JPH09222921A - 無人車輛の走行制御装置 - Google Patents
無人車輛の走行制御装置Info
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- JPH09222921A JPH09222921A JP8051042A JP5104296A JPH09222921A JP H09222921 A JPH09222921 A JP H09222921A JP 8051042 A JP8051042 A JP 8051042A JP 5104296 A JP5104296 A JP 5104296A JP H09222921 A JPH09222921 A JP H09222921A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Gyroscopes (AREA)
- Navigation (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 走行すべき経路が予め定まっており、該走行
路に水平面に対する傾斜がある場合にも、無人車輛の走
行制御装置に使用されているヨー角センサによる方位角
の検出精度を低コストで保持する。 【解決手段】 カーブにおける水平面に対するピッチ傾
斜角とロール傾斜角が夫々略3度以下である走行路を走
行する無人車輛20と、前記走行路の平面視軌跡データ
と、各カーブに於ける前記ピッチ傾斜角とロール傾斜角
とを予め記憶させた記憶装置18と、前記車輛に搭載し
たヨー角センサ10と、車輛がカーブを通過する際に出
力する前記ヨー角センサの出力角度値からヨー角補正値
Δψ=0.5・[(φ2+θ2)・ωzdt を減算する
補正手段14と、該補正手段の出力を受けて前記車輛の
駆動部を制御する駆動部制御装置16とを具備するよう
構成する。
路に水平面に対する傾斜がある場合にも、無人車輛の走
行制御装置に使用されているヨー角センサによる方位角
の検出精度を低コストで保持する。 【解決手段】 カーブにおける水平面に対するピッチ傾
斜角とロール傾斜角が夫々略3度以下である走行路を走
行する無人車輛20と、前記走行路の平面視軌跡データ
と、各カーブに於ける前記ピッチ傾斜角とロール傾斜角
とを予め記憶させた記憶装置18と、前記車輛に搭載し
たヨー角センサ10と、車輛がカーブを通過する際に出
力する前記ヨー角センサの出力角度値からヨー角補正値
Δψ=0.5・[(φ2+θ2)・ωzdt を減算する
補正手段14と、該補正手段の出力を受けて前記車輛の
駆動部を制御する駆動部制御装置16とを具備するよう
構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AGV等の走行す
べき経路の定まっている無人車輛の走行制御装置に関す
る。
べき経路の定まっている無人車輛の走行制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】予め定まっている走行すべき経路に水平
面に対するピッチ傾斜角やロール傾斜角のある場合は、
ヨー角センサとしての1軸ジャイロでは正確な方位角が
得られない。そこで従来はフルストラップダウンのAH
RS(姿勢方位基準装置)を使うか、又は傾斜計を2個
取り付け、1軸ジャイロの出力から得られる方位角に補
正を行っていた。
面に対するピッチ傾斜角やロール傾斜角のある場合は、
ヨー角センサとしての1軸ジャイロでは正確な方位角が
得られない。そこで従来はフルストラップダウンのAH
RS(姿勢方位基準装置)を使うか、又は傾斜計を2個
取り付け、1軸ジャイロの出力から得られる方位角に補
正を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記補正
方法ではAHRSや傾斜計のコストが高く、低コスト化
を望む声があった。
方法ではAHRSや傾斜計のコストが高く、低コスト化
を望む声があった。
【0004】依って本発明は、走行すべき経路が予め定
まっており、該走行路に水平面に対する傾斜がある場合
にも、無人車輛の走行制御装置に使用されているヨー角
センサによる方位角の検出精度を低コストで保持するこ
とを目的とする。
まっており、該走行路に水平面に対する傾斜がある場合
にも、無人車輛の走行制御装置に使用されているヨー角
センサによる方位角の検出精度を低コストで保持するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑みて本発明
は、図1に原理図を示すように、カーブにおける水平面
に対するピッチ傾斜角とロール傾斜角が夫々略3度以下
である走行路を走行する車輛20と、前記走行路の平面
視軌跡データと、各カーブに於ける前記ピッチ傾斜角と
ロール傾斜角とを予め記憶させた記憶装置18と、前記
車輛に搭載したヨー角センサ10と、車輛がカーブを通
過する際に出力する前記ヨー角センサの出力角度値から
下記のヨー角補正値Δψ Δψ=0.5・[(φ2+θ2)・ωzdt φ :走行カーブのロール傾斜角 θ :走行カーブのピッチ傾斜角 ωz:車輛の旋回角速度 t :カーブにおける走行経過時間 [ :積分記号 を減算する補正手段14と、該補正手段の出力を受けて
前記車輛の駆動部を制御する駆動部制御装置16とを具
備することを特徴とする無人車輛の走行制御装置を提供
する。この記憶装置12、補正手段14、駆動部制御装
置16は、例えばマイクロコンピュータ18によって構
成できる。
は、図1に原理図を示すように、カーブにおける水平面
に対するピッチ傾斜角とロール傾斜角が夫々略3度以下
である走行路を走行する車輛20と、前記走行路の平面
視軌跡データと、各カーブに於ける前記ピッチ傾斜角と
ロール傾斜角とを予め記憶させた記憶装置18と、前記
車輛に搭載したヨー角センサ10と、車輛がカーブを通
過する際に出力する前記ヨー角センサの出力角度値から
下記のヨー角補正値Δψ Δψ=0.5・[(φ2+θ2)・ωzdt φ :走行カーブのロール傾斜角 θ :走行カーブのピッチ傾斜角 ωz:車輛の旋回角速度 t :カーブにおける走行経過時間 [ :積分記号 を減算する補正手段14と、該補正手段の出力を受けて
前記車輛の駆動部を制御する駆動部制御装置16とを具
備することを特徴とする無人車輛の走行制御装置を提供
する。この記憶装置12、補正手段14、駆動部制御装
置16は、例えばマイクロコンピュータ18によって構
成できる。
【0006】走行路の平面視軌跡データと比較する車輛
の方位角を該車輛に搭載したヨー角センサによって検出
しても、走行路のカーブに水平面に対する傾斜が存在す
る場合には、そのカーブのピッチ傾斜角とロール傾斜角
の影響によってヨー角センサの出力値は正確な方位角を
示さない。このカーブにおけるピッチ傾斜角とロール傾
斜角が夫々略3度以下である。補正手段によってヨー角
センサの出力角度値に上記の式で示すヨー角補正値を減
算補正することによって正確な方位角に補正できる。
の方位角を該車輛に搭載したヨー角センサによって検出
しても、走行路のカーブに水平面に対する傾斜が存在す
る場合には、そのカーブのピッチ傾斜角とロール傾斜角
の影響によってヨー角センサの出力値は正確な方位角を
示さない。このカーブにおけるピッチ傾斜角とロール傾
斜角が夫々略3度以下である。補正手段によってヨー角
センサの出力角度値に上記の式で示すヨー角補正値を減
算補正することによって正確な方位角に補正できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に示す実施
の形態例に基づいて更に詳細に説明する。図1は無人車
輛の走行路の平面視を示す。図2は矢視線BB−BBに
よる断面図、図3は矢視線CCによる側面図である。工
場建屋等KJを回避しながら、出発点Aから真北方向に
直線路L1、B点からC点まで時計方向に90度旋回す
る円弧路C1、真東方向に直線路L2、D点からE点ま
で反時計方向に90度旋回する円弧路C2、真北方向に
直線路L3、F点からG点まで反時計方向に45度旋回
する円弧路C3、北西方向に直線路L4、H点からI点
まで時計方向に45度旋回する円弧路C4、真北方向に
直線路L5、J点からK点まで時計方向に90度旋回す
る円弧路C5、そして真東方向に直線路L6を走行して
終点Lに至る走行路である。
の形態例に基づいて更に詳細に説明する。図1は無人車
輛の走行路の平面視を示す。図2は矢視線BB−BBに
よる断面図、図3は矢視線CCによる側面図である。工
場建屋等KJを回避しながら、出発点Aから真北方向に
直線路L1、B点からC点まで時計方向に90度旋回す
る円弧路C1、真東方向に直線路L2、D点からE点ま
で反時計方向に90度旋回する円弧路C2、真北方向に
直線路L3、F点からG点まで反時計方向に45度旋回
する円弧路C3、北西方向に直線路L4、H点からI点
まで時計方向に45度旋回する円弧路C4、真北方向に
直線路L5、J点からK点まで時計方向に90度旋回す
る円弧路C5、そして真東方向に直線路L6を走行して
終点Lに至る走行路である。
【0008】走行路には所定位置に丸印で示すランドマ
ークLMが埋設されており、また各円弧路において、水
平面HLに対するピッチ傾斜角θとロール傾斜角φとは
夫々略3度以下と小さく形成している。車輛Vの走行制
御装置には、この走行路の平面視軌跡データと、上記各
円弧路の各傾斜角θ,φを予め記憶させた記憶装置を具
備している。また、車輛Vにはヨー角センサである1軸
ジャイロJRが搭載されている。
ークLMが埋設されており、また各円弧路において、水
平面HLに対するピッチ傾斜角θとロール傾斜角φとは
夫々略3度以下と小さく形成している。車輛Vの走行制
御装置には、この走行路の平面視軌跡データと、上記各
円弧路の各傾斜角θ,φを予め記憶させた記憶装置を具
備している。また、車輛Vにはヨー角センサである1軸
ジャイロJRが搭載されている。
【0009】この1軸ジャイロJRによって該車輛Vの
進行方向(方位角)を検出しつつ前記平面視軌跡データ
と比較して車輛の走行方向を修正し、正しい方向に走行
させる。また、各位置におけるランドマークLMによっ
て1軸ジャイロのドリフト誤差等の検出誤差をリセット
し、各ランドマーク間を1軸ジャイロによって走行制御
する。
進行方向(方位角)を検出しつつ前記平面視軌跡データ
と比較して車輛の走行方向を修正し、正しい方向に走行
させる。また、各位置におけるランドマークLMによっ
て1軸ジャイロのドリフト誤差等の検出誤差をリセット
し、各ランドマーク間を1軸ジャイロによって走行制御
する。
【0010】然しながら、車輛が走行する場合にヨー角
を検出できる1軸ジャイロセンサの出力によってヨー角
を検出しても、走行路のカーブに傾斜が存在する場合に
はそのカーブのピッチ傾斜角θとロール傾斜角φの影響
によって1軸ジャイロの出力値は正確な方位角を示さな
い。そこで方位角ψの時間変化率ψ’が下記の厳密な式
(1)で表現されることを利用して、正確な方位角ψを
得て車輛Vを走行路に正しく沿って走行させる手法を説
明する。
を検出できる1軸ジャイロセンサの出力によってヨー角
を検出しても、走行路のカーブに傾斜が存在する場合に
はそのカーブのピッチ傾斜角θとロール傾斜角φの影響
によって1軸ジャイロの出力値は正確な方位角を示さな
い。そこで方位角ψの時間変化率ψ’が下記の厳密な式
(1)で表現されることを利用して、正確な方位角ψを
得て車輛Vを走行路に正しく沿って走行させる手法を説
明する。
【0011】 ψ’=−sinθ・ωx−sinφ・cosθ・ωy +cosφ・cosθ・ωz ・・・・(1) ωx:車輛の進行方向x軸周りの角速度(ローリング角
速度) ωy:x軸に直交する方向のy軸周りの角速度(ピッチ
ング角速度) ωz:車輛の旋回角速度
速度) ωy:x軸に直交する方向のy軸周りの角速度(ピッチ
ング角速度) ωz:車輛の旋回角速度
【0012】各円弧路のピッチ傾斜角θとロール傾斜角
φは共に小さいので、通常の走行路では角速度ωxとω
yは0とおけ、式(1)は次式となる。 ψ’=cosφ・cosθ・ωz ここで三角関数の倍角公式を当てはめると以下のように
なる。 ψ’=(1−2・sin2(φ/2))・(1−2・s
in2(θ/2))・ωz ピッチ傾斜角θとロール傾斜角φは共に小さいため以下
の如くなる。 ψ’=(1−φ2/2)・(1−θ2/2)・ωz =ωz−0.5・(φ2+θ2)・ωz+0.25・φ2・θ2・ωz ここで第3項は高次の微小項であるため無視すると、次
式になる。 ψ’=ωz−0.5・(φ2+θ2)・ωz
φは共に小さいので、通常の走行路では角速度ωxとω
yは0とおけ、式(1)は次式となる。 ψ’=cosφ・cosθ・ωz ここで三角関数の倍角公式を当てはめると以下のように
なる。 ψ’=(1−2・sin2(φ/2))・(1−2・s
in2(θ/2))・ωz ピッチ傾斜角θとロール傾斜角φは共に小さいため以下
の如くなる。 ψ’=(1−φ2/2)・(1−θ2/2)・ωz =ωz−0.5・(φ2+θ2)・ωz+0.25・φ2・θ2・ωz ここで第3項は高次の微小項であるため無視すると、次
式になる。 ψ’=ωz−0.5・(φ2+θ2)・ωz
【0013】この式を旋回経過時間tで積分すれば方位
角ψは下記の式で表現される。便宜上、積分記号として
[を用いる。 ψ =[ωzdt−0.5・[(φ2+θ2)・ωzdt ・・・・(2) =[ωzdt−Δψ ・・・・(3) Δψ=0.5・[(φ2+θ2)・ωzdt ・・・・(4) ヨー角センサである1軸ジャイロはヨー角として[ωz
dtを出力するため、式(3)の意味はこの出力値[ω
zdtから補正値Δψを差し引く補正を行うと方位角ψ
が正確に求まることである。カーブにおいてφとθが一
定であれば、補正値Δψは次式となる。 Δψ=0.5・(φ2+θ2)・[ωzdt
角ψは下記の式で表現される。便宜上、積分記号として
[を用いる。 ψ =[ωzdt−0.5・[(φ2+θ2)・ωzdt ・・・・(2) =[ωzdt−Δψ ・・・・(3) Δψ=0.5・[(φ2+θ2)・ωzdt ・・・・(4) ヨー角センサである1軸ジャイロはヨー角として[ωz
dtを出力するため、式(3)の意味はこの出力値[ω
zdtから補正値Δψを差し引く補正を行うと方位角ψ
が正確に求まることである。カーブにおいてφとθが一
定であれば、補正値Δψは次式となる。 Δψ=0.5・(φ2+θ2)・[ωzdt
【0014】円弧路C1のピッチ傾斜角θ、ロール傾斜
角φ、車輛の旋回角速度ωz、水平面内で計測する車輛
の旋回すべき角度、即ち方位角ψが夫々以下の如き値 φ :1.15度 θ :2.86度 ψ :90度 であり、簡単のためωzが一定値の5.31度/秒の場
合につき補正値Δψを算出する。まず、式(2)によっ
て [ωzdt=90.13度 が得られる。次に式(3)又は式(4)によって Δψ=0.13度 が得られる。
角φ、車輛の旋回角速度ωz、水平面内で計測する車輛
の旋回すべき角度、即ち方位角ψが夫々以下の如き値 φ :1.15度 θ :2.86度 ψ :90度 であり、簡単のためωzが一定値の5.31度/秒の場
合につき補正値Δψを算出する。まず、式(2)によっ
て [ωzdt=90.13度 が得られる。次に式(3)又は式(4)によって Δψ=0.13度 が得られる。
【0015】即ち、車輛Vは位置Bから時計周り方向に
水平面内において90度旋回して位置Cに到達したい
が、この間の方向制御では1軸ジャイロJRの検出角度
によって車輛の方位が定められるが、方位角ψが90度
となった際には1軸ジャイロの出力[ωzdtは90.
13度である。従って逆にいえば、補正手段がなければ
方位角ψが90度となる前に、車輛は1軸ジャイロによ
って90度旋回したものと判断される。これでは旋回終
了目標の位置Cに到達できず、その手前位置C’におい
て次の走行経路である直線路L2の直線走行制御に入
り、[ωzdt=90度方向の破線方向に走行させる。
従って、次のランドマークLMまでの距離によっては、
このランドマークLMが検知できない北側に偏位した位
置LM’に至ることがある。
水平面内において90度旋回して位置Cに到達したい
が、この間の方向制御では1軸ジャイロJRの検出角度
によって車輛の方位が定められるが、方位角ψが90度
となった際には1軸ジャイロの出力[ωzdtは90.
13度である。従って逆にいえば、補正手段がなければ
方位角ψが90度となる前に、車輛は1軸ジャイロによ
って90度旋回したものと判断される。これでは旋回終
了目標の位置Cに到達できず、その手前位置C’におい
て次の走行経路である直線路L2の直線走行制御に入
り、[ωzdt=90度方向の破線方向に走行させる。
従って、次のランドマークLMまでの距離によっては、
このランドマークLMが検知できない北側に偏位した位
置LM’に至ることがある。
【0016】これを防止するために、ジャイロの出力値
[ωzdt=90.13度から補正値Δψ=0.13度
を減算した値(90度)を出力値とするよう補正を行え
ば、正確に点Cに到達する。この説明では円弧路C1を
旋回終了した状態の補正としているが、1軸ジャイロが
ヨー角を刻々と検出する毎に、或いは複数回の検出毎に
その時の出力値[ωzdtを、それに対応する補正値Δ
ψ(式(4))によって減算補正して方位角ψを求める
(式(3))こともできる。
[ωzdt=90.13度から補正値Δψ=0.13度
を減算した値(90度)を出力値とするよう補正を行え
ば、正確に点Cに到達する。この説明では円弧路C1を
旋回終了した状態の補正としているが、1軸ジャイロが
ヨー角を刻々と検出する毎に、或いは複数回の検出毎に
その時の出力値[ωzdtを、それに対応する補正値Δ
ψ(式(4))によって減算補正して方位角ψを求める
(式(3))こともできる。
【0017】こうして方位角ψを正確に検出できれば、
直線路L2に沿った真東方向に走行できる。再び円弧路
C2においても上記と同様にジャイロ出力を補正し、直
線路L3の真北方向に走行できる。円弧路C3では旋回
角度が45度であるが、補正方法は同様であり、補正後
直線路L4に沿って走行でき、その後同様に補正しつ
つ、円弧路C4、直線路L5、円弧路C5、直線路L6
と経由して最終目的地Lに至ることができる。
直線路L2に沿った真東方向に走行できる。再び円弧路
C2においても上記と同様にジャイロ出力を補正し、直
線路L3の真北方向に走行できる。円弧路C3では旋回
角度が45度であるが、補正方法は同様であり、補正後
直線路L4に沿って走行でき、その後同様に補正しつ
つ、円弧路C4、直線路L5、円弧路C5、直線路L6
と経由して最終目的地Lに至ることができる。
【0018】以上の走行制御を、図5に示すフロー図に
よって説明する。ステップ30においてスタート点Aか
ら走行を開始し、ステップ32においてランドマークL
Mの有無を判定する。ランドマークがあれば、ステップ
34に進み、そのランドマークがカーブC1の開始の
(B点の)ランドマークか否かを判断する。カーブ開始
のランドマークであれば、ステップ36にてジャイロの
ドリフト誤差等の検出誤差をリセットすると共に、記憶
装置に予め記憶させているカーブの傾斜角度θ,φを読
み込む。
よって説明する。ステップ30においてスタート点Aか
ら走行を開始し、ステップ32においてランドマークL
Mの有無を判定する。ランドマークがあれば、ステップ
34に進み、そのランドマークがカーブC1の開始の
(B点の)ランドマークか否かを判断する。カーブ開始
のランドマークであれば、ステップ36にてジャイロの
ドリフト誤差等の検出誤差をリセットすると共に、記憶
装置に予め記憶させているカーブの傾斜角度θ,φを読
み込む。
【0019】次に、ステップ38においてカーブC1を
旋回走行させ、ステップ40においてジャイロJRの出
力値を読み、式(4)に従って補正する。再びステップ
32においてランドマークの有無を判定し、ランドマー
クがあればステップ34においてカーブの開始のランド
マークか否かを判定するが、前回のランドマークを開始
ランドマークとしたので今回のランドマークは旋回終了
を示すランドマークであり、開始ランドマークではない
ためステップ42に進み、ここにおいてカーブの終了ラ
ンドマークと判定され、ステップ44に進む。ステップ
44においてジャイロのドリフト誤差等の検出誤差をリ
セットさせ、ステップ46において直線走行制御に入
る。
旋回走行させ、ステップ40においてジャイロJRの出
力値を読み、式(4)に従って補正する。再びステップ
32においてランドマークの有無を判定し、ランドマー
クがあればステップ34においてカーブの開始のランド
マークか否かを判定するが、前回のランドマークを開始
ランドマークとしたので今回のランドマークは旋回終了
を示すランドマークであり、開始ランドマークではない
ためステップ42に進み、ここにおいてカーブの終了ラ
ンドマークと判定され、ステップ44に進む。ステップ
44においてジャイロのドリフト誤差等の検出誤差をリ
セットさせ、ステップ46において直線走行制御に入
る。
【0020】前記ステップ42においてランドマークが
カーブの終了を示すランドマークでなければ、ステップ
52に進み、このランドマークが終点Lのランドマーク
か否かを判定する。終点でなければ直線走行の途中のラ
ンドマークであり、ステップ44に進み、ジャイロのド
リフト誤差等の検出誤差をリセットさせる。また、ステ
ップ52において終点のランドマークと判定されれば、
ステップ54において停止させる。
カーブの終了を示すランドマークでなければ、ステップ
52に進み、このランドマークが終点Lのランドマーク
か否かを判定する。終点でなければ直線走行の途中のラ
ンドマークであり、ステップ44に進み、ジャイロのド
リフト誤差等の検出誤差をリセットさせる。また、ステ
ップ52において終点のランドマークと判定されれば、
ステップ54において停止させる。
【0021】ステップ32においてランドマークが無い
と判定されれば、ステップ48に移行し、1回前のラン
ドマークから所定の距離走行したか否かが判定され、そ
の結果、未だ所定距離走行していない場合はステップ4
6に進み、そのまま直線走行を続行させる。もし、ステ
ップ48において、既に所定の距離を走行していると判
定すれば、それでもランドマークが検知されないのであ
るから、図2に破線(C’とLM’間)で示したように
走行の方向がずれており、この場合はステップ50に進
んで緊急停止させる。
と判定されれば、ステップ48に移行し、1回前のラン
ドマークから所定の距離走行したか否かが判定され、そ
の結果、未だ所定距離走行していない場合はステップ4
6に進み、そのまま直線走行を続行させる。もし、ステ
ップ48において、既に所定の距離を走行していると判
定すれば、それでもランドマークが検知されないのであ
るから、図2に破線(C’とLM’間)で示したように
走行の方向がずれており、この場合はステップ50に進
んで緊急停止させる。
【0022】以上のフーロー図の説明では、カーブはC
1につき説明したが、他のカーブでも同様である。
1につき説明したが、他のカーブでも同様である。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、走行すべき経路が定まっており、該走行路に水
平面に対する傾斜がある場合にも、無人車輛の走行制御
装置に使用されているヨー角センサによる方位角の検出
精度を低コストで保持することができる。
よれば、走行すべき経路が定まっており、該走行路に水
平面に対する傾斜がある場合にも、無人車輛の走行制御
装置に使用されているヨー角センサによる方位角の検出
精度を低コストで保持することができる。
【図1】図1は本発明に係る無人車輛の走行制御装置の
原理を示す図である。
原理を示す図である。
【図2】図2は本発明に係る無人車輛の走行経路の例を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図3】図3は図2の矢視線BB−BBによる断面図で
ある。
ある。
【図4】図4は図2の矢視線CCによる側面図である。
【図5】図5は走行制御を示すフロー図である。
C1,・・・,C5 円弧路(カーブ) V 無人車輛 θ カーブのピッチ傾斜角 φ カーブのロール傾斜角 ψ 方位角 ωz 車輛の旋回角速度
Claims (1)
- 【請求項1】 カーブにおける水平面に対するピッチ傾
斜角とロール傾斜角が夫々略3度以下である走行路を走
行する車輛と、 前記走行路の平面視軌跡データと、各カーブに於ける前
記ピッチ傾斜角とロール傾斜角とを予め記憶させた記憶
装置と、 前記車輛に搭載したヨー角センサと、 車輛がカーブを通過する際に出力する前記ヨー角センサ
の出力角度値から下記のヨー角補正値Δψ Δψ=0.5・[(φ2+θ2)・ωzdt φ :走行カーブのロール傾斜角 θ :走行カーブのピッチ傾斜角 ωz:車輛の旋回角速度 t :カーブにおける走行経過時間 [ :積分記号 を減算する補正手段と、 該補正手段の出力を受けて前記車輛の駆動部を制御する
駆動部制御装置とを具備することを特徴とする無人車輛
の走行制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8051042A JPH09222921A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 無人車輛の走行制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP8051042A JPH09222921A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 無人車輛の走行制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09222921A true JPH09222921A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12875752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8051042A Abandoned JPH09222921A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 無人車輛の走行制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH09222921A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1996
- 1996-02-14 JP JP8051042A patent/JPH09222921A/ja not_active Abandoned
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