JPH09229571A - アーク炉における電極長さの調整装置 - Google Patents

アーク炉における電極長さの調整装置

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JPH09229571A
JPH09229571A JP8060215A JP6021596A JPH09229571A JP H09229571 A JPH09229571 A JP H09229571A JP 8060215 A JP8060215 A JP 8060215A JP 6021596 A JP6021596 A JP 6021596A JP H09229571 A JPH09229571 A JP H09229571A
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JP
Japan
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electrode
gripper
pedestal
holder
length
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Application number
JP8060215A
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English (en)
Inventor
Isamu Seo
勇 瀬尾
Takatoshi Kameshima
隆俊 亀島
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

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  • Furnace Details (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】把持器で把持した電極長さの調整を簡便且つ安
全に行なうことができる、アーク炉における電極長さの
調整装置を提供する。 【解決手段】電極間へ通電することにより発生するアー
クを利用して金属材料を溶解又は精錬するアーク炉にお
いて、電極昇降装置の把持器で把持した電極の把持器よ
りも下方における長さを調整する装置であって、電極を
受ける受台を装備し、電極を受台で受けた状態で、把持
器を緩めて上昇させ、再び把持器を締め付けるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアーク炉における電
極長さの調整装置に関する。電極間へ通電することによ
り発生するアークを利用して金属材料を溶解又は精錬す
るアーク炉では、炉内に電極昇降装置の把持器で把持し
た1本又は複数本の電極、例えば柱状の黒鉛電極を挿入
する。かかるアーク炉において金属材料を所定通り円滑
に溶解又は精錬するためには、把持器で把持した電極の
把持器よりも下方における長さを一定に保持することが
重要である。本発明は把持器で把持した電極の把持器よ
りも下方における長さを調整する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、把持器で把持した電極の把持器よ
りも下方における長さを調整する場合、より具体的には
例えば使用により消耗して短くなった電極の把持器より
も下方における長さを長くする場合、電極の頂部をクレ
ーン機構でつかんで吊下げ、この状態で把持器を緩めて
上昇させ、再び把持器を締め付けて把持器を上昇させた
分だけ把持器よりも下方における電極の長さを長くした
後、クレーン機構を外すという作業が行なわれている。
ところが、かかる従来手段には、上記のような作業を、
その性質上、高温雰囲気の高所で行なうため、その作業
が誠に厄介で、また危険であるという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来手段では、把持器で把持した電極の長
さの調整作業が誠に厄介で、また危険である点である。
【0004】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、電極
間へ通電することにより発生するアークを利用して金属
材料を溶解又は精錬するアーク炉において、電極昇降装
置の把持器で把持した電極の把持器よりも下方における
長さを調整する装置であって、電極を受ける受台を装備
し、電極を受台で受けた状態で、把持器を緩めて上昇さ
せ、再び把持器を締め付けるようにして成ることを特徴
とするアーク炉における電極長さの調整装置に係る。ま
た本発明は、電極間へ通電することにより発生するアー
クを利用して金属材料を溶解又は精錬するアーク炉にお
いて、電極昇降装置の把持器で把持した電極の把持器よ
りも下方における長さを調整する装置であって、電極昇
降装置に電極重量を検出するセンサを取付け、また電極
を受ける受台を旋回又は進退可能に装備し、センサによ
る検出値に基づいて、電極を受台で受けた状態で、把持
器を緩めて上昇させ、再び把持器を締め付けるようにし
て成ることを特徴とするアーク炉における電極長さの調
整装置に係る。
【0005】本発明が適用されるアーク炉は、電極間へ
通電することにより発生するアークを利用して金属材料
を溶解するアーク式溶解炉、又は精錬するアーク式精錬
炉、例えば取鍋精錬炉である。かかるアーク炉では、炉
内へ電極昇降装置の把持器で把持した1本又は複数本の
電極を挿入する。炉内へ1本の電極を挿入する場合のア
ーク炉は所謂炉床電極を有する直流アーク炉である。
【0006】本発明では電極を受ける受台を装備する。
電極を受台で受けた状態で、把持器を緩めて上昇させ、
再び把持器を締め付けることにより、把持器を上昇させ
た分だけ把持器よりも下方における電極長さを長くする
のである。受台は固定的に装備することもできるが、受
台それ自体が邪魔にならないようにすると共に電極長さ
の調整作業をし易くするため、旋回又は進退可能に装備
するのが好ましい。この場合に受台は、シリンダ駆動又
はモータ駆動の旋回手段又は進退手段に連結する。
【0007】電極昇降装置には電極重量を検出するセン
サ、例えばロードセルを取付けるのが好ましい。センサ
は結果的に電極重量を検出するものであればよく、した
がって電極重量と共に常時ほぼ一定の検出値を示す電極
昇降装置の昇降部、具体的には把持器、把持器を支持す
る支腕、支腕を支持する支柱、支柱を軸承する動滑車等
の重量を検出するものであってもよい。センサによる検
出値に基づいて、電極を受台で受けた状態で、把持器を
緩めて上昇させ、再び把持器を締め付けることにより、
把持器を上昇させた分だけ把持器よりも下方における電
極長さを長くするのである。具体的には、センサによる
検出値が設定値以下になった場合、或はセンサによるそ
のときの検出値と前回の検出値との差が設定値以上にな
った場合、受台を旋回手段又は進退手段により旋回又は
前進させて、該受台で電極を受け、この状態で把持器を
開閉手段により緩め、該把持器を昇降手段により所定高
さ上昇させ、再び把持器を開閉手段により締め付けて電
極を把持し、したがって把持器を上昇させた分だけ把持
器よりも下方における電極長さを長くした後、受台を旋
回手段又は進退手段により元の位置へ旋回又は後退させ
る。かかる一連の操作を全自動で行なうため、センサを
演算装置に接続し、演算装置から発せられる信号によ
り、受台の旋回手段又は進退手段と、電極昇降装置の把
持器の開閉手段と、電極昇降装置の昇降手段とを経時的
に作動させるのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態を略示す
る正面図である。図面では、電極の直下に台車で移送さ
れてきた図示しない取鍋精錬炉から電極を引き上げ、該
電極を受台で受けている状態を示している。電極昇降装
置10は、把持器11と、把持器11を支持する支腕1
2と、支腕12を支持する支柱13と、支柱13を軸承
する動滑車14と、動滑車14に係合するワイヤ15
と、ワイヤ15を巻取る巻取りドラム16とを備えてい
る。ワイヤ15の一端部にはセンサとしてロードセル2
1が取付けられており、ロードセル21及び巻取りドラ
ム16は機枠31に支持されていて、支柱13は機枠3
1と係合して摺動可能になっている。
【0009】電極41は把持器11で把持されており、
把持器11にはその開閉手段としてシリンダ機構11a
が連結されている。また巻取りドラム16には電極昇降
装置10の昇降手段としてモータ機構16aが連結され
ており、その引き上げ時において電極41を受ける受台
51にはその進退手段としてシリンダ機構51aが連結
されている。そしてロードセル21は演算装置61に接
続されており、演算装置61には設定値が入力されてい
て、演算装置61はシリンダ機構11a,51a及びモ
ータ機構16aに接続されている。
【0010】演算装置61からの信号によりモータ機構
16aを作動させ、巻取りドラム16を正転させて、ワ
イヤ15を巻取ると、動滑車14、支柱13、支腕12
及び把持器11を介して、電極41が図示しない取鍋精
錬炉から引き上げられるが、このときの電極41の重量
をロードセル21で検出する。実際には、巻取りドラム
16に巻取られていない部分のワイヤ15、動滑車1
4、支柱13、支腕12、把持器11、シリンダ機構1
1a及び電極41の総重量をロードセル21で検出する
が、使用により消耗する電極41の重量を除いて他の合
計重量はほぼ一定値を示すので、上記総重量からかかる
一定値を差し引いた値が電極41の重量となる。
【0011】電極41のそのときの重量検出値と前回の
重量検出値との差が設定値以上になった場合、先ず演算
装置61からの信号によりシリンダ機構51aを作動さ
せ、受台51を前進させて、電極41を受台51で受け
る。この場合、電極41の下端部が前進時の受台51と
衝突しないようにするため、予め電極41を余分に引き
上げておき、受台51が電極41の直下まで前進した後
で、電極41の重量検出値が零になるまで電極41を下
降させて、電極41を受台51で受けることもできる。
【0012】次に演算装置61からの信号によりシリン
ダ機構11aを作動させ、把持器11を緩める。そして
演算装置61からの信号によりモータ機構16aを作動
させ、把持器11を所定高さまで上昇させた後、引き続
き演算装置61からの信号によりシリンダ機構11aを
作動させ、把持器11を締め付けて、再び電極41を把
持器11で把持する。電極41の把持器11よりも下方
における長さは把持器11の上昇分だけ長くなる。最後
に演算装置61からの信号によりシリンダ機構51aを
作動させ、受台51を元の位置まで後退させた後、引き
続き演算装置61からの信号によりモータ機構16aを
作動させ、巻取りドラム16を逆転させて、電極41を
下降させ、その直下に台車で移送されてきた図示しない
取鍋精錬炉の炉内へ挿入する。以下はこの繰り返しであ
る。
【0013】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、1)把持器で把持した電極長さの調整を簡便且
つ安全に行なうことができる、2)炉内へ3本の電極を
挿入して交流アークを発生させる場合には、3本の電極
の各把持器よりも下方における長さを揃えることができ
るため、相間のインピーダンスの増加を抑えて電力費を
削減できる、3)電極重量を検出するセンサを取付ける
場合には、把持器よりも下方における電極長さの調整作
業が自動化でき、電極それ自体の消耗度合を検知でき
る、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を略示する正面図。
【符号の説明】
10・・・電極昇降装置、11・・・把持器、12・・
・支腕、13・・・支柱、14・・・動滑車、15・・
・ワイヤ、16・・・巻取りドラム、21・・・ロード
セル、31・・・機枠、41・・・電極、51・・・受
台、61・・・演算装置、16a・・・モータ機構、1
1a,51a・・・シリンダ機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極間へ通電することにより発生するア
    ークを利用して金属材料を溶解又は精錬するアーク炉に
    おいて、電極昇降装置の把持器で把持した電極の把持器
    よりも下方における長さを調整する装置であって、電極
    を受ける受台を装備し、電極を受台で受けた状態で、把
    持器を緩めて上昇させ、再び把持器を締め付けるように
    して成ることを特徴とするアーク炉における電極長さの
    調整装置。
  2. 【請求項2】 電極を受ける受台を旋回又は進退可能に
    装備した請求項1記載のアーク炉における電極長さの調
    整装置。
  3. 【請求項3】 電極間へ通電することにより発生するア
    ークを利用して金属材料を溶解又は精錬するアーク炉に
    おいて、電極昇降装置の把持器で把持した電極の把持器
    よりも下方における長さを調整する装置であって、電極
    昇降装置に電極重量を検出するセンサを取付け、また電
    極を受ける受台を旋回又は進退可能に装備し、センサに
    よる検出値に基づいて、電極を受台で受けた状態で、把
    持器を緩めて上昇させ、再び把持器を締め付けるように
    して成ることを特徴とするアーク炉における電極長さの
    調整装置。
  4. 【請求項4】 センサを演算装置に接続し、演算装置か
    ら発せられる信号により受台の旋回又は進退手段と、電
    極昇降装置の把持器の開閉手段と、電極昇降装置の昇降
    手段とを経時的に作動させる請求項3記載のアーク炉に
    おける電極長さの調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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