JPH0922456A - データ処理装置およびデータ処理方法 - Google Patents

データ処理装置およびデータ処理方法

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JPH0922456A
JPH0922456A JP7169886A JP16988695A JPH0922456A JP H0922456 A JPH0922456 A JP H0922456A JP 7169886 A JP7169886 A JP 7169886A JP 16988695 A JP16988695 A JP 16988695A JP H0922456 A JPH0922456 A JP H0922456A
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JP7169886A
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Inventor
Rika Wakebayashi
利花 分林
Yoshiyuki Otsuki
好之 大槻
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理速度の高速化が可能なデータ処理装置及
びデータ処理方法の提供を目的とする。 【構成】 各データ処理手段70、71…は、描画デー
タ記憶手段40から取込んだ描画データが描画属性デー
タであると判断すると、描画データ記憶手段40におけ
る該描画属性データの記憶位置を描画属性データ位置記
憶手段55に記憶し、描画要素データであると判断する
と、描画属性データ位置記憶手段55に記憶した描画属
性データの記憶位置のうち該データ処理手段70、71
…が既に描画処理を行なった構成部分の描画属性データ
直後から、最も新しい描画属性データの記憶位置までの
描画属性データの記憶位置を取り出し、取り出した記憶
位置に応じてこれらの描画属性データを実行するととも
に、実行済みの描画属性データおよび該描画要素データ
に基づいて図形の描画処理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ処理装置および
データ処理方法に関し、特に処理速度の高速化に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図形等の作図をコンピュータ(データ処
理装置)により行なう場合、描画データを用いる。この
描画データは、図形の各構成部分ごとに描画要素データ
及び描画属性データを備えている。ここで、描画要素デ
ータとは、構成要素を描画するための点の位置データ等
をいい、描画属性データは、構成部分の形状、線の色、
線の太さ等のデータをいう。
【0003】上記描画データに基づく作図には、データ
処理装置に内蔵されたCPU(1つ)が用いられる。例
えば、図12に示す机300を、データ処理装置によっ
て描画する場合について説明する。図11に、図12の
机300の描画データの一例を示す。机300の各構成
部分(脚A、脚B、脚C、脚Dおよび板)の描画データ
は、構成部分ごとに階層構造によって構成されている。
すなわち、例えば脚Aの描画データは、それぞれ本体1
0a、ベース11aおよび金具12aの描画データから
構成され、描画属性データおよび描画要素データを備え
ている(図11参照)。
【0004】なお、机300の作図は、CPUが脚A→
脚B→脚C→脚D→板の各構成部分を順次描画処理する
ことによって行なわれる。この場合の脚Aの描画処理の
具体例を説明する。CPUは、脚Aの描画属性データ
(No.1)で線色“赤”及び線幅“1.0”を取込
む。この時、CPUは、図10Aに示すように描画属性
データを設定する。脚Aの描画属性データを取込んだ
後、CPUはNo.2の脚Aの処理コマンドに基づきN
o.3の本体10aの処理コマンドに進み、さらに本体
10aの処理コマンドに基づいて脚A本体10aの描画
要素データ(No.4)を取込む。次にCPUは、取込
んだ描画属性データおよび描画要素データに基づき、脚
A本体10aの描画処理を行なう。
【0005】脚A本体10aの描画処理が終了すると、
CPUはNo.5のベース11aの描画属性データ“線
幅0.5”を取込む。この時、CPUは、図10Bに示
すように、“線幅0.5”だけを新たな描画属性として
設定し、“線色赤”をそのまま引継ぐ。すなわち、描画
属性データを途中で変更する場合のみ新たな描画属性デ
ータを取込み、そうでない場合は、以前設定された描画
属性をそのまま引継ぐ。このようにしてデータを保持す
ることにより、以前の描画属性データを有効に利用する
ことができる。
【0006】さらに、CPUは、No.6のベース11
aの処理コマンドに基づいて、脚Aのベース11aの描
画要素データ(No.7)を取込み、取込んだ描画属性
データおよび描画要素データに基づき、脚Aのベース1
1aの描画処理を行なう。
【0007】また、CPUは、No.8の金具12aの
処理コマンドに基づいて、No.9の金具12aの描画
要素データを取込み、取込んだ描画属性データおよび描
画要素データに基づき、脚Aの金具12aの描画処理を
行なう。このようにして、階層構造で構成された脚Aの
描画処理が行なわれる。
【0008】他の構成部分の作図を行なう場合も、脚A
の場合と同様に、該当する構成部分の描画属性データを
取込み、処理コマンドに基づいて描画要素データを取込
んで描画処理を行なう。このような処理を、上述の順序
で繰り返して行なうことにより、図12に示す机300
が作図される。この場合のCPUの処理経路を、図11
に矢印破線100で示す。
【0009】ところで、近年、高速な作図を行なう為、
複数のCPUを用いて作図を行なうデータ処理装置が提
案されている。この装置においては、例えば2つのCP
U(第1CPU及び第2CPU)を備え、各CPUが別
の構成部分を並列的に作図するように制御される。これ
により、たとえ複雑な図形であっても、高速で作図する
ことが可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
データ処理装置には、以下のような問題があった。1つ
のCPUを用いて図形の作図を行なう場合、CPUが各
構成部分ごとに図11に示す描画データを順次処理する
ため、複雑な図形を作図する場合、処理に時間がかかる
という問題があった(図11参照)。
【0011】他方、複数(2つ)のCPUを用いて作図
を行なう場合には、以下のような問題があった。上述の
ように、変更する場合のみ新たな描画属性データを取込
み、そうでない場合は、以前設定された描画属性がその
まま引継がれる。すなわち、例えば、CPU1が脚A、
CPU2が脚Bおよび脚Cを処理した後、CPU1が脚
Dを処理しようとする場合、CPU1は、脚A以降で脚
D以前の描画属性がどのように変化しているかを知らな
ければならない。つまり、CPU1は、自ら処理してい
ない構成部分(脚Bおよび脚C)の描画属性の変化を読
み出さなければ、脚Dの描画処理を行なうことができな
い。
【0012】このため、CPU1は、たとえ脚Dの処理
を行なう場合であっても、一旦脚Bまで戻り、脚Bおよ
び脚Cの全ての描画データを逐一読み出さなければなら
なかった。すなわち、描画データは階層的に構成されて
いるため、下位の処理コマンド中に描画属性が含まれて
いるか否かは、そのツリー構造を全てたどらなければ明
らかにならない。このため、CPU1は、脚B、Cの全
ての描画データを読み出さなければ、描画属性データを
得ることができなかった。したがって、複数CPUを用
いたにも拘らず、描画処理に時間がかかるという問題が
あった。
【0013】そこで、本発明は、処理速度の高速化が可
能なデータ処理装置及びデータ処理方法の提供を目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】
【0015】
【課題を解決するに案出した技術思想】処理の高速化を
図ることが可能なデータ処理装置およびデータ処理方法
を提供するために、各データ処理手段が描画属性データ
を取込んだ場合、該描画属性データの記憶位置を記憶
し、描画要素データを取込んだ場合は、該データ処理手
段が既に描画処理を行なった構成部分の描画属性データ
直後から、最も新しい描画属性データの記憶位置までの
描画属性データの記憶位置を取り出して実行するととも
に、実行済みの描画属性データおよび該描画要素データ
に基づき図形の描画処理を行なう。
【0016】すなわち、請求項に記載した発明の構成を
示す第1図に記載しているように、請求項1のデータ処
理装置は、図形の各構成部ごとに少なくとも描画属性デ
ータおよび描画要素データを備える描画データを記憶す
る描画データ記憶手段40、描画データ記憶手段40か
ら取込んだ描画データに基づき、各々別の構成部分を並
行して処理することにより図形を描画する複数のデータ
処理手段70、71…を備えたデータ処理装置におい
て、描画属性データの記憶位置を記憶する描画属性デー
タ位置記憶手段55を備えており、各データ処理手段7
0、71…が描画属性データを取込んだ場合、該描画属
性データの記憶位置を記憶し、描画要素データを取込ん
だ場合は、該データ処理手段70、71…が既に描画処
理を行なった構成部分の描画属性データ直後から、最も
新しい描画属性データの記憶位置までの描画属性データ
の記憶位置を取り出して実行するとともに、実行済みの
描画属性データおよび該描画要素データに基づき図形の
描画処理を行なうことを特徴としている。
【0017】請求項2のデータ処理方法は、図形の各構
成部ごとに少なくとも描画属性データおよび描画要素デ
ータを備える描画データを記憶し、記憶した描画データ
を取込み、取込んだ描画データに基づいて各々別の構成
部分を複数のデータ処理手段によって並行して処理する
ことにより図形を描画するデータ処理方法において、各
々の前記データ処理手段は、取込んだ描画データが描画
要素データまたは描画属性データのいずれであるかを判
断し、取込んだ描画データが描画属性データであると判
断すると、該描画属性データの記憶位置を記憶し、該描
画データが描画要素データであると判断すると、該デー
タ処理手段が既に描画処理を行なった構成部分の描画属
性データ直後から、記憶した描画属性データの記憶位置
のうち最も新しい描画属性データの記憶位置までの描画
属性データの記憶位置を取り出し、取り出した記憶位置
に応じてこれらの描画属性データを実行するとともに、
実行済みの描画属性データおよび該描画要素データに基
づいて図形の描画処理を行なうことを特徴としている。
【0018】
【用語の定義】課題を解決するために案出した技術思想
を表現する請求項出の用語の概念を、次の通り定義する
とともに、その用語と実施例との関係を説明する。
【0019】「描画要素データ」:描画要素データと
は、構成要素を描画するための点位置データ等をいう。
【0020】「描画属性データ」:描画属性データと
は、構成部分の形状、線の色、線の太さ等のデータをい
い、本実施例においては、図11に示す描画データN
o.1、No.5…およびNo.37をいう。
【0021】「描画データ」:描画データとは、描画属
性データおよび描画要素データを含んだデータをいい、
本実施例においては、図11に示すデータ全体をいう。
【0022】「描画属性データ位置記憶手段」:描画属
性データ位置記憶手段とは、描画属性データが記憶され
ている記憶位置(アドレス)を記憶しておくための手段
をいい、本実施例においては、図9Aに示す属性スタッ
ク領域ZS30がこれに該当する。
【0023】
【作用】請求項1に係るデータ処理装置および請求項2
のデータ処理方法は、各データ処理手段が、取込んだ描
画データを描画属性データであると判断すると、該描画
属性データの記憶位置を記憶し、該描画データを描画要
素データであると判断すると、該データ処理手段が既に
描画処理を行なった構成部分の描画属性データ直後か
ら、記憶した描画属性データの記憶位置のうち最も新し
い描画属性データの記憶位置までの描画属性データの記
憶位置を取り出し、取り出した記憶位置に応じてこれら
の描画属性データを実行するとともに、実行済みの描画
属性データおよび該描画要素データに基づいて図形の描
画処理を行なう。したがって、既に描画処理を行なった
構成部分の描画属性データの変化を実行するためだけ
に、該構成部分の全ての描画データを読み出すことな
く、未処理構成部分の描画処理を行なうことができる。
【0024】
【実施例】本発明に係るデータ処理装置の一実施例につ
いて説明する。図2に、本実施例のデータ処理装置20
0の構成を示す。データ処理手段200は、プロセッサ
管理部30、プロセッサ70、71…およびローカル情
報管理部60、61…を備えている。
【0025】ここで、プロセッサ管理部30には、描画
データ記憶手段である描画データ記憶部BD30、描画
属性データ位置記憶手段としての属性スタック領域ZS
30、およびカレントポインタが備えられている。ま
た、データ処理手段としての各プロセッサ70、71…
は、探索処理部、描画要素処理部および描画属性処理部
を備えている。さらに、各ローカル情報管理部60、6
1…は、描画属性記憶部BZ60、BZ61…およびロ
ーカルスタックポインタLS60、LS61…を備えて
いる。なお、各プロセッサ70、71…には、1のロー
カル情報管理部60、61…が接続されており、それぞ
れがプロセッサ管理部30に接続されている。
【0026】図3に、図2に示すデータ処理装置200
をCPUを用いて実現したハードウェア構成を示す。こ
こでのハードウェアは、ROM90、RAM65および
第1CPU70、第2CPU71…を備えており、各部
はバスライン79によって接続されている。
【0027】なお、図3に示したハードウェアは、図2
に示すデータ処理装置200と以下のように対応する。
すなわち、RAM65は、プロセッサ管理部30および
ローカル情報管理部60、61…と対応し、第1CPU
70、第2CPU71…は、プロセッサ70、71…と
それぞれ対応する。
【0028】次に、このようなデータ処理装置200の
動作について説明する。図4〜図6に、図3に示すRO
M90内に記憶されている動作プログラムの内容を表わ
すフローチャートを示す。各CPUは、この動作プログ
ラムに従い、各部を制御する。
【0029】なお、本実施例においては、図3に示した
複数のCPUのうち、2つのCPU(第1CPU70お
よび第2CPU71)を用いて図12に示す机300を
描画する場合について説明する。
【0030】また、本実施例においては、机300を描
画処理するに際し、各CPUが、各構成部分ごとに描画
データの処理を行なう。すなわち、本実施例では、第1
CPU70が脚A、脚Dを描画処理し、第2CPU71
が脚Bおよび脚Cを処理する場合の第1CPU70の動
作について説明する。なお、本実施例においても、描画
要素データとは、構成要素を描画するための点の位置デ
ータ等をいい、描画属性データは、構成部分の形状、線
の色、線の太さ等のデータをいう。
【0031】本実施例において描画処理を行なう机30
0の描画データは、図2に示すデータ処理装置200に
おいては、描画データ記憶部BD30に記憶されてお
り、図3に示すデータ処理装置200において、RAM
65内に記憶されている。なお、机300を描画するた
めの為の描画データは、図11に示すものを用いる。
【0032】第1CPU70は、RAM65内に記憶さ
れている机300の描画データ(図11)のうち、脚A
の描画データを取り込み、カレントポインタの示す領域
がロックされているか否かの判断を行なう(図4、ステ
ップS10)。ここで、カレントポインタとは、図3の
プロセッサ管理部30に備えられ、データ処理装置20
0が現在処理しようとしている構成部分の描画データ全
体を示す指標を言う。
【0033】ステップS10で、カレントポインタの示
す領域がロックされていないと判断すると、第1CPU
70は、カレントポインタの示す領域をロックする(図
4、ステップS12)。すなわち、第1CPU70は、
脚Aの描画データ全体(No.1〜No.9)が、第2
CPU71によって処理されないようにロックする(図
11)。
【0034】次に、カレントポインタの示す領域の描画
データを順次読み出す(図4、ステップS14)。すな
わち、第1CPU70は、脚Aの描画データを、描画デ
ータNo.1からNo.9まで順に読み出す(図1
1)。まず、描画データNo.1を読んだ第1CPU7
0は、読み出した描画データが描画属性データか否かの
判断を行なう(図4、ステップS16)。ここで、描画
データNo.1は、線色“赤”及び線幅“1.0”を示
す描画属性データであるので、描画属性データと判断さ
れる。なお、第1CPU70は、この線色“赤”及び線
幅“1.0”を描画属性データとして、図2の描画属性
記憶部BZ60(RAM65)内に設定する(図10A
参照)。
【0035】次に、図11に示した描画属性データのア
ドレス(記憶位置)を属性スタック領域に記憶する(図
5、ステップS18)。ここで、属性スタック領域ZS
30とは、RAM65における該描画属性データの記憶
位置を、該描画データNo.と関連づけて記憶する領域
をいい、第1CPU70および第2CPU71の両CP
Uが共通して用いるものである。ここで、属性スタック
領域ZS30には、RAM65における描画データN
o.1の記憶位置および描画データNo.1が関連づけ
られて記憶される。図7Aに、属性スタック領域ZS3
0に記憶された描画データNo.1のRAM65におけ
るアドレス(記憶位置)および該描画データNo.を示
す。なお、属性スタック領域ZS30に記憶された描画
データの番号を、グローバルスタックポインタといい、
ここでは、描画No.1という番号がグローバルスタッ
クポインタとなる。
【0036】ステップS18の終了後、第1CPU70
は、ステップS20を実行するが、この処理内容につい
ては、後に詳述する。ステップS20の実行後、ローカ
ルスタックポインタを、最新に記憶されたグローバルス
タックポインタと一致させる(図5、ステップS2
2)。ここで、ローカルスタックポインタとは、各CP
Uが処理を行なった描画属性データのうちで最も新しい
描画属性データの番号を示すものである。したがって、
図2に示すローカルスタックポインタLS60には、グ
ローバルスタックポインタと同じNo.1が記憶される
(図7B)。
【0037】ステップS22の後、カレントポインタの
示す領域の全ての描画データの処理が終了したか否かの
判断を行なう(図5、ステップS24)。ここでは、カ
レントポインタの示す領域(脚A)の描画データの処理
が終了していないので、ステップS14まで戻り、ステ
ップS14の処理およびステップS16の判断を行な
う。
【0038】ステップS14では、処理コマンドである
No.2(脚A)が読み出され、この処理コマンドに基
づいて処理コマンドNo.3(本体)が読み出される。
さらに、処理コマンドNo.3に基づき、描画データN
o.4が読み出される(図11)。なお、ステップS1
6では、描画データNo.4が描画要素データであると
判断され、ステップS26に進む。
【0039】ステップS26では、該描画要素データ
が、カレントポインタの示す領域の最初のデータである
か否かを判断する(図5、ステップS26)。ここで、
描画データNo.4は、図11に示すように脚Aの最初
のデータではないので、ステップS30に進む。
【0040】ステップS30においては、実行した描画
属性データおよび描画属性データに基づいて描画処理を
行なう。すなわち、ステップS30では、描画データN
o.1に含まれた線色“赤”及び線幅“1.0”および
描画データNo.4に含まれた点の位置データに基づき
脚Aの本体10aの描画を行なう(図12参照)。
【0041】描画データNo.4の処理が終わると、第
1CPU70は、ステップS24の判断を行なった後、
ステップS14に戻り、次の描画データNo.5を読み
出す。線幅“1.0”を示す描画データNo.5は、ス
テップS16において描画属性データであると判断さ
れ、ステップS18で描画属性データのアドレスが属性
スタック領域ZS30に記憶される。図8Aに、属性ス
タック領域ZS30に記憶された描画データNo.5の
RAM65におけるアドレスおよびグローバルスタック
ポインタを示す。ここでもステップS18後、ステップ
S20が行なわれるが、ステップS20の処理(実行)
内容については後の説明に委ねる。なお、ステップS2
2において、ローカルスタックポインタLS60には、
No.5が記憶される(図8B)。
【0042】このように、第1CPU70は、順次読み
出した描画データ(No.1〜No.9)に基づき、脚
Aの本体10a、ベース11aおよび金具12aの描画
処理を行ない、ステップS24で脚Aの全ての描画デー
タが終了したか否かの判断を行なう。ステップS24で
脚Aの全ての描画データの処理が終了したと判断する
と、カレントポインタのロックを解除し(図6、ステッ
プS32)、机300に関する全ての描画データの処理
が終了したか判断する(図6、ステップS34)。な
お、描画データNo.9の描画処理が終了した時点の属
性スタック領域ZS30は、図8A示す通りであり、第
1CPU70のローカルスタックポインタLS60に
は、No.5が記憶されている(図8B)。
【0043】次に、脚Aの描画処理が終了した後、第2
CPU71が、脚Bおよび脚Cの描画処理を連続して行
ない、その後、第1CPU70が脚Dの描画を行なう場
合について説明する。ここで、カレントポインタは、脚
Dの描画データ全体を示す。したがって、第1CPU7
0は、脚Dの描画データ(No.28〜No.36)の
処理を行なう(図11)。
【0044】ここでも、第1CPU70は、ステップS
10においてカレントポインタの示す領域がロックされ
ているか否かの判断を行ない(ステップS10)、ロッ
クされていなければ、カレントポインタの示す領域(脚
D)をロックする(ステップS12)。さらに、上記と
同様に、カレントポインタの示す領域の描画データを順
次読み出し(ステップS14)、読み出した描画データ
が描画属性データか否かの判断を行なう(ステップS1
6)。
【0045】ここで、最初に読み出した描画データN
o.28は、ステップS16において線幅“1.0”を
示す描画属性データと判断されるので、ステップS18
に進む。ステップS18においては、描画属性データ
(No.28)のアドレスを属性スタック領域ZS30
に記憶する。なお、属性スタック領域ZS30には、既
に第2CPU71が脚B、脚Cの描画処理を行なった際
に記憶した描画属性データのアドレスおよびグローバル
スタックポインタが記憶されている。
【0046】図9Aに、描画データNo.28について
ステップS18の処理が行なわれた後の属性スタック領
域ZS30の状態を示す。すなわち、属性スタック領域
ZS30には、第1CPU70によって処理、記憶され
た脚A、第2CPU71によって処理、記憶された脚
B、脚Cの描画属性データのアドレス、グローバルスタ
ックポインタ(No.1、No.5、No.10、N
o.14、No.19、No.23)および、描画デー
タNo.28のアドレスおよびグローバルスタックポイ
ンタが記憶されている。
【0047】次に、ステップS20の処理(実行)内容
について説明する。ステップS20においては、ローカ
ルスタックポインタ直後の描画属性データから、最新に
記憶されたグローバルスタックポインタまでの描画属性
データを実行する(図5)。すなわち、第1CPU70
は、自ら処理していない構成部分(脚Bおよび脚C)の
描画属性の変化を読み出さなければ、脚Dの描画処理を
行なうことができないので、描画処理を行なっていない
描画属性データだけを実行する。なお、ここでは、属性
スタック領域ZS30における第1CPU70のローカ
ルスタックポインタ(No.5)の直後(No.10)
から、最新に記憶されたグローバルスタックポインタ
(No.28)までの描画属性データを実行する(図9
A参照)。
【0048】ステップS20の終了後、ローカルスタッ
クポインタを、最新に記憶されたグローバルスタックポ
インタと一致させる(図5、ステップS22)。すなわ
ち、第1CPU70のローカルスタックポインタLS6
0は、図8Bに示すNo.5から最新に記憶されたグロ
ーバルスタックポインタであるNo.28に変更される
(図9B)。ステップS22の後、カレントポインタの
示す領域の全ての描画データの処理が終了したか否かの
判断を行なう(ステップS24)。ここで、カレントポ
インタの示す領域(脚D)の描画データの処理は終了し
ていないので、ステップS14まで戻り、ステップS1
4の処理およびステップS16の判断を行なう。
【0049】ステップS14では、処理コマンドである
No.29(脚D)が読み出され、この処理コマンドに
基づいて処理コマンドNo.30(本体)が読み出され
る。さらに、処理コマンドNo.30に基づき、描画デ
ータNo.31が読み出される。なお、ステップS16
では、描画データNo.31が描画要素データであると
判断されるので、ステップS26に進む。
【0050】ステップS26においては、該描画要素デ
ータが、カレントポインタの示す領域の最初のデータで
あるか否かを判断する(ステップS26)。ここで、描
画データNo.31は、図11に示すように脚Dの最初
のデータではないので、ステップS30に進む。
【0051】ステップS30では、実行した描画属性デ
ータおよび描画属性データに基づいて描画処理を行な
う。すなわち、ステップS30では、ステップS20で
実行したNo.10からNo.28までの描画属性デー
タおよび描画要素データNo.31に含まれた点の位置
データに基づき、脚Dの本体10dの描画を行なう(図
12参照)。
【0052】なお、ステップS28において、描画要素
データNo.31が、カレントポインタの示す領域(脚
D)の最初のデータであると判断された場合は、ステッ
プS28、ステップS29に進む。ステップS28で
は、ステップS20と同様に、第1CPU70が自ら処
理していない構成部分(脚B、脚C)の描画属性データ
だけを属性スタック領域ZS30から実行し、ステップ
S29では、ステップS22と同様に、ローカルスタッ
クポインタを、最新に記憶されたグローバルスタックポ
インタと一致させる。
【0053】ステップS29の処理後、ステップS30
において、実行した描画属性データおよび描画属性デー
タに基づいて描画処理を行なう。このような処理を行な
うことにより、カレントポインタの示す領域の最初のデ
ータが描画要素データであっても、脚Dの描画処理を行
なうことができる。
【0054】なお、ステップS26において、描画要素
データがカレントポインタの示す領域の最初のデータで
あるか否かの判断を行なうのは、該描画要素データの描
画処理を行なうためには、その描画要素データの処理を
行なうCPUが処理していない構成部分の描画属性デー
タを全て実行する必要があるからである。
【0055】さらに、ステップS30の後、ステップS
24の判断を行ない、脚Dの全ての描画データの処理が
終了していない場合は、ステップS14まで戻って上記
の処理を行なう。なお、ステップS24の判断で、脚D
の全ての描画データの処理が終了したと判断した場合に
は、ステップS32に進んで、カレントポインタの示す
領域のロックを解除して、ステップS34の判断を行な
う。これらの処理を描画データNo.40の処理が終了
するまで続けることにより図12に示す机300を描画
することが可能となる。
【0056】上記のように、本実施例に係るデータ処理
装置200おいては、読み出した描画属性データだけを
属性スタック領域ZS30に記憶し、描画処理を行なう
ために必要な描画属性データだけを実行することができ
る。すなわち、描画属性の変化を読み出す為だけに階層
的に構成されたデータの全てを逐一読み出す必要がなく
なる。したがって、高速で図形の描画処理を行なうこと
が可能となる。
【0057】なお、上記実施例に係るデータ処理装置2
00おいては、図1、図2に示した構成を第1CPU7
0、第2CPU71…を用いて実現した場合について説
明した。しかし、当該構成の一部または全部をハードウ
ェアロジックを用いて実現するようにしてもよい。
【0058】また、上記実施例に係るデータ処理装置2
00おいては、第1CPU70、第2CPU71の2つ
のCPUを用いて図12に示す机300を描画する場合
について説明した。しかし、3以上のCPUを用いて描
画処理を行なうようにしてもよい。
【0059】さらに、上記実施例においては、データ処
理装置200が、机300を描画処理するに際し、各C
PUが、各構成部分(脚A、脚B…)ごとに描画データ
の処理を行なう場合について説明を行なった。しかし、
各CPUが各描画データごとに描画処理を行なうように
してもよい。すなわち、例えば、第1CPU70が図1
1に示す描画データNo.1の処理を行ない、第2CP
U71が処理コマンドNo.2、No.3に基づいて描
画データNo.4の処理を行ない、さらに、他のCPU
が、描画データNo.5の処理を行なうようにしてもよ
い。
【0060】
【発明の効果】請求項1に係るデータ処理装置および請
求項2のデータ処理方法においては、各データ処理手段
が、取込んだ描画データを描画属性データであると判断
すると、該描画属性データの記憶位置を記憶し、描画要
素データであると判断すると、該データ処理手段が既に
描画処理を行なった構成部分の描画属性データ直後か
ら、記憶した描画属性データの記憶位置のうち最も新し
い描画属性データの記憶位置までの描画属性データの記
憶位置を取り出し、取り出した記憶位置に応じてこれら
の描画属性データを実行するとともに、実行済みの描画
属性データおよび該描画要素データに基づいて図形の描
画処理を行なう。すなわち、既に描画処理を行なった構
成部分の描画属性データの変化を読み出す為だけに、該
構成部分の全ての描画データを読み出すことなく、未処
理構成部分の描画処理を行なうことができる。したがっ
て、図形の描画処理を高速で行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ処理装置の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】図1のデータ処理装置を、各部の機能に基づき
表わしたブロック図である。
【図3】図2に示したデータ処理装置を複数のCPUを
用いて実現した場合の構成を示すブロック図である。
【図4】本実施例におけるデータ処理装置の動作を表わ
すフローチャートである。
【図5】本実施例におけるデータ処理装置の動作を表わ
すフローチャートである。
【図6】本実施例におけるデータ処理装置の動作を表わ
すフローチャートである。
【図7】描画データNo.1の処理を行なった場合の属
性スタック領域およびローカルスタックポインタの状態
を示す図である。
【図8】描画データNo.1〜No.5の処理を行なっ
た場合の属性スタック領域およびローカルスタックポイ
ンタの状態を示す図である。
【図9】描画データNo.28の処理を行なった場合の
属性スタック領域およびローカルスタックポインタの状
態を示す図である。
【図10】設定され、変更された描画属性データの内容
を示す図である。
【図11】図12に示す机を作図するための描画データ
の一例を示す図である。
【図12】図11に示す描画データによって描画される
机を示す図である。
【符号の説明】
40・・・・・描画データ記憶手段 70、71…・データ処理手段 55・・・・・描画属性データ位置記憶手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】図形の各構成部ごとに少なくとも描画属性
    データおよび描画要素データを備える描画データを記憶
    する描画データ記憶手段、 描画データ記憶手段から取込んだ描画データに基づき、
    各々別の構成部分を並行して処理することにより図形を
    描画する複数のデータ処理手段、 を備えたデータ処理装置において、 描画属性データの記憶位置を記憶する描画属性データ位
    置記憶手段を備えており、 各々の前記データ処理手段は、前記描画データ記憶手段
    から取込んだ描画データが描画要素データまたは描画属
    性データのいずれであるかを判断し、取込んだ描画デー
    タが描画属性データであると判断すると、前記描画デー
    タ記憶手段における該描画属性データの記憶位置を描画
    属性データ位置記憶手段に記憶し、該描画データが描画
    要素データであると判断すると、該データ処理手段が既
    に描画処理を行なった構成部分の描画属性データ直後か
    ら、前記描画属性データ位置記憶手段に記憶された描画
    属性データの記憶位置のうち最も新しい描画属性データ
    の記憶位置までの描画属性データの記憶位置を取り出
    し、取り出した記憶位置に応じてこれらの描画属性デー
    タを実行するとともに、実行済みの描画属性データおよ
    び該描画要素データに基づいて図形の描画処理を行なう
    こと、 を特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】図形の各構成部ごとに少なくとも描画属性
    データおよび描画要素データを備える描画データを記憶
    し、記憶した描画データを取込み、取込んだ描画データ
    に基づいて各々別の構成部分を複数のデータ処理手段に
    よって並行して処理することにより図形を描画するデー
    タ処理方法において、 各々の前記データ処理手段は、取込んだ描画データが描
    画要素データまたは描画属性データのいずれであるかを
    判断し、取込んだ描画データが描画属性データであると
    判断すると、該描画属性データの記憶位置を記憶し、該
    描画データが描画要素データであると判断すると、該デ
    ータ処理手段が既に描画処理を行なった構成部分の描画
    属性データ直後から、記憶した描画属性データの記憶位
    置のうち最も新しい描画属性データの記憶位置までの描
    画属性データの記憶位置を取り出し、取り出した記憶位
    置に応じてこれらの描画属性データを実行するととも
    に、実行済みの描画属性データおよび該描画要素データ
    に基づいて図形の描画処理を行なうこと、 を特徴とするデータ処理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010277304A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Fujitsu Semiconductor Ltd 描画データ処理方法、図形描画システム、及び図形描画データ作成プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010277304A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Fujitsu Semiconductor Ltd 描画データ処理方法、図形描画システム、及び図形描画データ作成プログラム

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