JPH0922619A - 光ファイバ複合架空地線 - Google Patents
光ファイバ複合架空地線Info
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- JPH0922619A JPH0922619A JP7168911A JP16891195A JPH0922619A JP H0922619 A JPH0922619 A JP H0922619A JP 7168911 A JP7168911 A JP 7168911A JP 16891195 A JP16891195 A JP 16891195A JP H0922619 A JPH0922619 A JP H0922619A
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- optical fiber
- aluminum
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の主な課題は、製造コストの低減と、
発火や光ファイバの伝送損失の防止及び光ファイバ素線
の端末連結に際する作業性の向上にある。 【解決手段】 上記課題を解決するために本発明はプラ
スチックチューブ３内に光ファイバ素線４を複数挿入し
た光ユニット２を形成し、この光ユニット２を繊維強化
プラスチックからなるテンションメンバ１の周囲に複数
本撚り合わせ、その外側を気密性を有するアルミニウム
薄肉管７で被い、さらにその外側にアルミニウム素線あ
るいはアルミ覆鋼素線からなる導体８を複数撚り合わせ
る。
発火や光ファイバの伝送損失の防止及び光ファイバ素線
の端末連結に際する作業性の向上にある。 【解決手段】 上記課題を解決するために本発明はプラ
スチックチューブ３内に光ファイバ素線４を複数挿入し
た光ユニット２を形成し、この光ユニット２を繊維強化
プラスチックからなるテンションメンバ１の周囲に複数
本撚り合わせ、その外側を気密性を有するアルミニウム
薄肉管７で被い、さらにその外側にアルミニウム素線あ
るいはアルミ覆鋼素線からなる導体８を複数撚り合わせ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、架空送電線路に架
設している架空地線に光ファイバを一体に組み込んだ光
ファイバ複合架空地線に関するものである。
設している架空地線に光ファイバを一体に組み込んだ光
ファイバ複合架空地線に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来の光ファイバ複合架空地線の
構造を示したものである。図示するように、この光ファ
イバ複合架空地線はアルミニウム製の中空管ａ内に、複
数の光ファイバ素線ｂを纏めて内蔵した数本のチューブ
ｃと、ケブラー繊維ｄとを撚り合わせて収容すると共
に、この中空管ａの外側に、複数のアルミ素線またはア
ルミ覆鋼素線からなる導体ｅを撚った構造をしている。
構造を示したものである。図示するように、この光ファ
イバ複合架空地線はアルミニウム製の中空管ａ内に、複
数の光ファイバ素線ｂを纏めて内蔵した数本のチューブ
ｃと、ケブラー繊維ｄとを撚り合わせて収容すると共
に、この中空管ａの外側に、複数のアルミ素線またはア
ルミ覆鋼素線からなる導体ｅを撚った構造をしている。
【０００３】そして、このような構造をした光ファイバ
複合架空地線は、光伝送路としての機能と、架空地線と
しての機能を併せ持つものである。
複合架空地線は、光伝送路としての機能と、架空地線と
しての機能を併せ持つものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構造をした従来の光ファイバ複合架空地線では、以下に
示すような不都合点があった。
構造をした従来の光ファイバ複合架空地線では、以下に
示すような不都合点があった。
【０００５】 図示するようにアルミニウム製の中空
管ａ内には、複数のファイバ素線ｂの他に、架空地線の
張力を受けるためのケブラー（商品名）という有機繊維
ｄが内蔵されているが、このケブラーという繊維ｄが高
価である。
管ａ内には、複数のファイバ素線ｂの他に、架空地線の
張力を受けるためのケブラー（商品名）という有機繊維
ｄが内蔵されているが、このケブラーという繊維ｄが高
価である。
【０００６】 アルミニウム製の中空管ａ内には、水
の浸入を防ぐためにジェリーなどの充填剤が充填されて
いるが、光ファイバ素線ｂの接続や損失測定作業を行う
際に、この充填剤が邪魔となり、光ファイバ素線ｂ端末
を取り出し難くすると共に、作業性を悪くする。
の浸入を防ぐためにジェリーなどの充填剤が充填されて
いるが、光ファイバ素線ｂの接続や損失測定作業を行う
際に、この充填剤が邪魔となり、光ファイバ素線ｂ端末
を取り出し難くすると共に、作業性を悪くする。
【０００７】 溶接管でない従来のアルミニウム製の
中空管ａにあっては、充分な気密性が保たれないため、
水分が浸入する可能性がある。従って、水分の浸入によ
り水分中の水素が光ファイバに入ると、光ファイバの伝
送損失が増大し、通信に悪影響を及ぼすことがある。ま
た、この水分がケブラーという繊維に吸収されると、こ
の繊維が可燃性になり、落雷などの急激な温度上昇によ
り発火する虞もあった。
中空管ａにあっては、充分な気密性が保たれないため、
水分が浸入する可能性がある。従って、水分の浸入によ
り水分中の水素が光ファイバに入ると、光ファイバの伝
送損失が増大し、通信に悪影響を及ぼすことがある。ま
た、この水分がケブラーという繊維に吸収されると、こ
の繊維が可燃性になり、落雷などの急激な温度上昇によ
り発火する虞もあった。
【０００８】 アルミニウム製の中空管ａの板厚が
１．２ｍｍ以上と厚いので電流が集中しやすい。このた
め、中空管ａの温度が上昇しやすく、充填されているジ
ェリーなどの充填剤が液化して光ファイバ素線ｂの拘束
力を失なうと共に、光ファイバ素線ｂのジャケット材が
熱硬化を起こして伝送損失増を招く虞があった。
１．２ｍｍ以上と厚いので電流が集中しやすい。このた
め、中空管ａの温度が上昇しやすく、充填されているジ
ェリーなどの充填剤が液化して光ファイバ素線ｂの拘束
力を失なうと共に、光ファイバ素線ｂのジャケット材が
熱硬化を起こして伝送損失増を招く虞があった。
【０００９】 ケブラーという繊維は中空管ａ内に点
在しているため、纏まりにくい。すなわち、張力時にそ
の影響をケブラーという繊維のみでは吸収しきれず、チ
ューブｃが動いて伝送特性に悪影響を与える虞がある。
在しているため、纏まりにくい。すなわち、張力時にそ
の影響をケブラーという繊維のみでは吸収しきれず、チ
ューブｃが動いて伝送特性に悪影響を与える虞がある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、プラスチックチューブ内に光ファイバ素線
を複数挿入した光ユニットを形成し、この光ユニットを
繊維強化プラスチックからなるテンションメンバの周囲
に複数本撚り合わせ、その外側を気密性を有するアルミ
ニウム薄肉管で被い、さらにその外側にアルミニウム素
線あるいはアルミ覆鋼素線からなる導体を複数撚り合わ
せてなるものである。また、この光ファイバ素線はプラ
スチックチューブの長さより０．１％〜０．５％の余長
を有するものであり、また、上記アルミニウム薄肉管と
して、具体的には、肉厚が０．５ｍｍ前後の薄肉のアル
ミニウム電縫管を用いたものである。
に本発明は、プラスチックチューブ内に光ファイバ素線
を複数挿入した光ユニットを形成し、この光ユニットを
繊維強化プラスチックからなるテンションメンバの周囲
に複数本撚り合わせ、その外側を気密性を有するアルミ
ニウム薄肉管で被い、さらにその外側にアルミニウム素
線あるいはアルミ覆鋼素線からなる導体を複数撚り合わ
せてなるものである。また、この光ファイバ素線はプラ
スチックチューブの長さより０．１％〜０．５％の余長
を有するものであり、また、上記アルミニウム薄肉管と
して、具体的には、肉厚が０．５ｍｍ前後の薄肉のアル
ミニウム電縫管を用いたものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明は上述したように、先ず、
プラスチックチューブ内に光ファイバ素線を複数挿入し
た光ユニットを形成し、この光ユニットを繊維強化プラ
スチックからなるテンションメンバの周囲に複数本撚り
合わせる。すなわち、本発明は従来のケブラーという高
価な繊維に代わって、安価な繊維強化プラスチック（Ｆ
ＲＰ）をテンションメンバとして用い、しかもこのテン
ションメンバを略軸心部に位置させることにより、コス
トを低減することは勿論、張力の変動に対する優れた抗
張力を発揮することができる。また、この繊維強化プラ
スチックは水を含んでも可燃性になることがないため、
落雷などによる発火を未然に防止することができる。
尚、このプラスチックチューブ内に挿入される光ファイ
バ素線の本数としては、プラスチックチューブの径の大
きさに応じて変化するため、本発明では特に規定してい
ないが、隣り合うファイバ素線同士が相互に干渉しない
程度の本数に設定し、さらに、必要に応じてジェリーな
どの充填剤を充填しても良い。また、この光ユニットの
設定本数も特に規定するものではないが、中心部に設け
られるテンションメンバで合計の張力を十分に受けるこ
とができる程度の本数に設定することが必要である。さ
らに、これら光ユニットの周囲に、テープなどを巻き付
けて一体化することにより、各光ユニットの撚りが弛ん
だり、ばらけたりすることがなくなる。
プラスチックチューブ内に光ファイバ素線を複数挿入し
た光ユニットを形成し、この光ユニットを繊維強化プラ
スチックからなるテンションメンバの周囲に複数本撚り
合わせる。すなわち、本発明は従来のケブラーという高
価な繊維に代わって、安価な繊維強化プラスチック（Ｆ
ＲＰ）をテンションメンバとして用い、しかもこのテン
ションメンバを略軸心部に位置させることにより、コス
トを低減することは勿論、張力の変動に対する優れた抗
張力を発揮することができる。また、この繊維強化プラ
スチックは水を含んでも可燃性になることがないため、
落雷などによる発火を未然に防止することができる。
尚、このプラスチックチューブ内に挿入される光ファイ
バ素線の本数としては、プラスチックチューブの径の大
きさに応じて変化するため、本発明では特に規定してい
ないが、隣り合うファイバ素線同士が相互に干渉しない
程度の本数に設定し、さらに、必要に応じてジェリーな
どの充填剤を充填しても良い。また、この光ユニットの
設定本数も特に規定するものではないが、中心部に設け
られるテンションメンバで合計の張力を十分に受けるこ
とができる程度の本数に設定することが必要である。さ
らに、これら光ユニットの周囲に、テープなどを巻き付
けて一体化することにより、各光ユニットの撚りが弛ん
だり、ばらけたりすることがなくなる。
【００１２】次に、これら光ユニットの外側を気密性を
有するアルミニウム薄肉管で被う。これによって、外部
から光ユニット側への水分の浸入を略完全に防止するこ
とが可能となり、光ファイバへの水素の浸入による伝送
損失の増加を未然に防止することができる。このとき、
このアルミニウム薄肉管はその肉厚が０．５ｍｍ前後の
ものを用いることにより、その管自体を流れる電流も小
さなものとなって電流による急激な温度上昇を防止する
ことができる。すなわち、肉厚が薄すぎると強度が低下
し、反対に厚すぎると、管自体を流れる電流が大きくな
って温度の上昇及び材料コストの上昇を招いてしまうか
らである。
有するアルミニウム薄肉管で被う。これによって、外部
から光ユニット側への水分の浸入を略完全に防止するこ
とが可能となり、光ファイバへの水素の浸入による伝送
損失の増加を未然に防止することができる。このとき、
このアルミニウム薄肉管はその肉厚が０．５ｍｍ前後の
ものを用いることにより、その管自体を流れる電流も小
さなものとなって電流による急激な温度上昇を防止する
ことができる。すなわち、肉厚が薄すぎると強度が低下
し、反対に厚すぎると、管自体を流れる電流が大きくな
って温度の上昇及び材料コストの上昇を招いてしまうか
らである。
【００１３】また、この光ユニットの周囲には、ジェリ
ー等の充填剤を充填しないと共に、光ファイバ素線がプ
ラスチックチューブの長さより０．１％〜０．５％の余
長を有するものであるため、光ファイバ素線の接続や損
失測定作業の際に、光ファイバ素線の端末の取り出し作
業が飛躍的に向上する。ここで、光ファイバ素線の余長
をプラスチックチューブの長さの０．１％〜０．５％と
したのは、０．１％以下では、光ファイバ素線がプラス
チックチューブ内で捩れた場合、その端部がプラスチッ
クチューブ端部より露出しなくなることから、取り出し
が困難になり、反対に０．５％を越えると、露出量が多
くなってしまい、無駄な光ファイバ素線が多く発生して
しまうからである。
ー等の充填剤を充填しないと共に、光ファイバ素線がプ
ラスチックチューブの長さより０．１％〜０．５％の余
長を有するものであるため、光ファイバ素線の接続や損
失測定作業の際に、光ファイバ素線の端末の取り出し作
業が飛躍的に向上する。ここで、光ファイバ素線の余長
をプラスチックチューブの長さの０．１％〜０．５％と
したのは、０．１％以下では、光ファイバ素線がプラス
チックチューブ内で捩れた場合、その端部がプラスチッ
クチューブ端部より露出しなくなることから、取り出し
が困難になり、反対に０．５％を越えると、露出量が多
くなってしまい、無駄な光ファイバ素線が多く発生して
しまうからである。
【００１４】そして、このアルミニウム薄肉管の外側に
アルミニウム素線あるいはアルミ覆鋼素線からなる導体
を複数撚り合わせることで、導電性を備えることができ
る。これら導体の組み合わせ及び撚り本数としては、ア
ルミニウム薄肉管及び導体の径によって適宜変化するも
のであるため特に規定するものではないが、ちょうどこ
のアルミニウム薄肉管が隠れる程度の本数に設定すれ
ば、全体の張力及び電気特性上バランスが良い。
アルミニウム素線あるいはアルミ覆鋼素線からなる導体
を複数撚り合わせることで、導電性を備えることができ
る。これら導体の組み合わせ及び撚り本数としては、ア
ルミニウム薄肉管及び導体の径によって適宜変化するも
のであるため特に規定するものではないが、ちょうどこ
のアルミニウム薄肉管が隠れる程度の本数に設定すれ
ば、全体の張力及び電気特性上バランスが良い。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を添付図面に基
づいて詳述する。
づいて詳述する。
【００１６】（実施例１）図１は本発明に係る光ファイ
バ複合架空地線の一実施例を示したものである。図示す
るように、先ず、この光ファイバ複合架空地線は軸心部
に位置するＦＲＰ（繊維強化プラスチック）からなるテ
ンションメンバ１の周囲に、６本の光ユニット２，２，
２，２，２，２が撚り合わされている。
バ複合架空地線の一実施例を示したものである。図示す
るように、先ず、この光ファイバ複合架空地線は軸心部
に位置するＦＲＰ（繊維強化プラスチック）からなるテ
ンションメンバ１の周囲に、６本の光ユニット２，２，
２，２，２，２が撚り合わされている。
【００１７】この光ユニット２は、上記テンションメン
バ１と略同径のプラスチックチューブ３内に光信号を伝
達するための光ファイバ素線４が各々４本つづ挿入され
ると共に、これら光ファイバ素線４，４，４，４の間隙
にジェリー等の充填剤５が充填されたものであり、この
充填剤５によって各光ファイバ素線４，４，４，４同士
が絡み合わないように適度に拘束すると共に、光ファイ
バ素線４，４，４，４同士の接触によって生ずる応力を
緩和するようになっている。このようにＦＲＰ（繊維強
化プラスチック）からなるテンションメンバ１を用いる
ことによってコストが低減することは勿論、張力の変動
に対する優れた抗張力を発揮することができる。また、
この繊維強化プラスチックは水を含んでも可燃性になる
ことがないため、落雷などによる発火を未然に防止する
ことができる。
バ１と略同径のプラスチックチューブ３内に光信号を伝
達するための光ファイバ素線４が各々４本つづ挿入され
ると共に、これら光ファイバ素線４，４，４，４の間隙
にジェリー等の充填剤５が充填されたものであり、この
充填剤５によって各光ファイバ素線４，４，４，４同士
が絡み合わないように適度に拘束すると共に、光ファイ
バ素線４，４，４，４同士の接触によって生ずる応力を
緩和するようになっている。このようにＦＲＰ（繊維強
化プラスチック）からなるテンションメンバ１を用いる
ことによってコストが低減することは勿論、張力の変動
に対する優れた抗張力を発揮することができる。また、
この繊維強化プラスチックは水を含んでも可燃性になる
ことがないため、落雷などによる発火を未然に防止する
ことができる。
【００１８】また、これら光ユニット２，２，２，２，
２，２の周囲には全長に亘ってテープ６が巻き付けられ
ており、揺れや張力の変動等の外力によって光ユニット
２，２，２，２，２，２同士の撚りが弛んだり、ばらけ
たりしないようにテンションメンバ１側に固定されてい
る。
２，２の周囲には全長に亘ってテープ６が巻き付けられ
ており、揺れや張力の変動等の外力によって光ユニット
２，２，２，２，２，２同士の撚りが弛んだり、ばらけ
たりしないようにテンションメンバ１側に固定されてい
る。
【００１９】さらに、これら光ファイバ素線４，４，
４，４はプラスチックチューブ３の長さより０．５％の
余長を有しており、その端部がプラスチックチューブ３
の端部より、露出した状態となっている。具体的には、
プラスチックチューブ３の長さが１００ｍであるとする
と、光ファイバ素線４，４，４，４はこれより、０．５
％程度の余長を有することから、そのプラスチックチュ
ーブ３の両端部からは約２５ｃｍ程度つづ、合計５０ｃ
ｍ程度の光ファイバ素線４，４，４，４の端部が露出し
た状態となっている。従って、接続や測定の際に、光フ
ァイバ素線４，４，４，４の端末の取り出し作業が容易
に行われる。
４，４はプラスチックチューブ３の長さより０．５％の
余長を有しており、その端部がプラスチックチューブ３
の端部より、露出した状態となっている。具体的には、
プラスチックチューブ３の長さが１００ｍであるとする
と、光ファイバ素線４，４，４，４はこれより、０．５
％程度の余長を有することから、そのプラスチックチュ
ーブ３の両端部からは約２５ｃｍ程度つづ、合計５０ｃ
ｍ程度の光ファイバ素線４，４，４，４の端部が露出し
た状態となっている。従って、接続や測定の際に、光フ
ァイバ素線４，４，４，４の端末の取り出し作業が容易
に行われる。
【００２０】次に、これら光ユニット２，２，２，２，
２，２の周囲には、板厚が０．５ｍｍの薄肉のアルミニ
ウム薄肉管７が形成されており、外部から水分が浸入し
ないように光ユニット２，２，２，２，２，２の周囲の
気密性が保たれている。すなわち、このアルミニウム薄
肉管７は板厚が０．５ｍｍのアルミニウム薄板を管状に
加工すると同時に、その突合わせ部をシーム溶接機に連
続して溶接してなるものである。従って、各光ユニット
２，２，２，２，２，２の各光ファイバ素線４，４，
４，４への水中の水素の浸入による伝送損失の増加を未
然に防止することができる。
２，２の周囲には、板厚が０．５ｍｍの薄肉のアルミニ
ウム薄肉管７が形成されており、外部から水分が浸入し
ないように光ユニット２，２，２，２，２，２の周囲の
気密性が保たれている。すなわち、このアルミニウム薄
肉管７は板厚が０．５ｍｍのアルミニウム薄板を管状に
加工すると同時に、その突合わせ部をシーム溶接機に連
続して溶接してなるものである。従って、各光ユニット
２，２，２，２，２，２の各光ファイバ素線４，４，
４，４への水中の水素の浸入による伝送損失の増加を未
然に防止することができる。
【００２１】そして、さらに、このアルミニウム薄肉管
７の周囲には、母材がアルミニウムからなる３本のアル
ミニウム素線８ａ，８ａ，８ａと、鋼素線の周囲にアル
ミニウムが被覆された６本のアルミ覆鋼素線８ｂ，８
ｂ，８ｂ，８ｂ，８ｂ，８ｂとからなる導体８がアルミ
ニウム薄肉管７に密着して撚り合わされている。
７の周囲には、母材がアルミニウムからなる３本のアル
ミニウム素線８ａ，８ａ，８ａと、鋼素線の周囲にアル
ミニウムが被覆された６本のアルミ覆鋼素線８ｂ，８
ｂ，８ｂ，８ｂ，８ｂ，８ｂとからなる導体８がアルミ
ニウム薄肉管７に密着して撚り合わされている。
【００２２】（実施例２）上記実施例１では、ＦＲＰか
らなるテンションメンバ１の周囲に、直に光ユニット
２，２，２，２，２，２を巻き付けるように構成した
が、本実施例は図２に示すように、テンションメンバ１
の周囲にスポンジ、ラバー等からなる緩衝材９を巻き付
けたものである。これによって張力変動時の応力が緩衝
材９で緩衝されるため、各光ユニット２，２，２，２，
２，２に加わる応力が低減される。
らなるテンションメンバ１の周囲に、直に光ユニット
２，２，２，２，２，２を巻き付けるように構成した
が、本実施例は図２に示すように、テンションメンバ１
の周囲にスポンジ、ラバー等からなる緩衝材９を巻き付
けたものである。これによって張力変動時の応力が緩衝
材９で緩衝されるため、各光ユニット２，２，２，２，
２，２に加わる応力が低減される。
【００２３】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、コストを
低減することができると共に、発火の虞や光ファイバの
伝送損失の増加を未然に防止することができるため、信
頼性が大幅に向上し、さらに端末の連結に際する作業性
が向上する等といった優れた効果を発揮する。
低減することができると共に、発火の虞や光ファイバの
伝送損失の増加を未然に防止することができるため、信
頼性が大幅に向上し、さらに端末の連結に際する作業性
が向上する等といった優れた効果を発揮する。
【図１】本発明の第一実施例を示す断面図である。
【図２】本発明の第二実施例を示す部分拡大断面図であ
る。
る。
【図３】従来の光ファイバ複合架空地線を示す断面図で
ある。
ある。
１ テンションメンバ ２ 光ユニット ３ プラスチックチューブ ４ 光ファイバ素線 ５ 充填剤 ６ テープ ７ アルミニウム薄肉管 ８ 導体 ９ 緩衝材
Claims (3)
- 【請求項１】 プラスチックチューブ内に光ファイバ素
線を複数挿入した光ユニットを形成し、この光ユニット
を繊維強化プラスチックからなるテンションメンバの周
囲に複数本撚り合わせ、その外側を気密性を有するアル
ミニウム薄肉管で被い、さらにその外側にアルミニウム
素線あるいはアルミ覆鋼素線からなる導体を複数撚り合
わせてなることを特徴とする光ファイバ複合架空地線。 - 【請求項２】 上記光ファイバはプラスチックチューブ
の長さより０．１％〜０．５％の余長を有することを特
徴とする請求項１記載の光ファイバ複合架空地線。 - 【請求項３】 上記アルミニウム薄肉管は肉厚が０．５
ｍｍ前後のアルミニウム電縫管であることを特徴とする
請求項１記載の光ファイバ複合架空地線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7168911A JPH0922619A (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 光ファイバ複合架空地線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7168911A JPH0922619A (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 光ファイバ複合架空地線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0922619A true JPH0922619A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15876855
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7168911A Pending JPH0922619A (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 光ファイバ複合架空地線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0922619A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2941812A1 (fr) * | 2009-02-03 | 2010-08-06 | Nexans | Cable de transmission electrique a haute tension. |
| JP2017004977A (ja) * | 2016-09-26 | 2017-01-05 | エーエフエル・テレコミュニケーションズ・エルエルシー | リボン型光ファイバー構造体を有する円形で小径の光ケーブル |
| US9958627B2 (en) | 2012-05-02 | 2018-05-01 | Afl Telecommunications Llc | Round and small diameter optical cables with a ribbon-like optical fiber structure |
| WO2020037657A1 (zh) * | 2018-08-24 | 2020-02-27 | 江苏藤仓亨通光电有限公司 | 一种高强度耐腐蚀铝包pbt结构光纤复合架空地线 |
-
1995
- 1995-07-04 JP JP7168911A patent/JPH0922619A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010089500A1 (fr) * | 2009-02-03 | 2010-08-12 | Nexans | Cable de transmission electrique a haute tension |
| CN102308340A (zh) * | 2009-02-03 | 2012-01-04 | 尼克桑斯公司 | 高压输电电缆 |
| FR2941812A1 (fr) * | 2009-02-03 | 2010-08-06 | Nexans | Cable de transmission electrique a haute tension. |
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