JPH09226000A - 合成樹脂製自動車空調用ダクト管のブロー成形装置 - Google Patents

合成樹脂製自動車空調用ダクト管のブロー成形装置

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JPH09226000A
JPH09226000A JP9035719A JP3571997A JPH09226000A JP H09226000 A JPH09226000 A JP H09226000A JP 9035719 A JP9035719 A JP 9035719A JP 3571997 A JP3571997 A JP 3571997A JP H09226000 A JPH09226000 A JP H09226000A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダ型のダイ外アキュームレータ式射出
機を使用することにより、吹込み成形ダイを大型、複雑
化すること無く、所望の合成樹脂製自動車空調用ダクト
管をブロー成形可能とする。 【解決手段】 ブロー成形装置Aの吹込み成形ダイ10
には、単一のパリソン吐出口11が設けてあり、このパ
リソン吐出口11に連通する2重の樹脂供給路12、1
3が吹込み成形ダイ10内に設けてある。更に、前記各
樹脂供給路12、13には其れ其れシリンダー型のダイ
外アキュームレータ式射出機14、15が接続してあ
り、各ダイ外アキュームレータ式射出機14、15の樹
脂アキュームレータ室16、17へ溶融樹脂を送り込む
押出機18、19が、各ダイ外アキュームレータ式射出
機14、15に直列に連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、合成樹脂製自動車空
調用ダクト管のブロー成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の合成樹脂製自動車空調用ダクト
管としては、実公昭60−27270号公報に記載され
た剛性薄肉プラスチック管がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の合成樹脂管
においては、単一のパリソンは単一のポリエチレン、ポ
リプロピレンなどの熱可塑性樹脂からなり、その屈曲部
も同一材質で成形されているため、この屈曲部の湾曲変
形度は今一度の感がある。この発明は、管径を絞ること
なく前記湾曲変形を容易化した合成樹脂製自動車空調用
ダクト管のブロー成形装置を市場に提供することを目的
とする。この発明の他の目的は、シリンダー型のダイ外
式アキュームレータ式射出機を使用し、吹込み成形ダイ
を大型、複雑化することなく、所望の前記ダクト管をブ
ロー成形可能とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この特定発明は吹込み成形ダイに設けた単一のパリ
ソン吐出口に連通する少なくとも2重の樹脂供給路が前
記成形ダイ内に設けてあり、前記2重の樹脂供給路のう
ち、一方の樹脂供給路は軟質合成樹脂用としてあり、他
方の樹脂供給路は硬質合成樹脂用としてあり、各樹脂供
給路には其れ其れシリンダー型のダイ外アキュームレー
タ式射出機が接続してあり、前記各シリンダー型のダイ
外アキュームレータ式射出機に対応する溶融樹脂を送り
込む押出機が各ダイ外アキュームレータに直列に連結さ
れていると共に、この2種の樹脂の吐出量を硬質樹脂層
と軟質樹脂層の比率に基づいて調整するべく前記各押出
機のスクリュー回転数及びダイ外アキュームレータ式射
出機の滞留量を制御する制御部が設けてあり、この制御
部は、各押出機のスクリュー回転数を駆動制御し、押出
機内で溶融された各溶融樹脂を対応する前記シリンダー
型のダイ外アキュームレータ式射出機のアキュームレー
タ室へ各々押出し、ここに一時滞留しておき、前記2種
の合成樹脂の厚さ比率に応じてシリンダー内への流体の
供給を制御し前記各シリンダ型のダイ外アキュームレー
タ式射出機の射出用プランジャを前記吹込み成形ダイに
向け前進送り制御し、自動車空調用ダクト管の軟質合成
樹脂層の厚さ比率の高い部分に相応する所定寸法のパリ
ソンをこの吹込み成形ダイから押し出す場合には、硬質
合成樹脂を供給する側のシリンダー型のダイ外アキュー
ムレータ式射出機の射出用プランジャの後退量を、前記
ダイ外アキュームレータ式射出機の樹脂押出量に対応さ
せながら制御すると共に、対応する押出機のスクリュー
回転数を低速に制御し、吹込み成形ダイの前記吐出口か
らの硬質合成樹脂の押出量を少量に制御すると共に、軟
質合成樹脂を対応プランジャの前進により吹込み成形ダ
イの対応する軟質合成樹脂供給路内への押出量を多量に
制御して、次に、硬質合成樹脂層の厚さ比率の高い自動
車空調用ダクト管の部分に相応するパリソンをこの吹込
み成形ダイから押し出す場合には、軟質合成樹脂を供給
する側のシリンダー型のダイ外アキュームレータ式射出
機の射出用プランジャの後退量を、前記ダイ外アキュー
ムレータ式射出機の樹脂押出量に対応させながら制御す
ると共に、対応する押出機のスクリュー回転数を低速に
制御し、吹込み成形ダイの前記吐出口からの軟質合成樹
脂の押出量を少量に制御すると共に、硬質合成樹脂供給
路内への硬質合成樹脂の押出量を前回より多量に制御す
るように構成されていることを特徴とする、前記軟質合
成樹脂層の厚さ比率の高い部分をその一端部と中間部の
一部とし、少なくとも一箇所屈曲部を有する合成樹脂製
自動車空調用ダクト管のブロー成形装置としてある。
【0005】
【発明の実施の形態】請求項1記載の装置発明の代表的
な実施の形態を説明する。図1において、Aはブロー成
形装置全体を示し、その吹込み成形ダイ10には、単一
のパリソン吐出口11が設けてあり、このパリソン吐出
口11に連通する2重の樹脂供給路12、13が前記成
形ダイ10内に設けてある。更に、前記各樹脂供給路1
2、13には其れ其れシリンダー型のダイ外アキューム
レータ式射出機14、15が接続してあり、前記各ダイ
外アキュームレータ式射出機14、15の樹脂アキュー
ムレータ室16、17へ溶融樹脂を送り込む押出機1
8、19が、各ダイ外アキュームレータ式射出機14、
15に直列に連結されている。この2種の樹脂の吐出量
を硬質樹脂G層と軟質樹脂F層の比率に基づいて調整す
るべく前記各押出機14、15のスクリュー回転数及び
ダイ外アキュームレータ式射出機14、15の滞留量を
制御する制御部(図示せず)が設けてある。この制御部
は、各押出機18、19のスクリュー回転数を駆動制御
し、押出機18、19内で溶融された各溶融樹脂を対応
する前記シリンダー型のダイ外アキュームレータ式射出
機14、15のアキュームレータ室16、17へ各々押
出し、ここに一時滞留しておき、前記2種の合成樹脂
F、Gの厚さ比率に応じてシリンダー内へのエアー内へ
の流体の供給を制御し前記各シリンダ型のダイ外アキュ
ームレータ式射出機14、15の射出用プランジャを前
記吹込み成形ダイ10に向け前進送り制御し、自動車空
調用ダクト管Bの軟質合成樹脂層Fの厚さ比率の高い部
分に相応する所定寸法のパリソンP2をこの吹込み成形
ダイ10から押し出す場合には、硬質合成樹脂Gを供給
する側のシリンダー型のダイ外アキュームレータ式射出
機15の射出用プランジャ23の後退量を、前記ダイ外
アキュームレータ式射出機15の樹脂押出量に対応させ
ながら制御すると共に、対応する押出機19のスクリュ
ー回転数を低速に制御し、吹込み成形ダイ10の前記吐
出口11からの硬質合成樹脂Gの押出量を少量に制御す
ると共に、軟質合成樹脂Fを対応プランジャ22の前進
により吹込み成形ダイ10の対応する軟質合成樹脂供給
路12内への押出量を多量に制御して、次に、硬質合成
樹脂層Gの厚さ比率の高い自動車空調用ダクト管Bの部
分に相応するパリソンP1をこの吹込み成形ダイ10か
ら押し出す場合には、軟質合成樹脂Fを供給する側のシ
リンダー型のダイ外アキュームレータ式射出機14の射
出用プランジャ22の後退量を、前記ダイ外アキューム
レータ式射出機14の樹脂押出量に対応させながら制御
すると共に、対応する押出機18のスクリュー回転数を
低速に制御し、吹込み成形ダイの前記吐出口11からの
軟質合成樹脂Fの押出量を少量に制御すると共に、硬質
合成樹脂供給路13内へ硬質合成時油脂Gの親視だし量
を前回より多量に制御するように構成されている。
【0006】このように構成したブロー成形装置Aによ
り、図2に示す柔軟な蛇腹部Jを中間部に、その一端部
に螺条溝R付きのジョイント部Tを有するとともに、屈
曲部を有する合成樹脂製自動車用空調ダクト管Bを製造
するために、前記樹脂供給路12、13のうち一方の樹
脂供給路12は、前記蛇腹部J、ジョイント部T成形に
主に使用する軟質合成樹脂(例えば、LDPE樹脂)用
とし、他の樹脂供給路13は、硬質合成樹脂(例えばH
DPE樹脂)用として使用する。前記押出機18、19
の押出スクリュ20、21へ対応する合成樹脂を供給
し、溶融してシリンダーヘの流体の供給を制御しシリン
ダー型のダイ外アキュームレータ式射出機14のプラン
ジャ22を前進させ、軟質合成樹脂を一方の樹脂供給路
12側のシリンダー型のダイ外アキュームレータ式射出
機14の樹脂アキュームレータ室16内へ所定量押出
し、一時滞留させ、そのプランジャ22を後退位置に維
持する。
【0007】一方、他の樹脂供給路13側のシリンダー
型のダイ外アキュムレータ式射出機15の樹脂アキュー
ムレータ室17内へ溶融した硬質合成樹脂を押出し、所
定量滞留させる。次いで前記制御部からの指令によりシ
リンダーへの流体の供給即ち、プランジャ22、23の
ストローク量を制御し、前記成形ダイ10に向け所定寸
法前進送りし、この樹脂アキュームレータ室16、17
内の溶融状態の軟質合成樹脂F及び硬質合成樹脂Gを前
記樹脂供給路12、13を通り前記成形ダイ10のパリ
ソン吐出口11より押出し、製造すべき前記ダクト管B
の硬質合成樹脂G層の厚さ比率の高い部分に相応する所
定寸法のパリソンP1 を、この成形ダイ11から押出
す。この際、前記樹脂アキューム室16内に一時滞留し
ている軟質合成樹脂Fも薄肉ではあるが前記パリソン吐
出口11より押出され、前記パリソンP1の一部を形成
し、このパリソンP1は、硬質合成樹脂G層と軟質合成
樹脂F層からなる2層としてある。
【0008】次に、前記柔軟な蛇腹部J及びジョイント
部Tに対応するパリソンP2を押出し成形するに際して
は、前記プランジャ23を後退させると共に、対応する
押出し機19のスクリュー21回転数を低速に制御し、
前記押出機19から押し出されてくる溶融状態の硬質合
成樹脂Gを所定量一時的に樹脂アキュームレータ室17
内に滞留させ、前記成形ダイ10のパリソン吐出口11
からのパリソンP1の押出しを停止すると同時に前記プ
ランジャ22を成形ダイ10側へ所定寸法前進させ、こ
のプランジャ22の前進により前記樹脂供給路12を経
て前記パリソン吐出口11から前記樹脂アキュームレー
タ室16内の溶融した軟質合成樹脂Fの押出量を多量に
制御し、前記蛇腹部J及びジョイント部Tに相応する所
定寸法のパリソンP2 を前記パリソンP1 に連なり一体
として前記パリソン吐出口11より押出し成形する。こ
のパリソンP2の全肉層は前記パリソンP1全肉層と同じ
であるが、このパリソンP2において、軟質合成樹脂F
層の厚さ比率は高めとしてなり、前記樹脂アキューム室
17内に一時滞留している硬質合成樹脂Gを薄肉ではあ
るが前記パリソン吐出口11より押出され、前記パリソ
ンP2の一部を形成し、このパリソンP2も前記パソンP
1同様に硬質合成樹脂G層と軟質合成樹脂F層からなる
2層としてある(図3参照)。前記のような操作を繰返
し行い、硬質合成樹脂G層の厚さ比率の高いパリソンP
1と軟質合成樹脂F層の厚さ比率の高いパリソンP2を連
ねてなる2層の単一パリソンPを、真下に配置した成形
金型(図示せず)内に載置し型締めした後、この成形ダ
イ11から通常通りパリソンP内にエアを吹込み、蛇腹
部J、ジョイント部Tが軟質合成樹脂F層を厚くし、そ
の他の部分は硬質合成樹脂G層を厚くしてなる前記ダク
ト管Bをブロー成形する。
【0009】その他の実施の態様この形態では樹脂供給
路、それに対応するダイ外アキュームレータ式射出機及
び押出機を3台配備し、前記実施の形態で示した装置で
成形された前記ダクト管Bの全内面に更にガスバリア樹
脂G0を形成して、合成樹脂製自動車用空調用ダクト管
B2を成形するものである(図4参照)。
【0010】実験例 次に、樹脂の組合せは次の通りである。
【0011】
【発明の効果】請求項1記載の特定発明においては、吹
込み成形ダイに設けた単一のパリソン吐出口に連通する
少なくとも2重の樹脂供給路が前記成形ダイ内に設けて
あり、前記2重の樹脂供給路のうち、一方の樹脂供給路
は軟質合成樹脂用としてあり、他方の樹脂供給路は硬質
合成樹脂用としてあり、各樹脂供給路には其れ其れシリ
ンダー型のダイ外アキュームレータ式射出機が接続して
あり、前記各シリンダー型のダイ外アキュームレータ式
射出機に対応する溶融樹脂を送り込む押出機が各ダイ外
アキュームレータに直列に連結されていると共に、この
2種の樹脂の吐出量を硬質樹脂層と軟質樹脂層の比率に
基づいて調整するべく前記各押出機のスクリュー回転数
及びダイ外アキュームレータ式射出機の滞留量を制御す
る制御部が設けてあり、この制御部は、各押出機のスク
リュー回転数を駆動制御し、押出機内で溶融された各溶
融樹脂を対応する前記シリンダー型のダイ外アキューム
レータ式射出機のアキュームレータ室へ各々押出し、こ
こに一時滞留しておき、前記2種の合成樹脂の厚さ比率
に応じてシリンダー内への流体の供給を制御し前記各シ
リンダ型のダイ外アキュームレータ式射出機の射出用プ
ランジャを前記吹込み成形ダイに向け前進送り制御し、
自動車空調用ダクト管の軟質合成樹脂層の厚さ比率の高
い部分に相応する所定寸法のパリソンをこの吹込み成形
ダイから押し出す場合には、硬質合成樹脂を供給する側
のシリンダー型のダイ外アキュームレータ式射出機の射
出用プランジャの後退量を、前記ダイ外アキュームレー
タ式射出機の樹脂押出量に対応させながら制御すると共
に、対応する押出機のスクリュー回転数を低速に制御
し、吹込み成形ダイの前記吐出口からの硬質合成樹脂の
押出量を少量に制御すると共に、軟質合成樹脂を対応プ
ランジャの前進により吹込み成形ダイの対応する軟質合
成樹脂供給路内への押出量を多量に制御して、次に、硬
質合成樹脂層の厚さ比率の高い自動車空調用ダクト管の
部分に相応するパリソンをこの吹込み成形ダイから押し
出す場合には、軟質合成樹脂を供給する側のシリンダー
型のダイ外アキュームレータ式射出機の射出用プランジ
ャの後退量を、前記ダイ外アキュームレータ式射出機の
樹脂押出量に対応させながら制御すると共に、対応する
押出機のスクリュー回転数を低速に制御し、吹込み成形
ダイの前記吐出口からの軟質合成樹脂の押出量を少量に
制御すると共に、硬質合成樹脂供給路内への硬質合成樹
脂の押出量を前回より多量に制御するように構成されて
いることを特徴とする、前記軟質合成樹脂層の厚さ比率
の高い部分をその一端部と中間部の一部とし、少なくと
も一箇所屈曲部を有する合成樹脂製自動車空調用ダクト
管のブロー成形装置とすることにより、例えば組立て時
にこのダクト管の両端の位置を大きく三次元的に芯ずれ
させて組立て配管する必要がある場合であっても、充分
に湾曲した状態でこのダクト管の取付け、配管を行うこ
とができる。
【0012】従来の技術の一例である特公昭57−27
830号公報に記載されたゴムの吹込成形装置において
は、ゴムアキュームレータ及び樹脂アキュームレータ
は、吹込み成形ダイの内部で昇降するリングピストンを
有するものであり、吹込み成形ダイの樹脂路の構造が複
雑となり、その結果としてこの成形ダイの樹脂路の構造
が複雑となり、この成形ダイの直径が大きくなるととも
に、成形装置としては、上下方向に昇降するダイ内アキ
ュームレータを配備しているため成形装置の高さが高く
なるのに対して、本件発明においては、前記公報のよう
に吹込み成形ダイ内に配備されたアキュームレータのリ
ングピストンを必要とせず、その成形ダイの構造を大型
化を伴わずに簡易にでき、更に、樹脂通路、ゴム通路の
供給に応じて押出機を上下2段に従来の技術の如く配置
することを要さない。また、この公報においては、ゴム
アキュームレータのために、樹脂仕切板を揺動部材とし
て製造しなくてはならず、その構造が複雑であるが、こ
のような複雑な吹込み成形ダイに比べ本件発明の吹込み
成形ダイはその構造を単純化できる。また、単一で少な
くとも前記2層の合成樹脂層から前記ダクト管を成形で
き、屈曲部と他の部分の硬、軟両方の合成樹脂を一連に
接続してブロー成形できる。更にこのダクト直径を一定
として異種の樹脂の肉厚比を滑らかに変更できる。ま
た、屈曲部付きの自動車空調用ダクト管を簡易に成形す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この成形装置の実施の形態を示す概略図であ
る。
【図2】その成形品の一例を示す斜視図である。
【図3】図2の断面図である。
【図4】その他の成形品の断面図である。
【符号の説明】
14、15 シリンダー型のダイ外アキュームレータ
式射出機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吹込み成形ダイに設けた単一のパリソン吐
    出口に連通する少なくとも2重の樹脂供給路が前記成形
    ダイ内に設けてあり、前記2重の樹脂供給路のうち、一
    方の樹脂供給路は軟質合成樹脂用としてあり、他方の樹
    脂供給路は硬質合成樹脂用としてあり、各樹脂供給路に
    は其れ其れシリンダー型のダイ外アキュームレータ式射
    出機が接続してあり、前記各シリンダー型のダイ外アキ
    ュームレータ式射出機に対応する溶融樹脂を送り込む押
    出機が各ダイ外アキュームレータに直列に連結されてい
    ると共に、 この2種の樹脂の吐出量を硬質樹脂層と軟質樹脂層の比
    率に基づいて調整するべく前記各押出機のスクリュー回
    転数及びダイ外アキュームレータ式射出機の滞留量を制
    御する制御部が設けてあり、 この制御部は、各押出機のスクリュー回転数を駆動制御
    し、押出機内で溶融された各溶融樹脂を対応する前記シ
    リンダー型のダイ外アキュームレータ式射出機のアキュ
    ームレータ室へ各々押出し、ここに一時滞留しておき、
    前記2種の合成樹脂の厚さ比率に応じてシリンダー内へ
    の流体の供給を制御し前記各シリンダ型のダイ外アキュ
    ームレータ式射出機の射出用プランジャを前記吹込み成
    形ダイに向け前進送り制御し、 自動車空調用ダクト管の軟質合成樹脂層の厚さ比率の高
    い部分に相応する所定寸法のパリソンをこの吹込み成形
    ダイから押し出す場合には、硬質合成樹脂を供給する側
    のシリンダー型のダイ外アキュームレータ式射出機の射
    出用プランジャの後退量を、前記ダイ外アキュームレー
    タ式射出機の樹脂押出量に対応させながら制御すると共
    に、対応する押出機のスクリュー回転数を低速に制御
    し、吹込み成形ダイの前記吐出口からの硬質合成樹脂の
    押出量を少量に制御すると共に、軟質合成樹脂を対応プ
    ランジャの前進により吹込み成形ダイの対応する軟質合
    成樹脂供給路内への押出量を多量に制御して、 次に、硬質合成樹脂層の厚さ比率の高い自動車空調用ダ
    クト管の部分に相応するパリソンをこの吹込み成形ダイ
    から押し出す場合には、軟質合成樹脂を供給する側のシ
    リンダー型のダイ外アキュームレータ式射出機の射出用
    プランジャの後退量を、前記ダイ外アキュームレータ式
    射出機の樹脂押出量に対応させながら制御すると共に、
    対応する押出機のスクリュー回転数を低速に制御し、吹
    込み成形ダイの前記吐出口からの軟質合成樹脂の押出量
    を少量に制御すると共に、硬質合成樹脂供給路内への硬
    質合成樹脂の押出量を前回より多量に制御するように構
    成されていることを特徴とする、前記軟質合成樹脂層の
    厚さ比率の高い部分をその一端部と中間部の一部とし、
    少なくとも一箇所屈曲部を有する合成樹脂製自動車空調
    用ダクト管のブロー成形装置。
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