JPH09224051A - データ伝送制御方法 - Google Patents

データ伝送制御方法

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JPH09224051A
JPH09224051A JP2909096A JP2909096A JPH09224051A JP H09224051 A JPH09224051 A JP H09224051A JP 2909096 A JP2909096 A JP 2909096A JP 2909096 A JP2909096 A JP 2909096A JP H09224051 A JPH09224051 A JP H09224051A
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暢康 中島
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睦 芹澤
Katsuya Noujin
克也 農人
Eiji Kamagata
映二 鎌形
Kiyoshi Toshimitsu
清 利光
Noriyasu Kato
紀康 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】第1の局と第2の局との間の複数の伝送路を介
してデータ伝送をする際、複数の伝送路のうちの1つに
複数のデータリンクが重複して張られている場合でも、
各データリンクの特性に応じて受信データに対する応答
データあるいはユーザデータを効率よく伝送することが
可能なデータ伝送制御方法を提供できる。 【解決手段】第2の局2のデータパケット化部19にお
いて、下り高速伝送システム3により伝送されたパケッ
トに対する第1の応答データを、下り低速伝送システム
4により伝送されたパケットに対する第2の応答データ
およびユーザデータよりも優先してパケット化し、上り
低速伝送システム5により第1の局1に伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、携帯情報
端末機器とその携帯情報端末機器に情報提供を行う情報
提供局との間で非対称なデータ伝送速度でデータ送受信
を行う際のデータ伝送制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】2つの局の間で互いにデータ伝送を行う
データ伝送システムの構成は、一般に、図12に示すよ
うに、それぞれ相互にデータの送受信を行なう第1の局
101と第2の局102と、第1の局101から第2の
局102へデータの伝送を行なう第1の伝送システム1
03と第2の局102から第1の局101へデータの伝
送を行なう第2の伝送システム104から構成される。
【0003】このようなデータ伝送システムでデータを
やりとりする場合、従来、例えばHDLC(High
level Data Link Control)の
ようなデータリンクプロトコルを用いて、データの送達
確認や再送要求用フレームを送ることによってデータの
信頼性を保証するようにしている。このとき第1の伝送
システム103と第2の伝送システム104によってデ
ータリンクのループができている。
【0004】ここで、図13に示すようなシステムを想
定する。すなわち、それぞれ相互にデータの送受信を行
なう第1の局111と第2の局112と、第1の局11
1から第2の局112へデータの伝送を行なう第1の伝
送システム113と第2の伝送システム114と、第2
の局112から第1の局111へデータの伝送を行なう
第3の伝送システム115からなる。
【0005】このような伝送システムにおいて、データ
リンクは、第1の伝送システム113と第3の伝送シス
テム115による第1のループと、第2の伝送システム
114と第3の伝送システム115による第2のループ
がある。すなわち第3の伝送システム上ではデータリン
クが多重化されるのである。
【0006】このとき、データリンクの多重の方法に
は、第1のループと第2のループとが交互に第3の伝送
システム115を使用したり、また、データの発生順に
使用する方法が一般的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第3の伝送シ
ステム115を2つのデータリンクループによって共有
する場合、データの発生順に使用するのでは、例えば、
第1のデータリンクループが第1の伝送システム113
によって伝送されたユーザデータに対する応答データを
第3の伝送システムを使って返すときに、第2の局11
2には、すでに第2のデータリンクループの方にたくさ
んの送るべきユーザデータが蓄積されているとすると、
このユーザデータが送信されるのを待ってから、第1の
伝送システムによって伝送されたユーザデータに対する
応答データを返すことになる。
【0008】この間、第1の伝送システムによって伝送
されたデータに対する応答データを返すことができずに
タイムアウトによる再送が生じてしまい、第1の伝送シ
ステム113と第3の伝送システム115とからなる第
1のデータリンクループによるデータ伝送の効率が悪く
なるという問題点がある。
【0009】特に、第1の伝送システム113が高速デ
ータ伝送を実現するものであるとき、応答送信に対する
制限はより厳しいものとなる。そこで、本発明は、上記
問題点を鑑みてなされたものであり、第1の局と第2の
局との間の複数の伝送路を介してデータ伝送をする際、
複数の伝送路のうちの1つに複数のデータリンクが重複
して張られている場合でも、各データリンクの特性に応
じて受信データに対する応答データあるいはユーザデー
タを効率よく伝送することが可能なデータ伝送制御方法
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ伝送制御
方法は、第1の局から第2の局への特性の異なる2つの
下り伝送路と、前記第2の局から前記第1の局への1つ
の上り伝送路を介して、前記第1の局と前記第2の局と
の間で互いにデータ伝送を行うデータ伝送制御方法にお
いて、前記第2の局は、前記2つの下り伝送路のそれぞ
れを介して送信されたデータパケットに対する応答デー
タおよび前記第2の局で発生したユーザデータを前記上
り伝送路を介して送信する際、前記2つの下り伝送路の
うち予め定められた一方の下り伝送路を介して送信され
たデータパケットに対する応答データを、他方の下り伝
送路を介して送信されたデータパケットに対する応答デ
ータおよびユーザデータより優先して送信することによ
り、第1の局1と第2の局2との間の複数の伝送路(こ
の場合3つ)を介してデータ伝送をする際、この複数の
伝送路のうちの1つ(上り伝送路)に複数(この場合2
つ)のデータリンクが重複して張られている場合でも、
各データリンクの特性に応じて受信データに対する応答
データあるいはユーザデータを効率よく伝送することが
可能となる。
【0011】また、本発明のデータ伝送制御方法は、第
1の局から第2の局への特性の異なる2つの下り伝送路
と、前記第2の局から前記第1の局への1つの上り伝送
路を介して、前記第1の局と前記第2の局との間で互い
にデータ伝送を行うデータ伝送制御方法において、前記
第2の局は、前記2つの下り伝送路のそれぞれを介して
送信されたデータパケットに対する応答データおよび前
記第2の局で発生したユーザデータを前記上り伝送路を
介して送信する際、前記2つの下り伝送路のうち予め定
められた一方の下り伝送路を介して送信されたデータパ
ケットに対する応答データをパケット化したものを、他
方の下り伝送路を介して送信されたデータパケットに対
する応答データと前記ユーザデータをパケット化したも
のより優先して送信することにより、第1の局1と第2
の局2との間の複数の伝送路(この場合3つ)を介して
データ伝送をする際、この複数の伝送路のうちの1つ
(上り伝送路)に複数(この場合2つ)のデータリンク
が重複して張られている場合でも、各データリンクの特
性に応じて受信データに対する応答データあるいはユー
ザデータを効率よく伝送することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は本実施形態に係るデー
タ伝送制御方法を用いたデータ伝送システムの構成を模
式的に示したものである 図1において、第1の局1から第2の局2の方向を下
り、第2の局2から第1の局1の方向を上りとし、第1
の局1と第2の局2は、第1の局1から第2の局2への
下り高速伝送システム3と下り低速伝送システム4、第
2の局2から第1の局1への上り低速伝送システム5を
介して通信可能なように接続されている。
【0013】下り高速伝送システム3は、主に、バース
ト的に発生する比較的大容量のデータの伝送に用い、下
り低速伝送システム4は、主に、連続的に発生する比較
的小容量のデータ(例えば音声信号)と、後述する上り
低速伝送システム5によって伝送されるデータに対する
応答の伝送に用い、上り低速伝送システム5は、下り高
速伝送システム3によって伝送されるデータに対する応
答と、下り低速伝送システム4によって伝送されるデー
タに対する応答と、連続的に発生する比較的小容量のデ
ータを伝送する際に用いる。
【0014】すなわち、図1に示したデータ伝送システ
ムにおいて、データリンクは、下り高速伝送システム3
と上り低速伝送システム5による第1のループと、下り
低速伝送システム4と上り低速伝送システム5による第
2のループがあり、上り低速伝送システム5には上記2
つのデータリンクが重複して張られていることになる。
【0015】まず、第1の実施形態について説明する。
図2は、第1の実施形態に係る第2の局2の構成例を概
略的に示したものである。
【0016】図2において、下り高速伝送システム3に
よって伝送されるデータパケットは第1の受信部11に
て受信され、第1のデータパケット検査部12に入力さ
れ、その誤りが検査される。誤りが検出されなかった場
合は肯定応答、誤りが検出された場合には再送要求を応
答として送出するために、検査結果として第1の応答デ
ータをデータパケット化部19に渡す。
【0017】下り低速伝送システム4によって伝送され
るデータパケットは、第2の受信部14にて受信され、
第2のデータパケット検査部15に入力され、その誤り
が検査される。誤りが検出されなかった場合は肯定応
答、誤りが検出された場合には再送要求を応答として送
出するために、検査結果として第2の応答データをデー
タパケット化部19に渡す。
【0018】データパケット化部19は前記2つの応答
(第1の応答データ、第2の応答データ)と第2の局2
で発生したユーザデータを受けとり、蓄積、選択しなが
らこれらをパケット化し、送信部18に渡す。このとき
第1のデータパケット検査部12からの第1の応答デー
タを優先してパケット化して送信部18に渡すようにす
る。
【0019】送信部18は上り低速伝送システム5を用
いてデータパケット化部19から渡されたパケットを第
1の局1へ伝送する。図3は、データパケット化部19
の構成例を示したものである。
【0020】図3において、データパケット化部19
は、第1のデータパケット検査部12からの第1の応答
データと、第2のデータパケット検査部15からの第2
の応答データと、ユーザデータを受け取り、それぞれ、
第1のバッファ51、第2のバッファ52、第3のバッ
ファ53に一旦蓄積する。
【0021】選択部54は、第1のバッファ51、第2
のバッファ52、第3のバッファ53のデータ蓄積量を
監視して、第1のバッファ51に蓄積された第1の応答
データを他のバッファ52、53に蓄積されたデータよ
りも優先して選択する制御を行うものである。
【0022】パケット生成部55は、選択部54で選択
されたデータをもとに所定のフォーマットのパケットを
生成し、その生成されたパケットを送信部18に送信す
るようになっている。
【0023】図4は、下り高速伝送システム3によって
伝送されるパケットのデータフォーマットの具体例を示
したもので、大きく分けてヘッダ部と情報部から構成さ
れる。ヘッダ部は、送信先アドレス等の制御情報とヘッ
ダ部の誤り検出用のパリティビットから構成されてい
る。情報部は、複数のセグメントに分割されて、それぞ
れのセグメントは、ユーザデータと、そのユーザデータ
のシーケンス番号と、誤り検出用のパリティビットから
構成されている。
【0024】図5は、下り低速伝送システム4によって
伝送されるパケットのデータフォーマットの具体例を示
したもので、制御情報とユーザデータとパケットの誤り
検出用のパリティビットから構成されている。
【0025】図6は、上り低速伝送システム5によって
伝送されるパケットのデータフォーマットの具体例を示
したもので、下りチャンネル識別子と制御情報とユーザ
データあるいは応答データと誤り検出用のパリティビッ
トから構成されている。
【0026】下りチャンネル識別子は、下り高速伝送シ
ステム3、下り低速伝送システム4で伝送されてきたデ
ータに対する応答データを送信する際に、いずれの下り
伝送システムで伝送されたデータに対する応答データで
あるかを識別するためのものである。
【0027】制御情報には、送信先アドレス等のデータ
伝送の際に必要な制御情報の他に、第1の応答データの
うちヘッダ部に関連する部分、あるいは、第2の応答デ
ータが肯定応答かあるいは再送要求かに応じて、それを
反映させるような制御情報を含むものである。
【0028】さらに、上り低速伝送システム4によって
伝送されるパケットには、第2の局2で発生したユーザ
データあるいは下り高速伝送システム3で伝送されたデ
ータに対する第1の応答データのうち、情報部に関連す
る部分と、その誤り検出用のパリティビットが含まれ
る。
【0029】図7は、図1の第1のデータパケット検査
部12から出力される第1の応答データの情報部の関す
る部分のフォーマットの具体例を示したもので、下り高
速伝送システム3で伝送された図4に示したようなフォ
ーマットのパケットの情報部を構成する各セグメントに
対応した応答データから構成されている。
【0030】すなわち、第1のデータパケット検査部1
2では、図4に示したようなパケットデータを各セグメ
ント毎に検査することにより、その検査結果として、各
セグメント内のユーザデータのシーケンス番号と、その
ユーザデータに対する肯定応答(A)、再送要求(N)
を該セグメントの数だけ並べて図7に示したような構成
の第1の応答データの情報部に関する部分を出力すると
ともに、図4に示したようなパケットデータのヘッダ部
の誤りを検査し、その検査結果として、パケットデータ
全体に関する肯定応答、あるいは再送要求を出力するよ
うになっている。
【0031】図4に示したようなフォーマットのパケッ
トデータは、下り高速伝送システム3により第2の局2
に伝送される。第2の局2では、まず、第1の受信部1
1で受信されて、第1のデータパケット検査部12に入
力され、ここで、ヘッダ部の誤りと情報部の誤りが検査
される。情報部の誤りはセグメント毎に検査される。ヘ
ッダ部の誤りを検査した結果、誤りが検出されなかった
場合には、そのパケット全体に関する肯定応答、誤りが
検出されなかった場合には再送要求を、図6に示すパケ
ットの制御情報を用いて送出するために第1の応答デー
タの情報部に関する部分として、データパケット化手段
19に渡す。それとともに、情報部のセグメント毎の誤
りを検査した結果、誤りが検出されなかった場合は肯定
応答、誤りが検出された場合には再送要求を応答として
送出するために、図7に示したようなフォーマットの第
1の応答データの情報部に関する部分をデータパケット
化手段19に渡す。
【0032】一方、図5に示したようなフォーマットの
パケットデータは、下り低速伝送システム4により第2
の局2に伝送される。第2の局2では、まず、第2の受
信部14で受信されて、第2のデータパケット検索部1
5に入力され、ここで、その誤りが検査される。誤りが
検出されなかった場合は肯定応答、誤りが検出された場
合には再送要求を応答として送出するために、検査結果
を第2の応答データとしてデータパケット化手段19に
渡す。
【0033】次に、図8に示すフローチャートを参照し
て、以上のような構成のデータ伝送システムにおけるデ
ータ伝送制御方法について説明する。図8は、主に、デ
ータパケット化部19の処理動作を示している。
【0034】選択部54は、第1のバッファ51、第2
のバッファ52、第3のバッファ53のデータ蓄積量を
監視して、まず、第1のバッファ51にデータ(第1の
応答データ)があることを検出すると(ステップS
1)、第1のバッファ51からデータを取り出して、そ
れをパケット生成部55に渡す。
【0035】パケット生成部55では、図6に示したよ
うな上り低速伝送システム5で伝送されるパケットフォ
ーマットの下り高速伝送システム3で伝送されたデータ
に対する応答データであることを識別するための下りチ
ャンネル識別子をセットする(ステップS2)。
【0036】そして、第1のバッファから取り出した応
答データのうち、下り高速伝送システム3で伝送された
図4に示したようなパケットのヘッダ部に関する部分
と、下り高速伝送システム3で伝送された図4に示した
ようなパケットの制御情報を反映させて、図6に示した
ようなフォーマットのパケットの制御情報をセットする
(ステップS3)。
【0037】さらに、応答データのうち、情報部に関す
る部分を図6に示したようなフォーマットのパケットの
応答データにセットする(ステップS4)。最後にパリ
ティを付加して(ステップS5)、送信部18へ送る。
【0038】一方、ステップS1において、選択部54
は、第1のバッファ51にデータが蓄積されていないと
きは、ステップS7に進み、第2のバッファ52にデー
タが蓄積されているか否かをチェックする。
【0039】第2のバッファ52にデータ(第2の応答
データ)があるときは、第2のバッファ52からデータ
を取り出して、それをパケット生成部55に渡す。パケ
ット生成部55では、図6の下りチャンネル識別子の部
分に下り低速伝送システム4で伝送されたデータに対す
る応答データであることを識別するための下りチャンネ
ル識別子をセットする(ステップS8)。そして、受け
取った第2の応答データが肯定応答かあるいは再送要求
化に応じて、それを反映させるような制御情報を図6に
示したような上り低速伝送システム5で伝送されるパケ
ットの制御情報部にセットする(ステップS9)。さら
に、選択部54は、第3のバッファ53にユーザデータ
が蓄積されているか否かをチェックする(ステップS1
0)。
【0040】第3のバッファ53にユーザデータがある
ときは、それを取り出して、パケット生成部55に送
り、パケット生成部55では、受け取ったユーザデータ
を図6のユーザデータにセットし(ステップS11)、
その後、ステップS5に進む。第3のバッファ53にユ
ーザデータなければユーザデータの部分は空のままとし
て(ステップS12)、ステップS5に進む。
【0041】ステップS5では、図6に示したように、
パリティを付加して、送信部18へ送る(ステップS
6)。ステップS7で、選択部54は、第2のバッファ
52にデータが蓄積されていないときは、ステップS1
に戻る。すなわち、第2の局2は、第1のバッファ5
1、バッファ52のいづれかにデータが蓄積されるまで
パケット送信待ち状態となる。
【0042】ステップS6において、送信部18は、上
り低速伝送システム5を用いてデータパケット化部19
から渡された図6に示したようなパケットを第1の局1
に伝送する。
【0043】以上説明したように、上記第1の実施形態
によれば、第2の局2のデータパケット化部19におい
て、下り高速伝送システム3により伝送されたパケット
に対する第1の応答データを、下り低速伝送システム4
により伝送されたパケットに対する第2の応答データお
よびユーザデータよりも優先してパケット化し、上り低
速伝送システム5により第1の局1に伝送することによ
り、第1の局1と第2の局2との間の複数の伝送路(こ
の場合3つ)を介してデータ伝送をする際、この複数の
伝送路のうちの1つ(この場合上り低速伝送システム
5)に複数(この場合2つ)のデータリンクが重複して
張られている場合でも、各データリンクの特性に応じて
受信データに対する応答データあるいはユーザデータを
効率よく伝送することが可能となる。
【0044】次に、第2の実施形態について説明する。
図9は、第2の実施形態に係る第2の局2の構成例を概
略的に示したものである。
【0045】図9において、下り高速伝送システム3に
よって伝送される図4に示したようなパケットは第1の
受信部21にて受信され、第1のデータパケット検査部
22に入力され、そのヘッダ部と情報部の誤りが検査さ
れる。情報部は、セグメント毎にその誤りが検査され
る。誤りが検出されなかった場合は肯定応答、誤りが検
出された場合には再送要求を応答として送出するため
に、ヘッダ部の誤りの検査結果と、図7に示したような
フォーマットのセグメント毎の検査結果(第1の応答デ
ータ)を第1のデータパケット化手段23に渡す。
【0046】第1のデータパケット化部23は、図6に
示したようなフォーマットにパケット化する。これを、
ここでは、第1のパケットと呼ぶ。すなわち、図7に示
したような第1の応答データの情報部に関する部分を図
6の応答データにセットし、下り高速伝送システム3で
伝送されたパケットに対する応答データであることを識
別するための下りチャンネル識別子をセットし、さら
に、図6の制御情報を、下り高速伝送システム3で伝送
されてきた図4に示したようなパケットの制御情報に対
応させるとともに、第1の応答データのヘッダ部に関す
る部分に対応させてセットする。第1のパケットは、デ
ータパケット蓄積/選択部27に渡される。
【0047】下り低速伝送システム4によって伝送され
るパケットは、第2の受信部24にて受信され、第2の
データパケット検査部25に入力され、その誤りが検査
される。誤りが検出されなかった場合は肯定応答、誤り
が検出された場合には再送要求を応答として送出するた
めに、検査結果を第2の応答データとして第2のデータ
パケット化部26に渡す。
【0048】第2のデータパケット化部26は第2の応
答データと第2の局2で発生するユーザデータとともに
図6に示したようなフォーマットにパケット化する。こ
れをここでは、第2のパケットと呼ぶ。すなわち、第2
の局2で発生するユーザデータを図6のユーザデータ部
にセットし、下り低速伝送システム4で伝送されたデー
タに対する応答データであることを識別するための下り
チャンネル識別子をセットし、第2の応答データが肯定
応答かあるいは再送要求かに応じて、それを反映させる
ような制御情報をセットする。 第2のパケットは、デ
ータパケット蓄積/選択部27に渡される。
【0049】データパケット蓄積/選択部27は第1の
データパケット化部23と第2のデータパケット化部2
6から第1のパケットと第2のパケットをそれぞれ受け
とり、一旦蓄積し、選択して送信部28に渡す。このと
き、第1のデータパケット化部23から渡された第1の
パケットを、第2のデータパケット化部26から渡され
た第2のパケットに優先して送信部28に渡すようにす
る。
【0050】送信部28は上り低速伝送システム5を用
いてデータパケット蓄積/選択部27から渡されたパケ
ットを第1の局1へ伝送する。図10は、データパケッ
ト蓄積/選択部27の構成例を示したものである。
【0051】図10において、データパケット蓄積/選
択部27は、第1のデータパケット化部23からの第1
のパケットと、第2のデータパケット化部26からの第
2のパケットを受け取り、それぞれ、第1のバッファ6
1、第2のバッファ6に一旦蓄積する。
【0052】選択部63は、第1のバッファ61、第2
のバッファ62のデータ蓄積量を監視して、第1のバッ
ファ61に蓄積された第1のパケットを第2のバッファ
62に蓄積された第2のパケットよりも優先して選択
し、送信部18に渡すようになっている。
【0053】次に、図11に示すフローチャートを参照
して、第2の実施形態に係るデータ伝送システムにおけ
るデータ伝送制御方法について説明する。図11は、主
に、データパケット蓄積/選択部27の処理動作を示し
ている。
【0054】選択部63は、第1のバッファ61、第2
のバッファ62のデータ蓄積量を監視して、まず、第1
のバッファ61にデータがあることを検出すると(ステ
ップS20)、第1のバッファ61からデータ(第1の
パケット)を取り出して(ステップS21)、それを送
信部18に渡す(ステップS22)。
【0055】一方、ステップS20において、選択部6
4は、第1のバッファ61にデータが蓄積されていない
ときは、ステップS23に進み、第2のバッファ62に
データが蓄積されているか否かをチェックする。
【0056】第2のバッファ62にデータがあるとき
は、第2のバッファ62からデータ(第2のパケット)
を取り出して(ステップS24)、それを送信部28に
渡す(ステップS22)。
【0057】ステップS23で、第2のバッファ53に
第2のパケットがなければステップS20に戻る。すな
わち、第2の局2は、第1のバッファ61、第2のバッ
フ62のいづれかにデータが蓄積されるまでパケット送
信待ち状態となる。
【0058】ステップS22において、送信部28は、
上り低速伝送システム5を用いてデータパケット蓄積/
選択部27から渡されたパケットを第1の局1に伝送す
る。以上説明したように、上記第2の実施形態によれ
ば、第2の局2のデータパケット蓄積/選択部27にお
いて、下り高速伝送システム3により伝送されたパケッ
トに対する応答をパケット化した第1のパケットを、下
り低速伝送システム4により伝送されたデータに対する
応答およびユーザデータをもとに生成された第2のパケ
ットよりも優先して選択して、上り低速伝送システム5
により第1の局1に伝送することにより、第1の局1と
第2の局2との間の複数の伝送路(この場合3つ)を介
してデータ伝送をする際、この複数の伝送路のうちの1
つ(この場合、上り低速伝送システム5)に複数(この
場合2つ)のデータリンクが重複して張られている場合
でも、各データリンクの特性に応じて受信データに対す
る応答データあるいはユーザデータを効率よく伝送する
ことが可能となる。
【0059】以上説明したようなデータ伝送システムに
おいて、例えば下り低速伝送システム4と上り低速伝送
システム5を用いて音声通話を行なっているとする。こ
の際中に画像のような大容量のデータを下り高速伝送シ
ステム3によってダウンロードすることを想定する。こ
のときに、本発明では下り高速伝送システム3によって
伝送されたデータに対する応答(受信確認及び再送要
求)を音声通話情報に優先して上り低速伝送システムを
用いて送出することになる。
【0060】従来であれば下り高速伝送システム3によ
ってダウンロードされるデータに対する応答(受信確認
及び再送要求)を送出できなかったり、あるいは送出す
るのが遅くなるので、タイムアウトが発生し、再送が生
じてしまう可能性が高くなってしまっていた。すなわ
ち、従来の方法で2つのデータリンクを多重化すると、
タイムアウトによる再送が生じやすくなっていた。
【0061】これらのことが本発明によれば、遅延の制
限が厳しい下り高速伝送システム3によってダウンロー
ドされるデータに対する応答を優先して送出することに
よって、タイムアウトにより再送が生じにくくなり、デ
ータ伝送の効率が改善される。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の局と第2の局との間の複数の伝送路を介してデー
タ伝送をする際、複数の伝送路のうちの1つに複数のデ
ータリンクが重複して張られている場合でも、各データ
リンクの特性に応じて受信データに対する応答データあ
るいはユーザデータを効率よく伝送することが可能なデ
ータ伝送制御方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデータ伝送システムの
全体の構成を模式的に示した図。
【図2】第1の実施形態に係るデータ伝送システムの第
2の局の構成を概略的に示したブロック図。
【図3】データパケット化部の構成を概略的に示したブ
ロック図。
【図4】下り高速伝送システムで伝送されるパケットデ
ータのフォーマットの具体例を示した図。
【図5】下り低速伝送システムで伝送されるパケットデ
ータのフォーマットの具体例を示した図。
【図6】上り低速伝送システムで伝送されるパケットデ
ータのフォーマットの具体例を示した図。
【図7】下り高速伝送システムで伝送されるパケットデ
ータに対する応答データのフォーマットの具体例を示し
た図。
【図8】データパケット化部の処理動作を説明するため
のフローチャート。
【図9】第2の実施形態に係るデータ伝送システムの第
2の局の構成を概略的に示したブロック図。
【図10】データパケット蓄積/選択部の構成を概略的
に示したブロック図。
【図11】データパケット蓄積/選択部の処理動作を説
明するためのフローチャート。
【図12】従来のデータ伝送制御方法を用いるデータ伝
送システムの構成を示す図。
【図13】従来のデータ伝送制御方法を用いるデータ伝
送システムの他の構成を示す図。
【符号の説明】
1…第1の局、2…第2の局、3…下り高速伝送システ
ム、4…下り低速伝送システム、5…上り低速伝送シス
テム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌形 映二 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 利光 清 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 加藤 紀康 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の局から第2の局への特性の異なる
    2つの下り伝送路と、前記第2の局から前記第1の局へ
    の1つの上り伝送路を介して、前記第1の局と前記第2
    の局との間で互いにデータ伝送を行うデータ伝送制御方
    法において、 前記第2の局は、 前記2つの下り伝送路のそれぞれを介して送信されたデ
    ータパケットに対する応答データおよび前記第2の局で
    発生したユーザデータを前記上り伝送路を介して送信す
    る際、前記2つの下り伝送路のうち予め定められた一方
    の下り伝送路を介して送信されたデータパケットに対す
    る応答データを、他方の下り伝送路を介して送信された
    データパケットに対する応答データおよびユーザデータ
    より優先して送信することを特徴とするデータ伝送制御
    方法。
  2. 【請求項2】 第1の局から第2の局への特性の異なる
    2つの下り伝送路と、前記第2の局から前記第1の局へ
    の1つの上り伝送路を介して、前記第1の局と前記第2
    の局との間で互いにデータ伝送を行うデータ伝送制御方
    法において、 前記第2の局は、 前記2つの下り伝送路のそれぞれを介して送信されたデ
    ータパケットに対する応答データおよび前記第2の局で
    発生したユーザデータを前記上り伝送路を介して送信す
    る際、前記2つの下り伝送路のうち予め定められた一方
    の下り伝送路を介して送信されたデータパケットに対す
    る応答データをパケット化したものを、他方の下り伝送
    路を介して送信されたデータパケットに対する応答デー
    タと前記ユーザデータをパケット化したものより優先し
    て送信することを特徴とするデータ伝送制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6938195B1 (en) 1999-03-31 2005-08-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Communication terminal apparatus, base station, and method of radio communication
WO2008055396A1 (en) * 2006-11-10 2008-05-15 Huawei Technologies Co., Ltd. Systems and methods for wireless communications
JP2013501455A (ja) * 2009-08-03 2013-01-10 エアビクティ インコーポレイテッド 無線帯域内シグナリングシステムにおけるデータ送信のための高効率誤り訂正方式

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JP2013501455A (ja) * 2009-08-03 2013-01-10 エアビクティ インコーポレイテッド 無線帯域内シグナリングシステムにおけるデータ送信のための高効率誤り訂正方式

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