、 該位置をガス漏洩位置と判定することを特徴とするケー
    ブルのガス漏洩位置探索方法。
JP3375096A 1996-02-21 1996-02-21 ケーブルのガス漏洩位置探索方法 Pending JPH09229812A (ja)

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JP3375096A JPH09229812A (ja) 1996-02-21 1996-02-21 ケーブルのガス漏洩位置探索方法

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JP (1) JPH09229812A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009186238A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Chugoku Electric Power Co Inc:The 空気配管の漏気箇所判定方法
JP2011095049A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Nippon Telegraph & Telephone East Corp ケーブル故障位置検出装置及びケーブル故障位置検出方法

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