JPH09225154A - 交換刃を持つナイフ - Google Patents

交換刃を持つナイフ

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JPH09225154A
JPH09225154A JP3252697A JP3252697A JPH09225154A JP H09225154 A JPH09225154 A JP H09225154A JP 3252697 A JP3252697 A JP 3252697A JP 3252697 A JP3252697 A JP 3252697A JP H09225154 A JPH09225154 A JP H09225154A
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lid
blade
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knife
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JP3252697A
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English (en)
Inventor
Harald Berns
ハラルト・ベルンス
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Individual
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B5/00Hand knives with one or more detachable blades

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Knives (AREA)
  • Scissors And Nippers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 交換刃を持つ構造及び操作の簡単なナイフを
提供する。 【構成】 ナイフ10は、本体13とこれに対して縦方
向xに移動可能な蓋14とから成る握り12及び交換刃
11を持ち、蓋14は開放位置から閉鎖位置へ移動可能
である。開放位置において蓋14の前部押圧面20は、
ばね戻し作用に抗して刃11の方へ内方に押圧可能であ
る。閉鎖位置において蓋14は、本体13の支持体17
に係合する保持面30により、ばね戻し作用で支持体1
7を外方へ押す。閉鎖位置における蓋14の拘束は、蓋
14の後端範囲22と本体13の後部支持台18との間
の摩擦結合によるか又ははまり合い係合又は差込み結合
によつて行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交換刃及び握りを持つ
ナイフであつて、握りが本体とこの本体に対してその縦
方向に移動可能な蓋とを持ち、この蓋が開放位置から閉
鎖位置へ移動可能であり、閉鎖位置で蓋の前部押圧面が
刃の幅広い側を本体の刃支持面へ押付け、閉鎖位置で蓋
の少なくとも1つの中間の保持面が、本体のそれぞれ1
つの支持体に係合し、更に刃の先端とは反対側にある蓋
の後端範囲が、後部支持台の所で移動可能にかつ閉鎖位
置で拘束可能に握りの本体に設けられているものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】このようなナイフはドイツ連邦共和国特
許出願公開第2839067号明細書により公知であ
る。この公知のナイフは下部握り殻体部分、本体、上部
握り殻体部分及び蓋を持つている。本体及び蓋は、刃の
先端とは反対側の後方範囲で、回転継手を介して互いに
結合されている。従つて縦方向移動可能な破断刃を交換
しようとする場合、回転継手の周りに蓋を本体から離れ
るように揺動させることができる。
【0003】蓋の閉鎖位置を生ずるため、蓋が再び本体
の方へ揺動され、この揺動後刃の先端の方へ前方に移動
され、それにより閉鎖位置へ達する。閉鎖位置で蓋と本
体は、両方の縦辺に設けられてほぼ段状に形成されかつ
楔状に近づく2対の面により内外に係合する。後部握り
範囲に設けられるねじ伝動装置状の蝶ねじが蓋をその前
部閉鎖位置へ押すことにより、閉鎖位置が確保される。
前述したように楔状に近づく2対の面により、蓋の前部
押圧面が刃の両側を本体の刃載置体へ押付ける。閉鎖位
置で蓋の両側に設けられて楔状に延びる保持面が、本体
の支持体の対応する対向保持面に係合する。刃の先端と
は反対の側にある蓋の後端範囲は、前述したねじ伝動装
置状の蝶ねじにより移動可能に、かつ閉鎖位置で拘束可
能に本体の後部支持台に設けられている。
【0004】ドイツ連邦共和国特許出願公開第2839
067号明細書により公知のナイフは、交換刃の前部範
囲を確実に摩擦即ち締付けで固定するので、有利であ
り、こうして切断物品への比較的大きい切断力の伝達が
保証され、このことは例えば職業的なじゆうたんナイフ
にとつて重要である。他方公知のナイフの取扱い及び構
造は、費用がかかりすぎるものと感じられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この公知のナイフから
出発して、本発明の基礎になつている課題は、一層簡単
な取扱い方及び構造の移動不能に保持される交換刃を持
つナイフを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば、開放位置で蓋の前部押圧面が、ばね戻
し作用に抗して刃の方へ内方へ押付け可能であり、閉鎖
位置で蓋が、支持体に係合する蓋の保持面を、ばね戻し
作用により外方へ支持体の方へ押付け、閉鎖位置におけ
る蓋の拘束が、蓋の後端範囲と後部支持台との間の摩擦
結合によるか又ははまり合いによる係合又は差込み結合
により行われる。
【0007】
【発明の効果】交換刃を交換する際本発明によるナイフ
の取扱い方は、ドイツ連邦共和国特許による公知のナイ
フに比較して著しく簡単である。即ち蓋の押圧面が刃の
上部主面へ載せられ、その前部押圧面がばね戻し作用に
抗して刃の方向に下方即ち内方へ押される。その際ばね
戻し作用は、蓋のどこかの軸線方向範囲例えば押圧面の
すぐ前、中間の保持面と支持体との間、又は例えば蓋の
後端範囲と本体の後部支持台との間で、作用することが
できる。
【0008】前部押圧面を交換刃の上部主面へ押下げる
ことにより、交換刃の下部主面は本体側刃支持面へ押付
けられ、従つて前部押圧面と刃支持面との間に両側を締
付けられる。
【0009】それから蓋をその縦軸線に沿つて本体に対
し移動させて、蓋の各保持面を本体の支持体の下に係合
させることによつて、蓋の閉鎖位置が生ずる。この係合
は摩擦又ははまり合いで行うことができる。閉鎖位置に
おける蓋の拘束は、蓋の後端範囲と本体の後部支持台と
の間の摩擦結合によるか、又ははまり合いによる係合又
は差込み結合によつて行われる。これは、後述する好ま
しい実施態様に関連して、取扱い方に関して簡単に言う
と、次の通りである。即ち蓋が交換刃を保持する本体上
に載せられ、ばね戻し作用に抗して下方へ押され、それ
から蓋の閉鎖位置を確保するため、押圧運動を維持しな
がら後方へ移動される。
【0010】刃交換の際における上述した簡単な取扱い
方により、特にドイツ連邦共和国特許により公知のナイ
フに比較して、蓋の後端範囲のねじ伝動装置状蝶ねじを
省略できるので、著しく簡単な構造が得られる。
【0011】前述したようにばね戻し作用を蓋の異なる
軸線方向範囲で使用できる点を別として、このばね戻し
作用を異なるやり方でも生ずることができる。
【0012】本発明の好ましい実施態様によれば、弾性
材料から成る蓋の縦軸線に沿う撓みにより、ばね戻し作
用が生ずる。弾性材料として例えばPOM又はPA、繊
維で強化されるPOM又はPAも使用される。このよう
な蓋はプラスチツク射出成形品として構成可能であり、
本体はプラスチツク成形品又は金属ダイカスト品として
構成可能である。
【0013】弾性材料から成る蓋と組合わせて又はその
代りに、蓋の前部押圧面と刃との間、又は蓋の後端範囲
と後部支持台との間に、蓋を外方へ戻すばね素子が設け
られるようにすることができる。
【0014】別の変形例によれば、刃支持面が、刃の下
部主面用の互いに離れて設けられる2つの載置体を形成
し、この刃が、蓋の前部押圧面の押圧力を受けて、前部
押圧面を外方へ押す押圧ばね素子を形成することによつ
て、このような外方へ戻すばね素子を提供することがで
きる。従つて弾性帯鋼から製造されて両側縁で2つの本
体側載置体上に載る交換刃は、蓋の前部押圧面により押
下げられ、その際曲げられて、弾性的に撓む刃のポテン
シヤルエネルギーが、支持体に係合する保持面を充分な
ばね戻し作用で外方へ支持体へ向かつて押付けるのに充
分であるようにする。
【0015】本発明の別の構成では、後部支持台と後端
範囲との間に湾曲ばね、ゴムばねのような押圧ばね素子
が設けられている。このような押圧ばね素子のばね戻し
作用は後端範囲を上方へ押すので、蓋の前部押圧面は、
双腕レバーのように、支持体へ係合する保持面を支点と
してその周りに、下方へ刃の上部主面へある程度押付け
られる。
【0016】別個の戻しばね素子が、圧縮の際充分なポ
テンシヤルエネルギーを利用可能である場合、藍を剛体
として構成し、即ち蓋がその縦軸線に沿つて手の力では
撓まない剛体を形成しているように、剛性的に構成する
ことも可能である。
【0017】蓋の閉鎖位置への拘束のために、本発明は
種々の可能性を与える。本発明によるこれらの可能性の
1つによれば、後端範囲が、本体の後部支持台上で移動
可能な摺動面を形成している。移動可能な摺動面は、ば
ね戻し作用従つて法線力により本体の対応する支持台面
へ押付けられるので、適当な摩擦結合により両方の面の
付着摩擦は、蓋を閉鎖位置に保持するのに充分である。
【0018】本発明による別の実施態様では、後端範囲
及び後部支持台に係合素子が付属して、蓋の閉鎖位置で
互いにかみ合う。これらの係合素子ははまり合い又は摩
擦で内外に係合することができる。
【0019】本発明の別の実施態様に従つて、後端範囲
及び後部支持台が互いに平行で平らな摺動面を形成して
いる。これらの摺動面は、本発明の別の構成では、移動
方向に対して平行に延びている。
【0020】後端範囲及び後部支持台がそれぞれ傾斜し
た平らな摺動面を形成し、両方の傾斜した面が閉鎖方向
に上昇している場合、ばね戻し作用を強めることができ
る。
【0021】本発明の別の実施態様に従つて、後部支持
台が、閉鎖方向に関してその傾斜した平らな摺動面の前
に続いて、この摺動面と鈍角をなす傾斜した支持台側係
合面を持ち、後端範囲が、閉鎖方向に関してその傾斜し
た平らな摺動面の後に、支持台側係合面に対して平行な
係合面素子を形成し、閉鎖方向に関して後でこの係合面
素子に、支持台側の傾斜した平らな摺動面に対して平行
なストツパ面が続いている。前述した実施態様により、
閉鎖方向に上昇する摺動面に沿つて増大するばね戻し作
用が形成され、蓋の閉鎖位置においてこのばね戻し作用
が、後端範囲と後部支持台との係合と組合わされる。
【0022】別の本発明による実施態様では、後端範囲
及び後部支持台の摺動面及び係合面が、場合によつては
交換可能な挿入片により形成されている。この構成によ
り、例えば本体が金属ダイカストから成る場合、他の材
料例えば適当なプラスチツクから成る挿入片に後端範囲
面を形成することができる。
【0023】別の好ましい実施態様によれば、後部支持
台と後端範囲との間に設けられる湾曲鋼板製ばねが同時
に係合素子として構成されて、ばね戻し作用により後端
範囲を外方へ押す。その際支持体に保持面を含めて、前
部押圧面は内方へ刃へ向かつて押付けられる。同時に湾
曲ばねと蓋の後端範囲との間で係合が行われて、蓋の閉
鎖位置を確保する。
【0024】本発明による構成では、蓋が、その前部押
圧面と後端範囲との間でその両方の縦辺にそれぞれ保持
面を持ち、両保持面に本体側の支持体がそれぞれ対応し
ている。その際両方の保持面が、蓋の縦軸線に関して互
いに対向しているのがよい。
【0025】更に本発明によれば、各保持面が蓋側の保
持突起により形成されている。蓋の各保持突起は、蓋の
移動方向に対してほぼ直角に、本体側の切欠きを通つて
開放位置へ本体の側方へはめ込み可能であり、ばね戻し
作用に打勝つた後開放位置から閉鎖位置へ移動可能であ
り、閉鎖位置で各保持突起の保持面が本体側支持体に係
合するのがよい。
【0026】別の本発明による変形例では、各保持面が
平らに形成されている。その際支持体は保持面に対して
平行な対向保持面を形成することができる。これに関し
て特に本発明による構成では、保持面及び対向保持面が
傾斜し、蓋の閉鎖方向へ上昇している。従つて蓋が開放
位置から閉鎖位置へ押込まれた時、保持面と対向保持面
が互いに拘束し合う。それにより前述した構成と組合わ
せて又はその代りに、蓋の後端範囲と本体の後部支持台
との間で、同様に閉鎖位置における蓋の拘束を行うこと
ができる。
【0027】特に蓋が前述したように剛体である場合、
本発明によれば、保持面及び対向保持面が、蓋の閉鎖位
置において、蓋の縦軸線に対して直角な回転軸線の周り
に、蓋の限られた揺動を可能にするのがよい。
【0028】別の本発明による実施態様では、各保持突
起が、それぞれ蓋の縦辺から始まつて直角に屈曲されか
つ本体の側方を覆う保持腕の端部に設けられている。
【0029】蓋を移動操作するため本発明によれば、蓋
の外方へ向く上部主面が、蓋の縦軸線に対して直角に延
びかつ互いに逆に向く2つの移動操作面を持つている。
両方の移動操作面がつかみ凹所により形成され、これら
のつかみ凹所が蓋の縦軸線の方向に互いに離れて設けら
れているのがよい。この実施態様は、蓋が、つかみ凹所
の間の範囲に、対向する保持面又は保持突起の間の弱め
られない材料連絡部を形成し、それにより充分大きいば
ね戻し作用の伝達が保証されるのを可能にする。
【0030】本発明の特に好ましい実施態様では、両方
の保持突起のうち1つが、蓋の縦軸線に対して平行に延
びる丁番軸線を持ちかつ蓋と本体とを結合する丁番結合
装置の丁番素子を形成し、蓋の開放位置で丁番結合装置
が閉鎖方向への蓋の移動を可能にする。
【0031】ドイツ連邦共和国特許第4421351号
明細書から、揺動可能な蓋により交換刃を閉鎖可能に覆
うことは公知であり、刃の背に隣接する揺動掛け金によ
り蓋が閉鎖位置に拘束可能である。この特許明細書によ
れば、別個の揺動掛け金が存在するが、本発明は、付加
的な部材を使用することなく蓋が片側で掛け金部分によ
り揺動され、それからこの掛け金部分が拘束位置へ移動
されるように、蓋を構成する。従つて本発明は特に有利
に揺動掛け金も形成する。
【0032】更に本発明によれば、本体が丁番ピンを持
ち、この丁番ピンの軸線方向長さが、移動方向に沿う移
動操作面行程だけ、丁番素子を形成する保持突起の軸線
方向幅より大きい。丁番ピンを本体に物質的に一体に形
成することができる。
【0033】本発明の別の有利な実施態様では、丁番素
子を形成する保持突起が、丁番ピンをかぎ状に包囲する
か、保持殻及びこれに付属する弾性挟み腕によりスナツ
プ係合するように包囲している。従つて本発明は、かぎ
丁番又は2つの弾性挟み腕により蓋を半径方向に丁番ピ
ン上へ拘束するような丁番を使用する。
【0034】本発明は、原理的には、軸線方向に順次に
続き所定破断線により互いに分離される破断部分から成
る破断刃を持つナイフに使用可能であるが、本発明は交
換可能な個別刃例えば台形刃、かぎ状刃等を持つナイフ
にも使用可能である。このような個別刃の使用のため本
発明によれば、刃が、刃支持面から蓋の方へ刃の厚さを
越えて突出する少なくとも1つの保持ピンにより本体に
固定され、蓋の内面が、保持ピンに合わされかつ蓋の移
動方向に対して平行に延びかつ蓋の移動行程を考慮する
軸線方向切欠き又は軸線方向溝を持つている。このよう
な保持ピンは、切断作業の際ナイフの縦軸線に対して平
行に生ずる切断反作用力をほぼ完全に伝達できるよう
に、構成されているのがよい。本発明による蓋は、保持
ピン上に刃を固定して刃の横方向移動を防止する。
【0035】別の構造による蓋は、後から前へ又は前か
ら後へ閉鎖位置まで移動させることができるが、本発明
の好ましい実施態様によれば、蓋が刃の先端から離れて
後方へ閉鎖位置まで移動可能である。従つて作業する手
がナイフの握りを引くように握ると、蓋はそれをつかむ
手により自動的に閉鎖位置へ引込まれ、それにより誤操
作が大幅に防止される。
【0036】更に前述したように、刃支持面は刃の下部
主面のため互いに離れて設けられる2つの載置体を形成
し、この刃は蓋の前部押圧面により押圧されて、前部押
圧面を外方へ押す押圧ばね素子を形成する。
【0037】従つて刃を同時に固定する閉鎖位置に蓋を
保持するため、本発明は帯鋼刃の弾性を利用する。この
有利な構成に関連する本発明の別の実施態様によれば、
刃支持面が、移動方向に対して平行に直線的に延びかつ
本体の内面から刃の下部主面に対して直角に刃の方へ突
出する2つの軸線方向突起を形成し、これらの軸線方向
突起がほぼ線状の2つの載置体をなしている。
【0038】この場合蓋の前部押圧面が、刃の上部主面
をほぼ線状に押圧する押圧ひれを形成し、この押圧ひれ
が両方の線状載置体に対して平行に延びているので、蓋
の閉鎖位置において刃がその縦軸線に沿つてほぼ殻状に
弾性的に曲げられている。本発明のこの手段により、側
方力に対する刃の抵抗モーメントが著しく増大され、そ
れにより例えば円弧状又は曲線状切断の際における切断
の精度が著しく高められる。この場合押圧ひれが両方の
載置体のほぼ中間に延びているようにすることができ
る。刃先の範囲における刃の適切な安定化は、押圧ひれ
が、刃の刃先に近い側で、両方の載置体の間に偏心して
延びていることによつて、行うことができる。
【0039】
【実施例】図面には本発明の好ましい実施例が示されて
いる。図面において交換刃11を受入れるナイフは、そ
れぞれの実施態様に関係なく符号10をつけられてい
る。ナイフ10は、本体13と蓋14とから成る握り1
2を持つている。
【0040】本体13は、前に即ち刃の先端15に隣接
して、ほぼ台形の基本形状を持つ刃11いわゆる台形刃
を支持する刃支持面16を形成している。更に後方へ本
体13は、両方向矢印xで示す蓋14の移動方向に対し
てほぼ平行に延びるそれぞれ1つの対向保持面31を持
つ2つの支持体17を形成している。本体13は更に平
らな支持面19を持つ後部支持台18を持つている。
【0041】刃支持面16に対応して蓋14は、その前
部範囲に、刃支持面16に面する前部押圧面20を持
ち、この前部押圧面20が刃11の上部主面21を押圧
している。刃先端15とは反対の側にある蓋14の後端
範囲22は、本体側後部支持台18の平らな支持面19
に面する平らな摺動面23を持つている。
【0042】支持体17は前で案内体24へ移行し、こ
の案内体の軸線方向案内面25は蓋14の前部範囲にあ
る軸線方向案内面26に対応している。更に本体13は
後部範囲に軸線方向案内面27を持ち、この軸線方向案
内面は蓋側軸線方向案内面と共同作用する。
【0043】蓋14は、各縦辺に、直角に屈曲されて本
体13の側方を下方へ覆う保持腕34を持ち、この保持
腕は端部に保持突起29を持つている。この保持突起2
9は上方即ち外方へ向く保持面30を持ち、この保持面
30が各支持体17の下方へ向く対向保持面31に係合
する。
【0044】本体13は、2つの後部側壁32と両方の
支持体17との間にそれぞれ案内切欠き33を形成して
いる。蓋14は、保持突起29を持つそれぞれの保持腕
34により、その移動方向xに対してほぼ直角に本体側
の案内切欠き33を通つて、開放位置へ本体13にはめ
ることができる。
【0045】蓋14が作業する手により内方へ向く押圧
力Pを受けることによつて、図6に示すように、蓋14
はその鎖線で示す中立縦軸線LNから始まつて曲げられ
るので、撓み線LBが生ずる。それにより弾性材料例え
ばガラス繊維PA又はPOMから成る蓋14は、ポテン
シヤルエネルギーを得る。さて蓋14が移動方向xに沿
つて閉鎖方向Sへ移動されると、結局保持突起29の保
持面30が支持体17の対向保持面31に係合する。
【0046】図4及び5によりこの過程が明らかにされ
る。図5は蓋14の開放位置を概略的に示しているが、
蓋14は作業する手により及ぼされる押圧力Pにより既
に下方へ押されているので、蓋14の縦軸線は撓み線L
Bに従つている。特に保持面30と対向保持面31との
軸線方向間隔及び後部支持台18と後端範囲22との軸
線方向関隔が示すように、方向Sへの移動方向xに沿う
移動はまだ行われない。図5に概略的に示すように、蓋
14の前部押圧面20もまだ刃11の後部範囲上にあ
る。
【0047】方向Sに閉鎖位置へ移動される蓋14が図
4に概略的に示されている。予荷重をかけられている蓋
14は手の押圧力Pを除かれる。拘束されて弾性的に予
荷重をかけられている状態で蓋14は、その保持面30
を、その縦辺におけるばね戻し作用FRにより、下から
対向保持面31へ押付ける。他方予荷重をかけられてい
る蓋14は、ばね戻し作用FRによりその前部押圧面2
0を刃11の上部主面21へ押付け、一方この刃11の
下部主面55は刃支持面16上に載つている。蓋14の
後端範囲22は、ばね戻し作用FRによりその平らな摺
動面23を上から後部支持台18の平らな支持面19へ
押付けている。摩擦結合で蓋14の閉鎖位置における固
定を保証する。
【0048】図7には、図5に既に示した後部支持台1
8と蓋14の後端範囲22との相対位置が拡大断面図で
示されている。
【0049】図8は、後端範囲22及び後部支持台18
がそれぞれ傾斜した平らな摺動面35,36をを持つて
いることを示す。両方の摺動面35,36は閉鎖方向S
へ角αで上昇している。この構成により蓋14の一層強
い撓み従つて一層大きいばね戻し作用が得られる。上昇
角αは、面35,36の間に自縛作用が生ずるような大
きさにのみ選ぶのがよい。
【0050】図9は図8とは変つた構成を示し、ここで
は後部支持台18が、閉鎖方向Sにおいて傾斜した平ら
な摺動面35の前に続いて、この摺動面36と鈍角βを
なして傾斜する支持台側係合面37を持つている。蓋1
4の後端範囲22は、閉鎖方向Sにおいて傾斜した平ら
な摺動面35の後に、支持台側係合面37に対して平行
な係合面素子38を形成 する。閉鎖方向Sにおいて係
合面素子38の後に、支持台側の傾斜した摺動面36に
対して平行な平らなストツパ面39が続いている。係合
面素子38が係合面37に接し、平らなストツパ面39
が傾斜した摺動面36に接する時、蓋14の閉鎖位置が
得られることがわかる。
【0051】図10は、保持面30及び対向保持面31
が傾斜しかつ閉鎖方向Sへ上昇することを示している。
傾斜した保持面30が同じ角度で傾斜した対向保持面3
1へ係合できるようにするため、蓋14を閉鎖方向Sに
左方へ移動させる前に、蓋14へまず押圧力を及ぼさね
ばならないことがわかる。互いに接する傾斜した面3
1,30は、閉鎖方向Sとは逆への蓋14の移動を困難
にする。
【0052】図11において後部支持台18は湾曲ばね
40を持ち、 この湾曲ばねは係合素子41としての係
合カム41を形成し、自由に突出する摺動脚42を持
ち、43の所で後部支持台18に取付けられている。
【0053】図11によれば、保持面30及び対向保持
面31は平らに形成されている。図11に示す開放位置
から矢印Sに従つて蓋14を閉鎖位置へ移動することが
できるために、蓋14を方向Sへ動かしさえすればよ
く、それにより蓋14の後端範囲22が係合カム41上
へ乗り、この係合カムが係合素子としての係合凹所44
へはまると、蓋14は湾曲ばね40へ自動的に荷重をか
ける。
【0054】これに反し図12による実施例では、係合
部が前方へ面30,31の範囲へ移されている。ここで
保持面30は凹に、対向保持面31はこれに対応して凸
に構成されている。これに反しばね40の自由摺動脚4
2は平らに構成されている。図12の場合凸に湾曲して
構成される保持面30を凹に構成される対向保持面31
に係合させるには、蓋14を閉鎖方向Sに左方へ動かす
前に、まず上から押圧力Pを蓋14へ及ぼさねばならな
い。その際ばね40の自由に突出する摺動脚42は押下
げられ、従つて荷重をかけられる。
【0055】図12の実施例では、その代りに蓋14を
前述したように剛体とすることができる。凸に湾曲する
保持面30が対向保持面31の下に係合すると、蓋14
の縦軸線Lに対して直角に延びる図示しない回転軸線が
生じ、この回転軸線が蓋14の限られた揺動を可能にす
る。
【0056】図13〜16から明らかなように、両方の
保持突起29のうち1つが、蓋14と本体13とを結合
するため蓋14の縦軸線Lに対して平行に延びる丁番軸
線Aを持つ丁番結合装置46の丁番素子45を形成して
いる。丁番素子45を形成する保持突起29は、保持殻
48とこれに付属する弾性挟み腕49とにより、丁番ピ
ン47にスナツプ係合してこれを包囲している。保持殻
48はほぼ殻部分状に片側へ開く軸受のように構成され
ている。丁番ピン47の軸線方向長さは、移動方向xに
沿う移動行程wだけ、丁番素子を形成する保持突起29
の軸線方向幅より大きい。
【0057】図13〜18からわかるナイフの機能は次
の通りである。まず図15において蓋14が側方へ開く
ように揺動されている。その際蓋14の上部主面50が
本体側当り面51上に載り、従つてこの当り面51が揺
動制限部をなしている。それから蓋14が本体13上へ
閉じるように揺動され、丁番結合装置46とは反対の側
にある保持突起29のかぎ爪52が、まず本体13の支
持体17の切欠き53へはまり、一方かぎ爪52が切欠
き73を形成し、この切欠き73によりかぎ爪52が支
持体17の周りに係合する。それにより蓋14の開放位
置が得られる。
【0058】それからほぼつかみ凹所54の範囲で、蓋
14の上部主面50に対して直角に、蓋14が図5及び
6に示す押圧力Pを加えられ、閉鎖方向Sに後方へ移動
されるので、図13及び図16〜18からわかる閉鎖位
置が得られ、特に図16に明らかに示すように、この閉
鎖位置で蓋14の保持面30が本体13の支持体17の
対向保持面31の下に係合する。
【0059】図14〜16からわかるように丁番ピン4
7の周囲の一部に一体に形成される充填片76は、蓋1
4が開くように揺動される位置(図15)において、蓋
14が閉鎖方向Sへ移動するのを防止する。
【0060】図18からわかるように、刃支持面16
は、移動方向xに平行に直線的に延びかつ本体13の内
面から刃11の下部主面55に対して直角に刃11の方
へ突出して2つのほぼ線状の載置体58,59をなす2
つの軸線方向突起56,57又は桟片を形成している。
蓋14の前部押圧面20は、刃11の上部主面21へ小
さい面で又は線状に押圧力を加える押圧ひれ60を持
ち、この押圧ひれ60は両方の線状載置体58,59に
対してほぼ平行にかつ刃11の縦軸線y(図15参照)
に対して平行に延びている。しかも押圧ひれ60は、刃
11の刃先61に近い側で、両方の載置体58,59の
間に偏心して延びている。押圧ひれ60のこの非対称配
置により、刃11は特に刃先61に隣接して刃11の縦
軸線yに対して平行に湾曲するので、刃11は、困難な
切断作業例えばじゆうたんを敷く際曲線状切断線に関連
して生ずる横方向力に対して、大きい抵抗モーメント及
び慣性モーメントを与えられる。
【0061】図15からわかるように、刃11の厚さを
越えて蓋14の方へ突出する2つの保持ピン62,63
により刃11が本体13に固定され、蓋14の内面64
が、保持ピン62,63に一致して移動方向xへ延びか
つ蓋14の移動行程wを考慮するそれぞれ1つの軸線方
向切欠き65及び軸線方向溝66を持ち、これらの切欠
き及び溝へ保持ピン62,63の自由端がそれぞれはま
ることができる。閉鎖方向Sへの蓋14の操作に用いら
れるつかみ凹所54のほかに、蓋14の上部主面50
は、蓋14を閉鎖方向Sとは逆に図14の開放位置へ動
かすために操作される第2のつかみ凹所67を持つてい
る。つかみ凹所54,67は、互いに逆向きで蓋14の
縦軸線Lに対してほぼ直角に延びる2つの操作面71,
72を持つている。
【0062】両方のつかみ凹所54,67は軸線方向に
互いに離れて設けられている。こうして蓋14は、両方
のつかみ凹所54,67の間の軸線方向範囲に、保持突
起29を持ちかつ互いに対向する2つの保持腕34の間
に弱められない材料連絡部68を形成している。従つて
この範囲はばね戻し作用FRを伝達するのに特に適して
いる。
【0063】図17は閉鎖位置にある蓋14の後端範囲
22を示している。その他の点でこの図は図9に大幅に
一致しているので、類似した部分には同じ符号を付けて
ある。係合面37及び摺動面36は、植込みねじ70に
より本体13に交換可能に保持される挿入片69により
形成されている。挿入片69は、例えば大きい摩擦係数
を持つ特に適したプラスチツクから作ることができ、本
体13は例えばアルミニウムダイカストから作ることが
できる。
【0064】図1〜3による実施例とは異なり、図15
及び17からわかるように、後部軸線方向案内面27,
28は後端範囲22のみに限られている。
【0065】図19及び20には、本体13への蓋14
の拘束に関して異なる概略図が示されている。図19に
よれば、支持体17は保持面30に内側から係合し、一
方図20はその逆を示し、支持体17が外側から保持面
30の周りに係合している。
【0066】握り12の後部範囲74は中空であり、こ
うして刃11の堆積空間として役立つ。図15によれ
ば、握り12の後部範囲74により包囲される空所は、
開口75を経て操作可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本体と蓋から成る握りを持ちかつ破線で示す交
換刃を持つナイフの斜視図である。
【図2】図1による本体の斜視図である。
【図3】図1による蓋の斜視図である。
【図4】ばね戻し作用の伝達にとつて重要な面を持つ図
3の蓋の斜視図である。
【図5】図4による蓋の概略側面図である。
【図6】変形しない蓋及び弾性的に変形した蓋の縦軸線
の概略側面図である。
【図7】蓋の後端範囲及び本体側後部支持台の縦断面図
である。
【図8】図7とは異なる実施例の縦断面図である。
【図9】図7とは更に異なる実施例の縦断面図である。
【図10】本発明によるナイフの別の実施例の側面図で
ある。
【図11】ナイフの更に別の実施例の側面図である。
【図12】ナイフの異なる実施例の側面図である。
【図13】揺動可能な蓋が閉鎖位置にあるナイフの具体
的な実施例の平面図である。
【図14】蓋が開放位置にあるナイフの図13に対応す
る平面図である。
【図15】蓋が側方へ開かれるように揺動されているナ
イフの図13及び14に対応する平面図である。
【図16】図13のXVI−XVI線による断面図であ
る。
【図17】図14のXVII−XVII線による断面図
である。
【図18】図13のXVIII−XVIII線による断
面図である。
【図19】図16とは異なる実施例の概略横断面図であ
る。
【図20】異なる実施例の図19に対応する概略横断面
図である。
【符号の説明】
10 ナイフ 11 交換刃 12 握り 13 本体 14 蓋 15 又の先端 16 刃支持面 17 支持体 18 後部支持台 20 前部押圧面 22 後端範囲 30 保持面

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換刃(11)及び握り(12)を持つ
    ナイフであつて、握り(12)が本体(13)とこの本
    体に対してその縦方向(L;x)に移動可能な蓋(1
    4)とを持ち、この蓋(14)が開放位置から閉鎖位置
    へ移動可能であり、閉鎖位置で蓋の前部押圧面(20)
    が刃(11)の幅広い側を本体(13)の刃支持面(1
    6)へ押付け、閉鎖位置で蓋(14)の少なくとも1つ
    の中間の保持面(30)が、本体(13)のそれぞれ1
    つの支持体(17)に係合し、更に刃の先端(15)と
    は反対側にある蓋(14)の後端範囲(22)が、後部
    支持台(18)の所で移動可能にかつ閉鎖位置で拘束可
    能に握り(12)の本体(13)に設けられているもの
    において、開放位置で蓋(14)の前部押圧面(20)
    が、ばね戻し作用(FR)に抗して刃(11)の方へ内
    方へ押付け可能であり、閉鎖位置で蓋(14)が、支持
    体(17)に係合する蓋(14)の保持面(30)を、
    ばね戻し作用(FR)により外方へ支持体(17)の方
    へ押付け、閉鎖位置における蓋(14)の拘束が、蓋
    (14)の後端範囲(22)と後部支持台(18)との
    間の摩擦結合によるか又ははまり合いによる係合又は差
    込み結合により行われることを特徴とする、交換刃を持
    つナイフ。
  2. 【請求項2】 弾性材料から成る蓋(14)の縦軸線
    (L,LN,LB)に沿う撓みにより、ばね戻し作用
    (FR)が生ずることを特徴とする、請求項1に記載の
    ナイフ。
  3. 【請求項3】 蓋(14)の前部押圧面(20)と刃
    (11)との間、又は蓋(14)の後端範囲(22)と
    後部支持台(18)との間に、蓋(14)を外方へ戻す
    ばね素子(40)が設けられていることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載のナイフ。
  4. 【請求項4】 刃支持面(16)が、刃(11)の下部
    主面(55)用の互いに離れて設けられる2つの載置体
    (58,59)を形成し、この刃(11)が、蓋(1
    4)の前部押圧面の押圧力を受けて、前部押圧面(2
    0)を外方へ押す押圧ばね素子を形成していることを特
    徴とする、請求項3に記載のナイフ。
  5. 【請求項5】 後部支持台(18)と後端範囲(22)
    との間に湾曲ばね(40)、ゴムばねのような押圧ばね
    素子が設けられていることを特徴とする、請求項3に記
    載のナイフ。
  6. 【請求項6】 蓋(14)が、その縦軸線(L,LN)
    に沿つて手の力では撓まない剛体を形成していることを
    特徴とする、請求項1ないし5の1つに記載のナイフ。
  7. 【請求項7】 後端範囲(22)が、本体(13)の後
    部支持台(18)上で移動可能な摺動面(23;35)
    を形成していることを特徴とする、請求項1ないし6の
    1つに記載のナイフ。
  8. 【請求項8】 後端範囲(22)及び後部支持台(1
    8)に係合素子(41,44)が付属して、蓋(14)
    の閉鎖位置で互いにかみ合うことを特徴とする、請求項
    1ないし7の1つに記載のナイフ。
  9. 【請求項9】 後端範囲(22)及び後部支持台(1
    8)が互いに平行で平らな摺動面(23;19)を形成
    していることを特徴とする、請求項7又は8に記載のナ
    イフ。
  10. 【請求項10】 後端範囲(22)及び後部支持台(1
    8)がそれぞれ平らな摺動面(23;19)を保持面
    し、両方の摺動面(23;19)が蓋(14)の移動方
    向(x)に対して平行に延びていることを特徴とする、
    請求項9に記載のナイフ。
  11. 【請求項11】 後端範囲(22)及び後部支持台(1
    8)がそれぞれ傾斜した平らな摺動面(35;36)を
    形成し、両方の傾斜した摺動面(35;36)が閉鎖方
    向(S)に上昇していることを特徴とする、請求項9又
    は10に記載のナイフ。
  12. 【請求項12】 後部支持台(18)が、閉鎖方向
    (S)に関してその傾斜した平らな摺動面の前に続い
    て、この摺動面と鈍角(β)をなす傾斜した支持台側係
    合面(37)を持ち、後端範囲(22)が、閉鎖方向
    (S)に関してその傾斜した平らな摺動面の後に、支持
    台側係合面(37)に対して平行な係合面素子(38)
    を形成し、閉鎖方向(S)に関して後でこの係合面素子
    (38)に、支持台側の傾斜した平らな摺動面(36)
    に対して平行なストツパ面(39)が続いていることを
    特徴とする、請求項10に記載のナイフ。
  13. 【請求項13】 後端範囲(22)及び後部支持台(1
    8)の摺動面及び係合面(35,38;36,37)
    が、挿入片(69)により形成されていることを特徴と
    する、請求項7ないし12の1つに記載のナイフ。
  14. 【請求項14】 挿入片(69)が交換可能であること
    を特徴とする、請求項13に記載のナイフ。
  15. 【請求項15】 後部支持台(18)と後端範囲(2
    2)との間に設けられる湾曲ばね(40)が同時に係合
    素子(41)を形成していることを特徴とする、請求項
    5ないし14の1つに記載のナイフ。
  16. 【請求項16】 蓋(14)が、その前部押圧面(2
    0)と後端範囲(22)との間でその両方の縦辺にそれ
    ぞれ保持面(30)を持ち、これらの保持面に本体側の
    支持体(17)がそれぞれ対応していることを特徴とす
    る、請求項1ないし15の1つに記載のナイフ。
  17. 【請求項17】 両方の保持面(30)が、蓋(14)
    の縦軸線(L)に関して互いに対向していることを特徴
    とする、請求項16に記載のナイフ。
  18. 【請求項18】 各保持面(30)が蓋側の保持突起
    (29)により形成されていることを特徴とする、請求
    項16又は17に記載のナイフ。
  19. 【請求項19】 蓋(14)の各保持突起(29)が、
    蓋の移動方向(x)に対してほぼ直角に、本体側の切欠
    き(33)を通つて開放位置へ本体(13)の側方へは
    め込み可能であり、ばね戻し作用(FR)に打勝つた後
    開放位置から閉鎖位置へ移動可能であり、閉鎖位置で各
    保持突起(29)の保持面(30)が本体側支持体(1
    7)に係合することを特徴とする、請求項16ないし1
    8の1つに記載のナイフ。
  20. 【請求項20】 各保持面(30)が平らであることを
    特徴とする、請求項1ないし19の1つに記載のナイ
    フ。
  21. 【請求項21】 支持体(17)が保持面(30)に対
    して平行な対向保持面(31)を形成していることを特
    徴とする、請求項1ないし20の1つに記載のナイフ。
  22. 【請求項22】 保持面(30)及び対向保持面(3
    1)が傾斜し、蓋(14)の閉鎖方向(S)へ上昇して
    いることを特徴とする、請求項21に記載のナイフ。
  23. 【請求項23】 保持面(30)及び対向保持面(3
    1)が、蓋(14)の閉鎖位置において、蓋(14)の
    縦軸線(L)に対して直角な回転軸線の周りに、蓋(1
    4)の限られた揺動を可能にすることを特徴とする、請
    求項1ないし22の1つに記載のナイフ。
  24. 【請求項24】 各保持突起(29)が、それぞれ蓋の
    縦辺から始まつて直角に屈曲されかつ本体(13)の側
    方を覆う保持腕(34)の端部に設けられていることを
    特徴とする、請求項1ないし23の1つに記載のナイ
    フ。
  25. 【請求項25】 蓋(14)の外方へ向く上部主面(2
    1)が、蓋(14)の縦軸線(L)に対して直角に延び
    かつ互いに逆に向く2つの移動操作面(71,72)を
    持つていることを特徴とする、請求項1ないし24の1
    つに記載のナイフ。
  26. 【請求項26】 両方の移動操作面(71,72)がつ
    かみ凹所(54,67)により形成されていることを特
    徴とする、請求項25に記載のナイフ。
  27. 【請求項27】 つかみ凹所(54,67)が蓋(1
    4)の縦軸線(L)の方向に互いに離れて設けられてい
    ることを特徴とする、請求項26に記載のナイフ。
  28. 【請求項28】 蓋(14)が、つかみ凹所(54,6
    7)の間の範囲に、対向する保持面(30)又は保持突
    起(29)の間の弱められない材料連絡部(68)を形
    成していることを特徴とする、請求項27に記載のナイ
    フ。
  29. 【請求項29】 両方の保持突起(29)のうち1つ
    が、蓋(14)の縦軸線(L)に対して平行に延びる丁
    番軸線を持ちかつ蓋(14)と本体(13)とを結合す
    る丁番結合装置(46)の丁番素子(45)を形成し、
    蓋(14)の開放位置で丁番結合装置(46)が閉鎖方
    向(S)への蓋の移動を可能にすることを特徴とする、
    請求項1ないし28の1つに記載のナイフ。
  30. 【請求項30】 本体(13)が丁番ピン(47)を持
    ち、この丁番ピンの軸線方向長さが、移動方向(x)に
    沿う移動操作面行程(w)だけ、丁番素子(45)を形
    成する保持突起(29)の軸線方向幅より大きいことを
    特徴とする、請求項29に記載のナイフ。
  31. 【請求項31】 丁番ピン(47)が本体(13)に物
    質的に一体に形成されていることを特徴とする、請求項
    30に記載のナイフ。
  32. 【請求項32】 丁番素子(45)を形成する保持突起
    (29)が、丁番ピン(47)をかぎ状に包囲するか、
    保持殻(48)及びこれに付属する弾性挟み腕(49)
    によりスナツプ係合するように包囲していることを特徴
    とする、請求項29ないし31の1つに記載のナイフ。
  33. 【請求項33】 刃(11)が、刃支持面(16)から
    蓋(14)の方へ刃の厚さを越えて突出する少なくとも
    1つの保持ピン(62,63)により本体(13)に固
    定され、蓋(14)の内面(64)が、保持ピン(6
    2,63)に合わされかつ蓋の移動方向(x)に対して
    平行に延びかつ蓋の移動行程(w)を考慮する軸線方向
    切欠き又は軸線方向溝(65,66)を持つていること
    を特徴とする、請求項30又は32に記載のナイフ。
  34. 【請求項34】 蓋(14)が刃の先端(15)から離
    れて後方へ閉鎖位置まで移動可能であることを特徴とす
    る、請求項1ないし33の1つに記載のナイフ。
  35. 【請求項35】 刃支持面(16)が、移動方向(x)
    に対して平行に直線的に延びかつ本体(13)の内面か
    ら刃(11)の下部主面(55)に対して直角に刃の方
    へ突出する2つの軸線方向突起(56,57)を形成
    し、これらの軸線方向突起がほぼ線状の2つの載置体
    (58,59)をなしていることを特徴とする、請求項
    4ないし34の1つに記載のナイフ。
  36. 【請求項36】 蓋(14)の前部押圧面(20)が、
    刃(11)の上部主面(21)をほぼ線状に押圧する押
    圧ひれ(60)を形成し、この押圧ひれが両方の線状載
    置体(58,59)に対して平行に延びていることを特
    徴とする、請求項35に記載のナイフ。
  37. 【請求項37】 押圧ひれ(60)が両方の載置体(5
    8,59)のほぼ中間に延びていることを特徴とする、
    請求項36に記載のナイフ。
  38. 【請求項38】 押圧ひれ(60)が、刃(11)の刃
    先(61)に近い側で、両方の載置体(58,59)の
    間に偏心して延びていることを特徴とする、請求項36
    に記載のナイフ。
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