JPH09222266A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH09222266A
JPH09222266A JP5391096A JP5391096A JPH09222266A JP H09222266 A JPH09222266 A JP H09222266A JP 5391096 A JP5391096 A JP 5391096A JP 5391096 A JP5391096 A JP 5391096A JP H09222266 A JPH09222266 A JP H09222266A
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JP
Japan
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compressor
temperature
outside air
weak current
air temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP5391096A
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English (en)
Inventor
Masahiro Fujikawa
正博 藤川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暖房運転時の能力低下を防止し、低外気温度
時の圧縮機を保護する。 【解決手段】 運転停止中はパワートランジスタモジュ
ール4により圧縮機5の圧縮機巻線6に微弱電流を流
し、外気温サーミスタ8が検出する外気温度により前記
パワートランジスタモジュール4の運転率を制御するこ
とにより、圧縮機巻線6に流す微弱電流の通電率を複数
段階、例えば0%,40%,70%,100%と順次変
化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷房暖房兼用でイ
ンバータ式の空気調和装置における暖房運転時の能力低
下を防止し、さらに低外気温度時の圧縮機を保護する技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインバータ式空気調和装置は、暖
房運転の起動時における能力低下を防止して運転開始時
の立ち上がりを良好にするために、運転停止中に外気温
度が一定温度(例えば、T℃)以下に低下すると、図6
の運転率規定図に示すようにインバータ駆動部を一定の
運転率(例えば、40%)で運転することにより、イン
バータ駆動部から三相圧縮機の巻線の二相に微弱電流を
一定の通電率(40%)で流し、それにより発生するジ
ュール熱で圧縮機の巻線部を加温し、いわゆる圧縮機の
寝込みを防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、東北地方のよう
な寒冷地でも冷房暖房兼用タイプの空気調和装置が広く
普及しはじめたことに起因して、より低い外気温におい
ても、冷凍油の流動性を確保して圧縮機を保護すること
が、起動時の能力低下の防止に加えて要求されるように
なった。
【0004】従来の空気調和装置にあっては、運転停止
中の電力消費が大きくならないように配慮し、起動時の
能力低下を防止するために、圧縮機巻線に微弱電流を流
す場合、外気温が一定の温度以下となり、かつ一定の運
転率による運転に限定していた。
【0005】したがって、寒冷地で外気温が低くなった
場合、冷凍油の流動性を確保して圧縮機を保護すること
については不十分であり、圧縮機が故障し易くなるとい
う問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の空気調和装置においては、運転停止中に
圧縮機巻線に微弱電流を流す通電率を、外気温度もしく
は外気温度および圧縮機温度により複数段階に制御して
変化させることとしている。
【0007】そして、このようにすることにより、暖房
運転を起動する時における能力の立ち上がり性を向上さ
せ、さらに外気温度が低下した時における冷凍機油の流
動性を確保して圧縮機の保護をすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の空気調和装置は、運転停
止中も圧縮機巻線に微弱電流を流し、その微弱電流を流
す通電率は、外気温度により複数段階に制御して変化さ
せるものである。
【0009】また、運転停止中も圧縮機巻線に微弱電流
を流し、その微弱電流を流す通電率は、外気温度および
圧縮機温度により複数段階に制御して変化させるもので
ある。
【0010】また、微弱電流を流す通電率は、電子制御
装置により制御して変化させることもできる。
【0011】さらに、運転停止中はパワートランジスタ
モジュールにより圧縮機巻線に微弱電流を流し、その微
弱電流を流す通電率を、前記パワートランジスタモジュ
ールの運転率により複数段階に制御したり、あるいは、
微弱電流を間欠的に流すようにすると効果的である。
【0012】上記のように構成された空気調和装置にあ
っては、外気温度により、圧縮機巻線に通電する微弱電
流を複数段階に変化させることができるので、所定の外
気温度の場合には、ある通電率で圧縮機巻線に微弱電流
を通電し、さらに低い外気温度になった場合には、より
通電率を大きくして加温熱量を大きく設定することが可
能となり、暖房運転起動時の立ち上がり性を向上し、低
外気温度時の圧縮機の信頼性を向上させることができ
る。
【0013】さらに、外気温度と圧縮機温度との二種類
の温度で、圧縮機巻線に通電する微弱電流を複数段階に
変化させることにより、低外気温度時の圧縮機の信頼性
はより向上し、また、電子制御装置により通電率を変化
させることにより、外気温度あるいは圧縮機温度の変動
に迅速かつ正確に対応することができる。
【0014】
【実施例】その実施例について、図1ないし図5を参照
して詳述する。
【0015】(実施例1)インバータ式空気調和装置の
電気回路図を示す図1において、1は電源、2は整流回
路、3は直流電圧を安定させるコンデンサ、4は直流電
圧から三相交流電圧を発生させるパワートランジスタモ
ジュール、5は圧縮機、6はU相,V相,W相の三相か
らなる圧縮機巻線、7は空気調和装置の運転を制御する
マイクロコンピュータを搭載した電子制御装置、8は外
気温度を検出する外気温サーミスタである。
【0016】冬期において、空気調和装置が運転を停止
している時に、外気温度が低下して0℃以下になると外
気温サーミスタ8が検出し、電子制御装置7によりパワ
ートランジスタモジュール4を間欠駆動させる。そし
て、圧縮機5の圧縮機巻線6の三相のうちの二相(U
相,V相)に低電圧を印加して微弱電流を流し、それに
より圧縮機巻線6にジュール熱を発生させて圧縮機5を
内部より加温する。
【0017】上記の冬期における運転の制御について、
外気温度によるパワートランジスタモジュール4の運転
率規定図を示す図2、および、パワートランジスタモジ
ュール4の運転率を40%にした場合のパワートランジ
スタモジュール4の運転タイムチャートを示す図3を参
照して説明する。
【0018】外気温度が0℃以上の場合には、運転率0
で通電率0とし、外気温度が0℃からマイナス10℃の
間では、40%の運転率によりパワートランジスタモジ
ュール4は4分間オン,6分間オフの間欠運転を行い、
圧縮機巻線6には通電率40%で微弱電流を流して圧縮
機5を加温する(図3参照)。
【0019】また、外気温度がマイナス10℃からマイ
ナス20℃の範囲では、パワートランジスタモジュール
4は運転率70%で運転して圧縮機巻線6には通電率7
0%で微弱電流を流し、さらに、外気温度がマイナス2
0℃以下になるとパワートランジスタモジュール4は運
転率100%、すなわち連続運転することにより、圧縮
機巻線6には通電率100%、すなわち連続通電して微
弱電流を流し、外気温度が低下するほど加温熱量が大き
く設定できるようにする。
【0020】このように、外気温度により、圧縮機巻線
6に流す微弱電流の通電率を複数段階に制御して変化さ
せることにより、運転停止中の圧縮機の温度を適切に維
持することが可能となり、暖房起動時における能力低下
の防止および外気温度低下時における圧縮機の信頼性の
向上を図ることができる。
【0021】(実施例2)インバータ式空気調和装置の
電気回路図を示す図4において、9は圧縮機5の温度を
検出する温度サーミスタで、この温度サーミスタ9を有
する以外は図1の場合と同じ構成である。
【0022】外気温サーミスタ8により検出される外気
温度および温度サーミスタ9により検出される圧縮機5
の温度で割付された運転率でパワートランジスタモジュ
ール4は運転される(図5参照)。外気温度が0℃以上
で圧縮機5の温度が10℃以上の場合には、運転率0で
通電率も0とし、外気温度が0℃からマイナス10℃で
圧縮機5の温度が10℃から0℃の間では、40%の運
転率によりパワートランジスタモジュール4は間欠運転
を行い、圧縮機巻線6には通電率40%で微弱電流を流
して圧縮機5を加温する。
【0023】また、外気温度がマイナス10℃からマイ
ナス20℃の範囲で圧縮機5の温度が0℃からマイナス
10℃の間では、パワートランジスタモジュール4は運
転率70%で運転して圧縮機巻線6には通電率70%で
微弱電流を流し、さらに、外気温度がマイナス20℃以
下で圧縮機5の温度がマイナス10℃以下になるとパワ
ートランジスタモジュール4は運転率100%、すなわ
ち連続運転することにより、圧縮機巻線6には通電率1
00%、すなわち連続通電して微弱電流を流し、外気温
度が低下するほど加温熱量が大きく設定できるようにす
る。
【0024】このように、外気温度および圧縮機5の温
度により、圧縮機巻線6に流す微弱電流の通電率を複数
段階に制御して変化させることにより、運転停止中の圧
縮機の温度を適切に維持することが可能となり、暖房起
動時における能力低下の防止および外気温度低下時にお
ける圧縮機の信頼性の向上を図ることができる。さら
に、外気温度に対して圧縮機の温度が比較的に高い場合
には、パワートランジスタモジュール4の運転率を小さ
くして通電率を小さくすることができるので、より低い
ランニングコストで能力低下の防止と圧縮機の信頼性の
向上とを実現することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0026】空気調和装置の運転停止中は、圧縮機巻線
に微弱電流を流す通電率を、外気温度もしくは外気温度
および圧縮機温度により複数段階に制御して変化させる
ので、運転停止中の圧縮機を適切な温度に維持制御する
ことが可能となり、暖房運転起動時の能力低下の防止と
低外気温度時の圧縮機の信頼性向上を図ることができ
る。
【0027】さらに、外気温度に対して圧縮機の温度が
比較的に高い場合には、通電率をより小さくすることも
可能となり、ランニングコストを低くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるインバータ式空気調
和装置の電気回路図
【図2】同インバータ式空気調和装置におけるパワート
ランジスタモジュールの運転率規定図
【図3】同パワートランジスタモジュールの運転タイム
チャート
【図4】本発明の実施例2におけるインバータ式空気調
和装置の電気回路図
【図5】同インバータ式空気調和装置におけるパワート
ランジスタモジュールの運転率規定図
【図6】従来のインバータ式空気調和装置におけるイン
バータ駆動部の運転率規定図
【符号の説明】
4 パワートランジスタモジュール 5 圧縮機 6 圧縮機巻線 7 電子制御装置 8 外気温サーミスタ 9 温度サーミスタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転停止中は圧縮機巻線に微弱電流を流
    し、その微弱電流を流す通電率は、外気温度により複数
    段階に制御する空気調和装置。
  2. 【請求項2】 運転停止中は圧縮機巻線に微弱電流を流
    し、その微弱電流を流す通電率は、外気温度および圧縮
    機温度により複数段階に制御する空気調和装置。
  3. 【請求項3】 微弱電流を流す通電率は、電子制御装置
    により制御する請求項1もしくは2記載の空気調和装
    置。
  4. 【請求項4】 運転停止中はパワートランジスタモジュ
    ールにより圧縮機巻線に微弱電流を流し、その微弱電流
    を流す通電率は、前記パワートランジスタモジュールの
    運転率により複数段階に制御する請求項1もしくは2記
    載の空気調和装置。
  5. 【請求項5】 間欠的に微弱電流を流す請求項1ないし
    4のいずれかに記載の空気調和装置。
JP5391096A 1996-02-16 1996-02-16 空気調和装置 Pending JPH09222266A (ja)

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