JPH09223692A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH09223692A
JPH09223692A JP8054124A JP5412496A JPH09223692A JP H09223692 A JPH09223692 A JP H09223692A JP 8054124 A JP8054124 A JP 8054124A JP 5412496 A JP5412496 A JP 5412496A JP H09223692 A JPH09223692 A JP H09223692A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
substrate
boundary
semiconductor substrate
etched
Prior art date
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Pending
Application number
JP8054124A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Katsuno
嘉章 勝野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体基板がエッチングされたり残渣が発生
したりするのを防止して、信頼性の高い半導体装置を高
い歩留りで製造する。 【解決手段】 Si基板11の表面近傍に埋め込まれた
SiO2 膜27を境界部23に形成した後、レジスト2
4、25をマスクにしてメモリセルアレイ部15及び周
辺回路部16を別個にエッチングする。SiO2 と単結
晶Siとのエッチング選択比は大きいので、境界部23
をレジスト24、25で覆わなくても、境界部23にお
けるSi基板11がエッチングされたり残渣が発生した
りするのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、第1及び第2
のマスク層をマスクにして第1及び第2の領域を別個に
エッチングする半導体装置の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図2は、フラッシュEEPROM等の様
な積層ゲート構造の浮遊ゲート型不揮発性半導体記憶装
置の製造方法の一従来例を示している。この一従来例で
は、図2(a)に示す様に、Si基板11上にゲート酸
化膜としてのSiO2 膜12と多結晶Si膜13とを順
次に形成する。
【0003】その後、多結晶Si膜13を制御ゲートの
延在方向とは直交する方向に延びる縞状のパターンにエ
ッチングする。なお、ゲート酸化膜であるSiO2 膜1
2の膜厚が薄いので、多結晶Si膜13に対するオーバ
エッチングによって、SiO2 膜12もエッチングされ
る。
【0004】その後、SiN膜14を全面に堆積させ、
このSiN膜14のうちでメモリセルアレイ部15の部
分のみを残して周辺回路部16の部分を除去する。そし
て、メモリセルアレイ部15に残したSiN膜14の表
面と周辺回路部16で露出させたSi基板11の表面と
を酸化して、SiN膜14をONO膜17にすると共に
ゲート酸化膜としてのSiO2 膜21を形成する。
【0005】その後、タングステンポリサイド層22を
全面に形成し、メモリセルアレイ部15のうちで周辺回
路部16との境界部23以外の部分を覆うパターンと、
周辺回路部16のゲート電極のパターンとに、タングス
テンポリサイド層22上でレジスト24を加工する。
【0006】そして、レジスト24をマスクにして、タ
ングステンポリサイド層22をエッチングして、周辺回
路部16のゲート電極を形成する。このときも、ONO
膜17及びSiO2 膜21の膜厚が薄いので、タングス
テンポリサイド層22に対するオーバエッチングによっ
て、ONO膜17及びSiO2 膜21もエッチングされ
る。
【0007】次に、図2(b)に示す様に、レジスト2
4を除去し、今度は、メモリセルアレイ部15の制御ゲ
ートのパターンと、周辺回路部16のうちでメモリセル
アレイ部15との境界部23以外の部分を覆うパターン
とに、レジスト25を加工する。そして、レジスト25
をマスクにしてタングステンポリサイド層22をエッチ
ングして、メモリセルアレイ部15に制御ゲートを形成
する。
【0008】次に、図2(c)に示す様に、引き続きレ
ジスト25をマスクにしてONO膜17と多結晶Si膜
13とをエッチングして、メモリセルアレイ部15に浮
遊ゲートを形成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、多結晶Si
と単結晶Siとのエッチング選択比は小さい。このた
め、図2(b)に示した様に、メモリセルアレイ部15
におけるタングステンポリサイド層22のエッチングに
伴って、境界部23のSi基板11がエッチングされ
る。また、図2(c)に示した様に、多結晶Si膜13
のエッチングに伴って、境界部23のSi基板11が更
にエッチングされる。
【0010】しかも、図2(c)に示した様に、Si基
板11のエッチングに伴って、原因不明の残渣26も発
生する。従って、図2に示した一従来例では、信頼性の
高い半導体装置を高い歩留りで製造することが困難であ
った。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の半導体装置の
製造方法は、第1の領域のうちで第2の領域との境界部
以外の部分を覆うと共に第2の領域を選択的に覆う第1
のマスク層をマスクにして、半導体基板を露出させる第
1のエッチングを行う工程と、前記第1の領域を選択的
に覆うと共に前記第2の領域のうちで前記第1の領域と
の境界部以外の部分を覆う第2のマスク層をマスクにし
て、前記半導体基板を露出させる第2のエッチングを行
う工程とを具備する半導体装置の製造方法において、前
記半導体基板とはエッチング特性が異なる材料膜を前記
境界部の前記半導体基板に埋め込み、前記材料膜の埋め
込みよりも後に前記第1及び第2のエッチングを行うこ
とを特徴としている。
【0012】請求項2の半導体装置の製造方法は、前記
半導体基板に対する酸素のイオン注入によって形成した
半導体酸化膜を前記材料膜にすることを特徴としてい
る。
【0013】請求項1の半導体装置の製造方法では、半
導体基板とはエッチング特性が異なる材料膜を第1及び
第2の領域同士の境界部における半導体基板に埋め込ん
だ後に第1及び第2の領域に対するエッチングを行って
いるので、第1及び第2の領域同士の境界部を第1及び
第2のマスク層の何れでも覆わなくても、境界部におけ
る半導体基板がエッチングされたり残渣が発生したりす
るのを防止することができる。
【0014】請求項2の半導体装置の製造方法では、半
導体基板に対する酸素のイオン注入によって形成した半
導体酸化膜を材料膜にしているので、この材料膜を簡易
に形成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、フラッシュEEPROMの
製造に適用した本願の発明の一実施形態を、図1を参照
しながら説明する。本実施形態では、図1(a)に示す
様に、メモリセルアレイ部15と周辺回路部16との境
界部23におけるSi基板11に酸素をイオン注入する
ことによって、Si基板11の表面近傍に埋め込まれた
SiO2 膜27を境界部23に形成する。
【0016】そして、Si基板11上にゲート酸化膜と
してのSiO2 膜12と多結晶Si膜13とを順次に形
成し、多結晶Si膜13を制御ゲートの延在方向とは直
交する方向に延びる縞状のパターンにエッチングする。
【0017】その後、SiN膜14を全面に堆積させ、
このSiN膜14のうちでメモリセルアレイ部15の部
分のみを残して周辺回路部16の部分を除去する。そし
て、メモリセルアレイ部15に残したSiN膜14の表
面と周辺回路部16で露出させたSi基板11の表面と
を酸化して、SiN膜14をONO膜17にすると共に
ゲート酸化膜としてのSiO2 膜21を形成する。
【0018】その後、タングステンポリサイド層22を
全面に形成し、メモリセルアレイ部15のうちで周辺回
路部16との境界部23以外の部分を覆うパターンと、
周辺回路部16のゲート電極のパターンとに、タングス
テンポリサイド層22上でレジスト24を加工する。そ
して、レジスト24をマスクにして、タングステンポリ
サイド層22をエッチングして、周辺回路部16のゲー
ト電極を形成する。
【0019】次に、図1(b)に示す様に、レジスト2
4を除去し、今度は、メモリセルアレイ部15の制御ゲ
ートのパターンと、周辺回路部16のうちでメモリセル
アレイ部15との境界部23以外の部分を覆うパターン
とに、レジスト25を加工する。そして、レジスト25
をマスクにしてタングステンポリサイド層22をエッチ
ングして、メモリセルアレイ部15に制御ゲートを形成
する。
【0020】次に、図1(c)に示す様に、引き続きレ
ジスト25をマスクにしてONO膜17と多結晶Si膜
13とをエッチングして、メモリセルアレイ部15に浮
遊ゲートを形成する。
【0021】以上の様な本実施形態では、Si基板11
の表面近傍にSiO2 膜27を埋め込んでおり、SiO
2 と単結晶Siとのエッチング選択比は大きい。このた
め、図1(b)(c)に示した様に、メモリセルアレイ
部15におけるタングステンポリサイド層22や多結晶
Si膜13をエッチングしても、境界部23のSi基板
11がその表面近傍を除いてエッチングされない。
【0022】しかも、図2に示した一従来例の様に原因
不明の残渣26も発生しない。従って、本実施形態で
は、信頼性の高いフラッシュEEPROMを高い歩留り
で製造することができる。
【0023】なお、以上の実施形態では、Si基板11
に対する酸素のイオン注入によって、Si基板11に埋
め込まれたSiO2 膜27を形成しているが、イオン注
入以外の方法でSiO2 膜27を形成してもよく、例え
ば、堆積させたSiO2 膜27でSi基板11の溝を埋
め込んでもよい。
【0024】また、以上の実施形態では、Si基板11
がエッチングされるのを防止するためにSiO2 膜27
を用いているが、単結晶Siとのエッチング選択比が大
きければ、SiO2 膜27以外の膜を用いてもよい。更
に、以上の実施形態はフラッシュEEPROMの製造に
本願の発明を適用したものであるが、本願の発明はフラ
ッシュEEPROM以外の半導体装置の製造にも適用す
ることができる。
【0025】
【発明の効果】請求項1の半導体装置の製造方法では、
第1及び第2の領域同士の境界部を第1及び第2のマス
ク層の何れでも覆わなくても、境界部における半導体基
板がエッチングされたり残渣が発生したりするのを防止
することができるので、信頼性の高い半導体装置を高い
歩留りで製造することができる。
【0026】請求項2の半導体装置の製造方法では、半
導体基板とはエッチング特性が異なる材料膜を簡易に形
成することができるので、信頼性の高い半導体装置を低
コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の一実施形態を順次に示す側断面図
である。
【図2】本願の発明の一従来例を順次に示す側断面図で
ある。
【符号の説明】
11 Si基板 15 メモリセルアレイ部 16 周辺回路部 23 境界部 24 レジスト 25 レジスト 27 SiO2

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の領域のうちで第2の領域との境界
    部以外の部分を覆うと共に第2の領域を選択的に覆う第
    1のマスク層をマスクにして、半導体基板を露出させる
    第1のエッチングを行う工程と、 前記第1の領域を選択的に覆うと共に前記第2の領域の
    うちで前記第1の領域との境界部以外の部分を覆う第2
    のマスク層をマスクにして、前記半導体基板を露出させ
    る第2のエッチングを行う工程とを具備する半導体装置
    の製造方法において、 前記半導体基板とはエッチング特性が異なる材料膜を前
    記境界部の前記半導体基板に埋め込み、 前記材料膜の埋め込みよりも後に前記第1及び第2のエ
    ッチングを行うことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記半導体基板に対する酸素のイオン注
    入によって形成した半導体酸化膜を前記材料膜にするこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
JP8054124A 1996-02-16 1996-02-16 半導体装置の製造方法 Pending JPH09223692A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100374954B1 (ko) * 1999-07-08 2003-03-06 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 반도체 장치의 제조 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100374954B1 (ko) * 1999-07-08 2003-03-06 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 반도체 장치의 제조 방법

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