JPH08251146A - データ伝送制御システム - Google Patents

データ伝送制御システム

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Publication number
JPH08251146A
JPH08251146A JP5290295A JP5290295A JPH08251146A JP H08251146 A JPH08251146 A JP H08251146A JP 5290295 A JP5290295 A JP 5290295A JP 5290295 A JP5290295 A JP 5290295A JP H08251146 A JPH08251146 A JP H08251146A
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JP
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packet
data
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Application number
JP5290295A
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English (en)
Inventor
Nobuyasu Nakajima
島 暢 康 中
Mutsumi Serizawa
澤 睦 芹
Koji Ogura
倉 浩 嗣 小
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 データ用高速伝送路と制御情報用低速伝送路
間で、両伝送路の性能を損なわず、スループットを大に
する。 【構成】 送信局1が、伝送する情報の単位であるデー
タパケットを形成する手段と、受信局2からの応答パケ
ットの受信手段と、応答パケットが再送要求を含む場合
再送データパケットの決定手段と、この再送データパケ
ットを含む複数のデータパケットを纏めるブロック形成
手段と、このパケットを順次高速で伝送する手段と、を
備え、受信局は、データパケットの受信手段と、データ
に含まれる誤りを検出しその所属するパケットの判定手
段と、この判定結果をブロック単位で纏め誤りが検出さ
れたパケットに対する再送要求を含む応答パケットの形
成手段と、応答パケットを低速で伝送する手段と、を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、データを高速伝送す
る第1の局と低速伝送する第2の局とを含む伝送速度が
異なる複数の局を備えるデータ伝送制御システムに係
り、特に第1局側において伝送すべきデータを所定量以
下のデータに分割してこれにヘッダ情報を付加して1つ
の情報単位としたパケットを複数個まとめてブロック化
して高速伝送し、第2局側ではパケットに含まれるデー
タの誤りを検出してブロック毎の誤り検出データのパケ
ットを作成して第1局に対してデータに誤りのあるパケ
ットの再送を要求を行うように構成されたデータ伝送制
御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ伝送システムにおいては、
一方側の局(第1の局)では伝送すべきデータを所定量
以下の細かいデータに分割してこれにヘッダ情報等の付
加情報を付して1つの情報単位としたパケットを作成
し、他方側の局(第2の局)では順次伝送されてくるパ
ケットに含まれるデータに誤りがないか否かを検出し、
誤りがある場合にはそのパケットの再送を第1の局側に
要求して完全なデータの伝送を図れるようにしていた。
この再送要求を行なう第2の局から第1の局に対するデ
ータの伝送は、第1の局から第2の局に対するデータの
伝送と等しい伝送速度により行なわれていた。
【0003】従来の再送要求を行なうデータ伝送制御シ
ステムについて図14乃至図20を参照しながら説明す
る。
【0004】図14は、従来のデータ伝送制御システム
の構成の一例を示すブロック図である。従来のデータ伝
送システムは、図14に示されるように、主にデータの
送信を行なう第1の局1と、主にデータの受信を行なう
第2の局2と、第1の局1から第2の局2に対して所定
の速度によりデータの伝送を行なう第1の伝送システム
3と、第2の局2から第1の局1に対して第1の伝送シ
ステム3と同等の伝送速度によりデータの伝送を行なう
第2の伝送システム4と、を備えている。
【0005】前記第1の伝送システム3及び第2の伝送
システム4とは、従来のローカルエリアネットワーク(L
ocal area network -LAN-)における伝送速度のように同
じである。第3の伝送システム3により伝送されるデー
タは、データパケット5として伝送され、第4の伝送シ
ステム4により伝送されるデータは、応答パケット6と
して伝送されている。
【0006】上記構成を有する従来のデータ伝送システ
ムの動作について、図15を参照しながら説明する。デ
ータの伝送制御は、一般的には以下のような流れにより
行なわれている。すなわち、伝送すべきデータを幾つか
の所定の大きさの情報の単位(以下、パケットという)
に区切り、前記データパケット5として第1の局1より
第1の伝送システム3を介して第2の局2に伝送され
る。第2の局2においては、伝送されてきたデータパケ
ット5に誤りが無いか否かを検査し、誤りが無ければ肯
定応答(図中、A1,A3,A4)を、誤りがある場合
には再送要求(N2,N5)をそれぞれ含む応答パケッ
ト6を作成し、これを第2の伝送システム4を介して第
1の局1側に返送する。
【0007】第1の局1においては、肯定応答が返送さ
れてきた場合には次のデータパケット5を作成して第1
の伝送システム3を介して第2の局2側に送出する。ま
た、再送要求が第2の局2側より返送されてきた場合に
は、データに誤りがあるものと判定されたデータパケッ
ト5を再送することになる。このときのデータパケット
5及び応答パケット6の伝送速度は同じであるので、デ
ータパケット1つにつき応答パケットも1つとしてパケ
ットを相互に伝送し合って通信を行なうことができる。
【0008】また、再送制御を行なうためにデータパケ
ット5は、図16に示されるような構成を有している。
すなわち、パケット5は、シーケンス番号を記載した情
報部と、データや制御情報並びにパリティビット等の記
載された情報部と、を備えておりそれぞれの情報部は必
ず設けられている。一方、応答パケット6は、図17に
示されるように、シーケンス番号を記載した情報部、送
られてきたパケットのデータに誤りがあるかないかの判
定結果、すなわち肯定応答か再生要求かを記載した情報
部、及びデータや制御情報並びにパリティビット等の記
載された情報部とを備えており、前記判定結果について
の情報部はシーケンス番号を記載した情報部と共に必要
的な構成となっている。
【0009】ところで、移動通信システム等の分野にお
いては、将来の課題として双方向の通信を行なうに当た
り大情報量のデータを高速で伝送する局と簡単なメッセ
ージ等の少ない情報量を低速で伝送する局との間で伝送
量が非対称な通信を行なうことが考えられている。
【0010】このような伝送量が非対称な通信システム
におけるデータの伝送制御においては、図18に示され
るような構成の応答パケット6Aが用いられることもあ
る。この応答パケット6Aは、第1の伝送システム3の
伝送速度が第2の伝送システム4の伝送速度と比較して
多少速い場合に、第2の局2側より第1の局1側へ複数
個のデータパケットをまとめて返送するのに適してい
る。すなわち、シーケンス番号1乃至3の複数個のデー
タパケットについての肯定応答及び再送要求の別を書き
込んだ応答パケット6Aが第2の伝送システム4を介し
て第2の局2より第1の局1に対し送出される。このよ
うに、第1の伝送システム3と第2の伝送システム4と
の伝送速度の間にそれ程大きな差が無い場合には、図1
8に示す応答パケット6Aを用いても誤りデータを含む
パケットの再送制御を行なうことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の再送制御を行なうデータ伝送制御システムによれ
ば、第1の局から第2の局に対する伝送路の伝送速度
が、第2の局から第1の局への伝送路の伝送速度よりも
相対的に非常に速い場合に、1つのデータパケットに対
して1つの応答パケットを返送していたのでは、極端な
伝送速度の差に起因して第2の局から第1の局への応答
パケットが間に合わなくなり、データ伝送制御システム
の再送制御が充分に円滑には行なわれなくなるという虞
れがあった。
【0012】図18に示される構成を有する応答パケッ
トを用いたとしても、両伝送路の伝送速度の差異が非常
に大きい場合には、複数個(2〜3個)のデータパケッ
トのデータの誤りの検出結果を1つの応答パケットに書
き込んで返送していたのでは第1局から第2局へのデー
タパケットの伝送に対して第2局から第1局への応答パ
ケットの返送が間に合わなくなるという虞れがあった。
【0013】このことを図19を用いて詳細に説明す
る。図19において、左側から右側に向かう矢印が第1
局から第2局へデータを伝送するデータパケット5であ
り、右側から左側へ向かう矢印が第2局から第1局へ再
送要求または肯定応答等を伝送する応答パケット6Aで
ある。データパケット5が応答パケット6Aに比較して
その本数が多いのは、第1の伝送システム3が第2の伝
送システム2に比較して高速であり、データパケット5
が3つに対して応答パケット6Aが1つ対応している。
図19において、伝送速度が高速の伝送システム3を介
してデータパケット5が第1の局1より第2の局2に対
して次々に送られてくると、第2の局2側において応答
に要するビット数が多くなりすぎてしまい、応答パケッ
ト6Aが1つでは間に合わなくなってしまうという問題
があった。すなわち、第1の局1から第2の局2に伝送
されるデータパケットが多過ぎて、対応する応答パケッ
ト6Aの中にシーケンス番号と肯定応答または再送要求
を示す情報が入りきらず、このため第2の局側から第1
の局に対して応答パケット6Aを返送することができ
ず、システムとしては破綻してしまう。
【0014】一方、図20に示すように、第1の伝送シ
ステム3と第2の伝送システム4との伝送速度の差異を
踏まえてデータパケット5に含まれるデータ量を増やし
てデータパケット5と応答パケット6との伝送対応が
1:1となるように設定することも可能である。しかし
ながら、このように、データパケット5に含まれるデー
タ量を多くしてパケットの長さを長くすることは、デー
タ中の誤りの発生頻度が増加して、これによりシステム
のスループットが低下する場合がある。例えば、ビット
エラーレートが「10^−3 」であるとき、パケットのサ
イズを「10^2 」ビットとすると、1つのパケットの中
に1つでも誤ったビットが含まれる確率は「1-(1-10 ^
−3)^10^2 = 0.0952.... 」となり、ほぼ10回に1
回の割合で再送要求を出すのに対し、パケットサイズが
「10^4 」ビットであるとすると、パケットに1つでも
誤りが含まれる確率は「1-(1-10 ^−3)^10^4 = 0.99
995....」となり、ほとんどのパケットが再送要求を出
してしまい、このことによりシステムのスループットが
劣化してしまう。ここで、記号「^」は、記号の後の数
字が前の数字分の「べき乗」であることを表しており、
また、ここで「スループット」又は処理量とは指定され
た時間内に伝送又は処理された全ての有効な情報量のこ
とをいう。
【0015】この発明は上記問題点を解決するために行
なわれたものであり、第1の局から第2の局への伝送速
度が第2の局から第1の局へのそれに比して相対的に高
速であるデータ伝送制御システムにおける優れた伝送速
度を有する伝送システムの性能を無駄にすることなくス
ループットの大きなデータ伝送制御システムを提供する
ことを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明に係るデータ伝送制御システムは、伝送すべき
大情報量のデータを高速で伝送する第1の局と、この第
1の局より出力されるデータを高速で伝送可能な高速伝
送路と、伝送されてきたデータに誤りが含まれていない
か否かを判定して少なくとも誤りがある場合には再送要
求を含む応答データを低速で伝送可能な第2の局と、こ
の第2の局より出力される応答データを低速で伝送する
低速伝送路と、を備えるデータ伝送制御システムを改良
するものであり;前記第1の局が、伝送すべきデータを
所定量以下のデータに分割しこれに付加情報を付して1
つの情報単位としたパケットを形成するパケット形成手
段と、前記低速伝送路を介して前記第2の局より伝送さ
れてきた前記応答データを受信する受信手段と、受信さ
れた前記応答データが再送要求を含んでいる場合に誤り
を含んでいたパケットを特定して再送パケットを決定す
る再送パケット決定手段と、前記再送パケット決定手段
により決定された再送パケットを含むパケットをまとめ
てブロックを形成するパケットブロック化手段と、前記
ブロックとしてまとめられたパケットを順次に高速で伝
送するパケット高速伝送手段と、を備え;前記第2の局
が、前記高速伝送路を介して前記第1の局より伝送され
てくるパケットを受信する受信手段と、この受信手段に
より受信されたパケットのデータに含まれる誤りを検出
してこの誤りを含んでいるデータが所属するパケットを
判定する受信データ判定手段と、前記受信データ判定手
段の判定結果を前記ブロック毎に取りまとめて少なくと
もそのブロックに含まれるパケットのうち誤りを検出し
たパケットに関する再送要求を含む判定結果データを応
答パケットとして形成する応答パケット形成手段と、こ
の応答パケット形成手段により形成された応答パケット
を前記低速伝送路を介して前記第1の局へ低速で伝送す
る低速伝送手段と、を備えていることを特徴するもので
ある。
【0017】さらに、この発明に係るデータ伝送制御シ
ステムのアスペクトとしては、前記第2の局に設けられ
た前記応答パケット形成手段は、少なくとも前記再送要
求についてのデータを符号化するデータ符号化手段、及
び符号化データを圧縮するデータ圧縮手段を更に備える
ように構成してもよい。
【0018】また、この発明に係るデータ伝送制御シス
テムの異なるアスペクトとしては、第1の局から伝送さ
れてくるR個のパケットがブロック化されているとき
に、rをR/8より大きい最小の整数とし、ブロックの
情報に必要なオクテット数をnとするとき、「N=r+
n」により決定されるNに対して、少なくともNオクテ
ットのパケットにより第2の局が前記R個分のパケット
に対する少なくとも再送請求を含む前記応答パケットを
伝送するように構成してもよい。
【0019】
【作用】上記のように構成されたこの発明に係るデータ
伝送制御システムは、第1の局から第2の局に対して伝
送されるデータパケットをブロック化して伝送し、第2
局から第1局に対して返送されてくる応答データはブロ
ック化されている複数のデータパケットのブロック毎に
1つの応答パケットとして伝送するようにしているの
で、ブロック化されている複数のデータパケットについ
てまとめて1度に誤りのチェックを行なうことができ、
伝送速度が大きく異なる第1局及び第2局間のデータの
通信が特に伝送データの誤り検出に関して円滑に制御さ
れる。
【0020】また、1つのデータパケットのデータ量を
増加させること、すなわち1つのデータパケットの長さ
を長大なものとすることに起因する、第1の伝送システ
ムと第2の伝送システムとのデータ伝送速度又は伝送量
の差異を補う必要性が無くなるので、1つ1つのデータ
パケットの長さは適切なものとなり、また、1つのデー
タパケットに含まれる誤りの量は大幅に少なくなる。
【0021】
【実施例】以下、この発明に係るデータ伝送制御システ
ムの好適な実施例について添付図面を参照しながら詳細
に説明する。
【0022】個々の実施例を説明する前に、図1に従い
この発明の基本概念について説明する。図1において、
データ伝送制御システムは、伝送すべきデータをヘッダ
部及びデータ部を含むデータパケットとして構成して出
力する第1の局10と、第1の局10より出力されるデ
ータパケットを高速で伝送する高速伝送路13と、高速
伝送されてきたデータパケットに含まれるデータの誤り
をチェックして誤りが無い場合には肯定応答を出力し誤
りがある場合には再送要求を含む応答パケットを出力す
る第2の局20と、前記第2の局20より出力される応
答パケットを伝送する低速伝送路14と、を備えてい
る。
【0023】第1の局10及び第2の局20の詳細な構
成について、以下説明する。第1の局10は、供給され
てきたデータをデータ部に含みこれにパケット番号等の
情報をヘッダ部として付してデータパケットを形成する
パケット形成手段11と、このパケット形成手段11及
び後述する再送パケット決定手段17より供給されるデ
ータパケットを複数個まとめてスーパーパケット番号等
の付加情報をヘッダ部に追記してスーパーパケットとし
てブロック化するパケットブロック化手段12と、ブロ
ック化されたデータパケットを順次にパケット単位で前
記高速伝送路13に高速伝送するパケット高速伝送手段
15と、前記第2の局20側より低速伝送路14を介し
て伝送されてきた前記応答パケットを受け入れる受信手
段16と、前記受信手段16により受信された応答パケ
ットのデータ部を解読して記載された再送すべきデータ
パケットを決定する再送パケット決定手段17と、を備
えている。
【0024】また、前記第2の局20は、前記高速伝送
路13を介して伝送されてきたデータパケットを受信す
る受信手段21と、この受信手段21により受信された
前記データパケットのデータ部に記載されているデータ
をチェックしてこのデータに誤りが含まれているか否か
を判定し誤りが無い場合には受信したデータをそのまま
出力し特定のデータパケットに誤りがあるものと判定し
た場合にはそのデータパケットのヘッダ部の情報(スー
パーパケット番号・パケット番号)を出力する受信デー
タ判定手段22と、この受信データ判定手段22により
データに誤りが含まれているものと判定されたデータパ
ケットについてそのヘッダ部の情報を前記ブロック単位
で取りまとめてその情報をデータ部に含む応答パケット
を形成して出力する応答パケット形成手段23と、この
応答パケット形成手段23によりそのデータ部に誤りが
あるものと判定されたデータパケットのパケット番号を
ブロック単位で取りまとめてデータ部に含む応答パケッ
トを低速伝送路14を介して出力するパケット低速伝送
手段24と、を含んでいる。
【0025】上記構成において、第1の局1において
は、パケット形成手段11が伝送すべきデータをそのデ
ータ部に含むデータパケットとして形成し、パケットブ
ロック化手段12がこのデータパケットを複数個まとめ
て各パケットのヘッダ部にスパーパケット番号を書き込
んでパケットのブロック化を行なう。このパケットブロ
ック化手段12は、パケット形成手段11により新たに
パケット化されて形成されたデータパケットのみなら
ず、受信手段16を介して第2の局20より応答パケッ
トのデータ部に書き込まれて返送されてきたデータに誤
りを含むデータパケットを新たなデータパケットと共に
再度ブロック化する。このため、このパケットブロック
化手段は、再送に備えてパケットのデータを記憶してお
く記憶手段を含んでいる。
【0026】次に、図2を参照しながらこの発明の第1
実施例に係るデータ伝送制御システムについて説明す
る。図2は第1実施例に係るデータ伝送制御システムの
基本構成を示すブロック図である。図2において、第1
の局10は主としてデータの送信側となる局であり、第
2の局20は主としてデータの受信側となる局である。
第1の局10と第2の局20との間には、第1の伝送シ
ステムとしての高速伝送システム13及び第2の伝送シ
ステムとしての低速伝送システム14が設けられてお
り、高速伝送システム13は第1の局10から第2の局
20に対して伝送すべきデータを高速にて伝送するため
のものであり、低速伝送システム14は第2の局20か
ら第1の局10に対して主として制御情報を伝送するた
めのものである。なお、図2において、高速または低速
伝送システム13または14として引用するものは、各
々の伝送手段、伝送路及び受信手段を含む広い概念に相
当するものである。
【0027】図3を用いて図2の構成に係るデータ伝送
制御システムにおける再送制御の動作について説明す
る。図中、第1の伝送システムとしての高速伝送システ
ム13は左から右方向へのデータパケット5の伝送を行
なっており、第2の伝送システムとしての低速伝送シス
テム14は右から左方向に対して応答パケット60の伝
送を行なっている。図3においては、説明の簡略化のた
めに、6つのデータパケット5をまとめて1つのスーパ
ーパケット25を形成してこのスーパーパケット25を
構成する6つのデータパケット5に関する肯定応答又は
再送請求を1つの応答パケット60のデータ部に書き込
み、この応答パケット60を第2の局20から第1の局
10側に返送する。このように複数のデータパケット5
をブロック化して1つにまとめたブロック単位をこの明
細書においてはスーパーパケットと定義して用いるもの
とする。
【0028】図3を用いて第1実施例のデータ伝送制御
システムの第1及び第2両局の動作について説明する。
受信側の第2の局20は、1つのスーパーパケット25
に対応する6つのデータパケット5・・・を順次に受信
し各のデータパケット5が肯定応答するのか再送要求す
るのかを受信データ判定手段22により判定する。それ
ぞれのスーパーパケット25についてそのスーパーパケ
ットを構成する各々のデータパケット5の肯定応答か再
送要求かの制御情報をデータ部の内容として応答パケッ
ト形成手段23により応答パケット60を形成する。作
成された応答パケット60は次群のスーパーパケット2
5の最初のデータパケット5が伝送されてくるのと交差
するように、第2の局20より第1の局10に向けて伝
送される。この伝送は、応答パケット低速伝送手段24
により行なわれる。
【0029】送信側の第1の局10は、低速伝送システ
ム14を介して応答パケット6を受信し、再送パケット
決定手段17が応答パケット6のデータ部に書き込まれ
ている各々のデータパケット5・・・のデータの伝送状
態を検出して再送要求が出されているデータパケット5
については現在伝送中のスーパーパケット25の次のス
ーパーパケット25をブロック化により形成する際に当
該データパケット5を再度組み込むことになる。このと
き肯定応答又は再送要求が書き込まれている応答パケッ
トのデータ部に伝送エラー等の誤りが発生し、応答パケ
ット60によりスーパーパケット25を構成する各デー
ターパケット5の伝送結果が不明の場合には、再送パケ
ット決定手段17はそのスーパーパケットを構成する6
つのデータパケット5の全てを再度一括してスーパーパ
ケット25として第2局20側に伝送する。
【0030】このスーパーパケット25の詳細な構成に
ついて図4乃至図6を参照しながら説明する。図4は1
つのスーパーパケット25を構成する6つのデータパケ
ット5a乃至5f及び応答パケット6の詳細なパケット
構成を示している。各データパケット5は、それぞれス
ーパーパケット番号記載部51と、パケット番号記載部
52と、データ部53とを備えている。スーパーパケッ
ト番号記載部51は、ブロック化された複数のデータパ
ケット5a,5b,5c,5d,5e及び5fに共通す
る番号が付されることになる。パケット番号記載部52
は、第1の局10側より伝送されるデータパケットをス
ーパーパケットによるブロック化とは無関係に連続番号
を付したものである。図5はスーパーパケット番号記載
部51及びパケット番号記載部52よりなるヘッダ部の
記載内容のみを便宜的に示すものであり、データ部の内
容は省略されている。この図5より明らかなように、ス
ーパーパケット番号はブロック化された1群のデータパ
ケットに共通しており、データパケット番号は所属する
スーパーパケットとは無関係に連続する番号となってい
る。
【0031】次に、応答パケット60の構成について説
明する。図4に示すように、ブロック化された後に伝送
されてきたスーパーパケットの番号を記載するスーパー
パケット番号記載部61と、上記データパケットのデー
タパケット記載部52に記載されていたデータパケット
のデータに誤りがあるか否かが判定された後にスーパー
パケットを構成するデータパケットの構成順にデータに
誤りがあるか否か(A及びN)の識別符号を羅列したA
/Nビット列62と、その他の制御情報やデータ等を記
載したデータ部63と、を備えている。なお、符号Aは
肯定応答Acknowledgement に相当し、符号Nは再送要求
否定応答;Negative acknowledgementに相当している。
【0032】図5は、伝送されてきたデータパケット5
がスーパーパケット25を構成する状態を示すと共に、
このスーパーパケット25に対応する応答パケット6の
ヘッダ部の記載内容を示している。したがって、図5に
おいて左側に表示された応答パケット60は第1のスー
パーパケットNo. 1を構成するデータパケットのデータ
の誤りを検出したところ3番目のデータパケットのデー
タに誤りがあり、その他のデータパケットには誤りが無
いことを第1の局1側に知らせることになる。また、右
側の応答パケット60は第2のスーパーパケットNo. 2
を構成するデータパケットのデータの誤りを検出したと
ころ第1番目と第3番目のデータパケットに誤りがあっ
たことを示している。
【0033】図6は、図5に示されたデータパケット及
び応答パケットを伝送及び応答動作の中で模式的にとら
えた動作概念図である。図6において、第1番目のスー
パーパケットに含まれるデータパケット5aないし5f
が順次に伝送され、これらのデータパケット5の各々の
データ中に含まれる伝送誤り等が応答パケット60とし
て返送されている。
【0034】上記第1の実施例によるデータ伝送制御シ
ステムは、スーパーパケットに含まれる全てのデータパ
ケットについて、A/Nのビットを立てるようにしてい
たが、スーパーパケット中に一定数以上の再送要求が発
生した場合にはそのスーパーパケットを構成する全ての
データパケットについてのデータの再送を要求するよう
にし、一定数以下の再送要求がある場合にはそのA/N
ビット列のパターンをテーブル化して圧縮するようにし
てもよい。図7は上記のように構成されたこの発明の第
2実施例に係る再送制御を行なうデータ伝送制御システ
ムにおける第2の局20から第1の局10に返送される
応答パケットの構成を示している。
【0035】図7において、応答パケット65はスーパ
ーパケット番号が記載されているスーパーパケット番号
記載部61と、圧縮したA/Nビット列が記載されてい
る圧縮A/Nビット列記載部64と、データ・制御情報
・パリティビット等が記載されたデータ部63と、を備
えている。
【0036】この第2実施例の特徴であるA/Nビット
列の圧縮方法の一例について図8を用いて説明する。ま
ずステップST1において、スーパーパケットに8つの
データパケットが含まれているとすると、A/Nのビッ
ト列は8ビット必要になるので、8ビット分のA/Nビ
ット列を順次に形成する。この8ビット分のA/Nビッ
ト列の中にNが1つ以下、すなわち全てのパケットに誤
りが全く無いか何れかのビットの1つに誤りが含まれて
いるだけであるか否かをステップST2において判断す
る。ステップST2における判断の結果、Nが0個か1
個である場合にはステップST3において、A/Nビッ
ト列のどのビットがNかにより「0000」から「10
00」までの圧縮ビットが割り当てられる。この割り当
ては、ステップST3のブロック内に記載された変換テ
ーブルの例のように行なわれる。ステップST2の判断
結果において、誤りを有するデータパケットが8個中の
2個以上のビットに含まれているものと判断された場合
には、ST4において、そのスーパーパケットを構成す
る全てのデータパケットを再送要求するものとして、圧
縮ビット「1111」が設定される。8ビットのA/N
ビット列を4ビットに圧縮した後、この圧縮ビットをス
テップST5において出力する。この第2実施例の一連
の動作は、図1の基本概念図に示される受信データ判定
手段22及び応答パケット形成手段23において行なわ
れている。
【0037】上記第2実施例に係るデータ伝送制御シス
テムは、8ビットを4ビットのデータに圧縮する方法を
例にして説明したが、この発明におけるデータの圧縮方
法はこれに限定されず、例えば、再送要求が連続して形
成される場合が多いときにはA/Nビット列のパターン
をAからN及びNからAへ切り替えるところを指示して
やるようにするのも有効である。
【0038】また、スーパーパケットに含まれるデータ
パケットの数を状況に応じて変化させるように構成する
ことも可能である。これを実施化した第3実施例に係る
データ伝送制御システムに用いられるデータパケットの
構成が図9に示されている。図9において、データパケ
ット50のヘッダ部を構成するスーパーパケット番号記
載部51とパケット番号記載部52との間に、パケット
数記載部54が設けられている。このパケット番号記載
部54はそのスーパーパケットに含まれているデータパ
ケットの個数を記載している箇所であり、この第3実施
例に適用される全てのデーターパケットのヘッダ部には
同一のスーパーパケットに含まれるデータパケット数が
書き込まれている。
【0039】図10は、図9に示されている第3実施例
に適用のデータパケットの列と、このデータパケットを
受信した第2の局がそのデータ中の誤りを検出して出力
する応答パケットとの対応関係についての概略構成を示
している。図10において、第1のスーパーパケット2
5は4個のデータパケットを含んでおり、例えば第1の
スーパーパケットの第1番目のデータパケット5aのヘ
ッダ部の記載は「1、4、1」となっている。また、第
2のスーパーパケット25は5個のデータパケットを含
んでおり、例えば第2のスーパーパケットの第1番目の
データパケット5aのヘッダ部の記載は「2、5、5」
となっている。このように、第3実施例におけるデータ
伝送制御システムに用いられるデータパケットのヘッダ
部には、スーパーパケット番号、そのスーパーパケット
を構成するデータパケットの個数、及びデータパケット
番号の3つのデータが記載されているが、データパケッ
ト番号は図5と同様に第1のスーパパケットの第1番目
のデータパケットから全て連続する番号となっている。
【0040】前記第1のスーパーパケット25に対応す
る応答パケット60には、スーパーパケット番号として
の「1」と、構成している全てのデータパケットに誤り
が無いことを示す「A」が4個記載されて、第2の局2
0より第1の局10に応答パケットが返送される。ま
た、第2のスーパーパケットに対応する応答パケット6
0には、スーパーパケット番号としての「2」と、デー
タパケットの誤り検出結果としての「ANANA」が記
載されており、この検出結果により明らかなことは第2
のスーパーパケットに含まれるデータパケットのうちの
第2番目及び第4番目のデータパケット50b及び50
dに誤りがあることになる。
【0041】図11は、この発明に係るデータ伝送制御
システムにおける応答パケットの具体的な長さを示すも
のである。図11において、R個のデータパケットによ
りスーパーパケットが構成されているとすると、R/8
より大きい最小の整数をrとして応答パケット60を構
成するA/Nのビット列はrオクテット必要であり、さ
らにスーパーパケット番号やその他の情報にnオクテッ
ト必要であるので、少なくとも「r+n」オクテットの
長さが必要である。
【0042】これに対して、従来のデータ伝送制御シス
テムにおける応答パケットの具体的な長さは図12に示
されている。同図においては応答パケット6が、パケッ
ト番号A/Nのビットとその他の情報に少なくともnオ
クテットが必要であるので、R個のデータパケットに対
する応答パケット6の長さは「R×n」オクテット必要
となる。一般に、R(r)が大きくなると「R×n」の
方が「r+n」よりもかなり大きな値になることは明ら
かである。このことからも同じ長さの応答パケットを用
いる場合には、この発明における応答パケットを用いた
方が、より多くのデータパケットに対して効率の良い応
答パケット(肯定応答・再送要求)を第1の局に伝送で
きることになる。
【0043】このような再送制御を行なうときには、パ
ケットの番号は非常に大きくなってしまう可能性があ
る。このようにパケット番号等のヘッダ部の情報量が非
常に大きくなってしまった場合には、図13に示すよう
に、第4実施例に係るデータ伝送制御システムにおいて
用いるようなスーパーパケットを第1の局から伝送する
際に形成しても良い。即ち、1つのスーパーパケット中
の最初のパケット70におけるスーパーパケット番号記
載部71とデータ記載部73との間にスタートパケット
番号記載部76を設け、第2番目以降の応答パケットに
ついてはスーパーパケット番号記載部71とデータ記載
部73との間にスタートパケット番号との差分記載部7
7を設けるようにしても良い。パケットをこのように構
成することによりパケットのヘッダ部が必要以上に大き
くなってしまうことを防止できる。すなわち、あるスー
パーパケットにおいては最初のパケットに関する完全な
パケット番号を送り、それに続く2番目以降のパケット
においてはスーパーパケット中の最初のパケットにおけ
るパケット番号との差分のみをおくるようにしている。
これにより、パケットの番号部分に対するヘッダ部の情
報量を大幅に圧縮できる。
【0044】この発明は以上のように構成されており、
携帯情報端末(例えば、パーソナルディジタルアシスタ
ンツ−PDA−等のデータ端末にデータを伝送するよう
なシステムに応用することができる。
【0045】なお上述した実施例においては伝送の都合
上スーパーパケットを構成するデータパケットの数を6
ないし8個として説明したが、この発明はこのような具
体的な数に限定されず、実際にはより大きな数のパケッ
トにより1つのスーパーパケットを構成する際により大
きな効果があげられる。
【0046】例えば、図示説明は控えるが、上り回線と
してパーソナルハンディホンシステム(PHS)を用
い、下り回線としてイーサネット互換の無線LANシス
テムを組み合わせたようなシステムを第4実施例に係る
データ伝送制御システムとして想定すると、48kbp
sのPHSを用いた上り回線は1秒間に200パケット
を送出でき、パケット長は256ビット=32バイトで
あり、無線LANを用いた下り回線は10bpsの伝送
速度であり、例えばパケット長を1000ビット(=1
25バイト)とすると、パケットは1秒間に(10*1
0^6)/(1000)=10000パケットのデータ
を送出することができる。この場合の下り回線及び上り
回線上り回線により送出している単位時間当たりのパケ
ット数の比は、1000:200=50:1となる。し
たがって、下り50パケットに対して上りは1パケット
により応答しなければならない。
【0047】上りの1パケット中の32バイトの全てを
ユーザが用いることができるわけではないが、パケット
に付けられている番号の1つ1つに1バイトA/Nを表
示するのに1ビット必要であるとすると、(32*8)/(8 +
1)=28.444 ... なので、28個分のパケットに関して1
度に応答を送ることができる。
【0048】しかしながら、前述したように下り50パ
ケットに対して上り1パケットで応答しなくてはならな
いので、これでは上り回線が応答可能な下りパケットの
数の2倍も送られてきているしまっているので、応答が
間に合わなくなり、システムがすぐに破綻してしまうこ
とは明白である。
【0049】もし、仮に間に合うようにパケット数の比
1/2にすると、その分パケット長が長くなってしまう
ことになり、その場合、データパケットの誤り率はほぼ
2倍になってしまうことになる。例えば、ビット誤り率
を「10^(−6)」とすると、パケット長が1000ビッ
トのときには、パケット誤り率は、 1−(1−10^(−6)) ^1000 =〜10^(−3) となるが、パケット長が2000ビットになると、パケ
ット誤り率は、 1−(1−10^(−6)) ^2000 =〜2*10( −3) となる。誤り率が2倍となるとスループットは1/2以
下になってしまうことが知られている。このように、誤
り率の劣化はシステムの性能に大きな影響を与える。
【0050】一方、この発明の上記第4実施例に係るデ
ータ伝送制御システムのように構成すると、基本的には
スーパーパケットの番号と各パケットの応答とを繰り返
すようにしているので、上り回線と下り回線との比を前
述のように例えば50:1とすると、必要なビット数は
50個のパケットに対応する応答のための50ビットと
スーパーパケットの番号数バイトであるから、「50/8=
6.25 」 となり、10バイト程度あれば充分に応答パ
ケットを返送することが可能となる。スーパーパケット
に含まれるパケットの数が1つ増えても、必要なビット
数は1ビットしか増えないので、非常に効率よく応答パ
ケットを返送することができる。また、パケット長を長
くしなくともよいので、パケットの誤り率が著しく劣化
することもなく、スループットを低下させるというよう
な事態も避けることができる。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
係るデータ伝送制御システムは、1つのデータパケット
に対して1つの応答パケットによりデータの誤りの有無
等を第1の局側に返送するのではなく、複数のデータパ
ケット内のデータの誤りのチェックをスーパーパケット
単位で行ない、第2の局から第1の局に返送する肯定応
答や再送請求等の応答パケットの効率化をはかることが
できる。
【0052】また、下り回線の伝送速度が上り回線のそ
れに比して相対的に高速であるデータ伝送システムにお
いて、伝送速度が優れているという伝送システムの性能
を無駄にすることなくデータの伝送及び伝送に対する応
答を円滑に行なうことができるので、スループットの低
下を防止できるばかりでなく、応答パケットの伝送デー
タ量も小さくできるために双方のパケットの誤り率を下
げることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るデータ伝送制御システムの基本
概念を示すブロック図。
【図2】この発明の第1実施例に係る伝送制御システム
を示すブロック図。
【図3】第1実施例に係る図2の伝送制御システムの再
送制御動作を示す説明図。
【図4】第1実施例のデータ伝送システムに用いられる
データパケット及び応答パケットの概略構成を示す説明
図。
【図5】第1実施例のデータ伝送制御システムにおける
データパケットと応答パケットとの対応関係を示す説明
図。
【図6】第1実施例のデータ伝送システムのパケットの
伝送と応答との動作対応を示す説明図。
【図7】この発明の第2実施例に係るデータ伝送制御シ
ステムに用いられる応答パケットの構成を示す説明図。
【図8】第2実施例に係るデータ伝送制御システムのデ
ータ圧縮動作を示すフローチャートである。
【図9】この発明の第3実施例に係るデータ伝送制御シ
ステムに用いられるデータパケットの概略説明図。
【図10】図9に示すパケット構成に対応するデータパ
ケット及び応答パケットの記載内容と対応関係とを示す
説明図。
【図11】この発明に係るデータ伝送制御システムにお
ける応答パケットの具体的な長さを示す説明図。
【図12】従来のデータ伝送制御システムにおける応答
パケットの具体的な長さを示す説明図。
【図13】この発明の第4実施例に係るデータ伝送制御
システムに用いられる応答パケットの構成を示す説明
図。
【図14】従来のデータ伝送制御システムの構成の一例
を示すブロック図。
【図15】従来のデータ伝送制御システムの動作を示す
説明図。
【図16】従来のデータ伝送制御システムに用いられる
データパケットの構成を示す説明図。
【図17】従来の制御システムに用いられる応答パケッ
トの構成の一例を示す説明図。
【図18】従来の制御システムに用いられる応答パケッ
トの構成の異なる一例を示す説明図。
【図19】従来の伝送制御システムの動作の一例を説明
するためのシーケンス図。
【図20】従来の伝送制御システムの動作の他の一例を
説明するためのシーケンス図。
【符号の説明】
5、50 データパケット 6、60、65 応答パケット 10 第1の局 11 パケット形成手段 12 パケットブロック化手段 13 高速伝送路 14 低速伝送路 15 パケット高速伝送手段 16 受信手段 17 再送パケット決定手段 20 第2の局 21 受信手段 22 受信データ判定手段 23 応答パケット形成手段 24 パケット低速伝送手段 25 スーパーパケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送すべき大情報量のデータを高速で伝送
    する第1の局と、この第1の局より出力されるデータを
    高速で伝送可能な高速伝送路と、伝送されてきたデータ
    に誤りが含まれていないか否かを判定して少なくとも誤
    りがある場合には再送要求を含む応答データを低速で伝
    送可能な第2の局と、この第2の局より出力される応答
    データを低速で伝送する低速伝送路と、を備えるデータ
    伝送制御システムにおいて、 前記第1の局が、 伝送すべきデータを所定量以下のデータに分割しこれに
    付加情報を付して1つの情報単位としたパケットを形成
    するパケット形成手段と、 前記低速伝送路を介して前記第2の局より伝送されてき
    た前記応答データを受信する受信手段と、 受信された前記応答データが再送要求を含んでいる場合
    に誤りを含んでいたパケットを特定して再送パケットを
    決定する再送パケット決定手段と、 前記再送パケット決定手段により決定された再送パケッ
    トを含むパケットをまとめてブロックを形成するパケッ
    トブロック化手段と、 前記ブロックとしてまとめられたパケットを順次に高速
    で伝送するパケット高速伝送手段と、を備え、 前記第2の局が、 前記高速伝送路を介して前記第1の局より伝送されてく
    るパケットを受信する受信手段と、 この受信手段により受信されたパケットのデータに含ま
    れる誤りを検出してこの誤りを含んでいるデータが所属
    するパケットを判定する受信データ判定手段と、 前記受信データ判定手段の判定結果を前記ブロック毎に
    取りまとめて少なくともそのブロックに含まれるパケッ
    トのうち誤りを検出したパケットに関する再送要求を含
    む判定結果データを応答パケットとして形成する応答パ
    ケット形成手段と、 この応答パケット形成手段により形成された応答パケッ
    トを前記低速伝送路を介して前記第1の局へ低速で伝送
    する低速伝送手段と、を備えていることを特徴するデー
    タ伝送制御システム。
  2. 【請求項2】前記第2の局に設けられた前記応答パケッ
    ト形成手段は、少なくとも前記再送要求についてのデー
    タを圧縮符号化するデータ圧縮符号化手段を更に備えて
    いることを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送制御
    システム。
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