JPH09226687A - 係留機雷の掃海装置 - Google Patents

係留機雷の掃海装置

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JPH09226687A
JPH09226687A JP8303118A JP30311896A JPH09226687A JP H09226687 A JPH09226687 A JP H09226687A JP 8303118 A JP8303118 A JP 8303118A JP 30311896 A JP30311896 A JP 30311896A JP H09226687 A JPH09226687 A JP H09226687A
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Werner Hasse
ハッセ ベルナー
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    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63GOFFENSIVE OR DEFENSIVE ARRANGEMENTS ON VESSELS; MINE-LAYING; MINE-SWEEPING; SUBMARINES; AIRCRAFT CARRIERS
    • B63G7/00Mine-sweeping; Vessels characterised thereby
    • B63G7/02Mine-sweeping means, Means for destroying mines
    • B63G7/04Mine-sweeping means, Means for destroying mines by means of cables

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  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 迅速かつ安全に係留機雷を除去または破壊可
能な掃海装置を提供すること。 【解決手段】 機雷掃海装置1が、個々の係留機雷8の
ための係留索9を切断するために掃海索2に配設された
少なくとも1つのケーブルカッタ4と、掃海索において
牽引方向に関してケーブルカッタの各々の前方に取り付
けられた機雷破壊装置3を具備する。機雷破壊装置3の
クランプ装置12が係留索9をクランプした後に、当該
クランプ装置12の後方のケーブルカッタ4が、係留索
に係止されたクランプ装置の下側の位置で該係留索を切
断する。活性体15が浮力体14と共に浮上して機雷8
を破壊する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、係留された機雷
(以下、単に係留機雷と記載する)を掃海する装置に関
し、特に、牽引される掃海索に配設され、個々の機雷の
係留索または係留ケーブルを切断する少なくとも1つの
ケーブルカッタを備えた機雷掃海装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ケーブルカッタを用いた係留機雷の掃海
が、例えば、ドイツ国特許出願公開第DE−OS254
8595号公報などから公知となっている。掃海索、深
度測定器または測深機、オッターボード、ケーブルカッ
タを有する掃海装置が、掃海艇の後方に牽引される。ケ
ーブルカッタは、カッタマウスが鉛直方向に延びる係留
索(ケーブルまたは鎖から成る)を把持できるように水
中で水平に潜行する。ケーブルカッタが係留索を切断
し、係留されていた機雷を海面に浮上させ、これにより
海面において機雷を無力化させることが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうした構成には、予
め設定された領域を掃海するのに非常に時間を要すると
の欠点がある。また、荒れた海では海面を漂う機雷をし
ばしば見失う。本発明は、比較的迅速かつ安全に係留機
雷を除去または破壊可能な掃海装置を提供することを目
的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、個々の係留機
雷のための係留索を切断するために掃海索に配設された
少なくとも1つのケーブルカッタと、前記掃海索におい
て牽引方向に関して前記ケーブルカッタの各々の前方に
取り付けられた機雷破壊装置を具備する係留機雷の掃海
装置を要旨とする。前記機雷破壊装置は、機雷の係留索
をクランプすることにより該係留索に係止可能に設けら
れたクランプ装置と、解けない索を介して前記クランプ
装置に連結された浮力体と、前記浮力体に取り付けられ
機雷を破壊する活性体と、係留索が機雷破壊装置に係合
した後に、クランプ装置が該係留索をクランプすると共
にそれ自体が掃海索から外れ、前記浮力体が活性体と共
に解放されて、係留索に取り付けられた機雷の方へ上方
に移動できるように、前記クランプ装置、活性体、浮力
体を前記掃海索に解放可能に取り付ける手段とを含む機
雷破壊装置とを具備している。前記クランプ装置は、関
連する機雷破壊装置のクランプ装置が係留索をクランプ
した後に、当該クランプ装置の後方のケーブルカッタ
が、係留索に係止されたクランプ装置の下側の位置で該
係留索を切断するように機雷破壊装置に配設されてい
る。
【0005】本発明は本質的に、公知となっているケー
ブルカッタに加えて、機雷破壊装置を掃海索において牽
引方向に関して個々のケーブルカッタの前に配設する構
成に基づいている。前記機雷破壊装置は、係留索にクラ
ンプすることにより係止可能なクランプ装置と、解けな
いケーブルまたは索を介して該クランプ装置に連結され
た浮力体と、該浮力体に取り付けられ機雷を破壊するた
めの活性体とを有している。
【0006】係留索が機雷破壊装置と係合すると、クラ
ンプ装置が係留索に係止される共に掃海索から分離され
る。次いで、活性体がクランプ装置から分離されて浮力
体の助けにより機雷の方へ浮上する。同時に、係留索が
掃海索に沿って相対的に移動し、後方のケーブルカッタ
と係合し該ケーブルカッタによりクランプ装置の下側の
位置で切断される。これにより、次の機雷係留索が、邪
魔されずに、機雷破壊装置とケーブルカッタから成る次
の掃海装置と係合することが可能となる。係留機雷の掃
海装置。前記浮力体は、係合レバーを介して前記クラン
プ装置により作動するガス発生装置に接続されている。
前記ガス発生装置は、圧縮空気源、二酸化炭素発生装
置、火薬式圧縮ガス発生装置の何れか1つとすることが
できる。
【0007】前記浮力体が、膨張したときの該浮力体の
内圧と、浮力体の周囲の水圧との間の圧力差が、該浮力
体の個々の位置の深さに依存しないようにする圧力補償
弁を設けることが有利である。前記浮力体の内圧と浮力
体の周囲の水圧との差圧は約5.0×104 Paとする
ことが有利である。
【0008】膨張した浮力体の形状を係留索に沿って延
びる螺旋状として、浮力体と活性体が係留索の周囲で螺
旋状の経路に沿って機雷の方に浮上するようにしてもよ
い。このように構成することにより、機雷から活性体が
離反することが防止される。また、この構成により、例
えば引き裂き爪などの、機雷掃海作業から保護するため
に機雷係留索に配設されるであろう障害物を回避するこ
とが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、掃海装置1が
掃海索2を牽引している。掃海索2は、機雷破壊装置3
とケーブルカッタ4とを介して接続された複数の索部分
から成る。機雷破壊装置3の各々の後に1つのケーブル
カッタ4が配設されている。所望の掃海深さまたは掃海
幅は、マーカーブイ7はもとより測深機5、オッダボー
ド6により達成される。係留機雷8は係留索9を介して
係留シンカーまたは係留サポート10に取り付けられて
いる。
【0010】図2において、機雷破壊装置3が既に係留
索9と接触した状態で図示されている。この機雷破壊装
置は安定翼11を有しており、該安定翼にクランプ装置
12が取り付けられている。ケーシング13が、安定翼
11から分離可能に取り付けられている。ケーシング1
3内には、折り畳まれた浮力体14(図4参照)が収め
られている。浮力体14は、ガス発生装置(図示せず)
と、該浮力体に接続され機雷8を破壊するための活性体
(activator)15と、浮力体14をクランプ装置12に
連結するための解けない索16とを備えている。
【0011】係留索9がクランプ装置12と係合する
と、バネにより予荷重の負荷されたクランプ120が係
留索9を緊密にクランプ、把持する。クランプ装置1
2、ケーシング13、活性体15が、機雷8の係留索9
にしっかりと連結される。同時に、クランプ装置12が
安定翼11から分離される。
【0012】次いで、折り畳まれた浮力体14がガス発
生装置(図示せず)の助けにより膨張し、下方に収斂す
る円錐形の螺旋状に機雷8の係留索9の周囲に巻き付く
ようにして(図4、5参照)該係留索9に押し付けられ
る。図示されていないが、クランプ装置に設けられた係
合レバーにより、ガス発生装置が直接的に作動する。
【0013】浮力体14およびケーシング13内に止ま
る活性体15がクランプ装置12から離反した後、係留
索9が、それ自体公知のケーブルカッタ4の開口部に進
入する(図3参照)。このケーブルカッタ4は、係留索
においてクランプ装置3が取り付けられた位置の下側で
該係留索9を切断し、活性体15が上方に移動する間
に、図5に示すように、機雷8もまた水面17へ浮上す
る。水面へ浮上した後、機雷8および索16により該機
雷に連結された活性体15が、図示しないライン張力装
置により互いに緊密に引き合い、公知の態様で活性体1
5の装薬が点火して機雷8が破壊される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケーブルカッタと機雷破壊装置を掃海索に設け
た本発明の実施形態による係留機雷の掃海装置である。
【図2】機雷破壊装置の斜視図であり、浮力体と活性体
とを備えたクランプ装置が係留索をクランプした状態を
示す図である。
【図3】係留索を切断するケーブルカッタの斜視図であ
る。
【図4】浮上する浮力体と活性体を示す図である。
【図5】浮上する浮力体と活性体を示す図である。
【符号の説明】
1…掃海装置 2…掃海索 3…機雷破壊装置 4…ケーブルカッタ 8…機雷 9…機雷係留索 12…クランプ装置 14…浮力体 15…活性体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係留機雷の掃海装置において、 個々の係留機雷のための係留索を切断するために掃海索
    に配設された少なくとも1つのケーブルカッタと、 前記掃海索において牽引方向に関して前記ケーブルカッ
    タの各々の前方に取り付けられた機雷破壊装置であっ
    て、 機雷の係留索をクランプすることにより該係留索に係止
    可能に設けられたクランプ装置と、 解けない索を介して前記クランプ装置に連結された浮力
    体と、 前記浮力体に取り付けられ機雷を破壊する活性体と、 係留索が機雷破壊装置に係合した後に、クランプ装置が
    該係留索をクランプすると共にそれ自体が掃海索から外
    れ、前記浮力体が活性体と共に解放されて、係留索に取
    り付けられた機雷の方へ上方に移動できるように、前記
    クランプ装置、活性体、浮力体を前記掃海索に解放可能
    に取り付ける手段とを含む機雷破壊装置とを具備し、 関連する機雷破壊装置のクランプ装置が係留索をクラン
    プした後に、当該クランプ装置の後方のケーブルカッタ
    が、係留索に係止されたクランプ装置の下側の位置で該
    係留索を切断するように、前記クランプ装置が機雷破壊
    装置に配設されている係留機雷の掃海装置。
  2. 【請求項2】 前記浮力体が、係合レバーを介して前記
    クランプ装置により作動するガス発生装置に接続されて
    いる請求項1に記載の掃海装置。
  3. 【請求項3】 前記ガス発生装置は、圧縮空気源、二酸
    化炭素発生装置、火薬式圧縮ガス発生装置の何れか1つ
    である請求項2に記載の掃海装置。
  4. 【請求項4】 前記浮力体が、膨張したときの該浮力体
    の内圧と、浮力体の周囲の水圧との間の圧力差が、該浮
    力体の個々の位置の深さに依存しないようにする圧力補
    償弁を備えている請求項1に記載の掃海装置。
  5. 【請求項5】 前記浮力体の内圧と浮力体の周囲の水圧
    との差圧が約5.0×104 Paである請求項4に記載
    の掃海装置。
  6. 【請求項6】 膨張した浮力体が係留索に沿って延びる
    螺旋状を呈し、該浮力体と活性体が係留索の周囲で螺旋
    状の経路に沿って機雷の方に浮上する請求項1に記載の
    掃海装置。
  7. 【請求項7】 膨張した浮力体が下方に収斂する円錐状
    を呈する請求項6に記載の掃海装置。
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