JPH0922304A - 振動抑制装置 - Google Patents

振動抑制装置

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JPH0922304A
JPH0922304A JP7172301A JP17230195A JPH0922304A JP H0922304 A JPH0922304 A JP H0922304A JP 7172301 A JP7172301 A JP 7172301A JP 17230195 A JP17230195 A JP 17230195A JP H0922304 A JPH0922304 A JP H0922304A
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frequency
control
vibration
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JP7172301A
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English (en)
Inventor
Shinji Mitsuta
慎治 光田
Kazuhiro Hatake
一尋 畠
Hideaki Kawakami
秀明 川上
Yoshinobu Masutani
栄伸 増谷
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D19/00Control of mechanical oscillations, e.g. of amplitude, of frequency, of phase
    • G05D19/02Control of mechanical oscillations, e.g. of amplitude, of frequency, of phase characterised by the use of electric means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/02Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems

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  • Feedback Control In General (AREA)
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  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】機械的なガタのある制御対象について目標位置
追従性能と制振性能を高める制御装置を実現する。 【解決手段】制御対象を、アクチュエータと可動部との
間に機械的なガタがある制御モデルとして予め設定す
る。そして、可動部の目標位置追従性能を示す感度関数
に乗ずべき周波数重み関数の関数値については、所定周
波数以下の低周波数域に対応する関数値が、他の周波数
域に対応する関数値よりも大きくなるように決定する。
また、制御対象の振動抑制性能を示す感度関数に乗ずべ
き周波数重み関数の関数値については、制御対象の共振
周波数に対応する関数値が、他の周波数域に対応する関
数値よりも大きくなるように決定する。また、制御モデ
ルの機械的ガタに対するロバスト安定性を評価する評価
関数(相補感度関数で代表される)に乗ずべき周波数重
み関数の関数値については、所定周波数以上の高周波数
域に対応する関数値が、他の周波数域に対応する関数値
よりも大きくなるように決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動系を含む構造
物を移動させる運動系の制御に関し、その運動系を制御
することによって同時に振動系に生じる振動を低減させ
るようにし、もって構造物の高速、高精度な移動、位置
決めを可能ならしめる振動抑制装置に関し、とりわけト
ランスファプレスのフィードバーの振動低減に適用して
好適な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、トランスファプレスの搬送制御
装置、つまりフィードバーの制御装置の構成を示してい
る。
【0003】同図1に示すように、プレス機械のプレス
角度はプレス角度検出用エンコ−ダ1によって検出さ
れ、そのプレス角度2を示す信号は、軌跡テーブル部3
に入力される。この軌跡テーブル部3は、入力された信
号2とフィードバー19の目標軌跡とに基づき、プレス
角度2に対応する位置指令4を示す信号を位置制御回路
部7に出力する。
【0004】位置制御回路部7は、軌跡テ―ブル部3よ
り入力される位置指令4に基づき速度指令9を示す信号
を速度制御回路部11に出力する。
【0005】速度制御回路部11は、位置制御回路部7
より入力される速度指令9に基づきモ―タ駆動指令をサ
ーボモータ15に出力する。
【0006】サーボモータ15は、速度制御回路部11
より入力されるモ―タ駆動指令に応じて駆動機構18
(たとえば、ラック・ピニオン機構)を介してフィ―ド
バ―19を駆動する。
【0007】このとき、速度制御回路部11では、モー
タ15に付設されたタコジェネレータ16で検出される
速度フィードバック量13に基づきモータ駆動指令を出
力する。
【0008】また、速度フィードフォワード部5は、軌
跡テ―ブル部3から出力された位置指令4に基づき、速
度のフィ―ドフォワ―ド制御量6を演算し、これを位置
制御回路部7に加える。また、モータ15に付設された
エンコーダ17で検出される位置フィードバック量14
は位置制御回路部7に加えられる。
【0009】位置制御回路部7では、速度フィードフォ
ワード量6、位置フィードバック量14に基づき速度指
令9が生成出力されることになる。
【0010】このようにトランスファプレスのフィ―ド
バ―19は、フィードバック制御あるいはフィードフォ
ワード制御により駆動されており、フィードバー19を
目標軌跡に沿って精度よく追従させることは可能であ
る。
【0011】しかし、フィ―ドバ―19が所定位置に位
置決めされる際に発生する中央部の振動を抑制すること
は極めて困難であった。
【0012】すなわち、トランスファプレスでは、フィ
ードバーによりワ―クが次行程の金型へ順次搬送される
が、次行程の金型にワークを位置決めしようとすると
き、ワークを把持しているフィ−ドバ―が振動してしま
う。この結果、ワ―クの位置決め不良が発生しやすくな
る。しかも、生産スピ―ド(搬送速度)が速くなるにつ
れ、振動は大きくなるため、ある一定以上に生産スピ―
ドを上げることができないという制限があり、生産効率
の低下を招く原因であった。
【0013】ただし、図1のセミクローズドループ制御
系において、速度フィ―ドバック量13をフィ―ドバ―
19から直接取るフルクロ―ズドル―プ制御系にすれ
ば、機械系の振動をある程度抑えることはできる。
【0014】しかし、このようにすると、機械系が速度
フィ―ドバックループ内に含まれるため、機械系の諸特
性、特に機械的ガタ(たとえばラックとピニオンとの間
のガタ)が、速度ル―プに悪影響を与える。これによ
り、モ―タ15とフィ―ドバ―19との間に速度差がな
い、つまり本来なら振動が発生していない状況下におい
ても、上記機械諸特性がフィ―ドバックされることによ
り速度ル―プが不安定となり、フィ―ドバ―19が運動
中あるいは位置決め時に、逆に振動が発生しやすくなる
という問題が招来する。
【0015】そこで、フィ―ドバ―19の目標位置追従
性を損なわずに、外乱による負荷の変動を抑制するため
に、制御ゲインを低周波数領域で高くするとともに、位
置ル―プや速度ル―プなどに重畳する比較的周波数の高
いセンサノイズの影響を小さくするために制御ゲインを
高周波数領域で低くするという手法が用いられていた。
【0016】ここに、H∞制御理論を用いて、感度特性
とロバスト安定性のトレードオフ(折り合い)を図ると
いう手法は、たとえば特開平6ー113578号公報に
その技術が開示されている。
【0017】H∞制御理論は、周知のように、制御対象
に関するH∞ノルムが所定値以下となるように、制御対
象の感度関数および相補感度関数等、ロバスト安定性を
評価する評価関数に乗ずべき周波数重み関数の関数値を
決定し、これによりコントローラの周波数特性(周波数
伝達関数)を決定するという理論である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された技術は、速応性や追従性を示す感度特性
と、軸ねじり振動や制御パラメータ変動等に対するロバ
スト安定性の改善を図らんとしているとはいえ、実際に
は、被制御対象自体に発生する振動や軸のねじり振動な
どを防ぐことは困難であり、そのような振動によって被
制御対象の高速、高精度な制御が阻まれる場合がしばし
ば生じる。
【0019】とりわけ、フィードバー19の搬送制御に
適用した場合、フィ―ドバ―19全体の安定性を保証す
るために制御ゲインをどのように設定するかという部分
が勘と経験にまかされていたため、フィ―ドバ―19自
体に発生する振動やモ―タ軸のねじり振動などを防ぐこ
とはきわめて困難となる。
【0020】また、振動低減に関する他の従来の方法と
して、以下のような方法が挙げられる。
【0021】1)フィードバー19に軽量、高剛性の材
料を用いることにより振動を発生しにくくする。
【0022】2)フィードバー19にシリンダ等の動吸
振器を装着することにより振動を低減する。
【0023】しかしながら、これらの方法1)、2)で
は、以下のような問題がある。
【0024】まず、1)の軽量、高剛性の材料を使うと
いう方法では、一般に材料が高価となるとともに、加工
性や耐久性といった問題が生じる。また、そのような材
料を使用すれば、振動の振幅は小さくなるものの、残留
振動の減衰性は依然として向上しないままとなる。
【0025】また、2)の動吸振器等を装着するという
方法では、共振周波数に応じてチューニングの必要があ
る。また、既存の装置に適用するには、既存の装置自身
に大きな改造が必要となり、高コストを招来する。
【0026】本発明は、こうした問題点を解決するため
になされたものであり、フィードバー等、機械的ガタが
存在する被制御対象に発生する振動を、目標位置追従性
能を損なうことなく達成するようにして、被制御対象の
高速、高精度な制御を実現できるようにするとともに、
高価な材料の使用や、既存の装置の改造を要することな
く、簡易に制御装置を構成できるようにすることを目的
とするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明の主た
る発明では、目標位置に位置決めされる可動部と、前記
可動部を駆動するアクチュエータと、前記目標位置を示
す信号に基づき前記可動部を前記目標位置に位置決めす
るための駆動指令信号を、前記アクチュエータに対して
出力するコントローラとを備え、H∞制御理論に基づき
前記可動部と前記アクチュエータとからなる制御対象の
H∞ノルムが所定値以下となるように、前記制御対象の
感度関数およびロバスト安定性を評価する評価関数に乗
ずべき周波数重み関数の関数値を決定することにより、
前記コントローラの周波数特性を決定するようにした振
動抑制装置において、前記制御対象を、前記アクチュエ
ータと前記可動部との間に機械的なガタがある制御モデ
ルとして予め設定しておき、前記可動部の目標位置追従
性能を示す感度関数に乗ずべき周波数重み関数の関数値
については、所定周波数以下の低周波数域に対応する関
数値が、他の周波数域に対応する関数値よりも大きくな
るように決定し、かつ、前記制御対象の振動抑制性能を
示す感度関数に乗ずべき周波数重み関数の関数値につい
ては、前記制御対象の共振周波数に対応する関数値が、
他の周波数域に対応する関数値よりも大きくなるように
決定するようにし、かつ、前記制御モデルの前記機械的
ガタに対するロバスト安定性を評価する評価関数に乗ず
べき周波数重み関数の関数値については、所定周波数以
上の高周波数域に対応する関数値が、他の周波数域に対
応する関数値よりも大きくなるように決定している。
【0028】ここで、可動部の目標位置追従性能を示す
感度関数は、具体的には、目標位置を入力信号とし、可
動部の現在位置と目標位置との偏差を出力信号とする伝
達関数のことである。
【0029】また、制御対象の振動抑制性能を示す感度
関数は、具体的には、制御対象に加わる外乱を入力信号
とし、制御対象の振動量を出力信号とする伝達関数のこ
とである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る振動抑制装置の実施の形態について説明する。
【0031】この実施例では、図5に示すように、トラ
ンスファプレス100、200間でワークを矢印方向に
搬送するフィードバー19で発生する振動の抑制に、本
発明を適用した場合を想定している。
【0032】図6は、フィードバー19の動作を説明す
る図である。
【0033】すなわち、フィ―ドバ―19は、2本のバ
―と、ワークを把持するフィンガ―とからなり(図5参
照)、ワークを挟む動作(クランプ)、金型と干渉しな
い位置まで持上げる動作(リフトアップ)、次行程の金
型ステ―ションまで搬出,位置決めする動作(アドバン
ス)、金型にワークをセットさせる動作(リフトダウ
ン)、ワークを離し、上型とフィンガ―が干渉しない位
置までフィ―ドバ―を退避させる動作(アンクラン
プ)、次の加工サイクルにてワークを搬送するために原
点位置まで戻る動作(リタ―ン)を、順次繰り返し行う
ものである。
【0034】図2、図3および図4は、各実施例装置を
示すブロック図であり、図1の従来装置と同様の機能の
ものには同じ符号を付与している。
【0035】すなわち、これら図に示すように、プレス
機械のプレスクランク軸の角度はプレス角度検出用エン
コ−ダ1によって検出され、そのプレス角度2を示す信
号は、軌跡テーブル部3に入力される。この軌跡テーブ
ル部3は、入力された信号2と、予め記憶されたフィー
ドバー19の目標軌跡とに基づき、プレス角度2に対応
する位置指令4(上記目標軌跡上の)を示す信号を位置
制御回路部7に出力する(図2、図4の場合)かH∞制
御器8に出力する(図3の場合)。
【0036】図2、図4の位置制御回路部7は、軌跡テ
―ブル部3より入力される位置指令4に基づき速度指令
9を示す信号をH∞制御器8に出力する。
【0037】サーボアンプである速度制御回路部11
は、H∞制御器8で演算出力される速度指令10に基づ
きモ―タ駆動指令を生成し、これをサーボモータ15に
出力する。
【0038】サーボモータ15は、速度制御回路部11
より入力されるモ―タ駆動指令に応じて駆動機構18
(たとえば、ラック・ピニオン機構)を介してフィ―ド
バ―19を駆動する。
【0039】このとき、速度制御回路部11では、モー
タ15に付設されたタコジェネレータ16で検出される
速度フィードバック量13に基づきモータ駆動指令を出
力する。
【0040】また、図2、図4に示す速度フィードフォ
ワード部5は、軌跡テ―ブル部3から出力された位置指
令4に基づき、速度のフィ―ドフォワ―ド制御量6を演
算し、これを位置制御回路部7に加える。また、モータ
15に付設されたエンコーダ17で検出される位置フィ
ードバック量14は、位置制御回路部7に加えられる
(図2、図4の場合)。
【0041】よって、図2、図4に示す位置制御回路部
7では、速度フィードフォワード量6、位置フィードバ
ック量14に基づき速度指令9が生成出力されることに
なる。
【0042】図3の場合、位置フィードバック量14
は、H∞制御器8に加えられる。
【0043】図4の装置では、フィードバー19で発生
する振動を検出する振動検出器20がフィードバー19
に付設されており、この振動検出器20で検出された振
動信号21がH∞制御器8に出力されるようになってい
る。
【0044】H∞制御器8は、H∞制御理論により設計
されたコントローラであり、フィ―ドバ―19の振動加
速度が最小となるような速度指令10を演算する。
【0045】このH∞制御器8の入力信号としては、以
下の(1)〜(3)の信号のうちのいづれか1つ以上の
信号である。
【0046】(1)軌跡テ―ブル部3より出力されるフ
ィ―ドバ―19の目標位置4と実際のフィ―ドバ―19
の移動位置14との偏差を示す信号9 (2)軌跡テ―ブル部3より出力されるフィ―ドバ―1
9の目標位置4を示す信号と実際のフィ―ドバ―19の
移動位置14を示す信号 (3)フィ―ドバ―19の振動信号21 すなわち、図2の装置では、H∞制御器8の入力信号
は、上記(1)に示す入力信号9となっており、また図
3の装置では、H∞制御器8の入力信号は、上記(2)
に示す入力信号4、14となっており、また図4の装置
では、H∞制御器8の入力信号は、上記(1)、(3)
に示す入力信号9、21となっている。
【0047】可動部であるフィ―ドバ―19が、モ―タ
15の回転力により加減速運動すると、フィ―ドバ―1
9に働く慣性力によりフィ―ドバ―19は変形する。フ
ィ―ドバ―19には、同時にその変形量に応じて復原力
が働くために、特に次工程位置への位置決め時(次工程
への搬送終了時)に振動が生じることになる。
【0048】フィ―ドバ―19の移動、位置決めの制御
は、一般的には、図1に示すように、位置制御回路部7
によってフィードバックバック制御として行われる。す
なわち、位置制御回路部7によってフィ―ドバ―19の
目標位置4と現在位置14との偏差が取られ、当該偏差
に適切な係数が掛けられたものが、必要に応じて低減通
過フィルタ等を通されて速度制御回路部11に出力され
る。
【0049】本発明に係る図2、図4に示す実施例装置
では、さらに、この位置制御部7と速度制御回路部11
の間に、H∞制御器8が挿入されるとともに、さらに図
4の装置では、フィ―ドバ−19の振動変位(振動量)
を検出する振動検出器20がフィードバー19に装着さ
れている。
【0050】こうした装置が付加されることで、振動検
出器20の出力21がH∞制御器8に取り込まれ、フィ
ードバー19の振動を減衰させるための適切な制御演算
が施され、この結果、フィードバ―19で振動が発生し
ないようにフィ―ドバ―19を移動させることができる
とともに、フィ―ドバ―19の停止時に外力等によりフ
ィ―ドバ―19に生じた振動を速やかに減衰させること
ができるようになる。H∞制御器8の制御アルゴリズム
は、その検出できる量が位置制御回路部7の出力9と振
動検出器20の出力21の2つであり、出力フィ―ドバ
ックの形態となる。
【0051】H∞制御器8を振動系の制御という視点で
見る場合、振動検出器20から振動量21をフィ―ドバ
ックしている制御は、フィ―ドバ―19に減衰を付加す
る制御に相当する。
【0052】一方、フィ―ドバ―19の位置決めのため
に位置制御回路部7から入力している位置偏差信号であ
る速度指令信号9は、振動系にとっては、振動を起こす
外乱信号にあたるものであり、H∞制御器8は、この外
乱信号に対してフィ―ドフォワ―ド制御によりフィ―ド
バ―19に生じる振動を励起しないようにフィードバー
19を移動させる制御を行うものである。
【0053】つぎに、H∞制御器8の制御アルゴリズム
の設計方法の1つとして、μーシンセシス法を用いた制
御法について説明する。まず、実施例装置の制御対象で
あるモータ15、駆動機構18、フィードバー19を、
図7に示すように、3つの質量(マス)がバネと減衰
(ダンパ)によって結合されているものと仮定して、線
形モデル化する。
【0054】すなわち、モ―タ15とフィードバー19
との間の駆動機構18、つまり例えばラック・ピニオン
機構による結合を、硬めのバネk2とダンパc2による結
合として扱い、さらにこの結合部に未知の外力fgが加
わるものとする。つまり、駆動機構18で発生する機械
的ガタによる非線形性を、外力fgで表すものとする。
【0055】ここで、モータ15の等価質量mm、フィ
ードバー19の等価質量m1、m2、等価剛性k1、k2、
等価減衰c1、c2は、インパクト加振等の手法により伝
達関数や時間応答を測定することにより実験的に求める
ことができる。
【0056】図7の制御モデルに対して運動方程式を立
てると、次式(1)、(2)、(3)が得られる。
【0057】 ここで、xm、x1、x2は、それぞれ質量mm、m1、m2
の絶対座標系xにおける位置、fd は質量m2 に働く外
乱力、fmはサーボモータ15の駆動力をそれぞれ表し
ている。
【0058】サ―ボモ―タ15に関しては、その入力信
号に対する駆動トルクの応答を1次遅れ系とみなし、そ
の時定数をτ、ゲインをaとする。モ―タ15への入力
信号を、速度指令uと実速度xm・との誤差に係数Kvが
かけられた信号であるとすると、サ―ボモ―タ15の駆
動力fm に関して次式(4)の関係が成り立つ。
【0059】 以上の(1)〜(4)式をまとめると、次式(5)に示
す状態方程式が得られる。
【0060】 ここで、行列xは、状態変数を表しており、次式(6)
で定義される。
【0061】 ここで、H∞制御器8が直接検出して利用できる情報
は、フィ―ドバ−19中央部の加速度y1と、モ−タ1
5の目標軌道4と実軌道14との誤差y2であるとする
と、制御対象の制御出力y=[y1 y2]を求める出力
方程式は、次式(7)のように書き表わされる。
【0062】 この結果、状態方程式および出力方程式は、以下
(8)、(9)式のように記述される。
【0063】 このとき、制御対象(プラント)Pを次式(10)のよ
うに定義する。
【0064】 このようにして得られた制御モデルを元にしてH∞制御
理論に基づき、H∞制御器8の周波数特性を決定すれば
よい。
【0065】すなわち、H∞制御器8には、以下の事項
が要求される (a)可動部であるフィードバー19(モータ15)の
位置を、その指令位置に追従させる。
【0066】(b)フィードバー19に生じる振動を速
やかに減衰させる。
【0067】(c)モデルで考慮していない高次モード
等のダイナミクスに対して安定である(ロバスト安定
性)。
【0068】このような要求は、以下のようにして考え
ることができる。
【0069】まず、上記(a)の要求は、アクチュエー
タであるモータ15(フィードバー19)の目標位置4
を入力信号とし、実際の位置14と目標位置4との偏差
を出力信号とする伝達関数を、小さく抑えることにより
実現できる。
【0070】また、上記(b)の要求は、振動を励起す
るような外乱fdを入力信号とし、振動量21(x2ーx
1)を出力信号とする伝達関数を、小さく抑えることに
より実現される。
【0071】さらに、上記(c)の要求は、制御対象の
比較的高周波域での非モデル化モードを加法的誤差や乗
法的誤差として扱い、これらの不確かさに対してロバス
ト安定になるようにすることで実現される。
【0072】しかしながら、一つの制御信号uによって
振動と運動が行われる制御対象のコントローラを設計し
ようとするとき、上記要求(a)〜(c)は互いに従属
な関係にあり、トレードオフが存在する。
【0073】このうち、上記要求(a)、(b)につい
ては、制御モデルのパラメータのみに依存しており、も
ともと互いに従属の関係にある。
【0074】したがって、一つのアクチュエータである
モータ15によって運動と振動の制御が行われる制御対
象の場合、制振性能と目標位置追従性能のトレードオフ
が図られるように、周波数領域において両者を分離して
考えればよい。
【0075】また、感度関数を小さくすれば相補感度関
数が大きくなり、逆に相補感度関数が小さくなれば感度
関数が大きくなるように、制御性能とロバスト安定性と
の間にもトレードオフが必ず存在する。
【0076】したがって、これらのトレードオフが図ら
れるように、周波数領域において両者を分離して考えれ
ばよい。
【0077】さて、モータ15とフィードバー19との
間には、前述したように機械的なガタが存在する。よっ
て、上記(a)、(b)、(c)に加え、(d)機械的
ガタによる悪影響を抑える。
【0078】ことが不可欠となる。この機械的ガタとい
う外乱に対しては制御を積極的に行わないようにすれば
よい。つまり、ガタという外乱から制御入力への感度を
抑えるロバスト安定化の問題として捕らえればよい。
【0079】そこで、要求(a)に対しては、目標位置
追従性能を示す感度関数に乗じる周波数重み関数の関数
値を低周波数域において大きくし、また要求(b)に対
しては、振動制御性能を示す感度関数に乗じる周波数重
み関数の関数値を共振周波数域において大きくし、また
要求(c)に対しては、制御対象の不確定さに対するロ
バスト安定性を評価する相補感度関数等の評価関数に乗
じる周波数重み関数の関数値を高周波域において大きく
し、さらに要求(d)に対しては、制御対象の機械的ガ
タに対するロバスト安定性を評価する評価関数に乗じる
周波数重み関数の関数値を高周波域において大きくする
よう設定することによって、通常なら相矛盾する要求を
両立させるようにしている。
【0080】なお、要求(a)、(b)、(d)のみを
満たすようにしてもよい。
【0081】以下、モデルの不確かさに対するロバスト
安定性を保証する相補感度関数等の評価関数を、最大許
容不確かさ関数と呼び、機械的ガタに対するロバスト安
定性を保証する評価関数を、ガタ不確かさ関数と呼ぶこ
とにする。
【0082】これら要求(a)〜(d)を考慮した上
で、μーシンセシスの制御問題として考える。すると、
図8に示すように、一般化プラントと構造的不確かさを
有する系の安定化の問題として扱うことができる。
【0083】図8において、Δは、大きさ1未満の任意
の安定な伝達関数である。
【0084】また、Pは、制御対象の線形モデルを表
し、次式(11)で示される伝達関数である。
【0085】 制御対象のモデルパラメ―タは、下表の通りとする。
【0086】 いま、振動系の振動制御性能を示す感度関数に乗じる周
波数重み関数をWpf1、目標位置追従性能を示す感度関
数に乗じる周波数重み関数をWpf2、線形モデルPの出
力であるフィードバー加速度(x2の2階微分値)およ
びモータの位置xmに関する最大許容不確かさ関数に乗
じる周波数重み関数をWad1、Wad2、ガタ不確かさ関数
に乗じる周波数重み関数をWrtとする。
【0087】そこで、制振性能を決める周波数重み関数
Wpf1については、制振しようとする1次の共振周波数
付近において関数値が最大となり、他の低周波数帯、高
周波数帯の関数値が共振周波数の関数値より小さくなる
ように設定する。
【0088】また、目標位置追従性能を決める周波数重
み関数Wpf2については、低周波数域において関数値が
大きくなり、他の高周波数域では関数値が小さくなるよ
う設定する。
【0089】また、最大許容不確かさ関数およびガタ不
確かさ関数に乗じる周波数関数Wad1、Wad2、Wrtにつ
いては、高周波数域において関数値が大きくなり、他の
低周波数域では関数値が小さくなるよう設定する。
【0090】この結果、これら各周波数重み関数Wpf
1、Wpf2、Wad1、Wad2、Wrtの周波数特性は、図9
(a)、(b)、(c)、(d)、(e)にそれぞれ示
すように設定される。また、これら周波数重み関数Wpf
1、Wpf2、Wad1、Wad2、Wrtは、次式(12)〜(1
6)のごとく表される。
【0091】 以上のようにして各周波数重み関数Wpf1、Wpf2、Wad
1、Wad2、Wrtが設定されると、これらに基づきH∞制
御理論によりH∞ノルムが所定値以下となるように、制
御器K、つまりH∞制御器8の周波数特性が決定される
ことになる。
【0092】つぎに、図3に示す実施例装置を、2自由
度制御とみたときの設計手順について説明する。
【0093】図10は、2自由度制御の基本構造であ
り、サ―ボフィ―ダの制御モデルをPとし、フィ―ドバ
ック制御器の測定量をy、被制御量をzとして、rから
zへの伝達特性を改善することを考える。Pの右既約分
解を、 とおくと、rからzへの伝達特性がN1Tとなり、フィ
―ドバック制御器であるKがN1Tに影響しない。
【0094】本実施例装置(図3)に適用した場合にお
ける2自由度制御+H∞制御器の構成を、図11に示し
ている。この制御系の設計手順としては以下のようにな
る。 (1) フィ―ドバック特性を改善するようにH∞制御
を用いて、制御器K1 、K2 を設計する。
【0095】(2)rからzへの伝達特性N1Tが望ま
しくなるようにTを設計する。
【0096】(3) K1 、K2とTを用いて制御器を構
成する。
【0097】図11に示すように、位置フィ―ドバック
については、予め位置偏差に対して定数K2をかける定
数ル―プゲインとしており、加速度フィ―ドバックに対
してH∞制御を施すようにしている。位置フィードバッ
クに関しては、たとえば下記(18)に示すような値の
定数K2を用いることができる。
【0098】 加速度フィ―ドバックK1 に関しては、図12のよう
に、一般化プラントおよび構造的不確かさのモデルを用
いて、H∞制御理論により設計する。
【0099】ここで、図8の場合と同様にして、制振性
能を決める周波数重み関数Wpf1については、制振しよ
うとする1次の共振周波数付近において関数値が最大と
なり、他の低周波数帯、高周波数帯の関数値が共振周波
数の関数値より小さくなるように設定する。
【0100】また、目標位置追従性能を決める周波数重
み関数Wpf2については、低周波数域において関数値が
大きくなり、他の高周波数域では関数値が小さくなるよ
う設定する。
【0101】また、最大許容不確かさ関数およびガタ不
確かさ関数に乗じる周波数関数Wad1、Wad2、Wrtにつ
いては、高周波数域において関数値が大きくなり、他の
低周波数域では関数値が小さくなるよう設定する。
【0102】各周波数重み関数Wpf1、Wpf2、Wad1の
周波数特性は、図13(a)、(b)、(c)にそれぞ
れ示すように設定される。また、これら周波数重み関数
Wpf1、Wpf2、Wad1は、次式(19)〜(21)のご
とく表される。
【0103】 また、2自由度制御則のパラメ―タT、D、N2(加速
度フィードバック側)、N2(位置フィードバック
側)、K1(加速度フィードバック側) は、図14
(a)〜(e)に示す周波数特性を有するフィルタを用
いている。
【0104】なお、上述した2自由度制御については、
たとえば文献「制御系設計−H∞制御とその応用」(シ
ステム情報学会編/細江繁幸,荒木光彦監修/朝倉書
店)にに示されるよう公知の技術である。
【0105】図15〜図17は、フィ―ドバ―19が位
置決めされたときの振動変位の時間変化の様子を示して
いる。
【0106】生産スピ―ド(フィードバーの速度)が、
15SPMの場合、20SPMの場合、27SPMの場
合をそれぞれ示している。
【0107】図15は、従来の制御を行ったときの振動
変位を示しており、生産スピ―ドにほぼ比例して振幅が
大きくなっていることがわかる。
【0108】図16は、本実施例のH∞制御を行ったと
きの振動変位を示しており、図15に示す従来の制御法
に比べて、全体的に振幅が小さくなっていることがわか
る。図17は、本実施例のH∞制御+2自由度制御を行
ったときの振動変位を示しており、図15の従来の場合
ばかりか図16の本実施例の場合との比較においても、
オ―バ―シュ―トがほとんど発生していないことがわか
る。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
周波数領域を、低周波数域と共振周波数域と高周波数域
に分離して、目標位置追従性能と制振性能と制御対象の
機械的ガタに対するロバスト安定性のトレードオフを図
るようにしている。
【0110】このため、高価な材料の使用や、既存の装
置の改造を要することなく、簡易に制御装置を構成する
ことができるようになる。
【0111】また、機械的なガタがある制御対象につい
て目標位置追従性能と制振性能を同時に満足することが
できるため、制御対象の振動系において振動を引き起こ
すことなく運動指令に速やかに追従させることができる
ようになり、制御対象の高速、高精度な制御が実現され
る。
【0112】とりわけ、フィ―ドバ―の振動の抑制に適
用した場合には、フィ―ドバ―の振動を最小限に抑える
ことができるため、ワ―ク搬送時に位置決め不良が発生
することがなくなる。この結果、トランスファプレスの
生産スピ―ドに余裕が生れ、生産効率を飛躍的に向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来装置の構成を示す図である。
【図2】図2は実施例装置の構成を示す図である。
【図3】図3は実施例装置の構成を示す図である。
【図4】図4は実施例装置の構成を示す図である。
【図5】図5はトランスファプレスの外観を示す斜視図
である。
【図6】図6はフィードバーの動作を説明する図であ
る。
【図7】図7は制御対象の制御モデル図である。
【図8】図8は実際の制御対象の不確かさを考慮した制
御ブロック図である。
【図9】図9(a)、(b)、(c)、(d)、(e)
は、周波数重み関数の周波数特性を示す図である。
【図10】図10は2自由度制御の基本的な構造を説明
する図である。
【図11】図11は2自由度制御を実施例装置に適用し
た場合を説明する図である。
【図12】図12は実際の制御対象の不確かさを考慮し
た制御ブロック図である。
【図13】図13(a)、(b)、(c)は、周波数重
み関数の周波数特性を示す図である。
【図14】図14(a)、(b)、(c)、(d)、
(e)は、2自由度制御則のパラメータのフィルタの周
波数特性を示す図である。
【図15】図15はフィードバーの振動変位の時間変化
を示す図である。
【図16】図16はフィードバーの振動変位の時間変化
を示す図である。
【図17】図17はフィードバーの振動変位の時間変化
を示す図である。
【符号の説明】
8 H∞制御器 15 サーボモータ 18 駆動機構 19 フィードバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増谷 栄伸 石川県小松市八日市町地方5 株式会社小 松製作所産機事業本部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標位置に位置決めされる可動部
    と、前記可動部を駆動するアクチュエータと、前記目標
    位置を示す信号に基づき前記可動部を前記目標位置に位
    置決めするための駆動指令信号を、前記アクチュエータ
    に対して出力するコントローラとを備え、H∞制御理論
    に基づき前記可動部と前記アクチュエータとからなる制
    御対象に関するH∞ノルムが所定値以下となるように、
    前記制御対象の感度関数およびロバスト安定性を評価す
    る評価関数に乗ずべき周波数重み関数の関数値を決定す
    ることにより、前記コントローラの周波数特性を決定す
    るようにした振動抑制装置において、 前記制御対象を、前記アクチュエータと前記可動部との
    間に機械的なガタがある制御モデルとして予め設定して
    おき、 前記可動部の目標位置追従性能を示す感度関数に乗ずべ
    き周波数重み関数の関数値については、所定周波数以下
    の低周波数域に対応する関数値が、他の周波数域に対応
    する関数値よりも大きくなるように決定し、かつ、 前記制御対象の振動抑制性能を示す感度関数に乗ずべき
    周波数重み関数の関数値については、前記制御対象の共
    振周波数に対応する関数値が、他の周波数域に対応する
    関数値よりも大きくなるように決定するようにし、か
    つ、 前記制御モデルの前記機械的ガタに対するロバスト安定
    性を評価する評価関数に乗ずべき周波数重み関数の関数
    値については、所定周波数以上の高周波数域に対応する
    関数値が、他の周波数域に対応する関数値よりも大きく
    なるように決定した、 振動抑制装置。
  2. 【請求項2】 目標位置に位置決めされる可動部
    と、前記可動部を駆動するアクチュエータと、前記目標
    位置を示す信号に基づき前記可動部を前記目標位置に位
    置決めするための駆動指令信号を、前記アクチュエータ
    に対して出力するコントローラとを備え、H∞制御理論
    に基づき前記可動部と前記アクチュエータとからなる制
    御対象に関するH∞ノルムが所定値以下となるように、
    前記制御対象の感度関数およびロバスト安定性を評価す
    る評価関数に乗ずべき周波数重み関数の関数値を決定す
    ることにより、前記コントローラの周波数特性を決定す
    るようにした振動抑制装置において、 前記制御対象を、不確定要素が存在し、かつ前記アクチ
    ュエータと前記可動部との間に機械的なガタがある制御
    モデルとして予め設定しておき、 前記可動部の目標位置追従性能を示す感度関数に乗ずべ
    き周波数重み関数の関数値については、所定周波数以下
    の低周波数域に対応する関数値が、他の周波数域に対応
    する関数値よりも大きくなるように決定し、かつ、 前記制御対象の振動抑制性能を示す感度関数に乗ずべき
    周波数重み関数の関数値については、前記制御対象の共
    振周波数に対応する関数値が、他の周波数域に対応する
    関数値よりも大きくなるように決定し、かつ、 前記制御モデルの前記不確定要素に対するロバスト安定
    性を評価する評価関数に乗ずべき周波数重み関数の関数
    値については、所定周波数以上の高周波数域に対応する
    関数値が、他の周波数域に対応する関数値よりも大きく
    なるように決定し、かつ、 前記制御モデルの前記機械的ガタに対するロバスト安定
    性を評価する評価関数に乗ずべき周波数重み関数の関数
    値については、所定周波数以上の高周波数域に対応する
    関数値が、他の周波数域に対応する関数値よりも大きく
    なるように決定した、 振動抑制装置。
  3. 【請求項3】 前記可動部の目標位置追従性能を示
    す感度関数は、前記目標位置を入力信号とし、前記可動
    部の現在位置と前記目標位置との偏差を出力信号とする
    伝達関数である請求項1または2記載の振動抑制装置。
  4. 【請求項4】 前記制御対象の振動抑制性能を示す
    感度関数は、前記制御対象に加わる外乱を入力信号と
    し、前記制御対象の振動量を出力信号とする伝達関数で
    ある請求項1または2記載の振動抑制装置。
  5. 【請求項5】前記可動部は、トランスファプレスのフィ
    ードバーである請求項1または2記載の振動抑制装置。
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JP2016053825A (ja) * 2014-09-03 2016-04-14 オークマ株式会社 サーボ制御装置
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