JPH04114895A

JPH04114895A - 蓋付容器の製造方法

Info

Publication number: JPH04114895A
Application number: JP22468490A
Authority: JP
Inventors: Takatoshi Yosomiya; 隆俊四十宮
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1990-08-27
Filing date: 1990-08-27
Publication date: 1992-04-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、容器本体と蓋とからなる蓋付容器の製造方法
に関する。

（従来の技術）金属製の容器、例えば金属缶は種々の形態を有するもの
があるが、缶体の構造から３ピ一ス缶と２ピ一ス缶とに
区分することができる。３ピ一ス缶はブリキハンダ缶と
も言われ、円筒状胴部とふた及び底部を二重巻締めで密
封した構造である。

一方、２ピ一ス缶はブリキ打抜き缶とも言われ、胴部及
び底部（容器本体）を一体成形したものにふたを二重巻
締めする構造である。

これら金属缶は食品包装容器として各種食品缶詰、ジュ
ース、清涼飲料、ジャム類、乾燥食品等の容器に使用さ
れ、密封、保存機能が特に優れた剛性容器である。しか
しながら、金属缶には、下記のような改善すべき点があ
る。即ち、■　金属缶であるために、軽量化に限界があ
る。

■　衝撃を受けた時、−度つぶれると復元性がなく、変
形してしまう。

■　プラスチック製容器に比べて、その製造上のエネル
ギーコストが高い。

■　容器外装のデイスプレィ効果が金属の場合、自由に
変えることができず、外装手段は印刷によるしかない。

■　内容物を開缶せずに確認できるような透明容器をつ
くることは不可能である。

このような従来の金属缶における欠点を解決するため、
プラスチック製の容器本体に金属蓋を取付けてなる金属
蓋付容器か考えられている。

また、プラスチック製の容器本体に金属蓋を取付ける場
合、容器本体のフランジ部に金属蓋の周縁部を巻締めて
取付けている。

容器本体のフランジ部に金属蓋の周縁部を巻締める容器
巻締め方法として、次のようなものが考えられている。

すなわち、まずフランジ部を有するプラスチ・ンク製の
容器本体内に内容物を充填し、次に′Ｊ器本体に周縁部
を有する金属蓋を装着し、その後容器本体のフランジ部
に金属蓋の周縁部を巻締めるものである。

このように巻締めることによって、金属蓋付容器の密閉
性を高め内容物を長期間保存することができる。

（発明か解決しようとする課題）上述のように、金属蓋付容器は容器本体のフランジ部に
金属蓋の周縁部を巻締めて構成されている。

また、巻締め作業は大気中で行なわれるため、当然金属
蓋付容器内には空気か入る。

しかしながら、金属蓋付容器内部に入る空気、とりわけ
酸素は内容物を酸化させて劣化を促進する。このため、
この酸素によって金属蓋付容器の内容物の保存性が低下
するという問題がある。

本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、
内容物の保存性の向上を図る二とかできる蓋付容器の製
造方法を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課通を解決するための手段）本発明は、上端開口を有する容器本体内に内容物を充填
し、前記容器本体内部に水蒸気を噴射して容器本体内部
の空気を水蒸気で置換するとともに、前記容器本体の上
端開口を蓋によって密閉し、その後蓋によって密閉され
た容器本体を冷却することを特徴とする蓋付容器の製造
方法である。

（作　用）本発明によれば、容器本体内部を水蒸気で置換した後に
、容器本体の上端開口を蓋によって密閉し、その後密閉
された容器本体を冷却することにより蓋付容器内部を略
應空状態に近づけることができる。

（実施例）以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

第１図および第２図は、本発明による蓋付容器の製造方
法の一実施例を示す図である。

第１図および第２図に示すように金属蓋付容器〕０は、
アルミニウム製またはブリキ製からなる金属’ｆＥ１１
の周縁部１２を、プラスチック製容器本体１４の上端開
口周縁に設けられたフランジ部１５に巻締めることによ
って製造することができる。

次に、この金属蓋付容器１０の製造方法について詳述す
る。

まず、プラスチック製容器本体１４内に内容物１６を高
温度で充填する（ホット充填）。

本実施例において用いらねるプラスチック製容器本体１
４は、特に限定されたものである必要はなく、巻締めに
耐える充分な硬度、強度を有するものであればよい。例
えばオレフィン系樹脂、ポリプロピレンを主体とした積
層祠料等が用いられる。

続いて、第１図に示すように容器本体１４内に水蒸気２
６を噴射ノズル２５から噴射する。

噴射ノズル２５からの水蒸気２６の噴射は、容器本体１
４内部の空気か水蒸気によって十分置換されるまで行な
われる。

その後、直ちに容器本体１４に金属蓋１１が、フランジ
部１５に周縁部１２を重ね合わせた状態で装着される。

続いて、第２図に示すように、容器本体１４と金属蓋１
１はリフタ２２上に載せられ、次に上方に配置されたチ
ャック２３との間で上下方向に押圧される。

そして、このようにリフタ２２とチャック２３との間で
抑圧された状態で、容器本体］４のフランジ部］５に金
属ｉｌｌの周縁部］２か巻締められて金属蓋付容器１０
か製造される。

この巻締め作業は複数の巻締ローラ２１を、フランジ部
〕５に重ね合わされた周縁部１２に当接させることによ
って行なわれ、この巻締め作業によってフランシブ１５
と周縁部１２との間か完全に密封される。

次に、このようにして製造された金属蓋容器１０は、適
当な冷却装置（図示せず）により、例えば外気温度まで
冷却される。この冷却過程において、金属蓋付容器１０
内に密閉された水蒸気が水に変化し、金属蓋付容器１０
内部か減圧される。

本実施例によれば、金属蓋付容器１０内の空気を水蒸気
により置換するとともに冷却することにより、金属蓋付
容器１０内を減圧することができる。このため金属蓋付
容器１０内部の圧力状態を略真空状態に近づけて、内容
物１６の酸化を確実に防止する二とができる。

〔発明の効果〕

以」二説明したように、本発明によれば、蓋付容器内部
の圧力状態を略真空状態に接近させることかできるので
、内容物の酸化を防止して保存性に優れた蓋付容器を得
ることかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明による蓋付容器の製造方法
の一実施例を示す図であり、このうち第１図は容器本体
内部に水蒸気を噴射する状態を示す図、第２図は容器本
体のフランジ部に金属蓋の周縁部を巻締める状態を示す
図である。１０・・・金属蓋付容器、１１・・金属蓋、１２・・・
周縁部、１４・・・容器本体、１５・・・フランジ部、
１６・・内容物、２１・・・巻締ローラ、２５・・・噴
射ノズル、２６・・・水蒸気。出願人代理人　　佐　　藤　　−雄

Claims

【特許請求の範囲】

上端開口を有する容器本体内に内容物を充填し、前記容
器本体内部に水蒸気を噴射して容器本体内部の空気を水
蒸気で置換するとともに、前記容器本体の上端開口を蓋
によって密閉し、その後蓋によって密閉された容器本体
を冷却することを特徴とする蓋付容器の製造方法。