JPH09225156A - 刃の寿命検知機能を有する切断装置 - Google Patents

刃の寿命検知機能を有する切断装置

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JPH09225156A
JPH09225156A JP3857296A JP3857296A JPH09225156A JP H09225156 A JPH09225156 A JP H09225156A JP 3857296 A JP3857296 A JP 3857296A JP 3857296 A JP3857296 A JP 3857296A JP H09225156 A JPH09225156 A JP H09225156A
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JP
Japan
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blade
outer blade
wear member
cutting device
life
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Application number
JP3857296A
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English (en)
Inventor
Shuji Yamada
修司 山田
Shigetoshi Sakon
茂俊 佐近
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切断装置の刃の寿命を外刃の外側から簡単に
検知して使用者に認知させることができる寿命検知機能
を有する切断装置を提供する。 【解決手段】 外刃1及び内刃のいずれか、あるいは両
方を摺動することで切断する切断装置である。外刃1
に、外刃1の内側において外刃1と係合し且つ内刃との
摺接により磨耗することにより外刃1から外れる構造の
磨耗部材を備える。磨耗部材が外れた時に外刃1の外側
から磨耗部材が外れたことを視認できる視認手段4を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気かみそり、産
毛剃り器、腋下剃り器、毛玉クリーナ等の網状の外刃を
有し、内刃と外刃とが摺接する機構を有する切断装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気かみそり、産毛剃り器、腋下剃り
器、毛玉クリーナ等の網状の外刃を有し、内刃と外刃と
が摺接する機構を有する切断装置において、刃が磨耗し
て寿命になったことを表示するものとして特開昭59ー
97690号公報が知られている。この従来例にあって
は、内刃に孔や溝を設けて、磨耗により孔や溝に一部が
内刃の先端縁に露出した状態となると、刃の寿命である
ことを知らせるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記の従来
例にあっては、磨耗による刃の寿命を知るための手段で
ある孔や溝が内刃に設けてあるため、外刃を外さないか
ぎり刃に寿命が来たことを知ることができず、このた
め、寿命が来ていて孔や溝の一部が内刃の先端縁に露出
した状態となっていても、そのまま使用をしてしまうと
いう問題があり、この寿命が来ている状態でそのまま長
時間使用すると、やがて、破損し、肌を傷める危険があ
る。また、外刃を外して寿命が来ているかどうかを確認
しなければならず、面倒である。
【0004】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、切断装置の刃の寿命を外刃の外側
から簡単に検知して使用者に認知させることができる刃
の寿命検知機能を有する切断装置を提供することを課題
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記本発明の課題を解決
するために、本発明の刃の寿命検知機能を有する切断装
置は、外刃1及び内刃2のいずれか、あるいは両方を摺
動することで切断する切断装置であって、該外刃1に、
外刃1の内側において外刃1と係合し且つ内刃2との摺
接により磨耗することにより外刃1から外れる構造の磨
耗部材3を備え、該磨耗部材3が外れた時に外刃1の外
側から磨耗部材3が外れたことを視認できる視認手段4
を設けてなることを特徴とするものである。このような
構成とすることで、磨耗部材3が内刃2との摺接により
磨耗して外刃1から外れると、磨耗部材3が外刃1から
外れたことが外側から視認手段4で視認でき、刃の寿命
を確認できるものである。ここで、磨耗部材3の消耗の
時期は外刃1あるいは内刃2の刃先の曲率半径が大きく
なり切断能力が低下する時期と略対応させてある。
【0006】また、磨耗部材3と視認手段4とで構成さ
れる刃寿命検知装置5が外刃1の側方に形成されている
ことも好ましい。このような構成とすることで、刃寿命
検知装置5が切断の邪魔になりにくく、また切断装置の
使用者が視認しやすいものである。また、磨耗部材3と
視認手段4とで構成される刃寿命検知装置5が外刃1の
刃として使用しない周辺部に形成されていることも好ま
しい。このような構成とすることで、刃寿命検知装置5
が切断の邪魔になりにくく、また刃寿命検知装置5が切
断部位と異なる位置にあるため目立ちやすくて切断装置
の使用者が視認しやすいものである。
【0007】また、外刃1の外側に視認手段4を構成す
る視認基体6を配置し、該視認基体6が外刃1の内側に
配置される磨耗部材3の外刃1への係合にて視認基体6
を外刃1に取付け、内刃2の摺動にて係合部7の外刃1
への係合が解消された状態で視認基体6が外刃1より外
れるように構成してあることも好ましい。このような構
成とすることで、磨耗部材3の係合部7が磨耗して視認
基体6が外刃1から外れることで、簡単に切断装置の使
用者が視認しやすいものである。
【0008】また、係合部7が外刃1の内側において外
刃1より突出していることも好ましい。このような構成
とすることで、内刃2と外刃1は外刃1の内面全面で接
触摺動しないことが多いが、該磨耗部材3の係合部7を
突出させることにより、内刃2と非接触の外刃1の部位
に刃寿命検知装置5を位置させることができるものであ
る。
【0009】また、係合部7に摺接する内刃2部分が突
出していることも好ましい。すなわち、多くの場合、内
刃2と外刃1は外刃1の内側全面で接触摺動しないこと
があるが、磨耗部材3の係合部7を磨耗させる内刃2部
分を突出させることで、外刃1の内刃2と非接触の部位
に刃寿命検知装置5を位置させることができるものであ
る。
【0010】また、係合部7の外刃1への係合が解消さ
れて視認基体6が外刃1より外れる際に、外方に外れる
ように付勢する手段を設けることも好ましい。このよう
な構成とすることで、係合部7が磨耗して係合が解除さ
れると視認基体6が確実に外れて、切断装置の使用者に
より確実に視認できるものである。また、磨耗部材3の
磨耗状態と外刃1の磨耗状態とが略同一となるように、
磨耗部材3を選定してなることも好ましい。このような
構成とすることで、簡単な構成で外刃1が寿命になった
ことをより正確に使用者に視認させることができるもの
である。
【0011】また、外刃1の視認基体6により覆われて
いる部位に視認基体6が外れることで露出する孔9を形
成することも好ましい。このような構成とすることで、
視認基体6が外れると孔9が露出して切断装置の使用者
が確実に視認しやすいものである。また、外刃1及び内
刃2のいずれか、あるいは両方を摺動することで切断す
る切断装置であって、外刃1に外側が凹となる凹部10
を形成し、該凹部10の外刃1の内側となる部位を薄肉
状の磨耗部材3で形成すると共に該薄肉部分が磨耗部材
3の磨耗を検出する視認手段4となることことも好まし
い。このような構成とすることで、簡単な構成で、外刃
1の軽微な劣化を検知することができるものである。
【0012】また、寿命検知部位が色付けしてあること
も好ましい。このような構成とすることで、切断装置の
使用者がより視認しやすくなるものである。また、磨耗
部材3と視認手段4とで構成される刃寿命検知装置5が
多数形成してあることも好ましい。このような構成とす
ることで、一つの刃寿命検知装置5が不良であっても、
寿命検知が確実にできるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を添付図面
に基づいて説明する。切断装置は電気かみそり、産毛剃
り器、腋下剃り器、毛玉クリーナ等であって、網状の外
刃1、内刃2を備えていて、外刃1及び内刃2のいずれ
か、あるいは両方を摺動することで切断するようになっ
ている。ここで、添付図面に示す実施形態においては、
切断装置として電気かみそりの例が示してある。
【0014】図1には電気かみそりとして往復式の電気
かみそりの例が示してあり、外刃1はネット状をしてい
て多数の孔13が形成してあり、孔13の開口縁部が外
刃1の刃先部となっている。図1に示す実施形態のもの
は図2に示すように外刃1を内刃2の往復移動方向に対
して直交する方向に弧状となるように曲成してあって、
該外刃1の両端部の取付け部12部分がかみそり本体1
2に取付けてある。そして、内刃2を図3の矢印方向に
往復移動することでネット状の外刃1の孔13内に入っ
た髭を外刃1の孔13の縁と内刃2とで切断することで
髭剃りを行うようになっている。
【0015】外刃1には内側に磨耗部材3が係合してあ
り、該磨耗部材3は内刃2との摺接により磨耗して上記
外刃1との係合が外れるようになっている。そして、外
刃1には該係合が外れた時に外刃1の外側から磨耗部材
3が外れたことを視認できる視認手段4が設けてある。
図3に示すように、視認手段3を構成する視認基体6を
外刃1の外面に重ねた状態で、磨耗部材3の軸部15を
視認基体6に設けた挿入孔14に挿通して軸部15の一
端部の頭部16を挿入孔14の大径孔部14aにはめ込
むと共に軸部15を外刃1に設けた取付け孔17に挿通
し、該磨耗部材3の外刃1の内側における端部の膨出し
た係合部7を外刃1に係合してあり、磨耗部材3と、視
認手段3を構成する視認基体6とで刃寿命検知装置5が
構成してある。
【0016】上記のような構成の切断装置は、内刃2が
往復動して切断を行うものであるが、切断使用期間が長
くなるにしたがって、内刃2により外刃1の内側の磨耗
部材3の係合部7が磨耗されていく、そして、所定の使
用期間が過ぎると、係合部7が損耗して係合作用がなく
なり、磨耗部材3の軸部15が外刃1の取付け孔17か
ら外れ、このように磨耗部材3が取付け孔17から外れ
ることで視認手段3である視認基体6が外刃1から外れ
る。しかして、視認基体6が外刃1に取付けてある状態
では未だ刃の寿命が来ていないと判断し、他方視認基体
6が外刃1から外れると刃の寿命が来ていると判断し、
外刃1の交換あるいは、外刃1及び内刃2の交換を行う
ものである。
【0017】図4乃至図6、図7乃至図9、図10乃至
図12、図13乃至図15にはそれぞれ本発明の他の実
施形態が示してある。すなわち図1、図2に示す実施形
態においては、ネット状の外刃1の切断用の孔13を多
数設けた切断エリア内に刃寿命検知装置5を設けた例を
示したが、図4乃至図6、図7乃至図9、図10乃至図
12、図13乃至図15に示す各実施形態においては、
外刃1の側方、好ましくは外刃1の刃として使用しない
周辺部21に刃寿命検知装置5を設けてある。このよう
に外刃1の側方に刃寿命検知装置5を設けると、刃寿命
検知装置5が切断の邪魔になりにくいものであり、また
刃寿命検知装置5が側方、特に、切断部位と異なる位置
にあるため切断用の孔13に視認の邪魔がされることな
く目立ちやすくて切断装置の使用者が視認しやすくなる
ものである。
【0018】ここで、外刃1の刃として使用しない周辺
部21は図示のように内刃2と摺接せずに隙間があるの
で、図4乃至図6、図10乃至図12、図13乃至図1
5に示す各実施形態においては、磨耗部材3の係合部7
と外刃1の内面部との間にリンク部材20を介在して磨
耗部材3を外刃1の内面より突出した位置に配置して内
刃2が摺接できるようにしてある。
【0019】一方、図7乃至図9に示す実施形態におい
ては、外刃1の刃として使用しない周辺部21の内側に
配設した磨耗部材3の係合部7に対向する内刃2の対向
部位から突出部22を突設し、該突出部22が磨耗部材
3の係合部7に摺接するように構成してあり、このよう
にすることで、外刃1の刃として使用しない周辺部21
と内刃2との間に隙間があるにもかかわらず、確実に内
刃2により磨耗部材3の係合部7を磨耗していくことが
できるものである。
【0020】ところで、図10乃至図12に示す実施形
態においては、係合部7の外刃1への係合が解消されて
視認基体6が外刃1より外れる際に、外方に外れるよう
に付勢する手段を設けてある。すなわち、係合部7の外
刃1への係合が解消されて視認基体6が外刃1より外れ
る際に、外方に外れるように付勢する手段としては、図
12(a)に示すように、磨耗部材3の頭部16の下面
側に磨耗部材3と一体にばね性を有するひれ状をした弾
性部30を形成してある。本実施形態においては磨耗部
材3の頭部16が視認基体6となっていて視認手段3を
兼用している。この頭部16が視認手段3を兼用した磨
耗部材3の軸部15を外刃1に設けた取付け孔17に挿
入し、外刃1の表面側の面に設けた凹み部31内に磨耗
部材3の頭部16を収納すると共に弾性部30を凹み部
31の底に弾性的に押し当て、この状態で磨耗部材3の
外刃1の内側における端部の膨出した係合部7を外刃1
に係合してある。この実施例では、内刃2により外刃1
の内側の磨耗部材3の係合部7が磨耗されていって、係
合部7が損耗して係合作用がなくなると、弾性部30の
弾発力により頭部16が視認手段3となった磨耗部材3
の軸部15が外刃1の取付け孔17から自動的にはず
れ、刃の寿命がきたことが判断できるものである。図1
2(a)では係合部7の外刃1への係合が解消されて視
認基体6が外刃1より外れる際に、外方に外れるように
付勢する手段として磨耗部材3の頭部16の下面側にば
ね性を有する弾性部30を一体に形成して構成した例を
示したが、図12(b)のように弾性部30として磨耗
部材3とは別体のコイル状ばね等のばね材により構成し
て磨耗部材3の頭部16の下面と凹み部31の底との間
に弾性的に介在させてもよいものである。なお、図12
(b)においてリンク部材20は設けない場合もある。
また、係合部7の外刃1への係合が解消されて視認基体
6が外刃1より外れる際に、外方に外れるように付勢す
る手段を設けるものにおいて、前述のように磨耗部材3
と視認基体4とが別部材であってもよいものである。こ
の場合には例えば視認基体4と外刃2との間に弾性部3
0を介在させるものである。
【0021】図15に示す実施形態においては、外刃1
の視認基体6により覆われている部位に視認基体6が外
れることで露出する孔9が形成してある。このように孔
9を視認基体6で覆ってあると、視認基体6が外れた場
合、孔9が露出し、視認基体6が外れたことと、孔9が
露出したこととの両方によりより確実に外部から切断装
置の使用者が刃に寿命が来たことを視認できるものであ
る。
【0022】また、磨耗部材3の磨耗状態と外刃1の磨
耗状態とが略同一となるように、磨耗部材3を選定して
なることも好ましい。図16には磨耗部材3の係合部7
の磨耗量(mm)と外刃1の刃先磨耗量(μm)との関
係を示すグラフが示してある。ここで、磨耗部材3の係
合部7の磨耗量とは磨耗部分における磨耗状態の前後に
おける係合部7の厚さの差(磨耗した厚さ)のことであ
り、また、外刃1は刃先角60°でこの外刃1の磨耗量
とは磨耗後の刃先幅増加量を示している。更に、上記の
図16を求めるに当り、外刃1は材質がSUS420、
硬度(Hv)が550、磨耗部分の大きさが0.3mm
であり、磨耗部材3の係合部7は材質がSUS420、
硬度(Hv)が350、面積0.75mm2 、厚さ0.
1mmである。そして、上記のようにして求めたグラフ
に基づいて、目的とする外刃1の刃先の磨耗量に対応す
る磨耗量となるように磨耗部材3の係合部7の磨耗量を
設定することで、磨耗部材3の磨耗状態と目的とする外
刃1の磨耗状態とが略同一となるようにすることができ
るものである。この場合、磨耗部材3を外刃1と同じ材
料にしなくても、磨耗量を略同じものが使用できるた
め、それに応じた選定により製造が容易になるものであ
る。
【0023】図17には本発明の更に他の実施形態が示
してある。本実施形態においては、外刃1及び内刃2の
いずれか、あるいは両方を摺動することで切断する切断
装置において、外刃1に外側が凹となる凹部10を形成
し、該凹部10の外刃1の内側となる部位を薄肉状の磨
耗部材3で形成したものであり、凹部10の薄肉部分1
0aが視認手段4となっている。ここで、磨耗部材3と
なった凹部10の薄肉部分10aが内側に少し突出して
いる。本実施形態においては、使用していくにしたがっ
て、内刃2により磨耗部材3である凹部10の薄肉部分
10aが磨耗していき、視認手段4である薄肉部分10
aに孔があくことで外部から刃に寿命が来ていることが
確認できるものである。本実施形態においては、凹部1
0を形成する箇所は、ネット状の外刃1の切断用の孔1
3を多数設けた切断エリア内に設けてもよく、あるい
は、外刃1の側方、好ましくは外刃1の刃として使用し
ない周辺部21に設けてもよいものである。
【0024】ところで、前述の各実施形態において、寿
命検知部位を色付けして外刃1と異なる色とすると、寿
命検知部位が外れたり、あるいは孔があいたりすること
で、刃に寿命が来たことを切断装置の使用者がより視認
しやすくなるものである。ここで、刃の寿命が来た際に
視認手段3である視認基体6が外刃1から外れるものに
おいて、視認基体6を取付けている状態において視認基
体6に隠されている外刃1の部位を外刃1の他の部位と
異なる色に色付けしてもよいものである。この場合も、
視認基体6が外れると、視認基体6により隠れていた外
刃1の異なる色付け部位が現出して刃に寿命が来たこと
を切断装置の使用者がより視認しやすくなるものであ
る。
【0025】また、図1や図7に示すように、磨耗部材
3と視認手段4とで構成される刃寿命検知装置5が多数
形成してあってもよい。このような構成とすることで、
一つの刃寿命検知装置5が不良であっても、他の刃寿命
検知装置5の磨耗部材3が磨耗して視認手段4が外れる
ことで、寿命検知を確実に知ることができるものであ
る。
【0026】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、外刃及び内刃のいずれか、あるいは
両方を摺動することで切断する切断装置であって、該外
刃に、外刃の内側において外刃と係合し且つ内刃との摺
接により磨耗することにより外刃から外れる構造の磨耗
部材を備え、該磨耗部材が外れた時に外刃の外側から磨
耗部材が外れたことを視認できる視認手段を設けてある
ので、磨耗部材が内刃との摺接により磨耗して外刃から
外れると、磨耗部材が外刃から外れたことが外側から視
認手段で視認でき、刃の寿命を確認できるものであり、
この結果、刃が寿命になると、外刃の外から確実に検知
でき、寿命が来ているにもかかわらず使いつづけたり、
あるいは寿命前に刃の交換をしてしまうというようなこ
とがないものである。
【0027】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、磨耗部材と視認
手段とで構成される刃寿命検知装置が外刃の側方に形成
されているので、刃寿命検知装置が切断装置本来の切断
動作の邪魔にならず、切断装置の使用者が視認しやすい
ものである。また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項2記載の発明の効果に加えて、磨耗部材と視認
手段とで構成される刃寿命検知装置が外刃の刃として使
用しない周辺部に形成されているので、切断に必要なネ
ットの孔がある位置と異なる位置となり、刃寿命検知装
置が切断装置本来の切断の邪魔になることなく視認しや
すいものである。
【0028】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、外刃の外側に視
認手段を構成する視認基体を配置し、該視認基体が外刃
の内側に配置される磨耗部材の外刃への係合にて視認基
体を外刃に取付け、内刃の摺動にて係合部の外刃への係
合が解消された状態で視認基体が外刃より外れるように
構成してあるので、視認基体が外刃の外面側から外れる
ことで刃の劣化を外部から確実に視認でき、また視認手
段、磨耗部材により構成される刃寿命検知装置の構成が
簡単となるものである。
【0029】また、請求項5記載の発明にあっては、上
記請求項4記載の発明の効果に加えて、係合部が外刃の
内側において外刃より突出しているので、内刃や外刃に
特別な加工をしなくても、外刃の内刃との非接触部位に
磨耗部材を配設しても確実に内刃が磨耗部材に接触摺動
できるものである。また、請求項6記載の発明にあって
は、上記請求項4記載の発明の効果に加えて、係合部に
摺接する内刃部分が突出しているので、外刃の内刃との
非接触部位に磨耗部材を配設しても、内刃の一部を突出
させるという簡単な構成で確実に内刃が磨耗部材に接触
摺動できるものである。
【0030】また、請求項7記載の発明にあっては、上
記請求項4記載の発明の効果に加えて、係合部の外刃へ
の係合が解消されて視認基体が外刃より外れる際に、外
方に外れるように付勢する手段を設けてあるので、磨耗
部材が外刃から外れる際に付勢手段により確実に視認基
体を外刃から外すことができて、切断装置の使用者に確
実に視認させることができるものである。
【0031】また、請求項8記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、磨耗部材の磨耗
状態と外刃の磨耗状態とが略同一となるように、磨耗部
材を選定してあるので、外刃が寿命になったことをより
正確に使用者に視認させることができるものである。ま
た、請求項9記載の発明にあっては、上記請求項1記載
の発明の効果に加えて、外刃の視認基体により覆われて
いる部位に視認基体が外れることで露出する孔を形成し
てあるので、視認基体が外れると視認基体により隠され
ていた孔が露出することになり、切断装置の使用者が確
実に視認しやすいものである。
【0032】また、請求項10記載の発明にあっては、
外刃及び内刃のいずれか、あるいは両方を摺動すること
で切断する切断装置であって、外刃に外側が凹となる凹
部を形成し、該凹部の外刃の内側となる部位を薄肉状の
磨耗部材で形成すると共に該薄肉部分が磨耗部材の磨耗
を検出する視認手段となっているので、外刃を凹ませて
該凹部の外刃の内側となる部位を薄肉状とするという簡
単な構成で磨耗部材を形成でき、磨耗部材が内刃で磨耗
されてこの部分に孔があくことで、外部から刃が寿命に
なったことが視認できるものであり、また、凹部の外刃
の内側となる部位を薄肉状とすることで、外刃のより軽
微な劣化を検知することができるものである。
【0033】また、請求項11記載の発明にあっては、
上記請求項9又は請求項10記載の発明の効果に加え
て、寿命検知部位が色付けしてあるので、色付けした部
分が無くなることで、外部から刃が寿命になったことが
容易に視認できるものである。また、請求項12記載の
発明にあっては、上記請求項1又は請求項4又は請求項
9又は請求項10記載の発明の効果に加えて、磨耗部材
と視認手段とで構成される刃寿命検知装置が多数形成し
てあるので、一つの刃寿命検知装置が不良であっても、
寿命検知が確実にできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の斜視図である。
【図2】同上の外刃と内刃との位置関係を示す概略断面
図である。
【図3】同上の磨耗部材と視認手段との拡大断面図であ
る。
【図4】本発明の他の実施形態の斜視図である。
【図5】同上の外刃と内刃との位置関係を示す概略断面
図である。
【図6】同上の磨耗部材と視認手段との拡大断面図であ
る。
【図7】本発明の更に他の実施形態の斜視図である。
【図8】同上の外刃と内刃との位置関係を示す概略断面
図である。
【図9】同上の磨耗部材と視認手段との拡大断面図であ
る。
【図10】本発明の更に他の実施形態の斜視図である。
【図11】同上の外刃と内刃との位置関係を示す概略断
面図である。
【図12】(a)(b)は同上の弾性部を設けた各例を
示す拡大断面図である。
【図13】本発明の更に他の実施形態の斜視図である。
【図14】同上の外刃と内刃との位置関係を示す概略断
面図である。
【図15】同上の磨耗部材と視認手段との拡大断面図で
ある。
【図16】本発明における磨耗部材の係合部の磨耗量と
外刃の刃先の磨耗量との関係を示すグラフである。
【図17】本発明の更に他の実施形態の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 外刃 2 内刃 3 磨耗部材 4 視認手段 5 刃寿命検知装置 6 視認基体 7 係合部 9 孔 10 凹部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外刃及び内刃のいずれか、あるいは両方
    を摺動することで切断する切断装置であって、該外刃
    に、外刃の内側において外刃と係合し且つ内刃との摺接
    により磨耗することにより外刃から外れる構造の磨耗部
    材を備え、該磨耗部材が外れた時に外刃の外側から磨耗
    部材が外れたことを視認できる視認手段を設けてなるこ
    とを特徴とする刃の寿命検知機能を有する切断装置。
  2. 【請求項2】 磨耗部材と視認手段とで構成される刃寿
    命検知装置が外刃の側方に形成されていることを特徴と
    する請求項1記載の刃の寿命検知機能を有する切断装
    置。
  3. 【請求項3】 磨耗部材と視認手段とで構成される刃寿
    命検知装置が外刃の刃として使用しない周辺部に形成さ
    れていることを特徴とする請求項2記載の刃の寿命検知
    機能を有する切断装置。
  4. 【請求項4】 外刃の外側に視認手段を構成する視認基
    体を配置し、該視認基体が外刃の内側に配置される磨耗
    部材の外刃への係合にて視認基体を外刃に取付け、内刃
    の摺動にて係合部の外刃への係合が解消された状態で視
    認基体が外刃より外れるように構成して成ることを特徴
    とする請求項1記載の刃の寿命検知機能を有する切断装
    置。
  5. 【請求項5】 係合部が外刃の内側において外刃より突
    出していることを特徴とする請求項4記載の刃の寿命検
    知機能を有する切断装置。
  6. 【請求項6】 係合部に摺接する内刃部分が突出してい
    ることを特徴とする請求項4記載の刃の寿命検知機能を
    有する切断装置。
  7. 【請求項7】 係合部の外刃への係合が解消されて視認
    基体が外刃より外れる際に、外方に外れるように付勢す
    る手段を設けて成ることを特徴とする請求項4記載の刃
    の寿命検知機能を有する切断装置。
  8. 【請求項8】 磨耗部材の磨耗状態と外刃の磨耗状態と
    が略同一となるように、磨耗部材を選定して成ることを
    特徴とする請求項1記載の刃の寿命検知機能を有する切
    断装置。
  9. 【請求項9】 外刃の視認基体により覆われている部位
    に視認基体が外れることで露出する孔を形成して成るこ
    とを特徴とする請求項1記載の刃の寿命検知機能を有す
    る切断装置。
  10. 【請求項10】 外刃及び内刃のいずれか、あるいは両
    方を摺動することで切断する切断装置であって、外刃に
    外側が凹となる凹部を形成し、該凹部の外刃の内側とな
    る部位を薄肉状の磨耗部材で形成すると共に該薄肉部分
    が磨耗部材の磨耗を検出する視認手段となることを特徴
    とする刃の寿命検知機能を有する切断装置。
  11. 【請求項11】 寿命検知部位が色付けしてあることを
    特徴とする請求項9又は請求項10記載の刃の寿命検知
    機能を有する切断装置。
  12. 【請求項12】 磨耗部材と視認手段とで構成される刃
    寿命検知装置が多数形成してあることを特徴とする請求
    項1又は請求項4又は請求項9又は請求項10記載の刃
    の寿命検知機能を有する切断装置。
JP3857296A 1996-02-26 1996-02-26 刃の寿命検知機能を有する切断装置 Pending JPH09225156A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017529967A (ja) * 2014-10-07 2017-10-12 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 皮膚の領域に存在する毛に対して切断行為を実行するための電気器具

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JP2017529967A (ja) * 2014-10-07 2017-10-12 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 皮膚の領域に存在する毛に対して切断行為を実行するための電気器具

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