JPH09227548A - 新規なγ−ヒドロキシカルボン酸誘導体 - Google Patents
新規なγ−ヒドロキシカルボン酸誘導体Info
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- JPH09227548A JPH09227548A JP8041350A JP4135096A JPH09227548A JP H09227548 A JPH09227548 A JP H09227548A JP 8041350 A JP8041350 A JP 8041350A JP 4135096 A JP4135096 A JP 4135096A JP H09227548 A JPH09227548 A JP H09227548A
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- compound
- formula
- amino
- general formula
- hydroxychroman
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Abstract
(57)【要約】
【課題】 医薬中間体として有用かつ新規なγ−ヒ
ドロキシカルボン酸誘導体を提供する。 【解決手段】一般式(1) (式中、R1は、アミノ基、p−シアノベンゾイルアミ
ノ基を、R2は水素原子を、炭素数1〜4の低級アルキ
ル基を示す)で表されるγ−ヒドロキシカルボン酸誘導
体。 【効果】 本発明により、医薬中間体として有用か
つ新規なγ−ヒドロキシカルボン酸誘導体を提供でき
る。
ドロキシカルボン酸誘導体を提供する。 【解決手段】一般式(1) (式中、R1は、アミノ基、p−シアノベンゾイルアミ
ノ基を、R2は水素原子を、炭素数1〜4の低級アルキ
ル基を示す)で表されるγ−ヒドロキシカルボン酸誘導
体。 【効果】 本発明により、医薬中間体として有用か
つ新規なγ−ヒドロキシカルボン酸誘導体を提供でき
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品中間体とし
て新規な一般式(1)[化4]
て新規な一般式(1)[化4]
【0002】
【化4】 (式中、R1はアミノ基、p−シアノベンゾイルアミノ
基を、R2は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル基
を示す)で表されるγ−ヒドロキシカルボン酸誘導体お
よび一般式(1)において、R1がアミノ基の化合物を
製造する方法に関する。
基を、R2は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル基
を示す)で表されるγ−ヒドロキシカルボン酸誘導体お
よび一般式(1)において、R1がアミノ基の化合物を
製造する方法に関する。
【0003】
【従来の技術】一般式(1)で表されるγ−ヒドロキシ
カルボン酸誘導体は、医薬品の合成中間体として有用で
あるが全く知られておらず、さらに一般式(1)におい
てR1がアミノ基である化合物を、一般式(2)で表さ
れる化合物に触媒の存在下、水素添加反応を行い1段階
で製造する方法は報告がなかった。
カルボン酸誘導体は、医薬品の合成中間体として有用で
あるが全く知られておらず、さらに一般式(1)におい
てR1がアミノ基である化合物を、一般式(2)で表さ
れる化合物に触媒の存在下、水素添加反応を行い1段階
で製造する方法は報告がなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】医薬品の中間体として
有用な一般式(1)で表される新規なγ−ヒドロキシカ
ルボン酸誘導体を提供すること、および一般式(1)に
おいてR1がアミノ基である化合物を製造する方法を提
供することを目的とする。
有用な一般式(1)で表される新規なγ−ヒドロキシカ
ルボン酸誘導体を提供すること、および一般式(1)に
おいてR1がアミノ基である化合物を製造する方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、医薬品の
合成中間体として有用なγ−ヒドロキシカルボン酸誘導
体について鋭意検討を重ねた結果、新規なγ−ヒドロキ
シカルボン酸誘導体を見いだし、本発明を完成した。す
なわち本発明は、[1]一般式(1)[化5]
合成中間体として有用なγ−ヒドロキシカルボン酸誘導
体について鋭意検討を重ねた結果、新規なγ−ヒドロキ
シカルボン酸誘導体を見いだし、本発明を完成した。す
なわち本発明は、[1]一般式(1)[化5]
【0006】
【化5】 (式中、R1はアミノ基、p−シアノベンゾイルアミノ
基を、R2は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル基
を示す)で表されるγ−ヒドロキシカルボン酸誘導体で
あり、また、[2]一般式(2)[化6]
基を、R2は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル基
を示す)で表されるγ−ヒドロキシカルボン酸誘導体で
あり、また、[2]一般式(2)[化6]
【0007】
【化6】 (式中、R2は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
基を示す)で表される化合物を水素化触媒の存在下、水
素添加反応を行い1段階で一般式(3)[化7]
基を示す)で表される化合物を水素化触媒の存在下、水
素添加反応を行い1段階で一般式(3)[化7]
【0008】
【化7】 (式中、R2は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
基を示す)で表される化合物を製造する方法であり、ま
た、[3]6−アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3−
酢酸 メチルであり、また、[4]6−(4−シアノベ
ンゾイル)アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3−酢酸
メチルである。
基を示す)で表される化合物を製造する方法であり、ま
た、[3]6−アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3−
酢酸 メチルであり、また、[4]6−(4−シアノベ
ンゾイル)アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3−酢酸
メチルである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において炭素数1〜4の低級アルキル基とは、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、
n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基
をいう。
本発明において炭素数1〜4の低級アルキル基とは、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、
n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基
をいう。
【0010】以下に一般式(1)に含まれる化合物を具
体的に例示するが、これに限定されるものでないことは
いうまでもない。 (1)6−アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3−酢
酸、(2)6−アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3−
酢酸 メチル、(3)6−アミノ−4−ヒドロキシクロ
マン−3−酢酸 エチル、(4)6−アミノ−4−ヒド
ロキシクロマン−3−酢酸 n−プロピル、(5)6−
アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3−酢酸 n−ブチ
ル、(6)6−アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3−
酢酸 tert−ブチル、(7)6−(4−シアノベン
ゾイル)アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3−酢酸、
(8)6−(4−シアノベンゾイル)アミノ−4−ヒド
ロキシクロマン−3−酢酸メチル、
体的に例示するが、これに限定されるものでないことは
いうまでもない。 (1)6−アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3−酢
酸、(2)6−アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3−
酢酸 メチル、(3)6−アミノ−4−ヒドロキシクロ
マン−3−酢酸 エチル、(4)6−アミノ−4−ヒド
ロキシクロマン−3−酢酸 n−プロピル、(5)6−
アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3−酢酸 n−ブチ
ル、(6)6−アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3−
酢酸 tert−ブチル、(7)6−(4−シアノベン
ゾイル)アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3−酢酸、
(8)6−(4−シアノベンゾイル)アミノ−4−ヒド
ロキシクロマン−3−酢酸メチル、
【0011】(9)6−(4−シアノベンゾイル)アミ
ノ−4−ヒドロキシクロマン−3−酢酸エチル、(1
0)6−(4−シアノベンゾイル)アミノ−4−ヒドロ
キシクロマン−3−酢酸 n−プロピル、(11)6−
(4−シアノベンゾイル)アミノ−4−ヒドロキシクロ
マン−3−酢酸 イソプロピル、(12)6−(4−シ
アノベンゾイル)アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3
−酢酸 sec−ブチル、(13)6−(4−シアノベ
ンゾイル)アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3−酢酸
tert−ブチル、(14)6−(4−シアノベンゾ
イル)アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3−酢酸 n
−ブチル、などが挙げられ、不斉炭素に関してR配置、
S配置いずれも本発明に包含される。
ノ−4−ヒドロキシクロマン−3−酢酸エチル、(1
0)6−(4−シアノベンゾイル)アミノ−4−ヒドロ
キシクロマン−3−酢酸 n−プロピル、(11)6−
(4−シアノベンゾイル)アミノ−4−ヒドロキシクロ
マン−3−酢酸 イソプロピル、(12)6−(4−シ
アノベンゾイル)アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3
−酢酸 sec−ブチル、(13)6−(4−シアノベ
ンゾイル)アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3−酢酸
tert−ブチル、(14)6−(4−シアノベンゾ
イル)アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3−酢酸 n
−ブチル、などが挙げられ、不斉炭素に関してR配置、
S配置いずれも本発明に包含される。
【0012】さらに、これらの塩も本発明の具体的化合
物として例示できる。一般式(1)で表される化合物の
うちR1がアミノ基の場合、例えば塩酸塩、臭化水素酸
塩、硫酸塩、硝酸塩、燐酸塩などの無機酸塩、例えば酢
酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、フマール酸塩、マレイン
酸塩、トルエンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩など
の有機酸塩、さらにR2が水素原子の場合、ナトリウム
塩、カリウム塩、カルシウム塩、アルミニウム塩などの
金属塩、またはアンモニアのような1級アミン、ジメチ
ルアミンのような2級アミン、トリエチルアミンのよう
な3級アミンなどの有機塩基との塩などがあげられる。
物として例示できる。一般式(1)で表される化合物の
うちR1がアミノ基の場合、例えば塩酸塩、臭化水素酸
塩、硫酸塩、硝酸塩、燐酸塩などの無機酸塩、例えば酢
酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、フマール酸塩、マレイン
酸塩、トルエンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩など
の有機酸塩、さらにR2が水素原子の場合、ナトリウム
塩、カリウム塩、カルシウム塩、アルミニウム塩などの
金属塩、またはアンモニアのような1級アミン、ジメチ
ルアミンのような2級アミン、トリエチルアミンのよう
な3級アミンなどの有機塩基との塩などがあげられる。
【0013】次に本発明のγ−ヒドロキシカルボン酸誘
導体の製造方法について述べる。一般式(1)で表され
る化合物は、例えば下記のような方法で製造することが
できる。一般式(1)で表される化合物のうちR1がア
ミノ基の場合、一般式(2)[化8]
導体の製造方法について述べる。一般式(1)で表され
る化合物は、例えば下記のような方法で製造することが
できる。一般式(1)で表される化合物のうちR1がア
ミノ基の場合、一般式(2)[化8]
【0014】
【化8】 (式中、R2は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
基を示す)で表される化合物を触媒存在下、水素添加反
応を行うことにより、一般式(3)[化9]
基を示す)で表される化合物を触媒存在下、水素添加反
応を行うことにより、一般式(3)[化9]
【0015】
【化9】 (式中、R2は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
基を示す)で表される化合物に変換できる。一般式
(2)で表される化合物の水素添加反応は、パラジウム
/アルミナ、パラジウム/炭素、白金/炭素、白金/ア
ルミナ、酸化白金、ルテニウム/炭素、ルテニウム/ア
ルミナ、酸化ルテニウムなどの触媒、好ましくはパラジ
ウム/炭素を、一般式(2)で表される化合物に対して
金属重量1/10〜1/10,000倍を使用し、水素
圧1〜150kg/cm2、反応温度は通常0〜100
℃で、1〜24時間撹拌しながら行うことができる。溶
媒としてメタノール、エタノールなどのアルコール類、
ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル類、酢
酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類が単独または混
合して用いられる。
基を示す)で表される化合物に変換できる。一般式
(2)で表される化合物の水素添加反応は、パラジウム
/アルミナ、パラジウム/炭素、白金/炭素、白金/ア
ルミナ、酸化白金、ルテニウム/炭素、ルテニウム/ア
ルミナ、酸化ルテニウムなどの触媒、好ましくはパラジ
ウム/炭素を、一般式(2)で表される化合物に対して
金属重量1/10〜1/10,000倍を使用し、水素
圧1〜150kg/cm2、反応温度は通常0〜100
℃で、1〜24時間撹拌しながら行うことができる。溶
媒としてメタノール、エタノールなどのアルコール類、
ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル類、酢
酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類が単独または混
合して用いられる。
【0016】一般式(1)で表される化合物のうち、R
1がp−シアノベンゾイルアミノ基の場合、それ自体既
知の方法によって一般式(3)で表される化合物に等量
〜1.5倍のp−シアノ安息香酸クロライドを、塩基の
存在下反応させることにより得ることができる。塩基と
しては、トリエチルアミン、モルホリン、N−メチルモ
ルホリン、ピリジンなどが挙げられ、溶媒としては酢酸
エチル、クロロホルム、塩化メチレン、テトラヒドロフ
ラン、N,N−ジメチルホルムアミド、ピリジン等が単
独または混合して用いられる。反応温度は通常、−20
〜+50℃であり、好ましくは0℃〜室温である。
1がp−シアノベンゾイルアミノ基の場合、それ自体既
知の方法によって一般式(3)で表される化合物に等量
〜1.5倍のp−シアノ安息香酸クロライドを、塩基の
存在下反応させることにより得ることができる。塩基と
しては、トリエチルアミン、モルホリン、N−メチルモ
ルホリン、ピリジンなどが挙げられ、溶媒としては酢酸
エチル、クロロホルム、塩化メチレン、テトラヒドロフ
ラン、N,N−ジメチルホルムアミド、ピリジン等が単
独または混合して用いられる。反応温度は通常、−20
〜+50℃であり、好ましくは0℃〜室温である。
【0017】本発明の一般式(1)で表される化合物中
でR1が炭素数1〜4のアルキル基は、それ自体既知の
方法によって、水性またはアルコール性水酸化ナトリウ
ムのような塩基で処理してエステル基を加水分解するこ
とにより、また塩酸または酢酸のような酸で処理してカ
ルボン酸誘導体を得ることができる。
でR1が炭素数1〜4のアルキル基は、それ自体既知の
方法によって、水性またはアルコール性水酸化ナトリウ
ムのような塩基で処理してエステル基を加水分解するこ
とにより、また塩酸または酢酸のような酸で処理してカ
ルボン酸誘導体を得ることができる。
【0018】本発明の一般式(1)で表される化合物の
塩は、通常の方法により酸、塩基を加えて製造すること
ができる。かくして得られる本発明の一般式(1)で表
される化合物は、通常の分離精製手段、例えば抽出、濃
縮、中和、濾過、再結晶、カラムクロマトグラフィーな
どの手段を用いることによって単離精製することができ
る。
塩は、通常の方法により酸、塩基を加えて製造すること
ができる。かくして得られる本発明の一般式(1)で表
される化合物は、通常の分離精製手段、例えば抽出、濃
縮、中和、濾過、再結晶、カラムクロマトグラフィーな
どの手段を用いることによって単離精製することができ
る。
【0019】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。 実施例1 6−アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3−酢酸 メチ
ルの合成 (1−1)発煙硝酸(54ml)を−40℃に冷却し、反応
温度を−35〜−45℃に保ち、攪拌しながら4−クロ
マノン(18.1g)とジオキサン(9ml)の混合溶液を滴下
した。さらにそのままの温度で約1時間攪拌した後、反
応液を氷水に注いだ。析出した固体を濾取し、洗浄液が
中性になるまで固体を純水で繰り返し洗浄した。残った
固体を減圧下乾燥し、6−ニトロクロマノン(22.3g)
を得た。
るが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。 実施例1 6−アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3−酢酸 メチ
ルの合成 (1−1)発煙硝酸(54ml)を−40℃に冷却し、反応
温度を−35〜−45℃に保ち、攪拌しながら4−クロ
マノン(18.1g)とジオキサン(9ml)の混合溶液を滴下
した。さらにそのままの温度で約1時間攪拌した後、反
応液を氷水に注いだ。析出した固体を濾取し、洗浄液が
中性になるまで固体を純水で繰り返し洗浄した。残った
固体を減圧下乾燥し、6−ニトロクロマノン(22.3g)
を得た。
【0020】(1−2)工程(1−1)で得た化合物
(22g)、40%グリオキシル酸水溶液(44ml)、ジオ
キサン(44ml)、濃硫酸(6.6ml)を混合し、100〜
105℃で16時間加熱還流した。加熱を停止し、純水
(20ml)を加え約10分間攪拌した後、室温で一晩放置
した。3時間氷冷後、析出した固体を濾取し純水(65m
l)にあけ、約30分間攪拌した。固体を濾取しメタノ
ールで洗浄し6−ニトロ−4−クロマニリデン−3−酢
酸(15.0g)を得た。
(22g)、40%グリオキシル酸水溶液(44ml)、ジオ
キサン(44ml)、濃硫酸(6.6ml)を混合し、100〜
105℃で16時間加熱還流した。加熱を停止し、純水
(20ml)を加え約10分間攪拌した後、室温で一晩放置
した。3時間氷冷後、析出した固体を濾取し純水(65m
l)にあけ、約30分間攪拌した。固体を濾取しメタノ
ールで洗浄し6−ニトロ−4−クロマニリデン−3−酢
酸(15.0g)を得た。
【0021】(1−3)工程(1−2)で得た化合物
(14.8g)をメタノール(500ml)に懸濁し、濃硫酸(1.
0ml)を加え6時間加熱還流した。析出した固体を濾取
し、メタノールで洗浄し6−ニトロ−4−クロマニリデ
ン−3−酢酸 メチル(13.6g)を得た。
(14.8g)をメタノール(500ml)に懸濁し、濃硫酸(1.
0ml)を加え6時間加熱還流した。析出した固体を濾取
し、メタノールで洗浄し6−ニトロ−4−クロマニリデ
ン−3−酢酸 メチル(13.6g)を得た。
【0022】(1−4)工程(1−3)で得た化合物
(13.6g)をメタノール(140ml)に溶解し、5%パラジ
ウム/炭素(2.7g)を加え、水素圧10kg/cm2、50℃に
て2時間攪拌した。パラジウム/炭素を濾去した後、溶
媒を減圧下濃縮すると題記化合物(12.8g)を得た。 mp:107〜108℃1 H-NMR(CDCl3):6.67-6.55(s, 3H)、4.37(d, 1H, J=4.4H
z)、4.23(dd, 1H, J=2.2,11.0Hz)、3.96(dd, 1H J=5.1,
11.0Hz)、3.69(s, 3H)、2.41-2.34(m,3H)
(13.6g)をメタノール(140ml)に溶解し、5%パラジ
ウム/炭素(2.7g)を加え、水素圧10kg/cm2、50℃に
て2時間攪拌した。パラジウム/炭素を濾去した後、溶
媒を減圧下濃縮すると題記化合物(12.8g)を得た。 mp:107〜108℃1 H-NMR(CDCl3):6.67-6.55(s, 3H)、4.37(d, 1H, J=4.4H
z)、4.23(dd, 1H, J=2.2,11.0Hz)、3.96(dd, 1H J=5.1,
11.0Hz)、3.69(s, 3H)、2.41-2.34(m,3H)
【0023】実施例2 6−[(4−シアノベンゾイル)アミノ]−4−ヒドロ
キシクロマン−3−酢酸メチルの合成 実施例1の工程(1−5)で得た化合物(475mg)とピ
リジン(0.25ml)を酢酸エチル(30ml)に溶解した。こ
こにp−シアノ安息香酸クロライド(365mg)を加えて
室温で2.5時間攪拌した。反応終了後、不溶物を濾去
し、濾液を濃縮した。濃縮残渣と先に濾取した固体を合
わせ、水でよく洗浄し、つづいてエチルエーテルで洗
浄、減圧下乾燥することにより題記化合物(590mg)を
得た。 mp:205〜207℃1 H-NMR(DMSO-d6):10.35(s, 1H)、8.10(d, 2H, J=8.8H
z)、8.01(d, 2H, J=8.8Hz)、7.77(d, 1H J=2.9Hz)、7.5
3(dd, 1H, J=2.9,8.8Hz)、6.77(d, 1H, J=8.8Hz)、5.64
(brs,1H)、4.32(d, 1H, J=5.1Hz)、4.22(dd, 1H, J=2.
9,11.0Hz)、3.96(dd,1H, J=5.9,11.0Hz)、3.63(s, 3
H)、2.47-2.21(m, 3H)
キシクロマン−3−酢酸メチルの合成 実施例1の工程(1−5)で得た化合物(475mg)とピ
リジン(0.25ml)を酢酸エチル(30ml)に溶解した。こ
こにp−シアノ安息香酸クロライド(365mg)を加えて
室温で2.5時間攪拌した。反応終了後、不溶物を濾去
し、濾液を濃縮した。濃縮残渣と先に濾取した固体を合
わせ、水でよく洗浄し、つづいてエチルエーテルで洗
浄、減圧下乾燥することにより題記化合物(590mg)を
得た。 mp:205〜207℃1 H-NMR(DMSO-d6):10.35(s, 1H)、8.10(d, 2H, J=8.8H
z)、8.01(d, 2H, J=8.8Hz)、7.77(d, 1H J=2.9Hz)、7.5
3(dd, 1H, J=2.9,8.8Hz)、6.77(d, 1H, J=8.8Hz)、5.64
(brs,1H)、4.32(d, 1H, J=5.1Hz)、4.22(dd, 1H, J=2.
9,11.0Hz)、3.96(dd,1H, J=5.9,11.0Hz)、3.63(s, 3
H)、2.47-2.21(m, 3H)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 粟野 博一 千葉県茂原市東郷1144番地 三井東圧化学 株式会社内 (72)発明者 大塚 健悟 千葉県茂原市東郷1144番地 三井東圧化学 株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】一般式(1)[化1] 【化1】 (式中、R1はアミノ基、p−シアノベンゾイルアミノ
基を、R2は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル基
を示す)で表されるγ−ヒドロキシカルボン酸誘導体。 - 【請求項2】一般式(2)[化2] 【化2】 (式中、R2は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
基を示す)で表される化合物を水素化触媒の存在下、水
素添加反応を行い1段階で一般式(3)[化3] 【化3】 (式中、R2は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
基を示す)で表される化合物を製造する方法。 - 【請求項3】6−アミノ−4−ヒドロキシクロマン−3
−酢酸 メチル。 - 【請求項4】6−(4−シアノベンゾイル)アミノ−4
−ヒドロキシクロマン−3−酢酸 メチル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8041350A JPH09227548A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 新規なγ−ヒドロキシカルボン酸誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8041350A JPH09227548A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 新規なγ−ヒドロキシカルボン酸誘導体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09227548A true JPH09227548A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12606071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8041350A Withdrawn JPH09227548A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 新規なγ−ヒドロキシカルボン酸誘導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09227548A (ja) |
-
1996
- 1996-02-28 JP JP8041350A patent/JPH09227548A/ja not_active Withdrawn
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