JPH09220277A - オゾン殺菌における殺菌完了の確認方法 - Google Patents

オゾン殺菌における殺菌完了の確認方法

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JPH09220277A
JPH09220277A JP8052530A JP5253096A JPH09220277A JP H09220277 A JPH09220277 A JP H09220277A JP 8052530 A JP8052530 A JP 8052530A JP 5253096 A JP5253096 A JP 5253096A JP H09220277 A JPH09220277 A JP H09220277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sterilization
ozone
sheet
completion
confirmation
Prior art date
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Pending
Application number
JP8052530A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Nagashima
康明 長島
Kenji Yajima
健司 矢嶋
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Filing date
Publication date
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易、かつ、容易にオゾン殺菌の完了を視認
できる確認方法を提供する。 【解決手段】 オゾン殺菌確認シート1のシート本体2
には、「オゾン殺菌済み」という文字が表記されてお
り、さらに、その部分がオゾンにより分解可能なインク
により塗りつぶされている。このオゾン殺菌確認シート
1を被殺菌物に貼着し、オゾン殺菌を行うと、オゾン殺
菌が完了した際に、オゾンにより分解可能なインクによ
り塗りつぶされた部分イが分解、剥離して、「オゾン殺
菌済み」の文字が現れ、これによりオゾン殺菌の完了を
確実に視認できるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オゾンを用いた殺
菌処理において、殺菌の完了を簡単、容易に確認できる
ようにすための確認方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オゾン(O3)が、比較的強力な酸化力
を有し、この酸化力による殺菌能力を発揮することか
ら、種々の殺菌処理に用いられていることは良く知られ
ているところである。一方、オゾンは、その濃度によっ
ては、人体に有害な影響を与えるものとなるために、通
常、オゾンによる殺菌は、専用の殺菌室を設け、その中
で被殺菌物をオゾンに晒して行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
オゾン殺菌は、視認不可能な気体に晒すことにより行わ
れ、しかも、被殺菌物自体が殺菌により、視認可能な何
らかの変化を生じるわけではないために、これまで、十
分な殺菌が施されたか否かを視認できる術がなく、何ら
かの有効な確認方法の開発が望まれていた。
【0004】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、簡単、かつ、容易にオゾン殺菌が完了したことを視
認することができるオゾン殺菌における殺菌完了の確認
方法を提供するものである。本発明の他の目的は、文字
によりオゾン殺菌の完了を確認することができるオゾン
殺菌における殺菌完了の確認方法を提供することにあ
る。さらに、本発明の他の目的は、より信頼性の高い殺
菌処理を行えるオゾン殺菌における殺菌完了の確認方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るオゾン殺菌
における殺菌完了の確認方法は、オゾンにより所定の変
化を生ずる殺菌確認用のシートを被殺菌物に貼着し、前
記シートの所定の変化の有無により被殺菌物のオゾンに
よる殺菌完了の有無を確認するものである。
【0006】特に、殺菌確認用のシートは、耐オゾン性
を有するシート本体に、所定の文字が表記され、かつ、
当該所定の文字がオゾンにより分解されるインク又はシ
ート状部材により被覆されてなるものが好適である。こ
れにより、オゾン殺菌が完了すると、所定の文字、例え
ば「オゾン殺菌済み」とシート本体に表記された文字が
現れ、オゾン殺菌が確かに終了したことを簡易、かつ、
容易に視認することができることとなるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1を参照しつつ説明する。なお、以下に説明する
部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明
の趣旨の範囲内で種々改変することができるものであ
る。
【0008】初めに、本発明の実施の形態におけるオゾ
ン殺菌における殺菌完了の確認方法について、概括的に
説明すれば、この確認方法は、オゾンにより分解可能な
インクを用いて所定の文字が被覆された殺菌確認用のシ
ートを、殺菌対象に貼着し、殺菌による所定の文字の出
現により、オゾンによる殺菌完了を確認するようにした
ものである。以下、詳細に説明する。まず、図1に示さ
れたこの確認方法に用いられるオゾン殺菌確認シートに
ついて同図を参照しつつ説明する。
【0009】オゾン殺菌確認シート1は、いわゆるラミ
ネート加工された耐オゾン性を有する矩形状のシート本
体2の一方の面に、例えば「オゾン殺菌済み」のような
所定の文字が表記されており(図1(a)参照)、さら
に、この所定の文字の部分は、オゾンにより分解可能な
インクで塗りつぶされている(図1(b)参照)もので
ある。なお、シート本体2の他方の面に予め糊を塗布し
て貼着面としてもよい。この場合、この貼着面には、剥
離可能なシールを貼るようにし、このオゾン殺菌確認シ
ート使用の際にシールを剥がして、貼着面を被殺菌物側
に貼り付けるようにするとよい。
【0010】このオゾンにより分解可能なインクにより
塗りつぶされた部分イは、インクの塗り厚を所望するオ
ゾン殺菌の程度に応じて変えるようにすれば、オゾン殺
菌の完了の有無だけでなく、その殺菌の程度をも概略的
に把握することが可能となるものである。なお、塗り厚
は、インクの濃度及び塗り厚と、オゾン殺菌の強弱に対
する分解の程度との関係を実験的に確認したデータに基
づいて設定するのが実際的である。
【0011】また、所定の文字のオゾン殺菌確認シート
への表記は、例えば耐オゾン性インクによる印刷や、通
常のインクによる印刷後、その表面保護のためのコーテ
ィングを施す等の種々の方法が考えられる。かかる構成
のオゾン殺菌確認シートは、オゾンに晒されることによ
り、オゾンにより分解可能なインクにより塗りつぶされ
た部分イが、オゾンにより分解、剥離し、シート本体2
に表記された「オゾン殺菌済み」の文字が見えるように
なっている(図1(b),(c)参照)。
【0012】次に、上記構成を有するオゾン殺菌確認シ
ートを用いたオゾン殺菌における殺菌完了の確認方法に
ついて説明する。まず、前提として、オゾン殺菌に使用
されるオゾン発生のための装置、また、その周辺機器等
については、ここで特に限定される必要はないので、従
来装置等を使用するものとする。また、殺菌対象である
被殺菌物についてもここで特に限定しないものとする。
【0013】かかる前提の下、まず、オゾン殺菌に先立
ち、殺菌対象の適宜な部位に、オゾン殺菌確認シートを
貼着する。そして、殺菌対象物をオゾン殺菌が行われる
所定の空間、例えば、図示されないオゾン殺菌装置の殺
菌室に配置し、装置を始動させて所定時間オゾンによる
殺菌を行う。所定時間のオゾン殺菌により、オゾン殺菌
確認シート1は、先に説明したように、オゾンにより分
解可能なインクにより塗りつぶされた部分イが、オゾン
に晒されることにより分解、剥離し、シート本体2に表
記された「オゾン殺菌済み」の文字が見えることとな
る。
【0014】したがって、例えば、被殺菌物が配置され
た殺菌室が、外部からその中が透視できるような構造で
ある場合には、被殺菌物に貼着されたオゾン殺菌確認シ
ート1の上述のような変化を外部から視認することがで
き、被殺菌物のオゾンによる殺菌が完了したことを容易
に確認できることとなる。
【0015】また、オゾンにより分解可能なインクによ
り塗りつぶされた部分イのインクの塗り厚が、先に述べ
たように、殺菌の程度に対応した厚みに設定されている
場合には、「オゾン殺菌済み」の文字の視認により、単
にオゾン殺菌の完了だけでなく、予め予定された殺菌の
程度でオゾン殺菌が完了したことを確認することができ
ることとなる。なお、この場合、より実用性を高めるた
めには、「オゾン殺菌済み」の文字と共に、オゾン殺菌
の程度を示す文字(例えば「レベル1」等のような文字
が好適である。)を併記するようにすると、殺菌の程度
をより確実に把握することができることとなるので好適
である。
【0016】また、上述の例において、オゾンにより分
解可能なインクを施した部位イに、オゾンにより全体が
分解可能なシート状部材(図示せず)を貼着等するよう
にしてもよい。勿論、この場合、シート部材の厚みをイ
ンクを用いた場合と同様に所望するオゾン殺菌の程度に
応じて設定するのが好適である。
【0017】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
オゾンにより所定の変化が生ずる殺菌確認用シートを用
いる構成とすることにより、殺菌確認用のシートの所定
の変化、特に、所定の文字の出現を視認することで、オ
ゾン殺菌の完了を確認することができるので、従来と異
なり、簡易、かつ、容易にオゾン殺菌の完了を確認する
ことができる。また、文字により殺菌の完了を確認する
ことができるので、従来と異なり、殺菌完了の有無の確
認作業を誤ることがなく、より信頼性の高い殺菌確認作
業を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるオゾン殺菌におけ
る殺菌完了の確認方法に用いられるオゾン殺菌確認シー
トの構成及び変化を説明するための模式図であり、図1
(a)は文字部分が塗りつぶされる前の状態を示す模式
図、図1(b)はオゾン殺菌確認シートの使用前の状態
を示す模式図、図1(c)はオゾンに晒された後におけ
る状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1…オゾン殺菌確認シート 2…シート本体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オゾンにより所定の変化を生ずる殺菌確
    認用のシートを被殺菌物に貼着し、前記シートの所定の
    変化の有無により被殺菌物のオゾンによる殺菌完了の有
    無を確認することを特徴とするオゾン殺菌における殺菌
    完了の確認方法。
  2. 【請求項2】 殺菌確認用のシートは、耐オゾン性を有
    するシート本体に、所定の文字が表記され、かつ、当該
    所定の文字がオゾンにより分解されるインクにより被覆
    されてなるものであることを特徴とする請求項1記載の
    オゾン殺菌における殺菌完了の確認方法。
  3. 【請求項3】 殺菌確認用のシートは、耐オゾン性を有
    するシート本体に、所定の文字が表記され、かつ、当該
    所定の文字がオゾンにより分解されるシート状部材によ
    り被覆されてなるものであることを特徴とする請求項1
    記載のオゾン殺菌における殺菌完了の確認方法。
  4. 【請求項4】 オゾンにより分解されるインクは、所望
    するオゾンの殺菌の程度に応じて、その塗り厚が設定さ
    れたものであることを特徴とする請求項2記載のオゾン
    殺菌における殺菌完了の確認方法。
  5. 【請求項5】 オゾンにより分解されるシート状部材
    は、所望するオゾンの殺菌の程度に応じて、そのシート
    厚が設定されたものであることを特徴とする請求項3記
    載のオゾン殺菌における殺菌完了の確認方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6117685A (en) * 1997-05-22 2000-09-12 Sakura Color Products Corporation Ozone indicator and ozone detecting ink
JP2014122119A (ja) * 2014-01-17 2014-07-03 Mitsubishi Electric Corp マンコンベア
JP2019048029A (ja) * 2017-06-27 2019-03-28 ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company 清浄性表示システム及び方法

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