JPH09225718A - 回転穿孔工具用集塵具 - Google Patents

回転穿孔工具用集塵具

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JPH09225718A
JPH09225718A JP3178196A JP3178196A JPH09225718A JP H09225718 A JPH09225718 A JP H09225718A JP 3178196 A JP3178196 A JP 3178196A JP 3178196 A JP3178196 A JP 3178196A JP H09225718 A JPH09225718 A JP H09225718A
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JP
Japan
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dust collecting
drill
dust collection
dust
drilling tool
Prior art date
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Pending
Application number
JP3178196A
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English (en)
Inventor
Takahisa Hitomi
隆寿 人見
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Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ドリル部によってセメント板を穿孔する際に発
生する切断粉を周囲に飛散させることなく、確実に集塵
することができる。 【解決手段】吸引装置に接続された集塵ホース11の先
端部近傍に、支持筒14が取り付けられており、この支
持筒14に、電動ドリル20がドリル部23を下側にし
て支持されている。集塵ホース11の先端部には、垂直
状態に配置された集塵管12の上端部が、圧縮バネ16
によって下方に付勢された状態でスライド可能に接続さ
れている。集塵管12の下端部には、円筒状をした集塵
カバー13が垂直状態で取り付けられており、この集塵
カバー13は、集塵管の内部と連通状態になっている。
集塵ホース11に支持された電動ドリル20のドリル部
23は、集塵カバー13の内部を挿通している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転駆動されるド
リル部を有する回転穿孔工具によって、セメント板、プ
ラスチック成形品、材木板等の加工物を穿孔する際に、
穿孔によって生じる切断粉を集塵するために使用される
回転穿孔工具用集塵具に関する。
【0002】
【従来の技術】電動機によってドリル部が回転駆動され
る電動ドリルによって、セメント板に貫通孔を穿孔する
と、回転駆動されるドリル部によって、セメント板の切
断粉が発生し、穿孔作業時において、周囲に飛散する。
周囲に飛散する切断粉は、作業環境を損なうために、作
業員にとって、健康上、好ましいものではない。このた
めに、作業員は、マスク等を装着して作業しなければな
らないが、マスク等の装着は煩わしく、また、マスク等
を装着した状態では作業がしづらいという問題がある。
【0003】さらに、穿孔作業時に周囲に飛散した切断
粉は、セメント板、セメント板が置かれた作業台等に付
着するために、穿孔作業が終了すると、セメント板等に
付着した切断粉を取り除く必要がある。セメント板等に
付着した切断粉は、従来、刷毛等によって集めて、セメ
ント板から取り除いていた。しかし、刷毛等によって切
断粉を集める際に、切断粉が周囲に飛散するために、作
業環境を損なったり、再度、セメント板等に切断粉が付
着することになり、好ましいものではない。
【0004】また、吸引装置に接続された集塵ホースに
よって、セメント板等に付着した切断粉を集塵して取り
除く方法も実施されている。この場合には、切断粉が周
囲に飛散することが防止され、切断粉を確実に除去する
ことができる。しかし、この場合には、穿孔作業が終了
した後に、切断粉を除去するための作業を実施しなけれ
ばならず、作業効率が悪いという問題がある。刷毛等に
よって切断粉を除去する場合にも、穿孔作業が終了した
後に、実施しなければならず、同様の問題がある。
【0005】いずれの場合にも、穿孔作業時に切断粉が
周囲に飛散することを防止できるものではなく、作業環
境上好ましいものではない。
【0006】このような問題を解決するために、電動ド
リル全体に、ドリル部を覆う集塵カバーを取り付けて、
その集塵カバーに、吸引装置に接続された集塵ホースを
接続し、穿孔作業時において、集塵ホースによって切断
粉を吸引する方法も行われている。この場合には、ドリ
ル部が集塵カバーによって覆われた状態になっているた
めに、切断粉が周囲に飛散することがなく、また、セメ
ント板等に切断粉が付着することも防止され、従って、
穿孔作業終了後に、セメント板等に付着した切断粉を除
去するための作業が不要になる。
【0007】さらに、セメント板が載置される加工台全
体を覆う集塵ブースを設置して、集塵ブース内にて、ド
リル部によるセメント板等の穿孔を実施する方法も実施
されている。この場合も、穿孔作業時に生じる切断粉は
周囲に飛散せず、従って、穿孔作業終了後の切断粉の除
去作業が不要になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】電動ドリルのドリル部
を、集塵ホースが接続された集塵カバーによって覆う構
成では、集塵カバーがドリルに取り付けられた状態にな
っているために、電動ドリル全体が重くなり、穿孔作業
が容易でないという問題がある。
【0009】また、集塵ブースを設置する構成では、作
業台の全体を覆うように集塵ブースを構成し、しかも、
その集塵ブース内にて電動ドリルを移動し得るように構
成しなければならず、集塵ブースの構造等が複雑にな
り、経済性を損なうという問題がある。
【0010】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、簡潔な構成であって、加工物に穿
孔する際に切断粉が周囲に飛散することを確実に防止す
ることができる回転穿孔工具用集塵具を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の回転穿孔工具用
集塵具は、回転駆動されるドリル部を有する回転穿孔工
具によって加工物を穿孔する際に、穿孔によって生じる
切断粉を集塵するために使用される回転穿孔工具用集塵
具であって、吸引装置に接続されており、その先端部近
傍に、ドリル部を下側に位置させた状態で回転穿孔工具
を支持するようになった集塵ホースと、この集塵ホース
の先端部に、上端部が下方に付勢された垂直状態でスラ
イド可能に接続された集塵管と、回転穿孔工具の下端部
に設けられたドリル部が内部を挿通するように、この集
塵管の下端部に垂直状態で取り付けられており、集塵管
の内部と連通状態になった筒状の集塵カバーと、を具備
することを特徴とするものであり、そのことにより上記
目的が達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の回転穿孔工具用集塵具の
実施の形態の一例を示す斜視図である。この回転穿孔工
具用集塵具10は、例えば、回転穿孔工具である電動ド
リル20によってセメント板40に貫通孔41を穿孔す
る際に使用されるように、セメント板40の穿孔作業位
置に配置されている。
【0014】本発明の回転穿孔工具用集塵具10は、穿
孔作業位置に配置された集塵ホース11と、この集塵ホ
ース11に一方の端部が接続された集塵管12と、集塵
管12の他方の端部に設けられた円筒状の集塵カバー1
3とを有している。さらに、集塵ホース11には、電動
ドリル20を支持する円筒状の支持筒14が装着されて
いる。
【0015】図2は、集塵ホース11と集塵管12との
接続部分の断面図である。集塵ホース11は、基端部
が、セメント板40を穿孔する際に発生する切削粉を吸
引するための吸引装置(図示せず)に接続されており、
先端部が、軸心方向に伸縮可能な蛇腹状であって、穿孔
作業位置の上方にて垂下した状態に配置されている。集
塵ホース11における下端部の外周面には、軸心対称の
2位置に外側に水平に突出した一対の支持軸11aが設
けられている。そして、これらの支持軸11aに、集塵
ホース11の下端部に嵌合された円筒状の支持筒14が
支持されるようになっている。
【0016】支持筒14は、上端面および下端面がそれ
ぞれ開放された状態になっており、その内周面には、軸
心対称の2位置に、軸心方向に沿って延びるスライド溝
14aがそれぞれ設けられている。各スライド溝14a
の下端部は、支持筒14の下端面から下方に開放した状
態になっているが、上端部は、支持筒14の上端面の近
傍部分に位置しており、従って、支持筒14の上端面か
ら上方には開放されていない。集塵ホース11に設けら
れた各支持筒11aは、支持筒14の下端部から各スラ
イド溝14a内に嵌合されており、各スライド溝14a
の上方部分が各支持筒11aに支持された状態になって
いる。これにより、支持筒14は、各支持軸11aによ
って垂下した状態に支持されている。
【0017】支持筒14における中央部の外周面には、
外方に突出するブラケット14bが取り付けられてお
り、このブラケット14bに、電動ドリル20を支持す
る支持バンド15の各端部が取り付けられている。支持
バンド15は、電動ドリル20の電動本体部21に巻き
付けられるようにリング状になっており、リング状の支
持バンド15内に、電動ドリル20の電動本体部21
が、ドリル部23を下側にして垂直状態で支持されるよ
うになっている。
【0018】集塵ホース11内に接続される集塵管12
は、その上端部が集塵ホース11内にスライド可能に嵌
合されている。集塵管12の上端部外周面には、上端面
から適当な間隔をあけた位置に、全周にわたって外方に
突出したフランジ部12aが設けられている。そして、
集塵管12の上端部と集塵ホース11の下端部との間に
は、圧縮バネ16が嵌合されている。この圧縮バネ16
は、集塵ホース11の各支持軸11aと、集塵管12の
フランジ部12aとの間に各端部が支持された状態にな
っており、集塵管12全体を下方に付勢している。集塵
管12は、圧縮バネ16の付勢力に抗して上方へとスラ
イドすると、その上端部が集塵ホース11内に嵌入し得
るようになっている。集塵管12は、集塵ホース11か
ら抜け出さないように、抜け止めされている。
【0019】集塵管12の下端部は、垂直に屈曲された
状態になっており、その端部に、上端面および下端面が
開放された円筒状の集塵カバー13が、垂直状態で支持
されている。
【0020】支持バンド15に支持される電動ドリル2
0は、電動本体部21の回転軸22の先端に、ホールソ
ー23aおよび先導ドリル23bが一体となったドリル
部23が取り付けられている。ホールソー23aは、下
端部に切断刃を有する円筒状をしており、その軸心部を
先導ドリル23bが挿通している。電動ドリル20は、
ドリル部23を下側にして電動体本体部21が、支持筒
14に取り付けられた支持バンド15内に嵌合されて、
垂直に支持されるようになっており、この場合、ドリル
部23におけるホールソー23aの下端部が、集塵カバ
ー13内に同心状態で嵌合されて、先導ドリル23bが
集塵カバー13の軸心部を挿通するようになっている。
【0021】このような構成の回転穿孔工具用集塵具1
0は、次のように使用される。セメント板40に貫通孔
41を穿孔する場合には、電動ドリル20の電動本体部
21に支持バンド15を巻回して、支持バンドの各端部
を、集塵ホース11に取り付けられた支持筒14のブラ
ケット14bに、ボルトおよびナットによって取り付け
る。これにより、電動ドリル20は、垂直状態で回転穿
孔工具用集塵具10に支持された状態になり、その下端
部に設けられた先導ドリル23bが、集塵カバー13の
軸心部を挿通して、ホールソー23aの下端部が集塵カ
バー13内に同心状態で嵌合される。
【0022】このような状態で、電動ドリル20の下方
にセメント板20が水平状態で配置されて、穿孔すべき
貫通孔41の中心に相当する部分が、先導ドリル23b
の直下に位置される。そして、電動本体部21が回転駆
動されて、電動ドリル20全体が下降される。これによ
り、集塵ホース11全体が伸長されて、回転した先導ド
リル23bがセメント板40を穿孔する。このとき、集
塵ホース11が接続された吸引装置が駆動されており、
集塵ホース11には、集塵管12を介して、集塵カバー
13の周囲の空気が吸引される。従って、先導ドリル2
3bがセメント板40を穿孔することによって発生する
切断粉は、その上方に位置する集塵カバー13の開放さ
れた下端面および上端面を通ってその内部に吸引され、
集塵管12を通って集塵ホース11へと供給される。
【0023】その後、さらに、電動ドリル20全体が下
降され、集塵ホース11が伸長されて、集塵カバー13
の下端面が、セメント板40の上面に当接される。この
ような状態で、さらに、電動ドリル20全体が下降され
て集塵ホース11が伸長された状態になると、集塵カバ
ー13の下端面がセメント板40の上面に圧接される。
そして、さらに、電動ドリル20全体が下降されて集塵
ホース11が伸長されると、集塵カバー13に接続され
た集塵管12の上端部が上方にスライドし、圧縮バネ1
6の付勢力に抗して集塵ホース11内に嵌入される。そ
して、セメント板40に圧接された集塵カバー13に対
して、先導ドリル23bと一体となって回転しているホ
ールソー23aが下降し、ホールソー23aの下端部に
設けられた切断刃がセメント板40を穿孔して、貫通孔
41を形成する。
【0024】このとき、ホールソー23aは、セメント
板40に圧接された集塵カバー13によって覆われてい
るために、セメント板40の穿孔によって発生する切断
粉は、集塵カバー13の外部に飛散することなく、集塵
管12を通って、集塵ホース11内に吸引される。
【0025】電動ドリル20は、支持バンド15によっ
て、集塵具10に容易に着脱されるようになっており、
従って、形成される貫通孔41の大きさ等に対応したド
リル部23を有する電動ドリル20に容易に取り替える
ことができる。
【0026】
【発明の効果】本発明の回転穿孔工具用集塵具は、この
ように、集塵ホースに取り付けられた回転穿孔工具のド
リル部は、集塵ホースに対して集塵管を介して取り付け
られた集塵カバーの内部を挿通した状態になり、しか
も、集塵カバーが下方に付勢された状態でドリル部に対
して上下方向に移動し得るようになっているために、ド
リル部が加工物を穿孔する際に生じる切断屑は、ドリル
部の周囲を覆った状態の集塵カバーによって、周囲に飛
散することなく、確実に、集塵管から集塵ホースに吸引
される。また、ドリル部を覆う集塵カバーを、集塵管を
介して集塵ホースに取り付けるという簡潔な構成になっ
ているために、製造が容易であり、経済的でもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転穿孔工具用集塵具の実施の形態の
一例を示す斜視図である。
【図2】その回転穿孔工具用集塵具の要部の断面図であ
る。
【符号の説明】
10 回転穿孔工具用集塵具 11 集塵ホース 12 集塵管 13 集塵カバー 14 支持筒 15 支持バンド 16 圧縮バネ 20 電動ドリル 21 電動本体部 22 回転軸 23 ドリル部 23a ホールソー 23b 先導ドリル 40 セメント板 41 貫通孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動されるドリル部を有する回転穿
    孔工具によって加工物を穿孔する際に、穿孔によって生
    じる切断粉を集塵するために使用される回転穿孔工具用
    集塵具であって、 吸引装置に接続されており、その先端部近傍に、ドリル
    部を下側に位置させた状態で回転穿孔工具を支持するよ
    うになった集塵ホースと、 この集塵ホースの先端部に、上端部が下方に付勢された
    垂直状態でスライド可能に接続された集塵管と、 回転穿孔工具の下端部に設けられたドリル部が内部を挿
    通するように、この集塵管の下端部に垂直状態で取り付
    けられており、集塵管の内部と連通状態になった筒状の
    集塵カバーと、 を具備することを特徴とする回転穿孔工具用集塵具。
JP3178196A 1996-02-20 1996-02-20 回転穿孔工具用集塵具 Pending JPH09225718A (ja)

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JP3178196A JPH09225718A (ja) 1996-02-20 1996-02-20 回転穿孔工具用集塵具

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