JPH09221131A - 超高圧殺菌用食品容器 - Google Patents
超高圧殺菌用食品容器Info
- Publication number
- JPH09221131A JPH09221131A JP3078196A JP3078196A JPH09221131A JP H09221131 A JPH09221131 A JP H09221131A JP 3078196 A JP3078196 A JP 3078196A JP 3078196 A JP3078196 A JP 3078196A JP H09221131 A JPH09221131 A JP H09221131A
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- JP
- Japan
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- container
- food
- high pressure
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- ultra
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラスチック硬質容器に金属巻締め蓋を用い
ても容器や蓋の変形や破損が生じず、内容物の漏れ出し
が生じない超高圧殺菌用食品容器を提供する。 【解決手段】 プラスチック硬質容器の底部2の略々中
央部に容器内方に凹陥して周側面3bが薄肉となった凹
状の薄肉部3を形成し、容器周側面4の上縁は開口して
形成し、上記薄肉部3を底部方向に押圧変形させて内部
に食品を収納し、容器周側面上縁に金属製巻締め蓋5を
装着して食品容器とした。
ても容器や蓋の変形や破損が生じず、内容物の漏れ出し
が生じない超高圧殺菌用食品容器を提供する。 【解決手段】 プラスチック硬質容器の底部2の略々中
央部に容器内方に凹陥して周側面3bが薄肉となった凹
状の薄肉部3を形成し、容器周側面4の上縁は開口して
形成し、上記薄肉部3を底部方向に押圧変形させて内部
に食品を収納し、容器周側面上縁に金属製巻締め蓋5を
装着して食品容器とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品の超高圧殺菌
処理に係わり、プラスチック硬質容器および金属製巻締
め蓋を用いても容器や蓋が変形や破損せず、また内容物
の漏れ出しが生じない超高圧殺菌用食品容器に関する。
処理に係わり、プラスチック硬質容器および金属製巻締
め蓋を用いても容器や蓋が変形や破損せず、また内容物
の漏れ出しが生じない超高圧殺菌用食品容器に関する。
【0002】
【従来の技術】食品類の日持ちを延長させる手段として
従来よりボイル殺菌やレトルト殺菌が施されているが、
包装容器外部からの加熱であるため熱履歴が大きくな
り、油脂の酸化やビタミンなど栄養素の損失、強いては
風味の劣化などの問題があった。これらの問題点を軽
減、緩和する技術として、包装食品を静水下数百〜数千
気圧で処理するいわゆる超高圧殺菌処理が実用化されて
きている。
従来よりボイル殺菌やレトルト殺菌が施されているが、
包装容器外部からの加熱であるため熱履歴が大きくな
り、油脂の酸化やビタミンなど栄養素の損失、強いては
風味の劣化などの問題があった。これらの問題点を軽
減、緩和する技術として、包装食品を静水下数百〜数千
気圧で処理するいわゆる超高圧殺菌処理が実用化されて
きている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この超高圧処理を施す
際は、高圧により水が数〜十数%収縮するため、金属缶
や瓶包装などは、変形や破損を生じてしまうので、使用
することはできない。一方、プラスチック包装では、フ
ィルムによるパウチ包装や硬質容器であっても、軟質の
フレキシブル蓋材を用いれば水の収縮に追従して蓋材が
変形し、再び復元するので、使用することができる。し
かし、硬質の成形容器に金属製巻締め蓋を用いた場合
は、すべてが硬質であるため収縮シロがなく、変形によ
り復元しないので、商品価値がなくなり使用できない。
また、一般には、巻締めによる密封方法では巻締め部か
ら漏洩が生じるため超高圧処理には適さないと言われて
いる。本発明は、上記の如き種々の問題点を踏まえてな
したものであり、プラスチック硬質容器に金属製巻締め
蓋を用いた構成であっても容器や蓋が変形や破損せず、
また内容物の漏れ出しが生じない超高圧殺菌用食品容器
を提供せんとするものである。
際は、高圧により水が数〜十数%収縮するため、金属缶
や瓶包装などは、変形や破損を生じてしまうので、使用
することはできない。一方、プラスチック包装では、フ
ィルムによるパウチ包装や硬質容器であっても、軟質の
フレキシブル蓋材を用いれば水の収縮に追従して蓋材が
変形し、再び復元するので、使用することができる。し
かし、硬質の成形容器に金属製巻締め蓋を用いた場合
は、すべてが硬質であるため収縮シロがなく、変形によ
り復元しないので、商品価値がなくなり使用できない。
また、一般には、巻締めによる密封方法では巻締め部か
ら漏洩が生じるため超高圧処理には適さないと言われて
いる。本発明は、上記の如き種々の問題点を踏まえてな
したものであり、プラスチック硬質容器に金属製巻締め
蓋を用いた構成であっても容器や蓋が変形や破損せず、
また内容物の漏れ出しが生じない超高圧殺菌用食品容器
を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、熱可塑性プラスチック硬質容器に食品を
充填し、その上部開口を金属製巻締め蓋で巻締め密封
し、その後超高圧殺菌処理を施す超高圧殺菌用食品容器
であって、容器の底部の略々中央部に凹状の薄肉部を設
けて超高圧殺菌用食品容器を構成したことを特徴とする
ものである。上記食品容器を用いて行う食品の充填は、
食品充填に先立って或いは食品充填と共に、上記凹状の
薄肉部を容器内部から外方に向かって押圧して変形さ
せ、例えば平坦に近い状態とすればよい。食品を充填し
て金属製巻締め蓋を巻締め密封し、その上で超高圧殺菌
処理を施すことにより生じる収縮は、上記凹状の薄肉部
が容器内方に戻り変形することにより吸収されることに
なり、容器や蓋、巻締め部の変形や破損を防止でき、内
容物の漏れ出しを生じさせない。
に、本発明は、熱可塑性プラスチック硬質容器に食品を
充填し、その上部開口を金属製巻締め蓋で巻締め密封
し、その後超高圧殺菌処理を施す超高圧殺菌用食品容器
であって、容器の底部の略々中央部に凹状の薄肉部を設
けて超高圧殺菌用食品容器を構成したことを特徴とする
ものである。上記食品容器を用いて行う食品の充填は、
食品充填に先立って或いは食品充填と共に、上記凹状の
薄肉部を容器内部から外方に向かって押圧して変形さ
せ、例えば平坦に近い状態とすればよい。食品を充填し
て金属製巻締め蓋を巻締め密封し、その上で超高圧殺菌
処理を施すことにより生じる収縮は、上記凹状の薄肉部
が容器内方に戻り変形することにより吸収されることに
なり、容器や蓋、巻締め部の変形や破損を防止でき、内
容物の漏れ出しを生じさせない。
【0005】硬質容器は、一般に用いられるどのような
材質でもよく、PP,PS,PVCなどが通常用いられ
るが、超高圧殺菌時に加熱を併用する方式の場合には耐
熱性のあるPPなどが好ましい。また、殺菌後の長期保
存性を付与させる目的の場合には、内容物の酸化劣化を
防止するために酸素バリヤー性のある樹脂を組み合わせ
ることが好ましい。
材質でもよく、PP,PS,PVCなどが通常用いられ
るが、超高圧殺菌時に加熱を併用する方式の場合には耐
熱性のあるPPなどが好ましい。また、殺菌後の長期保
存性を付与させる目的の場合には、内容物の酸化劣化を
防止するために酸素バリヤー性のある樹脂を組み合わせ
ることが好ましい。
【0006】凹状の薄肉部の形成は、真空乃至圧空成形
など一般に用いられている熱成形方法が利用できるが、
この場合は、凹状の薄肉部に対応する金型の凸部に嵌合
する対応形状のプラグを用い、これを金型に押圧させる
ようにして薄肉部を形成するのが好ましい。予め成形し
た容器を用いる場合は、凹状の薄肉部を形成する底部を
ホットガンなどで局所加熱し、速やかに上記同様のプラ
グを押圧して薄肉部を成形するのが好ましい。上記凹状
の薄肉部を容器の底部方向に押圧して平坦状にするの
は、例えば、押圧用シリンダーを配置させ、シリンダー
を容器の開口から容器内に差し込んで、プレスして行う
ことができ、食品充填直前の工程で行うのが最も好まし
い。
など一般に用いられている熱成形方法が利用できるが、
この場合は、凹状の薄肉部に対応する金型の凸部に嵌合
する対応形状のプラグを用い、これを金型に押圧させる
ようにして薄肉部を形成するのが好ましい。予め成形し
た容器を用いる場合は、凹状の薄肉部を形成する底部を
ホットガンなどで局所加熱し、速やかに上記同様のプラ
グを押圧して薄肉部を成形するのが好ましい。上記凹状
の薄肉部を容器の底部方向に押圧して平坦状にするの
は、例えば、押圧用シリンダーを配置させ、シリンダー
を容器の開口から容器内に差し込んで、プレスして行う
ことができ、食品充填直前の工程で行うのが最も好まし
い。
【0007】また、本発明は、上記凹状の薄肉部の容積
V(肉薄部の凹陥した容積)を下式の範囲となるように
して形成し、超高圧殺菌用食品容器としたことも特徴と
するものである。 すなわち、式:VT ×R/100≦V≦(VT ×R/1
00)+HS VT =内容食品の充填量(体積cc) R =処理圧力に相当する水の収縮率(%) HS=容器内ヘッドスペース量(体積cc) 上記範囲とすることにより、食品の如何によらず容器、
蓋を変形させることがない。なお、容器内ヘッドスペー
ス量とは、内容物を充填した時に蓋との間に生じる空間
の体積を意味する。
V(肉薄部の凹陥した容積)を下式の範囲となるように
して形成し、超高圧殺菌用食品容器としたことも特徴と
するものである。 すなわち、式:VT ×R/100≦V≦(VT ×R/1
00)+HS VT =内容食品の充填量(体積cc) R =処理圧力に相当する水の収縮率(%) HS=容器内ヘッドスペース量(体積cc) 上記範囲とすることにより、食品の如何によらず容器、
蓋を変形させることがない。なお、容器内ヘッドスペー
ス量とは、内容物を充填した時に蓋との間に生じる空間
の体積を意味する。
【0008】本発明は、上記のように、凹状の薄肉部を
容器底部方向に押圧変形させた状態で食品を充填密封
し、その上で超高圧殺菌処理してなる超高圧殺菌用食品
容器もまた特徴としている。
容器底部方向に押圧変形させた状態で食品を充填密封
し、その上で超高圧殺菌処理してなる超高圧殺菌用食品
容器もまた特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面と
ともに説明する。本発明に係る食品容器1は、図1に示
す如く、容器底部2の略々中央部に容器内方に凹陥した
凹状の薄肉部3を形成し、容器周側面4の上縁は開口し
て形成してあり、内部に食品を収納して周側面上縁に金
属製巻締め蓋5を装着するようにしてある。上記薄肉部
3は、容器内方に凹陥した上面3aを適度な肉厚に維持
する一方、周側面3bを変形容易な薄肉状に形成してな
っている。この周側面3bは略々垂直状或いは上方窄ま
りの傾斜状とし、直線状の面として形成することもでき
るが、若干の波打ち状の凹凸面として形成することもで
きる。
ともに説明する。本発明に係る食品容器1は、図1に示
す如く、容器底部2の略々中央部に容器内方に凹陥した
凹状の薄肉部3を形成し、容器周側面4の上縁は開口し
て形成してあり、内部に食品を収納して周側面上縁に金
属製巻締め蓋5を装着するようにしてある。上記薄肉部
3は、容器内方に凹陥した上面3aを適度な肉厚に維持
する一方、周側面3bを変形容易な薄肉状に形成してな
っている。この周側面3bは略々垂直状或いは上方窄ま
りの傾斜状とし、直線状の面として形成することもでき
るが、若干の波打ち状の凹凸面として形成することもで
きる。
【0010】上記容器の成形の一例を示すと、例えば図
3の如く、成形した1.4mm厚のPPシート11をシ
ート温度が約160〜170℃になるように再加熱し、
容器外形に合致するランド面13と凹状の薄肉部を形成
する凸部14を有する金型12上に移動させ、この金型
のランド面13に対応した形状からなり凸部14と嵌合
する凹部16を有するプラグ15をシート11上から押
圧して金型と合わせることにより、シート11を立体形
に成形することができる。凹部16内で押圧されたシー
トは、周側面が引き伸ばされた薄肉面となって撓み変形
が容易な凹状の薄肉部3となった。上記成形例による容
器Aとして、直径50mm×高さ52mm、容器の胴部
4の肉厚約0.7mm、底部2の周辺の肉厚0.6m
m、底部中央部に形成した薄肉部4の周側面の肉厚0.
04〜0.05mmで、薄肉部4の容積が約10ccと
なった容器が成形された。なお、プラグ15の薄肉部形
成用の凹部16の直径は20mm、高さは32mmであ
った。
3の如く、成形した1.4mm厚のPPシート11をシ
ート温度が約160〜170℃になるように再加熱し、
容器外形に合致するランド面13と凹状の薄肉部を形成
する凸部14を有する金型12上に移動させ、この金型
のランド面13に対応した形状からなり凸部14と嵌合
する凹部16を有するプラグ15をシート11上から押
圧して金型と合わせることにより、シート11を立体形
に成形することができる。凹部16内で押圧されたシー
トは、周側面が引き伸ばされた薄肉面となって撓み変形
が容易な凹状の薄肉部3となった。上記成形例による容
器Aとして、直径50mm×高さ52mm、容器の胴部
4の肉厚約0.7mm、底部2の周辺の肉厚0.6m
m、底部中央部に形成した薄肉部4の周側面の肉厚0.
04〜0.05mmで、薄肉部4の容積が約10ccと
なった容器が成形された。なお、プラグ15の薄肉部形
成用の凹部16の直径は20mm、高さは32mmであ
った。
【0011】また、別の成形の一例として、押出機より
約2mm厚のPPシートを押出し溶融状態のまま上記金
型と同様の上下金型で挟み込みで容器を成形し、この容
器の底部の略々中央部をホットエアーにて約160〜1
70℃に加熱し速やかに上記同形のプラグを押圧し、上
記同様の容器を得た。上記成形例による容器Bは、胴部
4の肉厚約0.8mm、底部2の周辺の肉厚0.7m
m、底部中央部に形成した薄肉部4の周側面の肉厚0.
05〜0.06mm、薄肉部4の容積は約10ccであ
った。一方、対比例として、底部略々中央部に凹状の薄
肉部を形成せず、底部を平坦状とし、その他は上記容器
と同様とした対比容器Cを形成した。
約2mm厚のPPシートを押出し溶融状態のまま上記金
型と同様の上下金型で挟み込みで容器を成形し、この容
器の底部の略々中央部をホットエアーにて約160〜1
70℃に加熱し速やかに上記同形のプラグを押圧し、上
記同様の容器を得た。上記成形例による容器Bは、胴部
4の肉厚約0.8mm、底部2の周辺の肉厚0.7m
m、底部中央部に形成した薄肉部4の周側面の肉厚0.
05〜0.06mm、薄肉部4の容積は約10ccであ
った。一方、対比例として、底部略々中央部に凹状の薄
肉部を形成せず、底部を平坦状とし、その他は上記容器
と同様とした対比容器Cを形成した。
【0012】上記の本発明に係る容器A,Bは、いずれ
も底部の凹状の薄肉部3を上方から押圧して、その周側
面3bを蛇腹が折り畳まれる如くに変形させることによ
り、薄肉部3を底部2に対して平坦状に近い状態とし、
その上で容器に水100ccを充填し、アルミ蓋を巻締
めて密封した。一方、対比容器Cには水100ccを充
填し、同じくアルミ蓋を巻締めて密封した。この3つの
容器を、超高圧発生装置のシリンダー(直径60mm、
長さ200mm)内に入れ、静水圧にて4000気圧で
15分(常温)の処理を行った。
も底部の凹状の薄肉部3を上方から押圧して、その周側
面3bを蛇腹が折り畳まれる如くに変形させることによ
り、薄肉部3を底部2に対して平坦状に近い状態とし、
その上で容器に水100ccを充填し、アルミ蓋を巻締
めて密封した。一方、対比容器Cには水100ccを充
填し、同じくアルミ蓋を巻締めて密封した。この3つの
容器を、超高圧発生装置のシリンダー(直径60mm、
長さ200mm)内に入れ、静水圧にて4000気圧で
15分(常温)の処理を行った。
【0013】その結果は次のとおりであった。 容器A:容器、蓋ともに異常なく、液漏れは発生し
なかった。 容器B:容器、蓋ともに異常なく、液漏れは発生し
なかった。 容器C:容器の胴部にクラック発生、蓋に凹みが生
じ、液漏れが生じた。
なかった。 容器B:容器、蓋ともに異常なく、液漏れは発生し
なかった。 容器C:容器の胴部にクラック発生、蓋に凹みが生
じ、液漏れが生じた。
【0014】
【発明の効果】本発明の容器は、上記のように金属製の
蓋を巻締める硬質容器の底部に凹状の薄肉部を設けてあ
り、薄肉部を変形させると共に食品を収納し、その上で
超高圧殺菌処理することにより、収縮による容器内の体
積変化を上記薄肉部の変形で吸収させることができ、プ
ラスチック製硬質容器に金属製巻締め蓋を用いても容
器、蓋のいずれにも変形や破損等を生じさせず、容器か
らの内容物の漏れ出しも生じさせることがない。凹状の
薄肉部を所定の容積範囲内で形成すれば、食品の種類に
係わらず安定した超高圧殺菌処理が可能となる。
蓋を巻締める硬質容器の底部に凹状の薄肉部を設けてあ
り、薄肉部を変形させると共に食品を収納し、その上で
超高圧殺菌処理することにより、収縮による容器内の体
積変化を上記薄肉部の変形で吸収させることができ、プ
ラスチック製硬質容器に金属製巻締め蓋を用いても容
器、蓋のいずれにも変形や破損等を生じさせず、容器か
らの内容物の漏れ出しも生じさせることがない。凹状の
薄肉部を所定の容積範囲内で形成すれば、食品の種類に
係わらず安定した超高圧殺菌処理が可能となる。
【図1】本発明に係る一例容器の縦断面図である。
【図2】図1の容器の凹状の薄肉部を押圧変形させた状
態を示す縦断面図である。
態を示す縦断面図である。
【図3】成形工程の一例を示す装置の略図である。
1 容器 2 容器底部 3 薄肉部 3a その上面 3b その周側面 4 容器周側面 5 金属製巻締め蓋 11 シート 12 金型 14 凸部 15 プラグ 16 凹部
Claims (3)
- 【請求項1】 熱可塑性プラスチック硬質容器に食品を
充填し、その上部開口を金属製巻締め蓋で巻締め密封
し、その後超高圧殺菌処理を施す超高圧殺菌用食品容器
において、容器の底部の略々中央部に凹状の薄肉部を設
けたことを特徴とする超高圧殺菌用食品容器。 - 【請求項2】 凹状の薄肉部の容積Vが下式の範囲であ
ることを特徴とする請求項1に記載の超高圧殺菌用食品
容器。 式:VT ×R/100≦V≦(VT ×R/100)+H
S VT =内容食品の充填量(体積cc) R =処理圧力に相当する水の収縮率(%) HS=容器内ヘッドスペース量(体積cc) - 【請求項3】 凹状の薄肉部を容器底部方向に押圧変形
させた状態で食品を充填して密封し、その上で超高圧殺
菌処理してなることを特徴とする請求項1又は2に記載
の超高圧殺菌用食品容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3078196A JPH09221131A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 超高圧殺菌用食品容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3078196A JPH09221131A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 超高圧殺菌用食品容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09221131A true JPH09221131A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12313229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3078196A Pending JPH09221131A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 超高圧殺菌用食品容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09221131A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022500640A (ja) * | 2018-09-12 | 2022-01-04 | クロマティック テクノロジーズ インコーポレイテッドChromatic Technologies, Inc. | 高圧加工圧力センサー |
-
1996
- 1996-02-19 JP JP3078196A patent/JPH09221131A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022500640A (ja) * | 2018-09-12 | 2022-01-04 | クロマティック テクノロジーズ インコーポレイテッドChromatic Technologies, Inc. | 高圧加工圧力センサー |
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