JPH09223298A - 車線逸脱警報装置 - Google Patents

車線逸脱警報装置

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JPH09223298A
JPH09223298A JP2764996A JP2764996A JPH09223298A JP H09223298 A JPH09223298 A JP H09223298A JP 2764996 A JP2764996 A JP 2764996A JP 2764996 A JP2764996 A JP 2764996A JP H09223298 A JPH09223298 A JP H09223298A
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JP
Japan
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lane
vehicle
departure warning
warning device
irradiation beam
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Withdrawn
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JP2764996A
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English (en)
Inventor
Toshibumi Koshizawa
俊文 越沢
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両の直前を撮影する車線検出手段から得られ
た画像信号から路面上の車線を抽出し、該車線と該車両
との距離が一定値以下になったとき方向指示操作が行わ
れていなければ警報を発する車線逸脱警報装置におい
て、車両直前を照射するために主前照灯から偏向させら
れて出力される照射ビームのムラを無くす。 【解決手段】主前照灯の光源21からの照射ビームの一
部を反射鏡22に設けた拡散部材26で拡散して乱反射
させた後、主前照灯のレンズガラス23に設けた偏向手
段24,25によりその乱反射光Dを偏向させて車両直
前を照射する。あるいは反射鏡22に設ける代わりに偏
向手段24,25の表面に拡散部材を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は車線逸脱警報装置に
関し、特に車両の直前の路面状態をラインカメラ等によ
って監視することにより車両の車線(白線、黄線)から
の逸脱を警報する装置に関するものである。
【0001】
【従来の技術】特開昭59-128693 号公報又は特開平3-27
3498号公報等により従来から知られている車線逸脱警報
装置においては、車線検出手段としてのカメラにより車
両の前方を撮影し、得られた画像信号を信号処理手段が
2値化することにより路面上の車線を抽出し、この車線
と該車両との距離が一定値以下の危険な状態になったと
き方向指示操作が行われていなければ警報装置を付勢し
て警報を発するようにしている。
【0002】このような車線逸脱警報装置が搭載される
車両の前照灯は通常、図5(1) 及び(2) に示すようにド
ライバーの肉眼点EPによる夜間走行視野aを確保する
目的で設計・装着されており、その前照灯2の照射範囲
b(斜線部)は同図に示すようにドライバーの視野aに
限定されている。
【0003】一方、このような車線逸脱警報装置では、
車両10の車線からの逸脱を精度良く確実に検出するた
めには車線検出手段1のセンサ視野cは車両前部の真近
(直前)に設定することが必要である。
【0004】したがって、夜間走行中は、車線検出対象
となる車両前端から真近の数mの範囲は偶然に漏洩する
光のみを頼りに警報処理を行っているため、夜間での車
線検出が正確に行えず車線逸脱警報装置の機能が達成で
きない。
【0005】一方、このような問題に対してはフォグラ
ンプ等の補助前照灯(補助照明)を増設し、車線検出手
段の視野を照射すれば解決が可能であるが、車両の保安
基準により補助前照灯は数及び取付位置等の制約があ
り、近年流行の主前照灯と補助前照灯とが一体となって
いる形式の車両では物理的にもコスト的にも増設が事実
上難かしい。
【0006】また、車線検出手段の視野範囲はドライバ
ーの視野よりも手前にあるため、補助前照灯の球切れや
光軸ズレが発見し難く、また法令上の整備も無いため市
場でユーザのメンテナンスが期待できない。
【0007】そこで、本出願人は特願平5-71942号(特
開平6-284334号公報) において、補助前照灯を設けずに
夜間でも車両の車線逸脱警報を行うことができる装置を
提案した。
【0008】図6及び図7は、かかる車線逸脱警報装置
を搭載する車両の主前照灯の実施例を示したものであ
る。
【0009】まず、図6の実施例においては、主前照灯
2は周知の如く光源21と反射鏡22とレンズガラス2
3とで構成されており、光源21から発射された照明光
は反射鏡22で反射されて平行光とされた後、レンズガ
ラス23で拡張された照射ビームB(すれ違いビーム・
走行ビーム)となって車両10(図5参照)の前方(遠
方)を照らし出す。
【0010】そして、この実施例では、レンズガラス2
3の出側の一部に図示のようなプリズム24が接着され
ている。このプリズム24は、主前照灯2から発生され
る照射ビームBの一部を漏洩ビームDに変換して車線検
出手段1によって撮影される該車両直前を照射する手段
を構成している。このプリズム24により反射鏡22で
反射した照射ビームBの一部は漏洩ビームDとして図8
(1)及び(2)に示す如く車両10の直前範囲(車線
検出手段1の検出視野c)を照明することとなる。
【0011】また、図7の実施例においては、レンズガ
ラス23に反射板25を結合し、この反射板25によっ
て図6の実施例と同様に漏洩ビームDを生成している。
【0012】このようにして、図8(1)及び(2)に
示すように、上記の車両10の主前照灯2が、照射ビー
ムBから漏洩ビームDを発生させることにより車両10
直前の車線検出手段1が撮影しようとする視野cに対す
る路面を照らし出し画像信号を出力し、この画像信号か
ら路面上の車線を抽出する。
【0013】そして、この車線と車両との距離が一定位
置以下の危険な状態になったとき、方向指示操作が行わ
れていなければ警報作動条件が成立したものとして警報
を発するようにしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように主前照灯の光源からの照射ビームの一部を後面の
反射鏡及びプリズムや反射板によって漏洩させる場合、
光源からの照射ビーム自体にムラが存在しており、さら
に反射鏡にも表面に反射ムラが存在する。
【0015】このため、路面上の照度の強い部分では車
線が存在していなくても車線と同レベル以上の反射が起
こり、図9に示すように、車線L以外にも車線Lの輝度
と同程度の輝度部分Aが現れてしまうことがある。
【0016】そして、特に夜間等では車線検出のための
スレッシュホールドを一定とし検出ゲインを上げて行う
ので、車線Lの信号レベルが車線のカスレ等により低い
場合には、その他の部分Aを車線と誤認識してしまい、
車線逸脱警報装置として誤警報を発生してしまうという
問題があった。
【0017】したがって車両の直前を撮影する車線検出
手段から得られた画像信号から路面上の車線を抽出し、
該車線と該車両との距離が一定値以下になったとき方向
指示操作が行われていなければ警報を発する車線逸脱警
報装置において、車両直前を照射するために主前照灯か
ら方向を変えて出力される照射ビームのムラを無くすこ
とを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る車線逸脱警報装置は、車両の主前照灯
が、光源からの照射ビームの一部を拡散して乱反射させ
る拡散部材を所定位置に取り付けた反射鏡と、該主前照
灯のレンズガラスに設けられ該拡散部材で反射された該
照射ビームを偏向させて該車線検出手段によって撮影さ
れる該車両直前を照射する偏向手段と、を有している。
【0019】すなわち、本発明では、図1及び図2に示
すように、主前照灯の光源21の後面に設けた反射鏡2
2からの反射光は大部分が平行光となってレンズガラス
23より照射ビーム(すれ違いビーム・走行ビーム)と
なって車両の前方を照射するが、この反射鏡22からの
反射光の一部を、偏向手段としてのプリズム24(図
1)や反射板25(図2)にレンズガラス23を介して
直接入射させるのではなく、反射鏡22の一部に設けた
拡散部材26を経由させることにより、反射鏡22から
の反射光を拡散して乱反射させてからプリズム24又は
反射板25に入射させるようにして拡散光としての漏洩
ビームDを生成し、車両直前における車線検出視野内の
照射ムラを低減させている。
【0020】尚、上記の拡散部材26は反射鏡22に設
ける代わりにプリズム24又は反射板25の表面に設け
て、反射鏡22からの照射ビームの一部を拡散して乱反
射させるようにしてもよい。
【0021】また、上記の拡散部材としては白色艶消し
部材又は銀色艶消し部材を用いることができる。
【0022】なお、このように車両直前を撮影するため
に漏洩される照射ビームは主照射ビームの極一部である
ので、主照射ビームのパターンには影響を及ぼさない。
【0023】
【発明の実施の形態】図3は、図1及び図2に示した本
発明に係る車線逸脱警報装置に用いられる拡散部材26
の実施例を示したもので、図3(1)の実施例では、母
材31上に微小粒子32を設け、この微小粒子32上に
粒子定着用の白色又は銀色のコーティング33を施して
いる。なお、母材31は機械的強度のみ有れば十分であ
る。
【0024】また、同図(2)の実施例では、母材31
上にコーティング33を施し、このコーティング33上
に白色又は銀色の微小粒子32を設けてこの微小粒子3
2をコーティング33に定着させている。
【0025】いずれの場合も、光源が高温になる上に赤
外線成分があるので、素材として或る程度の耐熱性を有
する母材31、粒子32、及びコーティング33を用い
ることが好ましい。
【0026】また、表面に不規則な凹凸を形成して入射
光を乱反射させる部材であればどのようなものを使用し
てもよいが、所謂均等拡散面を有するものが好ましい。
【0027】図4は本発明に係る車線逸脱警報装置を実
際に車両10に取り付けたときの配置を示したもので、
車線検出手段としてのラインカメラ1は車両10の前部
のルーフに設置され、主前照灯2からの漏洩ビームDに
よって照明される路面を検出視野cに基づき検出するも
のである。
【0028】また、信号処理手段としてのCPUを搭載
したコントローラ5は運転席の座席下部に設けられ、車
速センサ及び方向指示器(図示せず)からの出力信号も
同時に入力するようになっている。
【0029】また、警報装置4は、コントローラ5によ
って駆動されるアクチェータ駆動回路41と、この駆動
回路41によって駆動されるステアリングアクチェータ
42とで構成されている。尚、このアクチェータ42は
警報発生時にステアリング11を振動させることによっ
てドライバーに対して警報を与えるものである。
【0030】なお、この場合の警報動作は最初に説明し
たとおりであり、周知であるのでここでは省略する。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車線
逸脱警報装置によれば、車両の主前照灯の光源からの照
射ビームの一部を反射鏡に設けた拡散部材で拡散して乱
反射させた後、主前照灯のレンズガラスに設けた偏向手
段によりその乱反射光を偏向させて(又は偏向手段自体
に拡散部材を設けて乱反射させることにより)車両直前
を照射するように構成したので、車両直前を照射する漏
洩ビームの照明ムラを低減することができ、この結果、
誤った車線逸脱警報の発生を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車線逸脱警報装置に用いる車両の
主前照灯の構造例(1)を示した図である。
【図2】本発明に係る車線逸脱警報装置に用いる車両の
主前照灯の構造例(2)を示した図である。
【図3】本発明に係る車線逸脱警報装置に用いる拡散部
材の実施例を概略的に示した側面断面図である。
【図4】本発明に係る車線逸脱警報装置を実際の車両に
組み込んだ時の構成及び動作説明図である。
【図5】従来の車線逸脱警報装置を説明するための図で
ある。
【図6】従来の車線逸脱警報装置(特願平5-71942号)
に用いられる主前照灯の構造例(1)を示した図であ
る。
【図7】従来の車線逸脱警報装置(特願平5-71942号)
に用いられる主前照灯の構造例(2)を示した図であ
る。
【図8】従来の車線逸脱警報装置(特願平5-71942号)
の照明動作を説明するための図である。
【図9】従来の車線逸脱警報装置(特願平5-71942号)
の問題点を説明するためのグラフ図である。
【符号の説明】
1 車線検出手段 2 主前照灯 21 光源 22 反射鏡 23 レンズガラス 24 プリズム 25 反射板 26 拡散部材 4 警報装置 5 信号処理手段(CPU) 10 車両 a ドライバー視野 b 前照灯照明範囲 B 照射ビーム c 検出視野 D 漏洩ビーム 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の直前を撮影する車線検出手段から得
    られた画像信号から路面上の車線を抽出し、該車線と該
    車両との距離が一定値以下になったとき方向指示操作が
    行われていなければ警報を発する車線逸脱警報装置にお
    いて、 該車両の主前照灯が、光源からの照射ビームの一部を拡
    散して乱反射させる拡散部材を所定位置に取り付けた反
    射鏡と、該主前照灯のレンズガラスに設けられ該拡散部
    材で反射された該照射ビームを偏向させて該車線検出手
    段によって撮影される該車両直前を照射する偏向手段
    と、を有していることを特徴とした車線逸脱警報装置。
  2. 【請求項2】車両の直前を撮影する車線検出手段から得
    られた画像信号から路面上の車線を抽出し、該車線と該
    車両との距離が一定値以下になったとき方向指示操作が
    行われていなければ警報を発する車線逸脱警報装置にお
    いて、 該車両の主前照灯が、光源からの照射ビームを反射させ
    る反射鏡と、該主前照灯のレンズガラスに設けられ該反
    射鏡からの該照射ビームを偏向させて該車線検出手段に
    よって撮影される該車両直前を照射する偏向手段であっ
    て該照射ビームの一部を拡散して乱反射させる拡散部材
    を表面に設けたものと、を有していることを特徴とした
    車線逸脱警報装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、該拡散部材が、
    白色艶消し部材又は銀色艶消し部材であることを特徴と
    した車線逸脱警報装置。
JP2764996A 1996-02-15 1996-02-15 車線逸脱警報装置 Withdrawn JPH09223298A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003121546A (ja) * 2001-10-16 2003-04-23 Omron Corp 車載用レーダ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20030506