JPH0922791A - 静電気除去装置 - Google Patents
静電気除去装置Info
- Publication number
- JPH0922791A JPH0922791A JP19254795A JP19254795A JPH0922791A JP H0922791 A JPH0922791 A JP H0922791A JP 19254795 A JP19254795 A JP 19254795A JP 19254795 A JP19254795 A JP 19254795A JP H0922791 A JPH0922791 A JP H0922791A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sirocco fan
- high voltage
- fixed electrode
- static eliminator
- ionized air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Elimination Of Static Electricity (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置本体をコンパクト化しつつ、効率良くイ
オン化空気を生成し放出することができる静電気除去装
置を提供する。 【構成】 一方の電極をシロッコファン７の回転羽根１
０とし、他方の固定電極１３を、上記シロッコファン７
の送風方向に臨ませてその回転外周域に近接配置すると
共に、上記両電極１０、１３間における高電圧の印加で
生成したイオン化空気Ａを、回転する上記シロッコファ
ン７を介して帯電する物体に吹き付けるように構成し
た。
オン化空気を生成し放出することができる静電気除去装
置を提供する。 【構成】 一方の電極をシロッコファン７の回転羽根１
０とし、他方の固定電極１３を、上記シロッコファン７
の送風方向に臨ませてその回転外周域に近接配置すると
共に、上記両電極１０、１３間における高電圧の印加で
生成したイオン化空気Ａを、回転する上記シロッコファ
ン７を介して帯電する物体に吹き付けるように構成し
た。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、静電気除去装置に係
り、特に装置本体をコンパクト化しつつ、効率良くイオ
ン化空気を生成し放出することができる静電気除去装置
に関するものである。
り、特に装置本体をコンパクト化しつつ、効率良くイオ
ン化空気を生成し放出することができる静電気除去装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、電子機器あるいは高分子工業の分
野においては、生産システム、搬送システム等の自動
化、高速化に伴い、その工程において発生する静電気の
除去対策が重要な課題となっており、従来の静電気除去
装置としては、高電圧印加による電極間の放電作用を利
用してイオン化空気を生成し、かつ生成したイオン化空
気を帯電する物体に吹き付けて、当該物体の帯電を電気
的に中和するようにしたものが当業者間では既に知られ
ている。
野においては、生産システム、搬送システム等の自動
化、高速化に伴い、その工程において発生する静電気の
除去対策が重要な課題となっており、従来の静電気除去
装置としては、高電圧印加による電極間の放電作用を利
用してイオン化空気を生成し、かつ生成したイオン化空
気を帯電する物体に吹き付けて、当該物体の帯電を電気
的に中和するようにしたものが当業者間では既に知られ
ている。
【０００３】しかしながら、上記構成の静電気除去装置
では、図３（ｂ）に示すように、パンチングメタル等で
形成した一方の固定電極ａと、該固定電極ａの近傍に配
設した他方の固定電極ｂとの間に高電圧を印加し、別に
設けた送風機構ｃからの送風で上記両電極ａ、ｂ間で生
成されたイオン化空気Ａを帯電した物体に吹き付ける構
成となっているため、送風機構ｃの前面に位置した固定
電極ａ、ｂにより送風機構ｃの送風作用が遮られてしま
い、イオン化空気Ａを効率良く帯電物体に吹き付けるこ
とができない、という欠点を有するものであった。
では、図３（ｂ）に示すように、パンチングメタル等で
形成した一方の固定電極ａと、該固定電極ａの近傍に配
設した他方の固定電極ｂとの間に高電圧を印加し、別に
設けた送風機構ｃからの送風で上記両電極ａ、ｂ間で生
成されたイオン化空気Ａを帯電した物体に吹き付ける構
成となっているため、送風機構ｃの前面に位置した固定
電極ａ、ｂにより送風機構ｃの送風作用が遮られてしま
い、イオン化空気Ａを効率良く帯電物体に吹き付けるこ
とができない、という欠点を有するものであった。
【０００４】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如
き実状に鑑み静電気除去装置における帯電除去能力の向
上を目指すその研究、開発の過程で創案されたものであ
って、その目的とするところは、装置本体をコンパクト
化しつつ、生成したイオン化空気を効率良く放出するこ
とができる静電気除去装置を提供しようとするものであ
る。
き実状に鑑み静電気除去装置における帯電除去能力の向
上を目指すその研究、開発の過程で創案されたものであ
って、その目的とするところは、装置本体をコンパクト
化しつつ、生成したイオン化空気を効率良く放出するこ
とができる静電気除去装置を提供しようとするものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】課題を解決するため、本
発明が採用した技術手段は、一対の電極のうち一方の電
極をシロッコファンの回転羽根とし、他方の固定電極
を、上記シロッコファンの送風方向に臨ませてその回転
外周域に近接配置すると共に、上記両電極間における高
電圧の印加で生成したイオン化空気を、回転する上記シ
ロッコファンを介して帯電する物体に吹き付けるように
構成したことを特徴とするものである。
発明が採用した技術手段は、一対の電極のうち一方の電
極をシロッコファンの回転羽根とし、他方の固定電極
を、上記シロッコファンの送風方向に臨ませてその回転
外周域に近接配置すると共に、上記両電極間における高
電圧の印加で生成したイオン化空気を、回転する上記シ
ロッコファンを介して帯電する物体に吹き付けるように
構成したことを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】したがって、本発明によれば、一方の電極をな
すシロッコファンの回転羽根と他方の固定電極との間で
効率良くイオン化空気を生成することができると共に、
装置自体をコンパクトに構成することができ、広範囲の
用途に容易に適用することができる。
すシロッコファンの回転羽根と他方の固定電極との間で
効率良くイオン化空気を生成することができると共に、
装置自体をコンパクトに構成することができ、広範囲の
用途に容易に適用することができる。
【０００７】
【実施例】本発明の構成を、図面に示した一実施例つい
て詳細に説明する。図１および図２において、１は静電
気除去装置であり、該静電気除去装置１は、入力回路
２、高電圧発生回路３およびモータ制御回路４からなる
制御部５と、モータ６およびシロッコファン７からなる
駆動部８とから構成されており、上記モータ６の回転駆
動に連繋してシロッコファン７の回転送風作用によりイ
オン化空気Ａを送出するようになっている。
て詳細に説明する。図１および図２において、１は静電
気除去装置であり、該静電気除去装置１は、入力回路
２、高電圧発生回路３およびモータ制御回路４からなる
制御部５と、モータ６およびシロッコファン７からなる
駆動部８とから構成されており、上記モータ６の回転駆
動に連繋してシロッコファン７の回転送風作用によりイ
オン化空気Ａを送出するようになっている。
【０００８】上記シロッコファン７は、左右の金属円板
９ａ、９ｂの対向間に長尺状に形成した金属製の回転羽
根１０、１０…を配した構成となっており、上記右プレ
ート円板９ｂは絶縁プラスティックで成型された回転ホ
ルダ１１を介してモータ６の回転駆動軸６ａに回転自在
に装着されていると共に、左プレート円板９ａの回転支
軸１２は当該プレート円板９ａに同軸状に溶着され、さ
らに該回転支軸１２は高電圧発生回路３の一方の出力線
３ａに接続されている。
９ａ、９ｂの対向間に長尺状に形成した金属製の回転羽
根１０、１０…を配した構成となっており、上記右プレ
ート円板９ｂは絶縁プラスティックで成型された回転ホ
ルダ１１を介してモータ６の回転駆動軸６ａに回転自在
に装着されていると共に、左プレート円板９ａの回転支
軸１２は当該プレート円板９ａに同軸状に溶着され、さ
らに該回転支軸１２は高電圧発生回路３の一方の出力線
３ａに接続されている。
【０００９】また、上記シロッコファン７の送風方向に
臨む近傍位置には、高電圧発生回路３の他方の出力線３
ｂに接続された長尺板状の固定電極１３が水平に配設さ
れており、上記シロッコファン７の回転羽根１０、１０
…と固定電極１３との間で高電圧印加による放電作用を
誘起し、イオン化空気Ａを生成するようになっている。
臨む近傍位置には、高電圧発生回路３の他方の出力線３
ｂに接続された長尺板状の固定電極１３が水平に配設さ
れており、上記シロッコファン７の回転羽根１０、１０
…と固定電極１３との間で高電圧印加による放電作用を
誘起し、イオン化空気Ａを生成するようになっている。
【００１０】叙上の如き構成において、図示しない起動
スイッチをオンすると、入力回路２を介して高電圧発生
回路３とモータ制御回路４にそれぞれ電力が供給され、
モータ６の回転駆動でシロッコファン７が回転を開始す
ると共に、高電圧発生回路３の出力線３ａ、３ｂからシ
ロッコファン７の回転支軸１２および固定電極１３に高
電圧がそれぞれ印加される。
スイッチをオンすると、入力回路２を介して高電圧発生
回路３とモータ制御回路４にそれぞれ電力が供給され、
モータ６の回転駆動でシロッコファン７が回転を開始す
ると共に、高電圧発生回路３の出力線３ａ、３ｂからシ
ロッコファン７の回転支軸１２および固定電極１３に高
電圧がそれぞれ印加される。
【００１１】この時、上記出力線３ａは、回転支軸１
２、金属円板９ａを介して回転羽根１０、１０…に導通
しているため、上記回転羽根１０、１０…が固定電極１
３に対する他方の回転電極として機能し、固定電極１３
との間で放電作用が誘起され、上記放電作用で生成され
たイオン化空気Ａは、当該回転するシロッコファン７に
よりその送風方向に放出されることになる。
２、金属円板９ａを介して回転羽根１０、１０…に導通
しているため、上記回転羽根１０、１０…が固定電極１
３に対する他方の回転電極として機能し、固定電極１３
との間で放電作用が誘起され、上記放電作用で生成され
たイオン化空気Ａは、当該回転するシロッコファン７に
よりその送風方向に放出されることになる。
【００１２】したがって、回転するシロッコファン７
が、そのまま回転電極として機能するので、静電気除去
装置１の構成をコンパクトにすることができると共に、
従来のようにイオン化空気Ａの送風を遮ることがなく、
図示しない帯電状態にある物体に、イオン化空気Ａを効
率良く吹き付けることができ、速やかに当該物体の帯電
を取り除くことができる。
が、そのまま回転電極として機能するので、静電気除去
装置１の構成をコンパクトにすることができると共に、
従来のようにイオン化空気Ａの送風を遮ることがなく、
図示しない帯電状態にある物体に、イオン化空気Ａを効
率良く吹き付けることができ、速やかに当該物体の帯電
を取り除くことができる。
【００１３】
【発明の効果】これを要するに、本発明は、一対の電極
のうち一方の電極をシロッコファンの回転羽根とし、他
方の固定電極を、上記シロッコファンの送風方向に臨ま
せてその回転外周域に近接配置すると共に、上記両電極
間における高電圧の印加で生成したイオン化空気を、回
転する上記シロッコファンを介して帯電する物体に吹き
付けるように構成したから、複雑な構成を要することな
く、コンパクトな装置を構成し得て、一方の電極をなす
シロッコファンの回転羽根と他方の固定電極との間で効
率良くイオン化空気を生成することができると共に、従
来のようにイオン化空気の送風を遮ることがないので、
帯電状態にある物体に、イオン化空気を速やかに吹き付
けることができ、広範囲の用途に容易に適用することが
できる、等という極めて有用な新規的効果を奏するもの
である。
のうち一方の電極をシロッコファンの回転羽根とし、他
方の固定電極を、上記シロッコファンの送風方向に臨ま
せてその回転外周域に近接配置すると共に、上記両電極
間における高電圧の印加で生成したイオン化空気を、回
転する上記シロッコファンを介して帯電する物体に吹き
付けるように構成したから、複雑な構成を要することな
く、コンパクトな装置を構成し得て、一方の電極をなす
シロッコファンの回転羽根と他方の固定電極との間で効
率良くイオン化空気を生成することができると共に、従
来のようにイオン化空気の送風を遮ることがないので、
帯電状態にある物体に、イオン化空気を速やかに吹き付
けることができ、広範囲の用途に容易に適用することが
できる、等という極めて有用な新規的効果を奏するもの
である。
【図１】一部をブロック図で示す静電気除去装置の全体
図である。
図である。
【図２】（ａ）は要部の平面図である。（ｂ）はシロッ
コファンの左側面図である。（ｃ）はシロッコファンの
右側面図である。
コファンの左側面図である。（ｃ）はシロッコファンの
右側面図である。
【図３】（ａ）は本発明の放電作用を示す作用説明図で
ある。（ｂ）は従来の放電作用を示す作用説明図であ
る。
ある。（ｂ）は従来の放電作用を示す作用説明図であ
る。
１ 静電気除去装置 ７ シロッコファン １０ 回転羽根 １３ 固定電極 Ａ イオン化空気
Claims (1)
- 【請求項１】 一対の電極のうち一方の電極をシロッコ
ファンの回転羽根とし、他方の固定電極を、上記シロッ
コファンの送風方向に臨ませてその回転外周域に近接配
置すると共に、上記両電極間における高電圧の印加で生
成したイオン化空気を、回転する上記シロッコファンを
介して帯電する物体に吹き付けるように構成したことを
特徴とする静電気除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19254795A JPH0922791A (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 静電気除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19254795A JPH0922791A (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 静電気除去装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0922791A true JPH0922791A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=16293101
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19254795A Pending JPH0922791A (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 静電気除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0922791A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2023115897A1 (zh) * | 2021-12-21 | 2023-06-29 | 青岛海信日立空调系统有限公司 | 空气调节装置及其负离子动态产生方法 |
-
1995
- 1995-07-05 JP JP19254795A patent/JPH0922791A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2023115897A1 (zh) * | 2021-12-21 | 2023-06-29 | 青岛海信日立空调系统有限公司 | 空气调节装置及其负离子动态产生方法 |
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